JP2000112441A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000112441A
JP2000112441A JP10283022A JP28302298A JP2000112441A JP 2000112441 A JP2000112441 A JP 2000112441A JP 10283022 A JP10283022 A JP 10283022A JP 28302298 A JP28302298 A JP 28302298A JP 2000112441 A JP2000112441 A JP 2000112441A
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light source
illuminance
solar cell
external light
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JP10283022A
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Satoru Matsui
哲 松井
Tomohisa Ishikawa
智久 石川
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、太陽電池を利用して、表示
画面の輝度が外光照度に応じた適切な輝度になるように
光源の輝度を制御するとともに、省電力化を図ることが
可能な表示装置を提供することである。 【解決手段】 太陽電池セル7aの出力電圧値が外光照
度300ルクスに対応する1V以下である場合には、太
陽電池モジュール7は充電式電池9を充電するための電
源としては機能しないが、前記出力電圧値がA/Dコン
バータ7bによってデジタル値に変換されて制御部2に
よって読み込まれ、更に制御部2により出力される調光
制御信号によって、光源6の輝度は50ニットに変更さ
れる。また、太陽電池セル7aの出力電圧値が1V〜外
光照度5000ルクスに対応する3Vである場合には、
充電式電池9が充電されるとともに、光源6の輝度は1
00ニットに変更される。更に、太陽電池セル7aの出
力電圧値が3V以上である場合には、充電式電池9が充
電されるとともに、バックライトとしての光源6はOF
Fとされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置の制御に
係り、詳細には、例えば液晶表示パネルのような非発光
型の表示パネルを備えた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶表示パネルのような非発光型
の表示パネルを備えた表示装置には、大別すると、透過
光を利用して表示する透過型のものと、反射光を利用し
て表示する反射型のものとがある。
【0003】透過型の場合は、一般的に、非発光型の表
示パネルの裏面側にバックライトを配置して、バックラ
イトからの光を、表示パネルを透過させて表示パネルの
表面側に出射させて表示を行う。また、反射型の場合
は、一般的に、非発光型の表示パネルの裏面側に反射板
を配置して、表示パネルの表面側から入射された外光
(太陽光、室内灯の光など)を、表示パネルを透過させ
て表示パネルの裏面側に配置された反射板で反射させ、
この反射光を表示パネルの裏面側から表面側に透過させ
て表示パネルの表面側に出射させて表示を行う。この反
射型の表示パネルを採用した表示装置には、十分な外光
を得ることができない場合の補助光源としてフロントラ
イトを備えるものもある。また、近時、反射型と透過型
の両者を兼ねた反射兼透過型の表示装置も開発されてお
り、このような表示装置では、十分な外光を得ることが
できない場合の補助光源としてバックライトを利用す
る。
【0004】反射兼透過型の表示装置やフロントライト
を備える反射型の表示装置では、バックライトまたはフ
ロントライト等の補助光源からの光と外光との双方を同
時に利用して表示を行うことができる。この場合、外光
照度を照度検出センサで検出し、この検出結果に基づい
て、外光照度が予め設定された外光照度未満であると
き、補助光源を点灯し、外光照度が予め設定された外光
照度以上であるとき、つまり外光のみでほぼ適正な画面
輝度が得られるとき、補助光源を消灯して、電力を節約
することが考えられる。
【0005】また、補助光源の輝度が一定であると、補
助光源を点灯しても、所定範囲の外光照度の環境下では
画面輝度が適正な輝度よりもやや低くなり、画面がやや
見ずらくなってしまうことがある。そこで、従来の反射
兼透過型の表示装置やフロントライトを備える反射型の
表示装置を利用した電子機器(ノート型パソコン、PD
A(Personal Digital Assistant)等)では、電子機器
本体を制御するCPU(Central Processing Unit)によ
って、所定時間間隔(例えば、2.5秒)毎に照度検出
センサの検出結果を参照して、外光照度に応じて補助光
源の輝度を調節して適切な画面輝度得るための制御を行
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような制御を行う電子機器の表示装置においては、常
時、照度検出センサに電力が供給されていることによっ
て電力が消費され、また、外光照度が予め設定された外
光照度以上であるときに、外光エネルギーを表示装置の
画面輝度を得るという目的以外の他の目的に有効利用す
ることができない等、電子機器の省電力化という観点に
おいて課題があった。
【0007】そこで本発明の課題は、太陽電池を利用し
て、表示画面の輝度が外光照度に応じた適切な輝度にな
るように光源の輝度を制御するとともに、省電力化を図
ることが可能な表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
非発光型の表示パネルと、この表示パネルに対して光を
出射する光源と、外光を受光して電力を発生し、外光照
度に応じた電圧を出力する太陽電池と、この太陽電池の
出力電圧値に応じて、外光照度に対して前記表示パネル
の画面輝度が適正な輝度となるように、前記光源の出射
する光の輝度を制御する制御手段と、を備え、前記表示
パネルは、外光と、前記制御手段によって出射する光の
輝度を制御される前記光源と、の光を利用して画面表示
を行うことを特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明の表示装置によれば、
前記制御手段は、外光を受光して電力を発生し外光照度
に応じた電圧を出力する太陽電池の出力電圧値に応じ
て、外光照度に対して非発光型の表示パネルの画面輝度
が適正な輝度となるように、光源から前記表示パネルに
対して出射される光の輝度を制御し、前記表示パネル
は、外光と前記光源との光を利用して画面表示を行う。
【0010】したがって、太陽電池によって出力される
外光照度に応じた電圧値を、外光照度の目安値として利
用して、光源から表示パネルに対して出射される光の輝
度を制御するため、外光照度に対して表示パネルの画面
輝度を適正な輝度に保つことができるとともに、そのた
めに必要とされる電力を表示装置の主電源から供給せず
に、太陽電池自身によって発電することができるため、
表示装置の省電力化を図ることができる。そのため、外
光のエネルギーを利用して、屋内外等の様々な使用環境
において見やすい表示を行うことができるとともに、バ
ッテリーによって駆動される際に長時間使用可能な表示
装置を提供することができる。
【0011】また、請求項2記載の発明のように、請求
項1記載の表示装置において、前記制御手段は、前記太
陽電池の出力電圧値が所定の値以上である場合には、前
記光源をOFFするように制御を行うことが有効であ
る。
【0012】この請求項2記載の発明の表示装置によれ
ば、請求項1記載の発明の効果に加えて、太陽電池の出
力値が所定の値以上であって、外光照度が、表示パネル
による画面表示を外光のみで行うことができるほどに充
分な照度である場合には、光源をOFFにして電源を供
給せずにすむため、更に省電力化を図ることができる。
【0013】請求項3記載の発明は、非発光型の表示パ
ネルと、この表示パネルに対して光を出射する光源と、
外光を受光して電力を発生し、外光照度に応じた電圧を
出力する太陽電池と、外光照度を検出する照度センサ
と、前記太陽電池の出力電圧値が所定の値以上である場
合には、前記照度センサをOFFに切り換えるとともに
前記光源をOFFに切り換える切換手段と、前記太陽電
池の出力電圧値が所定の値以下である場合には、前記照
度センサによって検出された外光照度に応じて、外光照
度に対して前記表示パネルの画面輝度が適正な輝度とな
るように、前記光源の出射する光の輝度を制御する制御
手段と、を備え、前記表示パネルは、外光と、前記制御
手段によって出射する光の輝度を制御される前記光源
と、の光を利用して画面表示を行うことを特徴としてい
る。
【0014】請求項3記載の発明の表示装置によれば、
前記切換手段は、外光を受光して電力を発生し外光照度
に応じた電圧を出力する太陽電池の出力電圧値が、所定
の値以上である場合には、外光照度を検出する照度セン
サをOFFに切り換えるとともに非発光型の表示パネル
に対して光を出射する光源をOFFに切り換え、前記制
御手段は、前記太陽電池の出力電圧値が所定の値以下で
ある場合には、前記照度センサによって検出された外光
照度に応じて、外光照度に対して前記表示パネルの画面
輝度が適正な輝度となるように、前記光源の出射する光
の輝度を制御し、前記表示パネルは、外光と前記光源と
の光を利用して画面表示を行う。
【0015】したがって、太陽電池の出力値が所定の値
以上であって、外光照度が、表示パネルによる画面表示
を外光のみで行うことができるほどに充分な照度である
場合には、照度センサ及び光源をスイッチ等の切換手段
によってOFFにして電源を供給せずにすむため、省電
力化を図ることができる。また、例えば、本発明の表示
装置を電子機器に適用した場合に、電子機器の処理を行
うCPUによって、前記制御手段と、前記切換手段とを
共用する構成とすることもできるが、前記切換手段をC
PUとは別回路で構成することとすれば、CPUの負荷
を低減することができ、電子機器の処理を効率的に高速
に行うことができる。更に、太陽電池の出力値が所定の
値以下であって、外光照度が、表示パネルによる画面表
示を外光のみで行うことができるほどに充分な照度でな
く光源からの光を必要とする場合には、照度センサによ
って検出された外光照度に応じて光源から表示パネルに
対して出射される光の輝度を制御するため、外光照度に
対して表示パネルの画面輝度を適正な輝度に保つことが
できる。そのため、外光のエネルギーを利用して、バッ
テリーによって駆動される際に長時間使用可能であると
ともに、本発明の表示装置を適用した電子機器によって
行われる処理を効率的に高速に行うことが可能であり、
更に、屋内外等の様々な使用環境において見やすい表示
を行うことができる表示装置を提供することができる。
【0016】また、請求項4記載の発明のように、請求
項1または請求項3のいずれかに記載の表示装置におい
て、前記光源は、前記表示パネルの裏面側に配置され、
前記表示パネルの裏面に向けて光を出射し、前記表示パ
ネルは、液晶パネルと、この液晶パネルの裏面側に配置
され、前記液晶パネルの表面側から入射されて前記液晶
パネルを透過した外光を前記液晶パネルの裏面に向けて
反射するとともに、前記光源から出射された光を前記液
晶パネルの裏面に向けて透過させる光反射兼透過手段
と、によって構成されることが有効である。
【0017】この請求項4記載の発明の表示装置によれ
ば、いわゆる反射兼透過型の液晶表示パネルを利用した
表示装置においても、請求項1または請求項3のいずれ
かに記載の発明と同様の効果を発揮することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明に係る表示装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態における表示装置1について図1〜図3を参照し
て説明する。なお、本実施の形態においては、バックラ
イトを備えた反射兼透過型の表示装置1に本発明を適用
した場合の例について説明することとする。
【0020】まず構成を説明する。図1は、本第1の実
施の形態における表示装置1の構成を示すブロック図で
ある。この図1において、表示装置1は、制御部2、液
晶制御部3、液晶パネル4、光源駆動部5、光源6、太
陽電池モジュール7、充電制御部8、充電式電池9、入
力部10、RAM11、ROM12、記憶媒体読取部1
3、及び記憶媒体14によって構成されている。また、
表示装置1の各部は、主電源(図示外)によって電源を
供給されて動作する。
【0021】制御部2は、入力部10を介して入力され
る指示に基づいて、ROM12または記憶媒体読取部1
3内の記憶媒体14から所定のプログラムを読み出して
RAM11に一時格納し、当該プログラムに基づく各種
処理を実行して表示装置1の各部を集中制御する。すな
わち、制御部2は、前記読み出した所定のプログラムに
基づいて各種処理を実行し、その処理結果をRAM11
内のワークエリアに格納するともに、液晶制御部3を介
して液晶パネル4に表示させる。
【0022】また制御部2は、太陽電池モジュール7の
太陽電池セル7aによって出力される電圧値をA/Dコ
ンバータ7bによってA/D変換されたデジタル値に基
づいて、光源駆動部5を介して光源6の輝度を調整する
ための調光信号を生成し、光源駆動部5に対して出力す
る。
【0023】液晶制御部3は、制御部2から入力される
表示データに基づく駆動信号を生成して、セグメント方
式に対応するスタティック駆動やマルチプレックス駆
動、マトリクス方式に対応するダイレクトマトリクス駆
動やアクティブマトリクス駆動等の、液晶パネル4の方
式に対応する駆動方式によって、液晶パネル4の表示制
御を行う。
【0024】液晶パネル4は、電圧をかけると分子の向
きが変わる液晶の性質を利用した非発光型の表示パネル
であり、セグメント方式、単純マトリクス方式、アクテ
ィブマトリクス方式等のいずれであってもよく、また、
TN(Twisted Nematic )型、STN(Super Twisted
Nematic )型、ECB(複屈折効果)型等のいずれのセ
ルを利用したものであってもよい。
【0025】光源駆動部5は、光源6が制御部2から入
力される調光制御信号に応じた所定の輝度の光を発光す
るように、光源6を駆動する。光源6は、反射兼透過型
の表示装置1におけるバックライトとして液晶パネル4
の裏面側に配置され、光源駆動部5によって駆動されて
所定の輝度の光を発光する。
【0026】太陽電池モジュール7は、太陽光や室内灯
の光を受光して発電を行う太陽電池セル7a、太陽電池
セル7aから出力される電圧をA/D変換して制御部2
に対して出力するためのA/Dコンバータ7b等によっ
て構成される。本実施の形態の表示装置1において、こ
の太陽電池7は、簡易的に外光照度を検出するためのセ
ンサとしての役割も担っており、太陽電池セル7aから
出力される電圧値に基づいて、後述する光源輝度制御処
理1(図3参照)が行われる。
【0027】充電制御部8は、太陽電池7によって発電
された電力によって充電式電池9を充電する際に、充電
式電池9を安全に充電するための過充電保護及び過放電
保護等の制御を行う。充電式電池9は、太陽電池7によ
って発電された電力が充電用に十分な電力である場合
に、充電制御部8を介して充電され、表示装置1のバッ
クアップ電源として機能する。
【0028】入力部10は、表示装置1の各種設定を行
うためのキーや、表示装置1を適用した電子機器に対応
する簡易キーボード等によって構成され、押下されたキ
ーの押下信号を制御部2に対して出力する。
【0029】RAM(Random Access Memory)11は、
表示装置1に対応する基本プログラム、後述する光源輝
度制御処理1のプログラムの他、表示装置1を適用した
電子機器において指定されたアプリケーションプログラ
ム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するワ
ークメモリを有する。ROM(Read Only Memory)12
は、表示装置1に対応する基本プログラム、後述する光
源輝度制御処理1のプログラムの他、表示装置1を適用
した電子機器のシステムプログラム、各種アプリケーシ
ョンプログラム等の書き換え不要な基本プログラムを格
納している。
【0030】記憶媒体読取部13は、プログラムやデー
タ等が記憶されている記憶媒体14を有しており、この
記憶媒体14は磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導
体メモリで構成されている。この記憶媒体14は記憶媒
体読取部13に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在
に装着するものであり、この記憶媒体14には表示装置
1に対応する基本プログラム、後述する光源輝度制御処
理1のプログラムの他、表示装置1に対応する各種処理
プログラム等が記憶されている。また、前記記憶媒体1
4を備えた記憶媒体読取部13を設け、この記憶媒体1
4に記憶されているプログラム、データ等を通信回線を
介して使用する構成にしてもよい。
【0031】次に動作を説明する。図2は、本実施の形
態における表示装置1の光源輝度制御処理1の制御系統
を示す機能ブロック図であり、図3は、当該光源輝度制
御処理1について説明するためのフローチャートであ
る。なお、図3に示すフローチャートでは、表示装置1
が反射兼透過型の表示装置である場合のバックライトと
しての光源6を制御する例について説明する。
【0032】図2において、太陽電池モジュール7の太
陽電池セル7aは、太陽光、室内灯の光等の外光を受け
て電力を発生する。そして、太陽電池モジュール7の太
陽電池セル7aが発生する電力による出力電圧値に応じ
て(ステップS101)、表示装置1は、以下の処理に
よってバックライトとしての光源6の輝度を制御し、液
晶パネル4によって表示される表示画面の輝度の調節を
行う。
【0033】太陽電池モジュール7の太陽電池セル7a
の出力電圧値が1V(外光照度300ルクス(lx)に
対応)以下である場合には(ステップS101;1V以
下)、太陽電池セル7aによって発生される電力は充電
式電池9を充電するために十分な電力ではないため、太
陽電池モジュール7は充電式電池9を充電するための電
源としては機能しないが、太陽電池セル7aからA/D
コンバータ7bへは電圧が出力される(ステップS10
2)。そして、A/Dコンバータ7bでは、太陽電池セ
ル7aから入力された電圧がA/D変換によりデジタル
値に変換され、制御部2によって当該デジタル値が読み
込まれる(ステップS103)。
【0034】制御部2は、読み込んだデジタル値に応じ
て光源駆動部5を介して光源6を制御するための調光制
御信号を出力する(ステップS104)。この場合は、
太陽電池モジュール7の太陽電池セル7aの出力電圧値
が1V以下で、外光照度が300ルクス以下に対応して
おり、反射型の液晶パネル4としての輝度だけでは表示
画面の輝度が十分ではない。そのため、透過型の液晶パ
ネル4としても利用するためにバックライトとしての光
源6からの補助光が必要となる。
【0035】そして、この場合の光源6の輝度の最適値
は人間の視覚特性を考慮した測定により、例えば約50
ニット(nit)であると算出されているため、ステッ
プS104において制御部2から光源駆動部5に対して
出力される調光制御信号は、光源6を50ニットの輝度
に制御する信号となっており、バックライトとしての光
源6の輝度が50ニットに変更される(ステップS10
5)。
【0036】また、太陽電池モジュール7の太陽電池セ
ル7aの出力電圧値が1V(外光照度300ルクスに対
応)〜3V(外光照度5000ルクスに対応)である場
合には(ステップS101;1V〜3V)、太陽電池セ
ル7aによって発生される電力により、充電制御部8を
介して充電式電池9が充電されるとともに、太陽電池セ
ル7aからA/Dコンバータ7bへ電圧が出力される
(ステップS106)。そして、A/Dコンバータ7b
では、太陽電池セル7aから入力された電圧がA/D変
換によりデジタル値に変換され、制御部2によって当該
デジタル値が読み込まれる(ステップS107)。
【0037】制御部2は、読み込んだデジタル値に応じ
て光源駆動部5を介して光源6を制御するための調光制
御信号を出力する(ステップS108)。この場合は、
太陽電池モジュール7の太陽電池セル7aの出力電圧値
が1V〜3Vで、外光照度が300ルクス〜5000ル
クスに対応しており、反射型の液晶としての輝度だけで
は表示画面の輝度が十分ではない。そのため、透過型の
液晶としても利用するためにバックライトとしての光源
6からの補助光が必要となる。
【0038】また、この場合は、周囲の環境照度が比較
的高いため、外光照度が300ルクス以下である場合と
比較すると人間の瞳孔が閉じてしまうこととなり、光源
6の輝度としては、外光照度が300ルクス以下である
場合よりも高い輝度が要求される。そして、この場合の
光源6の輝度の最適値は人間の視覚特性を考慮した測定
により約100ニットであると算出されているため、ス
テップS104において制御部2から光源駆動部5に対
して出力される調光制御信号は、光源6を100ニット
の輝度に制御する信号となっており、バックライトとし
ての光源6の輝度が100ニットに変更される(ステッ
プS109)。
【0039】更に、太陽電池モジュール7の太陽電池セ
ル7aの出力電圧値が3V(外光照度5000ルクスに
対応)以上である場合には(ステップS101;3V以
上)、太陽電池セル7aによって発生される電力によ
り、充電制御部8を介して充電式電池9が充電されると
ともに、太陽電池セル7aからA/Dコンバータ7bへ
電圧が出力される(ステップS110)。この場合、外
光照度が300ルクス〜5000ルクスである場合と比
較すると、充電制御部8を介して充電式電池9を充電す
る際の電流値が大きくなるため、効率的な充電を行うこ
とができる。また、A/Dコンバータ7bでは、太陽電
池セル7aから入力された電圧がA/D変換によりデジ
タル値に変換され、制御部2によって当該デジタル値が
読み込まれる(ステップS111)。
【0040】制御部2は、読み込んだデジタル値に応じ
て光源駆動部5を介して光源6を制御するための調光制
御信号を出力する(ステップS112)。この場合は、
太陽電池モジュール7の太陽電池セル7aの出力電圧値
が3V以上で、外光照度が5000ルクス以上に対応し
ており、反射型の液晶としての輝度だけで表示画面の輝
度を十分保つことができるため、バックライトとしての
光源6からの補助光は必要ない。したがって、ステップ
S104において制御部2から光源駆動部5に対して出
力される調光制御信号は、光源6をOFFに制御する信
号となっており、バックライトとしての光源6はOFF
とされる(ステップS113)。
【0041】上記ステップS105、ステップS109
またはステップS113において、バックライトの制御
を終了すると、制御部2は、内部のRTC(Real Time
Clock )等によって2.5秒のタイマーをスタートし
(ステップS114)、このタイマーがONとなる2.
5秒後に本光源輝度制御処理1をリターンして、再びス
テップS101に移行する。すなわち、2.5秒おきに
太陽電池モジュール7の電圧値を外光照度の目安とし
て、外光照度に応じて最適な表示画面輝度を得るため
に、バックライトとしての光源6の輝度制御が行われ
る。
【0042】以上説明したように、本実施の形態におけ
る表示装置1によれば、太陽電池モジュール7の太陽電
池セル7aが発生する電力による出力電圧値に応じて、
光源6を適切な輝度に調整する光源輝度制御処理1を行
う。すなわち、太陽電池セル7aの出力電圧値が外光照
度300ルクスに対応する1V以下である場合には、充
電式電池9を充電するために十分な電力ではないため、
太陽電池モジュール7は充電式電池9を充電するための
電源としては機能しないが、前記出力電圧値がA/Dコ
ンバータ7bによってデジタル値に変換されて制御部2
によって読み込まれ、更に制御部2により出力される調
光制御信号によって、光源6の輝度は50ニットに変更
される。また、太陽電池セル7aの出力電圧値が1V〜
外光照度5000ルクスに対応する3Vである場合に
は、太陽電池セル7aによって発生される電力により充
電制御部8を介して充電式電池9が充電されるととも
に、光源6の輝度は100ニットに変更される。更に、
太陽電池セル7aの出力電圧値が3V以上である場合に
は、充電式電池9が充電されるとともに、バックライト
としての光源6はOFFとされる。
【0043】したがって、太陽電池モジュール7の太陽
電池セル7aによって出力される外光照度に応じた電圧
値を、外光照度の目安値として利用して、光源6から液
晶パネル4に対して出射される光の輝度を制御するた
め、外光照度に対して液晶パネル4の画面輝度を適正な
輝度に保つことができるとともに、そのために必要とさ
れる電力を表示装置1の主電源から供給せずに、太陽電
池モジュール7自身によって発電することができるた
め、表示装置1の省電力化を図ることができる。そのた
め、屋内外等の様々な使用環境において見やすい表示を
行うことができるとともに、主電源がバッテリー等であ
る際にも長時間使用可能な表示装置1を提供することが
できる。
【0044】また、太陽電池モジュール7の太陽電池セ
ル7aの出力電圧値が所定の値以上であって、外光照度
が、液晶パネル4による画面表示を外光のみで行うこと
ができるほどに充分な照度である場合には、バックライ
トとしての光源6をOFFにして電源を供給せずにすむ
ため、更に省電力化を図ることができる。
【0045】更に、太陽電池モジュール7の太陽電池セ
ル7aが発生する電力によって充電される充電式電池9
に蓄えられた電力を、主電源がOFFとされている際の
バックアップ電源として利用することができるため、更
に省電力を図ることができる。
【0046】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態における表示装置1について図4〜図6を参照し
て説明する。なお、本実施の形態においても、前記第1
の実施の形態と同様に、バックライトを備えた反射兼透
過型の表示装置100に本発明を適用した場合の例につ
いて説明することとするが、本実施の形態においては、
照度センサモジュール115を更に備え、太陽電池モジ
ュール7を利用した場合よりも精確な照度を検出可能と
して光源6の輝度を精確に制御可能であり、かつ、省電
力化を図ることを目的とする表示装置100について説
明する。
【0047】まず構成を説明する。図4は、本第2の実
施の形態における表示装置100の構成を示すブロック
図である。この図4において、表示装置100は、制御
部102、液晶制御部3、液晶パネル4、光源駆動部
5、光源6、太陽電池モジュール107、充電制御部
8、充電式電池109、入力部10、RAM11、RO
M12、記憶媒体読取部13、記憶媒体14、及び照度
センサモジュール115によって構成されており、各部
は主電源116(図示外)によって電力を供給されて動
作する。なお、上記構成要素の内、前記第1の実施の形
態における表示装置1と同一の動作を行う構成要素につ
いては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略するこ
ととする。
【0048】制御部102は、入力部10を介して入力
される指示に基づいて、ROM12または記憶媒体読取
部13内の記憶媒体14から所定のプログラムを読み出
してRAM11に一時格納し、当該プログラムに基づく
各種処理を実行して表示装置1の各部を集中制御する。
すなわち、制御部102は、前記読み出した所定のプロ
グラムに基づいて各種処理を実行し、その処理結果をR
AM11内のワークエリアに格納するともに、液晶制御
部3を介して液晶パネル4に表示させる。
【0049】また、制御部102は、太陽電池モジュー
ル107の太陽電池セル107aによって出力される電
圧値をA/Dコンバータ107bによってA/D変換さ
れたデジタル値に基づいて、当該デジタル値が前記電圧
値の3V以下に対応する値である場合には、照度センサ
モジュール115の照度センサセル115aによって外
光照度に応じて出力される電圧値をA/Dコンバータ1
15bによってA/D変換されたデジタル値に基づい
て、ROM12または記憶媒体14から読み出されてR
AM11に格納されている最適輝度テーブル11aを参
照して、光源6の輝度の最適値を特定し、光源6の輝度
を当該最適値に制御するための調光制御信号を光源駆動
部5に対して出力する。
【0050】更に、制御部102は、前記A/Dコンバ
ータ107bによってA/D変換されたデジタル値が前
記電圧値の3V以上に対応する値である場合には、後述
する図5に示すスイッチS1及びスイッチS2の双方を
OFFにして、照度センサモジュール115をOFFと
するとともに、光源6をOFFに制御する信号を光源駆
動部5に対して出力し、バックライトとしての光源6を
OFFとする。
【0051】太陽電池モジュール107は、太陽光や室
内灯の外光を受光して発電を行う太陽電池セル107
a、太陽電池セル107aから出力される電圧をA/D
変換して制御部102に対して出力するためのA/Dコ
ンバータ107b等によって構成される。本実施の形態
の表示装置100において、この太陽電池107は、簡
易的に外光照度を検出するためのセンサとしての役割も
担っており、太陽電池セル107aから出力される電圧
値に基づいて、後述する光源輝度制御処理2(図6参
照)が行われる。
【0052】充電式電池109は、太陽電池107によ
って発電された電力が充電用に十分な電力である場合
に、充電制御部8を介して充電され、表示装置100の
バックアップ電源として機能する。また、後述する光源
輝度制御処理2(図6参照)において、太陽電池モジュ
ール107の太陽電池セル107aの出力電圧値が1V
以上である場合には、この充電式電池109から照度セ
ンサモジュール115に対して電力が供給されることと
なる。
【0053】照度センサモジュール115は、太陽光や
室内灯の外光を受光して当該外光の照度に応じた電圧を
出力する照度センサセル115a、照度センサセル11
5aから出力される電圧をA/D変換して制御部102
に対して出力するためのA/Dコンバータ115b等に
よって構成される。前記第1の実施の形態においては、
太陽電池モジュール7によって簡易的に検出した外光照
度に基づいて、光源6の輝度制御を行ったが、本実施の
形態においては、この照度センサモジュール115によ
って、精確な照度を検出することにより、そう6の輝度
を更に精確に制御することができる。
【0054】主電源116は、表示装置100の各部に
電力を供給する電源であり、例えば、充電式電池109
と比較して大容量のバッテリー等によって構成される。
【0055】また、ROM12または記憶媒体14に
は、最適輝度テーブル11aが格納されており、この際
敵輝度テーブル11aは、後述する光源輝度制御処理2
において読み出されて、RAM11に格納される。この
最適輝度テーブル11aは、様々な外光照度の環境下に
おいて人間の視覚特性を考慮した測定に基づいて算出さ
れた光源6の最適輝度を、各外光照度毎に対応づけて格
納するテーブルである。
【0056】次に動作を説明する。図5は、本実施の形
態における表示装置100の光源輝度制御処理2の制御
系統を示す機能ブロック図であり、図6は、当該光源輝
度制御処理2について説明するためのフローチャートで
ある。なお、図6に示すフローチャートでは、表示装置
100が反射兼透過型の表示装置である場合のバックラ
イトとしての光源6を制御する例について説明する。
【0057】図5において、太陽電池モジュール107
の太陽電池セル107aは、太陽光、室内灯の光等の外
光を受けて電力を発生する。そして、太陽電池モジュー
ル107の太陽電池セル107aが発生する電力による
出力電圧値に応じて(ステップS201)、表示装置1
00は、以下の処理によってバックライトとしての光源
6の輝度を制御し、液晶パネル4によって表示される表
示画面の輝度の調節を行う。
【0058】太陽電池モジュール107の太陽電池セル
107aの出力電圧値が1V(外光照度300ルクスに
対応)以下である場合には(ステップS201;1V以
下)、太陽電池セル107aによって発生される電力は
充電式電池109を充電するために十分な電力ではない
ため、太陽電池モジュール107は充電式電池109を
充電するための電源としては機能しないが、太陽電池セ
ル107aからA/Dコンバータ107bへは電圧が出
力される(ステップS202)。
【0059】そして、A/Dコンバータ107bでは、
太陽電池セル107aから入力された電圧がA/D変換
によりデジタル値に変換され、制御部102に対して出
力される。制御部102は、A/Dコンバータ107b
から入力されたデジタル値に基づいてスイッチS1及び
スイッチS2の双方をONにし、これにより、照度セン
サモジュール115の照度センサセル115aへは、充
電式電池109及び主電源116の双方から電力が供給
されることとなる(ステップS203)。
【0060】電源を供給された照度センサモジュール1
15の照度センサセル115aは、太陽光、室内灯の光
等の外光を受けて、外光照度に応じた電圧をA/Dコン
バータ115bに対して出力し、A/Dコンバータ11
5bでは、照度センサセル115aから入力された電圧
がA/D変換によりデジタル値に変換され、制御部10
2によって当該デジタル値が読み込まれる(ステップS
204)。
【0061】この場合は、太陽電池モジュール107の
太陽電池セル107aの出力電圧値が1V以下で、外光
照度が300ルクス以下に対応しており、反射型の液晶
としての輝度だけでは表示画面の輝度が十分ではない。
そのため、透過型の液晶としても利用するためにバック
ライトとしての光源6からの補助光が必要となる。その
ため、制御部102は、ROM12または記憶媒体14
から読み出されてRAM11に格納されている最適輝度
テーブル11aを参照して、前記読み込んだデジタル値
に基づいて、光源6の輝度の最適値を例えば約50〜1
00ニットの間の輝度内で特定し、光源6の輝度を当該
最適値に制御するための調光制御信号を光源駆動部5に
対して出力する(ステップS205)。そして、光源駆
動部5は、前記制御部102から入力された調光制御信
号に基づいて光源6を制御し、バックライトとしての光
源6の輝度が変更される(ステップS206)。
【0062】また、太陽電池モジュール107の太陽電
池セル107aの出力電圧値が1V(外光照度300ル
クスに対応)〜3V(外光照度5000ルクスに対応)
である場合には(ステップS201;1V〜3V)、太
陽電池セル107aによって発生される電力により、充
電制御部8を介して充電式電池109が充電されるとと
もに、太陽電池セル107aからA/Dコンバータ10
7bへ電圧が出力される(ステップS207)。そし
て、A/Dコンバータ107bでは、太陽電池セル10
7aから入力された電圧がA/D変換によりデジタル値
に変換され、制御部102に対して出力される。制御部
102は、A/Dコンバータ107bから入力されたデ
ジタル値に基づいてスイッチS1をONに、また、スイ
ッチS2をOFFにし、これにより、照度センサモジュ
ール115の照度センサセル115aへは、充電式電池
109のみから電力が供給されることとなる(ステップ
S208)。
【0063】電源を供給された照度センサモジュール1
15の照度センサセル115aは、太陽光、室内灯の光
等の外光を受けて、外光照度に応じた電圧をA/Dコン
バータ115bに対して出力し、A/Dコンバータ11
5bでは、照度センサセル115aから入力された電圧
がA/D変換によりデジタル値に変換され、制御部10
2によって当該デジタル値が読み込まれる(ステップS
209)。
【0064】この場合は、太陽電池モジュール107の
太陽電池セル107aの出力電圧値が1V〜3Vで、外
光照度が300ルクス〜5000ルクスに対応してお
り、反射型の液晶としての輝度だけでは表示画面の輝度
が十分ではない。そのため、透過型の液晶としても利用
するためにバックライトとしての光源6からの補助光が
必要となる。そのため、制御部102は、ROM12ま
たは記憶媒体14から読み出されてRAM11に格納さ
れている最適輝度テーブル11aを参照して、前記読み
込んだデジタル値に基づいて、光源6の輝度の最適値を
例えば約100〜200ニットの間の輝度内で特定し、
光源6の輝度を当該最適値に制御するための調光制御信
号を光源駆動部5に対して出力する(ステップS21
0)。そして、光源駆動部5は、前記制御部102から
入力された調光制御信号に基づいて光源6を制御し、バ
ックライトとしての光源6の輝度が変更される(ステッ
プS211)。
【0065】更に、太陽電池モジュール107の太陽電
池セル107aの出力電圧値が3V(外光照度5000
ルクスに対応)以上である場合には(ステップS20
1;3V以上)、太陽電池セル107aによって発生さ
れる電力により、充電制御部8を介して充電式電池10
9が充電されるとともに、太陽電池セル107aからA
/Dコンバータ107bへ電圧が出力される(ステップ
S212)。そして、A/Dコンバータ107bでは、
太陽電池セル107aから入力された電圧がA/D変換
によりデジタル値に変換され、制御部102に対して出
力される。制御部102は、A/Dコンバータ107b
から入力されたデジタル値に基づいてスイッチS1及び
スイッチS2の双方をOFFにし、これにより、照度セ
ンサモジュール115の照度センサセル115aへは電
力が供給されず、照度センサモジュール115はOFF
となる(ステップS213)。
【0066】また、この場合外光照度が5000ルクス
以上に対応しており、反射型の液晶としての輝度だけで
表示画面の輝度を充分保つことができるため、バックラ
イトとしての光源6からの補助光は必要ない。したがっ
て、制御部102は、前記A/Dコンバータ107bか
ら入力されたデジタル値に基づいて光源6をOFFに制
御する信号を光源駆動部5に対して出力し、バックライ
トとしての光源6はOFFとされる(ステップS21
4)。
【0067】上記ステップS206、ステップS211
またはステップS214において、バックライトの制御
を終了すると、制御部102は、内部のRTC等によっ
て2.5秒のタイマーをスタートし(ステップS21
5)、このタイマーがONとなる2.5秒後に本光源輝
度制御処理2をリターンして、再びステップS201に
移行する。すなわち、2.5秒おきに太陽電池モジュー
ル107の電圧値を外光照度の目安として、外光のみで
液晶パネル4の表示画面の輝度を充分確保できる場合に
は、バックライトとしての光源6をOFFし、そうでな
い場合は、照度センサモジュール115によって検出さ
れる精確な外光照度に応じて、光源6の輝度を精確に制
御することとなる。
【0068】以上説明したように、本実施の形態におけ
る表示装置100によれば、太陽電池モジュール107
の太陽電池セル107aが発生する電力による出力電圧
値に応じて、光源6を適切な輝度に調整する光源輝度制
御処理2を行う。すなわち、太陽電池セル107aの出
力電圧値が外光照度300ルクスに対応する1V以下で
ある場合には、充電式電池9を充電するために十分な電
力ではないため、太陽電池モジュール107は充電式電
池9を充電するための電源としては機能しないが、照度
センサセル115a出力電圧値がA/Dコンバータ11
5bによってデジタル値に変換されて制御部102によ
って読み込まれ、当該読み込まれたデジタル値に基づい
て、制御部102によって、光源6の最適輝度が最適輝
度テーブル11aを参照して特定され、更に制御部10
2により出力される調光制御信号によって、光源6の輝
度が最適な輝度に変更される。また、太陽電池セル10
7aの出力電圧値が1V〜外光照度5000ルクスに対
応する3Vである場合には、太陽電池セル107aによ
って発生される電力により充電制御部8を介して充電式
電池109が充電されるとともに、光源6の輝度が最適
な輝度に変更される。更に、太陽電池セル107aの出
力電圧値が3V以上である場合には、充電式電池9が充
電されるとともに、照度センサモジュール115及びバ
ックライトとしての光源6はOFFとされる。
【0069】したがって、太陽電池モジュール107の
出力値が所定の値以上であって、外光照度が、液晶パネ
ル4による画面表示を外光のみで行うことができるほど
に充分な照度である場合には、照度センサモジュール1
15及び光源6をOFFにして電源を供給せずにすむた
め、省電力化を図ることができる。また、この際、太陽
電池モジュール107の出力値が所定の値以下であっ
て、外光照度が、液晶パネル4による画面表示を外光の
みで行うことができるほどに充分な照度でなく光源6か
らの光を必要とする場合には、照度センサモジュール1
15によって検出された外光照度に応じて光源6から液
晶パネル4に対して出射される光の輝度を制御するた
め、外光照度に対して液晶パネル4の画面輝度を適正な
輝度に保つことができる。そのため、主電源116がバ
ッテリー等によって構成される際に、限られた電源容量
の中で長時間使用可能であるとともに、屋内外等の様々
な使用環境において見やすい表示を行うことができる表
示装置100を提供することができる。
【0070】更に、太陽電池モジュール7の太陽電池セ
ル7aが発生する電力によって充電される充電式電池9
に蓄えられた電力を、主電源がOFFとされている際の
バックアップ電源として利用することができるため、更
に省電力を図ることができる。
【0071】なお、本第2の実施の形態においては、図
5に示したように、太陽電池モジュール107のA/D
コンバータ107bから出力されるデジタル値を制御部
102によって読み込んで、制御部102の制御処理に
よってスイッチS1及びスイッチS2のON・OFF制
御を行い、また、外光から十分な照度を得られる際に光
源6をOFFにする制御を行うこととしたが、制御部1
02の負荷を低減させるために、太陽電池セル107a
から出力される電圧値に応じてスイッチS1、スイッチ
S2及び光源6をON・OFFするようにしてもよい。
【0072】この場合、制御部102による処理を省略
することができるため、例えば、本第2の実施の形態の
表示装置100を電子機器に適用した場合に、当該制御
部102を電子機器の処理を行う制御部102としても
共用する場合には、当該制御部102の負荷を低減する
ことができ、電子機器の処理を効率的に高速に行うこと
ができる。
【0073】また、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、バックライトとしての光源6及び反射兼透過型
の液晶パネル4を備えた表示装置1または表示装置10
0について説明したが、本発明を、フロントライトとし
ての光源6及び反射型の液晶パネル4を備えた表示装置
に適用することも可能であり、また、表示パネルは液晶
パネル4に限定されるものではなく、その他の非発光型
の表示パネルを利用することとしてもよい。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、太陽電池
によって出力される外光照度に応じた電圧値を、外光照
度の目安値として利用して、光源から表示パネルに対し
て出射される光の輝度を制御するため、外光照度に対し
て表示パネルの画面輝度を適正な輝度に保つことができ
るとともに、そのために必要とされる電力を表示装置の
主電源から供給せずに、太陽電池自身によって発電する
ことができるため、表示装置の省電力化を図ることがで
きる。そのため、外光のエネルギーを利用して、屋内外
等の様々な使用環境において見やすい表示を行うことが
できるとともに、バッテリーによって駆動される際に長
時間使用可能な表示装置を提供することができる。
【0075】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、太陽電池の出力値が所定の値
以上であって、外光照度が、表示パネルによる画面表示
を外光のみで行うことができるほどに充分な照度である
場合には、光源をOFFにして電源を供給せずにすむた
め、更に省電力化を図ることができる。
【0076】請求項3記載の発明によれば、太陽電池の
出力値が所定の値以上であって、外光照度が、表示パネ
ルによる画面表示を外光のみで行うことができるほどに
充分な照度である場合には、照度センサ及び光源をスイ
ッチ等の切換手段によってOFFにして電源を供給せず
にすむため、省電力化を図ることができる。また、例え
ば、本発明の表示装置を電子機器に適用した場合に、電
子機器の処理を行うCPUによって、前記制御手段と、
前記切換手段とを共用する構成とすることもできるが、
前記切換手段をCPUとは別回路で構成することとすれ
ば、CPUの負荷を低減することができ、電子機器の処
理を効率的に高速に行うことができる。更に、太陽電池
の出力値が所定の値以下であって、外光照度が、表示パ
ネルによる画面表示を外光のみで行うことができるほど
に充分な照度でなく光源からの光を必要とする場合に
は、照度センサによって検出された外光照度に応じて光
源から表示パネルに対して出射される光の輝度を制御す
るため、外光照度に対して表示パネルの画面輝度を適正
な輝度に保つことができる。そのため、外光のエネルギ
ーを利用して、バッテリーによって駆動される際に長時
間使用可能であるとともに、本発明の表示装置を適用し
た電子機器によって行われる処理を効率的に高速に行う
ことが可能であり、更に、屋内外等の様々な使用環境に
おいて見やすい表示を行うことができる表示装置を提供
することができる。
【0077】請求項4記載の発明によれば、いわゆる反
射兼透過型の液晶表示パネルを利用した表示装置におい
ても、請求項1または請求項3のいずれかに記載の発明
と同様の効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における表示装置1
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す表示装置1によって実行される光源
輝度制御処理1の制御系統を示す機能ブロック図であ
る。
【図3】図1に示す表示装置1によって実行される光源
輝度制御処理1について説明するためのフローチャート
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における表示装置1
00の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す表示装置100によって実行される
光源輝度制御処理2の制御系統を示す機能ブロック図で
ある。
【図6】図4に示す表示装置100によって実行される
光源輝度制御処理2について説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 表示装置 2 制御部 3 液晶制御部 4 液晶パネル 5 光源駆動部 6 光源 7 太陽電池モジュール 7a 太陽電池セル 7b A/Dコンバータ 8 充電制御部 9 充電式電池 10 入力部 11 RAM 12 ROM 13 記憶媒体読取部 14 記憶媒体 102 制御部 107 太陽電池モジュール 107a 太陽電池セル 107b A/Dコンバータ 109 充電式電池 115 照度センサモジュール 115a 照度センサセル 115b A/Dコンバータ 116 主電源 S1,S2 スイッチ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C006 AF51 AF52 AF53 AF63 AF69 AF81 BB01 BB11 BB28 BB29 BF08 BF14 BF29 BF39 BF45 EA01 EC02 FA18 FA47 5C080 AA10 BB01 BB05 DD04 DD26 EE28 FF08 FF09 JJ02 JJ07 KK07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非発光型の表示パネルと、 この表示パネルに対して光を出射する光源と、 外光を受光して電力を発生し、外光照度に応じた電圧を
    出力する太陽電池と、 この太陽電池の出力電圧値に応じて、外光照度に対して
    前記表示パネルの画面輝度が適正な輝度となるように、
    前記光源の出射する光の輝度を制御する制御手段と、 を備え、 前記表示パネルは、外光と、前記制御手段によって出射
    する光の輝度を制御される前記光源と、の光を利用して
    画面表示を行うことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記太陽電池の出力電圧
    値が所定の値以上である場合には、前記光源をOFFす
    るように制御を行うことを特徴とする請求項1記載の表
    示装置。
  3. 【請求項3】非発光型の表示パネルと、 この表示パネルに対して光を出射する光源と、 外光を受光して電力を発生し、外光照度に応じた電圧を
    出力する太陽電池と、 外光照度を検出する照度センサと、 前記太陽電池の出力電圧値が所定の値以上である場合に
    は、前記照度センサをOFFに切り換えるとともに前記
    光源をOFFに切り換える切換手段と、 前記太陽電池の出力電圧値が所定の値以下である場合に
    は、前記照度センサによって検出された外光照度に応じ
    て、外光照度に対して前記表示パネルの画面輝度が適正
    な輝度となるように、前記光源の出射する光の輝度を制
    御する制御手段と、 を備え、 前記表示パネルは、外光と、前記制御手段によって出射
    する光の輝度を制御される前記光源と、の光を利用して
    画面表示を行うことを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】前記光源は、 前記表示パネルの裏面側に配置され、前記表示パネルの
    裏面に向けて光を出射し、 前記表示パネルは、 液晶パネルと、この液晶パネルの裏面側に配置され、前
    記液晶パネルの表面側から入射されて前記液晶パネルを
    透過した外光を前記液晶パネルの裏面に向けて反射する
    とともに、前記光源から出射された光を前記液晶パネル
    の裏面に向けて透過させる光反射兼透過手段と、によっ
    て構成されることを特徴とする請求項1または請求項3
    のいずれかに記載の表示装置。
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