JP2000106107A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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Publication number
JP2000106107A
JP2000106107A JP10277664A JP27766498A JP2000106107A JP 2000106107 A JP2000106107 A JP 2000106107A JP 10277664 A JP10277664 A JP 10277664A JP 27766498 A JP27766498 A JP 27766498A JP 2000106107 A JP2000106107 A JP 2000106107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal
coil
bobbin
deflection
horizontal auxiliary
Prior art date
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Pending
Application number
JP10277664A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Kuzumaki
和彦 葛巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Media Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Media Electronics Co Ltd
Priority to JP10277664A priority Critical patent/JP2000106107A/ja
Publication of JP2000106107A publication Critical patent/JP2000106107A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を劣化させることなく、容易にかつ高
精度に、ミスコンバーゼンスと画面上下の横線の歪みを
修正できる偏向ヨークを提供する。 【解決手段】 一対のスリット巻水平偏向コイル本体1
は、複数個の電線案内溝を有する漏斗状に成形されたモ
ールドボビン2と、このボビン2の内側に鞍型状に精密
に巻線された水平主偏向コイル3と、ボビン2の管軸方
向に対し直交する垂直方向に設置された第1水平補助コ
イル5と、第2水平補助コイル6とにより構成されてい
る。そして、第1、第2水平補助コイル5,6に対し
て、各々任意の巻数を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機または画像表示装置のブラウン管に取り付けられる偏
向ヨークに係り、特にそれに設置される水平補助コイル
に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管に取り付けられる偏向ヨーク
にあって、従来、実願平1−35470に開示されてい
るように、生産性の向上と水平偏向磁界の分布形状によ
って生じるS−ingと称するミスコンバーゼンスパタ
ーン(図3参照)、及びG−dropと称するミスコン
バーゼンスパターン(図4参照)を除去することを目的
として、水平主偏向コイルと、1種類の水平補助コイル
とを連続巻線させた偏向ヨークが知られている。
【0003】図2は、従来例に係る偏向ヨークの水平偏
向コイルを示す正面図である。同図に示すように一対の
スリット巻水平偏向コイル本体1は、複数個の電線案内
溝を有する漏斗状に形成されたモールドボビン2と、こ
のボビン2の内側に鞍型状に精密に巻線された水平主偏
向コイル3と、ボビン2の管軸方向に対し直交する垂直
方向に設置された水平補助コイル4とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記偏向ヨー
クのように、1種類のみの水平補助コイルの形状を決定
する際、図3に示すS−ingや、図4に示すG−dr
opと称するミスコンバーゼンスのパターンを所定量修
正すべく、管軸方向の長さや、管軸方向に対し直交する
水平方向の長さを変化させて行くと、前出のS−ing
やG−dropと称するミスコンバーゼンスのパターン
の改善と相反し、図5に示すように画面上下の横線の歪
みが劣化する場合がある。
【0005】そのため、その水平補助コイルの形状を決
定するのに多大な時間と労力を要し、場合によってはミ
スコンバーゼンスと画面上下の横線の歪みの何れかを犠
牲にせざるを得ない事態が生じる。
【0006】このように従来のスリット巻水平偏向コイ
ルでは、1種類の水平補助コイルしか有しておらず、水
平補助コイルによる水平偏向磁界の磁界分布を変える自
由度が不足する場合があった。
【0007】本発明は、生産性を劣化させることなく、
容易にかつ高精度に、ミスコンバーゼンスと画面上下の
横線の歪みを修正できる偏向ヨークを提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段は、複数個の電線案内溝を有するモール
ドボビンと、このボビンの内側に鞍型状に巻線された水
平主偏向コイルと、ボビンの管軸方向に対し直交する垂
直方向に設置された水平補助コイルとからなる一対の水
平偏向コイルを有する偏向ヨークにおいて、形状の異な
る複数個の水平補助コイルを設け、かつ、各水平補助コ
イルに任意の巻数を設定したことを特徴とするものであ
る。
【0009】また上記目的を達成するために、第2の手
段は、第1の手段において、複数個の水平補助コイル
と、水平主偏向コイルとを連続巻線したことを特徴とす
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
とともに説明する。同図は、実施の形態に係る偏向ヨー
クの水平偏向コイルを示す正面図である。
【0011】一対のスリット巻水平偏向コイル本体1
は、複数個の電線案内溝を有する漏斗状に成形されたモ
ールドボビン2と、このボビン2の内側に鞍型状に精密
に巻線された水平主偏向コイル3と、ボビン2の管軸方
向に対し直交する垂直方向に設置された第1水平補助コ
イル5と、第2水平補助コイル6とから構成されてい
る。
【0012】モールドボビン1の管軸方向に対し直交す
る垂直方向の任意の部分に2つのスリットを設け、この
2つのスリットに各々形状の異なる第1水平補助コイル
5と第2水平補助コイル6を巻線するものである。そし
て、第1、第2水平補助コイル5,6に対して、各々任
意の巻数を設定することにより、水平補助コイルによる
水平偏向磁界の磁界分布をより自在に設定でき、図5に
示す画面上下の横線の歪みを劣化させることなく、図3
に示すS−ingや、図4に示すG−dropと称する
ミスコンバーゼンスパターンをより高精度に修正するこ
とができる。
【0013】また、第1水平補助コイル5と第2水平補
助コイル6は、水平主偏向コイル3と連続巻線ができる
構造となっているため、偏向ヨークの生産性を劣化させ
ることはない。
【0014】また、本実施形態では、2種類の形状が異
なる水平補助コイル5,6を設ける場合について説明し
たが、形状が異なる水平補助コイルが3種類以上有って
もよい。
【0015】このように本実施形態では、漏斗状に成形
されたモールドボビン2の管軸方向に対し直交する垂直
方向の任意の部分に、複数個の形状の異なる水平補助コ
イル5,6を巻線するスリットを設けるようにしたスリ
ット巻偏向ヨークは、水平主偏向コイル3と共に、複数
個の水平補助コイル5,6も指定されたスリットに連続
に巻線されることにより、生産性を劣化させることはな
い。
【0016】また、複数個の各々任意の形状をした水平
補助コイル5,6はモールドボビン2の管軸方向の任意
の位置に設けることができ、さらに各々の水平補助コイ
ル5,6の巻数を任意に設定できることにより、偏向ヨ
ークの電子銃側からファンネル面側までの水平偏向磁界
の磁界分布を従来の1種類の水平補助コイルしか有しな
い偏向ヨークに比較しより自在に変化させることがで
き、画面上下の横線の歪みを劣化させることなく、ミス
コンバーゼンスを高精度に修正できる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の水
平補助コイルを設け、さらに各水平補助コイルに任意の
巻線を設定することにより、水平補助コイルによる水平
偏向磁界の磁界分布をより自在に設定でき、ミスコンバ
ーゼンスパターンをより高精度に修正することができ
る。
【0018】請求項2記載の発明によれば、上記の効果
に加え、生産性を維持することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る偏向ヨークの水平偏
向コイルを示す正面図である。
【図2】従来例に係る偏向ヨークの水平偏向コイルを示
す正面図である。
【図3】S−ingと称するミスコンバーゼンスパター
ンを示す図である。
【図4】G−dropと称するミスコンバーゼンスパタ
ーンを示す図である。
【図5】画面上下の横線の歪みを示す図である。
【符号の説明】
1 水平偏向コイル本体 2 モールドボビン 3 水平主偏向コイル 5 第1水平補助コイル 6 第2水平補助コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の電線案内溝を有するモールドボ
    ビンと、このボビンの内側に鞍型状に巻線された水平主
    偏向コイルと、ボビンの管軸方向に対し直交する垂直方
    向に設置された水平補助コイルとからなる一対の水平偏
    向コイルを有する偏向ヨークにおいて、 形状の異なる複数個の水平補助コイルを設け、かつ、各
    水平補助コイルに任意の巻数を設定したことを特徴とす
    る偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記複数個の水
    平補助コイルと、水平主偏向コイルとを連続巻線したこ
    とを特徴とする偏向ヨーク。
JP10277664A 1998-09-30 1998-09-30 偏向ヨーク Pending JP2000106107A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003019605A1 (fr) * 2001-08-31 2003-03-06 Sanyo Electric Co., Ltd. Bobine de deviation de type en selle de cheval d'un tube recepteur d'image couleur

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003019605A1 (fr) * 2001-08-31 2003-03-06 Sanyo Electric Co., Ltd. Bobine de deviation de type en selle de cheval d'un tube recepteur d'image couleur

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