JP2000112641A - タブレットポインター - Google Patents

タブレットポインター

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JP2000112641A
JP2000112641A JP31680698A JP31680698A JP2000112641A JP 2000112641 A JP2000112641 A JP 2000112641A JP 31680698 A JP31680698 A JP 31680698A JP 31680698 A JP31680698 A JP 31680698A JP 2000112641 A JP2000112641 A JP 2000112641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
adhesive
electrode film
lower electrode
silver
Prior art date
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Application number
JP31680698A
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English (en)
Inventor
Kenichi Terada
健一 寺田
Noritaka Sato
紀孝 佐藤
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KIYOOTEC KK
Original Assignee
KIYOOTEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽いタッチで入力できるコンピューター入力
デバイス用タブレットポインターを提供する。 【解決手段】 上部電極フィルムを、2次移転点Tg=
−20℃〜−45℃の粘着剤で貼り合わせた2枚のプラ
スチックフィルム構成とし、Ag電極とカーボン電極を
その上に付与したものとし、下部電極を、1枚構成又
は、同じ仕様の粘着剤で貼り合わせた2枚構成のプラス
チックフィルムとして、Ag電極とカーボン電極とドッ
トスペーサーをその上に付与したものとし、概上部電極
と概下部電極を両面粘着テープで四周を貼り合わせ、そ
の上にハードコート処理したプラスチックシートを貼り
合わせた構成のタブレットポインターを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は20gf以下の荷重
で入力でき、リニアリティも5%以下、耐久性も充分な
コンピューターの入力デバイスとして有用なタブレット
ポインターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記の様な不透明タイプのタブレ
ットポインターの上部電極としては1枚構成のポリエス
テルフィルムが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、上部電極用とし
て単層のポリエチレンテレフタレート等のプラスチック
フィルムが使用されていたが、剛性が高くクッション効
果に乏しいので、入力荷重を低くしようとするとドット
スペーサーの径を小さくし、ピッチを広くする必要があ
り、そのためにフィルムのたわみ等により絶縁が保てな
かったり、軌跡が曲がったり、跳んだりする不具合があ
り、軽いタッチで入力する事のできるタブレットポイン
ターを製造する事は困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、上部電極フィルムとしてTg=−20℃〜
−40℃の粘着剤を介して2枚のプラスチックフィルム
を貼り合わせた構成のものを使用し、ドットスペーサー
を介して下部電極フィルムと貼り合わせ、ハードコート
処理した保護シートをかぶせた構成を特徴とする不透明
タイプのタブレットポインターを提供する。
【0005】下部電極には単層でも、粘着剤を介して貼
り合わせた2枚構成のプラスチックフィルムでも良く、
カーボンインクを印刷等によりコーティングしたものが
使用できる。カーボン面に径20μmφ〜75μmφ、
ピッチ1.0mm〜7.0mmで絶縁性を有するドット
スペーサーを印刷等により固着させたものを使用し、同
じようにカーボンインクを印刷等によりコーティングし
た上記2枚構成の上部プラスチック電極フィルムと周囲
を両面粘着テープ等により貼り合わせる事により製造し
たタブレットポインターは20gf以下の非常に軽いタ
ッチで入力できるものとなる。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。この発明
において使用するフィルム基材としては、柔軟性を有す
る各種のプラスチックフィルムを使用でき、具体的には
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド
(PI)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリカー
ボネート(PC)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)等が挙げられる。これらフィルムの厚みは、12μ
m〜120μmの範囲にあることが必要で、特に好適に
は25μm〜100μmの範囲にあるのがよい。12μ
m未満では基材としての機械強度が不足し、この基材を
ロール状にして粘着剤層を連続的に形成する操作が難し
くなる。一方、100μmを超えると、後述する粘着剤
層のクッション効果に基づく低荷重による入力が難しく
なる。このフィルム基材はその表面に予めコロナ放電、
紫外線照射、電子線照射、化成、酸化などのエッチング
処理や、下塗り処理を施して、この上に粘着剤塗工に対
する密着性を向上させるようにしてもよい。
【0007】絶縁性を有するドットスペーサーの材質と
しては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂製のスクリーン印
刷インキが用いられ、エッチング法やエレクトロフォー
ミング法によるステンレス製やニッケル製のメタルマス
ク等により、スクリーン印刷法により下部電極フィルム
のカーボン電極上に施される。ドットスペーサーの径は
20μmφ〜75μmφでピッチは1.0mm〜7.0
mmが望ましい。20μmφより小さいと印刷が困難と
なり高さも3μm以上を確保できず絶縁が保てない。
又、75μmφより大きいと軽いタッチで入力すること
が困難となり目的には適しない。ピッチも1.0mm以
下であると入力荷重が重くなり、7.0mm以上になる
と絶縁が保てなくなる。
【0008】このような柔軟性を有するプラスチックフ
ィルム基材には粘着剤を介してフィルム同士が貼り合わ
される。同じ厚みのフィルム同士を貼り合わせても良い
し、違う厚みのフィルムを貼り合わせても良い。トータ
ル厚みが75μm〜180μmになればよい。
【0009】粘着剤層としては、ガラス転移温度(T
g)が−20℃〜−45℃のものが用いられる。例え
ば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘
着剤、ウレタン系粘着剤などが用いられる。厚さは1μ
m以上、通常5μm〜100μmの範囲に設定するのが
望ましい。Tgが−20℃より高くなると、粘着剤層が
硬くなり入力荷重の低減や、クッション効果が期待でき
なくなり、Tgが−45℃未満になると加圧により容易
に変形してフィルム基材に凹凸を生じさせ、また加工断
面からの粘着剤のはみ出しなどが生じやすく成りその
上、耐刷傷性および復元性に欠けるようになり、望まし
くない。
【0010】保護シートの材質としては、ハードコート
処理したポリエステルフィルム及び、エンボス処理した
ポリカーボネートフィルムなどが使用出来る。厚みは5
0μm〜125μmのものが望ましい。50μm未満で
あると、強度が不足し、耐久性に欠ける。また、125
μmより厚いと、軽いタッチで入力するのが困難とな
る。保護シートは粘着剤を四周に印刷して、枠押さえで
押さえて、固定しても良いが、粘着剤を全面にコートし
て貼り付けても良い。粘着剤は、上部電極シートの構成
に使用したものと同じ仕様のものが使用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の形態を図に基づいて説明す
る。図1は上部電極シートの構成を示す。はプラスチ
ックフィルムでの粘着剤を介して貼り合わされる。
【0012】図2はタブレットポインターの構成図の1
例を示している。上記上部電極フィルムと下部電極フィ
ルムとはの両面粘着テープを介して、上下部電極を構
成する。下部電極フィルムは、ベースのプラスチックフ
ィルムの上に、銀とカーボン皮膜の電極とその上
にドットスペーサーを付与してある。上部電極にも同
じく銀とカーボン皮膜がコートされている。端子部
は銀と銀/カーボン混合皮膜を付与した構成となっ
ている。最上部には粘着剤を付与した保護シートを
被せた構成となっている。
【0013】
【実施例】厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムに、アクリル酸2−エチルヘキシル100重量
部とアクリル酸12重量部との共重合体を主成分とする
粘着剤溶液(溶媒:トルエン)を塗布乾燥して、30μ
m厚のTg=−35℃の粘着剤層を形成し、厚さ75μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルムと貼り合わせ
た。このフィルムに銀とカーボン皮膜を印刷し、上部電
極とした。一方、厚さ188μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、銀とカーボン皮膜をコートし、カ
ーボン皮膜の上に、ドットスペーサーを印刷して下部電
極を構成した。四周を135μmの厚さの両面粘着テー
プで貼り合わせる。一番上に、100μmの厚みのポリ
エチレンテレフタレートフィルムにハードコート処理し
たものの裏面の四周に、粘着剤を印刷したシートを貼り
合わせ、タブレットポインターを製作する。出来上がっ
たタブレットポインターは平均の入力荷重が5.7gf
で摺動寿命も100gfの荷重で10万回をクリアーし
た。また、書き味も滑らかで軽いタッチで入力した。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタブレッ
トポインターは非常に軽いタッチで入力出来、コンピュ
ーターの入力デバイスとしてのタブレットポインターと
して有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部電極フィルムの構成を示す断面図である。
【図2】タブレットポインターの構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 フィルム(12μm〜120μm) 粘着剤 保護シート 銀皮膜 端子部銀/カーボン混合皮膜 抵抗カーボン皮膜 両面粘着テープ ドットスペーサー フィルム(188μm)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部電極フィルムを、2枚のプラスチッ
    クフィルムを2次転移点Tg=−20℃〜−45℃の粘
    着剤で貼り合わせた構成とし、径20μmφ〜75μm
    φ、ピッチ1.0mm〜7.0mmで絶縁性を有するド
    ットスペーサーを介して下部電極フィルムと貼り合わ
    せ、プラスチック製保護シートを被せた構成を特徴とす
    る、コンピューター入力用として有用な不透明タイプの
    タブレットポインター。
  2. 【請求項2】 上部電極フィルムの厚さ及び下部電極フ
    ィルムの厚さをトータルで75μm〜180μmとする
    事を特徴とする請求項1のタブレットポインター。
  3. 【請求項3】 プラスチック製保護シートの厚さが50
    μm〜125μmで表面にハードコート処理を施した事
    を特徴とする請求項1のタブレットポインター。
  4. 【請求項4】 入力荷重が20gf以下である事を特徴
    とする請求項1のタブレットポインター。
JP31680698A 1998-10-02 1998-10-02 タブレットポインター Pending JP2000112641A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100410885B1 (ko) * 2001-04-09 2003-12-18 한울정보기술(주) 터치패널 제조방법 및 그 물품
US20080030485A1 (en) * 2006-08-02 2008-02-07 Fujitsu Component Limited Surface wave type touch panel

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