JP2000105415A - 投影表示装置 - Google Patents

投影表示装置

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JP2000105415A
JP2000105415A JP10274690A JP27469098A JP2000105415A JP 2000105415 A JP2000105415 A JP 2000105415A JP 10274690 A JP10274690 A JP 10274690A JP 27469098 A JP27469098 A JP 27469098A JP 2000105415 A JP2000105415 A JP 2000105415A
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JP
Japan
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image
screen
projection
display device
video
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Application number
JP10274690A
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English (en)
Inventor
Koji Okumura
浩二 奥村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーン上に映し出される投影映像の周辺
での映像歪みを抑制できる投影表示装置を提供する。 【解決手段】 映像投写装置5からの映像光を全反射ミ
ラー6にて反射投影して拡散スクリーン1上に映像表示
を行う投影表示装置において、映像中心部における前記
映像投写装置5から拡散スクリーン1までの光路距離と
映像周辺部における前記映像投写装置5から拡散スクリ
ーン1までの光路距離との差異が縮まるように、全反射
ミラー6の周辺部に湾曲部6aを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像投写装置から
の投影映像をスクリーンの前面或いは背面に投影して映
像表示を行う投影表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の背面投写型表示装置を示し
た概略の断面図であり、図5はその投影光路を示した斜
視図である。この背面投写型表示装置は、筐体101内
に配置された映像投写装置102、投影レンズ103、
反射ミラー104および透過型の拡散スクリーン105
により構成されている。映像投写装置102から出射さ
れた投影映像光は、投写レンズユニット103によって
拡大投影され、反射ミラー104により反射され、透過
型の拡散スクリーン105の背面側に入射する。観察者
は、拡散スクリーン105の正面位置で映像を見ること
ができる。この種の背面投写型表示装置は、ブラウン管
を画面とする構造に比べて、大画面化が容易であるとい
う利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
投影による映像表示を行う装置では、図6(b)に示す
ように、拡散スクリーン105上に投影された映像の周
辺において画像歪みや画像ボケが生じがちとなる。な
お、図6(a)は比較のために歪みのない投影映像を示
している。上記の画像歪みや画像ボケは、映像投写装置
102の映像出射点と拡散スクリーン105の中心部と
の間で結像距離を設定した場合に、前記拡散スクリーン
105の周辺部では映像投写装置102に対する距離が
前記結像距離よりも長くなるために、当該周辺において
画像の不所望な拡大が生じることに起因している。そし
て、かかる画像歪みは、上記の結像距離を短くし且つ大
画面化を図ろうとする場合に特に生じやすい。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑み、投影映像
の周辺での画像歪みを抑制できる投影表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の投影表示装置
は、上記の課題を解決するために、映像投写装置からの
映像光を反射ミラーにて反射投影してスクリーン上に映
像表示を行う投影表示装置において、映像中心部におけ
る前記映像投写装置から前記スクリーンまでの光路距離
と映像周辺部における前記映像投写装置から前記スクリ
ーンまでの光路距離との差異が縮まるように、前記反射
ミラーの少なくとも周辺部を湾曲形成したことを特徴と
する。
【0006】上記の構成であれば、映像中心部における
前記映像投写装置から前記スクリーンまでの光路距離と
映像周辺部における前記映像投写装置から前記スクリー
ンまでの光路距離との差異が縮まるので、投影映像の周
辺での不所望な拡大が低減され、画像歪みが抑制され
る。
【0007】また、この発明の投影表示装置は、映像投
写装置からの映像光を反射ミラーを用いて或いは用いず
に投影してスクリーン上に映像表示を行う投影表示装置
において、映像中心部における前記映像投写装置から前
記スクリーンまでの光路距離と映像周辺部における前記
映像投写装置から前記スクリーンまでの光路距離との差
異が縮まるように、前記スクリーンを湾曲形成したこと
を特徴とする。
【0008】上記の構成であれば、映像中心部における
前記映像投写装置から前記スクリーンまでの光路距離と
映像周辺部における前記映像投写装置から前記スクリー
ンまでの光路距離との差異が縮まるので、投影映像の周
辺での不所望な拡大が低減され、画像歪みが抑制され
る。
【0009】前記スクリーンを湾曲形成するために、映
像光入射側に透明板を配置し、この透明板に前記スクリ
ーンの縁を貼付し、透明板とスクリーンとの間に流体を
封入させて前記スクリーンを膨らませるのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1及び図2に基づいて説明する。
【0011】図1(a)はこの実施の形態の投影表示装
置の断面図であり、同図(b)は同図(a)のA矢示部
の拡大図である。また、図2は、上記投影表示装置の投
影光路を示した斜視図である。これらの図に示している
ように、この実施の形態の投影表示装置は、筐体2と、
筐体2内の底部に配置された映像投写装置5と、映像投
写装置5から投写された映像光を全反射する全反射ミラ
ー6と、この全反射ミラー6にて反射された映像光を背
面側から受けて前面側に拡散出射する透過型の拡散スク
リーン1とを備える。上記の映像投写装置5は、単一の
ライトバルブ或いはR,G,Bに対応した3つのライト
バルブを有して成る投影映像生成光学系、光源、投写レ
ンズユニット、及び映像処理回路等を備えて成る。
【0012】全反射ミラー6は、映像中心部における映
像投写装置5から全反射ミラー6を経由する拡散スクリ
ーン1までの距離と映像周辺部における映像投写装置5
から全反射ミラー6を経由する拡散スクリーン1までの
距離との差異が縮まるように、その周辺部に湾曲部6a
を有している。この湾曲部6aの湾曲方向は、前記映像
投写装置5及び拡散スクリーン1に近づく方向である。
【0013】上記の構成であれば、全反射ミラー6の少
なくとも周辺部に湾曲部6aを形成したことにより、映
像中心部における映像投写装置5から拡散スクリーン1
までの光路距離と映像周辺部における映像投写装置5か
ら拡散スクリーン1までの光路距離との差異が縮まるの
で、投影映像の周辺での不所望な拡大が低減され、画像
歪みが抑制される。
【0014】なお、この実施の形態では、全反射ミラー
6の周辺部のみを湾曲させたが、全反射ミラー6の全体
を湾曲形成してもよい。ここで、湾曲率が大きければそ
れだけ前述した光路距離の差異を映像の中心から映像の
周辺に渡って略均一に小さくして画像歪みを一層低減す
ることが可能になるが、その反面、映像投影の拡大率は
小さくなってしまう。従って、この拡大率と画像歪みの
兼ね合いで湾曲率を決定するのが望ましい。
【0015】(実施の形態2)次に、この発明の他の実
施の形態を図3に基づいて説明する。なお、実施の形態
1と同一の部材には同一の符号を付記する。
【0016】図3の断面図に示しているように、この実
施の形態の投影表示装置は、筐体2と、筐体2内の底部
に配置された映像投写装置5と、映像投写装置5から投
写された映像光を全反射する全反射ミラー7と、この全
反射ミラー7にて反射された映像光を背面側から受けて
前面側に拡散出射する透過型の拡散スクリーン装置4と
を備える。上記の映像投写装置5は、単一のライトバル
ブ或いはR,G,Bに対応した3つのライトバルブを有
して成る投影映像生成光学系、光源、投写レンズユニッ
ト、及び映像処理回路等を備えて成る。
【0017】前記の拡散スクリーン装置4は、映像光の
入射側に配置された透明ガラス板4aと映像光の出射側
に配置された透過型の拡散スクリーン4bとから成る。
拡散スクリーン4bの周囲縁は前記透明ガラス板4aに
貼付され、これら透明ガラス板4aと拡散スクリーン4
bとの間に気体が封入されることによって、前記拡散ス
クリーン4bは、その中心部が全反射ミラー7から遠ざ
かるように膨らんでいる。即ち、映像中心部における前
記映像投写装置5から全反射ミラー7を経由する拡散ス
クリーン4bまでの距離と映像周辺部における前記映像
投写装置5から全反射ミラー7を経由する拡散スクリー
ン4bまでの距離との差異が縮まるように、拡散スクリ
ーン4bが湾曲形成されている。
【0018】上記の構成によれば、映像中心部における
前記映像投写装置5から拡散スクリーン4bまでの光路
距離と映像周辺部における前記映像投写装置5から拡散
スクリーン4bまでの光路距離との差異が縮まるので、
投影映像の周辺での不所望な拡大が低減され、画像歪み
が抑制されることになる。
【0019】なお、拡散スクリーン4bの湾曲形成は、
上述した気体(液体でもよい)を封入する方法に限らな
い。また、封入量を調節する機構を備えれば、拡散スク
リーン4bの湾曲の程度を調整できるので、出荷時或い
は出荷後において最適な調整或いは調整のやり直しが容
易になる。また、全反射ミラーを経由せずに直接に映像
投写装置5から拡散スクリーン4bに映像投影を行うよ
うにしてもよい。また、前記の透明ガラス板4aを映像
光入射側に凸形状に形成してもよいし、或いは映像光出
射側に凸形状(この場合は気体封入は不要である)に形
成してもよいものである。
【0020】また、実施の形態1で説明した全反射ミラ
ーの湾曲構造と、実施の形態2で説明した拡散スクリー
ン4bの湾曲構造とを組み合わせれば、更に画像歪みを
低減して高画質を得ることが可能になる。また、背面投
写型の投影表示装置を示したが、前面投写型の投影表示
装置に適用してもよいものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、映像中心部における前記映像投写装置から前記スク
リーンまでの光路距離と映像周辺部における前記映像投
写装置から前記スクリーンまでの光路距離との差異が縮
まり、投影映像の周辺での不所望な拡大が低減されて映
像歪みが抑制されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)はこの発明の第1の実施の形態の投
影表示装置の断面図であり、同図(b)は同図(a)の
A矢示部の拡大図である。
【図2】図1の投影表示装置の投影光路を示した斜視図
である。
【図3】この発明の第2の実施の形態の投影表示装置の
断面図である。
【図4】従来の投影表示装置の断面図である。
【図5】図4の投影表示装置の投影光路を示した斜視図
である。
【図6】同図(a)は画像歪みがない映像の説明図であ
り、同図(b)は画像歪みが生じた映像の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 拡散スクリーン 2 筐体 4 拡散スクリーン装置 4a 透明ガラス板 4b 拡散スクリーン 5 映像投写装置 6 全反射ミラー 6a 湾曲部 7 全反射ミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像投写装置からの映像光を反射ミラー
    にて反射投影してスクリーン上に映像表示を行う投影表
    示装置において、映像中心部における前記映像投写装置
    から前記スクリーンまでの光路距離と映像周辺部におけ
    る前記映像投写装置から前記スクリーンまでの光路距離
    との差異が縮まるように、前記反射ミラーの少なくとも
    周辺部を湾曲形成したことを特徴とする投影表示装置。
  2. 【請求項2】 映像投写装置からの映像光を反射ミラー
    を用いて或いは用いずに投影してスクリーン上に映像表
    示を行う投影表示装置において、映像中心部における前
    記映像投写装置から前記スクリーンまでの光路距離と映
    像周辺部における前記映像投写装置から前記スクリーン
    までの光路距離との差異が縮まるように、前記スクリー
    ンを湾曲形成したことを特徴とする投影表示装置。
  3. 【請求項3】 前記スクリーンを湾曲形成するために、
    映像光入射側に透明板を配置し、この透明板に前記スク
    リーンの縁を貼付し、透明板とスクリーンとの間に流体
    を封入させて前記スクリーンを膨らませたことを特徴と
    する請求項2に記載の投影表示装置。
JP10274690A 1998-09-29 1998-09-29 投影表示装置 Pending JP2000105415A (ja)

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