JP2000113891A - 電極活物質組成物 - Google Patents
電極活物質組成物Info
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジスルフィド系化合物が本来有する高理論エ
ネルギー密度が良好に発揮でき、高エネルギー容量で良
好な充放電特性を持つ二次電池用電極活物質組成物を得
る。 【解決手段】 ジスルフィド系化合物1重量部に、電子
導電性高分子0.05〜10重量部、フェニレンジアミ
ン誘導体0.1〜3重量部、イオン伝導性高分子0.0
5〜10重量部および導電性炭素粉末0.05〜1重量
部を配合した組成物。
ネルギー密度が良好に発揮でき、高エネルギー容量で良
好な充放電特性を持つ二次電池用電極活物質組成物を得
る。 【解決手段】 ジスルフィド系化合物1重量部に、電子
導電性高分子0.05〜10重量部、フェニレンジアミ
ン誘導体0.1〜3重量部、イオン伝導性高分子0.0
5〜10重量部および導電性炭素粉末0.05〜1重量
部を配合した組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にリチウム二次
電池用正極活物質などに好適な電極活物質組成物組成物
に関する。
電池用正極活物質などに好適な電極活物質組成物組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】チオール基(−SH)もしくはチオラー
ト基(−SM:Mは1価の金属)を有する化合物におい
ては、酸化によりチオール基もしくはチオラート基がプ
ロトンもしくは金属イオンを放出して、他の分子との間
もしくは分子内にジスルフィド結合(−SS−)を形成
し、還元によりジスルフィド結合が解裂して再度チオー
ル基ないしはチオラート基に戻るという性質を有する。
このような可逆反応を起こしうる化合物、すなわち分子
内に少なくとも一つのチオール基、チオラート基ないし
はジスルフィド基を有する化合物を、ここではジスルフ
ィド系化合物と総称する。このような化合物を二次電池
の正極活物質として用いるという提案がなされている
(米国特許4,833,048号)。これは、ジスルフ
ィド系化合物の酸化還元反応における化学当量が小さ
く、酸化還元電位が大きいため、理論エネルギー密度が
非常に高くなるためであり、小型軽量高容量の二次電池
が実現可能となるためである。
ト基(−SM:Mは1価の金属)を有する化合物におい
ては、酸化によりチオール基もしくはチオラート基がプ
ロトンもしくは金属イオンを放出して、他の分子との間
もしくは分子内にジスルフィド結合(−SS−)を形成
し、還元によりジスルフィド結合が解裂して再度チオー
ル基ないしはチオラート基に戻るという性質を有する。
このような可逆反応を起こしうる化合物、すなわち分子
内に少なくとも一つのチオール基、チオラート基ないし
はジスルフィド基を有する化合物を、ここではジスルフ
ィド系化合物と総称する。このような化合物を二次電池
の正極活物質として用いるという提案がなされている
(米国特許4,833,048号)。これは、ジスルフ
ィド系化合物の酸化還元反応における化学当量が小さ
く、酸化還元電位が大きいため、理論エネルギー密度が
非常に高くなるためであり、小型軽量高容量の二次電池
が実現可能となるためである。
【0003】しかしながら、ジスルフィド系化合物は、
電極上における酸化還元反応が遅い、導電性ではないな
どの欠点を有するため、これを正極活物質に用いた二次
電池では、現実には理論エネルギー密度から予測される
高容量の電池を得るまでには至っておらず、特に室温付
近の温度条件下での容量が十分ではない欠点がある。こ
のような欠点を解決するために、ジスルフィド系化合物
をポリアニリンなどの導電性高分子と複合化した組成物
などが提案されている(特開平8−213021号公報
等)。
電極上における酸化還元反応が遅い、導電性ではないな
どの欠点を有するため、これを正極活物質に用いた二次
電池では、現実には理論エネルギー密度から予測される
高容量の電池を得るまでには至っておらず、特に室温付
近の温度条件下での容量が十分ではない欠点がある。こ
のような欠点を解決するために、ジスルフィド系化合物
をポリアニリンなどの導電性高分子と複合化した組成物
などが提案されている(特開平8−213021号公報
等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、ジスルフィド系化合物が有する高い理論エネ
ルギー密度を十分に活した高容量の二次電池が得られる
ようにすることにある。
る課題は、ジスルフィド系化合物が有する高い理論エネ
ルギー密度を十分に活した高容量の二次電池が得られる
ようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、ジスルフ
ィド系化合物1重量部、電子伝導性高分子0.05〜1
0重量部、フェニレンジアミン誘導体0.1〜3重量
部、イオン伝導性高分子0.05〜10重量部および導
電性炭素粉末0.05〜1重量部を含む組成物を電極活
物質とすることで解決できる。
ィド系化合物1重量部、電子伝導性高分子0.05〜1
0重量部、フェニレンジアミン誘導体0.1〜3重量
部、イオン伝導性高分子0.05〜10重量部および導
電性炭素粉末0.05〜1重量部を含む組成物を電極活
物質とすることで解決できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の組成物において使用されるジスルフィド系化合
物としては、例えば2,5−ジメチルメルカプト−1,
3,4−チアジアゾール(DMcT)、トリアジントリ
チオール、ペンタエリスリトールテトラメルカプトアセ
テート、HS(CH2)nSH(nは整数)で表される
直鎖状ジチオール、これらの化合物のチオ ール基のプ
ロトンの一部もしくは全部をアルカリ金属で置換した化
合物、これら化合物がジスルフィド結合により多量体と
なった化合物などの1種または2種以上が用いられる。
本発明の組成物において使用されるジスルフィド系化合
物としては、例えば2,5−ジメチルメルカプト−1,
3,4−チアジアゾール(DMcT)、トリアジントリ
チオール、ペンタエリスリトールテトラメルカプトアセ
テート、HS(CH2)nSH(nは整数)で表される
直鎖状ジチオール、これらの化合物のチオ ール基のプ
ロトンの一部もしくは全部をアルカリ金属で置換した化
合物、これら化合物がジスルフィド結合により多量体と
なった化合物などの1種または2種以上が用いられる。
【0007】また、フェニレンジアミン誘導体として
は、1,4−フェニレンジアミン、N,N´−ジフェニ
ル−1,4−フェニレンジアミン(DPPDA)、4−
アミノジフェニルアミンなどの1種または2種以上が用
いられる。
は、1,4−フェニレンジアミン、N,N´−ジフェニ
ル−1,4−フェニレンジアミン(DPPDA)、4−
アミノジフェニルアミンなどの1種または2種以上が用
いられる。
【0008】また、電子伝導性高分子としては、代表的
なものとしてポリチオフェン、ポリピロールなどやこれ
らの誘導体、あるいはチオフェン、ピロールなどの共重
合体などが用いられる。
なものとしてポリチオフェン、ポリピロールなどやこれ
らの誘導体、あるいはチオフェン、ピロールなどの共重
合体などが用いられる。
【0009】導電性炭素粉末としては、アセチレンブラ
ックなどのカーボンブラックが好適であるが、これ以外
の黒鉛粉末なども使用することができる。この導電性炭
素粉末の添加により、組成物全体としての導電性が向上
する。
ックなどのカーボンブラックが好適であるが、これ以外
の黒鉛粉末なども使用することができる。この導電性炭
素粉末の添加により、組成物全体としての導電性が向上
する。
【0010】また、イオン伝導性高分子としては、ポリ
エチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイドなどに
代表されるポリエーテル系化合物の誘導体あるいはそれ
らの共重合体、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フ
ッ化ビニリデン−ヘキサフルオロポリプロピレン共重合
体(PVdF−HFP)、ポリアクリルニトリル、ポリ
メチルメタクリレート、ポリフォスファゼンなどのポリ
マーの1種または2種以上の混合物にアルカリ金属塩を
添加したもの、あるいはこれにさらに可塑剤を添加した
ものが用いられる。このアルカリ金属塩には、そのカチ
オンがリチウムイオン、カリウムイオン、ナトリウムイ
オンなどで、アニオンが過塩素酸イオン、チオシアン酸
イオン、トリフロロメタンスルホン酸イオン、テトラフ
ロロホウ酸イオン、ヘキサフロロリン酸イオン、ビスト
リフロロメチルスルフォニルイミドイオンなどのものが
用いられる。
エチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイドなどに
代表されるポリエーテル系化合物の誘導体あるいはそれ
らの共重合体、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フ
ッ化ビニリデン−ヘキサフルオロポリプロピレン共重合
体(PVdF−HFP)、ポリアクリルニトリル、ポリ
メチルメタクリレート、ポリフォスファゼンなどのポリ
マーの1種または2種以上の混合物にアルカリ金属塩を
添加したもの、あるいはこれにさらに可塑剤を添加した
ものが用いられる。このアルカリ金属塩には、そのカチ
オンがリチウムイオン、カリウムイオン、ナトリウムイ
オンなどで、アニオンが過塩素酸イオン、チオシアン酸
イオン、トリフロロメタンスルホン酸イオン、テトラフ
ロロホウ酸イオン、ヘキサフロロリン酸イオン、ビスト
リフロロメチルスルフォニルイミドイオンなどのものが
用いられる。
【0011】上記可塑剤には、プロピレンカーボネー
ト、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネ
ート、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルスル
フォキシド、γ−ブチロラクトン、ジメチルフォルムア
ミド、スルフォランなどの1種または2種以上の混合物
が用いられる。上記アルカリ金属塩の上記ポリマーに対
する添加量は、ポリマー100重量部に対して5〜50
重量部程度とされる。また、可塑剤の上記ポリマーに対
する添加量は、ポリマー100重量部に対して100〜
1000重量部程度とされる。このようなイオン伝導性
高分子は、組成物中において、電解質及びバインダーと
しての機能を発揮するものである。
ト、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネ
ート、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルスル
フォキシド、γ−ブチロラクトン、ジメチルフォルムア
ミド、スルフォランなどの1種または2種以上の混合物
が用いられる。上記アルカリ金属塩の上記ポリマーに対
する添加量は、ポリマー100重量部に対して5〜50
重量部程度とされる。また、可塑剤の上記ポリマーに対
する添加量は、ポリマー100重量部に対して100〜
1000重量部程度とされる。このようなイオン伝導性
高分子は、組成物中において、電解質及びバインダーと
しての機能を発揮するものである。
【0012】本発明の組成物は、上記ジスルフィド系化
合物1重量部に対して、電子伝導性高分子0.05〜1
0重量部、フェニレンジアミン誘導体0.1〜3重量部
を配合してなるものもしくは、これにさらにイオン伝導
性高分子0.05〜10重量部、導電性炭素粉末0.0
5〜1重量部を配合してなるものである。上記電子伝導
性高分子の配合量が0.05重量部未満では組成物中に
おける均一かつ十分な電子伝導性の付与に不都合であ
り、10重量部を越えるとエネルギー密度が低下する。
フェニレンジアミン誘導体の配合量が0.1重量部未満
では充放電時の反応抵抗が大きくなり、3重量部を越え
るとエネルギー密度が低下する。また、イオン伝導性高
分子の配合量が0.05重量部未満ではイオン伝導性が
不十分となり、10重量部を越えるとエネルギー密度が
低下する。さらに、導電性炭素粉末の配合量が0.05
重量部未満では電子伝導性が不充分であり、1重量部を
越えるとエネルギー密度及び膜の可撓性が低下する。
合物1重量部に対して、電子伝導性高分子0.05〜1
0重量部、フェニレンジアミン誘導体0.1〜3重量部
を配合してなるものもしくは、これにさらにイオン伝導
性高分子0.05〜10重量部、導電性炭素粉末0.0
5〜1重量部を配合してなるものである。上記電子伝導
性高分子の配合量が0.05重量部未満では組成物中に
おける均一かつ十分な電子伝導性の付与に不都合であ
り、10重量部を越えるとエネルギー密度が低下する。
フェニレンジアミン誘導体の配合量が0.1重量部未満
では充放電時の反応抵抗が大きくなり、3重量部を越え
るとエネルギー密度が低下する。また、イオン伝導性高
分子の配合量が0.05重量部未満ではイオン伝導性が
不十分となり、10重量部を越えるとエネルギー密度が
低下する。さらに、導電性炭素粉末の配合量が0.05
重量部未満では電子伝導性が不充分であり、1重量部を
越えるとエネルギー密度及び膜の可撓性が低下する。
【0013】本発明の組成物を用いて、電極体を形成す
るには、所定の配合量の混合物を溶媒に溶解もしくは分
散させ、この液体を集電体となる金属箔、金属網などに
塗布、乾燥する方法などがとられる。この際、イオン伝
導性高分子については、アルカリ金属塩を溶解した可塑
剤によってポリエチレンオキサイドなどのベースポリマ
ーを膨潤したものを用いることが好ましい。
るには、所定の配合量の混合物を溶媒に溶解もしくは分
散させ、この液体を集電体となる金属箔、金属網などに
塗布、乾燥する方法などがとられる。この際、イオン伝
導性高分子については、アルカリ金属塩を溶解した可塑
剤によってポリエチレンオキサイドなどのベースポリマ
ーを膨潤したものを用いることが好ましい。
【0014】(実施例1)ジスルフィド系化合物として
化学重合により得た2,5−ジメチルカプト−1,3,
4−チアジアゾール(DMcT)のジスルフィド重合体
(ポリDMcT)1重量部と、フェニレンジアミン誘導
体としてN,N´−ジフェニル−1,4−フェニレンジ
アミン(DPPDA)0.5重量部と、電子伝導性高分
子としてポリ(3−ヘキシルチオフェン)0.5重量部
と
化学重合により得た2,5−ジメチルカプト−1,3,
4−チアジアゾール(DMcT)のジスルフィド重合体
(ポリDMcT)1重量部と、フェニレンジアミン誘導
体としてN,N´−ジフェニル−1,4−フェニレンジ
アミン(DPPDA)0.5重量部と、電子伝導性高分
子としてポリ(3−ヘキシルチオフェン)0.5重量部
と
【0015】イオン伝導性高分子としてフッ化ビニリデ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVdF−H
FP)を、1モルのLiPF6をエチレンカーボネート
/ジエチルカーボネート等量混合可物剤に溶解した溶液
で膨潤させたもの2重量部と、 導電性炭素粉末として
アセチレンブラック0.2重量部とをアセトニトリル/
テトラヒドロフラン混合溶媒中に溶解あるいは分散さ
せ、これをアルミニウム箔上に塗布、乾燥して正極体を
作成した。
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVdF−H
FP)を、1モルのLiPF6をエチレンカーボネート
/ジエチルカーボネート等量混合可物剤に溶解した溶液
で膨潤させたもの2重量部と、 導電性炭素粉末として
アセチレンブラック0.2重量部とをアセトニトリル/
テトラヒドロフラン混合溶媒中に溶解あるいは分散さ
せ、これをアルミニウム箔上に塗布、乾燥して正極体を
作成した。
【0016】(比較例1)実施例2において、フェニレ
ンジアミン誘導体としてのN,N´−ジフェニル−1,
4−フェニレンジアミン(DPPDA)0.5重量部を
欠く組成物を用いた他は同様にして正極体を製造した。
ンジアミン誘導体としてのN,N´−ジフェニル−1,
4−フェニレンジアミン(DPPDA)0.5重量部を
欠く組成物を用いた他は同様にして正極体を製造した。
【0017】(比較例2)実施例2において、電子伝導
性高分子としてのポリ(3−ヘキシルチオフェン)0.
5重量部を欠く組成物を用いた他は同様にして正極体を
作成した。
性高分子としてのポリ(3−ヘキシルチオフェン)0.
5重量部を欠く組成物を用いた他は同様にして正極体を
作成した。
【0018】これらの正極体を各々使用し、電解質とし
ての上記実施例2でのイオン伝導性高分子からなる薄膜
と、負極体としてのリチウム金属箔とともに積層し、リ
チウム二次電池を構成し、これを充放電試験用セルホル
ダにセットして、40℃の恒温槽内において電池特性評
価を行った。
ての上記実施例2でのイオン伝導性高分子からなる薄膜
と、負極体としてのリチウム金属箔とともに積層し、リ
チウム二次電池を構成し、これを充放電試験用セルホル
ダにセットして、40℃の恒温槽内において電池特性評
価を行った。
【0019】0.2C充放電において、実施例2のもの
の初回放電容量を100とした時の各電池の放電容量
は、表1に示す通りであった。
の初回放電容量を100とした時の各電池の放電容量
は、表1に示す通りであった。
【0020】
【表1】
【0021】表1の結果から、比較例1,2においては
放電容量も十分に得られていない上、サイクル特性が著
しく劣ることがわかる。これに対して実施例1において
は、そのような欠点がなく、優れた電池特性を発揮して
いることが明らかである。
放電容量も十分に得られていない上、サイクル特性が著
しく劣ることがわかる。これに対して実施例1において
は、そのような欠点がなく、優れた電池特性を発揮して
いることが明らかである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電極活物
質組成物によれば、高い理論エネルギー密度を有するジ
スルフィド系化合物の酸化還元反応が、電子伝導性高分
子およびフェニレンジアミン誘導体の添加により円滑に
進行するものとなり、二次電池の電極活物質として用い
ることにより、高エネルギー容量と良好な充放電特性を
示す二次電池を得ることができる。
質組成物によれば、高い理論エネルギー密度を有するジ
スルフィド系化合物の酸化還元反応が、電子伝導性高分
子およびフェニレンジアミン誘導体の添加により円滑に
進行するものとなり、二次電池の電極活物質として用い
ることにより、高エネルギー容量と良好な充放電特性を
示す二次電池を得ることができる。
【0023】また、イオン伝導性高分子および/または
導電性炭素粉末をさらに添加したものでは、一層酸化還
元反応が良好に進行するものとなり、より高いエネルギ
ー容量と優れた充放電特性を示す二次電池を得ることが
できる。
導電性炭素粉末をさらに添加したものでは、一層酸化還
元反応が良好に進行するものとなり、より高いエネルギ
ー容量と優れた充放電特性を示す二次電池を得ることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江戸 崇司 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 Fターム(参考) 5H029 AJ02 AJ03 AK15 AL12 AM01 AM02 AM03 AM07 CJ22 DJ08 DJ16 EJ04 EJ13 HJ01
Claims (2)
- 【請求項1】 ジスルフィド系化合物1重量部、電子伝
導性高分子0.05〜10重量部、フェニレンジアミン
誘導体0.1〜3重量部、イオン伝導性高分子0.05
〜10重量部および導電性炭素粉末0.05〜1重量部
を含む電極活物質組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の電極活物質組成物を金属
集電体上にコーティングしてなる電極体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10294505A JP2000113891A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 電極活物質組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10294505A JP2000113891A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 電極活物質組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000113891A true JP2000113891A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17808655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10294505A Withdrawn JP2000113891A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 電極活物質組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000113891A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2857586A1 (fr) * | 2003-07-16 | 2005-01-21 | Oreal | Composition comprenant au moins un polymere conducteur et au moins un colorant d'oxydation et procede la mettant en oeuvre |
WO2008108360A1 (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-12 | Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. | 電池用組成物 |
WO2010013786A1 (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-04 | 東洋インキ製造株式会社 | リチウム二次電池用正極合剤ペースト |
JP2010033957A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | リチウム二次電池用正極合剤ペースト |
JP2010055968A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | リチウム二次電池用正極合剤ペースト |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP10294505A patent/JP2000113891A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2857586A1 (fr) * | 2003-07-16 | 2005-01-21 | Oreal | Composition comprenant au moins un polymere conducteur et au moins un colorant d'oxydation et procede la mettant en oeuvre |
WO2008108360A1 (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-12 | Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. | 電池用組成物 |
KR100952277B1 (ko) | 2007-03-05 | 2010-04-12 | 도요 잉키 세이조 가부시끼가이샤 | 전지용 조성물 |
WO2010013786A1 (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-04 | 東洋インキ製造株式会社 | リチウム二次電池用正極合剤ペースト |
JP2010033957A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | リチウム二次電池用正極合剤ペースト |
CN102106023A (zh) * | 2008-07-30 | 2011-06-22 | 东洋油墨制造株式会社 | 锂二次电池用正极合剂糊剂 |
JP2010055968A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | リチウム二次電池用正極合剤ペースト |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |