JP2000106757A - 植物栽培装置 - Google Patents
植物栽培装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
- Y02P60/21—Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Mushroom Cultivation (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
Abstract
た、無駄なスペースを省き、給排水の設備や建屋を簡素
化する。 【解決手段】 植物を栽培するための複数個のトレイ5
と、その植物の種苗を植え付けたトレイを搬送するコン
ベア装置2と、トレイ5に水および栄養を供給する給水
設備8と、トレイの植物に光を照射する照明器具3とを
備え、前記コンベア装置2が、入り口側の搬送速度が遅
い第1コンベアC1 と、出口側に向かって順次搬送速度
が速くなる第2コンベアC2 、第3コンベアC3 および
第4コンベアC4 とから構成されている栽培装置A。
Description
る。さらに詳しくは、トレイなどに植え付けた種苗状態
の植物を、棚などで立体的に保管したり、あるいはコン
ベアで移動させながら水や栄養分を給水管で供給すると
共に、人工的な光(場合により天然の光)を照射して、
いわば工場生産的に植物を栽培する装置に関する。な
お、本明細書において、植物には野菜や果物のほか、茸
類なども含むものとする。
を提案している。たとえば特開平6−245646号公
報では、多数のトレイをチェーンコンベアに吊り下げ
て、建屋内を循環駆動させ、作業者は植物の種苗を植え
付けたトレイをコンベアに供給し、生育した植物のトレ
イを収穫するだけで、途中の育成過程は自動的に行うよ
うにした植物栽培用の立体ベンチを提案している。ま
た、特開平10−136790号公報では、固定式の棚
フレームと、その棚フレームに取り出し自在に載置した
栽培用の容器と、各容器の上方に設けた発光ダイオード
などの光源を備えた栽培棚を提案している。
物栽培装置は、駆動機構が複雑で、支持方法も繁雑であ
る。また、植物が育ったときの大きさに合わせてトレイ
や容器を比較的大きい間隔で配列しているため、植物が
種や苗の状態では実際に必要なスペースより大きい間隔
で配列することになり、スペースが無駄になる。そのた
め給水管が長くなり、しかも光源の間隔が拡がるので照
射の効率も低下する。また上記の栽培棚では、育成状態
に応じて順に大きい棚に移し換えていくことも可能であ
るが、実際には多くの困難を伴う。本発明は前記従来の
植物栽培装置の無駄なスペースを省き、給排水の設備や
建屋を簡素化することを技術課題としている。
は、植物を栽培するための複数個のトレイと、その植物
の種苗を植え付けたトレイを入り口側から出口側まで搬
送するコンベアと、トレイに水および栄養を供給する手
段と、トレイの植物に光を照射する手段とを備えている
ことを特徴としている。
アが、入り口側では搬送速度が遅く、出口側に向かって
搬送速度が速くなるように構成されているものが好まし
い。さらに前記コンベアが上下に複数段で設けられてお
り、各段のコンベアの入り口部に種苗を植え付けたトレ
イを供給するための上下に移動可能な供給機構と、コン
ベアの出口部からトレイを取り出すための上下に移動可
能な取り出し機構とを備えているものが好ましい。さら
に前記光を照射する手段がコンベアの上方に配列された
複数個の発光ダイオードであり、その発光ダイオードを
冷却するための流体を通す管路が設けられているものが
好ましい。また、前記光を照射する手段に、光源側から
トレイの上部側まで光を導くための光ファイバーを設け
るようにしてもよい。
は、植物を植え付けたトレイをコンベアにより入り口側
から出口側に向かって移動させる。それにより植物は各
生長の状態に合わせた環境中を順に通っていきながら、
適切な栄養や給水が与えられ、光が照射されて充分に生
長し、最終的に出口側で収穫される。この装置は搬送駆
動機構が簡単であり、そのため、栄養や水の供給、光の
照射の手段も種々のものを採用しうる。
搬送するコンベアが入り口側では遅く、植物の育成が進
むにつれて速く搬送する。そのため植物が小さい始めの
ステージではトレイの間隔が狭く、植物が生長して広い
スペースが必要になるとトレイの間隔が広くなる。した
がって同一の速度、すなわち同一の間隔で搬送する場合
に比べると、装置全体のスペースが小さくて済む。さら
にそれにより、給排水管などの設備が小さくて済み、光
照射手段による照射面積も狭くてよい。それにより同じ
建屋でも、多くの植物を栽培することができる。このよ
うに請求項2の栽培装置では、「栽培すべき植物の環境
に合わせるための移動」を「植物の育成状態に応じた間
隔の拡大」にも利用しており、それにより省スペースで
効率的に植物を栽培することができる。
複数段備えているので、一層スペースを節約することが
できる。さらに供給機構および取り出し機構を備えてい
るので、作業者は高い段のコンベアまで近づく必要がな
く、床面ないしその近辺で供給機構にトレイを供給し、
取り出し機構からトレイを収穫するだけでよい。そのた
め、たとえば高齢者や身体障害者でも充分に作業するこ
とができる。
として発光ダイオード(LED)を採用しているので、
植物の育成に適切な光のスペクトルで照射しうる。さら
に上下のスペースを小さくすることができるので、上下
のスペースも小さくて済む。また、管路を通る流体で発
光ダイオードを冷却するようにしているので、熱による
発光効率の低下を防ぐことができ、効率よく光を照射す
ることができる。さらに光源だけを管路で冷却すること
ができるので、植物への影響が少ない。
イの上部側まで光ファイバーで光を導くので、日光など
の離れた光源を採用することができる。また、発光ダイ
オードなどの光源を断熱材で隔離することが容易であ
り、冷却効果を高くすることができ、しかも結露などか
ら光源を保護することができる。
の植物栽培装置の実施の形態を説明する。図1は本発明
の装置の一実施形態を示す平面図、図2は図1の装置の
側面図、図3は図1のII-II 線断面図、図4、図5およ
び図6はそれぞれ本発明に関わるコンベアの一実施形態
を示す側面図、図7は本発明に関わる給水設備の一実施
形態を示す側面図、図8は図2の定植コンベアの一実施
形態を示す要部側面図である。
立てられた多段の搬送用のコンベア装置2、2・・・
と、各段のコンベア装置2の間に配置された照明器具3
と、それらの照明器具を冷却するためのダクト4と、コ
ンベア装置2にトレイ(樋)5を供給するための定植コ
ンベア6と、トレイを取り出すための収穫コンベア7と
を備えている。さらにコンベア装置2の載置されている
トレイに水および養分を供給するための給水設備8およ
びトレイ5からの排水を流す排水設備などの付帯設備な
ども設けられている。この実施形態では格段のコンベア
装置2の構成は実質的に同じであり、格段で同じ植物を
栽培したり、段ごとに異なる植物を栽培することができ
る。
12m、間口10m程度のものであり、外壁には10cm
程度の断熱壁が採用されている。ただし建屋の大きさや
高さなどは、栽培しようとする植物の種類などにより自
由に変更しうる。建屋1の下部には作業者9が定植コン
ベア6にトレイ5を乗せたり、収穫コンベア7からトレ
イを収穫したりするための作業室10が設けられ、その
上方にたとえば10段程度でコンベア装置2が配置され
ている。作業室10の中央部はトレイ5に種を植え付け
る播種エリア10aであり、定植コンベア6に近い部位
は種から苗に育てるための育種エリア10bであり、収
穫コンベア7に近い部位はトレイを積み降ろして植物を
収穫するための収穫エリア10cである。
は建屋1の左右の2ヶ所に配置され、横に長いトレイ5
の左右端からいくらか内側寄りの位置を支えるようにし
ている。さらに左右端の近辺およびコンベア装置2の間
には、トレイ5を滑らせるように支持するためのレール
11が複数本設けられている。
具3はコンベア装置2の下面近辺に平面状に拡がるよう
に設けられ、1段下のコンベア装置2のトレイ5を照射
するようにしている。なお、最下段のコンベアの下面に
は照明器具3は設けられておらず、最上段のコンベア装
置2のトレイ5を照射する照明器具が天井近辺に設けら
れている。照明器具3としては、蛍光灯、電灯などでも
可能であるが、植物の栽培に適切な波長(色)の光を出
す発光ダイオード(LED)が好ましい。たとえば発光
ダイオードをパネル状にして用いる場合、各パネルの2
/3は赤色の発光ダイオードとし、1/3を青色の発光
ダイオードとするなど、植物の種類に応じて適切な組み
合わせを選択すればよい。パネル全体の明るさは、たと
えば2000〜3000ルクス程度が好ましいが、植物
によって適切な照度に設定すればよく、また、時間的に
明るさをコントロールすることも任意である。
し、発光効率が低下する。さらに建屋1内は高温多湿に
維持する場合が多く、一層発光効率が低下する。この実
施形態では、コンベア装置2と平行にダクト4を配管
し、そのダクト4が照明器具3の裏面側に連通するよう
に構成している。そしてそのダクト4で矢印P方向に−
40℃〜−80℃程度の乾燥した空気を送り、直接、あ
るいは冷却板などを介して照明器具3を冷却するように
している。但しその温度や湿度は任意である。照明器具
3を冷却して温度が上昇した空気はそのままダクトで4
で回収してもよく、また室内に放出してもよい。さらに
ダクトに代えて配水管を配管し、水などの液体で冷却す
るようにしてもよい。
囲み、その箱内を乾燥した低温の空気あるいは水などで
冷却すると共に、光源からコンベアの下面(トレイの上
方)まで光ファイバーで光を導くようにしてもよい。そ
の場合は光源を充分に低温に冷却することができ、また
結露を防止しうるので、光源を保護することができる。
また太陽など、外部の自然光を光ファイバーで建屋内の
コンベアの下面まで導くようにしてもよい。
るファンであり、温度コントロール、湿度コントロー
ル、CO2 コントロールを行うエアコンディショナを設
けている。なおコンベアの途中で植物の生育環境を変え
たい場合は、透明な合成樹脂シートなどの仕切りを設け
るようにしてもよい。またガスの濃度、温度、湿度など
を検出するセンサを設け、常時監視しながら自動的に各
種の環境要素のコントロールを行うのが好ましい。
説明する。左右に配置されている各コンベア装置2は、
それぞれ1本のベルトコンベアなどのコンベアであって
もよいが、複数本のベルトコンベアを直列状に配列する
ようにしてもよい。その場合、各コンベアの搬送速度を
順に遅くするようにするようにしてもよい。また、ベル
トコンベアに変えてチェーンコンベアなどの循環伝導要
素を用いてもよい。図1の場合は、定植コンベア6に近
い側から、第1コンベアC1 、第2コンベアC2 、第3
コンベアC3 、第4コンベアC4 の4本のベルトコンベ
アから構成されている。第1コンベアC1 と第2コンベ
アC2 とは左右方向にずれており、第1コンベアC1 の
終端部が第2コンベアC2 の始端部と前後方向で重複す
るように配置されている。同様に、第2コンベアC2 の
終端部と第3コンベアC3 の始端部、および第3コンベ
アC3 の終端部と第4コンベアC4 の始端部とは、それ
ぞれ前後方向で重複するように配置されている。
段階であり、トレイの間隔(畝間寸法)P1 はたとえば
4cm程度である。その速度はたとえば1日にトレイ6個
分を進むとすれば、平均24cm/日程度である。また第
2コンベアC2 ではトレイの間隔P2 はたとえば6cm程
度で、平均速度は36cm/日程度である。第3コンベア
C3 ではトレイの間隔P3 が10cm程度で、平均速度は
60cm/日程度、第4コンベアC4 ではトレイの間隔P
4 が16cm程度で、平均速度は96cm/日程度である。
このようにこのコンベア装置2では、始めの育苗ステー
ジから植物が大きく育っていく出口側に向かってコンベ
アの速度が段階的に速くなっており、そのためトレイの
間隔P1 〜P4 も段階的に次第に広くなっている。
なく、1日に1回または数回程度動き、途中では止まっ
ているようにしてもよい。また上記のコンベアの速度
は、たとえば1日の平均速度でよく、第1〜第4コンベ
アの動いている時間が一緒で、各コンベアの実際の速度
(連続運転速度)が異なる場合のほか、実際の速度が同
じで、出口側にいくほど稼働時間が長く、入口側ほど停
止時間が長いようにしてもよい。その場合も出口側へい
くほど1日の移動距離が長くなるので、同じ作用効果が
達成できる。請求の範囲にいう「搬送速度」とは、この
ように大きい時間単位で見た場合の平均速度であり、実
際の速度のほか、稼働時間の相違で移動距離が相違する
場合も含む概念である。
4に示すように、トレイ5を引っ掛ける突起12を備え
たベルト13と、そのベルトの上面側を支持するローラ
14と、ベルトの端部で駆動する駆動ギヤないし駆動ド
ラム15と、ベルト13の反対側の端部を支持する従動
ドラム(図示していない)とを有する。図面では見えな
いが、第2コンベア2 の従動ドラムは第1コンベアC1
の駆動ドラム15の駆動軸16上に自由に回転するよう
に設けられている。ただし別個の軸で支持してもよい。
このコンベア装置2では、第1コンベアC1 の突起15
に引っかけられて搬送されてきたトレイ5は、第1コン
ベアの端部近辺で突起12から外れて停止し、第2コン
ベアC2 の突起15で押されて再び前進する。なおベル
トの摩擦力などで充分に搬送できる場合は、ベルトに突
起15を設けなくてもよい。
隔が植物の大きさに応じて段階的に次第に拡がるので、
余分なスペースや設備が不要であり、効率的な栽培が可
能である。各コンベアの長さは植物の種類によって異な
るが、たとえば第1コンベアC1 で2日程度育成し、第
2コンベアC2 で6日ほど、第3コンベアC3 で5日、
第4コンベアC4 で2日程度育成して収穫する。その場
合、全体で15日程度で収穫することができる。なお上
記の実施形態では4段階にコンベアの速度を変えている
が、植物の種類によっては5段階以上でもよく、また少
なくとも2段階の変化があればよい。ただしスペースの
節約のためには、3段階以上が好ましい。また段階的に
速度を変えるほか、後述するスクリュー式のコンベアの
ように連続的に変化させるようにしてもよい。
ら第2コンベアC2 に直接トレイ5を乗せ換えるように
しているが、送り速度の関係などで突起15のタイミン
グの調節が難しい場合は、両者の間にタイミング調節用
のアイドルステージを設けるようにしてもよい(図示し
ていない)。その場合は第1コンベアC1 からアイドル
ステージに一旦乗せ換え、第2コンベアC2 の突起のタ
イミングに合うようにいくらか前進させて第2コンベア
C2 に乗せるように構成する。なおアイドルステージは
上下動するものであってもよく、その場合はトレイ15
を第1コンベアから浮かせるように上昇させ、突起15
のタイミングに合わせてアイドルステージを下降させて
第2コンベアC2 に乗せ換えるようにする。
2コンベアを使用する場合、トレイが第1コンベアの終
端に来た時に第1コンベアを一旦停止させ、第2コンベ
ア上の1つ前のトレイが所定の距離だけ離れた後、再び
稼働させて第2コンベアに乗せ換えるようにしてもよ
い。
前後に長い送りバー21と、その送りバー21に所定の
角度範囲で回動自在に設けられた三角形状の爪部材23
とを備えている。このものは送りバー21が矢印F方向
に前進するときにトレイ15を前進させ、矢印R方向に
後退するときは爪部材23がトレイ15の下側に潜り込
み、トレイ15を後退させない。このような前後に往復
動するコンベアを用いる場合は、図1のレール11を設
けると共に、トレイが後戻りしないように、そのレール
とトレイ15の間の摩擦力を送りバー21とトレイ15
の間の摩擦力よりも大きくしておくのが好ましい。さら
に送りバー21が後退するとき、いくらか下降してトレ
イ5から離れた上で戻るようにしたり、レール11に図
5の爪部材23と同様の爪部材を設けて、トレイが後戻
りすることを確実に防止するようにしてもよい。
合と同様に、下流側(左側)に向かって次第に送り速度
(この場合は送りバー21の往復動のストローク)を速
くした、3ないし5段階程度の複数段で直列的に配列す
る。その場合、爪部材23の間隔は各段階の送りバー2
1について、その往復ストロークよりいくらか狭い間隔
にして、トレイが送りバー21の上をいくらか滑るよう
にしておく。この実施形態においても、植物が小さい段
階では、トレイ5を狭い間隔で配列することができ、無
駄なスペースを少なくすることができる。
ー21については等間隔にするが、ある程度であれば、
後流側(図5では左側)ほど大きくしておくこともでき
る。その場合はトレイ5は1ピッチ進むごとにいくらか
広い間隔で配列され、入口に近い方ほど、トレイが送り
バー21の上を多く滑ることになる。その場合、1段目
と2段目、あるいは2段目と3段目などのコンベアの間
で、トレイの進行ピッチが急激に変化しない。そのため
コンベア間のトレイの受け渡しがスムーズになる。
ベアのように、ネジ状ないし羽根状の突起26を備えた
軸27を有する。軸27の両端ないし途中は、軸受けで
回転自在に支持されており、軸27の端部に減速機付き
モータの出力軸が連結されている。突起26のピッチ
は、入り口側(図面の右側)から出口側(左側)に向か
って次第に広くされている。なおピッチは段階的に拡げ
ていくこともできるが、連続的に拡げるようにする方が
好ましい。羽根状の突起26は1本でもよく、多条ネジ
のように複数本設けてもよい。
トレイ5の左右端の近辺を支持させて配置する。またト
レイの他の部分はレール11で支持させる。その場合、
左右のコンベアでネジの巻きを同じ向き(たとえば右ネ
ジ同士)にしておくこともできるが、一方を右ネジに
し、他方を左ネジにするように、互いに逆向きにしてお
くのが好ましい。それによりトレイ5に加わる左右方向
への推力が互いに相殺される。またこのコンベア25は
図1の場合と異なり、複数段設ける必要がなく、1本の
コンベアで育苗ステージから収穫ステージまで構成する
ことができる。ただし製造やその他の理由で分割して構
成してもよい。
度で回転させると、軸27が1回転するごとにトレイ5
が1ピッチ分移動する。そのため上流側に行くほど早い
速度で移動する。またトレイの間隔P1 、P2 、P3
は、羽根状の突起26のピッチに合わせて、下流側に行
くほど拡がる。そのため植物の生長に合わせて不要なス
ペースを省略することができ、また必要なスペースを確
保することができる。
の場合も、一日中作動させることもできるが、通常は1
日に1回ないし数回ずつ進行させ、そのときのトレイ5
の停止位置で水や養分を供給するようにするのが好まし
い。
た給水設備の実施形態を示している。この給水設備で
は、トレイ5の中央部分をいくらか低くして、その中央
部に排水口30を設けている。さらにトレイ5の両端の
上部に給水配管31を配置し、中央の排水口30の下部
にコンベアの流れ方向に沿って排水用の樋ないし溝32
を設けている。給水配管31はトレイ5が停止する位置
の上部に設けておく。給水配管31のコンベアの流れ方
向に沿った列の数は、コンベア装置2の上のトレイ5の
数に合わせておく。他方、1個のトレイ5当たりに左右
方向に配置する給水配管31は、前述の両端の2ヶ所の
ほか、4〜6個所など、さらに増やすこともできる。ま
た、トレイ5を一方に傾斜させ、その高い側の端部側か
らのみ水や養分を供給し、低い側から排水するようにし
てもよい。
給水配管31からその位置の植物の生長の状態に適した
水や養分を流すようにする。それによりトレイ5の両端
から植物に水や養分が供給され、排水が排水口30から
排水溝32へ流される。なお、水や養分の分量や供給時
間は一定の状態に設定してもよいが、植物の生長の状態
を監視し、コンピュータなどで自動的に適切な分量およ
び供給時間をコントロールするようにしてもよい。
上下端に配置した4個のスプロケット40で無端状のチ
ェーン41を支持する形態、すなわちチェーンコンベア
を縦方向に配置したような形態を備えている。チェーン
41には、トレイ5を支持するための受け具42がコン
ベア装置2の上下の段差に応じたピッチで設けられてい
る。チェーン41は前面側が上昇し、後面側が下降する
ように循環駆動する。定植コンベア6は搬送用のコンベ
ア装置2と干渉しないように配置しているので、図8に
示すような受け渡し機構43を設けている。この受け渡
し機構43は、前後に移動する受け渡しバー44と、定
植コンベア6の上下動とを組み合わせたものである。
トレイ5との干渉を避けるため、コンベア装置2側に引
き込まれている(第1ステップS1 )。そしてトレイ5
が受け渡しバー44より高くなったとき、定植コンベア
6が一時停止し、受け渡しバー44が伸び出す(第2ス
テップS2 )。ついで定植コンベア6の前面側が下降
し、受け具42上のトレイ5を受け渡しバー44上に載
置する(第3ステップS3 )。ついで受け渡しバー44
が後退し、搬送用のコンベア装置2(図1の場合は第1
コンベアC1 )に乗せる。定植コンベア6の各段の受け
具42からは一斉に対応するコンベアにトレイ5を乗せ
換えてもよく、一段ずつ順に乗せ換えるようにしてもよ
い。なお空になった定植コンベア6には、図2の作業者
9が次の種苗を植えたトレイ5を積み込む。
上記のものに限らず、立体倉庫などで用いられている種
々の装置を採用することができる。たとえば前述の受け
渡しバー44は、それ自体が上下動するものであっても
よい。その場合は定植コンベアの前面側をいくらか下降
させる必要がない。また受け渡しバー44から搬送用の
コンベア装置2への受け渡しがスムーズである。
向や作用の順序が逆になるだけで、定植コンベア6と実
質的に同じ装置を採用することができる。収穫コンベア
7によって降ろしたトレイ5は、作業者が作業室の収穫
エリア10cに降ろし、トレイ5から植物だけを収穫す
る。空になったトレイ5は、再び播種エリア10aで種
をまくために使用する。なおトレイ5には、通常は水
と、養分と、それらを吸収保持する水分保持材と、種だ
けを入れる。すなわち水耕栽培により栽培する。しかし
土を入れてその土に種を植えてもよい。また最初から苗
を植えるようにしてもよい。
するために空気を通すダクトを用いているが、水などの
液体を通す配管を用いることもできる。その場合は植物
への給水のための配管と兼用するようにしてもよい。と
くに給水する水の温度がある程度高い方が好ましい植物
の場合は、発光ダイオードを冷却するために用いた水
は、いくらか温度が上昇しているので、とくに好まし
い。
ア装置は入り口側で遅く、出口側で速くなっているが、
同じ速度としてもよい。コンベア装置のコンベアはベル
トコンベアのようにトレイを載置するタイプのものであ
り、トレイを前後にいくらかずらせることもできる。ま
た、移動中にずれてしまっても、それほど影響がない。
そのため前後のコンベアの同調駆動は必ずしも必要でな
い。しかし同調させるようにしてもよい。また、載置型
のコンベアに代えて、チェーンコンベアなどの循環駆動
要素を左右に設け、それらからフックを吊り下げ、フッ
クにトレイを吊るすようにしてもよい。ただしこのもの
は、左右あるいは前後の駆動要素の同調を取ることが必
要になる。
る。
側面図である。
す側面図である。
態を示す側面図である。
側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 植物を栽培するための複数個のトレイ
と、その植物の種苗を植え付けたトレイを入り口側から
出口側まで搬送するコンベアと、トレイに水および栄養
を供給する手段と、トレイの植物に光を照射する手段と
を備えている植物栽培装置。 - 【請求項2】 前記コンベアが、入り口側では搬送速度
が遅く、出口側に向かって搬送速度が速くなるように構
成されている請求項1記載の植物栽培装置。 - 【請求項3】 前記コンベアが上下に複数段で設けられ
ており、各段のコンベアの入り口部に種苗を植え付けた
トレイを供給するための上下に移動可能な供給機構と、
コンベアの出口部からトレイを取り出すための上下に移
動可能な取り出し機構とを備えている請求項1記載の植
物栽培装置。 - 【請求項4】 前記光を照射する手段がコンベアの上方
に配列された複数個の発光ダイオードであり、その発光
ダイオードを冷却するための流体を通す管路が設けられ
ている請求項1、2または3記載の植物栽培装置。 - 【請求項5】 前記光を照射する手段が、光源側からト
レイの上部側まで光を導くための光ファイバーを備えて
いる請求項1記載の植物栽培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28386098A JP4279379B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-10-06 | 植物栽培装置 |
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---|---|---|---|
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JP10-219452 | 1998-08-03 | ||
JP28386098A JP4279379B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-10-06 | 植物栽培装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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