JP2000112234A - 現像カートリッジ、現像装置、及び画像形成装置 - Google Patents

現像カートリッジ、現像装置、及び画像形成装置

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JP2000112234A JP10294439A JP29443998A JP2000112234A JP 2000112234 A JP2000112234 A JP 2000112234A JP 10294439 A JP10294439 A JP 10294439A JP 29443998 A JP29443998 A JP 29443998A JP 2000112234 A JP2000112234 A JP 2000112234A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置本体内の飛散トナーによる汚れ
を防止する。 【解決手段】 導電性部材17が、現像スリーブ5の回
転方向下流に設けられる。導電性部材17には現像バイ
アスから分岐された電圧が印加され、現像時に発生する
飛散トナーを、導電性部材17上、或いは現像スリーブ
17上、感光ドラム1上へ電気的に付着させ、飛散トナ
ーによる画像形成装置内部の汚れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機あるいは電子写真プリンタなどの電子写真画像形成
装置、該電子写真画像形成装置に用いられる現像装置、
前記電子写真画像形成装置に取り外し可能に装着される
現像カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置は、電子写
真感光体上に形成した静電潜像を、現像装置により現像
剤像として可視化することを行っている。
【0003】このような現像装置の一つとして、乾式一
成分現像装置が種々提案され、又実用化されている。
【0004】しかるに、画像の解像力、鮮明度等の向上
が求められている現在、現像剤担持体上に一成分現像剤
であるトナーの薄層を形成するトナーの薄層形成方法及
びその装置に関する研究は必須となっており、又、これ
に対していくつかの方策が提案されている。
【0005】例えば、特開昭54−43038号公報に
記載されているように、現像剤担持体である現像スリー
ブに金属、ゴム等の材料からなる規制部材である弾性ブ
レードを当接させ、この弾性ブレードと現像スリーブと
の当接部の間にトナーを通過させて規制することによ
り、現像スリーブ上にトナーの薄層を形成し、且つ、当
接部でのトナーに十分なトリボを付与させるものであ
る。
【0006】この場合、上記の弾性ブレードにより非磁
性トナーを規制するときには、現像スリーブ上にトナー
を供給するトナー供給部材が別途必要となる。これは、
磁性トナーの場合には、現像スリーブ内の磁石の磁力に
より現像スリーブ上のトナーを供給できるが、非磁性ト
ナーの場合には磁力によるトナーの供給が行えないため
である。
【0007】そこで、図7に示すような現像装置50が
提案された。この従来の現像装置50では、一成分現像
剤として非磁性トナー53を収容した現像容器54内に
弾性ブレード51よりも現像スリーブ52の回転方向上
流側の位置で当接するポリウレタンフォーム、スポンジ
等からなる発泡体、或いはファーブラシを用いた弾性ロ
ーラ55を設け、矢印D方向に回転させることにより現
像スリーブ52上にトナー53を供給している。
【0008】この現像スリーブ52上に供給されたトナ
ー53は、現像スリーブ52の回転に伴い、弾性ブレー
ド51と現像スリーブ52の当接部に送られて薄層化さ
れ、感光体1上の静電潜像の現像に供される。
【0009】そして、現像スリーブ52上の現像に消費
されずに残存したトナー53は弾性ローラ55により剥
ぎ取られ、且つ上述したように弾性ローラ55により、
新たなトナー53が現像スリーブ52に供給され、上述
作用を繰り返す。
【0010】また、この際、現像スリーブ52として金
属材料のものを用いた際は弾性ブレード51として金属
薄板製のものは現像スリーブ52の摩耗の点で好ましく
なく、良好なトナー薄層を得るためには、ウレタン、シ
リコン等のゴム材料を用いる必要がある。
【0011】このような構成をとることによって、非磁
性現像剤の現像スリーブ52上への薄層形成を良好に行
えるようになった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、非磁性トナー
を用いているために、磁性トナーを用い磁界の作用によ
り現像スリーブ表面にトナーを保持できやすい磁性現像
装置と比べ、磁気的な吸着力を用いることができない。
そのために、現像時、特にジャンピング現像のように現
像バイアスとしてAC電圧が印加される場合、弾性ブレ
ード51の現像スリーブ52への圧接部を抜け出し、十
分摩擦帯電されないトナーは感光ドラム1へ付着するこ
となく、又現像スリーブ52へ戻ることなく飛散し、画
像形成装置内をトナーで汚す不都合を招く。
【0013】従って、本発明の目的は、飛散トナーによ
る装置本体内の汚れを防止できる現像装置、該現像装置
をユニット化した現像カートリッジ、前記現像装置、或
いは前記現像カートリッジを備えた画像形成装置を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像カートリッジ、現像装置、及び画像形成装置にて達
成される。要約すれば、本発明は、所定方向へ移動して
像担持体に現像剤を搬送する現像剤担持体を備え、画像
形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジにおいて、
現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着された
際の前記現像剤担持体の前記像担持体に最も近接する位
置よりも前記所定方向下流側に導電性部材を有すること
を特徴とする現像カートリッジである。
【0015】前記導電性部材と前記現像剤担持体とによ
り構成される静電容量を利用して前記導電性部材に電圧
が印加されることが好ましい。前記導電性部材と前記現
像剤担持体とにより構成される静電容量に応じたコンデ
ンサを更に備えていることが好ましい。前記導電性部材
はその長手方向において前記像担持体の現像領域よりも
長いことが好ましい。前記導電性部材は弾性部材である
ことが好ましい。別の態様によれば、前記導電性部材は
フィルム状シートであることが好ましい。
【0016】本発明による他の態様によれば、所定方向
へ移動して像担持体に現像剤を搬送する現像剤担持体を
備えた現像装置において、前記現像剤担持体の前記像担
持体に最も近接する位置よりも前記所定方向下流側に導
電性部材を有することを特徴とする現像装置が提供され
る。
【0017】又、本発明による他の態様によれば、像担
持体を有し、所定方向へ移動して前記像担持体に現像剤
を搬送する現像剤担持体を備えた現像カートリッジを着
脱可能な画像形成装置において、前記現像カートリッジ
が画像形成装置本体に装着された際の前記現像剤担持体
の前記像担持体に最も近接する位置よりも前記所定方向
下流側に導電性部材を有することを特徴とする画像形成
装置が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置、現
像カートリッジ及び画像形成装置を図面に則して更に詳
しく説明する。
【0019】本発明に係る画像形成装置の一実施例が図
1に示される。
【0020】本実施例の画像形成装置は、図1及び図2
に示すように、画像形成装置本体に対して現像カートリ
ッジ4が着脱可能とされ、又、像担持体つまり電子写真
感光体である感光ドラム1、クリーニングブレード1
0、廃トナー容器11、及び帯電装置2が一体的に形成
されたプロセスカートリッジが画像形成装置本体に対し
て着脱可能に構成されている。
【0021】図1において、感光ドラム1は矢印A方向
に回転し、感光ドラム1を帯電処理するための帯電装置
2によって一様に暗部電位−600Vに帯電され、感光
ドラム1に静電潜像を書き込む露光手段であるレーザ光
3によってその表面に静電潜像が形成される。
【0022】この静電潜像は、感光ドラム1に対して近
接配置され、画像形成装置本体に着脱可能な現像カート
リッジ4によって現像され、トナー像として可視化され
る。尚、本実施例では露光部にトナー像を形成するいわ
ゆる反転現像を行っている。
【0023】可視化された感光ドラム1上のトナー像
は、転写ローラ9によって記録媒体である紙13に転写
され、転写されずに感光ドラム1上に残存した転写残ト
ナーはクリーニングブレード10により掻き取られて廃
トナー容器11に収納され、クリーニングされた感光ド
ラム1は上述作用を繰り返し画像形成を行う。
【0024】一方、トナー像を転写された紙13は定着
装置12によって定着処理され、装置外に排出されて、
プリント動作が終了する。
【0025】本実施例の現像カートリッジ4について、
図2によりさらに説明する。
【0026】現像カートリッジ4は、一成分現像剤とし
ての非磁性トナー8を収容した現像容器14を有し、そ
の長手方向に延在する開口部には、感光ドラム1と対向
設置された現像剤担持体としての現像スリーブ5が取り
付けられ、感光ドラム1上の静電潜像を現像して可視化
する。
【0027】現像スリーブ5は、開口部にて図に示す右
略半周面を現像容器14内に突入し、左略半周面を現像
容器14外に露出して横設されている。この現像容器1
4外へ露出した面は、現像カートリッジ4の図中左方に
位置する感光ドラム1にわずかな微小間隔を有して対向
している。
【0028】現像スリーブ5は矢印B方向に回転され、
その表面はトナー8との摺擦確率を高くし、かつ、トナ
ー8の搬送を良好に行うための適度な凹凸を有してい
る。本実施例においては直径20mmのアルミニウム製
スリーブ表面にガラスビーズ(#600)による定形ブ
ラスト処理を施し、表面粗さRaが約0.8μmとした
ものを用い、感光ドラム1との間隙が300μmになる
ように対向し、感光ドラム1の周速50mm/sに対し
て若干早めた周速80mm/sで回転させている。この
現像スリーブ5両端部からのトナー漏れを防止するため
に、端部シール部材19(図3参照)が現像容器14の
開口部に設けられ、現像スリーブ5の両端部をシールし
ている。
【0029】図2において、現像スリーブ5の上方位置
には、ウレタン、シリコン等のゴム材料か、バネ弾性を
有するSUS又はリン青銅の金属薄板を基体とし、現像
スリーブ5への当接面側にゴム材料を接着したもの等か
らなる弾性ブレード7が、ブレード支持板金15に支持
され、自由端側の先端近傍を現像スリーブ5の外周面に
面接触にて当接されるように設けられており、当接方向
としては、当接部に対して先端側が現像スリーブ5の回
転方向上流側に位置するいわゆるカウンター方向となっ
ている。
【0030】本実施例において弾性ブレード7は、厚さ
1.0mmの板状のウレタンゴムをブレード支持板金1
5に接着した構成になっており、現像スリーブ5に対す
る当接圧は、25〜35g/cm(線圧の測定は、摩擦
係数が既知の金属薄板を3枚当接部に挿入し、中央の1
枚をばねばかりで引き抜いた値から換算した。)に設定
した。
【0031】弾性ローラ6は、弾性ブレード7の現像ス
リーブ5表面との当接部に対し、現像スリーブ5回転方
向上流側に当接され、かつ回転可能に支持されている。
この構造としては、発泡骨格状スポンジ構造や芯金上に
レーヨン、ナイロン等の繊維を植毛したファーブラシ構
造のものが、現像スリーブ5へのトナー8の供給及び未
現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましく、本実施例にお
いては、芯金上にポリウレタンフォームを設けた直径1
8mmの弾性ローラ6を用いた。
【0032】この弾性ローラ6の現像スリーブ5に対す
る当接幅としては、1〜8mmが有効で、また現像スリ
ーブ5に対してその当接部において相対速度をもたせる
ことが好ましく、本実施例においては、当接幅を3mm
に設定し、弾性ローラ6の周速として現像動作時に50
mm/s(現像スリーブ5との相対速度は130mm/
s)となるように不図示の駆動手段により所定タイミン
グで回転駆動させた。
【0033】図3は、図2の現像カートリッジ4を矢印
X方向から見た図であり、説明の都合上現像スリーブ5
を不図示としている。
【0034】弾性ブレード7は、図3に示したように、
図中斜線部で示した現像スリーブ5との当接ニップから
弾性ブレード7先端までの距離が通常の現像領域から弾
性ブレード7両端部に向かうにしたがって連続的に短く
なるように構成され、さらにその両端部でのブレード先
端位置は上記当接ニップ内にあるように構成されてい
る。
【0035】つまり、現像スリーブ5上に形成されるト
ナー層厚は、当接ニップの現像スリーブ5回転方向上流
側の点から先端までの距離に影響され、この距離が長い
ほど現像スリーブ5上に形成されるトナー層が厚く、短
くなるとトナー層が薄くなるのは従来から知られてお
り、本実施例においては通常の現像領域におけるこの距
離に比べ弾性ローラ6の未当接部分に対応する現像スリ
ーブ周面に当接する領域でこの距離を短くすることで上
記領域のトナーへの規制力を高めている。
【0036】トナー8は、非磁性一成分現像剤であり、
前述したように転写性にすぐれ、且つ転写されずに感光
ドラム1上に残存した転写残トナーをブレード、ファー
ブラシ等のクリーニング手段によってクリーニングする
際に潤滑性が高いことから感光ドラム1の摩耗の少ない
などの利点を有するトナー、すなわちトナーとして球形
でありかつ表面が平滑であるものを用いている。
【0037】具体的にはトナー体積抵抗値としては、1
14Ω以上であり、測定条件は、測定電極板面積:直径
6mm、0.283cm2 、圧力:1500gの錘を用
い、980g/cm2 の圧力(96.1kPa)、測定
時粉体層厚:0.5〜1.0mm、400Vの直流電圧
を印加、微小電流計(YHP4140pAmeter/
DC VOLTAGE SOURCE)で電流計を測定
し、抵抗値より体積抵抗値(比抵抗)を算出する。
【0038】形状係数としては、SF−1が100〜1
80であり、SF−2が100〜140であるものを用
いている。
【0039】このSF−1、SF−2は、日立製作所F
E−SEM(S−800)を用いトナー像を無作為に1
00個サンプリングし、その画像情報をインターフェー
スを介してニコレ社製画像解析装置(Luzex3)に
導入し解析を行ない下式より算出し得られた値を定義し
ている。
【0040】SF−1={(MXLNG)2 /ARE
A}×(π/4)×100 SF−2={(PERI)2 /AREA}×(π/4)
×100 (MXLNG:絶対最大長、AREA:トナー投影面
積、PERI:周長) このトナーの形状係数SF−1は球形度合を示し、10
0から大きくなるにつれて球形から徐々に不定形とな
る。SF−2は凹凸度合を示し、100から大きくなる
につれてトナーの表面の凹凸が顕著になる。
【0041】トナーの製造方法としては、トナーが上記
形状係数の範囲内になれば、いわゆる粉砕方法による製
造方法の他に、特開昭36−10231号公報、特開昭
59−53856号公報に述べられている懸濁重合方法
を用いて直接トナーを生成する方法や、単量体には可溶
で得られる重合体が不溶な水系誘起溶剤を用い、直接ト
ナーを背生成する分散重合方法又は水溶性極性開始剤存
在下で直接重合しトナーを生成するソープフリー重合方
法に代表される乳化重合方法等を用いてトナーを製造す
ることは可能である。
【0042】本実施例においては、トナーの形状係数S
F−1を100〜180に、SF−2を100〜140
に容易にコントロールでき、比較的容易に粒度分布がシ
ャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られる常圧
下での、または加圧下での懸濁重合方法を用い、モノマ
ーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制御
剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽和
ポリエステル、更に着色剤を加え、重量平均粒径7μm
の着色懸濁粒子を製造した。
【0043】そして、これに疎水性シリカを1.5wt
%外添することによって、前述したような転写性に優
れ、感光ドラム1のクリーニング時における摩耗の少な
い負極性のトナー8を製造した。
【0044】以上のような図2の現像カートリッジ4に
おいて、現像動作時に、現像容器14内のトナー8は、
攪拌部材16の矢印C方向の回転に伴い弾性ローラ6方
向に送られる。
【0045】次にこのトナー8は弾性ローラ6が矢印D
方向に回転するに伴い、現像スリーブ5近傍に搬送され
る。弾性ローラ6上に担持されたトナー8は、現像スリ
ーブ5と弾性ローラ6との当接部において、現像スリー
ブ5と摺擦されることによって、摩擦帯電を受け、現像
スリーブ5上に付着する。
【0046】その後、現像スリーブ5に付着したトナー
8は、現像スリーブ5の矢印B方向の回転に伴い、弾性
ブレード7の圧接下に送られ、ここで適正なトリボ(摩
擦帯電量)を受けるとともに現像スリーブ5上に薄層形
成される。本実施例において良好な帯電電荷量として−
60〜−20μC/g、良好なトナーコート量として、
0.4〜1.0mg/cm2 が得られるように設定して
いる。
【0047】次いで、現像スリーブ5上に薄層形成され
たトナー層は、一様に感光ドラム1との対向部である現
像部へ搬送される。
【0048】この現像部において、現像スリーブ5上に
薄層形成されたトナー層は、電源20から現像スリーブ
5と感光ドラム1の両者間に印加された直流を重畳した
交流電圧(現像ACバイアス)によって、感光ドラム1
上の静電潜像にトナー像として現像される。
【0049】現像時において十分な帯電電荷量を持たな
いトナーは、感光ドラム1へ付着することなく、又現像
スリーブ5へ戻ることなく飛散する。
【0050】本実施例の現像カートリッジ4は、現像カ
ートリッジ4が画像形成装置本体に装着された際に、現
像スリーブ5が感光ドラム1と最も接近する位置つまり
現像領域よりも現像スリーブ5の回転方向下流側に導電
性部材17を備えている。
【0051】又、導電性部材17は図2に示されるよう
にその基端部を現像容器14の下壁部に固定され、その
自由端が感光ドラム1と現像スリーブ5とが形成する空
間内にあるように配置されている。更に、導電性部材1
7の長手方向の長さは、図3に示すように、上記現像領
域よりも長く設定されており、現像領域の長手方向を導
電性部材17により確実に覆うことができる。
【0052】尚、導電性部材17は金属、金属蒸着フィ
ルム等の導電性を有する材料である。又、導電性部材1
7は弾性を有する部材であり、好ましくはフィルム状シ
ートである。
【0053】導電性部材17には電圧が印加され、その
印加される電圧は電源20からの現像バイアスを現像カ
ートリッジ4内で図4に示すように分岐したものであ
る。
【0054】導電性部材17と現像スリーブ5の電位、
感光ドラム1上の表面電位は図5に示す通りである。導
電性部材17のVmaxは現像バイアスと同様で、DC
電圧−900Vになるように図4中に示す回路18内の
電子部品としてのコンデンサC1、C2の静電容量を調
整している。導電性部材17と現像スリーブ5によって
形成される空間と並列にダイオードD1を設置し、現像
バイアスを現像カートリッジ4内で分岐し、電圧を印加
すると導電性部材17と現像スリーブ5によって形成さ
れる空間に静電容量C2が発生する。C2の静電容量は
導電性部材17と現像スリーブ5との距離、対面する面
積によりバラツキを持つ恐れがある。しかし、本実施例
において、C1は現像カートリッジ4内にあるためC2
に応じて適正なコンデンサを選択すればよく、現像カー
トリッジ個別の調整が十分可能である。
【0055】図6に示すように、回路18を介して電圧
が印加された導電性部材17は十分な帯電電荷量を持た
ない負極性の飛散トナーを感光ドラム1の暗部電位−6
00Vに電気的に転移させる。その後、飛散トナーは転
写材上に転移するか、又はクリーニングブレード10で
感光ドラム1から掻き落とされ廃トナー容器11に収め
られる。又、一部の負極性の飛散トナーは導電性部材1
7と現像スリーブ5間に生じる電界によって現像スリー
ブ5上に再付着するものもある。
【0056】又、飛散トナーが正極性トナーの場合は導
電性部材17に付着する。
【0057】本実施例の現像装置4は画像形成装置本体
な現像カートリッジであるため、正極性の飛散トナーは
導電性部材17に付着し、画像形成装置外に持ち去ら
れ、廃棄されるので画像形成装置が汚れることはない。
【0058】尚、本発明は、本実施例にて説明した現像
カートリッジのみではなく、画像形成装置本体に固定的
に装着され、現像容器内のトナーが消費されたときに適
宜トナー補給手段によって補給される形式の現像装置に
も適用できる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置に
よれば、現像剤担持体の像担持体に最も近接する位置よ
りも前記現像剤担持体の移動方向下流側に導電性部材を
有することにより、現像時の飛散トナーを前記像担持体
上、前記現像剤担持体上、或いは前記導電性部材に電気
的に付着させ、飛散トナーによる画像形成装置本体内の
汚れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像カートリッジを用いた画像形
成装置の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係る現像カートリッジの一実施例を示
す断面図である。
【図3】図2の現像カートリッジを矢印X方向から見た
現像スリーブを外した場合の説明図である。
【図4】本実施例における現像バイアス分岐回路の等価
回路である。
【図5】本実施例における現像バイアスと導電性部材バ
イアスの波形図である。
【図6】本実施例における現像スリーブと感光ドラムと
導電性部材の位置関係と飛散トナーの動きを示す説明図
である。
【図7】従来の現像装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(電子写真感光体) 4 現像カートリッジ・現像装置 5 現像スリーブ(現像剤担持体) 17 導電性部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向へ移動して像担持体に現像剤を
    搬送する現像剤担持体を備え、画像形成装置本体に着脱
    可能な現像カートリッジにおいて、 現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着された
    際の前記現像剤担持体の前記像担持体に最も近接する位
    置よりも前記所定方向下流側に導電性部材を有すること
    を特徴とする現像カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記導電性部材と前記現像剤担持体とに
    より構成される静電容量を利用して前記導電性部材に電
    圧が印加される請求項1の現像カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材と前記現像剤担持体とに
    より構成される静電容量に応じたコンデンサを更に備え
    ている請求項2の現像カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記導電性部材はその長手方向において
    前記像担持体の現像領域よりも長いことを特徴とする請
    求項1の現像カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記導電性部材は弾性部材である請求項
    1から4のいずれかの現像カートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記導電性部材はフィルム状シートであ
    る請求項1から4のいずれかの現像カートリッジ。
  7. 【請求項7】 所定方向へ移動して像担持体に現像剤を
    搬送する現像剤担持体を備えた現像装置において、 前記現像剤担持体の前記像担持体に最も近接する位置よ
    りも前記所定方向下流側に導電性部材を有することを特
    徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】 像担持体を有し、所定方向へ移動して前
    記像担持体に現像剤を搬送する現像剤担持体を備えた現
    像カートリッジを着脱可能な画像形成装置において、 前記現像カートリッジが画像形成装置本体に装着された
    際の前記現像剤担持体の前記像担持体に最も近接する位
    置よりも前記所定方向下流側に導電性部材を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015219514A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 キヤノン株式会社 現像装置及び画像形成装置

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