JP2000109935A - 高炉用焼結鉱の製造方法 - Google Patents

高炉用焼結鉱の製造方法

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Yasuyuki Yamaguchi
安幸 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみを、ダイオキシン類および燃焼灰の処理
の問題を生じることなく有効に活用することが可能なご
みを原料とする高炉用焼結鉱の製造方法の提供。 【解決手段】 焼結原料中に、ごみ固形燃料の炭化物を
配合する高炉用焼結鉱の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高炉用焼結鉱の製
造方法に関し、特に従来燃焼後の灰分処理が困難であっ
たごみを有効に活用することが可能なごみを燃料とする
高炉用焼結鉱の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ごみの処理が社会的な関心を集め
ている。すなわち、ごみの焼却処理施設の建設に当たっ
ての立地の問題から、可燃ごみのみを選別し、乾燥、成
形し、ごみを積極的に燃料として利用する環境保全型の
ごみの固形燃料化技術の開発が進められている。
【0003】ごみ固形燃料(RDF:Refuse Derived Fuel
またはWDF:Waste Derived Fuel)は、都市ごみ、家庭ご
み、産業廃棄物、一般廃棄物、および自動車部品、家電
製品、家電製品の部品の破砕品であるシュレッダーダス
トなどのごみの中から選別した可燃物を破砕もしくは粉
砕、乾燥、成形して製造した固体燃料であり、一般的に
4200〜4500kcal/kg の発熱量を有し、従来ストーカー式
焼却炉や流動床式焼却炉で燃焼し、廃熱ボイラで熱回収
することによって有効利用されてきた。
【0004】しかしながら、最近のダイオキシン類の規
制の強化に伴う排煙処理、および発生する燃焼灰の処理
に苦慮しているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術の問題点を解決し、ごみを、ダイオキシン類およ
び燃焼灰の処理の問題を生じることなく有効に活用する
ことが可能なごみを燃料とする高炉用焼結鉱の製造方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、焼結原料中
に、ごみ固形燃料の炭化物を配合することを特徴とする
高炉用焼結鉱の製造方法である。前記した本発明におい
ては、前記したごみ固形燃料の炭化物が、ごみを破砕も
しくは粉砕し、乾燥した後、成形して得られたごみ固形
燃料の炭化物および/またはごみを破砕もしくは粉砕
し、成形した後、乾燥して得られたごみ固形燃料の炭化
物であることが好ましい(第1の好適態様)。
【0007】なお、後者の成形した後の乾燥は、炭化工
程の加熱段階で行ってもよい。また、前記した本発明お
よび第1の好適態様においては、前記焼結原料中の粉コ
ークス:100 重量部に対して、前記したごみ固形燃料の
炭化物を0.5 〜25重量部配合することが好ましい(第2
の好適態様、第3の好適態様)。また、前記した本発明
および第1の好適態様〜第3の好適態様においては、前
記したごみ固形燃料の炭化物を粉砕した後、焼結原料中
に配合することが好ましい(第4の好適態様〜第7の好
適態様)。
【0008】また、前記した本発明および第1の好適態
様〜第7の好適態様においては、前記した焼結原料中に
配合するに際してのごみ固形燃料の炭化物が、粒径が0.
5 〜2mmの炭化物粒子を40wt%以上含有する炭化物であ
ることが好ましい(第8の好適態様〜第15の好適態
様)。さらに、前記した本発明および第1の好適態様〜
第15の好適態様においては、原料の一部として石炭を添
加して製造したごみ固形燃料の炭化物を用いることが好
ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明者らは、前記した従来技術の問題点を解決
するために鋭意検討した結果、下記知見(1) 、(2) を
得、本発明に到った。 (1)ごみ固形燃料の炭化物の利用:ごみを有効に活用す
るに際して、燃料としての発熱量が大きいごみ固形燃料
を用い、さらに、ダイオキシン類の生成を抑制すること
が可能なごみ固形燃料の炭化物を使用する。
【0010】また、成形して製造されたごみ固形燃料の
炭化物を用いることによって、炭化物製造の後工程にお
ける炭化物の輸送、ハンドリング、貯蔵が容易となる。 (2)高炉用焼結鉱製造時の炭材としての有効活用: (2−1)ごみ固形燃料の炭化物中の灰分(未燃分)の高炉
スラグの形態での有効利用:表1に、ごみ固形燃料の炭
化物の性状の一例を示す。
【0011】表1に示されるように、ごみ固形燃料の炭
化物は、約3300kcal/kg の低位発熱量を有するが、灰分
が38wt%と多く、燃料として用いた場合、燃焼灰の処理
が問題となる。
【0012】
【表1】
【0013】本発明者らは、ごみ固形燃料の炭化物を高
炉用焼結鉱製造時の炭材として用いる場合、焼結過程で
焼結鉱中に残留する炭化物中の灰分(未燃分)が、最終
的に高炉スラグ中に取り込まれ、高炉スラグの形態で有
効利用できると考えた。 (2−2)ごみ固形燃料の炭化物を高炉用焼結鉱製造時の炭
材として用いることによる優れた効果:ごみ固形燃料
は、そのままの形態で高炉用焼結鉱製造時の炭材として
用いる場合、その燃焼特性から焼結原料の焼結性が低下
するが、ごみ固形燃料の炭化物を用いることによって、
焼結原料の焼結性が向上し、得られる焼結鉱のシャッタ
ー強度、焼結歩留りが向上する。
【0014】さらには、ごみ固形燃料の炭化物を用いる
ことによって、ごみの中に有機物として含まれる重質の
揮発分による焼結層の通気性の阻害を防止でき、焼結鉱
の生産性の低下を防止できる。また、焼結機から排出さ
れる焼結排煙中に、ごみに由来する未燃の揮発分が混入
することを防止できるため、環境上優れた効果が得られ
る。
【0015】すなわち、本発明は、ごみ固形燃料の炭化
物を、高炉用焼結鉱の製造プロセスで多量に使用されて
いる粉コークスの代替として有効に活用するものであ
る。本発明によれば、都市ごみ、家庭ごみ、産業廃棄
物、一般廃棄物、および自動車部品、家電製品、家電製
品の部品の破砕品であるシュレッダーダストなどのごみ
を、燃焼灰の処理の問題を生じることなく有効に活用で
きる。
【0016】さらに、本発明によれば、製鉄所の焼結工
場において、ごみ固形燃料の炭化物貯蔵用のホッパおよ
び定量切出し装置を設置するだけで該炭化物を使用する
ことが可能であるため、極めて簡易な装置でごみ固形燃
料の炭化物を有効活用することが可能となった。図2
に、焼結設備を側面図によって示す。
【0017】なお、図2において1は原料槽、2、4は
搬送コンベア、3はミキサー、5は給鉱ホッパー、6は
焼結機パレット、7は点火炉、10はウインドボックス、
11は焼結排煙メインダクト、12は電気集塵機、13は主排
風機、f1は焼結原料の搬送方向、f2は焼結機パレットの
進行方向を示す。各種銘柄の粉鉱石、粉コークス、粉石
灰石、返鉱などの焼結原料は、原料槽1から所定の割合
で切り出され、搬送コンベア2によりミキサー3へ装入
され、水分を添加され均一に混合される。
【0018】ミキサー3で均一混合された原料は、搬送
コンベア4によって給鉱ホッパー5ヘ運ばれ、無限軌道
である焼結機パレット6上へ供給される。原料を供給さ
れた焼結パレット6は、点火炉7を通過する際、原料層
表層の粉コークスに点火される。点火された原料は、原
料層表面より大気を吸引し、ウインドボックス10、焼結
排煙メインダクト11、電気集塵機12を介して主排風機13
で吸引される過程で下層部迄焼結反応が進行する。
【0019】本発明においては、上記した焼結プロセス
で使用する粉コークスの一部代替として、ごみ固形燃料
の炭化物を利用する。次に、図3に、本発明に係るごみ
固形燃料の炭化物の製造工程の一例および該炭化物の使
用方法を、フローシートによって示す。都市ごみ、家庭
ごみ、産業廃棄物、一般廃棄物、シュレッダーダストな
どのごみは、破袋、異物分別、磁選によってガラス、陶
磁器類、金属類を除去した後、得られた可燃物を主体と
するごみを、破砕もしくは粉砕し、後記するごみ固形燃
料の炭化工程におけるボイラからの蒸気を熱源として乾
燥する。
【0020】乾燥後のごみは再度破砕もしくは粉砕した
後、脱塩素剤、水分除去剤、固化剤として使用される石
灰、消石灰などが必要に応じて添加された後、成形さ
れ、例えば外形がクレヨン状のごみ固形燃料(:RDF 、
WDF )が製造される。製造されたごみ固形燃料は、必要
に応じて篩い分けを行った後、炭化工程に搬送され炭化
装置において乾留され、ごみ固形燃料の炭化物が製造さ
れる。
【0021】一方、炭化装置で発生した乾留ガスは、乾
留ガス高温燃焼装置によって1000℃以上の高温燃焼によ
ってダイオキシンを完全に分解した後、ボイラで蒸気の
形態で熱回収される。得られた蒸気の一部は、前記した
ごみの乾燥工程における熱源として利用される。
【0022】本発明においては、前記した炭化工程で製
造されるごみ固形燃料の炭化物は、製鉄所の焼結工場ま
で輸送され、焼結機で使用する粉コークスの一部代替と
して用いる。焼結機においては、前記したコークスと同
様にごみ固形燃料の炭化物が燃焼し、該炭化物中の灰分
(:不燃分)は焼結鉱中に残留する。
【0023】焼結鉱は高炉に搬送、輸送され銑鉄および
副生物であるスラグが製造される。前記した焼結鉱中に
残留したごみ固形燃料の炭化物中の灰分は、一般的にSi
O2、Al2O3 およびCaO が主成分であるため、高炉スラグ
中に移行し、スラグとして回収される。すなわち、本発
明によれば、ごみ固形燃料の炭化物中の灰分を、高炉ス
ラグの形態で、高炉セメント材、コンクリート用の骨
材、路盤材、地盤改良材、仮設材などの土木建築材料、
ケイ酸質肥料、土壌改良材などとして有効利用すること
が可能となった。
【0024】次に、図1に、本発明に係る焼結設備にお
けるごみ固形燃料の炭化物の供給設備を側面図によって
示す。なお、図1の供給設備は、前記した図2に示す焼
結設備におけるA部を示し、本発明に係る焼結設備の他
の設備は、図2と同様の設備でよい。図1において、8
はごみ固形燃料の炭化物貯蔵用のホッパー、9はごみ固
形燃料の炭化物の定量切出し装置(定量切出しフィーダ
ー)を示し、その他の符号は図2と同様の内容を示す。
【0025】図1に示すごみ固形燃料の炭化物の供給設
備においては、従来の原料槽1から切り出されていた粉
コークスの量を減少し、ホッパー8からごみ固形燃料の
炭化物を切り出し、焼結機に供給される全炭素分が等量
となる操業を行うことによって、従来プロセスと同様の
焼結鉱の製造を行うことができる。さらに、前記したよ
うに、本発明によれば、製鉄所の焼結工場において、ご
み固形燃料の炭化物貯蔵用のホッパー8および定量切出
し装置9を設置するだけで該炭化物を使用することが可
能であるため、極めて簡易な設備でごみ固形燃料の炭化
物を有効活用することが可能となった。
【0026】なお、本発明においては、焼結原料中の粉
コークス:100 重量部に対して、ごみ固形燃料の炭化物
を0.5 〜25重量部配合することが好ましい。これは、0.
5 重量部未満の場合、ごみ固形燃料の炭化物の定量切り
出しが難しく、定量切り出し装置が複雑となり、逆に25
重量部を超えて配合すると、ごみ固形燃料の炭化物の燃
焼性の面から焼結鉱強度の低下、焼結歩留りの低下を生
じる可能性があるためである。
【0027】また、本発明においては、図3に示すよう
に、ごみ固形燃料の炭化物を粉砕した後、焼結原料中に
配合することが望ましい。これは、粒径の大きなごみ固
形燃料の炭化物が多い場合、燃焼性が低下し、焼結鉱強
度の低下、焼結歩留りの低下を生じる可能性があるため
である。なお、上記した粉砕は、図3に示すように焼結
設備の前工程で行ってもよく、また焼結設備において行
ってもよい。
【0028】また、本発明においては、焼結原料中に配
合するに際してのごみ固形燃料の炭化物が、粒径が0.5
〜2mmの炭化物粒子を40wt%以上含有する炭化物である
ことが好ましい。これは、粒径が0.5mm 未満の該炭化物
が多い場合、焼結機における焼結層の通気性が阻害さ
れ、逆に2mmを超える該炭化物が多い場合、燃焼性が低
下し、焼結鉱強度の低下、焼結歩留りの低下を生じる可
能性があるためである。
【0029】さらに、本発明においては、原料の一部と
して石炭、好ましくは粉砕した石炭を添加して製造した
ごみ固形燃料の炭化物を用いることが好ましい。これ
は、ごみ固形燃料の原料の一部として石炭を添加するこ
とによって、得られるごみ固形燃料の炭化物の発熱量を
高めることが可能となり、焼結プロセスにおけるコーク
スの代替燃料として用いた場合、焼結鉱の焼結性が向上
し、焼結鉱強度の向上、焼結歩留りの向上が得られるた
めである。
【0030】図4に、本発明に係るごみ固形燃料の炭化
物の製造工程および該炭化物の使用方法の他の一例を、
フローシートによって示す。図4に示すごみ固形燃料の
炭化物の製造工程においては、例えば乾燥機と成形機の
中間工程で粉砕した石炭を供給する。なお、石炭の供給
は、成形機迄の工程であればどの工程で添加してもよ
く、破砕機が石炭を所定の粒度に粉砕可能な方式であれ
ば、未粉砕の石炭を該破砕機迄の工程で添加してもよ
い。
【0031】石炭が添加され成形されたごみ固形燃料
は、前記したように炭化装置で炭化されるが、添加した
石炭中の揮発分によって、乾留ガスの発熱量が増加し、
乾留ガス高温燃焼装置においてさらに高温の燃焼を達成
することが可能となり、ダイオキシン類の生成をさらに
容易に抑制できる。なお、石炭を添加する場合の配合量
は特に制限を受けるものではないが、ごみの固形燃料化
工程において得られるごみの固形燃料中の石炭配合比
が、好ましくは5wt%以上、さらには5〜30wt%である
ことがより好ましい。
【0032】5wt%未満の場合、焼結鉱製造工程におけ
る前記した効果が見られず、30wt%を超える場合、ごみ
の使用量が低下し、ごみの有効利用を達成する本発明の
本来の目的が損なわれる。さらに、本発明においては、
前記した図3、図4に示すように、ごみ固形燃料の炭化
物の原料であるごみ固形燃料として、ごみを破砕もしく
は粉砕し、乾燥した後、成形して得られたごみ固形燃料
を用いることが好ましいが、図5に示すように、ごみ固
形燃料の炭化物の原料であるごみ固形燃料として、ごみ
を破砕もしくは粉砕し、成形した後、乾燥して得られた
ごみ固形燃料を用いることも好ましく、また両者を併用
することも可能である。
【0033】なお、上記した成形した後、乾燥を行う場
合は、乾燥を炭化工程の加熱段階で行ってもよい。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体
的に説明する。 (実施例1)図3に示すごみの固形燃料化工程およびご
み固形燃料の炭化工程で製造された表1、表2に示すご
み固形燃料の炭化物を炭材の一部として用い、焼結鉱の
製造試験を行った。
【0035】焼結設備としては、図1に示すごみ固形燃
料の炭化物の供給設備を付設した図2に示す焼結設備を
使用した。なお、焼結機の有効火格子面積は410m2 で、
焼結原料としては表3に示す配合原料を用い、焼結原料
層厚:450mm とした。本試験の結果、生産率:1.3t/h・
m2、焼結歩留:75%、焼結鉱のシャッター強度:88.5%
が得られ、コークスのみを使用する通常操業時の結果と
同等の試験結果が得られた。
【0036】(実施例2)図4に示すごみの固形燃料化
工程およびごみ固形燃料の炭化工程で製造されたごみ固
形燃料の炭化物を炭材の一部として用い、実施例1と同
様の条件で焼結鉱の製造試験を行った。なお、ごみの固
形燃料化工程においては、得られるごみの固形燃料中の
石炭配合比が14wt%となるように、乾燥機と成形機の中
間工程で−0.5mm に粉砕した石炭を添加した。
【0037】また、本試験においては、得られたごみ固
形燃料の炭化物の粒径が大であったため、ごみ固形燃料
の炭化物として、粉砕後の表4に示す粒度分布および表
5に示す性状のごみ固形燃料の炭化物を用いた。本試験
の結果、生産率:1.4t/h・m2、焼結歩留:76%、焼結鉱
のシャッター強度:89%が得られ、ごみの固形燃料中の
石炭配合の効果が示された。
【0038】(実施例3)図5に示すごみの固形燃料化
工程およびごみ固形燃料の炭化工程で製造されたごみ固
形燃料の炭化物を炭材の一部として用い、実施例1と同
様の条件で焼結鉱の製造試験を行った。その結果、実施
例1とほぼ同一の生産率、焼結歩留、焼結鉱のシャッタ
ー強度が得られ、コークスのみを使用する通常操業時の
結果と同等の試験結果が得られた。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ごみを、ダイオキシン
類および燃焼灰の処理の問題を生じることなく有効に活
用することが可能なごみを燃料とする高炉用焼結鉱の製
造方法を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る焼結設備におけるごみ固形燃料の
炭化物の供給設備の一例を示す側面図である。
【図2】焼結設備の一例を示す側面図である。
【図3】本発明に係るごみ固形燃料の炭化物の製造工程
の一例および該炭化物の使用方法を示すフローシートで
ある。
【図4】本発明に係るごみ固形燃料の炭化物の製造工程
の一例および該炭化物の使用方法を示すフローシートで
ある。
【図5】本発明に係るごみ固形燃料の炭化物の製造工程
の一例および該炭化物の使用方法を示すフローシートで
ある。
【符号の説明】
1 原料槽 2、4 搬送コンベア 3 ミキサー 5 給鉱ホッパー 6 焼結機パレット 7 点火炉 8 ごみ固形燃料の炭化物貯蔵用のホッパー 9 ごみ固形燃料の炭化物の定量切出し装置 10 ウインドボックス 11 焼結排煙メインダクト 12 電気集塵機 13 主排風機 f1 焼結原料の搬送方向 f2 焼結機パレットの進行方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結原料中に、ごみ固形燃料の炭化物を
    配合することを特徴とする高炉用焼結鉱の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記したごみ固形燃料の炭化物が、ごみ
    を破砕もしくは粉砕し、乾燥した後、成形して得られた
    ごみ固形燃料の炭化物および/またはごみを破砕もしく
    は粉砕し、成形した後、乾燥して得られたごみ固形燃料
    の炭化物であることを特徴とする請求項1記載の高炉用
    焼結鉱の製造方法。
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