JP2000107696A - 振動機械の低周波空気振動低減方法および装置 - Google Patents

振動機械の低周波空気振動低減方法および装置

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JP2000107696A
JP2000107696A JP10297563A JP29756398A JP2000107696A JP 2000107696 A JP2000107696 A JP 2000107696A JP 10297563 A JP10297563 A JP 10297563A JP 29756398 A JP29756398 A JP 29756398A JP 2000107696 A JP2000107696 A JP 2000107696A
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vibrating
vibration
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vibrating machine
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JP10297563A
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English (en)
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Yasuto Yamada
康人 山田
Nizo Mikami
二三 三上
Takuji Ichikawa
卓司 市川
Hironari Kato
裕也 加藤
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CHOONPA KK
Ebara Koki KK
Original Assignee
CHOONPA KK
Ebara Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動機械に発生する低周波空気振動の低
減方法とその装置の提供 【解決手段】 振動機械の近傍に油圧サーボシリンダを
介して振動板を設置するとともに、振動機械が発生する
振動数および振幅量をセンサにより検出してその検出信
号を振動制御装置に入力し、この入力信号に基づいて作
動する振動制御装置から、前記振動機械が発生する低周
波空気振動を打ち消す逆位相の振動数および振幅量の出
力を、前記振動板に作用させる。 【効果】 正確にかつ確実に逆位相の空気振動を発
生でき、優れた低周波空気振動低減効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木工事等におい
て掘削土砂の篩分けに使用される振動篩機、振動杭打機
あるいはコンクリート骨材製造用の岩石振動粉砕機など
に発生する低周波の空気振動を低減する方法と装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、土木工事などにおいては、振動杭
打機や、コンクリート骨材製造用の岩石振動粉砕機ある
いは泥水と一緒に排出される掘削土砂を処理し、水分と
固形分とを分別するため振動篩機が使用される。
【0003】通常使用されている前記振動機械、特に振
動篩機は、特開平6−190299号公報の図8に示さ
れるような構造のものが使用されている。この装置の振
動発生機構は、平行な回転軸に振り子(アンバランサ
ー)を180度ずらした位置に取りつけ、同一回転数で
逆方向に回転させることによって回転軸を結ぶ方向の振
動は相殺し、これに直角方向の振動を発生させるもので
ある。また、1対の同じ形状の篩機を逆位相で振動させ
ることにより、低周波音、低周波振動を低減しようとす
る提案もなされている(特開平7−116602号公
報、特開平7−116603号公報、特開平7−116
543号公報)。さらには、振動篩に取り付けた振動ピ
ックアップとマイクロホンにより、振動音を取り出し、
これとは逆位相の音波信号をスピーカから出力して騒音
を防止することも提案された(特開平7−236857
号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の振
動篩機における機械固有の振動により発生する空気振動
は低周波音であるため、その防音が非常に困難であっ
た。前記先行の各発明では、偶数台の同じ構造の振動篩
機における振動発生機構の回転軸を、芯ずれ吸収手段を
介して結合するとともに、各対の振動機構に取り付けた
アンバランサーの位相を180度ずらして設けることに
より、双方の振動篩機から発生する低周波空気振動の位
相を180度ずらすことによって相殺し、低減させるこ
とを提案している。
【0005】先行発明では、前述の構成要件によって低
周波空気振動抑制の効果を奏するものではあるが、少な
くとも2台の同じ構造の振動篩機と、それらを設置する
ために相当なスペースとを必要とするとともに、相互の
機械から発生する低周波空気振動を、位相が180度異
なって相殺できるような位置関係に配置しなければなら
ないという問題がある。また、スピーカを使用する場
合、振動篩とは異なり、振動に弱い装置であるため、実
用上問題があった。
【0006】本発明は、前記したような従来技術におけ
る問題点を解消し、簡便な機構により、確実に低周波空
気振動を抑制し、低周波公害の低減を図ることができる
振動篩機などの振動機械の低周波空気振動低減方法およ
び装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、振動機械の振
動をセンサにより検出し、この出力信号を利用して、振
動制御装置を作動させ、その出力を油圧サーボシリンダ
に加えて、振動機械が発生する空気振動と逆位相の空気
振動を油圧サーボシリンダに取り付けた振動板から発生
させることが有効であることを知見し、本発明を完成す
るに至った。
【0008】すなわち、前記知見に基づいてなされた本
発明は、振動機械の近傍に油圧サーボシリンダを介して
振動板を設置するとともに、振動機械が発生する振動数
および振幅量をセンサにより検出して、その検出信号を
振動制御装置に入力し、この入力信号に基づいて作動す
る振動制御装置から、前記振動機械が発生する低周波空
気振動を打ち消す逆位相の振動数および振幅量の出力
を、前記振動板に作用させることを特徴とする振動機械
の低周波空気振動低減方法を要旨としている。
【0009】また、本発明は、振動機械の構造体不動部
分中央部に、油圧サーボシリンダを介して振動板の重心
部を揺動可能に取り付け、振動板端部を前記振動機械の
構造体不動部分端部とを伸縮可能部材により結合すると
ともに、振動機械本体に、その発生する振動数および振
幅量の検出センサを取り付け、前記センサ出力信号を振
動制御装置に入力する回路と、前記センサ出力信号によ
り、振動制御装置から振動機械が発生する低周波空気振
動を打ち消す逆位相の振動数および振幅量の出力を前記
油圧サーボシリンダに伝達する回路を設けたことを特徴
とする振動機械の低周波空気振動低減装置を要旨とする
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の構成と作用を図面に示す
具体例によって説明する。図1は、本発明の一例を示す
振動篩機の側面概要図である。振動篩機1の振動を、図
示されていない検出センサにより検出し、その検出信号
の入力によって作動する振動制御装置から出力された信
号を、振動篩機取り付け構造体不動部分のほぼ中央に設
置した油圧サーボシリンダ2に入力する。油圧サーボシ
リンダ2の上端には、振動板3の重心部が揺動可能に取
り付けられており、振動板3の端部は、振動篩機の構造
体不動部分端部と伸縮可能部材4、例えばコイルスプリ
ングと油圧ジャッキの組合せにより構造体と結合されて
いる。そして振動制御装置の出力により作動される油圧
サーボシリンダ2によって、振動板3は振動篩機1の振
動数・振幅とは逆位相で同一の振動数・振幅の動きを
し、振動篩機1の低周波空気振動を相殺して低減するの
である。振動制御装置は、例えば図4のブロック回路に
示されるような構成のもので、適当な容量の市販品を使
用することができる。本発明を適用する振動篩機は、一
般に使用されるすべての機種に応用できる。
【0011】図2は、支持枠5に固定した油圧サーボシ
リンダ2に振動板3を揺動可能に取り付けたものであ
る。この実施例では油圧サーボシリンダ2が振動篩機と
離れているため故障することが少ないというメリットが
ある。
【0012】図3は、振動板を2分割したもので、油圧
サーボシリンダ2に係る荷重負担が少なく、振動制御が
正確に行なうことができるという効果が奏される。
【0013】振動板は振動機械の上部のみでなく、前
後、左右にも設置することにより、低周波空気振動の抑
制がより効果的に行なわれる。本発明は、振動篩機のみ
ならず、振動杭打機あるいはコンクリート骨材製造用の
岩石振動粉砕機などにも適用することによって、不快な
低周波空気振動の抑制を達成することができる。
【0014】本発明装置の使用により振動の低減が出来
て、次のような効果が奏される。 (1)正確にかつ確実に逆位相の空気振動を発生するこ
とが出来るため、うなり現象が発生しがたい。 (2)低周波発生源(振動篩機)に接近して設置するこ
とが出来るため、低周波振動低減効果が高い。 (3)振動篩機1台ごとに低周波空気振動低減装置を設
置することが出来るため、振動篩機の台数に関係なく対
応できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるから、正確にかつ確実に逆位相の空気振動を発生す
ることが出来るとともに、低周波発生源(振動篩機)に
接近して設置することが出来るため、低周波振動低減効
果が高いという優れた効果が奏され、産業上極めて有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の1実施例を示す側面概要図であ
る。
【図2】 本発明装置の他の実施例を示す側面概要図で
ある。
【図3】 本発明装置のさらに他の実施例を示す側面概
要図である。
【図4】 本発明に使用する振動制御装置のブロック図
である。
【符号の説明】
1 振動篩機 2 油圧サーボシリンダ 3 振動板 4 伸縮可能部材 5 支持枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 二三 東京都港区浜松町1丁目10番17号 超音波 株式会社内 (72)発明者 市川 卓司 三重県鈴鹿市高岡町2470番地 荏原工機株 式会社内 (72)発明者 加藤 裕也 三重県鈴鹿市高岡町2470番地 荏原工機株 式会社内 Fターム(参考) 4D021 CA07 CB11 DA03 DA14 DA20 DB20 DC10 EA10 EB01 NA06 4D063 FF08 GA07 GC29 GC40 GD01 4D067 CE05 GA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動機械の近傍に油圧サーボシリンダを
    介して振動板を設置するとともに、振動機械が発生する
    振動数および振幅量をセンサにより検出してその検出信
    号を振動制御装置に入力し、この入力信号に基づいて作
    動する振動制御装置から、前記振動機械が発生する低周
    波空気振動を打ち消す逆位相の振動数および振幅量の出
    力を、前記振動板に作用させることを特徴とする振動機
    械の低周波空気振動低減方法。
  2. 【請求項2】 振動機械の上下・左右・前後の少なくと
    も1箇所に振動板を設置するとともに振動機械と前記振
    動板とを油圧サーボシリンダにより結合し、前記振動機
    械が発生する低周波空気振動を打ち消す逆位相の振動数
    および振幅量の出力を、前記油圧サーボシリンダにより
    前記振動板に作用させる請求項1記載の振動機械の低周
    波空気振動低減方法。
  3. 【請求項3】 振動機械が振動粉砕機、振動篩、振動杭
    打機のいずれかである請求項1または2記載の振動機械
    の低周波空気振動低減方法。
  4. 【請求項4】 振動機械の構造体不動部分中央部に、油
    圧サーボシリンダを介して振動板の重心部を振動可能に
    取り付け、振動板端部を前記振動機械の構造体不動部分
    端部とを伸縮可能部材により結合するとともに、振動機
    械本体に、その発生する振動数および振幅量の検出セン
    サを取り付け、前記センサ出力信号を振動制御装置に入
    力する回路と、前記センサ出力信号により、振動制御装
    置から振動機械が発生する低周波空気振動を打ち消す逆
    位相の振動数および振幅量の出力を前記油圧サーボシリ
    ンダに伝達する回路を設けたことを特徴とする振動機械
    の低周波空気振動低減装置。
  5. 【請求項5】 振動板端部と前記振動機械の構造体不動
    部分端部との結合部材が、コイルスプリングと油圧ジャ
    ッキを組合わせた構造である請求項4記載の振動機械の
    低周波空気振動低減装置。
  6. 【請求項6】 振動板が複数に分割されている請求項4
    または5記載の振動機械の低周波空気振動低減装置。
  7. 【請求項7】 振動機械が振動粉砕機、振動篩、振動杭
    打機のいずれかである請求項4、5または6記載の振動
    機械の低周波空気振動低減装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104492559A (zh) * 2014-12-10 2015-04-08 南京工程学院 薄膜式液压激振四筒振动磨
CN105080831A (zh) * 2015-09-09 2015-11-25 徐州天科机械制造有限公司 一种气压式固液分离振动筛
CN105127093A (zh) * 2015-09-25 2015-12-09 西南石油大学 一种负压钻井液振动筛
CN105499122A (zh) * 2016-01-04 2016-04-20 新乡市振英机械设备有限公司 一种多频振动筛
CN109290033A (zh) * 2018-09-26 2019-02-01 宁波仁智佰汇信息技术有限公司 一种土块破碎筛选装置

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