JPH09204099A - 現像装置、プロセスユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JPH09204099A
JPH09204099A JP8031245A JP3124596A JPH09204099A JP H09204099 A JPH09204099 A JP H09204099A JP 8031245 A JP8031245 A JP 8031245A JP 3124596 A JP3124596 A JP 3124596A JP H09204099 A JPH09204099 A JP H09204099A
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JP
Japan
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bias
developing
developer
elastic
conductive layer
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JP8031245A
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English (en)
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Masaki Oshima
磨佐基 尾島
Hiroyuki Sakakibara
啓之 榊原
Kazuhisa Kenmochi
和久 剱持
Masahide Kinoshita
正英 木下
Takuji Shibuya
卓史 渋谷
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、弾性ブレードによる現像スリーブ
上のトナー薄層形成を、現像スリーブの回転期間中に常
に安定して良好にうことができ、特に球形で表面の平滑
性の高いトナーを用いた場合にトナーボタ落ちの発生の
ない現像装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 周波数f、電界強度のピーク−ピーク値
E、現像スリーブの周速vについて、2×105≦E≦
9×105,2.5×103×v≦f,f≦3000を満
たす交番電界が加えられるように設定された現像装置に
おいて、ブレードバイアスは、現像スリーブへの現像バ
イアスがOFFの時には上記交番電界であり、現像バイ
アスがONの時には、該現像バイアスに上記交番電界を
重畳したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、電子写真プリンター等の画像形成装置、及びこれ
に用いられる現像装置、プロセスユニット、プロセスカ
ートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やページプリンターのエン
ジンとして用いられてきた電子写真記録装置の概略構成
を図8に示す。図8中、101はプリンターエンジンた
る電子写真記録装置本体であり、該電子写真記録装置本
体101には潜像担持体たる円筒状の感光ドラム102
が軸(図示せず)を中心に一方向に回転するように配設
されている。該感光ドラム102は帯電装置103によ
りその表面を一様に帯電された後、露光装置104によ
り露光されてその表面に潜像を形成し、該潜像は感光ド
ラム102と対向するように配設された現像装置105
へと搬送される。この現像装置105は現像剤106の
貯蔵・保管を行う現像剤収納手段たる現像容器107
と、現像剤担持体たる現像スリーブ109とを備えてお
り、上述のようにして感光ドラム102上に形成され搬
送されてきた潜像に、現像剤106を供給して可視化せ
しめる。つまり、現像容器107内の現像剤106は、
現像スリーブ109の近傍に設置された現像剤規制部材
たる現像ブレード108との摺擦により摩擦帯電電荷を
付与され、現像スリーブ109の表面上に所定の層厚で
付着し、バイアス供給電源119から供給される直流バ
イアスに交流バイアスを重畳したバイアス電圧により、
感光ドラム102上の潜像へ転移することにより、潜像
を顕像化する。
【0003】一方、給紙ローラ112により供給される
転写材111は、レジストローラ113により感光ドラ
ム102上の潜像の現像工程と同期するように転写装置
110と感光ドラム102との対向部へと搬送され、上
述のように現像剤106により可視化された感光ドラム
102上の像は、転写装置110により転写材111に
転写される。
【0004】さらに、この現像剤106による可視像は
転写材111と共に定着装置114に搬送され、該定着
装置114において熱もしくは圧力により転写材111
に定着され記録画像となる。
【0005】なお、転写後に転写されず感光ドラム10
2上に残った現像剤106はクリーニング装置115に
より除かれ、現像剤106を除かれた感光ドラム表面は
再び帯電装置103によって帯電され上述の工程を繰り
返す。
【0006】また、この電子写真記録装置では、メンテ
ナンスを容易にするために、現像装置105を現像プロ
セスユニット116とし、さらには感光ドラム102、
クリーニング装置115、帯電装置103を一体化して
クリーニングプロセスユニット117として上記各々の
プロセスユニットの着脱が可能な構成としている。勿
論、プロセスユニットを構成する構成要素の組み合わせ
は自由である。さらには上記のプロセスユニットを一つ
にまとめてプロセスカートリッジ118として、よりメ
ンテナンスを簡単にしたものが普及している。
【0007】以上のような構成の電子写真記録装置にお
いては、画像の解像力、鮮明度等の向上させるために、
従来からトナーの薄層形成方法及びその装置に関する開
発が行われており、これに対していくつかの方策が提案
されている。
【0008】例えば、特開昭54−43038号公報に
示されるように、現像スリーブにゴムまたは金属製の弾
性ブレードを当接させ、この弾性ブレードと現像スリー
ブとの当接部の間にトナーを通過させて規制することに
より、現像スリーブ上にトナーの薄層を形成し、かつ当
接部での摩擦でトナーに十分なトリボを付与させるもの
である。
【0009】この場合、上記の弾性ブレードにより非磁
性トナーを規制するときには、現像スリーブ上にトナー
を供給するトナー供給部材が別途必要になる。これは、
磁性トナーの場合には、現像スリーブ内の磁石の磁力に
より現像スリーブ上にトナーを供給できるが、非磁性ト
ナーの場合には磁力によるトナーの供給が行えないため
である。
【0010】これに対し、本出願人による出願に係る特
開昭58−116559号公報においては、図9に示す
現像装置が開示されている。なお、図9中で図8と共通
箇所については同一の符号で示す。
【0011】この提案の従来の現像装置105では、一
成分現像剤として非磁性トナー106を収容した現像容
器107内に弾性ブレード108よりも現像スリーブ1
09の回転方向上流側の位置で現像スリーブ109に当
接するファーブラシ構造の弾性ローラ120を設置し
て、現像スリーブ109上の現像に消費されずに残存し
たトナー106を弾性ローラ120により剥ぎ取ると共
に現像スリーブ109上に新たなトナー106を供給す
るようにしている。このような構成をとることにより、
現像スリーブ109上に非磁性トナー106の薄層を良
好に形成することができ、感光ドラム102上の静電潜
像を良好に現像することが可能となった。
【0012】しかし、上記現像装置を用いて現像動作を
多数回繰り返した場合、層厚規制手段である弾性ブレー
ド108と現像スリーブ109に挟まれたトナーの侵入
部分において、滞留するトナーが長手方向で部分的に凝
集することによって、現像スリーブ109上に形成され
るトナー薄層の層厚が現像スリーブ109の長手方向で
不均一になったり、凝集トナーが弾性ブレード108の
現像スリーブ109への当接ニップに挟まることによっ
て、局所的にトナー106がコーティングされずに白く
抜けるスジが発生する問題が生じた。
【0013】さらにこの現象は、転写性及び潜像担持体
の摩耗性向上に優れる「球形化トナー」を用いることに
より顕著に見られた。このトナーは特にトナー同士の付
着力が弱いゆえに、コーティングが不均一になり、トナ
ー層厚が過大になった部分や、上述した白スジ部分の両
側部分において、現像スリーブ109表面から外部にト
ナーがこぼれ落ちる(トナーボタ落ちと称する)問題が
発生して好ましくなかった。
【0014】そこで、弾性ブレード108と現像スリー
ブ109との当接ニップ部において長手方向にわたりゴ
ム弾性層を介して導電層を設け、導電層と現像スリーブ
109間に交番電界を形成させることによって、弾性ブ
レード108に微小振動を与える構成をとる方策が本発
明者等によって提案されている。
【0015】上記交番電界の条件としては、周波数をf
(Hz)、電界強度のピーク−ピーク値をE(V/m)
とし、現像スリーブ109の周速をv(m/s)とした
場合、 周波数fを、2.5×103×v≦f、f≦3000 電界強度Eを、2×105≦E≦9×105 とすることが好適であることが確認されており、このよ
うに弾性ブレード108に上記の微小振動を加えること
により、弾性ブレード108と現像スリーブ109に挟
まれた現像剤の侵入部分での現像剤の凝集を防ぎ、現像
スリーブ109上に良好な現像剤薄層を安定した形成す
ることが可能となった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
トナーボタ落ちを完全に抑えるには、現像スリーブ10
9が回転している期間において弾性ブレード108を振
動させておく必要があるが、現像スリーブ109に印加
される現像バイアスは、通常、現像スリーブ109の回
転によらず必要に応じてのみ印加しなければならない制
約があり、この現像バイアスの影響により現像スリーブ
109を回転している期間を通じて上記の適性な周波数
及び電界強度を有する交番電界を弾性ブレードに安定し
て加えることが困難な場合があった。
【0017】そこで、本発明は、弾性ブレードによる現
像スリーブ上のトナー薄層形成を、現像スリーブの回転
期間中に常に安定して良好にうことができ、特に球形で
表面の平滑性の高いトナーを用いた場合にトナーボタ落
ちの発生のない現像装置を提供することを目的としてい
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、非磁性一成分現像剤を収容する
現像容器と、現像容器の開口部に延在する回動自在な現
像剤担持体と、該現像剤担持体に対し現像剤を介して当
接した弾性規制部材と、該弾性規制部材の上記現像剤担
持体との当接部に対し上記現像剤担持体の回動方向上流
側に当接して設けられた回転自在な弾性ローラとを有す
る現像装置であって、上記弾性規制部材は少なくとも上
記現像剤担持体との当接部に長手方向にわたりゴム弾性
層を介して導電層を有し、該導電層と上記現像剤担持体
の各々に異なるシーケンスでバイアスを印加する手段
と、各々のバイアスの振幅を制御する手段とを有し、上
記弾性規制部材の導電層と現像剤担持体の間に、周波数
をf、電界強度のピーク−ピーク値をE、現像剤担持体
の周速をvとした場合、 2×105≦E≦9×105 2.5×103×v≦f,f≦3000 を満たす交番電界が加えられるように設定された現像装
置において、上記弾性規制部材の導電層に印加されるバ
イアスは、上記現像剤担持体への現像バイアスが印加さ
れていない時には、上記交番電界であり、上記現像剤担
持体への現像バイアスが印加されている時には、該現像
バイアスに上記交番電界を重畳したものであることによ
り達成される。
【0019】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、弾性規制部材の
導電層と現像剤担持体の各々に加えるバイアスは、同一
周波数で、かつ同位相となるように同期がとられること
により達成される。
【0020】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、非磁性一成分現像剤を収容する現像容
器と、現像容器の開口部に延在する回動自在な現像剤担
持体と、現像剤担持体に対し現像剤を介して当接した弾
性規制部材と、弾性規制部材の現像剤担持体との当接部
に対し現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けら
れた回転自在な弾性ローラとを有する現像装置であっ
て、上記弾性規制部材は少なくとも上記現像剤担持体と
の当接部にて長手方向にわたり厚さtのゴム弾性層を介
して導電層を有し、該導電層と上記現像剤担持体の各々
に異なるシーケンスでバイアスを印加する手段を有し、
上記弾性規制部材の導電層に印加するバイアスのピーク
−ピーク値をVppd、現像剤担持体に印加する現像バイ
アスのピーク−ピーク値をVpps、現像剤担持体の周速
をvとしたとき、VppsはVppdと同一周波数f、かつ同
位相となるように同期がとられ、 (Vpps−7×105t)/2≦Vppd≦(Vpps+7×1
5t)/2 2.5×103×v≦f,f≦3000 を満たすように設定された交番電界が上記現像剤担持体
と上記弾性規制部材の導電層との間に印加される現像装
置において、上記弾性規制部材の導電層に印加されるバ
イアスは、上記現像剤担持体への現像バイアスが印加さ
れていない時には、上記交番電界であり、上記現像剤担
持体への現像バイアスが印加されている時には、該現像
バイアスに上記交番電界を重畳したものであることによ
り達成される。
【0021】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、非磁性一成分現像剤を収容する現像容器
と、現像容器の開口部に延在する回動自在な現像剤担持
体と、現像剤担持体に対し現像剤を介して当接した弾性
規制部材と、弾性規制部材の現像剤担持体との当接部に
対し現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられ
た回転自在な弾性ローラとを有する現像装置であって、
上記弾性規制部材は少なくとも現像剤担持体との当接部
にて長手方向にわたりゴム弾性層を介して導電層を有
し、該導電層と現像剤担持体の各々に異なるシーケンス
でバイアスを印加する手段と、各々のバイアスの振幅を
制御する手段とを有する現像装置において、上記弾性規
制部材の導電層に印加するバイアスと上記現像剤担持体
に印加する現像バイアスは、同一周波数で位相差を有す
る交番電界であることにより達成される。
【0022】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明ないし第4の発明のい
ずれか一において、非磁性一成分現像剤を現像剤担持体
にバイアスを印加する前後での、弾性規制部材の導電層
と現像剤担持体の間の電界強度のピーク−ピーク値Eの
変化幅ΔEを、ΔE≦2×105の条件を満たすように
することにより達成される。
【0023】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、少なくとも上記第1の発明ないし第5の発
明のいずれか一の現像装置を抱合し、画像形成装置に対
して着脱可能なプロセスユニットとすることにより達成
される。
【0024】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記目的は、少なくとも上記第1の発明ないし第5
の発明のいずれか一の現像装置を抱合し、画像形成装置
に対して着脱可能なプロセスカートリッジとすることに
より達成される。
【0025】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記目的は、少なくとも上記第6の発明のプロセスユニ
ットまたは上記第7の発明のプロセスカートリッジを備
えている画像形成装置とすることにより達成される。
【0026】つまり、本出願に係る第1の発明において
は、弾性規制部材の導電層に印加されるバイアスは、現
像剤担持体への現像バイアスが印加されていない時に
は、周波数をf、電界強度のピーク−ピーク値をE、現
像剤担持体の周速をvとした場合、 2×105≦E≦9×105 2.5×103×v≦f,f≦3000 を満たす交番電界であり、現像剤担持体への現像バイア
スが印加されている時には、該現像バイアスに上記交番
電界を重畳したものなので、現像剤担持体と弾性規制部
材の導電層との間には、現像バイアスに影響されること
なく上記交番電界が印加されることになり、弾性規制部
材による現像剤担持体の現像剤薄層形成を安定して良好
に行う。
【0027】また、本出願に係る第2の発明において
は、上記第1の発明において、弾性規制部材の導電層と
現像剤担持体の各々に加えるバイアスは、同一周波数
で、かつ同位相となるように同期がとられるので、弾性
規制部材の導電層に対するバイアス印加手段が小型化さ
れる。
【0028】また、本出願に係る第3の発明において
は、弾性規制部材の導電層に印加されるバイアスは、現
像剤担持体への現像バイアスが印加されていない時に
は、弾性規制部材の導電層に印加するバイアスのピーク
−ピーク値をVppd、現像剤担持体に印加する現像バイ
アスのピーク−ピーク値をVpps、現像剤担持体の周速
をvとしたとき、VppsはVppdと同一周波数f、かつ同
位相となるように同期がとられ、 (Vpps−7×105t)/2≦Vppd≦(Vpps+7×1
5t)/2 2.5×103×v≦f,f≦3000 を満たすように設定された交番電界であり、現像剤担持
体への現像バイアスが印加されている時には、該現像バ
イアスに上記交番電界を重畳したものであるので、現像
剤担持体と弾性規制部材の導電層との間には、現像バイ
アスに影響されることなく上記交番電界が印加され、バ
イアス制御機構の簡略化と弾性規制部材による安定して
良好な現像剤薄層形成が実現する。
【0029】さらに、本出願に係る第4の発明において
は、弾性規制部材の導電層に印加するバイアスと現像剤
担持体に印加する現像バイアスは、同一周波数で位相差
を有する交番電界であるので、バイアス制御機構の簡略
化と弾性規制部材による安定して良好な現像剤薄層形成
が実現する。
【0030】さらに、本出願に係る第5の発明において
は、上記第1の発明ないし第4の発明のいずれか一にお
いて、非磁性一成分現像剤を現像剤担持体にバイアスを
印加する前後での、弾性規制部材の導電層と現像剤担持
体の間の電界強度のピーク−ピーク値Eの変化幅ΔE
を、 ΔE≦2×105 の条件を満たすようにすることにより、現像バイアスの
ON/OFFによる現像スリーブ上のトナー薄層形成へ
の影響を、画像上何ら問題ない程度に抑える。
【0031】また、本出願に係る第6の発明において
は、少なくとも上記第1の発明ないし第5の発明のいず
れか一の現像装置を抱合し、画像形成装置に対して着脱
可能なプロセスユニットとすることにより、メンテナン
ス性を向上させ、かつ、良好で安定した現像剤薄層形成
を行う。
【0032】さらに、本出願に係る第7の発明において
は、少なくとも上記第1の発明ないし第5の発明のいず
れか一の現像装置を抱合し、画像形成装置に対して着脱
可能なプロセスカートリッジとすることにより、メンテ
ナンス性を向上させ、かつ、良好で安定した現像剤薄層
形成を行う。
【0033】また、本出願に係る第8の発明において
は、少なくとも上記第6の発明のプロセスユニットまた
は上記第7の発明のプロセスカートリッジを備えている
画像形成装置とすることにより、メンテナンス性を向上
させ、かつ、良好で安定した現像剤薄層形成を行うこと
により良好な画像形成を行う。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0035】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。図1は
本発明に係る現像装置の一実施形態を示す概略断面図で
ある。図1において、2は一成分現像剤としての非磁性
トナー3を収容した現像容器であり、該現像容器2内に
は該現像容器2の長手方向に延在する開口部に、像担持
体たる感光ドラム4と対向設置された現像剤担持体たる
現像スリーブ5が備えられており、感光ドラム4上の静
電潜像を現像して可視化するようになっている。
【0036】上記現像装置1において、現像スリーブ5
は、上記開口部にて図に示す右略半周面を現像容器2内
に突入し、左略半周面を現像容器2外に露出して横設さ
れており、この現像容器2外へ露出した面は、現像装置
1の左方に位置する感光ドラム4にわずかな微小間隔を
有して対向している。そして、この現像スリーブ5は矢
印B方向に回転駆動され、その表面は、トナー3との摺
擦確率を高くし、かつ、トナー3の搬送を良好に行うた
めの適度な凹凸を有している。
【0037】さらにその上方位置には、弾性規制部材た
る弾性ブレード6が、押さえ板金7に支持され自由端側
の先端近傍を現像スリーブ5の外周面に面接触にて当接
されるよう設けられており、当接方向としては、当接部
に対して先端側が現像スリーブ5の回転方向上流側に位
置するいわゆるカウンター方向になっている。
【0038】この弾性ブレード6は、少なくとも現像ス
リーブ5との当接部分において、ゴム弾性層6aを介し
て導電層6bを有しており、本実施形態においては、ゴ
ム弾性層6aとしてのウレタンゴム、シリコーンゴム等
を用いており、導電層6bとして、バネ弾性を有する、
SUSまたはリン青銅の金属薄板を設けている。つま
り、この金属薄板からなる導電層6bは、現像スリーブ
5に対する弾性ブレード6の圧接力を維持すると共に、
本発明における現像スリーブ5との間に交番電界を形成
する際の電極としての働きを兼ねている。
【0039】この電極としての金属薄板からなる導電層
6bには、AC(交番)及びDC電圧を印加可能な電源
8が接続されており、現像スリーブ5との間で所定の交
番電界を形成するように制御されている。なお、この現
像スリーブ5と弾性ブレード6間に形成する交番電界の
印加方法及び作用効果に関しては、後に詳述する。
【0040】一方、弾性ローラ10は、上記弾性ブレー
ド6の現像スリーブ5表面との当接部に対し現像スリー
ブ5の回転方向上流側に当接され、かつ回転可能に支持
されている。
【0041】以上のような本現像装置1において、現像
動作時に、現像容器2内のトナー3は、撹拌部材11の
矢印C方向の回転に伴い弾性ローラ10方向に送られ
る。
【0042】さらにトナー3は弾性ローラ10が矢印D
方向に回転することにより、現像スリーブ5近傍に運ば
れ、現像スリーブ5と弾性ローラ10との当接部におい
て、現像スリーブ5と摺擦されることによって、摩擦帯
電を受け、現像スリーブ5上に付着する。
【0043】その後、現像スリーブ5の矢印B方向の回
転に伴い、電源8によって直流を重畳した交番電圧(ブ
レードACバイアス)を印加された弾性ブレード6の圧
接下に送られ、ここで適性なトリボ(摩擦帯電量)を受
けると共に、現像スリーブ5上に薄層形成された後、感
光ドラム4との対向部である現像部へ搬送される。
【0044】そして、上記現像部において感光ドラム4
上の潜像は、現像スリーブ5と感光ドラム4の両者間に
電源9によって直流を重畳した交番電圧(現像ACバイ
アス)の作用で転移したトナー3によりトナー像として
現像される。
【0045】一方、現像部において消費されてなかった
未現像トナーは、現像スリーブ5の回転と共に、現像ス
リーブ5の下部より回収されるが、この回収部分にはシ
ール部材12が設けられ、未現像トナーの現像容器2内
への通過を許容する共に、現像容器2内のトナー3が現
像スリーブ5の下部から漏出するのを防止する。
【0046】この回収された現像スリーブ5上の未現像
トナーは、弾性ローラ10と現像スリーブ5との当接部
において、現像スリーブ5表面から剥ぎ取られ、この剥
ぎ取られたトナーの大部分は、弾性ローラ10の回転に
伴い搬送され、現像容器2内のトナー3と混ざり合い、
トナーの帯電電荷が分散される。同時に弾性ローラ10
の回転により現像スリーブ5上に新たなトナーが供給さ
れ前述の作用を繰り返す。
【0047】次に、本実施形態における現像装置1にお
ける各構成要素の具体例を以下に述べる。現像スリーブ
5は、直径16mmのアルミニウム製スリーブ表面にガ
ラスビーズ(#600)による定形ブラスト処理を施
し、表面粗さRz(JIS10点平均粗さ JIS B
0601に準ずる)を約3μmとしたものを用い、感光
ドラム4との間隙が300μmになるように対向させ、
感光ドラム4の周速50mm/sに対して若干早めた周
速80mm/sで回転させた。
【0048】トナー3は、非磁性一成分現像剤であり、
上述したように転写性に優れ、転写されずに感光ドラム
4上に残存した転写残トナーをブレード、ファーブラシ
等のクリーニング手段によってクリーニングする際に潤
滑性が高いことから感光ドラム4の摩耗の少ない等の利
点を有するトナー、即ち球形であり、かつ表面が平滑な
ものを用いている。具体的には形状係数として、SF−
1が100〜180であり、SF−2が100〜140
であるものを用いている。このSF−1、SF−2は、
日立製作所FE−SEM(S−800)を用いトナー像
を無作為に100個サンプリングし、その画像情報をイ
ンターフェースを介してニコレ社製画像解析装置(Lu
zex3)に導入し解析を行い、下式より算出し得られ
た値を定義している。
【0049】 SF−1=(MXLNG)2/AREA×π/4×10
0 SF−2=(PER1)2/AREA×π/4×100 (AREA:トナー投影面積、MXLNG:絶対最大長
*、PERI:周長、*絶対最大長:トナーの投影形状
の最長直径)
【0050】このトナーの形状係数SF−1は球形度合
を示し、100から大きくなるにつれて球形から徐々に
不定形となる。SF−2は凹凸度合いを示し、100か
ら大きくなるにつれてトナー表面の凹凸が顕著になる。
【0051】トナーの製造方法としては、上記形状係数
の範囲内になれば、いわゆる粉砕方法による製造方法の
他に、特開昭36−10231号公報、特開昭59−5
3856号公報に開示されている懸濁重合方法を用いて
直接トナーを生成する方法や、単量体には可溶で得られ
る重合体が不溶な水系有機溶剤を用い直接トナーを生成
する分散重合方法または水溶性極性重合開始剤存在下で
直接重合しトナーを生成するソープフリー重合方法に代
表される乳化重合方法等を用いてトナーを製造すること
は可能である。
【0052】本実施形態においては、トナーの形状係数
SF−1を100〜180に、SF−2を100〜14
0に容易にコントロールでき、比較的容易に粒度分布が
シャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られる常
圧下での、または加圧下での懸濁重合方法を用い、モノ
マーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制
御剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽
和ポリエステル、さらに着色剤を加え、重量平均粒径7
μmの着色懸濁粒子を製造した。
【0053】そして、これに疎水性シリカを1.5wt
%外添することによって、上述したような転写性に優
れ、感光ドラム4のクリーニング時における摩耗の少な
い負極性のトナー3を製造した。
【0054】弾性ローラ10は、発泡骨格状スポンジ構
造や芯金上にレーヨン、ナイロン等の繊維を植毛したフ
ァーブラシ構造のものが、現像スリーブ5へのトナー3
の供給及び未現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましく、
本実施形態においては、芯金上にポリウレタンフォーム
を設けた直径12mmの弾性ローラ10を用いた。この
弾性ローラ10の現像スリーブ5に対する当接幅として
は、1〜8mmが有効で、また現像スリーブ5に対して
その当接部において相対速度をもたせることが好まし
く、本実施形態においては、当接幅を3mmに設定し、
弾性ローラ10の周速として現像動作時に50mm/s
(現像スリーブ5との相対速度は130mm/s)とな
るように駆動手段(図示せず)により所定タイミングで
回転駆動させた。
【0055】弾性ブレード6は、バネ弾性を有する厚さ
0.1mmのリン青銅製の金属薄板である導電層6b上
にゴム弾性層6aとして厚さ1.0mmのウレタンゴム
を接着した構成になっている。現像スリーブ5に対する
当接圧は、30g/cm(線圧の測定は、摩擦係数が既
知の金属薄板を3枚当接部に挿入し、中央の一枚をばね
秤で引き抜いた値から換算した。)に設定した。ここ
で、ゴム弾性層6aは、現像スリーブ5と導電層6b間
でのリーク防止の点で所定値以上の抵抗を持つことは勿
論であり、体積抵抗として1010Ω・cm以上とするこ
とが好ましい。
【0056】次に、本発明に係る現像スリーブ5と弾性
スリーブ6に形成する交番電界の印加方法及び作用効果
に関して詳述する。
【0057】この交番電界の条件は、周波数をf(H
z)、電界強度のピーク−ピーク値をE(V/m)と
し、現像スリーブ109の周速をv(m/s)とした場
合、 周波数fを、2.5×103×v≦f、f≦3000 電界強度Eを、2×105≦E≦9×105 とすることが好適であることが、本発明者等の実験によ
り明らかになっている。
【0058】本実施形態では、現像スリーブ5と弾性ス
リーブ6には、それぞれAC(交番)電圧とDC電圧を
印加可能な電源9が接続され、図2に示すように、電源
9はバイアス制御装置13によって動作及び周波数、波
形、振幅、DCバイアス等が制御されるものであり、現
像動作時において現像バイアスとして現像スリーブ5に
AC(交番)成分として矩形波でピーク−ピーク間電圧
2000V、周波数2000Hzを印加し、DC成分と
して−400Vを印加している。これによって感光ドラ
ム4の露光部の潜像電位V1部分−150V(非露光部
の電位は−600Vとしている)に対して負極性のトナ
ー3を現像させるいわゆる反転現像を行っている。
【0059】そして、弾性ブレード6の導電層6bに印
加されるブレードバイアスは、バイアス制御装置13に
よって、図3に示すように現像スリーブ5の回転と同期
としてON/OFFされ、現像スリーブ5の回転中は常
にバイアスが加えられている。
【0060】まず、現像バイアスが印加されていないと
きは、ピーク−ピーク間電圧600V、周波数1000
Hzの正弦波が加えられるように、バイアス制御装置1
3が電源8を制御している。このときのDC成分は0V
である。
【0061】次に、現像動作が開始されるとブレードバ
イアスは、図3に示すように上記の正弦波バイアスに上
述の現像バイアスが重畳されたバイアスを印加するよう
に、バイアス制御装置13によって制御される。現像動
作が終了するとブレードバイアスは再び上記の正弦波バ
イアスのみを印加するように制御される。
【0062】このように現像バイアスとブレードバイア
スを設定し、制御することによって、図3の下段に示す
ように、現像バイアスのON/OFFによらず、現像ス
リーブ5と弾性ブレード6間にピーク−ピーク間電圧6
00V、周波数1000Hzの電位差が保たれることに
なる。
【0063】以上の構成をとることによって、弾性ブレ
ード6が適度な微小振動を起こし、弾性ローラ10によ
って現像スリーブ5上に供給されたトナー3が、現像ス
リーブ5の回転に伴い、弾性ブレード6と現像スリーブ
5に挟まれたトナーの侵入部分に送られた際に、この部
分で凝集していたトナーがほぐされて、常に安定した状
態で弾性ブレード6に規制されることになる。
【0064】その結果、従来のように現像動作を繰り返
した際に生じることのある弾性ブレード6の規制部を通
過したトナーが現像スリーブ5表面からトナー3が外部
にこぼれ落ちるトナーボタ落ちを防ぎ、現像スリーブ5
上に均一な厚さの現像剤薄層を安定して形成することが
でき、感光ドラム4上の静電潜像を長手方向で均一な濃
度で良好に現像することが可能となった。
【0065】また、上記結果より弾性ブレード6の微振
動効果によってボタ落ちを防止していることが判明した
が、弾性ブレード6を現像スリーブ5方向に引き付ける
のは、弾性ブレード6と現像スリーブ5間に形成した電
界による電気的な力であって、振動を発生させるために
は反発力が必要となる。この力は本実施形態において
は、ゴム弾性層6aの反発力であることから、使用する
ゴム材料としてある程度以上の反発弾性をもつものを用
いる必要がある。本発明者等は、この点に関しても検討
した結果、反発弾性(測定法はJIS K 6301の
反発弾性試験方法に準ずる)として20%以上のゴム材
料を選択することによって、適当な反発力が得られ、適
当量の微振動によるボタ落ち防止効果が得られた。な
お、本実施形態で用いたゴム硬度65°のウレタンゴム
の反発弾性は23%であり、これ以外にもおよそ反発弾
性が60%程度のシリコーンゴムを用いても良好な効果
が得られた。
【0066】なお、本実施形態の現像装置1を着脱容易
なプロセスユニット化したり、本実施形態の現像装置1
のほか、感光ドラム、帯電装置、クリーニング装置など
をまとめてプロセスカートリッジ化するなど、メンテナ
ンスが容易な構成にすることも可能である。
【0067】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図4に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所については同一符号を付して説明を省
略する。
【0068】図4は本実施形態の現像装置の概略断面図
であり、本実施形態では、弾性ブレードの導電層と現像
剤担持体の各々に加えるバイアスを同一周波数で、かつ
同位相となるように同期をとることで、弾性ブレードの
バイアス電源をより小型化することを目的としている。
【0069】本実施形態で用いられるバイアス制御形態
は、図2に示した第1の実施形態と同様であり、弾性ブ
レード6の形態のみが異なる。
【0070】本実施形態においては、弾性ブレード6と
して第1の実施形態とは異なる板ゴム形状の1mm厚み
のウレタンゴム製のブレード6cを用い、現像スリーブ
5との当接部の裏面側に電極6dを設け、この電極6d
と現像スリーブ5間に第1の実施形態に記した条件の交
番電界を形成している。このゴムブレード6cの体積抵
抗は1010Ω・cm以上であり、電極6dと現像スリー
ブ5間のリークを防止するのに十分な抵抗を持ってい
る。本実施形態においては、板ゴム6c自身のバネ弾性
により現像スリーブ5へ当接させ、電極6dと現像スリ
ーブ5間の交番電界による電気的な引力と板ゴムの反発
力によって微振動を生じさせている。これによって第1
の実施形態と同様の効果が得られる。
【0071】当然ながら第1の実施形態及び第2の実施
形態においてゴム弾性層として厚さ1mmのものを用い
たが、変更は可能であり、交番電界の強度を本発明の範
囲内に納めていれば良い。また現像スリーブ5としてブ
ラスト処理を施したものを用いたが、例えばフェノール
等の樹脂材料にカーボン、グラファイト等の導電粉を分
散したコート剤を素管上にコーティングしたスリーブを
用いても良く、その他の各部材に関しても本発明の範囲
内で適宜選択可能である。
【0072】トナーは形状係数として、SF−1が10
0〜180であり、SF−2が100〜140であるも
のを用いている。
【0073】以下に第2の実施形態に係る現像スリーブ
5と弾性ブレード6間に形成する交番電界の印加方法に
関して詳述する。
【0074】第1の実施形態と同様に現像スリーブ5と
弾性ブレード6には、それぞれAC(交番)電圧とDC
電圧を印加可能な電源9が接続されている。そして、電
源9は図2に示すようなバイアス制御装置13によって
動作及び周波数、波形、振幅、DCバイアスなどが制御
される。本実施形態では、現像動作時において、現像バ
イアスとして現像スリーブ5にAC(交番)成分として
矩形波でピーク−ピーク間電圧2000V、周波数20
00Hzを印加し、DC成分として−400Vを印加し
ている。
【0075】弾性ブレード6の導電層6dに印加するブ
レードバイアスは、バイアス制御装置13によって、図
5に示すように現像スリーブ5の回転と同期してON/
OFFされ、現像スリーブ5の回転中は常にバイアスが
加えられている。本実施形態では、ブレードバイアスに
現像バイアスと同じ周波数の2000Hzの矩形波バイ
アスが加えられている。現像バイアスが印加されていな
いときはピーク−ピーク間電圧は600V、DC成分は
0Vである。
【0076】現像バイアスは現像スリーブ5が回転して
いる途中で印加が開始されるが、開始のタイミングはブ
レードバイアスと同位相になるようにバイアス制御装置
13によって制御される。また、ブレードバイアスは、
現像バイアスの印加の開始と同時にその振幅がピーク−
ピーク間電圧が1400V、DC成分が現像バイアスと
同じ−400Vに切り替わるように制御され、現像動作
が終了すると再びピーク−ピーク間電圧600V、DC
成分が0Vに戻るように制御される。
【0077】このように現像バイアスとブレードバイア
スを設定し、制御することによって、図5の下段に示す
ように、現像バイアスのON/OFFによらず、現像ス
リーブ5と弾性ブレード6間にピーク−ピーク間電圧6
00V、周波数2000Hzの電位差が保たれることに
なる。なお、本実施形態では、現像バイアス印加直後に
現像スリーブ5と弾性ブレード6間の電位差の位相が逆
転するが、高々一周波数以内の乱れのため、トナーのコ
ート状況に影響しない。
【0078】このように現像バイアスとブレードバイア
スを設定し、制御することによて、図5の下段に示すよ
うに、現像バイアスのON/OFFによらず、現像スリ
ーブ5と弾性ブレード6間にピーク−ピーク間電圧60
0V、周波数1000Hzの電位差が保たれることにな
る。
【0079】本実施形態では、ブレードバイアスが現像
バイアスの周波数f(Hz)に限定されるが、第1の実
施形態のブレードバイアス電源がAC(交番)成分とし
ては2600Vpp、AC(交番)、DC成分を含めて最
大振幅1700Vの出力を求められるのに対して、AC
(交番)成分で1400Vpp、最大振幅1100Vの出
力で済み、電源の小型化が図れる。本実施形態では、当
然ながら現像バイアス周波数fは、上述した2.5×1
3×v≦f、f≦3000(vはスリーブ周速)の範
囲にあり、トナーボタ落ちを防ぎ、現像スリーブ5上に
均一な厚さの現像剤薄層を安定して形成でき、感光ドラ
ム4上の静電潜像を長手方向で均一な濃度で良好に現像
することが可能である。
【0080】なお、本実施形態の現像装置1を着脱容易
なプロセスユニット化したり、本実施形態の現像装置1
のほか、感光ドラム、帯電装置、クリーニング装置など
をまとめてプロセスカートリッジ化するなど、メンテナ
ンスが容易な構成にすることも可能である。
【0081】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図6に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0082】本実施形態では、弾性ブレードに印加する
ブレードバイアスと現像スリーブ5に印加する現像バイ
アスの振幅(Vd、Vs)が、以下に詳述するような一定
の限定条件を満たすように設定することで、バイアス制
御機構を簡略化することを目的としている。本実施形態
で用いられるバイアス制御形態は、図2に示した第1の
実施形態と同様である。
【0083】本実施形態の弾性ブレード6は基本的に第
1の実施形態と同等の構成であるが、ウレタンゴム弾性
層の厚さを1.5mmとした。現像スリーブ5に対する
当接圧は、第1の実施形態と同じく30g/cmになる
ように設定した。当然ながらゴム弾性層の体積抵抗は1
10Ω・cm以上である。
【0084】トナーは形状係数として、SF−1が10
0〜180であり、SF−2が100〜140であるも
のを用いている。
【0085】弾性ブレードの金属薄板と現像スリーブ5
の間には、前述したように周波数f(Hz)が、 2.5×103×v≦f、f≦3000(vはスリーブ
周速) であり、電界強度のピーク−ピーク値E(V/m)が、 2×105≦E≦9×105 の範囲内の交番電界が必要である。現像スリーブ5に印
加する現像バイアスのピーク−ピーク値をVpp(V)と
したとき、弾性ブレードの金属薄板に印加するブレード
バイアスのピーク−ピーク値をVppd(V)は以下の関
係を満たすように定める。 (Vpps−7×105・t)/2≦Vppd≦(Vpps+7×
105・t)/2 以下に第2の実施形態に係る現像スリーブ5と弾性ブレ
ード6間に形成する交番電界の印加方法に関して詳述す
る。
【0086】第1の実施形態と同様に現像スリーブ5と
弾性ブレード6には、それぞれAC(交番)電圧とDC
電圧を印加可能な電源9が接続されている。そして、電
源9は図2に示すようなバイアス制御装置13によって
動作及び周波数、波形、振幅、DCバイアスなどが制御
される。本実施形態では、現像動作時において、現像バ
イアスとして現像スリーブ5にAC(交番)成分として
矩形波でピーク−ピーク間電圧2000V、周波数20
00Hzを印加し、DC成分として−400Vを印加し
ている。
【0087】本実施形態では、弾性ブレードのウレタン
ゴム弾性層の厚さを1.5mm、Vppsは2000Vで
あるから、前述のVppdは以下の範囲にあれば良い。
【0088】650≦Vppd≦1350(V) 上記の結果より、本実施形態では、弾性ブレード6の導
電層6bに印加するブレードバイアスとしてピーク−ピ
ーク間電圧は900Vで現像バイアスと同じ周波数の2
000Hzの矩形波バイアスを加えた。DC成分は0V
である。ブレードバイアスは、図6に示すようにに現像
スリーブ5の回転と同期してON/OFFされ、現像ス
リーブ5の回転中は常にバイアスが加えられている。
【0089】現像バイアスは現像スリーブ5が回転して
いる途中で印加が開始されるが、開始タイミングはブレ
ードバイアスと同位相になるようにバイアス制御によっ
て制御される。このときブレードバイアスは、AC(交
番)成分は変化させずにDC成分のみ現像バイアスの印
加の開始と同時に現像バイアスと同じ−400Vに切り
替わるように制御される。現像動作が終了するとブレー
ドバイアスのDC成分は0Vに戻るように制御される。
【0090】このように現像バイアスとブレードバイア
スを設定することによって、図6に示すように、現像バ
イアスの非印加時には現像スリーブ5と弾性ブレード6
間にピーク−ピーク間電圧900V、現像バイアスの印
加時にはピーク−ピーク間電圧1100Vの電位差が生
じることになる。これらの電位差による電界強度は、ピ
ーク−ピーク値E(V/m)が、 2×105≦E≦9×105 の範囲内にあり、トナーボタ落ちを防ぎ、現像スリーブ
5上に均一な厚さの現像剤薄層を安定して形成でき、感
光ドラム4上の静電潜像を長手方向で均一な濃度に良好
に現像することが可能である。
【0091】なお、本実施形態では、現像バイアス印加
直後に、現像スリーブ5と弾性ブレード6間のピーク−
ピーク間電圧が200Vほど変化するが、現像バイアス
印加前後の電界強度のピーク−ピーク値E(V/m)
が、 2×105≦E≦9×105 の範囲内にあれば、トナーボタ落ちの防止効果について
は問題ない。しかしながら、現像バイアス印加前後での
電圧変化が大きいと、現像スリーブ5上のトナーコート
が乱れて画像に現れる場合があるため、なるべく電圧変
化が小さくなるようにVppdを設定することが望まし
い。本実施形態では、Vppdを1000Vに設定すれば
電圧変化を零にできる。
【0092】本実施形態の実験では、現像バイアス印加
前後での現像スリーブ5と弾性ブレード間の電界強度の
ピーク−ピーク値E(V/m)の変化ΔEが、2×10
5(V/m)以内であれば、ほとんど現像スリーブ5上
のトナーコートが乱れることはない。ちなみに第3の実
施形態の場合のΔEは1.67×105(V/m)で画
像への影響はなかった。
【0093】また、現像バイアス印加直後に現像スリー
ブ5と弾性ブレード6間のピーク−ピーク間電圧の位相
が逆転するが、高々一周波数以内の乱れのため現像スリ
ーブ5上のトナーのコート状況に影響しない。
【0094】本実施形態では、ブレードバイアスの振幅
が現像バイアスの振幅によって限定されるが、現像バイ
アスのON/OFFによってブレードバイアスの振幅を
制御する必要がないためDC成分のみを制御すれば良
く、バイアスの制御機構を簡略化できる。
【0095】なお、本発明の主旨は、現像バイアス印加
前後での現像スリーブ5と弾性ブレード間の交番電界
を、周波数f(Hz)を、 2.5×103×v≦f、f≦3000(vはスリーブ
周速) とし、電界強度E(V/m)を、 2×105≦E≦9×105 の範囲に納め、現像スリーブ5表面からトナーが外部に
こぼれ落ちるトナーホタ落ちを防ぎ、現像スリーブ5上
に均一な厚さの現像剤薄層を安定して形成することであ
り、現像バイアス印加前での交番電界の振幅を一致させ
る必要はない。但し、一致させることが望ましい。これ
は前述の第1の実施形態及び第2の実施形態でも同様で
ある。
【0096】なお、本実施形態の現像装置1を着脱容易
なプロセスユニット化したり、本実施形態の現像装置1
のほか、感光ドラム、帯電装置、クリーニング装置など
をまとめてプロセスカートリッジ化するなど、メンテナ
ンスが容易な構成にすることも可能である。
【0097】(第4の実施形態)次に本発明の第4の実
施形態を図7に基づいて説明する。なお、第1の実施形
態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0098】本実施形態では、現像バイアスに正弦波を
用いる場合において、弾性ブレード6に印加するブレー
ドバイアスにも正弦波を用い、現像バイアスとブレード
バイアスに以下に詳述するような一定の限定条件の位相
差を持たせることにより、バイアス制御機構を簡略化す
ることを目的としている。本実施形態で用いられるバイ
アス制御形態は、図2に示す第1の実施形態と同様であ
る。
【0099】本実施形態の弾性ブレード6は基本的に第
3の実施形態と同等の構成であり、ウレタンゴム弾性層
の厚さを1.5mmとした。トナーは形状係数として、
SF−1が100〜180であり、SF−2が100〜
140であるものを用いている。
【0100】以下に第4の実施形態に係る現像スリーブ
3と弾性ブレード6間に形成する交番電界の印加方法に
関して詳述する。
【0101】第1の実施形態と同様に現像スリーブ3と
弾性ブレード6には、それぞれAC(交番)電圧とDC
電圧を印加可能な電源9が接続されている。そして、電
源9は図2に示すようなバイアス制御装置13によって
動作及び周波数、波形、振幅、DCバイアスなどが制御
される。本実施形態では、現像動作時において、現像バ
イアスとして現像スリーブ3にAC(交番)成分として
正弦波でピーク−ピーク間電圧2000V、周波数20
00Hzを印加し、DC成分として−400Vを印加し
ている。
【0102】弾性ブレード6の導電層6dに印加するブ
レードバイアスは、現像スリーブ3の回転と同期してO
N/OFFされ、現像スリーブ3の回転中は常にバイア
スが加えられている。
【0103】本実施形態では、図7に示すようにブレー
ドバイアスにDC成分は0V、ピーク−ピーク間電圧は
1100Vで現像バイアスと同じ周波数の2000Hz
の正弦波バイアスを加えた。
【0104】現像バイアスは現像スリーブ3が回転して
いる途中で印加が開始されるが、本実施形態では開始の
タイミングは、図7に示すように、ブレードバイアスか
ら以下に詳述するように位相差η(rad)だけ遅れて
印加される。また、ブレードバイアスは、AC(交番)
成分は変化させずにDC成分のみ現像バイアスの印加の
開始と同時に現像バイアスと同じ−400Vに切り替わ
るように制御され、現像動作が終了するとブレードバイ
アスのDC成分は0Vに戻るように制御される。弾性ブ
レードの金属薄板と現像スリーブ3の間には、前述した
ように周波数f(Hz)が、 2.5×103×v≦f、f≦3000(vはスリーブ
周速) とし、電界強度のピーク−ピーク値E(V/m)が、 2×105≦E≦9×105 の範囲内の交番電界が必要である。従って、以下の条件
を満たす位相差θ(rad)の範囲を規定し、この中か
ら位相差ηを選ぶ。
【0105】A=9×105・t,B=2×105・t
(t(m):ゴム弾性層の厚さ) α=(V2 pps+V2 ppd−A2)/(2Vpps・Vppd) β=(V2 pps+V2 ppd−B2)/(2Vpps・Vppd) α≦cosθ≦β (−π/2≦θ≦π/2) 以下に位相差ηについて詳述する。本実施形態では弾性
ブレードのウレタンゴム弾性層の厚さを1.5mmとし
たので、第3の実施形態と同じくブレードバイアスは、
電界強度EからA=300V、B=1350Vである。
ppsは2000V、Vppdは1100Vとした。上記の
A,B,Vpps,Vppdから、 α=0.76988 (小数点6桁以下省略) β=1.16363 > 1 (小数点6桁以下省略) よって位相差θは、 0.76988≦cosθ (−π/2≦θ≦π/2) の条件を満たせばよい。これより、 −0.69214≦θ≦0.69214(rad;少数
点6桁以下省略) 位相差ηは上記のθの範囲内にあればよい。現像バイア
ス印加直後に現像スリーブ3と弾性ブレード6間のピー
ク−ピーク間電圧の変化がないように位相差ηを選ぶ
と、前記のαの表式でAを1100Vにした場合に「α
=cosθ」を満たすθに等しい。よって、位相差ηを
以下のように設定した。
【0106】 η=0.42699 (rad;小数点6桁以下省略) 上記の位相差ηを持つように現像バイアスとブレードバ
イアスを設定することによって、図7に示すように、現
像バイアスのON/OFFによらずピーク−ピーク間電
圧1100Vの電位差が生じることになる。これらの電
位差による電界強度は、ピーク−ピーク値E(V/m)
が、 2×105≦E≦9×105 の範囲内にあり、トナーボタ落ちを防ぎ、現像スリーブ
3上に均一な厚さの現像剤薄層を安定して形成でき、感
光ドラム4上の静電潜像を長手方向で均一な濃度に良好
に現像することが可能である。また、現像バイアス印加
直後に現像スリーブ3と弾性ブレード6間のピーク−ピ
ーク間電圧の波形が乱れるが、高々一周波数以内の乱れ
のため現像スリーブ3上のトナーのコート状況に影響し
ない。
【0107】本実施形態でも第3の実施形態と同様に、
現像バイアス印加前後での交番電界の振幅を一致させる
必要はない(但し、一致させることが望ましい)。ま
た、本実施形態での実験では、第3の実施形態と同様に
現像バイアス印加前後での現像スリーブ3と弾性ブレー
ド6間の電界強度のピーク−ピーク値E(V/m)の変
化ΔEが2×105(V/m)以内であればほとんど現
像スリーブ3上のトナーのコートが乱れることはなかっ
た。
【0108】ΔEを2×105(V/m)以内にとどめ
ることを条件に加えれば、前述のθの範囲は前記のαの
表式でAに2×105・tを加え、前記のβの表式でB
に2×105・tを引いた場合のθに等しい。t=1.
-5(m)であるから、 0.81925≦cosθ≦0.98625 (小数点6桁以下省略:−π/2≦θ≦π/2) よって、θは以下のような範囲であればよい。
【0109】 −0.61069≦θ≦−0.16602 (rad;少数点6桁以下省略) 0.16602≦θ≦0.61069 (rad;少数点6桁以下省略) 本実施形態でも、第3の実施形態と同様に、現像バイア
スのON/OFFによってブレードバイアスの振幅を制
御する必要がないためDC成分のみを制御すれば良く、
バイアスの制御機構を簡略化できる。
【0110】なお、本実施形態の現像装置1を着脱容易
なプロセスユニット化したり、本実施形態の現像装置1
のほか、感光ドラム、帯電装置、クリーニング装置など
をまとめてプロセスカートリッジ化するなど、メンテナ
ンスが容易な構成にすることも可能である。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、弾性規制部材の導電層に印加されるバ
イアスは、現像剤担持体への現像バイアスが印加されて
いない時には、周波数をf、電界強度のピーク−ピーク
値をE、現像剤担持体の周速をvとした場合、 2×105≦E≦9×105 2.5×103×v≦f,f≦3000 を満たす交番電界であり、現像剤担持体への現像バイア
スが印加されている時には、該現像バイアスに上記交番
電界を重畳したものなので、現像バイアスに影響される
ことなく現像剤担持体の回動中に、現像剤担持体と弾性
規制部材の導電層との間に上記交番電界を印加すること
ができ、弾性規制部材による現像剤担持体の現像剤薄層
形成を安定して良好に行うことができる。
【0112】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明において、弾性規制部材の導電層と現像
剤担持体の各々に加えるバイアスは、同一周波数で、か
つ同位相となるように同期がとられるので、弾性規制部
材の導電層に対するバイアス印加手段を小型化すること
ができる。
【0113】また、本出願に係る第3の発明によれば、
弾性規制部材の導電層に印加されるバイアスは、現像剤
担持体への現像バイアスが印加されていない時には、弾
性規制部材の導電層に印加するバイアスのピーク−ピー
ク値をVppd、現像剤担持体に印加する現像バイアスの
ピーク−ピーク値をVpps、現像剤担持体の周速をvと
したとき、VppsはVppdと同一周波数f、かつ同位相と
なるように同期がとられ、 (Vpps−7×105t)/2≦Vppd≦(Vpps+7×1
5t)/2 2.5×103×v≦f,f≦3000 を満たすように設定された交番電界であり、現像剤担持
体への現像バイアスが印加されている時には、該現像バ
イアスに上記交番電界を重畳したものであるので、現像
バイアスに影響されることなく現像剤担持体の回転中
に、現像剤担持体と弾性規制部材の導電層との間に上記
交番電界を印加することができ、バイアス制御機構を簡
略化して、弾性規制部材による安定して良好な現像剤薄
層形成を行うことができる。
【0114】さらに、本出願に係る第4の発明によれ
ば、弾性規制部材の導電層に印加するバイアスと現像剤
担持体に印加する現像バイアスは、同一周波数で位相差
を有する交番電界であるので、バイアス制御機構の簡略
化と弾性規制部材による安定して良好な現像剤薄層形成
を行うことができる。
【0115】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記第1の発明ないし第4の発明のいずれか一にお
いて、非磁性一成分現像剤を現像剤担持体にバイアスを
印加する前後での、弾性規制部材の導電層と現像剤担持
体の間の電界強度のピーク−ピーク値Eの変化幅ΔE
を、 ΔE≦2×105 の条件を満たすようにすることにより、現像バイアスの
ON/OFFによる現像スリーブ上のトナー薄層形成へ
の影響を、画像上何ら問題ない程度に抑えることができ
る。
【0116】また、本出願に係る第6の発明によれば、
少なくとも上記第1の発明ないし第5の発明のいずれか
一の現像装置を抱合し、画像形成装置に対して着脱可能
なプロセスユニットとすることにより、メンテナンス性
を向上させることができ、かつ、良好で安定した現像剤
薄層形成を行うことができる。
【0117】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、少なくとも上記第1の発明ないし第5の発明のいず
れか一の現像装置を抱合し、画像形成装置に対して着脱
可能なプロセスカートリッジとすることにより、メンテ
ナンス性を向上させることができ、かつ、良好で安定し
た現像剤薄層形成を行うことができる。
【0118】また、本出願に係る第8の発明において
は、少なくとも上記第6の発明のプロセスユニットまた
は上記第7の発明のプロセスカートリッジを備えている
画像形成装置とすることにより、メンテナンス性を向上
させることができ、かつ、良好で安定した現像剤薄層形
成を行うことにより良好な画像形成を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の現像装置の概略
構成図である。
【図2】本発明に係る第1の実施形態のバイアス制御形
態を示した図である。
【図3】本発明に係る第1の実施形態のシーケンス図で
ある。
【図4】本発明に係る第1の実施形態の現像装置の概略
断面図である。
【図5】本発明に係る第2の実施形態のシーケンス図で
ある。
【図6】本発明に係る第3の実施形態のシーケンス図で
ある。
【図7】本発明に係る第4の実施形態のシーケンス図で
ある。
【図8】本発明の従来例の画像形成装置の概略断面図で
ある。
【図9】本発明の従来例の非磁性一成分現像装置の概略
断面図である。
【符号の説明】
1 現像装置 2 現像容器 3 トナー(現像剤) 4 感光ドラム(像担持体) 5 現像スリーブ(現像剤担持体) 6 弾性ブレード(弾性規制部材) 6a,6c ゴム弾性層 6b,6d 導電層 8 ブレードバイアス電源(バイアスを印加する手段) 9 現像バイアス電源(バイアスを印加する手段) 10 弾性ローラ 13 バイアス制御装置(バイアスの振幅を制御する手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 正英 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 渋谷 卓史 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性一成分現像剤を収容する現像容器
    と、現像容器の開口部に延在する回動自在な現像剤担持
    体と、該現像剤担持体に対し現像剤を介して当接した弾
    性規制部材と、該弾性規制部材の上記現像剤担持体との
    当接部に対し上記現像剤担持体の回動方向上流側に当接
    して設けられた回転自在な弾性ローラとを有する現像装
    置であって、上記弾性規制部材は少なくとも上記現像剤
    担持体との当接部に長手方向にわたりゴム弾性層を介し
    て導電層を有し、該導電層と上記現像剤担持体の各々に
    異なるシーケンスでバイアスを印加する手段と、各々の
    バイアスの振幅を制御する手段とを有し、上記弾性規制
    部材の導電層と現像剤担持体の間に、周波数をf、電界
    強度のピーク−ピーク値をE、現像剤担持体の周速をv
    とした場合、 2×105≦E≦9×105 2.5×103×v≦f,f≦3000 を満たす交番電界が加えられるように設定された現像装
    置において、上記弾性規制部材の導電層に印加されるバ
    イアスは、上記現像剤担持体への現像バイアスが印加さ
    れていない時には、上記交番電界であり、上記現像剤担
    持体への現像バイアスが印加されている時には、該現像
    バイアスに上記交番電界を重畳したものであることを特
    徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 弾性規制部材の導電層と現像剤担持体の
    各々に加えるバイアスは、同一周波数で、かつ同位相と
    なるように同期がとられることとする請求項1に記載の
    現像装置。
  3. 【請求項3】 非磁性一成分現像剤を収容する現像容器
    と、現像容器の開口部に延在する回動自在な現像剤担持
    体と、現像剤担持体に対し現像剤を介して当接した弾性
    規制部材と、弾性規制部材の現像剤担持体との当接部に
    対し現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられ
    た回転自在な弾性ローラとを有する現像装置であって、
    上記弾性規制部材は少なくとも上記現像剤担持体との当
    接部にて長手方向にわたり厚さtのゴム弾性層を介して
    導電層を有し、該導電層と上記現像剤担持体の各々に異
    なるシーケンスでバイアスを印加する手段を有し、上記
    弾性規制部材の導電層に印加するバイアスのピーク−ピ
    ーク値をVppd、現像剤担持体に印加する現像バイアス
    のピーク−ピーク値をVpps、現像剤担持体の周速をv
    としたとき、VppsはVppdと同一周波数f、かつ同位相
    となるように同期がとられ、 (Vpps−7×105t)/2≦Vppd≦(Vpps+7×1
    5t)/2 2.5×103×v≦f,f≦3000 を満たすように設定された交番電界が上記現像剤担持体
    と上記弾性規制部材の導電層との間に印加される現像装
    置において、上記弾性規制部材の導電層に印加されるバ
    イアスは、上記現像剤担持体への現像バイアスが印加さ
    れていない時には、上記交番電界であり、上記現像剤担
    持体への現像バイアスが印加されている時には、該現像
    バイアスに上記交番電界を重畳したものであることを特
    徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 非磁性一成分現像剤を収容する現像容器
    と、現像容器の開口部に延在する回動自在な現像剤担持
    体と、現像剤担持体に対し現像剤を介して当接した弾性
    規制部材と、弾性規制部材の現像剤担持体との当接部に
    対し現像剤担持体の回転方向上流側に当接して設けられ
    た回転自在な弾性ローラとを有する現像装置であって、
    上記弾性規制部材は少なくとも現像剤担持体との当接部
    にて長手方向にわたりゴム弾性層を介して導電層を有
    し、該導電層と現像剤担持体の各々に異なるシーケンス
    でバイアスを印加する手段と、各々のバイアスの振幅を
    制御する手段とを有する現像装置において、上記弾性規
    制部材の導電層に印加するバイアスと上記現像剤担持体
    に印加する現像バイアスは、同一周波数で位相差を有す
    る交番電界であることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 現像剤担持体に現像バイアスを印加する
    前後での、弾性規制部材の導電層と現像剤担持体の間の
    電界強度のピーク−ピーク値Eの変化幅ΔEを、 ΔE≦2×105 の条件を満たすようにすることとする請求項1ないし請
    求項4のいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも請求項1ないし請求項5のい
    ずれか一項に記載の現像装置を抱合し、画像形成装置に
    対して着脱可能であることを特徴とするプロセスユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 少なくとも請求項1ないし請求項5のい
    ずれか一項に記載の現像装置を抱合し、画像形成装置に
    対して着脱可能であることを特徴とするプロセスカート
    リッジ。
  8. 【請求項8】 少なくとも請求項6に記載のプロセスユ
    ニットまたは請求項7に記載のプロセスカートリッジを
    備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP8031245A 1996-01-26 1996-01-26 現像装置、プロセスユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Pending JPH09204099A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1146399A2 (en) * 2000-04-10 2001-10-17 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus
JP2007199623A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2015096931A (ja) * 2013-07-08 2015-05-21 株式会社リコー 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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