JP2000115111A - 多重化装置 - Google Patents

多重化装置

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JP2000115111A JP28215498A JP28215498A JP2000115111A JP 2000115111 A JP2000115111 A JP 2000115111A JP 28215498 A JP28215498 A JP 28215498A JP 28215498 A JP28215498 A JP 28215498A JP 2000115111 A JP2000115111 A JP 2000115111A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声通信回線とフレームリレー回線とを収容
し、音声通信回線からの接続要求があったときには、通
信帯域を優先的に音声通信回線による通信に割り当てる
オンデマンド方式の多重化装置であって、システム全体
のデータ伝送効率を損なうことなくフレームリレー回線
を介する通信に対しても優先的に通信帯域を割り当てる
ことができる多重化装置を提供する。 【解決手段】 設定情報処理部21には、PBX11を
介して入力される音声データを優先的に通信する帯域、
およびフレームリレー回線23を介して入力されるデー
タの通信を優先すべき時間帯とが設定される。バッファ
監視部22はフレームリレーバッファの使用率を監視し
ており、フレームリレー回線23を介して入力されるデ
ータの通信を優先すべき時間帯にこの使用率が所定のレ
ート以上となったときには、フレームリレー回線23を
介する通信が輻輳状態となったものと判定すると共に、
音声データを優先的に通信する帯域を所定の低レベルの
帯域に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声通信回線とフ
レームリレー回線とを収容し、音声通信回線からの接続
要求があったときには、通信帯域を優先的に音声通信回
線による通信に割り当てるオンデマンド方式の多重化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、PBX(Private Branch eXc
hange; 構内交換機)やフレームリレー回線と接続され
ると共に、PBXを介した音声データの通信要求があっ
たときに、音声データの通信に優先的に帯域を割り当て
るように構成されたオンデマンド方式の多重化装置があ
る。
【0003】図7にこのような従来の多重化装置の概略
構成を示す。この装置は特開平9−27793号公報に
開示されている。
【0004】多重化装置100では、他の端末装置から
信号を受信する信号線103と、音声帯域の信号を受信
する信号線104とから入力される信号がスイッチ10
2に入力される。制御部101は、端末系信号線103
から入力される信号のうち、遅延が許容されない信号
と、信号線104を介して受信する音声帯域の信号と
は、スイッチ102から信号線105を介して時分割多
重処理部106に直ちに送信する。時分割多重処理部1
06では信号線10を介した信号をデマンド帯域のタイ
ムスロットに割り付けて、送出する。一方、端末系信号
線103からの信号のうち、遅延が許容されるものは、
一旦バッファメモリ107にためた後、時分割多重処理
部106でデマンド帯域に空きが発生したときに、信号
線108を介して時分割多重処理部106に送出する。
時分割多重処理部106は、信号線108を介して受信
した信号をデマンド帯域のタイムスロットに割り付け
て、送出する。
【0005】このように、従来のオンデマンド方式の多
重化装置ではバッファメモリを備えて、回線が混み合っ
たときに、即時に通信する必要のないデータは一時バッ
ファメモリに蓄積してから、回線が空いたときに通信す
るようにしていた。また、従来、音声通信端末とフレー
ムリレー端末を接続する回線を収容する時分割多重化装
置では、音声通信端末による通信の緊要性が高いため、
音声通信端末からの接続要求の状態に応じて、フレーム
リレー端末への帯域割り付けを増減するようにしてい
た。
【0006】図8にこのような時分割多重化装置の一例
を示す。この時分割多重化装置201では、帯域割付制
御部202が回線203を介して接続されている図示し
ない各音声通信端末からの接続要求の状況を監視してお
り、この接続要求の状況に応じて、帯域切替制御部20
4に対して伝送路205による通信帯域のフレームリレ
ー回線206への割り当てを増減するように制御してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、従来
から、音声通信端末とフレームリレー端末とを接続する
回線を収容する時分割多重化装置で、音声通信端末から
の接続要求の状況に応じて、フレームリレー端末への帯
域の割り当てを可変に制御する技術が提案されている。
しかしながら、上記した従来の技術では、音声通信端末
からの接続要求が増加したときには、常にフレームリレ
ー端末への帯域の割り当てが抑えられるので、フレーム
リレー端末による通信を優先すべき場合にも、音声通信
端末からの接続要求が多いときには、その優先すべき通
信が実行されないという不都合があった。
【0008】そこで、本発明の目的は音声通信回線とフ
レームリレー回線とを収容し、音声通信回線からの接続
要求があったときには、通信帯域を優先的に音声通信回
線による通信に割り当てるオンデマンド方式の多重化装
置であって、システム全体のデータ伝送効率を損なうこ
となくフレームリレー回線を介する通信に対しても優先
的に通信帯域を割り当てることができる多重化装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)音声データを通信する回線を含む複数の回線
を介して入力されるデータを多重化し、伝送路を介して
送信する多重化手段と、(ロ)伝送路を介してデータを
送信する帯域のうち、音声データを通信する回線を介し
て入力される音声データを優先的に送信する最大の帯域
を時間帯に応じて設定する音声通信帯域設定手段とを多
重化装置に具備させる。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明では、音声
データを通信する回線を含む複数の回線を介して入力さ
れるデータを多重化し、送信する帯域のうち、音声デー
タを優先的に送信する最大の帯域が時間帯に応じて設定
される。これにより、音声データを通信する回線以外の
回線による通信を優先すべき時間帯には、上記した最大
の帯域を小さめに設定する等、多重化装置の実際の使用
状況に応じて、適切に音声データの優先送信帯域を設定
することができる。
【0011】請求項2記載の発明では、(イ)音声デー
タを通信する回線を含む複数の回線を介して入力される
データを多重化し、伝送路を介して送信する多重化手段
と、(ロ)伝送路を介してデータを送信する帯域のう
ち、音声データを通信する回線を介して入力される音声
データを優先的に送信する帯域を時間帯に応じて設定す
る第1の設定手段と、(ハ)複数の回線の中の音声デー
タを通信する回線以外の回線からのデータの入力状況に
応じて、第1の設定手段による設定を無効とする時間帯
を設定する第2の設定手段とを多重化装置に具備させ
る。
【0012】すなわち、請求項2記載の発明では、音声
データを通信する回線を含む複数の回線を介して入力さ
れるデータを多重化し、送信する帯域のうち、音声デー
タを優先的に送信する最大の帯域が時間帯に応じて設定
されるが、音声データを通信する回線以外の回線による
通信を優先すべき時間帯には上記帯域の設定を無効とす
る。これにより、音声データを通信する回線以外の回線
による通信の緊要性がある時間帯には、音声データの通
信が優先されないので、多重化装置の実際の使用状況に
応じて、適切に音声データの優先送信帯域を設定するこ
とができる。
【0013】請求項3記載の発明では、(イ)音声デー
タを通信する回線を含む複数の回線を介して入力される
データを多重化し、伝送路を介して送信する多重化手段
と、(ロ)伝送路を介してデータを送信する帯域のう
ち、前記音声データを通信する回線を介して入力される
音声データを優先的に送信する帯域を時間帯に応じて設
定する音声通信帯域設定手段と、(ハ)複数の回線の中
の音声データを通信する回線以外の回線から入力される
データの入力状態が輻輳状態か否かを判定する輻輳状態
判定手段と、(ニ)音声通信帯域設定手段による設定が
解除可能な時間帯を設定する音声優先設定解除手段と、
(ホ)音声優先設定解除手段により設定された時間帯
に、輻輳状態判定手段によりデータの入力状態が輻輳状
態であると判定されたときに、音声通信帯域設定手段に
より設定される帯域を所定の低レベルの帯域に設定する
輻輳時帯域設定手段とを多重化装置に具備させる。
【0014】すなわち、請求項3記載の発明では、音声
データを通信する回線を含む複数の回線を介して入力さ
れるデータを多重化し、送信する帯域のうち、音声デー
タを通信する回線を介して入力される音声データを優先
的に送信する帯域が時間帯に応じて設定され、音声デー
タを通信する回線以外の回線から入力されるデータの入
力状態が輻輳状態か否かが判定されると共に、音声デー
タを優先的に送信する帯域の設定が解除可能な時間帯が
設定される。この設定された解除可能な時間帯に、音声
データを通信する回線以外の回線から入力されるデータ
の入力状態が輻輳状態であると判定されたときには、音
声データを優先的に送信する帯域が所定の低レベルの帯
域に設定される。これにより、原則的に音声データの通
信が優先して行われると共に、音声データを通信する回
線以外の回線による通信を優先すべき時間帯に音声デー
タの通信が増加して、音声データを通信する回線以外の
回線による通信が輻輳状態となったときには、音声デー
タの通信を優先する帯域が所定の低レベルの帯域に設定
される。従って、音声データを通信する回線以外の回線
による通信を優先すべき時間帯に、音声データの通信を
抑制して、音声データを通信する回線以外の回線による
通信を優先することができる。
【0015】請求項4記載の発明では、(イ)音声デー
タを通信する回線を含む複数の回線を介して入力される
データを多重化し、伝送路を介して送信する多重化手段
と、(ロ)伝送路を介してデータを送信する帯域のう
ち、音声データを通信する回線を介して入力される音声
データを優先的に送信する帯域を時間帯に応じて設定す
る音声通信帯域設定手段と、(ハ)複数の回線のうち、
音声データを通信する回線以外の回線からのデータを一
時的に蓄積するバッファ手段と、(ニ)このバッファ手
段に蓄積されているデータ量を監視する蓄積データ量監
視手段と、この蓄積データ量監視手段により監視される
データ量に基づいて、音声データを通信する回線以外の
回線からのデータの入力状態が輻輳状態であるか否かを
判定する輻輳状態判定手段と、(ホ)音声通信帯域設定
手段による設定が解除可能な時間帯を設定する音声優先
設定解除手段と、(ヘ)音声優先設定解除手段により設
定された時間帯に、輻輳状態判定手段によりデータの入
力状態が輻輳状態であると判定されたときに、音声通信
帯域設定手段により設定される帯域を所定の低レベルの
帯域に設定する輻輳時帯域設定手段とを多重化装置に具
備させる。
【0016】すなわち、請求項4記載の発明では、音声
データを通信する回線を含む複数の回線を介して入力さ
れるデータを送信する帯域のうち、音声データを通信す
る回線を介して入力される音声データを優先的に送信す
る帯域が時間帯に応じて設定される。複数の回線のう
ち、音声データを通信する回線以外の回線からのデータ
を一時的に蓄積するバッファ手段が設けられており、こ
のバッファ手段に蓄積されているデータ量が監視され、
この監視されるデータ量に基づいて、音声データを通信
する回線以外の回線からのデータの入力状態が輻輳状態
であるか否かが判定される。一方、音声データの送信を
優先する設定が解除可能な時間帯が設定され、この時間
帯に、音声データを通信する回線以外の回線からのデー
タの入力状態が輻輳状態であると判定されたときに、音
声データを優先して送信する帯域が所定の低レベルの帯
域に設定される。これにより、原則的に音声データの通
信が優先して行われると共に、音声データを通信する回
線以外の回線による通信を優先すべき時間帯に音声デー
タの通信が増加して、音声データを通信する回線以外の
回線による通信が輻輳状態となったときには、音声デー
タの通信を優先する帯域が所定の低レベルの帯域に設定
される。従って、音声データを通信する回線以外の回線
による通信を優先すべき時間帯に、音声データの通信を
抑制して、音声データを通信する回線以外の回線による
通信を優先することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施例につき本発明を詳細
に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例に係る多重化装置
の概略構成を示すブロック図である。この多重化装置1
0は、PBX(Private branch exchange; 構内交換
機)11を介して電話機等の複数の音声通信端末12が
接続されると共に、フレームリレー回線23を介して複
数の端末装置13が接続されている。すなわち、PBX
11は音声収容部14の音声呼制御部15に接続されて
おり、また、フレームリレー回線23は、フレームリレ
ーバッファ16を介してフレームリレー収容部17のバ
ッファ制御部18に接続されている。
【0019】音声呼制御部15はPBX11を介した各
音声端末12からの発呼信号に応じて、多重分解機能部
19のデマンド制御部20に呼接続要求信号を発信す
る。デマンド制御部20は、音声呼制御部15からの呼
接続要求に応じて、後述する最大アサイン帯域の範囲内
でPBX11を介して入力される音声データを多重化
し、伝送路24を介して送信する制御を行う。設定情報
処理部21は後述する設定値登録タイムテーブルを格納
しており、この設定値登録タイムテーブルを参照して、
最大アサイン帯域を設定する。また、設定情報処理部2
1にはバッファ監視部22が接続されている。バッファ
監視部22は、フレームリレーバッファ16の記憶動作
を制御するバッファ制御部18を介して、フレームリレ
ーバッファ16内に蓄えられているデータ量を一定時間
毎に監視し、これにより得られたフレームリレーバッフ
ァ16の使用率Rに関する情報を設定情報処理部21に
通知する。
【0020】図2は、設定情報処理部に格納される上記
した設定値登録タイムテーブルの設定例を示す図であ
る。この設定値登録タイムテーブルの設定は、多重化装
置10に接続される図示しない端末装置を介して、所定
のコマンドを入力することにより行われる。
【0021】同図に示すように、設定値登録タイムテー
ブルには、0時から24時までを1時間毎に区分して、
この各時間毎に項目Aおよび項目Bの2種類の情報が設
定される。すなわち、項目Aとして、伝送路24を介す
る通信帯域のうち、音声呼制御部15からの呼接続要求
に応じて、音声データを優先的に通信する帯域の最大値
(以下、最大アサイン帯域という)を示す情報が設定さ
れる。また、項目Bとして、最大アサイン帯域の設定に
拘わらず、フレームリレー回線23を介して入力される
データの送信を優先するフレームリレートラフィック優
先モードが有効か無効かを示す情報が設定される。
【0022】図3に設定値登録タイムテーブルにおける
設定に従って、PBXおよびフレームリレー回線の各回
線に通信帯域を割り当てる処理のメインルーチンを示
す。この処理は所定時間毎にデマンド制御部20の制御
により繰り返し実行される。
【0023】先ず、設定情報処理部21が、設定値登録
タイムテーブルから当該時刻における最大アサイン帯域
を示す情報を読み込む(ステップS11)と共に、フレ
ームリレートラフィック優先モードが有効か無効かを示
す情報を読み込む(ステップS12)。これら、読み込
まれた情報は設定情報処理部21の所定のパラメータ保
持手段に一時的に保持される。
【0024】次に、デマンド制御部20が設定情報処理
部21の上記したパラメータ保持手段に保持された情報
を参照して、フレームリレートラフィック優先モードが
有効か無効かを判定する(ステップS13)。この結
果、フレームリレートラフィック優先モードが無効であ
れば(ステップS13;No)、ステップS11で読み
込まれた情報に基づいて、最大アサイン帯域を設定す
る。
【0025】また、フレームリレートラフィック優先モ
ードが有効であれば(ステップS13;Yes)、後述
する処理によって、フレームリレー回線23を介するデ
ータの入力状態が輻輳状態であるか否かを判定する(ス
テップS14)。ここで、輻輳状態でないと判定されれ
ば(ステップS14;No)、フレームリレー回線23
を介する通信の必要性が大きくないものとして、通常ど
うり、ステップS11で読み込まれた情報に基づいて、
最大アサイン帯域を設定する(ステップS15)。ま
た、フレームリレートラフィック優先モードが有効であ
り、かつフレームリレー帯域が輻輳状態である場合は
(ステップS14;Yes)、後述する輻輳状態設定処
理に移行する。
【0026】図4は音声呼制御部15からの呼接続要求
に応じて、デマンド制御部20が音声データに通信帯域
を割り当てる処理を示す流れ図である。
【0027】先ず、デマンド制御部20は音声呼制御部
15から新しい呼接続要求を受け取った場合、当該時刻
における最大アサイン帯域を確認する(ステップS2
1)。そして、新しい呼接続要求に応じて伝送路23を
介する通信帯域に音声データを優先的に送信する優先送
信帯域を割り当てた場合に、この音声データの優先送信
帯域が当該時刻における最大アサイン帯域以下となるか
を判定する(ステップS22)。ここで、最大アサイン
帯域以下であれば(ステップS22;Yes)、当該呼
接続要求に応じて、伝送路23を介する通信帯域に音声
データの優先送信帯域を割り当てる。一方、新しい割り
当てにより、音声データの優先送信帯域が最大アサイン
帯域を超える場合は(ステップS22;No)、当該呼
接続要求に応じて、新しく音声データの優先送信帯域を
割り付けることなく、本処理を終了する。ここで、音声
呼制御部からの呼接続要求に対して、優先送信帯域が割
り付けられなかった場合、すなわち、回線の接続が拒否
された場合は、音声端末12側からは、多重化装置10
がビジー状態であるとみなされる。
【0028】また、上記したステップS16の輻輳状態
設定処理は以下の手順で実行される。
【0029】図5は、この輻輳状態設定処理の概略を示
す流れ図である。この処理は所定時間毎にデマンド制御
部20の制御により実行される。
【0030】先ず、設定情報処理部21はバッファ監視
部22により監視されているフレームリレーバッファ1
6内の蓄積データ量を確認する(ステップS31)。こ
れにより、設定情報処理部21はフレームリレー23を
介するトラフィックを推定する。
【0031】図6は、フレームリレーバッファの使用率
Rに基づいて、フレームリレーを介する通信が輻輳状態
であるか否かを判定する手法を説明するための図であ
る。図の棒グラフは、フレームリレーバッファ16の使
用率Rを示している。また、ポイントPおよびポイント
Qはそれぞれフレームリレー端末との間のトラフィック
が輻輳状態であるか否かを判定するための第1および第
2の基準値(P<Q)を示す。
【0032】すなわち、設定情報処理部21は、フレー
ムリレーバッファ16の使用率Rが第2の基準値Qを上
回ったときに、輻輳状態になったものと判定する。そし
て、一旦輻輳状態になったものと判定された場合は、使
用率Rが第1の基準値Pを下回るまで、輻輳状態が継続
しているものと判定する。
【0033】図5に戻り、設定情報処理部21はフレー
ムリレーバッファ16の使用率Rが第1の基準値P以上
であるか否かを判定する(ステップS32)。“R<
P”であれば、輻輳状態にはないものとして、直ちに処
理を終了する一方、“R≧P”であれば、前回のルーチ
ンで輻輳状態であると判定されたことを「1」で示す輻
輳状態判定フラグFCGが「0」であるか否かを判定す
る(ステップS33)。“FCG=0”であれば(ステ
ップS33;Yes)、前回のルーチンで輻輳状態では
ないと判定されたものとして、更にフレームリレーバッ
ファ16の使用率Rが第2の基準値Q以上であるか否か
を判定する(ステップS34)。“R<Q”であれば
(ステップS34;No)、輻輳状態ではないものとし
て、直ちに処理を終了する一方、“R≧Q”であれば
(ステップS34;Yes)、今回輻輳状態になったも
の判定する。
【0034】このようにして、今回輻輳状態になったも
のと判定された場合は、更にフレームリレートラフィッ
ク優先モードが有効であるかを判定する(ステップS3
5)。フレームリレートラフィック優先モードが有効で
あれば(ステップS35;Yes)、最大アサイン帯域
を輻輳時の所定の低レベルの帯域に変更し(ステップS
36)、輻輳状態判定フラグFCGを「1」に設定する
(ステップS37)。フレームリレートラフィック優先
モードが無効であれば(ステップS35;No)、最大
アサイン帯域を変更することなく、輻輳状態判定フラグ
FCGを「1」に設定し(ステップS37)、本処理を
終了する。
【0035】また、使用率Rが第1の基準値Pよりも小
さい場合は(ステップS32;No)、輻輳状態判定フ
ラグFCGが「1」であるか否か、すなわち前回のルー
チンで輻輳状態であると判定されたか否かを判別し(ス
テップS38)、“FCG=1”でなければ(ステップ
S38;No)、直ちに本処理を終了する。また、“F
CG=1”であれば(ステップS;Yes)、フレーム
リレートラフィック優先モードが有効であるか無効であ
るかを判定する(ステップS39)。ここで、フレーム
リレートラフィック優先モードが有効であれば(ステッ
プS39;Yes)、前回のルーチンで変更が行われた
最大アサイン帯域を元に戻し(ステップS40)、輻輳
状態判定フラグFCGを「1」に設定した後(ステップ
S41)、本処理を終了する。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、音声デー
タを通信する回線を含む複数の回線を介して入力される
データを多重化し、送信する帯域のうち、音声データを
優先的に送信する最大の帯域が時間帯に応じて設定され
る。これにより、音声データを通信する回線以外の回線
による通信を優先すべき時間帯には、上記した最大の帯
域を小さめに設定する等、多重化装置の実際の使用状況
に応じて、適切に音声データの優先送信帯域を設定する
ことができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、音声データ
を通信する回線を含む複数の回線を介して入力されるデ
ータを多重化し、送信する帯域のうち、音声データを優
先的に送信する最大の帯域が時間帯に応じて設定される
が、音声データを通信する回線以外の回線による通信を
優先すべき時間帯には上記帯域の設定を無効とする。こ
れにより、音声データを通信する回線以外の回線による
通信の緊要性がある時間帯には、音声データの通信が優
先されないので、多重化装置の実際の使用状況に応じ
て、適切に音声データの優先送信帯域を設定することが
できる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、音声データ
を通信する回線を含む複数の回線を介して入力されるデ
ータを多重化し、送信する帯域のうち、音声データを通
信する回線を介して入力される音声データを優先的に送
信する帯域が時間帯に応じて設定され、音声データを通
信する回線以外の回線から入力されるデータの入力状態
が輻輳状態か否かが判定されると共に、音声データを優
先的に送信する帯域の設定が解除可能な時間帯が設定さ
れる。この設定された解除可能な時間帯に、音声データ
を通信する回線以外の回線から入力されるデータの入力
状態が輻輳状態であると判定されたときには、音声デー
タを優先的に送信する帯域が所定の低レベルの帯域に設
定される。これにより、原則的に音声データの通信が優
先して行われると共に、音声データを通信する回線以外
の回線による通信を優先すべき時間帯に音声データの通
信が増加して、音声データを通信する回線以外の回線に
よる通信が輻輳状態となったときには、音声データの通
信を優先する帯域が所定の低レベルの帯域に設定され
る。従って、音声データを通信する回線以外の回線によ
る通信を優先すべき時間帯に、音声データの通信を抑制
して、音声データを通信する回線以外の回線による通信
を優先することができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、音声データ
を通信する回線を含む複数の回線を介して入力されるデ
ータを送信する帯域のうち、音声データを通信する回線
を介して入力される音声データを優先的に送信する帯域
が時間帯に応じて設定される。複数の回線のうち、音声
データを通信する回線以外の回線からのデータを一時的
に蓄積するバッファ手段が設けられており、このバッフ
ァ手段に蓄積されているデータ量が監視され、この監視
されるデータ量に基づいて、音声データを通信する回線
以外の回線からのデータの入力状態が輻輳状態であるか
否かが判定される。一方、音声データの送信を優先する
設定が解除可能な時間帯が設定され、この時間帯に、音
声データを通信する回線以外の回線からのデータの入力
状態が輻輳状態であると判定されたときに、音声データ
を優先して送信する帯域が所定の低レベルの帯域に設定
される。これにより、原則的に音声データの通信が優先
して行われると共に、音声データを通信する回線以外の
回線による通信を優先すべき時間帯に音声データの通信
が増加して、音声データを通信する回線以外の回線によ
る通信が輻輳状態となったときには、音声データの通信
を優先する帯域が所定の低レベルの帯域に設定される。
従って、音声データを通信する回線以外の回線による通
信を優先すべき時間帯に、音声データの通信を抑制し
て、音声データを通信する回線以外の回線による通信を
優先することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における多重化装置の概略構
成を表すブロック図である。
【図2】本実施例の設定値登録タイムテーブルの構成を
示す図である。
【図3】本実施例のデマンド制御部が実行する処理のメ
インルーチンを示す流れ図である。
【図4】音声通信に優先的に帯域を割り当てる処理の流
れ図である。
【図5】フレームリレー回線が輻輳状態であるかを判定
する処理の流れ図である。
【図6】フレームバッファの使用率を示す図である。
【図7】従来の多重化装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図8】従来の多重化装置の概略構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 多重化装置 11 PBX 14 音声収容部 16 フレームリレーバッファ 20 デマンド制御部 22 バッファ監視部 23 フレームリレー回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データを通信する回線を含む複数の
    回線を介して入力されるデータを多重化し、伝送路を介
    して送信する多重化手段と、 前記伝送路を介してデータを送信する帯域のうち、前記
    音声データを通信する回線を介して入力される音声デー
    タを優先的に送信する最大の帯域を時間帯に応じて設定
    する音声通信帯域設定手段とを具備することを特徴とす
    る多重化装置。
  2. 【請求項2】 音声データを通信する回線を含む複数の
    回線を介して入力されるデータを多重化し、伝送路を介
    して送信する多重化手段と、 前記伝送路を介してデータを送信する帯域のうち、前記
    音声データを通信する回線を介して入力される音声デー
    タを優先的に送信する帯域を時間帯に応じて設定する第
    1の設定手段と、 前記複数の回線の中の音声データを通信する回線以外の
    回線からのデータの入力状況に応じて、前記第1の設定
    手段による設定を無効とする時間帯を設定する第2の設
    定手段とを具備することを特徴とする多重化装置。
  3. 【請求項3】 音声データを通信する回線を含む複数の
    回線を介して入力されるデータを多重化し、伝送路を介
    して送信する多重化手段と、 前記伝送路を介してデータを送信する帯域のうち、前記
    音声データを通信する回線を介して入力される音声デー
    タを優先的に送信する帯域を時間帯に応じて設定する音
    声通信帯域設定手段と、 前記複数の回線の中の音声データを通信する回線以外の
    回線から入力されるデータの入力状態が輻輳状態か否か
    を判定する輻輳状態判定手段と、 前記音声通信帯域設定手段による設定が解除可能な時間
    帯を設定する音声優先設定解除手段と、 前記音声優先設定解除手段により設定された時間帯に、
    前記輻輳状態判定手段により前記データの入力状態が輻
    輳状態であると判定されたときに、前記音声通信帯域設
    定手段により設定される帯域を所定の低レベルの帯域に
    設定する輻輳時帯域設定手段とを具備することを特徴と
    する多重化装置。
  4. 【請求項4】 音声データを通信する回線を含む複数の
    回線を介して入力されるデータを多重化し、伝送路を介
    して送信する多重化手段と、 前記伝送路を介してデータを送信する帯域のうち、前記
    音声データを通信する回線を介して入力される音声デー
    タを優先的に送信する帯域を時間帯に応じて設定する音
    声通信帯域設定手段と、 前記複数の回線のうち、音声データを通信する回線以外
    の回線からのデータを一時的に蓄積するバッファ手段
    と、 このバッファ手段に蓄積されているデータ量を監視する
    蓄積データ量監視手段と、 この蓄積データ量監視手段により監視されるデータ量に
    基づいて、前記音声データを通信する回線以外の回線か
    らのデータの入力状態が輻輳状態であるか否かを判定す
    る輻輳状態判定手段と、 前記音声通信帯域設定手段による設定が解除可能な時間
    帯を設定する音声優先設定解除手段と、 前記音声優先設定解除手段により設定された時間帯に、
    前記輻輳状態判定手段により前記データの入力状態が輻
    輳状態であると判定されたときに、前記音声通信帯域設
    定手段により設定される帯域を所定の低レベルの帯域に
    設定する輻輳時帯域設定手段とを具備することを特徴と
    する多重化装置。
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