JP2000114955A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

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JP2000114955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMOSまたはBiCMOSにより構成さ
れ、オン抵抗を制御することにより出力インピーダンス
を整合させ、リンギングの発生を抑制でき、誤動作を防
止できる出力回路を実現する。 【解決手段】 電源電圧供給線と出力端子Tout 間にト
ランジスタPT1およびダイオードD1とトランジスタ
PT2との直列回路を接続し、入力端子Tin1 の入力信
号に応じてトランジスタPT1,PT2をオン/オフさ
せ、出力端子Tou t と接地電位間にトランジスタNT1
およびダイオードD2とトランジスタNT2との直列回
路を接続し、入力端子Tin2 の入力信号に応じてトラン
ジスタNT1,NT2をオン/オフさせ、出力端子T
out の電圧VO に応じてダイオードD1またはD2のバ
イアス状態を制御し、出力インピーダンスを調整するの
で、出力インピーダンスの整合を実現でき、リンギング
の発生を抑制可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CMOSまたはB
iCMOSにより構成され、TTLの出力特性を有する
出力回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なTTL回路の出力部は、図3に
示すような構成を有し、バイポーラトランジスタ、例え
ば、npnトランジスタTR1とTR2により構成され
ている。トランジスタTR1は電源電圧VCCの供給線と
出力端子Tout との間に接続され、そのベースに入力さ
れる信号Sin1 に応じてオンまたはオフする。トランジ
スタTR2は出力端子Tout と接地電位GNDとの間に
接続され、そのベースに入力される信号Sin2 に応じて
オンまたはオフする。
【0003】ここで、トランジスタTR1とTR2のベ
ース・エミッタ間順方向電圧をVBEとすると、入力信号
in2 が電圧VBE以上のレベルにあるとき、トランジス
タTR2がオンし、出力端子Tout がローレベルVCE2
に保持される。なお、VCE2はトランジスタTR2の飽
和時のコレクタ・エミッタ間電圧である。入力信号S
in1 がハイレベルにあるとき、トランジスタTR1がオ
ンし、このとき、出力端子Tout はハイレベル、例え
ば、(VCC−VBE1 )に保持される。ここで、VBE1
トランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧である。
なお、TTL回路の出力部において、回路構成上信号S
in1 とSin2 が同時にハイレベルにあることは禁止され
ている。
【0004】図4は上述したTTL回路の出力部の出力
特性を示している。図示のように、当該出力部におい
て、出力端子Tout に(VCC−VBE)以上の電圧が出力
されている場合、高インピーダンス状態となり、それ以
外のとき低インピーダンス状態となる。また、図3の回
路図において、出力端子Tout がハイレベルまたはロー
レベルの何れのときにおいても、トランジスタTR1ま
たはTR2の何れかがオンする。即ち、出力端子Tout
は出力レベルにかかわらず出力インピーダンスが低く設
定されている。このため、当該出力部により比較的に長
い伝送線を駆動する場合、伝送線の浮遊容量、負荷回路
の入力容量などの容量負荷の充放電を高速に行うことが
でき、伝送線におけるリンギング(発振状態)の発生を
回避できる。
【0005】図5は図3に示すTTL回路の出力部の出
力特性に基づくBERGERON解析の結果を示しいている。図
6は、出力部の駆動信号波形および負荷からの反射信号
波形をそれぞれ示している。
【0006】なお、図6は負荷回路をローレベルからハ
イレベルに駆動する場合の信号波形を示している。図6
に示すように、信号伝送線および負荷回路の電圧レベル
の変動でリングングが発生するが、駆動信号および負荷
からの反射信号において、リンギングにより生じた振幅
の変動は急速に収束し、電圧VH に安定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のTTL回路の出力部においては、バイポーラトラン
ジスタを用いているため、低電圧化した場合、例えば、
電源電圧VCCが1.8〜3.3Vの場合、出力電圧VO
のハイレベルVH は(VCC−VBE)となり、電源電圧V
CCよりもベース・エミッタ間電圧VBEだけ低くなり、十
分なハイレベル“H”のロジックを形成しない。このた
め、現在では、CMOSにおけるpチャネルトランジス
タによってバイポーラトランジスタにおける上記電圧降
下を防止し、ハイロジック“H”の伝達を実現してい
る。しかし、このような出力構成とした場合、pチャネ
ルトランジスタのオン特性に極性がないため、大きなリ
ンギングが発生してしまうという不利益がある。
【0008】図7は、CMOSにより構成された出力部
の出力特性およびそれに基づくBERGERON解析の結果を示
しいている。図8はCMOSにより構成された出力部の
出力信号波形および負荷からの反射信号波形をそれぞれ
示している。図7に示すように、バイポーラトランジス
タで構成されたTTL回路の出力部とは異なり、出力電
圧VO が電源電圧VCCを越えたときでも、出力インピー
ダンスは大きくならない。このため、図8に示すよう
に、例えば、出力部により負荷をローレベルからハイレ
ベルに駆動する場合、伝送線および負荷回路の電圧レベ
ルの変化により、リンギングが発生し、振幅の大きな反
射波が現れる。このようにCMOSを構成するpチャネ
ルトランジスタのオン特性に極性がないため、反射波の
振幅を急速に収束させることができず、立ち上がりから
ある程度時間が経過したあとでもリンギングが収まらな
い。このリンギングにより、負荷回路の誤動作が生ずる
おそれがある。
【0009】リンギングを防止するため、種々の対策が
講じられてきた。1つの方法として、出力部にダンピン
グ抵抗を付加し、伝送線路とのマッチング(インピーダ
ンス整合)を行うものである。しかしながら、この方法
はインピーダンス整合をとるために所定の抵抗値を持つ
ダンピング抵抗を外付けで処理することが一般的であ
り、また、ICチップ内部でインピーダンスを整合させ
た場合、スピードの低下が問題となる。
【0010】もう1つの方法として、出力トランジェン
トコントロール(出力過渡制御)がある。この方法は、
反射信号によるリンギングを避けるため、進行波と反射
波によって発生した合成電圧を抑制するために出力のト
ランジェントを信号の往復伝送時間と同一または遅く制
御する。しかし、この方法では回路内部の遅延の増大が
問題となり、高速な駆動を必要な場合に使用できない。
【0011】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、CMOSまたはBiCMOSに
より構成された出力回路において、オン抵抗を制御する
ことにより出力インピーダンスを整合させ、リンギング
の発生を抑制でき、誤動作を防止できる出力回路を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の出力回路は、第1の電圧源と出力端子との
間に直列に接続されている第1の整流素子及び第1導電
型の第1のトランジスタと、上記第1の電圧源と上記出
力端子との間に接続されている第1導電型の第2のトラ
ンジスタと、上記第1及び第2のトランジスタの制御端
子に接続されている第1の入力端子と、上記出力端子と
第2の電圧源との間に直列に接続されている第2導電型
の第3のトランジスタ及び第2の整流素子と、上記出力
端子と上記第2の電圧源との間に接続されている第2導
電型の第4のトランジスタと、上記第3及び第4のトラ
ンジスタの制御端子に接続されている第2の入力端子と
を有する。
【0013】また、本発明では、好適には、上記第1及
び第2のトランジスタはpMOSトランジスタであり、
上記第3及び第4のトランジスタはnMOSトランジス
タであり、上記第1の整流素子はアノードが上記第1の
電圧源に接続され、カソードが上記第1のトランジスタ
に接続されているダイオードであり、上記第2の整流素
子はアノードが上記第1のトランジスタに接続され、カ
ソードが上記第2の電圧源に接続されているダイオード
である
【0014】また、本発明では、好適には、上記第2及
び第4のトランジスタのオン抵抗が上記出力端子に接続
される信号線の特性インピーダンスに応じて設定されて
いる。
【0015】さらに、本発明では、好適には、上記第2
の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタのオン
抵抗は上記出力端子に接続されている信号線の特性イン
ピーダンスに応じて設定され、上記第2の第2導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタのオン抵抗は上記出力
端子に接続されている信号線の特性インピーダンスに応
じて設定される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る出力回路の一
実施形態を示す回路図である。図示のように、本実施形
態の出力回路は、pMOSトランジスタPT1,PT
2、nMOSトランジスタNT1,NT2およびダイオ
ードD1,D2により構成されている。
【0017】pMOSトランジスタPT1のゲートが入
力端子Tin1 に接続され、ソースが電源電圧VCCの供給
線に接続され、ドレインが出力端子Tout に接続されて
いる。ダイオードD1のアノードが電源電圧VCCの供給
線に接続され、カソードがpMOSトランジスタPT2
のソースに接続されている。pMOSトランジスタPT
2のゲートが入力端子Tin1 に接続され、ドレインが出
力端子Tout に接続されている。
【0018】nMOSトランジスタNT1のゲートが入
力端子Tin2 に接続され、ドレインが出力端子Tout
接続され、ソースが接地されている。nMOSトランジ
スタNT2のゲートが入力端子Tin2 に接続され、ドレ
インが出力端子Tout に接続され、ソースがダイオード
D2のアノードに接続されている。ダイオードD2のカ
ソードが接地されている。なお、電源電圧VCCの供給線
と出力端子Tout との間に直列接続されているダイオー
ドD1とトランジスタPT2が互いに入れ代わってもよ
く、出力端子Tou t と接地線との間に直列接続されてい
るダイオードD2とトランジスタNT2が互いに入れ代
わってもよい。
【0019】このような構成を有する出力回路におい
て、入力端子Tin1 およびTin2 に印加される入力信号
に応じて、トランジスタPT1,PT2,NT1,NT
2がオン/オフし、これらのトランジスタのオン/オフ
状態に応じて出力端子Tout のレベルが制御される。
【0020】例えば、入力端子Tin1 にローレベルの入
力信号が印加されたとき、トランジスタPT1とPT2
がオンし、出力端子Tout はほぼ電源電圧VCCレベルに
保持される。入力端子Tin2 にハイレベルの入力信号が
印加されたとき、トランジスタNT1とNT2がオン
し、出力端子Tout はほぼ接地電位GNDに保持され
る。入力端子Tin1 にハイレベル、入力端子Tin2 にロ
ーレベルの信号が印加されたとき、トランジスタPT
1,PT2,NT1およびNT2がともにオフするの
で、出力端子Tout がハイインピーダンス状態に保持さ
れる。なお、入力端子T in1 にローレベル、入力端子T
in2 にハイレベルの信号が印加されたとき、トランジス
タPT1,PT2,NT1およびNT2がともにオン
し、これらのトランジスタに貫通電流が流れるので、こ
のような入力信号の組み合わせは禁止される。実際に
は、入力端子Tin1 とTin2 が互いに接続されて使用さ
れる場合が多く、この場合入力信号のレベルが切り換わ
るときを除き、pチャネル側とnチャネル側の何れか一
方のみがオンするので、貫通電流は流れない。
【0021】以下、本実施形態の出力回路の動作につい
て説明する。入力端子Tin1 ,Tin2 にローレベルの信
号が入力されたとき、トランジスタPT1,PT2がオ
ンし、トランジスタNT1,NT2がオフする。このと
き、出力端子Tout はほぼ電源電圧VCCレベルに保持さ
れる。即ち、出力端子Toutはハイロジック“H”とな
る。このときの出力インピーダンスは、トランジスタP
T1のオン抵抗、ダイオードD1とトランジスタPT2
のオン抵抗との直列回路の合成抵抗により決まる。
【0022】ダイオードD1の順方向電圧をVF とする
と、出力電圧VO が(VCC−VF )より低いとき、ダイ
オードD1がオンし、出力抵抗は低くなる。この場合、
トランジスタPT1およびダイオードD1とトランジス
タPT2との直列回路を介して、出力端子Tout に接続
されている容量負荷が充電される。さらに、ダイオード
D2のサイズを大きく形成することにより、その駆動能
力が大きく、容量負荷の充電が高速に行える。容量負荷
が十分に充電された場合、また、反射信号により出力電
圧VO が上昇し、(VCC−VF )と等しく、またはそれ
より高いとき、ダイオードD1は逆バイアス状態にあ
り、カットオフされる。このとき、トランジスタPT1
のみがオンし、出力インピーダンスが大きくなる。
【0023】通常リンギング発生しやすい条件は、出力
端子Tout に接続されている伝送線が比較的に長く、且
つ伝送線の特性インピーダンスが75〜100Ωであ
る。このため、トランジスタPT1のオン抵抗を75Ω
以上に設定することにより、出力インピーダンスの整合
がほぼ整えられ、リンギングの発生を防止できる。
【0024】次に、出力端子Tout がローレベル、即
ち、“L”ロジックの場合について説明する。入力端子
in1 およびTin2 にハイレベルの信号が入力されたと
き、トランジスタNT1,NT2がオンし、トランジス
タPT1,PT2がオフする。このとき、出力端子T
out に接続されている伝送線および負荷回路は、トラン
ジスタNT1およびトランジスタNT2とダイオードD
2との直列回路を介して放電され、出力電圧VO は低下
し、最後にほぼ接地電位GNDに達する。ダイオードD
2のサイズを大きく形成し、その駆動能力を大きくする
ことによって、伝送線および負荷回路の放電は高速に行
える。
【0025】ここで、ダイオードD2の順方向電圧をダ
イオードD1と同じくVF とすると、出力電圧VO がV
F より高いとき、ダイオードD2がオンし、出力インピ
ーダンスはトランジスタNT1のオン抵抗、直列接続さ
れているダイオードD2とトランジスタNT2のオン抵
抗との合成抵抗により決まる。反射波などにより出力電
圧VO がが低下し、VF と等しくなり、またはVF より
低くなると、ダイオードD2が逆バイアスされ、カット
オフされる。このときの出力抵抗はトランジスタNT1
のオン抵抗のみとなる。ここで、上述したpMOSトラ
ンジスタPT1と同様に、トランジスタNT1のオン抵
抗を75Ω以上に設定することにより、出力インピーダ
ンスの整合がほぼ整えられ、リンギングの発生を防止で
きる。
【0026】図2は、本実施形態の出力回路の等価回路
を示している。当該等価回路において、抵抗R1はトラ
ンジスタPT1のオン抵抗、抵抗R2はトランジスタP
T2のオン抵抗である。同じように、抵抗R3はトラン
ジスタNT1のオン抵抗、抵抗R4はトランジスタNT
2のオン抵抗である。通常、抵抗R1およびR3は75
〜100Ωに設定され、抵抗R2およびR4は10〜5
0Ωに設定される。
【0027】等価回路におけるスイッチSWは、入力信
号Sinに応じて切り換えられる。スイッチSWが抵抗R
1,R2側に接続されているとき、出力端子Tout はロ
ジック“H”となる。こととき出力電圧VO に応じてダ
イオードD1のバイアス状態が制御され、出力インピー
ダンスの調整が行われる。また、スイッチSWが抵抗R
3,R4側に接続されているとき、出力端子Tout はロ
ジック“L”となる。このとき出力電圧VO に応じてダ
イオードD2のバイアス状態が制御され、出力インピー
ダンスの調整が行われる。何れの場合においても出力イ
ンピーダンスが伝送線および負荷回路の入力インピーダ
ンスと整合するように制御されるので、リンギングの発
生を防止できる。
【0028】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、電源電圧VCCの供給線と出力端子Tout 間にトラン
ジスタPT1およびダイオードD1とトランジスタPT
2との直列回路を接続し、入力端子Tin1 の入力信号に
応じてトランジスタPT1,PT2をオン/オフさせ、
出力端子Tout と接地電位間にトランジスタNT1およ
びダイオードD2とトランジスタNT2との直列回路を
接続し、入力端子Tin2の入力信号に応じてトランジス
タNT1,NT2をオン/オフさせ、出力端子T out
電圧VO に応じてダイオードD1またはD2のバイアス
状態を制御し、出力インピーダンスを調整するので、出
力インピーダンスの整合を実現でき、リンギングの発生
を抑制可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の出力回路
によれば、CMOSまたはBiCMOSで構成でき、入
力インピーダンスを高くでき、且つ従来のTTL回路の
出力特性に近い出力特性が得られる。さらに、本発明の
出力回路は低電圧化の場合でもTTL回路とほぼ同様な
出力特性が得られ、リンギングの発生を抑制可能であ
る。また、本発明の出力回路は、トランジェントコント
ロールなどの遅延に影響される回路を必要としないた
め、高速化できる。さらに出力波形の変化速度は出力電
圧に応じて変わり、出力電圧が所定のスレッショルドレ
ベルを越えたとき高速に変化し、それ以降は緩やかに変
化するので、EMIノイズの発生を低減できる。本発明
によれば、回路の構成は簡単であり、従来の回路に比べ
てコストの低減を容易に実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出力回路の一実施形態を示す回路
図である。
【図2】図1に示す出力回路の等価回路図である。
【図3】一般的なTTL回路の出力部の構成を示す回路
図である。
【図4】TTL回路の出力部の出力特性を示すグラフで
ある。
【図5】TTL回路の出力部の出力特性に基づくBERGER
ON解析を示すグラフである。
【図6】TTL回路の出力部における駆動信号と反射信
号の波形図である。
【図7】CMOS出力回路の出力特性に基づくBERGERON
解析を示すグラフである。
【図8】CMOS出力回路における駆動信号と反射信号
の波形図である。
【符号の説明】
PT1,PT2…pMOSトランジスタ、 NT1,NT2…nMOSトランジスタ、 D1,D2…ダイオード、 R1,R2,R3,R4…等価抵抗、 VCC…電源電圧、GND…接地電位。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電圧源と出力端子との間に直列に接
    続されている第1の整流素子及び第1導電型の第1のト
    ランジスタと、 上記第1の電圧源と上記出力端子との間に接続されてい
    る第1導電型の第2のトランジスタと、 上記第1及び第2のトランジスタの制御端子に接続され
    ている第1の入力端子と、 上記出力端子と第2の電圧源との間に直列に接続されて
    いる第2導電型の第3のトランジスタ及び第2の整流素
    子と、 上記出力端子と上記第2の電圧源との間に接続されてい
    る第2導電型の第4のトランジスタと、 上記第3及び第4のトランジスタの制御端子に接続され
    ている第2の入力端子とを有する出力回路。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2のトランジスタはpMO
    Sトランジスタであり、上記第3及び第4のトランジス
    タはnMOSトランジスタであり、上記第1の整流素子
    はアノードが上記第1の電圧源に接続され、カソードが
    上記第1のトランジスタに接続されているダイオードで
    あり、上記第2の整流素子はアノードが上記第1のトラ
    ンジスタに接続され、カソードが上記第2の電圧源に接
    続されているダイオードである請求項1に記載の出力回
    路。
  3. 【請求項3】上記第2及び第4のトランジスタのオン抵
    抗が上記出力端子に接続される信号線の特性インピーダ
    ンスに応じて設定されている請求項1又は2に記載の出
    力回路。
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