JP2000112649A - 3次元空間座標入力装置 - Google Patents

3次元空間座標入力装置

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JP2000112649A
JP2000112649A JP10279770A JP27977098A JP2000112649A JP 2000112649 A JP2000112649 A JP 2000112649A JP 10279770 A JP10279770 A JP 10279770A JP 27977098 A JP27977098 A JP 27977098A JP 2000112649 A JP2000112649 A JP 2000112649A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元空間における座標入力を容易にする卓
上形の、安価な、3次元空間座標入力装置を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明は、支持部12と、支持部に支持
されている操作部とからなり、操作部は、3つのリンク
セット26と、3つのリンクセット26に支持される運
動プラットフォーム38と、操作機器40とを備える。
各リンクセット26は、第一リンク28と、第二リンク
30と、第一リンク28と第二リンク30を結合する第
一ジョイント32と、第二リンク部材30と運動プラッ
トフォーム38を結合する第二ジョイント34と、位置
センサ36とを備える。これら3つのリンクセット26
が各第一リンク28においてそれぞれ支持部12に一つ
の回転軸42を有するように接続され、運動プラットフ
ォーム38が第一ジョイント32と第二ジョイント34
とによって並進運動するように適合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元空間におけ
る座標を入力するための3次元空間座標入力装置及び触
覚又は力覚を操作者に瞬時的に知覚させる機能としてフ
ォースフィードバックを有する3次元空間座標入力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の座標入力においては2次元が主で
あり、一般的な2次元座標入力装置としては、マウス、
トラックボール、ジョイスティックのような現在位置か
らの相対座標を読み取る座標入力装置と、タブレットや
ディジタイザのような絶対座標を読み取る座標入力装置
とがある。3次元座標の入力の際には、これらの装置を
使用して疑似的に座標入力を行ってきた。
【0003】しかしながら、近年のコンピュータ技術の
発達によりコンピュータ又はCAD等の分野において、
又はバーチャルリアリティの分野において、3次元の視
覚データを取り扱う機会が増加してきた。これに伴い、
このような3次元データを取り扱う際に3次元座標を入
力する要求が増加してきている。3次元の座標入力装置
としては、3次元ディジタイザ、3次元マウス等が既に
知られている。3次元マウスの機構には、アームを持っ
た機械を使用し、リンク部の変位で座標を読み取る方
式、超音波を利用する方式、発振コイルと計測コイルを
用いて磁界の磁束の変化を測定する磁気センサ方式など
がある。
【0004】バーチャルリアリティの分野等において
は、触覚又は力覚を操作者に瞬時的に知覚させる機能と
してフォースフィードバックを有する座標入力装置が所
望されるが、その際には、リンクを使用した方式が有利
となる。ここで、用語「フォースフィードバック」は触
覚又は力覚を操作者に瞬時的に知覚させる機能を意味す
る。このようなフォースフィードバック付き座標入力装
置としては、2次元では、2自由度を有するパラレル機
構であるパントグラフ機構を用いた、2次元用フォース
フィードバック付き空間座標入力装置が知られており、
3次元では、パラレル機構とシリアル機構を複合した機
構を用いた6自由度を有し且つ6自由度を与える6つの
軸の内の3つの軸にフォースフィードバック機能が付加
された空間座標入力装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】3次元座標入力におい
て、手持ちの操作部を使用して座標入力をする際には、
マウスなどのような2次元座標入力装置と異なり、操作
部を下方から支持する平面がないことから3次元特有の
問題が発生する。これは、操作部の操作に関して、摩擦
及び反動が大きいことはユーザが長時間操作したときの
疲労感を2次元座標入力の際に比べて増大させることで
ある。フォースフィードバックをする必要があるバーチ
ャルリアリティの分野においては、摩擦及び反動は、ユ
ーザの疲労の問題を引き起こすのみならず、現実感を損
なわせるため、特に問題となる。反動は操作部の慣性に
より引き起こされることから、操作部の軽量化が所望さ
れる。
【0006】フォースフィードバック付きの座標入力装
置として公知である上記の装置については、前出のパン
トグラフ機構を用いたフォースフィードバック付き2次
元用座標入力装置では3次元においてはフォースフィー
ドバック自由度が一つ不足しており、前出の3次元用座
標入力装置では、フォースフィードバック機能の付加さ
れた2自由度を与える軸に関するセンサ及びアクチュエ
ータが操作部に配置されなくてはならないため、操作部
の質量が重くなり、その分慣性力、すなわち反動が大き
くなる。
【0007】さらに他の問題としては、フォースフィー
ドバック付き3次元座標入力装置が一般に高価であるこ
とがある。本発明の目的は、3次元空間における座標入
力を容易にし、且つ、手に反力を知覚させることができ
る、卓上形の、安価な、フォースフィードバック付き3
次元空間座標入力装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持部と、支
持部に支持されているユーザの操作を位置情報信号に変
換するための操作部とからなり、操作部は、3つのリン
クセットと、3つのリンクセットに回転可能に支持され
ている運動プラットフォームと、運動プラットフォーム
に着脱自在に取付けられる操作機器とを備え、各リンク
セットは、第一リンク部材と、第二リンク部材と、第一
リンク部材と第二第リンク部材とを回転可能に結合する
第一ジョイントと、第二リンク部材と運動プラットフォ
ームとを回転可能に結合する第二ジョイントと、第一リ
ンク部材の回転角度情報を検出するための位置センサと
を備え、3つのリンクセットが各第一リンク部材におい
てそれぞれ支持部に一つの回転軸を有するように回転可
能に接続され、運動プラットフォームが第一ジョイント
及び第二ジョイントにより並進運動をするように適合さ
れている3次元空間座標入力装置を提供する。
【0009】このようなリンクセットと運動プラットフ
ォームとの配置は「パラレル機構」と呼ばれ、このパラ
レル機構を採用することにより、運動プラットフォーム
の位置は3つの第一リンク部材の回転角度によって決定
されるので、位置センサによって測定される3つの回転
角度によって運動プラットフォームの位置が確定される
ことが可能となる。
【0010】さらに、本発明は、ユーザ及び操作部にフ
ォースフィードバックを付加する駆動部と、操作部から
伝達される位置信号を処理して駆動部を制御するための
制御部とをさらに備え、駆動部が第一リンク部材と支持
部との回転軸に対してそれぞれ設けられているフォース
フィードバック付き3次元空間座標入力装置を提供す
る。
【0011】さらに、本発明は、この駆動部が、支持部
と第一リンク部材との回転軸に取付けられ且つ第一リン
ク部材と連動するように取付けられているプーリと、制
御部からの制御信号に応じて力を発生させ且つプーリを
回転させるための回転アクチュエータと、回転アクチュ
エータとプーリとの間で回転及び力を相互に伝達するた
めのワイヤとを備える3次元空間座標入力装置を提供す
る。
【0012】上記のような本発明によれば、位置を検出
するための位置センサ及び選択的にはリンク部材を駆動
させる手段とを操作部ではなく、支持部に配設すること
ができるため、操作部の質量が軽減され、制御性を向上
させ、ユーザが長時間操作を行うときに発生する疲労を
軽減させる。さらに、上述のプーリとワイヤを使用した
伝動機構を採用することにより、位置センサの精度を向
上させることができ、且つ、操作部に伝動する力の精度
を高めることができ、安価な3次元空間座標入力装置を
実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例に関して図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明によるフォ
ースフィードバックを有しない3次元空間座標入力装置
10の斜視図を示す。フォースフィードバックを有しな
い3次元空間座標入力装置10は、支持部12と、支持
部12に支持されるユーザの操作を位置信号に変換する
ための操作部14とからなる。
【0014】図1においては、支持部12は、支持台1
6と、支持台16から垂直に延びる支持棒18と、支持
棒18に例えば固定ねじ22によって移動可能に取付け
られている取付けブラケット20と、取付けブラケット
20によって支持棒18に取り付けられている固定プラ
ットフォーム24とを備えている。しかしながら、固定
プラットフォーム24が取付けブラケット20によって
他の装置又は任意の所望の場所に直接取付けられてもよ
い。
【0015】操作部14は、3つのリンクセット26
と、3つのリンクセット26に回転可能に支持された運
動プラットフォーム38と、運動プラットフォーム38
に着脱自在に取付けられる操作機器40とを備える。各
リンクセット26は、第一リンク部材28と、第二リン
ク部材30と、第一リンク部材28と第二第リンク部材
30とを回転可能に結合する第一ジョイント32と、第
二リンク部材30と運動プラットフォーム36とを回転
可能に結合する第二ジョイント34と、第一リンク部材
28の回転角度情報を検出するための位置センサ36と
を備える。さらに、3つのリンクセットが各第一リンク
部材28においてそれぞれ固定プラットフォーム24に
一つの回転軸42を有するように回転可能に接続され、
運動プラットフォーム36が第一ジョイント32及び第
二ジョイント34により並進運動をするように適合され
ている。
【0016】好適には、各リンクセット26の第一リン
ク部材28同士の長さは等しく、第二リンク部材30同
士の長さもまた等しい。さらに、好適には、各リンクセ
ット26が固定プラットフォーム24周りに120度毎
に配置され、各第一リンク部材28と固定プラットフォ
ーム24との回転軸42は互いに60度の角度をなす。
このようにリンクセットの構成及び配置を対称的にする
ことにより、位置センサからの位置情報信号の処理時の
負担が軽減される。
【0017】図1の実施例においては、第二リンク部材
30は平行に配置されている2つのロッドから構成され
ている。第一ジョイント32及び第二ジョイント34が
固定プラットフォーム24と第一リンク部材28との回
転軸42と平行な回転軸44、46を有し、これら2つ
の回転軸44、46を形成する部材のそれぞれ両端に、
第二リンク部材30の2つのロッドがこれらの2つの回
転軸44,46と前記第二リンク部材との長手方向軸と
の両方に垂直な回転軸48、50を有するように接続さ
れ、それによって、前記運動プラットフォーム38が並
進運動をするようにされている。
【0018】位置センサ36として、好適には光学式エ
ンコーダを使用するが、電気的エンコーダや磁気センサ
のような他の形式の位置センサが使用されてもよい。3
つのリンクセット26、詳細にはその第一リンク部材2
8が、固定プラットフォーム24周りに120度毎に配
置され且つそれぞれ固定プラットフォーム24に回転可
能に接続されており、図1に示されるように各第一リン
ク部材28の回転軸42が互いに60度の角度を成すよ
うに配置されている。第一リンク部材28の角度情報を
検出するために、位置センサ36がこの回転軸42に取
付けられる。第二リンク部材30が、第一ジョイント3
2によって第一リンク部材28と回転可能に結合され、
第二ジョイント34によって運動プラットフォーム38
と回転可能に結合される。好適には、3つの第二リンク
部材30は運動プラットフォーム38の周りに120度
毎に配置される。このように各リンクセット26を配置
することにより、運動プラットフォーム38は空間にお
いて3自由度を有するようになることが分かっている。
このようなリンクセット26と運動プラットフォーム3
8との配置は「パラレル機構」と呼ばれ、この機構を採
用することにより、運動プラットフォーム38の位置は
3つの第一リンク部材28の3つの回転角度によって決
定される、すなわち運動プラットフォームは空間におけ
る位置に関して3自由度を有するようになり、運動プラ
ットフォーム38の位置を3つの回転角度で表現できる
ようになる。したがって、位置センサ36を固定プラッ
トフォーム24と第一リンク部材28との回転軸42に
取付けることにより、操作部14に位置センサ36の質
量が付加されないようにして、操作部14を軽量化し、
操作部14の慣性力を低減させることができる。
【0019】操作者と接続するため且つ操作性を向上さ
せるために、操作機器が運動プラットフォーム38に備
えられる。図1に示される実施例においては、操作機器
40は、固定板52と、固定板52から延びる柄54
と、柄54の他方の端部に接続されているグリップ56
とを備えている。この操作機器40が運動プラットフォ
ーム38に着脱自在に取付けられており、必要に応じて
他の形態の操作機器と交換することが可能である。操作
機器40が運動プラットフォーム38と一体的に形成さ
れてもよい。グリップ56にはボタン又はダイヤルのよ
うな少なくとも1つの操作信号入力手段58が設けられ
てもよい。操作信号入力手段58が設けられる場合に
は、運動プラットフォーム38と操作機器40とが電気
的に接続され、さらに運動プラットフォーム38からリ
ンクセット26及び固定プラットフォーム24を介して
外部に操作信号を伝達できるように電気通信手段が配設
される。
【0020】図2は操作機器の第二実施例の斜視図であ
る。本実施例においては、操作機器60は、固定板62
と、固定板62から下方に延び且つ直角に曲がった柄6
4と、柄64の他方の端部に接続されているグリップ6
6とを備えている。この操作機器60は、グリップ66
を物体に接触させて使用する場合に、固定板62が物体
に接触して操作を妨げることを防止する。図1に示され
る操作機器40の実施例に関して前述されたように、グ
リップ66に操作信号入力手段68が設けられてもよ
い。この場合には、操作部14及び固定プラットフォー
ム24に上述されたような外部に操作信号を伝達できる
ようにする電気通信手段が配設される。
【0021】図3は操作機器の第三実施例の斜視図であ
る。本実施例においては、操作機器70は、固定板72
と、固定板72からある立体角を成して延びるペン型グ
リップ74とを備える。図1に示される操作機器40の
実施例に関して前述されたように、グリップ74に操作
信号入力手段76が設けられてもよい。この場合には、
操作部14及び固定プラットフォーム24に上述された
ような外部に操作信号を伝達できるようにする電気通信
手段が配設される。
【0022】図4は、図1に示される3次元空間座標入
力装置10と同じ構造を備えるが、さらにフォースフィ
ードバック機能を付加するための装置を備えている、フ
ォースフィードバック付き3次元空間座標入力装置10
0を示している。図4においては、図1と同様の要素に
対しては同じ参照番号が使用されている。フォースフィ
ードバック付き3次元空間座標入力装置100は、支持
部102と、支持部102に支持されているユーザの操
作を位置信号に変換するための操作部104と、ユーザ
及び操作部104にフォースフィードバックを付加する
駆動部106と、操作部104から伝達される位置信号
を処理して駆動を制御する制御部108とを備える。支
持部102及び操作部104は図1に関して説明された
支持部12及び操作部14と同様に構成される。駆動部
106が第一リンク部材28と固定プラットフォーム2
4との回転軸42に対してそれぞれ設けられる。
【0023】制御部108は支持台16と一体化されて
もよい。リンクセット26、詳細には第一リンク部材2
8を駆動するための伝動方式として、本実施例において
は、図5に示されるように、回転アクチュエータの回転
をワイヤを介してプーリに伝えるプーリ/ワイヤ伝動方
式を採用している。駆動部106は、固定プラットフォ
ーム24と第一リンク部材28との回転軸42に取付け
られ且つ第一リンク部材28と連動するプーリ110
と、制御部108からの制御信号に応じて力を発生させ
且つプーリ110を回転させるための回転アクチュエー
タ112と、アクチュエータ112とプーリ110との
間で回転及び力を相互に伝達するためのワイヤ114
と、回転アクチュエータの回転シャフト116とを備え
る。駆動部106は回転シャフトに取付けられている小
型プーリ111をさらに備えてもよい。
【0024】パラレル機構を採用することにより、前述
されたように、駆動部106、特にアクチュエータ11
2が固定プラットフォーム24に支持され、アクチュエ
ータ112の質量が操作部104に付加されないように
することが可能となり、操作部104が軽量化され、操
作部104の慣性力が低減され、ユーザが長時間操作を
行う際の疲労が軽減される。
【0025】各第一リンク部材28に対して一つのプー
リ110が取付けられる。プーリ110は図4及び図5
に示されるように半円形であってもよく、また第一リン
ク部材28の可動範囲に応じた中心角を有する扇形状で
あってもよい。また軽量化のために扇形状の側面部に開
口を設けてもよい。各リンク及びプーリ110の組立体
1つに対して1つのアクチュエータ112が取付けら
れ、これら3つのアクチュエータ112が制御部108
により独立して制御される。回転アクチュエータ112
は好適には回転モータであり、さらに好適にはDCサー
ボモータである。回転アクチュエータの回転シャフト1
16又は(回転シャフト116に小型プーリ111が取
付けられているなら)小型プーリ111がプーリ110
の外周に隣接して且つ回転シャフト116の回転軸とプ
ーリ110の回転軸が平行になるように配置される。
【0026】ワイヤ114は、図4及び図5に示される
ように、その両端部がプーリ110に固定されて、プー
リ110の外周に沿って延在し、その中間では回転シャ
フト116又は小型プーリ111に巻き付けられてい
る。ワイヤ114はある程度の張力がかかるようにプー
リ110に取付けられる。ワイヤ110には好適にはケ
ブラー(商標)繊維のような高強度高弾性を有するアラ
ミド繊維が使用される。
【0027】図4に示されるように、フォースフィード
バック付き3次元座標入力装置100においては、各位
置センサ36、例えば光学式エンコーダの回転子を、固
定プラットフォーム24と第一リンク部材28との回転
軸42にではなく、各アクチュエータ112の回転シャ
フト116に装着してもよい。こうすることで、例えば
光学式エンコーダである位置センサ36の分解能が向上
されて位置情報信号の精度が向上され、さらに操作部1
04の回転摩擦力が低減される。
【0028】駆動部106にワイヤ/プーリ伝動方式を
採用することにより、高い伝動効率、少ないバックラッ
シュ、低摩擦の伝動機構が達成される。さらに、ワイヤ
/プーリ伝動機構により、モータ発生トルクを増幅さ
せ、例えば光学式エンコーダである位置センサの分解能
を向上させることができる。しかしながら、駆動部10
6に歯車方式を採用することも可能である。
【0029】図4のようなフォースフィードバック付き
の3次元入力装置100により、3次元空間において、
特にユーザが意識することなく、制限された作業範囲内
で作業をすること、例えば、3次元空間内のある平面に
おいてのみ作業することができるようにすることも可能
となる。図6は、本発明の3次元入力装置の別な実施例
の斜視図である。本実施例の3次元空間座標入力装置1
20においては、図4に示されるような本発明の2つの
3次元空間入力装置が対向して設けられており、各3次
元空間座標入力装置は、支持部122と、支持部122
に支持されているユーザの操作を位置信号に変換するた
めの操作部124と、ユーザ及び操作部124にフォー
スフィードバックを付加する駆動部126と、操作部か
124ら伝達される位置信号を処理して駆動を制御する
制御部とを備える。操作機器は、図1〜図3に示される
操作機器と類似であるが、グリップが概略円筒形状を有
する指ホルダ130に置換されている。本装置は、手の
2本の指、例えば親指と人差し指とで物を挟むといった
動作を入力する際に、有効となる。
【0030】図7は 図4に示される本発明の3次元空
間座標入力装置を使用したシステム構成の実施例を説明
する図である。制御部108は、本発明の3次元空間座
標入力装置100の3つの位置センサ36から運動プラ
ットフォーム38の位置を検出するための位置情報信号
を受け取り、この位置情報信号を処理して、外部に接続
されているホストコンピュータ132にその信号を伝達
する。ホストコンピュータ132はこの信号から、運動
プラットフォームの位置と必要であればその位置におけ
る反力を計算する。ホストコンピュータ132からの信
号により、運動プラットフォーム38の位置が画像表示
部134に表示される。フォースフィードバックなしの
場合には、以上が全体の流れとなる。フォースフィード
バック付きの場合には、さらに、反力を指示する命令信
号がホストコンピュータ132から制御部108に伝達
され、制御部108が本発明の3次元座標入力装置の3
つの回転アクチュエータ112を独立して駆動させ、運
動プラットフォーム38に反力を発生させる。
【0031】
【発明の効果】パラレル機構を使用することで、センサ
及びアクチュエータといった付加的な部材を操作部では
なく、固定されている固定プラットフォームに設けるこ
とが可能となり、操作部の質量を軽減させ、制御性を向
上させ、ユーザが操作する際の疲労を低減させる。
【0032】駆動機構として、プーリ/ワイヤ伝動方式
を採用することで、位置情報信号の精度を向上させるこ
とが可能となる。フォースフィードバック付きであれ
ば、空間内で作業領域にある制限を付けて作業させるこ
とが可能である。例えば、三次元空間内のある平面での
み入力作業を行わせることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフォースフィードバックなしの3
次元空間座標入力装置の斜視図である。
【図2】図1に示される操作機器の第二実施例の斜視図
である。
【図3】図1に示される操作機器の第三実施例の斜視図
である。
【図4】図1の装置に類似の、本発明によるフォースフ
ィードバック付き3次元空間座標入力装置の斜視図であ
る。
【図5】本発明で使用されるプーリ/ワイヤ伝動機構を
説明する図である。
【図6】図4に示される本発明のフォースフィードバッ
ク付き3次元空間座標入力装置の別な実施形態の斜視図
である。
【図7】図4に示される本発明の3次元空間座標入力装
置を使用したシステム構成の実施例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10…3次元空間座標入力装置 12…支持部 14…操作部 26…リンクセット 28…第一リンク部材 30…第二リンク部材 32…第一ジョイント 34…第二ジョイント 36…位置センサ 38…運動プラットフォーム 40…操作機器 42…回転軸 100…フィードバック付き3次元空間座標入力装置 102…支持部 104…操作部 106…駆動部 108…制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部と、支持部に支持されているユー
    ザの操作を位置情報信号に変換するための操作部とから
    なる3次元空間座標入力装置において、 操作部は、3つのリンクセットと、3つのリンクセット
    に回転可能に支持されている運動プラットフォームと、
    前記運動プラットフォームに着脱自在に取付けられる操
    作機器とを備え、 各リンクセットは、第一リンク部材と、第二リンク部材
    と、前記第一リンク部材と前記第二第リンク部材とを回
    転可能に結合する第一ジョイントと、前記第二リンク部
    材と前記運動プラットフォームとを回転可能に結合する
    第二ジョイントと、前記第一リンク部材の回転角度情報
    を検出するための位置センサとを備え、 前記3つのリンクセットが前記各第一リンク部材におい
    てそれぞれ前記支持部に一つの回転軸を有するように回
    転可能に接続され、運動プラットフォームが前記第一ジ
    ョイント及び前記第二ジョイントにより並進運動をする
    ようにされている3次元空間座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記各リンクセットを構成する前記第一
    リンク部材同士及び第二リンク部材同士の長さがそれぞ
    れ等しい、請求項1に記載の3次元空間座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記第一リンク部材が前記支持部周りに
    120度毎に配置され、前記各第一リンク部材と前記支
    持部との回転軸は互いに60度の角度を成すようになっ
    ている、請求項1に記載の3次元空間座標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記第二リンク部材が2つのロッドから
    構成され、前記第一及び第二ジョイントが前記支持部と
    前記第一リンク部材の回転軸と平行な回転軸を有し、こ
    れら2つの回転軸を形成する部材のそれぞれ両端に、前
    記第二リンク部材の2つのロッドがこれら2つの回転軸
    と前記第二リンク部材の長手方向軸との両方に垂直な回
    転軸を有するように接続され、それによって、前記運動
    プラットフォームが並進運動をするようにした、請求項
    1に記載の3次元空間座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記操作機器に少なくとも1つの操作信
    号入力手段が設けられて、前記運動プラットフォームと
    前記操作機器とが電気的に接続され、さらに前記運動プ
    ラットフォームから前記リンクセット及び前記支持部を
    介して外部に前記操作信号を伝達できるように電気通信
    手段が配設されている、請求項1に記載の3次元空間座
    標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記位置センサが前記各第一リンク部材
    と前記支持部との回転軸に取付けられている、請求項1
    に記載の3次元空間座標入力装置。
  7. 【請求項7】 支持部と、支持部に支持されているユー
    ザの操作を位置情報信号に変換するための操作部と、ユ
    ーザ及び操作部に触覚又は力覚を瞬時的に知覚させる機
    能としてフォースフィードバックを付加するための駆動
    部と、操作部から伝達される位置信号を処理して駆動部
    を制御するための制御部とからなるフォースフィードバ
    ック付き3次元空間座標入力装置において、 操作部は、3つのリンクセットと、3つのリンクセット
    に回転可能に支持されている運動プラットフォームと、
    前記運動プラットフォームに着脱自在に取付けられる操
    作機器とを備え、 各リンクセットは、第一リンク部材と、第二リンク部材
    と、前記第一リンク部材と前記第二第リンク部材とを回
    転可能に結合する第一ジョイントと、前記第二リンク部
    材と前記運動プラットフォームとを回転可能に結合する
    第二ジョイントと、前記第一リンク部材の回転角度情報
    を検出するための位置センサとを備え、 前記3つのリンクセットが前記各第一リンク部材におい
    てそれぞれ前記支持部に一つの回転軸を有するように回
    転可能に接続され、前記運動プラットフォームが前記第
    一ジョイント及び前記第二ジョイントにより並進運動を
    するように適合されており、 前記駆動部が前記第一リンク部材と前記支持部との回転
    軸に対してそれぞれ設けられている、フォースフィード
    バック付き3次元空間座標入力装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動部は、前記支持部と前記第一リ
    ンク部材との回転軸に取付けられ且つ前記第一リンク部
    材と連動するように取付けられているプーリと、前記制
    御部からの制御信号に応じて力を発生させ且つ前記プー
    リを回転させるための回転アクチュエータと、前記アク
    チュエータと前記プーリとの間で回転及び力を相互に伝
    達するためのワイヤとを備える、請求項7に記載のフォ
    ースフィードバック付き3次元空間座標入力装置。
  9. 【請求項9】 前記アクチュエータはモータである、請
    求項8に記載のフォースフィードバック付き3次元空間
    座標入力装置。
  10. 【請求項10】 前記位置センサが前記アクチュエータ
    の回転軸に取付けられている、請求項8に記載のフォー
    スフィードバック付き3次元空間座標入力装置。
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