JP2000110647A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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JP2000110647A
JP2000110647A JP10279122A JP27912298A JP2000110647A JP 2000110647 A JP2000110647 A JP 2000110647A JP 10279122 A JP10279122 A JP 10279122A JP 27912298 A JP27912298 A JP 27912298A JP 2000110647 A JP2000110647 A JP 2000110647A
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Japan
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fuel injection
actual
injection amount
engine
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JP10279122A
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English (en)
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Makoto Shimizu
良 清水
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Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射手段から噴射される燃料の目標噴射
量と実燃料噴射量とのずれを適正に推定できるようにす
る。 【解決手段】 燃料を噴射する燃料噴射弁19らなる燃
料噴射手段と、排気ガスの還流量を制御する排気還流制
御手段23と、排気ガス中の実酸素濃度に関する値を検
出する実酸素濃度検出手段11と、上記実酸素濃度に関
する値とは無関係に運転状態に応じて燃料噴射量を制御
する噴射量制御手段22とを備えたエンジンの制御装置
において、上記吸気通路内に還流される排気ガス量が所
定値以下の運転領域にある場合に、上記実酸素濃度に関
する値の検出値と実吸入空気量の検出値とに基づき、燃
料噴射手段から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴
射量とのずれ量を推定するずれ量推定手段26を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れるエンジンの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平8−144867号
公報に示されるように、ディーゼルエンジンの排気ガス
を吸気通路内に還流させるEGR通路(排気還流通路)
と、このEGR通路に設けられた上記排気ガスの還流量
を調節するEGR弁(排気還流制御弁)と、このEGR
弁を駆動するEGR弁駆動手段とを有するディーゼルエ
ンジン用排気ガス再循環装置において、ディーゼルエン
ジンの排気中に含まれる黒煙や未燃焼燃料等のパティキ
ュレート成分およびNOx成分を低減するため、目標空
気過剰率と実空気過剰率との偏差をなくすように、上記
EGR弁駆動手段を制御することが行われている。
【0003】すなわち、運転状態検出手段により検出さ
れたエンジンの運転状態に対応する目標空気過剰率をそ
れぞれ設定するとともに、排気通路に設けられたリニア
空燃比センサからなる実空気過剰率検出手段により、排
気通路を流通する排気ガスから実空気過剰率を検出し、
この実空気過剰率が上記目標空気過剰率よりも大きくな
ると、EGR弁を開いて排気還流量を増加させることに
より、実空気過剰率を小さくし、逆に実空気過剰率が目
標空気過剰率よりも小さくなると、上記EGR弁を閉じ
て排気還流量を低下させ、あるいはカットすることによ
り、実空気過剰率を大きくする制御を実行して、過剰な
排気還流による黒煙の発生等を伴わずに排気ガス中のN
Ox成分を低減できるようにすることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように実空気過
剰率検出手段により検出された実空気過剰率と、エンジ
ンの運転状態に応じて設定された目標空気過剰率との偏
差をなくすように、上記排気還流制御弁をフィードバッ
ク制御して排気ガスの還流量を制御するように構成され
たディーゼルエンジンでは、上記目標空気過剰率がエン
ジンの運転状態に応じて変化するため、目標空気過剰率
が一定に設定された通常のガソリンエンジンのように、
空気過剰率に基づいた燃料噴射量のフィードバック制御
を実行するすることができず、上記実空気過剰率(実酸
素濃度に関する値)とは無関係に、エンジン負荷および
エンジン回転数等に基づいて、燃料噴射手段から噴射さ
れる燃料噴射量を制御するように構成されている。した
がって、燃料噴射手段から噴射される燃料の目標噴射量
と実燃料噴射量との間にずれが生じている場合において
も、このずれを適正に補正することが困難であるという
問題があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、燃料噴
射手段から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴射量
とのずれを適正に推定することができるエンジンの制御
装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
燃料を噴射する燃料噴射手段と、排気ガスを吸気通路内
に還流させる排気還流通路と、この排気還流通路に設け
られた排気還流制御弁の開度を調節することにより運転
状態に応じて排気ガスの還流量を制御する排気還流制御
手段と、排気ガス中の実酸素濃度に関する値を検出する
実酸素濃度検出手段と、燃焼室に供給される実吸入空気
量を検出する実吸入空気量検出手段と、上記実酸素濃度
に関する値とは無関係に運転状態に応じて燃料噴射量を
制御する噴射量制御手段とを備えたエンジンの制御装置
において、上記吸気通路内に還流される排気ガス量が所
定値以下の運転領域にある場合に、上記実酸素濃度に関
する値の検出値と実吸入空気量の検出値とに基づき、燃
料噴射手段から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴
射量とのずれ量を推定するずれ量推定手段を備えたもの
である。
【0007】上記構成によれば、実酸素濃度に関する値
と無関係に燃料噴射量を制御するように構成されたエン
ジンにおいても、上記実酸素濃度に関する値の検出値と
実吸入空気量の検出値とに基づき、燃料噴射手段から噴
射される実燃料噴射量が、目標噴射量からどの程度ずれ
ているかが適正に推定され、この推定値に基づいた燃料
噴射量の制御等が可能となる。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
のエンジンの制御装置において、エンジンが定常運転状
態にあることが確認された場合に、上記ずれ量推定手段
による実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量の推
定制御を実行するように構成したものである。
【0009】上記構成によれば、エンジンの運転状態が
一定に保持された定常運転状態で、上記ずれ量推定手段
による実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量の推
定制御が実行されるため、エンジンの運転状態が変化す
ることに起因して上記ずれ量の推定値に誤差が生じるこ
となく、燃料噴射手段から噴射される実燃料噴射量が、
目標噴射量からどの程度ずれているかが適正に推定さ
れ、この推定値に基づいた燃料噴射量の制御等が可能と
なる。
【0010】請求項3に係る発明は、上記請求項2記載
のエンジンの制御装置において、エンジンが過渡運転状
態から定常運転状態に移行した後、予め設定された基準
時間が経過した時点で、上記ずれ量推定手段による実燃
料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量の推定を開始す
るように構成したものである。
【0011】上記構成によれば、エンジンが過渡運転状
態から定常運転状態に移行した後、予め設定された基準
時間が経過して上記実酸素濃度検出手段により排気ガス
中の実酸素濃度に関する値が適正に検出されるようにな
った時点で、上記推定手段による実燃料噴射量と燃料の
目標噴射量とのずれ量を推定する制御が実行されること
になる。
【0012】請求項4に係る発明は、上記請求項1記載
のエンジンの制御装置において、エンジンが過渡運転状
態にある場合に、運転状態の変化に起因した上記実酸素
濃度検出手段による実酸素濃度に関する値の検出遅れを
補正する検出遅れ補正手段を備え、この検出遅れ補正手
段によって補正された実酸素濃度に関する値と実吸入空
気量の検出値とに基づき、燃料噴射手段から噴射される
燃料の目標噴射量と実燃料噴射量とのずれ量を推定する
ように構成したものである。
【0013】上記構成によれば、エンジンの過渡運転状
態で、上記検出遅れ補正手段によって実酸素濃度に関す
る値の検出値が補正されることにより、燃料の噴射時点
と、上記実酸素濃度検出手段による実酸素濃度に関する
値の検出時点との間に時間的遅れがあることに起因して
上記ずれ推定手段による推定値に誤差が生じるのを効果
的に防止することができる。
【0014】請求項5に係る発明は、上記請求項1〜請
求項4のいずれかに記載のエンジンの制御装置におい
て、吸気圧力と、吸気温度とに基づいて燃焼室に供給さ
れる実吸入空気量を検出する実吸入空気量検出手段を設
けたものである。
【0015】上記構成によれば、雰囲気温度が変化する
こと等に起因して吸気温度が変化した場合においても、
上記実吸入空気量検出手段によって燃焼室内に供給され
る実吸入空気量が正確に検出され、この実吸入空気量の
検出値と実酸素濃度に関する値の検出値とに基づき、燃
料噴射手段から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴
射量とのずれ量が適正に推定されることになる。
【0016】請求項6に係る発明は、上記請求項1〜請
求項5のいずれかに記載のエンジンの制御装置におい
て、エンジンの冷間運転状態および高負荷運転領域で
は、排気還流制御手段による排気ガスの還流を停止させ
るように構成したものである。
【0017】上記構成によれば、エンジンの冷間運転状
態では、排気還流制御手段による排気ガスの還流が停止
されることにより、エンジンの着火性が確保され、エン
ジンの高負荷運転領域では、排気還流制御手段による排
気ガスの還流が停止されることにより、負荷に対応した
エンジン出力が確保されることになる。
【0018】請求項7に係る発明は、上記請求項6記載
のエンジンの制御装置において、エンジンが冷間運転状
態または高負荷運転領域にある場合に、上記ずれ量推定
手段による実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量
を推定する制御を実行するように構成したものである。
【0019】上記構成によれば、エンジンが冷間運転状
態または高負荷運転領域にある場合には、排気ガスの還
流が停止されるため、この排気ガスの還流に起因して上
記実酸素濃度に関する値が変動することによる上記ずれ
量の推定誤差を生じることなく、燃料噴射手段から噴射
される実燃料噴射量が、目標噴射量からどの程度ずれて
いかるかが上記推定手段において適正に推定されること
になる。
【0020】請求項8に係る発明は、排気ガスの還流量
が所定値以下の運転領域にある場合に、上記実酸素濃度
に関する値の検出値と実吸入空気量の検出値とに基づ
き、上記実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量を
推定する第1ずれ量推定手段を備えた請求項1〜請求項
7のいずれかに記載のエンジンの制御装置において、エ
ンジンの温間運転状態におけるアイドル運転領域で、エ
ンジンの目標回転数と実回転数とに基づいて実燃料噴射
量と燃料の目標噴射量とのずれ量を推定する第2ずれ量
推定手段と、上記第1ずれ量推定手段の推定値および第
2ずれ量推定手段の推定値に基づいて、上記排気ガスの
還流量が所定値以下の運転領域およびアイドル運転領域
以外の領域における実燃料噴射量と燃料の目標噴射量と
のずれ量を推定する第3ずれ量推定手段とを備えたもの
である。
【0021】上記構成によれば、排気ガスの還流量が所
定値以下の運転領域では、上記実酸素濃度に関する値の
検出値と実吸入空気量の検出値とに基づき、上記第1ず
れ量推定手段により、実燃料噴射量と燃料の目標噴射量
とのずれ量が推定され、エンジンの温間運転状態におけ
るアイドル運転領域では、エンジンの目標回転数と実回
転数とに基づき、上記第2ずれ量推定手段により実燃料
噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量が推定される。さ
らに、上記第1ずれ量推定手段の推定値と、第2ずれ量
推定手段の推定値とに基づき、上記第3ずれ量推定手段
により、上記排気ガスの還流量が所定値以下の運転領域
およびアイドル運転領域以外の領域における実燃料噴射
量と燃料の目標噴射量とのずれ量が推定されることにな
る。
【0022】請求項9に係る発明は、上記請求項1〜請
求項8のいずれかに記載のエンジンの制御装置におい
て、上記噴射量制御手段は、上記ずれ量推定手段により
推定された実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量
に基づき、上記噴射量制御手段により燃料噴射量を補正
するように構成したものである。
【0023】上記構成によれば、上記ずれ量推定手段に
より推定された実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのず
れ量に基づき、上記噴射量制御手段により燃料噴射量が
補正されることにより、燃料の噴射精度が向上すること
になる。
【0024】請求項10に係る発明は、上記請求項1〜
請求項9のいずれかに記載のエンジンの制御装置におい
て、上記エンジンがディーゼルエンジンであるものであ
る。
【0025】上記構成によれば、ガソリンエンジンに比
べてNOx成分が排出され易い傾向にあるディーゼルエ
ンジンにおいて、通常時には、エンジンの運転状態に応
じて設定された空燃比に基づいて排気ガスの還流量が制
御される等により、上記NOx成分の排出が効果的に抑
制される。そして、実酸素濃度に関する値と無関係に燃
料噴射量を制御するように構成された上記ディーゼルエ
ンジンにおいて、燃料噴射手段から噴射される実燃料噴
射量が、目標噴射量からどの程度ずれているかが適正に
推定されることになる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るエンジンの
制御装置の実施形態を示している。このエンジンの制御
装置は、自動車に搭載されるディーゼルエンジンのエン
ジン本体1に接続された吸気通路2と、排気通路3から
導出された排気ガスを上記吸気通路2に還流させる排気
還流通路4と、この排気還流通路4に設けられたダイヤ
フラム式の排気還流制御弁5と、この排気還流制御弁5
を駆動する駆動手段6とを有している。
【0027】上記吸気通路2には、その上流側から順に
インタークーラ7と、吸気絞り弁8と、吸気圧力検出手
段9とが配設されるとともに、吸気通路2の入り口部お
よび吸気マニホールド部における吸気温度を検出する吸
気温度検出手段10が設けられている。また、上記排気
通路3には、排気ガス中の実酸素濃度に関する値を検出
するリニアO2センサからなる実酸素濃度検出手段11
と、触媒コンバータ12とが配設されている。
【0028】上記排気還流通路4は、その一端部が上記
吸気通路2の集合部に接続されるとともに、他端部が排
気通路3に接続され、この排気通路3から取り入れられ
た排気ガスを上記吸気通路2の集合部に還流させるよう
に構成されている。なお、上記吸気絞り弁8は、吸気通
路2に対する排気還流通路4の接続部よりも上流側に配
設されている。
【0029】また、上記排気還流制御弁5の駆動手段6
は、連結管13を介して排気還流制御弁5の負圧室に連
結されたバキュームポンプ等からなる負圧源14と、上
記連結管13に設けられた第1電磁弁15とを有してい
る。この第1電磁弁15は、エンジンコントロールユニ
ット(ECU)16から出力される制御信号に応じてデ
ューティ制御されることにより、上記連結管13を負圧
源14側または大気側に切り替えて上記排気還流制御弁
5を開作動または閉作動させるように構成されている。
【0030】上記負圧源14は、第2電磁弁17が設け
られた連結管18を介して上記吸気絞り弁8のアクチュ
エータに接続されている。また、上記エンジン本体1に
は、燃焼室内に燃料を噴射する電子制御式の燃料噴射弁
19からなる燃料噴射手段と、燃料を蓄圧するコモンレ
ール(共通管)20と、燃料噴射ポンプ21とが設けら
れている。
【0031】そして、エンジンコントロールユニット1
6から出力される制御信号に応じて上記第2電磁弁17
がデューティ制御されることにより、上記吸気絞り弁8
が駆動されて吸気通路2からエンジン本体1の燃焼室内
に吸入される吸入空気量が調節されるようになってい
る。
【0032】上記エンジンコントロールユニット16に
は、図2に示すように、燃料噴射弁19から噴射される
燃料噴射量を制御する噴射量制御手段22と、通常の運
転時に空燃比が目標空燃比となるように、上記排気還流
制御弁5の開度をフィードバック制御して排気ガスの還
流量を制御する排気還流制御手段23と、上記吸気絞り
弁11の開度を制御する吸気絞り弁制御手段24と、エ
ンジン本体1の燃焼室に供給される実吸入空気量を検出
する実吸入空気量検出手段25と、上記燃料噴射弁19
から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴射量とのず
れ量を推定するずれ量推定手段26とが設けられてい
る。
【0033】上記噴射量制御手段22は、アクセル開度
を検出するアクセル開度検出手段27の検出値、つまり
エンジン負荷に対応した値と、エンジン本体1の出力軸
の回転数を検出する回転数検出手段28の検出値とに基
づき、予め設定されたマップから燃料の基本噴射量を設
定するように構成されている。
【0034】また、上記噴射量制御手段22は、エンジ
ンがアイドル運転領域にあることが確認された場合に、
エンジンの目標回転数と、上記回転数検出手段28によ
って検出された実回転数との偏差に基づき、エンジンの
実回転数を目標回転数に一致させるため、燃料の噴射量
をフィードバック制御するように構成されている。さら
に、上記噴射量制御手段22は、エンジンが定常運転状
態にある場合等に、上記ずれ量推定手段26によって推
定された実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量に
基づき、燃料噴射量の補正値を算出して設定し、これら
の値に基づいて燃料の最終噴射量を算出した後、この最
終噴射量に対応した制御信号を上記燃料噴射弁19に出
力することにより、燃料の噴射量を制御するように構成
されている。
【0035】上記排気還流制御手段23は、エンジンの
冷却水温度を検出する冷却水温度検出手段29によって
検出された冷却水温度に応じ、エンジンが温間運転状態
にあることが確認された場合には、予め設定されたマッ
プから読み出された目標空燃比、つまり排気ガス中のN
Ox成分およびパティキュレート成分との両方を低減す
ることができる値に設定された目標空燃比と、燃料噴射
量とに基づいて目標排気還流制御値を設定するととも
に、エンジンの高負荷運転領域では、上記目標排気還流
制御値を0に設定するように構成されている。そして、
エンジンが温間運転状態にあることが確認された場合に
は、上記エンジンの高負荷運転領域除いて、上記目標排
気還流制御値に対応した制御信号が排気還流制御弁5の
駆動手段6に出力されることにより、空燃比を目標空燃
比に一致させるための排気還流制御が実行されるように
なっている。
【0036】また、上記排気還流制御手段23は、エン
ジンの冷却水温度を検出する冷却水温度検出手段29に
よって検出された冷却水温度に応じ、エンジンが冷間運
転状態にあることが確認された場合には、上記目標排気
還流制御値を0に設定して排気ガスの還流を停止させる
制御信号を上記排気還流制御弁5の駆動手段6に出力す
るように構成されている。
【0037】上記吸気絞り弁制御手段24は、アクセル
開度検出手段27の検出値と、回転数検出手段28の検
出値とに基づき、予め設定されたマップから吸気絞り弁
8の開度制御値を読み出し、この開度制御値に対応した
制御信号を上記吸気絞り弁8のアクチュエータに出力す
ることにより、吸気絞り弁8の開度を運転状態に対応さ
せて調節するように構成されている。
【0038】また、上記実吸入空気量検出手段25は、
吸気温度検出手段10によって検出された吸気温度の検
出値と、吸気圧力検出手段9によって検出された吸気圧
力の検出値に基づいてエンジン本体1の燃焼室に供給さ
れる実吸入空気量を求め、この値を上記ずれ量推定手段
26に出力するように構成されている。
【0039】上記ずれ量検出手段26は、エンジンが定
常運転状態にある場合等に、リニアO2センサからなる
実酸素濃度検出手段11によって検出された実酸素濃度
に関する値、つまり排気ガス中の酸素濃度の検出値と、
上記実吸入空気量検出手段25によって検出された実吸
入空気量とに基づき、上記燃料噴射弁19から噴射され
た実燃料噴射量と、燃料の目標噴射量とのずれ量を推定
し、このずれ量の推定値に対応した制御信号を上記噴射
量制御手段22に出力するように構成されている。
【0040】すなわち、上記ずれ量検出手段26には、
図3に示すように、排気ガスの還流制御の停止状態で、
上記実酸素濃度検出手段11の検出信号と、実吸入空気
量検出手段25の検出値とに基づき、上記実燃料噴射量
と燃料の目標噴射量とのずれ量を推定する第1ずれ量推
定手段30が設けられている。そして、エンジンが過渡
運転状態から、エンジン負荷等が一定となった定常運転
状態に移行した後、予め設定された基準時間が経過して
上記実酸素濃度検出手段11により排気ガス中の実酸素
濃度に関する値が適正に検出される状態となった時点
で、上記第1ずれ量推定手段30による実燃料噴射量と
燃料の目標噴射量とのずれ量を推定する制御が実行さ
れ、この第1ずれ量推定手段30において推定された上
記ずれ量の推定値が上記噴射量制御手段22に出力され
るようになっている。
【0041】また、上記ずれ量検出手段26には、アク
セル開度検出手段27および回転数検出手段28の検出
信号に応じてエンジンが過渡運転状態にあることが確認
された場合、またはエンジンが過渡運転状態から、エン
ジン負荷等が一定となった定常運転状態に移行した後、
予め設定された基準時間が経過前に、運転状態の変化に
起因して生じる上記実酸素濃度検出手段11の検出遅れ
を補正する検出遅れ補正手段31が設けられている。
【0042】そして、排気ガスの還流制御の停止状態
で、上記検出遅れ補正手段31によって補正された実酸
素濃度に関する値が上記第1ずれ量推定手段30に出力
されることにより、空気量の検出値とに基づき、燃料噴
射弁19から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴射
量とのずれ量が、上記第1ずれ量推定手段30において
推定されるようになっている。
【0043】さらに、上記ずれ量検出手段26には、ア
クセル開度検出手段27および回転数検出手段28の検
出信号に応じてエンジンがアイドル運転領域にあること
が確認された場合に、エンジンの目標回転数と実回転数
とに基づいて実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ
量を推定する第2ずれ量推定手段32と、上記第1ずれ
量推定手段30の推定値および第2ずれ量推定手段32
の推定値に基づいて、上記排気ガス量が所定値以下の運
転領域およびアイドル運転領域以外の領域における実燃
料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量を推定する第3
ずれ量推定手段33とが設けられ、これらの第2,第3
ずれ量推定手段32,33において推定された上記実燃
料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量の推定値が上記
噴射量制御手段22に出力されるように構成されてい
る。
【0044】上記エンジンコントロールユニット15に
おいて実行される制御動作を図4〜図6に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。上記制御動作がスタートす
ると、まずアクセル開度検出手段27および回転数検出
手段28等によって検出されたデータを入力した後(ス
テップS1)、エンジンの運転状態に対応した排気還流
制御値(EGR制御値)を設定する(ステップS2)。
【0045】すなわち、上記冷却水温度検出手段29の
検出信号に応じてエンジンが温間運転状態にあることが
確認された場合には、図7に示すように、エンジン負荷
と、エンジン回転数とをパラメータとしたマップから排
気還流制御値を設定することにより、エンジンが高負荷
高回転領域にある場合には、低負荷低回転領域にある場
合に比べて排気ガスの還流量を少なくするように制御す
る。また、上記冷却水温度検出手段29の検出信号に応
じてエンジンが冷間運転状態にあることが確認された場
合には、上記排気還流制御値を0、つまり排気ガスの還
流を停止状態とする値に設定する。そして、上記排気還
流制御値に対応した制御信号を上記排気還流制御手段2
3から排気還流制御弁5の駆動手段6に出力することに
より、排気還流制御を実行する(ステップS3)。
【0046】次いで、図8に示すように、アクセル開度
と、エンジン回転数とをパラメータとしたマップから、
エンジンの運転状態に対応した基本噴射量Qbを読み出
して設定した後(ステップS4)、上記アクセル開度検
出手段27および回転数検出手段28の検出信号に応じ
てエンジンがアイドル運転領域IDにあるか否かを判定
し(ステップS5)、NOと判定された場合には、上記
第2ずれ量推定手段32によるずれ量Qc2の推定を禁
止する(ステップS6)。
【0047】一方、上記ステップS5でYESと判定さ
れてエンジンがアイドル運転領域にあることが確認され
た場合には、図9に示すように、エンジンの目標回転数
Noと実回転数Neとの偏差(No−Ne)をパラメー
タとするマップから、上記偏差(No−Ne)をなくす
ためのフィードバック制御値、つまり上記燃料噴射弁1
9から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴射量との
ずれ量Qc2を上記第2推定手段32により読み出して
推定するとともに(ステップS7)、上記アイドル運転
領域で実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれをなく
すためのID時の学習制御を実行する(ステップS
8)。すなわち、上記エンジンの目標回転数Noと実回
転数Neとの偏差に基づいて推定された上記燃料の目標
噴射量と実燃料噴射量とのずれ量を小さくする方向に、
上記基本噴射量Qbを設定するためのマップを書き替え
る等の学習制御を実行する。なお、目標回転数Noは、
予め設定した値を使用して値を使用してもよいし、ある
いはアイドル移行後のエンジン回転数の平均値を目標回
転数Noとして設定してもよい。
【0048】次いで、上記排気還流制御手段23による
排気ガスの還流制御(EGR制御)の実行状態にあるか
否かを判定し(ステップS9)、NOと判定された場合
には、エンジンの始動後に一定時間が経過したか否か判
別することにより、上記リニアO2センサからなる実酸
素濃度検出手段11が活性化した状態にあるか否かを判
定する(ステップS10)。なお、センサの出力値に基
づいて実酸素濃度検出手段11が活性化した状態にある
か否かを判定するように構成してもよい。
【0049】上記ステップS10でYESと判定され実
酸素濃度検出手段11が活性化した状態にあることが確
認された場合には、上記吸気温度検出手段10によって
検出された吸気通路2の入り口部と、吸気マニホールド
部と間における吸気温度差Δtが、予め設定された基準
値toよりも小さいか否かを判定する(ステップS1
1)。
【0050】上記ステップS11でYESと判定され、
吸気通路2の入り口部と、吸気マニホールド部と間にお
ける吸気温度差Δtが、予め設定された基準値toより
も小さく、上記吸気温度検出手段10の検出値に基づい
て、燃焼室内に供給される実吸入空気量を上記実吸入空
気量検出手段25により正確に検出できる状態にあるこ
とが確認された場合には、上記吸気圧力検出手段9によ
り検出された吸気圧力と、吸気温度検出手段10により
検出された吸気温度とに基づき、燃焼室に供給される実
吸入空気量を上記実吸入空気量検出手段25において検
出する(ステップS12)。
【0051】次いで、上記実吸入空気量検出手段25に
おいて検出された実吸入空気量と、上記噴射量制御手段
22において設定された目標燃料噴射量とに基づき、排
気ガス中の酸素濃度に関する値の推定値A/FSを算出
した後(ステップS13)、アクセル開度検出手段27
の検出信号に応じてエンジンが定常運転状態にあるか否
かを判定する(ステップS14)。
【0052】上記ステップS14でNOと判定され、ア
クセル開度の変化率が一定値以上となったエンジンの過
渡運転状態にあることが確認された場合には、上記目標
燃料噴射量と、ステップS12で検出された実吸入空気
量とに基づき、排気通路3に排出される排気ガス量を算
出し(ステップS15)、この排気ガス量の算出値に対
応したなまし係数kを、所定のマップから読み出して設
定した後(ステップS16)、上記実酸素濃度検出手段
11によって検出された実酸素濃度に関する値A/Fa
に、上記なまし係数kを掛け合わせることにより、エン
ジンが過渡運転状態にある場合に、運転状態の変化に起
因した上記実酸素濃度検出手段11の検出遅れを上記検
出遅れ補正手段31において補正する(ステップS1
7)。
【0053】すなわち、エンジンの過渡運転状態にある
場合には、図10(a)に示すアクセル開度αの変化状
態に対応して、燃料噴射手段から噴射される実燃料噴射
量Qが、図10(b)に示すように変化するのに対し、
上記実酸素濃度検出手段11によって検出される実酸素
濃度に関する値A/Faは、図10(c)の実線で示す
ように、所定の時間差をもって変化することになる。こ
のため、上記なまし係数kに基づいて上記実酸素濃度検
出手段11の検出遅れを上記検出遅れ補正手段31にお
いて補正することにより、図10(c)の破線で示すよ
うに、上記実燃料噴射量の変化に対応した実酸素濃度に
関する値A/Faを、上記実燃料噴射量Qに正確に対応
させることができる。
【0054】上記ステップS14でYESと判定され、
アクセル開度の変化率が一定値未満となったエンジンの
定常運転状態にあることが確認された場合には、エンジ
ンが過渡運転状態から定常運転状態に移行した後、予め
設定された基準時間Toが経過したか否かを判定するタ
イマのカウント値Tを1だけインクリメントした後(ス
テップS18)、上記タイマのカウント値Tが上記基準
時間Toよりも大きくなったか否かを判定する(ステッ
プS19)。このステップS19でNOと判定され、上
記タイマがタイムアップしていないことが確認された場
合には、上記ステップS15に移行して運転状態の変化
に起因した上記検出遅れの補正を継続して実行する。
【0055】また、上記ステップS19でYESと判定
され、エンジンが過渡運転状態から定常運転状態に移行
した後、予め設定された基準時間Toが経過したことが
確認された場合には、上記タイマのカウント値Tを0に
リセットした後(ステップS20)、上記ステップS1
3で算出した排気ガス中の酸素濃度に関する値の推定値
A/FSと、上記実酸素濃度検出手段11によって検出
された実酸素濃度に関する値A/Faまたは上記ステッ
プS17で補正された補正後の実酸素濃度に関する値A
/Faとを比較することにより、上記第1ずれ量推定手
段30において、燃料噴射手段から噴射される燃料の目
標噴射量と実燃料噴射量とのずれ量Qc1を算出して推
定する(ステップS21)。そして、ステップS21で
推定された上記ずれ量Qc1を小さくする方向に、上記
基本噴射量Qbを設定するためのマップを書き替える等
の学習制御を実行する(ステップS22)。
【0056】次いで、上記冷却水温度検出手段29の検
出信号に応じてエンジンが冷間運転状態にあるか否かを
判定し(ステップS23)、NOと判定されてエンジン
が温間運転状態にあることが確認された場合には、上記
ステップS21において第1推定手段30により推定さ
れたエンジンの定常運転状態等における実燃料噴射量と
燃料の目標噴射量とのずれ量Qc1と、上記ステップS
7において第2推定手段32により推定されたアイドル
運転領域における実燃料噴射量と燃料の目標噴射量との
ずれ量Qc2とに基づき、上記エンジンの定常運転状態
およびアイドル運転領域以外の領域における実燃料噴射
量と燃料の目標噴射量とのずれ量Qc3を、上記第3ず
れ量推定手段33によって推定する(ステップS2
4)。
【0057】すなわち、排気還流制御の停止状態におい
てエンジンの定常運転状態にある場合等に、上記第1ず
れ量推定手段30により推定された高負荷領域の上記ず
れ量Qc1と、排気ガスの還流制御が実行されるエンジ
ンの温間運転状態におけるアイドル運転領域で、上記第
2ずれ量推定手段32により推定された低負荷領域の上
記ずれ量Qc2とに基づき、上記第3ずれ量推定手段3
3において非線形方程式を用いた数値解法等により上記
高負荷領域と低負荷領域の中間領域等における実燃料噴
射量と燃料の目標噴射量とのずれ量Qc3を推定する。
【0058】例えば上記第1ずれ量推定手段30の推定
結果および上記第2ずれ量推定手段32の推定結果の何
れもが、実燃料噴射量が燃料の目標噴射量に比べて少な
い場合には、上記第3ずれ量推定手段33において上記
中間領域等における実燃料噴射量が、燃料の目標噴射量
に比べて少ないであろうと推定し、この推定結果に応じ
て上記中間領域等における上記基本噴射量Qbを設定す
るためのマップを書き替える等の学習制御を実行する。
【0059】そして、上記ステップS4において設定さ
れた燃料の基本噴射量Qbと、上記ステップS7,S2
1およびステップS24において設定された実燃料噴射
量と燃料の目標噴射量とのずれ量Qcとを加算すること
により、燃料の最終噴射量を算出した後(ステップS2
5)、エンジンの出力軸の回転角度に基づいて燃料の噴
射時期となったか否かを判定し(ステップS26)、Y
ESと判定された時点で、燃料を噴射させる制御信号を
上記燃料噴射弁19に出力して燃料の噴射制御を実行す
る(ステップS27)。
【0060】なお、上記ステップS9でYESと判定さ
れて排気ガスの還流制御(EGR制御)の実行状態にあ
ることが確認された場合、または上記ステップS10で
NOと判定されて実酸素濃度検出手段11が非活性化状
態にあることが確認された場合には、第1,第3ずれ量
推定手段30,33による上記ずれ量Qc1,Qc3の
推定制御等を実行することなく、上記ステップS24に
直接移行する。また、上記ステップS23でYESと判
定されてエンジンの冷間運転状態にあることが確認され
た場合には、第3ずれ量推定手段33による上記ずれ量
Qc3の推定制御等を実行することなく、上記ステップ
S24に直接移行する。
【0061】上記のように燃料噴射弁19からなる燃料
噴射手段と、排気ガスを吸気通路2内に還流させる排気
還流通路4と、この排気還流通路4に設けられた排気還
流制御弁5の開度を調節することにより運転状態に応じ
て排気ガスの還流量を制御する排気還流制御手段23
と、排気ガス中の実酸素濃度に関する値を検出する実酸
素濃度検出手段11と、上記燃料噴射手段から噴射され
る燃料の燃料噴射量を制御する噴射量制御手段22とを
備えたエンジンの制御装置において、上記吸気通路2内
に還流される排気ガス量が所定値以下の運転領域にある
場合に、上記実酸素濃度に関する値の検出値と実吸入空
気量の検出値とに基づき、上記燃料噴射手段から噴射さ
れる燃料の目標噴射量と実燃料噴射量とのずれ量を推定
するずれ量推定手段26を設けたため、上記実酸素濃度
に関する値とは無関係に運転状態に応じて燃料噴射量を
制御するように構成されたエンジンであっても上記燃料
噴射量とのずれを正確に推定することができる。
【0062】すなわち、排気還流制御手段23による排
気ガスの還流制御の実行状態にないことが確認された場
合に、上記実吸気空気量検出手段25において検出され
た実吸入空気量と、上記噴射量制御手段22において設
定された目標燃料噴射量とに基づき、排気ガス中の酸素
濃度に関する値の推定値A/FSを、上記ずれ量推定手
段26に設けられた第1ずれ推定手段30によって推定
し、この推定値A/FSと、上記実酸素濃度検出手段1
1において検出された排気ガス中の酸素濃度に関する値
A/Faとに基づいて、上記燃料の目標噴射量と実燃料
噴射量とのずれ量Qc1を推定するように構成したた
め、吸気通路2内に還流される排気ガスの還流量に影響
されることなく、上記ずれ量Qc1を正確に推定するこ
とができる。
【0063】したがって、第1ずれ推定手段30によっ
て推定された上記ずれ量Qc1の推定値に基づいて燃料
噴射手段の燃料噴射量を適正に制御することができると
ともに、上記基本噴射量Qbを設定するためのマップを
書き替える等の学習制御を適正に実行することができ
る。さらに、上記ずれ量推定手段26の推定値に基づい
て、上記燃料噴射弁19からなる燃料噴射手段等が故障
しているか否かを判別することも可能である。
【0064】なお、上記実施形態では、排気還流制御手
段23による排気還流制御の実行状態にないことが確認
された場合、つまりエンジンが冷間運転状態または高負
荷運転領域にあるために排気ガスの還流量が0に設定さ
れる運転領域で、上記燃料の目標噴射量と実燃料噴射量
とのずれ量Qc1を推定するように構成した例について
説明したが、この構成に代え、上記排気ガスの還流量が
予め設定された基準値以下であることが確認された場合
に、上記燃料の目標噴射量と実燃料噴射量とのずれ量Q
c1を推定するように構成してもよい。
【0065】また、上記実施形態に示すように、エンジ
ンが定常運転状態にあることが確認された場合に、上記
第1ずれ量推定手段30による実燃料噴射量と燃料の目
標噴射量とのずれ量Qc1の推定制御を実行するように
構成した場合には、エンジンの運転状態が変化すること
に起因した誤差が生じるのを防止し、エンジンの運転状
態が一定に保持された定常運転状態で、第1ずれ量推定
手段30によって上記ずれ量Qc1を正確に推定するこ
とができる。
【0066】特に、上記実施形態では、エンジンが過渡
運転状態から定常運転状態に移行した後、予め設定され
た基準時間が経過した時点、つまり上記実酸素濃度検出
手段11により排気ガス中の実酸素濃度に関する値が適
正に検出されるようになった時点で、上記実酸素濃度検
出手段11の推定値に基づく上記ずれ量Qc1の推定を
開始するように構成したため、エンジンの運転状態が変
化することに起因した誤差が生じるのを確実に防止し、
第1ずれ量推定手段30によって上記ずれ量Qc1を、
さらに正確に推定することができる。
【0067】さらに、上記実施形態では、エンジンが過
渡運転状態にある場合に、運転状態の変化に起因した上
記実酸素濃度検出手段11による実酸素濃度に関する値
A/Faの検出遅れを補正する検出遅れ補正手段31を
設け、この検出遅れ補正手段31によって補正された実
酸素濃度に関する値A/Faと、上記排気ガス中の酸素
濃度に関する値の推定値A/FSとに基づき、燃料噴射
手段から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴射量と
のずれ量Qc1を推定するように構成したため、エンジ
ンの過渡運転状態で、燃料の噴射時点と、上記実酸素濃
度検出手段11による実酸素濃度に関する値の検出時点
との間に時間的遅れがあることに起因して上記第1ずれ
推定手段30による推定値に誤差が生じるのを効果的に
防止し、上記ずれ量Qc1の推定制御を正確に実行する
ことができる。
【0068】また、上記実施形態に示すように、吸気圧
力検出手段9によって検出された吸気圧力と、吸気温度
検出手段10によって検出された吸気温度とに基づき、
上記実吸入空気量検出手段25により燃焼室に供給され
る実吸入空気量を検出するように構成した場合には、雰
囲気温度が変化すること等に起因して吸気温度が変化し
た場合においても、上記実吸入空気量検出手段25によ
って燃焼室内に供給される実吸入空気量を正確に検出す
ることができ、この実吸入空気量の検出値と、上記実酸
素濃度に関する値の検出値とに基づき、燃料噴射手段か
ら噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴射量とのずれ
量を適正に推定することができる。なお、上記実吸入空
気量検出手段25に代え、エアフローメータ等によって
燃焼室に供給される実吸入空気量を直接検出するように
構成してもよい。
【0069】また、上記実施形態に示すように、エンジ
ンの冷間運転状態および高負荷運転領域では、排気還流
制御手段23による排気ガスの還流を停止させるように
構成したため、エンジンの冷間運転状態において排気ガ
スが還流されることに起因する失火を防止してエンジン
の着火性を確保することができるとともに、エンジンの
高負荷運転領域おいて排気ガスが還流されることに起因
する出力に低下を防止し、負荷に対応したエンジン出力
を確保することができる。
【0070】そして、上記実施形態では、排気ガスの還
流が停止されるエンジンが冷間運転状態または高負荷運
転領域にある場合に、上記第1ずれ量推定手段30によ
り実燃料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量Qc1を
推定するように構成したため、排気ガスの還流により上
記実酸素濃度に関する値が変動することに起因した上記
ずれ量Qc1の推定誤差を生じることなく、燃料噴射手
段から噴射される実燃料噴射量が、目標噴射量からどの
程度ずれていかるかを正確に推定することができる。
【0071】また、上記実施形態に示すように、排気ガ
スの還流量が所定値以下の運転領域にある場合に、上記
実酸素濃度に関する値の検出値と実吸入空気量の検出値
とに基づき、上記実燃料噴射量と燃料の目標噴射量との
ずれ量Qc1を推定する第1ずれ量推定手段30と、エ
ンジンの温間運転状態におけるアイドル運転領域で、エ
ンジンの目標回転数と実回転数とに基づいて実燃料噴射
量と燃料の目標噴射量とのずれ量Qc2を推定する第2
ずれ量推定手段32と、上記第1ずれ量推定手段30の
推定値および第2ずれ量推定手段32の推定値に基づ
き、上記排気ガスの還流量が所定値以下の運転領域およ
びアイドル運転領域以外の領域において、実燃料噴射量
と燃料の目標噴射量とのずれ量Qc3を推定する第3ず
れ量推定手段33とを設けた場合には、排気ガスの還流
量が所定値以下の運転領域、エンジンのアイドル運転領
域およびその他の運転領域における上記実燃料噴射量と
燃料の目標噴射量とのずれ量を、それぞれ適正に推定す
ることができる。
【0072】また、上記実施形態に示すように、実燃料
噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量Qc1〜Qc3を
上記ずれ量推定手段26により推定し、この推定値に基
づいて、上記噴射量制御手段22により燃料噴射量を補
正するように構成することにより、エンジンの運転状態
に応じて実行される上記燃料の噴射精度を効果的に向上
させることができる。
【0073】なお、本発明は、ディーゼルエンジンに限
定されることなく、いわゆるリーンバーンエンジン等の
筒内噴射式のガソリンエンジンについても適用可能であ
る。また、上記実吸気空気量検出手段25等において検
出された実吸入空気量と、上記噴射量制御手段22にお
いて設定された目標燃料噴射量とに基づき、排気ガス中
の酸素濃度に関する値の推定値A/FSを算出し、この
推定値A/FSと、上記実酸素濃度検出手段11におい
て検出された排気ガス中の酸素濃度に関する値A/Fa
とに基づいて、上記燃料の目標噴射量と実燃料噴射量と
のずれ量Qc1を推定するように構成された上記実施形
態に代え、上記実酸素濃度検出手段11において検出さ
れた排気ガス中の酸素濃度に関する値A/Faと、上記
実吸気空気量検出手段25において検出された実吸入空
気量と基づいて実燃料噴射量を算出し、この実燃料噴射
量と、上記噴射量制御手段22において設定された目標
燃料噴射量とに基づき、上記燃料の目標噴射量と実燃料
噴射量とのずれ量Qc1を推定するように構成してもよ
い。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、燃料を
噴射する燃料噴射手段と、排気ガスを吸気通路内に還流
させる排気還流通路と、この排気還流通路に設けられた
排気還流制御弁の開度を調節することにより運転状態に
応じて排気ガスの還流量を制御する排気還流制御手段
と、排気ガス中の実酸素濃度に関する値を検出する実酸
素濃度検出手段と、上記実酸素濃度に関する値とは無関
係に運転状態に応じて燃料噴射量を制御する噴射量制御
手段とを備えたエンジンの制御装置において、上記吸気
通路内に還流される排気ガス量が所定値以下の運転領域
にある場合に、上記実酸素濃度に関する値の検出値と実
吸入空気量の検出値とに基づき、燃料噴射手段から噴射
される燃料の目標噴射量と実燃料噴射量とのずれ量を推
定するずれ量推定手段を設けたため、吸気通路内に還流
される排気ガスの還流量に影響されることなく、上記ず
れ量を正確に推定することができる。したがって、上記
推定値に基づいて燃料噴射手段の燃料噴射量を適正に制
御することができるとともに、上記基本噴射量を設定す
るためのマップを書き替える等の学習制御を適正に実行
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンの制御装置の実施形態を
示す説明図である。
【図2】エンジンの制御装置の具体的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】ずれ量推定手段の具体的構成を示すブロック図
である。
【図4】エンジンの制御装置による制御動作の第1行程
を示すフローチャートである。
【図5】エンジンの制御装置による制御動作の第2行程
を示すフローチャートである。
【図6】エンジンの制御装置による制御動作の第3行程
を示すフローチャートである。
【図7】排気還流制御値を設定するためのマップの具体
例を示すグラフである。
【図8】燃料の基本噴射量を設定するマップの具体例を
示すグラフである。
【図9】燃料の目標噴射量と実燃料噴射量とのずれ量を
推定するためのマップの具体例を示すグラフである。
【図10】燃料の噴射制御の具体例を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
2 吸気通路 4 排気還流通路 5 排気還流制御弁 11 実酸素濃度検出手段 22 噴射量制御手段 23 排気還流制御手段 25 実吸入空気量検出手段 26 ずれ量推定手段 30 第1ずれ量推定手段 31 検出遅れ補正手段 32 第2ずれ量推定手段 33 第3ずれ量推定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 25/07 570 F02M 25/07 570D Fターム(参考) 3G062 AA01 BA04 CA02 CA03 CA04 CA05 CA08 DA02 EA08 EB16 FA08 FA15 GA01 GA02 GA04 GA06 GA08 GA12 GA17 3G084 AA01 BA04 BA13 BA20 CA02 CA03 CA04 CA06 DA04 EB11 EB17 FA02 FA07 FA10 FA11 FA20 FA29 FA33 3G092 AA02 AA17 BB01 DC03 DC08 EA14 EA17 EC01 EC05 FA06 GA02 GA04 GA06 HA01Z HA04Z HA05Z HD05Z HE01X HE01Z HE08Z HF08Z 3G301 HA01 HA02 HA13 JA13 KA05 KA07 KA09 KA11 LA00 LA03 LC07 MA14 NB02 ND01 ND21 NE23 PA01Z PA07Z PA10Z PD04Z PE01A PE01Z PE08Z PF03Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を噴射する燃料噴射手段と、排気ガ
    スを吸気通路内に還流させる排気還流通路と、この排気
    還流通路に設けられた排気還流制御弁の開度を調節する
    ことにより運転状態に応じて排気ガスの還流量を制御す
    る排気還流制御手段と、排気ガス中の実酸素濃度に関す
    る値を検出する実酸素濃度検出手段と、上記実酸素濃度
    に関する値とは無関係に運転状態に応じて燃料噴射量を
    制御する噴射量制御手段とを備えたエンジンの制御装置
    において、上記吸気通路内に還流される排気ガス量が所
    定値以下の運転領域にある場合に、上記実酸素濃度に関
    する値の検出値と実吸入空気量の検出値とに基づき、燃
    料噴射手段から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料噴
    射量とのずれ量を推定するずれ量推定手段を備えたこと
    を特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジンの制御装置にお
    いて、エンジンが定常運転状態にあることが確認された
    場合に、上記ずれ量推定手段による実燃料噴射量と燃料
    の目標噴射量とのずれ量の推定制御を実行するように構
    成したことを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のエンジンの制御装置にお
    いて、エンジンが過渡運転状態から定常運転状態に移行
    した後、予め設定された基準時間が経過した時点で、上
    記ずれ量推定手段による実燃料噴射量と燃料の目標噴射
    量とのずれ量の推定を開始するように構成したことを特
    徴とするエンジンの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のエンジンの制御装置にお
    いて、エンジンが過渡運転状態にある場合に、運転状態
    の変化に起因した上記実酸素濃度検出手段による実酸素
    濃度に関する値の検出遅れを補正する検出遅れ補正手段
    を備え、この検出遅れ補正手段によって補正された実酸
    素濃度に関する値と実吸入空気量の検出値とに基づき、
    燃料噴射手段から噴射される燃料の目標噴射量と実燃料
    噴射量とのずれ量を推定するように構成したことを特徴
    とするエンジンの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    エンジンの制御装置において、吸気圧力と、吸気温度と
    に基づいて燃焼室に供給される実吸入空気量を検出する
    実吸入空気量検出手段を設けたことを特徴とするエンジ
    ンの制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    エンジンの制御装置において、エンジンの冷間運転状態
    および高負荷運転領域では、排気還流制御手段による排
    気ガスの還流を停止させるように構成したことを特徴と
    するエンジンの制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のエンジンの制御装置にお
    いて、エンジンが冷間運転状態または高負荷運転領域に
    ある場合に、上記ずれ量推定手段による実燃料噴射量と
    燃料の目標噴射量とのずれ量の推定制御を実行するよう
    に構成したことを特徴とするエンジンの制御装置。
  8. 【請求項8】 排気ガスの還流量が所定値以下の運転領
    域にある場合に、上記実酸素濃度に関する値の検出値と
    実吸入空気量の検出値とに基づき、上記実燃料噴射量と
    燃料の目標噴射量とのずれ量を推定する第1ずれ量推定
    手段を備えた請求項1〜請求項7のいずれかに記載のエ
    ンジンの制御装置において、エンジンの温間運転状態に
    おけるアイドル運転領域で、エンジンの目標回転数と実
    回転数とに基づいて実燃料噴射量と燃料の目標噴射量と
    のずれ量を推定する第2ずれ量推定手段と、上記第1ず
    れ量推定手段の推定値および第2ずれ量推定手段の推定
    値に基づいて、上記排気ガスの還流量が所定値以下の運
    転領域およびアイドル運転領域以外の領域における実燃
    料噴射量と燃料の目標噴射量とのずれ量を推定する第3
    ずれ量推定手段とを備えたことを特徴とするエンジンの
    制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    エンジンの制御装置において、上記噴射量制御手段は、
    上記ずれ量推定手段により推定された実燃料噴射量と燃
    料の目標噴射量とのずれ量に基づき、上記噴射量制御手
    段により燃料噴射量を補正するように構成したことを特
    徴とするエンジンの制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9のいずれかに記載
    のエンジンの制御装置において、上記エンジンがディー
    ゼルエンジンであることを特徴とするエンジンの制御装
    置。
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