JP2000111677A - 位置決めステージ装置、カラーフィルタ製造装置および液晶用アライナ - Google Patents

位置決めステージ装置、カラーフィルタ製造装置および液晶用アライナ

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JP2000111677A
JP2000111677A JP29906898A JP29906898A JP2000111677A JP 2000111677 A JP2000111677 A JP 2000111677A JP 29906898 A JP29906898 A JP 29906898A JP 29906898 A JP29906898 A JP 29906898A JP 2000111677 A JP2000111677 A JP 2000111677A
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laser interferometer
guide
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Masamichi Saito
正道 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアモータの発熱などに起因するレーザ干
渉計の位置ずれによる位置決め精度の劣化を防止する。 【解決手段】 第1のステージ3、4、6と、これを第
1の方向に案内する2つのガイド8で構成された第1の
案内手段と、第2のステージ5と、これを第1ステージ
上で第1方向と直行する第2の方向に案内する第2の案
内手段6と、第2ステージの第2方向の位置を計測する
ためのレーザ干渉計10とを備え、第2ステージ上に位
置決め対象物を搭載して位置決めを行う位置決めステー
ジ装置において、第1案内手段を構成する2つのガイド
8のうち一方のみを真直度補償ガイドとし、かつ前記レ
ーザ干渉計を第1ステージ上の真直度補償ガイド側に固
定する。あるいは、前記レーザ干渉計を第1ステージ上
の真直度補償ガイドとは反対の側に固定し、さらに前記
レーザ干渉計の第2方向への変位を計測する変位計測手
段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大ストロークを必
要とする位置決めステージ装置ならびにこれを用いたカ
ラーフィルタ製造装置および液晶用アライナに関するも
のであり、具体的には、カラーテレビ、パーソナルコン
ピュータ等に使用されるカラー液晶ディスプレイなどの
カラーフィルタの製造装置や液晶用アライナに適したも
のに関する。特に、インクジェット記録技術を利用した
カラーフィルタ製造装置に適したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置を製造するために半導
体ウエハ等を精密に移動する移動ステージ装置として、
半導体ウエハを搭載してX方向に直線往復移動するXス
テージと、該Xステージを搭載し定盤上をY方向に直線
往復移動するYステージと、前記半導体ウエハ(すなわ
ちXステージ)のX方向への移動量を計測するX位置計
測用干渉計と、前記半導体ウエハ(すなわちY方向ステ
ージ)のY方向への移動量を計測するY位置計測用干渉
計とを具備しており、また、最近の高精度化にともない
駆動機構にリニアモータ、案内機構に静圧気体軸受を用
いたものが良く知られている。これらの移動ステージ装
置では、干渉計が定盤に固定されており、XとYステー
ジの移動範囲とほぼ同じ長さの超平面ミラー2本をXス
テージ上に配置している。
【0003】また、このような移動ステージ装置とイン
クジェットヘッドを用いてガラス基板上に3色のパター
ンを形成するカラーフィルタ製造方法が提案されてい
る。これは、R、G、B3色のインクジェットヘッドに
対し基板を搭載したステージを走査させ、かつ、インク
ジェットヘッドにより着色することによりカラーフィル
タを製造するものである。着色される基体上には、あら
かじめブラックマトリクスと呼ばれる格子状のパターン
が設けられており、その格子内にインク滴を着弾させる
ため、高精度な位置決めステージ技術が利用されてい
る。
【0004】また、液晶パネルの大型化やコストダウン
を目的とし、1枚の基板からパネルを多面取りすること
による基板サイズの大判化により、基板ステージが大判
基板に対応した大ストロークの高精度位置決めステージ
への要望がある。
【0005】しかし前述したように、通常のレーザ干渉
計を用いた位置決めステージでは、必要ストローク強の
長さの超平面ミラーが必要であり、その製作の困難さ、
および、その長さのミラーを用いた場合における重量バ
ランスの悪化によるステージ精度の劣化などの問題があ
る。
【0006】そのため、走査ステージ(Yステージ)の
上に干渉計を載せ、ステップ方向(Xステージ)の位置
を検出することにより、1つの超平面ミラーを最小化
し、ステージの動特性を向上させ、高速高精度な位置決
めを可能にすることが考えられている(特開平9−49
707号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これに
よれば、X方向位置を計測するための干渉計が、ステッ
プ駆動用のリニアモータの発熱による構造体の熱膨張の
影響を受け、それにともない位置がずれ、ステージの位
置決め精度が劣化するという問題が生じている。本発明
の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、位置決
めステージ装置、カラーフィルタ製造装置および液晶用
アライナにおいて、このようなレーザ干渉計の位置ずれ
による位置決め精度の劣化を防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明では、第1のステージと、これを第1の方向に案
内する2つのガイドで構成された第1の案内手段と、第
2のステージと、これを前記第1ステージ上で前記第1
方向と直行する第2の方向に案内する第2の案内手段
と、前記第2ステージの前記第2方向の位置を計測する
ためのレーザ干渉計とを備え、前記第2ステージ上に位
置決め対象物を搭載して位置決めを行う位置決めステー
ジ装置において、前記第1案内手段を構成する2つのガ
イドのうち一方のみが真直度補償ガイドであり、かつ前
記レーザ干渉計は前記第1ステージ上の前記真直度補償
ガイド側に固定されていることを特徴とする。これによ
れば、第1ステージが膨張しても、レーザ干渉計の位置
が変動しにくいため、位置決め精度の劣化が防止され
る。
【0009】あるいは、前記レーザ干渉計が前記第1ス
テージ上の前記真直度補償ガイド側に固定される代わり
に、前記レーザ干渉計は前記第1ステージ上の前記真直
度補償ガイドとは反対の側に固定されており、かつ前記
レーザ干渉計の前記第2方向への変位を計測する変位計
測手段を設けたことを特徴とする。これによれば、第1
ステージが膨張してレーザ干渉計の位置が変位しても、
その変位を計測し、それを考慮した補正を行うことによ
り、位置決め精度の劣化が防止される。
【0010】また、本発明のカラーフィルタ製造装置
は、インクジェットヘッドを光透過性の基体に対して相
対的に走査させながら前記インクジェットヘッドから着
色剤を吐出させ、前記基体上に前記着色剤により着色さ
れたフィルタエレメントを複数個並べて形成してカラー
フィルタを製造するカラーフィルタ製造装置であって、
前記走査のために本発明の位置決めステージ装置を用い
ていることを特徴とし、それにより位置決め精度の劣化
を防止している。
【0011】また、本発明の液晶用アライナは、液晶装
置製造用の基板の位置決めに本発明の位置決め装置を用
いていることを特徴とし、それにより位置決め精度の劣
化を防止している。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
ては、前記変位計測手段は、装置の定盤に固定され、前
記第1方向に平行にほぼ前記第1ステージの移動範囲に
わたって設けられた基準面と、前記レーザ干渉計に固定
され、前記基準面との間の前記第2方向のギャップを計
測する変位センサとを有する。この場合、前記第1ステ
ージの位置による前記ギャップの変動をあらかじめ測定
しておき、装置稼動時には、そのギャップ変動と、ギャ
ップの実際の計測値に基づき前記レーザ干渉計の出力に
補正を施す手段を有するのが好ましい。
【0013】あるいは、前記変位計測手段は、装置の定
盤に固定され、前記第1ステージの所定位置において前
記レーザ干渉計との間の前記第2方向のギャップを計測
するものである。
【0014】いずれの場合も、前記第1ステージおよび
第2ステージをそれぞれ前記第1方向および第2方向に
駆動するためにそれぞれ前記第1および第2案内手段に
沿って設けられたリニアモータを有し、前記第1および
第2案内手段は静圧気体軸受で構成されている。
【0015】前記インクジェットへッドとしては、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するへッドであって、
インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネル
ギー変換体を備えているものを用いることができる。
【0016】以上の構成に基づいた、大判基板対応の大
ストローク位置決めステージにおいては、高速かつ高精
度な位置決めが可能であり、カラーフィルタ描画装置や
液晶用アライナに用いることにより、大判基板での高精
度な位置決めが可能となり、パネルの大型化や多面取り
の製造を図ることができる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例に係る位置
決めステージ装置の構成の概略を示す平面図である。同
図において、1は静圧ステージの上下方向静圧ガイドベ
ース、2はY方向の真直度補償静圧ガイド、3および4
はY方向可動部である。Y方向可動部3にはYステージ
の上下方向およびY真直方向の静圧パッドが取り付けら
れており、Y方向可動部4にはYステージの上下方向の
静圧パッドが取り付けられている。5はXY方向可動部
であり、上下方向およびX真直方向の静圧パッドが取り
付けられており、また、必要に応じてZ−tilt(Z
チルト)とθステージが構成されている。6はY方向可
動部3および4に固定されたX方向真直度補償静圧ガイ
ド、7はX方向真直度補償ガイド6に固定されたX方向
駆動用のリニアモータである。8はY方向駆動用のリニ
アモータであり上下方向静圧ガイドベース1に固定され
ている。9はXY方向可動部5のX、Yおよびθ方向の
位置検出用のレーザへッド、10はY方向可動部3に固
定されたX方向の位置検出用の干渉計、11はX方向の
位置検出用のレシーバ、12はXY方向可動部5に固定
されたX方向位置検出用の超平面ミラー、13はXY方
向可動部5のYおよびθ方向の位置検出用の干渉計およ
びレシーバユニット、14はXY方向可動部5に固定さ
れたYおよびθ方向位置検出用の超平面ミラー、15は
装置全体のベースとなる本体定盤である。本体定盤15
の上面には、静圧ステージの基準である上下方向静圧ガ
イドベース1、レーザヘッド9、Yおよびθ方向の干渉
計ユニット13などが構成されている。
【0018】この構成において、可動部5のX方向の移
動を繰返すことにより、X方向の駆動用リニアモータ7
が発熱し、X方向の真直度補償静圧ガイド6が熱膨張す
ることが考えられる。また、Y方向真直度補償静圧ガイ
ド2は、熱容量が大きいことやX方向の駆動用リニアモ
ータ7からエアー膜により切り離されているため、その
変形はほとんど考えられない。このため、X方向の真直
度補償静圧ガイド6の熱膨張では、ほとんどがY方向の
真直度補償静圧ガイド2が構成されていない側に伸びる
と考えられる。このため、この構成のようにY方向真直
度補償静圧ガイド2が構成されている側にX方向の干渉
計10を取り付けることにより、その影響を問題無いレ
ベルに抑えることが可能である。
【0019】実際に、X方向にステップ動作を繰り返し
てX方向真直度補償静圧ガイド6の両側(Y方向可動部
3および4)のX方向の伸びを静電容量センサで測定し
たところ図2の結果が得られた。太線で示されるY方向
真直度補償ガイドと反対側(Y方向可動部4側)のX方
向変化は時間の経過とともに大きくなっているのに対
し、細線で示されるY方向真直度補償ガイド側(Y方向
可動部3側)のX方向変化は時間の経過にかかわらずほ
とんどみられない。この結果より、本実施例の有効性が
わかる。
【0020】(実施例2)図3は、本発明の第2の実施
例に係る位置決めステージ装置の構成の概略を示す平面
図である。同図において、1は静圧ステージの上下方向
静圧ガイドベース、2はY方向の真直度補償静圧ガイ
ド、3および4はY方向可動部である。Y方向可動部3
にはYステージの上下方向およびY真直方向の静圧パッ
ドが取り付けられており、Y方向可動部4にはYステー
ジの上下方向の静圧パッドが取り付けられている。5は
XY方向可動部であり、上下方向およびX真直方向の静
圧パッドが取り付けられており、また、必要に応じてZ
−tiltとθステージが構成されている。6はY方向
可動部3および4に固定されたX方向真直度補償静圧ガ
イド、7はX方向真直度補償ガイド6に固定されたX方
向駆動用のリニアモータである。8はY方向駆動用のリ
ニアモータであり、上下方向静圧ガイドベース1に固定
されている。9はXY方向可動部5のX、Yおよびθ方
向の位置検出用のレーザヘッド、10はY方向可動部4
に固定された、X方向の位置検出用の干渉計、11はX
方向の位置検出用のレシーバ、12はXY方向可動部5
に固定されたX方向位置検出用の超平面ミラー、13は
Yおよびθ方向の位置検出用の干渉計およびレシーバユ
ニット、14はXY方向可動部5に固定されたYおよび
θ方向位置検出用の超平面ミラー、15は装置全体のベ
ースとなる本体定盤である。本体定盤15の上面には、
静圧ステージの基準である上下方向静圧ガイドベース
1、レーザヘッド9、Yおよびθ方向の干渉計ユニット
13などが構成されている。20は本体定盤15に固定
された本体定盤X方向基準であり、21はX方向干渉計
10が取り付けられたベースと本体定盤X方向基準20
とのギャップを計るための変位センサである。
【0021】この構成において、X方向の移動を繰り返
すと図2に示すような変化が生じ、X方向の位置検出用
の干渉計10の位置にズレが発生する。そして、XY方
向可動部5は、そのズレに追従することになる。しか
し、このズレ量は、本実施例の特徴である変位センサ2
1により、定量的に把握することが可能である。この変
位センサ21の測定結果をX方向のレーザ干渉計10を
用いて測定したXステージの位置に追加した値を目標値
にして、フィードバック制御をすることにより、リニア
モータ7の発熱の影響を除去することが可能である。
【0022】この変位センサ21による測定は、リアル
タイムに行っても良いが、測定されるギャップは温度変
化に応じたものであるため、Y方向の移動の1サイクル
内で生じる変化は微少である。したがって、1サイクル
毎に測定を行い、オフセット値として位置目標値に追加
し、フィードバック制御を行っても問題無い。
【0023】リアルタイムに補正を行う場合、図3に示
すような長い本体定盤X方向基準20が必要である。こ
の場合、最初に本体定盤X方向基準20とステージをY
方向だけに移動したときの変位センサ21との関係を測
定し、Yステージの位置による変位センサ21の出力基
準値とすることが望ましく、これにより本体定盤X方向
基準20の平面度、真直度などの精度を緩くすることが
可能である。
【0024】(実施例3)また、1サイクル毎の測定を
行うのであれば、第3の実施例として図4に示すよう
に、変位センサ22を本体定盤X方向基準20側に取り
付けることが可能である。
【0025】(実施例4)図5(a)および( b) は、
本発明の第4の実施例に係るインクジェットヘッドを用
いたカラーフィルタ製造装置を示す平面図および側面図
である。同図に示されるように、本発明に従った上述の
第1実施例の位置決めステージ装置が本体定盤15の上
に搭載されている。同図において、30は本体定盤15
を支持し、外部振動を遮断するための除振台、31はX
Y可動部の上にθ−Z−tiltステージを介して固定
された基板チャック、32はカラーフィルタを形成する
ための基板、33はXY位置決めステージ装置の可動部
の上に構成されているθ−Z−tiltステージ、34
はインクジェットヘッドである。35はR、G、Bのイ
ンクジェットヘッド34を1つにまとめるためのへッド
ユニットであり、各へッドのX方向位置関係と角度を合
せる機構が具備されている。36はへッドユニット35
を装置上に保持するためのチャック、37はへッドユニ
ット35の回転方向位置を合せるθステージ、38はへ
ッドのステップ方向位置(X方向)を合せるためのX方
向ステージ、39は基板32の目標位置に対する位置ズ
レ量を測定するためのアライメン卜光学系、40は基板
32のZ方向の位置を検出するためのオートフォーカス
センサ、41はインクジェットヘッド34の吐出安定を
図るためのクリーニング機構、42はクリーニング機構
41を洗浄するための洗浄ユニット、43はクリーニン
グ機構をインクジェットヘッド34下に移動するための
移動機構である。
【0026】上記構成において、カラーフィルタの製造
時には、図6に示すように、基板32を基板チャック3
1に搭載すると(ステップS51)、基板32の面が所
定の高さで平面になるようにオートフォーカスセンサ4
0により計測し、Z−tilt調整機構33によりZ−
tilt方向を合わせる(ステップS52)。その後、
アライメント検出用光学系39により、基板32上のア
ライメントマークを基準位置に合致させるためのX、
Y、θの3方向のズレ量を検出する(ステップS5
3)。この検出結果に基づき、基板ステージのX、Y、
θ成分の微調整を行う(ステップS53)。基板位置合
せ後、描画動作を行う(ステップS54)。
【0027】描画動作時のステージのシーケンスでは、
インクジェットヘッド34の吐出タイミングに同期させ
て基板ステージをY方向に走査移動する。走査後、描画
幅分X方向にステップ移動し、再度描画動作を行う。こ
の繰り返しにより、基板上のカラーフィルタ形成領域全
面を描画する。また、へッドクリーニング機構41およ
びへッドキャップ機構の洗浄は、描画動作中(ステップ
S54)に同時に行い、きれいな状態を保っている(ス
テップS55)。
【0028】描画終了後、基板の排出および搭載動作時
(ステップS56、S51)からフォーカス合せ(ステ
ップS52)までと同時にヘッド機能維持のためのクリ
ーニングシーケンス(ステップS57)およびヘッドキ
ャップ(ステップS58)を行う。へッドキャップは、
へッドクリーニング後の乾燥防止対策である。
【0029】図7は基板32にインクが着弾した状態を
示す模式図である。同図において、50はブラックマト
リクス、51は混色を防ぐための混色防止層、52はカ
ラーフィルタの開口部、53は赤(Red)のインク着
弾点、54は緑(Green)のインク着弾点、55は
青(Blue)のインク着弾点である。
【0030】このようにブラックマトリクス50に合わ
せてインク滴を入れなければならないため、X方向の位
置決めは、非常に厳しいものとなる。具体的には、ブラ
ックマトリクスの幅が100μm程度、ノズル約300
本のX方向の着弾精度が±5μm、インクの着弾径が8
0μm程度、混色防止層の幅が7μmであるため、描画
装置に許される誤差配分は±1.5μm程度である。
【0031】このような条件に鑑み、本発明に従った上
述の第1実施例の位置決めステージを用いることによ
り、X方向リニアモータ7がステップ動作により発熱し
てもX方向測定用の干渉計10はその影響を受けること
がなく、インクジェットヘッド34と基板32(ステー
ジ)の位置関係を維持することができ、基板全域にわた
りインクの混色や色抜けをなくすことが可能である。ま
た、同様に上述の第2や第3の実施例の位置決めステー
ジ装置を用いてもリニアモータ7の発熱による熱膨張量
をキャンセルすることができ、インクジェットヘッド3
4とステージとの位置関係を維持することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1ステージの膨張によるレーザ干渉計の位置ずれで生じ
る位置決め精度の劣化を防止することができる。したが
って大ストロークの位置決めを行う際にも、高速かつ高
精度な位置決めを行うことができる。したがって、大判
基板に対応したカラーフィルタ描画装置や液晶用アライ
ナなどの製造装置を構成することができ、パネルの大型
化や多面取りの製造を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る位置決めステー
ジ装置の概略を示す平面図である。
【図2】 本発明に従った図1の装置による効果を説明
するためのグラフである。
【図3】 本発明の第2の実施例に係る位置決めステー
ジ装置の概略を示す平面図である。
【図4】 本発明の第3の実施例に係る位置決めステー
ジ装置の概略を示す平面図である。
【図5】 本発明の第4の実施例に係る位置決めステー
ジ装置を適用したカラーフィルタ製造装置の概略を示す
平面図および側面図である。
【図6】 図5の装置における基板処理のフローチャー
トである。
【図7】 図5の装置を用いた描画方式によるインクの
着弾の様子を示す模式図である。
【符号の説明】
1:上下方向静圧ガイドベース、2:Y方向真直度補償
静圧ガイド、3:Y方向可動部、4:Y方向可動部、
5:XY方向可動部、6:X方向真直度補償静圧ガイ
ド、7:X方向リニアモータ、8:Y方向リニアモー
タ、9:レーザへッド、10:X方向位置検出用干渉
計、11:X方向位置検出用レシーバ、12:X方向用
の超平面ミラー、13:Yおよびθ方向の干渉計および
レシーバユニット、14:Yおよびθ方向用の超平面ミ
ラー、15:本体定盤、20:本体定盤X方向基準、2
1:変位センサ、22:変位センサ、30:除振台、3
1:基板チャック、32:基板、33:θ−Z−til
tステージ、34:インクジェットヘッド、35:へッ
ドユニット、36:チャック、37:θステージ、3
8:X方向ステージ、39:アライメント光学系、4
0:オートフォーカスセンサ、41:クリーニング機
構、42:洗浄ユニット、43:移動機構、50:ブラ
ックマトリクス、51:混色防止層、52:開口部、5
3:赤(Red)インク着弾点、54:緑(Gree
n)インク着弾点、55:青(Blue)インク着弾
点。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のステージと、これを第1の方向に
    案内する2つのガイドで構成された第1の案内手段と、
    第2のステージと、これを前記第1ステージ上で前記第
    1方向と直行する第2の方向に案内する第2の案内手段
    と、前記第2ステージの前記第2方向の位置を計測する
    ためのレーザ干渉計とを備え、前記第2ステージ上に位
    置決め対象物を搭載して位置決めを行う位置決めステー
    ジ装置において、前記第1案内手段を構成する2つのガ
    イドのうち一方のみが真直度補償ガイドであり、かつ前
    記レーザ干渉計は前記第1ステージ上の前記真直度補償
    ガイド側に固定されていることを特徴とする位置決めス
    テージ装置。
  2. 【請求項2】 第1のステージと、これを第1の方向に
    案内する2つのガイドで構成された第1の案内手段と、
    第2のステージと、これを前記第1ステージ上で前記第
    1方向と直行する第2の方向に案内する第2の案内手段
    と、前記第2ステージの前記第2方向の位置を計測する
    ためのレーザ干渉計とを備え、前記第2ステージ上に位
    置決め対象物を搭載して位置決めを行う位置決めステー
    ジ装置において、前記第1案内手段を構成する2つのガ
    イドのうち一方のみが真直度補償ガイドであり、前記レ
    ーザ干渉計は前記第1ステージ上の前記真直度補償ガイ
    ドとは反対の側に固定されており、かつ前記レーザ干渉
    計の前記第2方向への変位を計測する変位計測手段を設
    けたことを特徴とする位置決めステージ装置。
  3. 【請求項3】 前記変位計測手段は、装置の定盤に固定
    され、前記第1方向に平行にほぼ前記第1ステージの移
    動範囲にわたって設けられた基準面と、前記レーザ干渉
    計に固定され、前記基準面との間の前記第2方向のギャ
    ップを計測する変位センサとを有することを特徴とする
    請求項2に記載の位置決めステージ装置。
  4. 【請求項4】 前記変位計測手段は、装置の定盤に固定
    され、前記第1ステージの所定位置において前記レーザ
    干渉計との間の前記第2方向のギャップを計測するもの
    であることを特徴とする請求項2に記載の位置決めステ
    ージ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ステージの位置による前記ギャ
    ップの変動をあらかじめ測定しておき、装置稼動時に
    は、そのギャップ変動と、ギャップの実際の計測値に基
    づき前記レーザ干渉計の出力に補正を施す手段を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の位置決めステージ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1ステージおよび第2ステージを
    それぞれ前記第1方向および第2方向に駆動するために
    それぞれ前記第1および第2案内手段に沿って設けられ
    たリニアモータを有し、前記第1および第2案内手段は
    静圧気体軸受で構成されていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の位置決めステージ装置。
  7. 【請求項7】 インクジェットヘッドを光透過性の基体
    に対して相対的に走査させながら前記インクジェットヘ
    ッドから着色剤を吐出させ、前記基体上に前記着色剤に
    より着色されたフィルタエレメントを複数個並べて形成
    してカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置
    であって、前記走査のために請求項1〜6のいずれかの
    位置決めステージ装置を用いていることを特徴とするカ
    ラーフィルタ製造装置。
  8. 【請求項8】 前記インクジェットへッドは、熱エネル
    ギーを利用してインクを吐出するへッドであって、イン
    クに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
    変換体を備えていることを特徴とする請求項7に記載の
    カラーフィルタ製造装置。
  9. 【請求項9】 液晶装置製造用の基板の位置決めに請求
    項1〜6のいずれかの位置決め装置を用いていることを
    特徴とする液晶用アライナ。
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