JP2000105800A - 無線通信媒体処理装置 - Google Patents

無線通信媒体処理装置

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JP2000105800A
JP2000105800A JP10275359A JP27535998A JP2000105800A JP 2000105800 A JP2000105800 A JP 2000105800A JP 10275359 A JP10275359 A JP 10275359A JP 27535998 A JP27535998 A JP 27535998A JP 2000105800 A JP2000105800 A JP 2000105800A
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Japan
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antenna
wireless communication
communication medium
antennas
transmission
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JP10275359A
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Hiroyasu Uchida
裕康 内田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無線タグの通信可能エリアを広くすることがで
き、無線タグがアンテナ間を通過する間に確実に通信が
行なえる無線タグリーダ・ライタを提供する。 【解決手段】ベルトコンベア上の物品に貼付される無線
タグ200 との間で無線による送受信を行なうことにより
所定の情報処理を行なう無線タグリーダ・ライタ100 に
おいて、無線タグ200 との間で送受信を行なう送受信ア
ンテナ14を、ベルトコンベアを間にして相対向配設され
た第1,第2のアンテナ17a,17b 、第1のアンテナ17a
よりも左右のサイズが広く、この広い部分を第2のアン
テナ17b 側に折り曲げたコ字形の第3のアンテナ18a 、
第2のアンテナ17b よりも左右のサイズが広く、この広
い部分を第1のアンテナ17a 側に折り曲げたコ字形の第
4のアンテナ18b から構成し、第1,第2のアンテナ17
a,17b の面に対し第3,第4のアンテナ18a,18b の折り
曲げていない面を密着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、物流管
理において、ベルトコンベア上の物品に対して貼付され
るバッテリレス式の無線タグなどの無線通信媒体との間
で無線による送受信を行なうことにより、無線タグに対
して電力の送信やデータの送信および受信など、所定の
情報処理を行なう無線タグリーダ・ライタなどの無線通
信媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、無線タグリーダ・ライタは、
無線タグとの間で無線によりデータ通信を行なうもの
で、物流管理や、入退管理などのシステムに実施、検討
されている。
【0003】たとえば、物流管理では、宛先および履歴
情報などを記録した無線タグをベルトコンベア上の物品
に貼付し、ベルトコンベアの近辺に設置した無線タグリ
ーダ・ライタとの間で無線で通信を行なうことにより、
物品の配送先の自動仕分け、履歴の読み書きを行なうシ
ステムなどに利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、物品に貼付さ
れた無線タグは、物品の形状やベルトコンベアへの置き
方により様々な位置となる。そのため、無線タグリーダ
・ライタのアンテナと無線タグとの位置関係も異なり、
通信が行なえない場合も生じる。
【0005】また、無線タグとの通信可能なエリアを拡
げるために、無線タグリーダ・ライタのアンテナのサイ
ズを大きくした場合、設置スペースが大きくなり、実使
用上不便となる。
【0006】そこで、本発明は、無線通信媒体の通信可
能エリアを広くすることができ、無線通信媒体がアンテ
ナ間を通過する間に確実に通信が行なえる無線通信媒体
処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信媒体処
理装置は、外部の無線通信媒体との間で無線による情報
の送受信を行なうことにより所定の情報処理を行なう無
線通信媒体処理装置において、前記無線通信媒体を間に
して相対向配設される第1および第2のアンテナと、前
記第1のアンテナに対して平行に密着され、かつ、一部
分が前記第2のアンテナの方向に所定角度折り曲げられ
た第3のアンテナと、第2のアンテナに対して平行に密
着され、かつ、一部分が前記第1のアンテナの方向に所
定角度折り曲げられた第4のアンテナとを備え、これら
第1〜第4のアンテナを、供給される送信信号の位相が
前記第1および第2のアンテナの面に平行な平面に対し
同一方向となるように接続してなるアンテナと、このア
ンテナを介して前記無線通信媒体との間で無線による送
受信を行なう無線通信手段と、この無線通信手段による
送受信の結果に基づき所定の情報処理を行なう処理手段
とを具備している。
【0008】また、本発明の無線通信媒体処理装置は、
外部の無線通信媒体との間で無線による情報の送受信を
行なうことにより所定の情報処理を行なう無線通信媒体
処理装置において、前記無線通信媒体を間にして相対向
配設される第1および第2のアンテナと、前記第1のア
ンテナに対して平行に密着され、かつ、一部分が前記第
2のアンテナの方向に所定角度折り曲げられた第3のア
ンテナと、第2のアンテナに対して平行に密着され、か
つ、一部分が前記第1のアンテナの方向に所定角度折り
曲げられた第4のアンテナとを備え、これら第1〜第4
のアンテナを、供給される送信信号の位相が前記第1お
よび第2のアンテナの面に平行な平面に対し同一方向と
なるように接続してなり、前記無線通信媒体に対して電
波を送信するための送信アンテナと、前記無線通信媒体
から送信される電波を受信するための受信アンテナと、
これら送信アンテナおよび受信アンテナを介して前記無
線通信媒体との間で無線による送受信を行なう無線通信
手段と、この無線通信手段による送受信の結果に基づき
所定の情報処理を行なう処理手段とを具備している。
【0009】また、本発明の無線通信媒体処理装置は、
第1のアンテナと第3のアンテナとを、供給される送信
信号の位相が第1のアンテナの面に平行な平面に対し同
一方向となるように直列接続するとともに、第2のアン
テナと第4のアンテナとを、供給される送信信号の位相
が第2のアンテナの面に平行な平面に対し同一方向とな
るように直列接続することを特徴とする。
【0010】また、本発明の無線通信媒体処理装置は、
第1のアンテナと第2のアンテナと第3のアンテナと第
4のアンテナとを、供給される送信信号の位相が第1の
アンテナの面に平行な平面に対し同一方向となるように
直列接続することを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の無線通信媒体処理装置
は、無線通信媒体は搬送路によって搬送されるもので、
この搬送路を間にして第1および第2のアンテナが相対
向して配設されることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、少なくとも送信アンテナ
を、相対向した一対のアンテナと例えばコ字形のアンテ
ナとを組合わせた構成とすることにより、アンテナ間に
無線通信媒体が進入してきた場合、無線通信媒体の高
さ、左右の位置が様々に変わる場合においても、無線通
信媒体が動作可能なエリアを確実に通過することができ
る。そのため、無線通信媒体との通信可能エリアを広げ
ることができる。
【0013】また、アンテナの内側全てにおいて無線通
信媒体の受信可能エリアとなるため、アンテナおよびア
ンテナ筐体のスペースを大きくする必要がなく、ベルト
コンベアなどを使う狭い場所に置いても使用することが
可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る無線
通信媒体処理装置としての無線タグリーダ・ライタ10
0、および、この無線タグリーダ・ライタ100と無線
により通信を行なう無線通信媒体としての無線タグ20
0の構成を示すものである。
【0015】無線タグリーダ・ライタ100は、各種デ
ータ処理などを行なうデータ処理回路11、変調などの
送信処理を行なう送信回路12、後述する送信アンテナ
を駆動する送信ドライバ13a,13b,13c,13
d、無線タグ200に対して電波を送信するための送信
アンテナ14、無線タグ200から送信される電波を受
信するための受信アンテナ15a,15b、および、復
調などの受信処理を行なう受信回路16から構成されて
いる。
【0016】送信アンテナ14は、無線タグ200が貼
付された物品を搬送する搬送路としてのベルトコンベア
(図示しない)を間にして相対向配設(正対)した直方
形の第1および第2のアンテナ17a,17b、第1の
アンテナ17aよりも左右のサイズが広く、この広い部
分を第2のアンテナ17b側に折り曲げたコ字形の第3
のアンテナ18a、および、同様に第2のアンテナ17
bよりも左右のサイズが広く、この広い部分を第1のア
ンテナ17a側に折り曲げたコ字形の第4のアンテナ1
8bから構成されている。そして、それらの配置は、図
1に示すように、正対した第1,第2のアンテナ17
a,17bの面に対し、コ字形の第3のアンテナ18a
および第4のアンテナ18bの折り曲げていない面がそ
れぞれ密着した状態で配設されている。
【0017】第1のアンテナ17aは送信ドライバ13
aに接続され、第2のアンテナ17bは送信ドライバ1
3dに接続され、第3のアンテナ18aは送信ドライバ
13bに接続され、第4のアンテナ18bは送信ドライ
バ13cに接続されている。この場合、第1〜第4のア
ンテナ17a,17b,18a,18bは、送信ドライ
バ13a,13b,13c,13dから供給される送信
信号の位相が、第1,第2のアンテナ17a,17bの
面に平行なXY平面に対し同一方向となるように接続さ
れている。
【0018】このように構成された送信アンテナ14の
上下に離れたアンテナ間、つまり、第1,第3のアンテ
ナ17a,18aと第2,第4のアンテナ17b,18
bとの間を、図示しないベルトコンベアで搬送される物
品に貼付された無線タグ200のアンテナ面が平行な向
きで進入するようになっている。
【0019】なお、受信アンテナ15aは、第1,第3
のアンテナ17a,18aのほぼ中央部と対応する位置
に配設されているとともに、受信アンテナ15bは、第
2,第4のアンテナ17b,18bのほぼ中央部と対応
する位置に受信アンテナ15aと相対向して配設されて
いる。
【0020】無線タグ200は、無線タグリーダ・ライ
タ100との間で送受信を行なうための送受信アンテナ
21、受信した電力波を整流して平滑する整流平滑回路
22、整流平滑回路22の出力により安定化された直流
電圧を生成して各回路に動作電圧として供給する電源生
成部23、復調などの受信処理を行なう受信回路24、
各種データ処理などを行なうデータ処理回路25、各種
データを記憶するメモリ26、および、変調などの送信
処理を行なう送信回路27から構成されている。
【0021】次に、このような構成において、無線タグ
リーダ・ライタ100および無線タグ200の動作につ
いて説明する。無線タグリーダ・ライタ100のデータ
処理回路11において、無線タグ200と通信するため
のコマンドおよびデータを生成し、送信回路12におい
て、これらのコマンドおよびデータを用いて搬送波を変
調することにより、送信信号を生成する。この生成され
た送信信号は、送信ドライバ13a,13b,13c,
13dにおいて増幅され、送信アンテナ14を構成する
第1〜第4のアンテナ17a,17b,18a,18b
から送信電波として送信される。
【0022】ここで、上下に離れたアンテナ間(第1,
第3のアンテナ17a,18aと第2,第4のアンテナ
17b,18bとの間)を、ベルトコンベアで搬送され
る物品に貼付された無線タグ200が進入した場合、無
線タグ200の送受信アンテナ21は、無線タグリーダ
・ライタ100からの送信電波を受信する。
【0023】受信された送信電波は、整流平滑回路22
において整流平滑され、電源生成部23において、無線
タグ200が動作するために必要な電力を各回路に供給
する。このため、無線タグ200は、無線タグリーダ・
ライタ100からの送信電波を所定レベル以上で受信で
きないエリアにいた場合、通信データも受信できない
が、内部回路が正常に動作せず、通信は不可能となる。
【0024】一方、無線タグ200において、送受信ア
ンテナ21で受信された無線タグリーダ・ライタ100
からの送信電波は、受信回路24で復調処理された後、
データ処理回路25に送られる。データ処理回路25
は、たとえば、メモリ26を用いて所定のデータ処理を
行ない、その処理結果を送信データとして送信回路27
に送る。送信回路27は、データ処理回路25から供給
される送信データを変調し、送受信アンテナ21から送
信電波として送信する。
【0025】無線タグ200から送信された送信電波
は、無線タグリーダ・ライタ100の2個正対した受信
アンテナ15a,15bにおいて受信される。この受信
電波は、受信回路16にて復調された後、データ処理回
路11に送られ、データ処理回路11において受信デー
タに基づく所定のデータ処理が行なわれる。
【0026】ここで、様々な形状をした無線タグリーダ
・ライタの送信アンテナに対する無線タグの受信可能エ
リアの実験結果を説明する。図2は、 (1)正対した2個の送信アンテナの場合 (2)向かい合ったコ字形の送信アンテナの場合 (3)正対した送信アンテナにコ字形の送信アンテナを
合わせた場合 における、無線タグがその向きが平行で進入したとき
の、無線タグの受信可能エリアを示している。送信信号
は、正対または向かい合った上下の送信アンテナが作る
平面に対し、同一向きである。なお、図2の点線は、直
方体の必要な無線タグ受信可能エリアを示す。
【0027】ここで、無線タグの受信可能エリアを以下
の様に定義する。無線タグは、送信アンテナがつくる磁
束パターンの中で送信電波を受信し、動作するために必
要な電力を得ている。そのため、送信電波を所定レベル
以上で受信できないエリアにいた場合、無線タグは、内
部回路が正常に動作せず、送信電波の信号の受信も、無
線タグからの返答も不可能となる。
【0028】無線タグが所定レベル以上の送信電波を受
信しているときは、内部回路は正常に動作し、送信電波
の受信ができ、かつ、無線タグからの送信も行なえる。
この所定レベル以上の受信レベルを受信できるエリア
を、以後、無線タグの受信可能エリアと呼ぶ。
【0029】また、この受信可能エリアは、無線タグと
無線タグリーダ・ライタとの通信の中で、まず、無線タ
グが正常に動作していなければ、無線タグリーダ・ライ
タの受信の性能を向上させても通信が行なえないため、
システムとして受信可能エリアを広くすることは、通信
可能エリアを広くすることになる。
【0030】実験条件を以下に示す。 (実験条件) ・測定エリア(必要な無線タグ受信可能エリア) :600W×300H×500D mm ・送信アンテナ (1) サイズ:600W×500D mm(上下それぞれのアンテナ) 巻数:6ターン(上下それぞれのアンテナ) (2) サイズ:800W×500D mmのアンテナの左右を10mm垂 直に折り曲げた(上下それぞれのアンテナ) 巻数:6ターン(上下それぞれのアンテナ) (3) サイズ:800W×500D mmのアンテナの左右を10mm垂 直に折り曲げたアンテナ+600W×500D mmアン テナを直列接続(上下それぞれのアンテナ) 巻数:6ターン(上下それぞれのアンテナ) ・無線タグ サイズ:φ20.0mm (測定結果) (1)正対した2個の送信アンテナ 図2中の(1)は、2個の正対した送信アンテナの場合
における無線タグの受信可能エリアである。YZ平面に
おいて、左右に無線タグの受信不可能なエリアE1,E
2が存在する。これは、2個の送信アンテナは、送信信
号が同位相であるため、2個の送信アンテナの磁束が引
き合い、送信アンテナ面の内側から垂直方向の磁束が幅
広く放射され、無線タグのアンテナ面を貫く磁束が多く
なるはずであるが、送信アンテナ同士が離れ過ぎている
ため、YZ平面において左右に無線タグの受信不可能エ
リアが存在することとなった。
【0031】(2)向かい合ったコ字形の送信アンテナ 図2の(2)から、YZ平面において、上下の左右に受
信不可能なエリアE3,E4,E5,E6が存在してい
る。これは、コ字形の送信アンテナとしたため、(1)
の正対した2個の送信アンテナに比べ、必要な受信可能
エリア(直方体)の上下左右のコーナに送信アンテナが
存在しなくなったためである。ただし、コ字形に折り曲
げたアンテナ線により、(1)のYZ平面の左右の受信
不可能エリアE1,E2の場所を受信可能としている。
【0032】(3)正対した2個の送信アンテナにコ字
形の送信アンテナを合わせたアンテナ 図2の(3)から、YZ平面において、全て無線タグの
受信可能エリアとなった。これは、上記の(1)正対し
た2個の送信アンテナ、(2)向かい合ったコ字形の送
信アンテナの長所を組合わせることにより、受信不可能
エリアをなくしている。
【0033】以上の結果により、図1に示したように、
正対した第1,第2のアンテナ17a,17bとコ字形
の第3,第4のアンテナ18a,18bとの組合わせ方
式による送信アンテナ14によれば、無線タグ200が
平行に進入する場合において、無線タグ200の高さ、
左右の場所が様々に変わる場合に、無線タグ200が動
作可能な受電レベルを受信するエリアを確実に通過し、
通信可能エリアを広げることができる。
【0034】また、このような構成の送信アンテナ14
では、アンテナの内側全てにおいて、無線タグ200の
受信可能エリアとなるため、無線タグリーダ・ライタ1
00の送信アンテナ14およびアンテナ筐体は、スペー
スを大きく取らずに済み、ベルトコンベアを使う狭い場
所においても使用することが可能である。
【0035】さらに、コ字形の第3,第4のアンテナ1
8a,18bは、ベルトコンベアのベルトの底面に対
し、垂直な傾きにアンテナ面があるため、傾いた無線タ
グ200に対しても、無線タグ200の受信可能エリア
および通信可能エリアを広げることができるため、きわ
めて有効である。。
【0036】なお、前記実施の形態では、第1〜第4の
アンテナ17a,17b,18a,18bに対してそれ
ぞれ送信ドライバ13a,13b,13c,13dを設
けたが、互いに密着されたアンテナ同士を直列接続する
ことにより、送信ドライバを2つにすることができる。
【0037】すなわち、図3に示すように、第1のアン
テナ17aと第3のアンテナ18aとを、供給される送
信信号の位相が第1のアンテナ17aの面に平行なXY
平面に対し同一方向となるように直列接続し、この直列
接続したものを送信ドライバ13aに接続する。また、
第2のアンテナ17bと第4のアンテナ18bとを、供
給される送信信号の位相が第2のアンテナ17bの面に
平行なXY平面に対し同一方向となるように直列接続
し、この直列接続したものを送信ドライバ13cに接続
する。
【0038】このようにすることにより、送信ドライバ
をそれぞれ4個の送信アンテナに対して用意する必要は
なく、2個の送信ドライバで済むため、コストダウンを
図れる。
【0039】また、本発明のアンテナ構成は4個の送信
アンテナに同位相の送信信号を供給する必要があるた
め、送信ドライバの数が増えた場合、送信ドライバの個
体差が送信アンテナへの送信信号の位相ずれを生じさ
せ、通信エラーを引き起こすことがある。そのため、送
信ドライバの数を減らすことは利点である。
【0040】さらに、互いに密着されたアンテナ同士を
直列接続することにより、送信アンテナ線の引き回しが
減り、通信エラーを引き起こしにくくなる。また、前記
実施の形態では、第1〜第4のアンテナ17a,17
b,18a,18bに対してそれぞれ送信ドライバ13
a,13b,13c,13dを設けたが、第1〜第4の
アンテナ17a,17b,18a,18bを全て直列接
続することにより、送信ドライバを1つにすることがで
きる。
【0041】すなわち、図4に示すように、第1〜第4
のアンテナ17a,17b,18a,18bを、全ての
アンテナにおいて送信信号の位相が第1のアンテナ17
aの面に平行なXY平面において同一方向となるように
直列接続し、この直列接続したものを送信ドライバ13
aに接続する。
【0042】これにより、送信ドライバを1つにするこ
とができる。これは、複数の送信ドライバを使用した場
合に起きる可能性がある、個々の送信ドライバの性能差
による、それぞれの送信アンテナへの送信信号の位相ず
れを無くすことができる。
【0043】さらに、図3に示したように、互いに密着
されたアンテナ17a,18aおよび17b,18b同
士を直列接続せず、互いに密着されたアンテナ17a,
18aおよび17b,18b同士を並列接続してもよ
く、また、図4に示したように、第1〜第4のアンテナ
17a,17b,18a,18bを全て直列接続せず、
第1〜第4のアンテナ17a,17b,18a,18b
を全て並列接続してもよい。このようにしても同様な作
用効果が期待できる。
【0044】また、前記実施の形態では、無線タグを処
理する無線タグリーダ・ライタに適用した場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、た
とえば、無線タグと無線カードは外観形状が異なるだけ
で、機能はほとんど同じであるため、無線カードを処理
する無線カードリーダ・ライタにも同様に適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、無
線通信媒体の通信可能エリアを広くすることができ、無
線通信媒体がアンテナ間を通過する間に確実に通信が行
なえる無線通信媒体処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線タグリーダ・ラ
イタおよび無線タグの構成を概略的に示す構成図。
【図2】無線タグリーダ・ライタの送信アンテナに対す
る無線タグの受信可能エリアの実験結果を説明するため
の図。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る無線タグリーダ
・ライタの要部のみの構成を概略的に示す構成図。
【図4】本発明の更に他の実施の形態に係る無線タグリ
ーダ・ライタの要部のみの構成を概略的に示す構成図。
【符号の説明】
100……無線タグリーダ・ライタ(無線通信媒体処理
装置)、11……データ処理回路、12……送信回路、
13a〜13d……送信ドライバ、14……送信アンテ
ナ、15a,15b……受信アンテナ、16……受信回
路、17a……第1のアンテナ、17b……第2のアン
テナ、18a……第3のアンテナ、18b……第4のア
ンテナ、200……無線タグ(無線通信媒体)、21…
…送受信アンテナ、22……整流平滑回路、23……電
源生成部、24……受信回路、25……データ処理回
路、26……メモリ、27……送信回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の無線通信媒体との間で無線による
    情報の送受信を行なうことにより所定の情報処理を行な
    う無線通信媒体処理装置において、 前記無線通信媒体を間にして相対向配設される第1およ
    び第2のアンテナと、前記第1のアンテナに対して平行
    に密着され、かつ、一部分が前記第2のアンテナの方向
    に所定角度折り曲げられた第3のアンテナと、第2のア
    ンテナに対して平行に密着され、かつ、一部分が前記第
    1のアンテナの方向に所定角度折り曲げられた第4のア
    ンテナとを備え、これら第1〜第4のアンテナを、供給
    される送信信号の位相が前記第1および第2のアンテナ
    の面に平行な平面に対し同一方向となるように接続して
    なるアンテナと、 このアンテナを介して前記無線通信媒体との間で無線に
    よる送受信を行なう無線通信手段と、 この無線通信手段による送受信の結果に基づき所定の情
    報処理を行なう処理手段と、 を具備したことを特徴とする無線通信媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 外部の無線通信媒体との間で無線による
    情報の送受信を行なうことにより所定の情報処理を行な
    う無線通信媒体処理装置において、 前記無線通信媒体を間にして相対向配設される第1およ
    び第2のアンテナと、前記第1のアンテナに対して平行
    に密着され、かつ、一部分が前記第2のアンテナの方向
    に所定角度折り曲げられた第3のアンテナと、第2のア
    ンテナに対して平行に密着され、かつ、一部分が前記第
    1のアンテナの方向に所定角度折り曲げられた第4のア
    ンテナとを備え、これら第1〜第4のアンテナを、供給
    される送信信号の位相が前記第1および第2のアンテナ
    の面に平行な平面に対し同一方向となるように接続して
    なり、前記無線通信媒体に対して電波を送信するための
    送信アンテナと、 前記無線通信媒体から送信される電波を受信するための
    受信アンテナと、 これら送信アンテナおよび受信アンテナを介して前記無
    線通信媒体との間で無線による送受信を行なう無線通信
    手段と、 この無線通信手段による送受信の結果に基づき所定の情
    報処理を行なう処理手段と、 を具備したことを特徴とする無線通信媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のアンテナと前記第3のアンテ
    ナとを、供給される送信信号の位相が前記第1のアンテ
    ナの面に平行な平面に対し同一方向となるように直列接
    続するとともに、前記第2のアンテナと前記第4のアン
    テナとを、供給される送信信号の位相が前記第2のアン
    テナの面に平行な平面に対し同一方向となるように直列
    接続することを特徴とする請求項1または2記載の無線
    通信媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のアンテナと前記第2のアンテ
    ナと前記第3のアンテナと前記第4のアンテナとを、供
    給される送信信号の位相が前記第1のアンテナの面に平
    行な平面に対し同一方向となるように直列接続すること
    を特徴とする請求項1または2記載の無線通信媒体処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記無線通信媒体は搬送路によって搬送
    されるもので、この搬送路を間にして前記第1および第
    2のアンテナが相対向して配設されることを特徴とする
    請求項1または2記載の無線通信媒体処理装置。
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