JP2000112401A - 自動車用表示装置 - Google Patents

自動車用表示装置

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JP2000112401A
JP2000112401A JP10283729A JP28372998A JP2000112401A JP 2000112401 A JP2000112401 A JP 2000112401A JP 10283729 A JP10283729 A JP 10283729A JP 28372998 A JP28372998 A JP 28372998A JP 2000112401 A JP2000112401 A JP 2000112401A
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幸浩 ▲高▼尾
Yukihiro Takao
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent
    • G09F2013/227Electroluminescent displays for vehicles

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EL発光素子を一定周波数および一定電圧で
の駆動下において高輝度で発光させるとともに、寿命低
下を最小限に抑える。 【解決手段】 EL発光素子21は約25℃においてほ
ぼ最大輝度で発光し、寿命低下も少ない。このため、自
動車に搭載された空気調和機10から送り出される空気
をEL発光素子21に導くように通風ダクト30bを設
ければ、EL発光素子21の周辺温度を約25℃にする
ことができる。また、運転者が空気調和機10に対する
操作をしない場合には、温度センサ23がEL発光素子
21の周辺温度T1を検出し、空調制御部70がEL発
光素子21の周辺温度を約25℃にすべく空気調和機1
0を自動的に動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車室内に
おいて所定の情報を表示する自動車用表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の車室内においてEL
(electroluminescence)発光素子を表示用発光手段と
して使用することによって運転者などに対して車両情報
などの所定の情報を表示することが行われている。な
お、EL素子の種類(例えば、有機や無機)によってバ
ックライトとして使用されることが多い場合や表示素子
そのものとして使用されることが多い場合があるが、い
ずれの場合であっても表示用発光手段として機能するも
のであることは言うまでもない。
【0003】ところで、EL発光素子は周辺の温度変化
により表示の際の輝度が変化する。例えば、EL発光素
子の周辺温度が約25℃であれば最大輝度で発光する
が、それよりも高い温度若しくは低い温度となると発光
輝度は低下する。
【0004】このため、従来においては、EL発光素子
の輝度変化を補正するために、フォトトランジスタなど
の光検出素子を用いてEL発光素子の輝度を検出し、E
L発光素子に与える駆動周波数や駆動電圧を変化させる
ことによって初期輝度と同等の輝度が得られるように補
正している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、EL発
光素子は、高い周波数での駆動や高い電圧での駆動が行
われると高輝度化を図ることができる一方で、その寿命
が短くなるという特性を有する。
【0006】従って、従来のようにEL発光素子に与え
る駆動周波数や駆動電圧を変化させることによって初期
輝度と同等の輝度が得られるように補正すると、EL発
光素子の寿命低下を招くことがあり、問題となる。
【0007】また、高温中で発光させた場合にもEL発
光素子が劣化し、寿命低下を招くことになる。例えば、
EL発光素子の周辺温度が約35℃のときに一定時間以
上発光させると、約25℃のときに同時間発光させた場
合に比べて寿命が半減することがある。
【0008】ところが、上記のような従来の駆動周波数
や駆動電圧を変化させる輝度補正を行ったとしても高温
中での発光による寿命劣化については何等改善されるも
のではない。
【0009】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、一定周波数および一定電圧で駆動してもE
L発光素子を高輝度で発光させることができ、また、寿
命低下を最小限に抑える自動車用表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、自動車の車室内において
所定の情報を表示する自動車用表示装置であって、前記
所定の情報を表示するために発光するEL発光素子と、
前記車室内の温度を操作設定された所定の設定温度に調
整する空調手段と、前記空調手段から前記車室内に導か
れる空気の一部を前記EL発光素子に向けて導く通風ダ
クトとを備えている。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動車用表示装置において、前記通風ダクトに対向す
る側に開口が形成され、前記EL発光素子の発光面を除
く部分を覆う状態に設けられた断熱材をさらに備えてい
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の自動車用表示装置において、前記EL発
光素子の近傍に設けられ、前記EL発光素子の周辺温度
を計測する温度計測手段をさらに備え、前記空調手段
は、前記設定温度が設定されている場合には当該設定温
度に基づいた動作を行い、前記設定温度が設定されてい
ない場合には前記温度計測手段によって計測される前記
EL発光素子の周辺温度を所定の適正温度にすべく動作
することを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の自動車用表示装置において、前記EL発
光素子の近傍に設けられ、前記EL発光素子の周辺温度
を計測する温度計測手段と、前記EL発光素子の周辺温
度と前記設定温度とに基づいて、前記空調手段から前記
車室内に導かれる空気の風量と、前記通風ダクトを介し
て前記EL発光素子に向けて導かれる空気の風量とを制
御する風量制御手段とをさらに備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】一般的に、自動車の車室内におい
て運転者などに対して所定の情報を表示する必要がある
のは、自動車のエンジンの動作時である。このエンジン
動作時であれば、車載されている空気調和機(いわゆる
車載エアコン)を動作させることは電気負荷容量的にも
充分に可能である。この実施の形態は、自動車に搭載さ
れている空気調和機を利用してEL発光素子の周辺温度
が適正温度(すなわち、約25℃)になるように構成し
たものである。
【0015】図1は、この発明の一実施形態を示す自動
車用表示装置100を示す構成図である。この自動車用
表示装置100は、自動車の車室内の温度を操作設定さ
れた所定の設定温度に調整する空気調和機10と、自動
車の車室内において運転者などに対する所定の情報を表
示するEL表示ユニット20とを備えており、空気調和
機10には温度調整された空気を所定場所に導く通風ダ
クト30が配置されている。この実施の形態では、通風
ダクト30は、空気調和機10によって温度調整された
空気を車室内側へ導く通風ダクト30aと、EL表示ユ
ニット20の発光面側とは異なる裏面側へ導く通風ダク
ト30bとに分岐するように構成されている。
【0016】図2は、EL表示ユニット20の周辺要部
を示す図である。EL表示ユニット20は、インストゥ
ルメントパネル(以下、単に「パネル」という)90に
よって遮断された車室内側とは異なるパネル内部空間側
に設けられており、所定の情報を表示するために発光す
るEL発光素子21と、EL発光素子21の発光面21
a側を除く部分を覆うように設けられた断熱材22と、
EL発光素子21の周辺温度T1を検出する温度センサ
23とを備えている。
【0017】ここで、断熱材22は、通風ダクト30b
からの空気をEL表示ユニット20内のEL発光素子2
1に導くために、通風ダクト30bに対向する側に通風
用の開口部28が形成されている。また、断熱材22に
おけるEL発光素子21付近の部位には、通風ダクト3
0bから導かれた空気をEL表示ユニット20外部に排
気するための排気口29が形成されている。
【0018】EL発光素子21は駆動回路25によって
駆動される。駆動回路25にはEL発光素子21の必要
輝度および必要寿命を確保することができる駆動周波数
および駆動電圧の最適値が予め設定されており、この最
適値に基づいて一定の駆動周波数および駆動電圧によっ
てEL発光素子21の駆動が行われる。
【0019】また、断熱材22は、走行時などにおいて
自動車の車室内側若しくはパネル内部空間側の温度が上
昇したり下降したりしても、EL発光素子21の周辺温
度がそれに伴って上昇したり下降することを防止するた
めに設けられている。例えば、自動車の走行時において
パネル内部空間の温度が40℃程度となったとしても、
断熱材22が設けられているので、EL発光素子21の
周辺温度T1を40℃未満に抑えることができる。
【0020】EL発光素子21の発光面21aに対向す
る位置には運転者などが操作するスイッチSW1がパネ
ル90に着設されている。このため、EL発光素子21
が発光すると、スイッチSW1に形成された光透過部を
透過した光が車室内側に導かれ、所定の情報を表示する
ように構成されている。
【0021】また、パネル90とスイッチSW1とによ
り車室内側とパネル内部空間側とが仕切られているの
で、EL発光素子21は車室内側の温度の影響を受けに
くくなっているとともに、排気口29から吹き出る空気
が車室内側に影響を与えることもない。
【0022】また、車室内側には、運転者などが所望す
る車室内の設定温度T3を操作入力するための温度設定
入力部50と、車室内温度T2を検出する車室内温度セ
ンサ60とが設けられている。
【0023】図1に戻り、空気調和機10には空調制御
部70が電気的に接続されており、空調制御部70が空
気調和機10に対して動作制御信号CNT1を送出する
ことにより、空気調和機10の動作制御が行われる。
【0024】そして、温度センサ23で検出されるEL
発光素子21の周辺温度T1と、温度設定入力部50に
入力される設定温度T3と、車室内温度センサ60によ
って検出される車室内温度T2とは、それぞれ空調制御
部70に伝送されるように構成されている。
【0025】以上のような構成において、空調制御部7
0は、以下のように空気調和機10を動作制御する。
【0026】運転者などが温度設定入力部50より所望
する設定温度T3を入力した場合、空調制御部70は車
室内を設定温度T3にすべく空気調和機10を動作制御
する。すなわち、運転者などが温度設定入力部50に対
して所望の設定温度T3を入力すると、空調制御部70
は設定温度T3と車室内温度T2との差がなくなるよう
に空気調和機10を動作させる。その結果、空気調和機
10から送り出される空気は通風ダクト30aを介して
車室内に導かれるとともに、通風ダクト30bを介して
車室内に導かれる空気の一部がEL表示ユニット20の
裏面側に導かれる。
【0027】一般的に、人間が快適と感じる温度は、個
人差はあるものの約25℃前後である。このため、運転
者などが車室内の設定温度T3を入力する場合は、設定
温度T3が約25℃前後となることが多い。
【0028】上述のようにEL発光素子21は、周辺温
度T1が約25℃であれば最大輝度で発光するため、上
記のように空気調和機10からの空気をEL表示ユニッ
ト20に対して導くようにすれば、EL発光素子21の
周辺温度T1は運転者などによって設定された約25℃
になり、駆動回路25において駆動周波数や駆動電圧を
変化させることなくEL発光素子21をほぼ最大輝度で
発光させることができるとともに、EL発光素子21の
寿命低下を防止することもできる。
【0029】これに対し、運転者などが設定温度を入力
せず、空気調和機10を動作させない場合、空調制御部
70はEL表示ユニット20に設けられた温度センサ2
3によって検出される周辺温度T1が約25℃になるよ
うに空気調和機10を動作制御する。すなわち、運転者
などが空気調和機10に対する操作を行わない場合であ
って、EL発光素子21の周辺温度T1が25℃よりも
大きい場合若しくは小さい場合には、空調制御部70は
EL発光素子21の周辺温度を25℃にすべく空気調和
機10を動作させる。
【0030】この結果、運転者などが空気調和機10に
対する操作を行わない場合であっても、EL発光素子2
1の周辺温度を約25℃にすることができるので、EL
発光素子21をほぼ最大輝度で発光させることができる
とともに、EL発光素子21の寿命低下を防止すること
もできる。
【0031】ところで、上記図1の構成の自動車用表示
装置100では、運転者などが設定する設定温度T3が
例えば18℃や30℃などに設定されると、空気調和機
10によってEL発光素子21の周辺温度も18℃や3
0℃となる。すなわち、人間が快適と思う車室内温度に
は個人差があるため、EL発光素子21の周辺温度がほ
ぼ最大輝度で発光しない温度になる場合がある。
【0032】そこで、車室内温度が約25℃に設定され
なかった場合でも適切にEL発光素子21の周辺温度を
約25℃に保つためには、以下のように構成することが
適切である。
【0033】図3は、この発明の上記図1とは異なる一
実施形態を示す自動車用表示装置100aを示す構成図
である。図3において、上記図1に示した各部材と同様
の機能を有する部材には同一符号を付しており、それら
各部材に対する説明は省略する。また、図3において、
EL表示ユニット20の設置形態は図2と同様である。
【0034】図3の自動車用表示装置100aが、上記
の自動車用表示装置100と構成上異なる点は、通風ダ
クト30a内に空気調和機10によって温度調整された
空気を車室内側へ導く際の風量を調整する風量調整弁3
1aが設けられていること、通風ダクト30b内に空気
調和機10によって温度調整された空気をEL表示ユニ
ット20の発光面側とは異なる裏面側へ導く際の風量を
調整する風量調整弁31bが設けられていること、およ
び風量調整弁31a,31bを制御する風量制御部80
が設けられていることである。
【0035】風量調整弁31aは、風量制御部80から
の制御信号FC1に基づいて通風ダクト30a内で回転
動作を行い、車室内側に導く空気の風量を任意のものに
調整する。また、風量調整弁31bは、風量制御部80
からの制御信号FC2に基づいて通風ダクト30b内で
回転動作を行い、EL表示ユニット20に導く空気の風
量を任意のものに調整する。
【0036】風量制御部80は、空調制御部70からの
風量制御信号CNT2に基づいて風量調整弁31a,3
1bのそれぞれに対して制御信号FC1,FC2を送出
し、通風ダクト30aから車室内側へと導かれる風量と
通風ダクト30bからEL表示ユニット20に導かれる
風量とをそれぞれ独立して制御する。
【0037】このような構成において、空調制御部70
は、車室内温度が運転者などが設定入力した設定温度T
3になるように制御するとともに、EL発光素子21の
周辺温度T1が25℃となるように制御する。
【0038】例えば、温度センサ23によって検出され
る周辺温度T1が25℃であり、車室内温度T2が未だ
設定温度T3に達していない場合、空調制御部70は風
量制御部80に対して風量調整弁31bのみを閉めるよ
うに風量制御信号CNT2を風量制御部80に送出す
る。そして、風量制御部80は通風ダクト30bに設け
られた風量調整弁31bを閉め、空気調和機10から送
り出される空気を車室内側にのみ導くようにする。この
結果、EL発光素子21の周辺温度T1は約25℃で維
持されるとともに、車室内温度T2はさらに降温又は昇
温して設定温度T3に近づいていく。
【0039】一方、車室内温度T2が設定温度T3に等
しい状態であり、温度センサ23によって検出される周
辺温度T1が未だ25℃に達していない場合、空調制御
部70は風量制御部80に対して風量調整弁31aのみ
を閉めるように風量制御信号CNT2を風量制御部80
に送出する。そして、風量制御部80は通風ダクト30
aに設けられた風量調整弁31aを閉め、空気調和機1
0から送り出される空気をEL表示ユニット20に対し
てのみ導くようにする。この結果、車室内温度T2は設
定温度T3で維持されるとともに、EL発光素子21の
周辺温度T1を25℃にすることができる。
【0040】なお、風量制御部80は、通風ダクト30
a,30bに設けられた風量調整弁31a,31bを閉
める場合、車室内温度T2若しくはEL発光素子21の
周辺温度T1を設定温度若しくは25℃で一定に維持す
ることができるように、少量の一定風量を車室内側若し
くはEL表示ユニット20側に供給するようにしてもよ
い。
【0041】このように図3の構成の自動車用表示装置
100aでは、運転者などが設定する設定温度T3が例
えば18℃や30℃などに設定されたとしても、空調制
御部70と風量制御部80とが作用してEL発光素子2
1の周辺温度を25℃で保つことができるとともに、車
室内温度を設定温度(18℃や30℃など)に保つこと
ができる。従って、EL発光素子21を一定の駆動周波
数および駆動電圧でを駆動することができ、EL発光素
子21をほぼ最大輝度で発光させることができるととも
に、EL発光素子21の寿命低下を防止することもでき
る。
【0042】以上説明したように、この実施の形態の自
動車用表示装置100,100aでは、通風ダクト30
bをEL表示ユニット20に向けて配置することによ
り、空気調和機10から自動車の車室内に導かれる空気
の一部をEL表示ユニット20に導くことができるの
で、EL発光素子21が発光する際には、EL発光素子
21の周辺温度を25℃に保つことができる。このた
め、EL発光素子21を高輝度で発光させることができ
るとともに、EL発光素子21の寿命低下を最小限に抑
えることができる。
【0043】また、EL発光素子21の駆動周波数およ
び駆動電圧に関しては、必要輝度および必要寿命を確保
することができる値に初期の駆動周波数および駆動電圧
を最適化しておけば、一定の駆動周波数および駆動電圧
で駆動するだけでよい。すなわち、EL発光素子21
は、通風ダクト30bを介して導かれる空気調和機10
からの空気によって約25℃に維持されるので、温度変
化による輝度変化は発生せず、駆動周波数および駆動電
圧を変更する必要がない。
【0044】また、EL表示ユニット20においては、
断熱材22がEL発光素子21の発光面21aを除く部
分を覆う状態に設けられているため、走行時などにおい
て自動車のパネル内部空間の温度が上昇したり下降した
りしても、EL発光素子21の周辺温度がそれに伴って
上昇したり下降することを防止することができる。
【0045】また、EL発光素子21の周辺温度が25
℃となっていないときに発光する場合であっても、上述
したように空気調和機10がEL発光素子21の周辺温
度を約25℃となるように動作するため、25℃の温度
でない発光時間は比較的短時間である。このため、EL
発光素子21の素子劣化が進むことがなく、寿命の低下
の最小限に抑えることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、所定の情報を表示するために発光するE
L発光素子と、車室内の温度を操作設定された所定の設
定温度に調整する空調手段と、空調手段から車室内に導
かれる空気の一部をEL発光素子に向けて導く通風ダク
トとを備えるため、一定の駆動周波数および駆動電圧で
EL発光素子を駆動してもEL発光素子を高輝度で発光
させることができるとともに、EL発光素子の寿命低下
を最小限に抑えることができる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、通風ダク
トに対向する側に開口が形成され、EL発光素子の発光
面を除く部分を覆う状態に設けられた断熱材をさらに備
えるため、EL発光素子の周辺温度を適切な温度に調整
することができるとともに、自動車の車室内が高温又は
低温となったとしても、EL発光素子の周辺温度が車室
内と同程度の高温又は低温となることを避けることがで
き、EL発光素子の寿命低下を抑制することができる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、EL発光
素子の近傍に設けられ、EL発光素子の周辺温度を計測
する温度計測手段をさらに備え、空調手段は、設定温度
が設定されている場合には当該設定温度に基づいた動作
を行い、設定温度が設定されていない場合には温度計測
手段によって計測されるEL発光素子の周辺温度を所定
の適正温度にすべく動作するため、比較的簡単な構成で
EL発光素子を高輝度で発光させることができるととも
に、EL発光素子の寿命低下を最小限に抑えることがで
きる。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、EL発光
素子の周辺温度と車室内の設定温度とに基づいて、空調
手段から自動車の車室内に導かれる空気の風量と、EL
発光素子に向けて導かれる空気の風量とを制御するた
め、自動車の車室内の温度を設定温度にすることができ
るとともに、EL発光素子の周辺温度を所定の適正温度
にすることができるので、常にEL発光素子をほぼ最大
輝度で発光させることができるとともに、EL発光素子
の寿命低下を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す自動車用表示装置
を示す構成図である。
【図2】EL表示ユニットの周辺要部を示す図である。
【図3】図1とは異なる実施形態を示す自動車用表示装
置を示す構成図である。
【符号の説明】
10 空気調和機 20 EL表示ユニット 21 EL発光素子 22 断熱材 23 温度センサ(温度計測手段) 30,30a,30b 通風ダクト 70 空調制御部 80 風量制御部 100,100a 自動車用表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼尾 幸浩 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5C094 AA10 AA21 AA34 AA37 BA23 HA05 5C096 AA02 AA16 AA29 BA04 BB25 CC06 DA03 DC11 FA11 5G435 AA03 AA12 AA14 AA16 BB04 DD00 EE49 LL17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車室内において所定の情報を表
    示する自動車用表示装置であって、 前記所定の情報を表示するために発光するEL発光素子
    と、 前記車室内の温度を操作設定された所定の設定温度に調
    整する空調手段と、 前記空調手段から前記車室内に導かれる空気の一部を前
    記EL発光素子に向けて導く通風ダクトと、を備えるこ
    とを特徴とする自動車用表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用表示装置にお
    いて、 前記通風ダクトに対向する側に開口が形成され、前記E
    L発光素子の発光面を除く部分を覆う状態に設けられた
    断熱材をさらに備えることを特徴とする自動車用表示装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の自動車用
    表示装置において、 前記EL発光素子の近傍に設けられ、前記EL発光素子
    の周辺温度を計測する温度計測手段、をさらに備え、 前記空調手段は、前記設定温度が設定されている場合に
    は当該設定温度に基づいた動作を行い、前記設定温度が
    設定されていない場合には前記温度計測手段によって計
    測される前記EL発光素子の周辺温度を所定の適正温度
    にすべく動作することを特徴とする自動車用表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の自動車用
    表示装置において、 前記EL発光素子の近傍に設けられ、前記EL発光素子
    の周辺温度を計測する温度計測手段と、 前記EL発光素子の周辺温度と前記設定温度とに基づい
    て、前記空調手段から前記車室内に導かれる空気の風量
    と、前記通風ダクトを介して前記EL発光素子に向けて
    導かれる空気の風量とを制御する風量制御手段と、をさ
    らに備えることを特徴とする自動車用表示装置。
JP10283729A 1998-10-06 1998-10-06 自動車用表示装置 Pending JP2000112401A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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