JP2000105115A - 超音波式物体検知装置及び超音波式貯氷検知装置 - Google Patents

超音波式物体検知装置及び超音波式貯氷検知装置

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JP2000105115A
JP2000105115A JP10275981A JP27598198A JP2000105115A JP 2000105115 A JP2000105115 A JP 2000105115A JP 10275981 A JP10275981 A JP 10275981A JP 27598198 A JP27598198 A JP 27598198A JP 2000105115 A JP2000105115 A JP 2000105115A
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ultrasonic
ultrasonic sensor
wave
ultrasonic wave
ice storage
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JP10275981A
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Satoru Kobayashi
覚 小林
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C5/00Working or handling ice
    • F25C5/18Storing ice
    • F25C5/182Ice bins therefor
    • F25C5/187Ice bins therefor with ice level sensing means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波センサの出力を増大して物体検知能力
を高めること。 【解決手段】 超音波式物体検知装置の超音波センサユ
ニット10は、円筒形のハウジング11、超音波センサ
12、円錐ホーン13、及び保護カバー14等を備えて
いる。超音波センサ12は、そのケーシング12cの超
音波発信端面12dが円筒形のハウジング11の開放面
11bから円錐ホーン13側に突出しないように配置さ
れる。また、保護カバー14は所定幅のスリットを複数
有するものであり、ケーシング12cの超音波発信端面
12dから超音波の半波長λ/2の整数倍の距離に配置
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を発信する
とともに同超音波の反射波を受信する超音波センサを備
えた超音波式物体検知装置及び超音波式貯氷検知装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波センサを備えた超音波
式物体検知装置は、例えば自動製氷装置の貯氷量を検出
するために使用されている。かかる自動製氷装置は、超
音波式物体検知装置を貯氷庫の上部に配設し、製氷装置
により製造され貯氷庫内に貯えられた氷片が所定の位置
(高さ)に存在するか否かを超音波式物体検知装置によ
って検知することで所定の貯氷量となったか否かを検出
し、貯氷量が所定量以上となったことが検出されたとき
に製氷装置の動作を停止するよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、超音波センサの固定位置や出力を増大するために取
付けらえる円錐ホーンの広がり角度(円錐の頂角の半
分)等が装置毎に経験的に決められていたため、装置に
よっては超音波センサの出力が不足して超音波式物体検
知装置が十分に能力を発揮できないという問題があっ
た。また、上記自動製氷装置などにおいては、超音波セ
ンサに水滴等が付着して同センサが正常に動作できなく
なるという問題も生じていた。従って、本発明の目的
は、超音波センサの構成部品等の配置や形状、取付け方
法等を適切にすることにより、物体(氷片)を確実に検
知し得る超音波式物体検知装置及び超音波式貯氷検知装
置を提供することにある。
【0004】
【発明の概要】本発明の特徴は、円筒形のハウジング内
に保持されたケーシング内に超音波を発信・受信するセ
ンサ部を収容してなる超音波センサと、円筒形のハウジ
ングの端部から一定の角度をもって拡径する円錐ホーン
とを備えた超音波式物体検知装置において、超音波セン
サのケーシングの端面が円筒形のハウジングの端部より
も円錐ホーン側に突出しないように超音波センサを配設
したことにある。
【0005】図1は、図2に示した円筒形ハウジング1
1に対する超音波センサ12の相対位置を変更した各場
合における超音波センサ12の受信出力の時間的変化の
様子を示している。より具体的には、図1(A)は超音
波センサ12のケーシング12cの端面(超音波発信端
面)12dを円筒形ハウジング11の端部(ハウジング
11の開放面)11bよりも円錐ホーン13側に突出さ
せた場合、図1(B)は超音波センサ12の端面12d
を円筒形のハウジング11の端部11bと一致させた場
合、及び図1(C)は端面12dをハウジング11内に
配置した場合、即ち端面12dがハウジング11の端部
11bよりも円錐ホーン13の反対側となるように配置
した場合(ここでは、端面12dと端部11bとの距離
Lを6mmとした場合)における、超音波センサ12の
受信出力を示している。何れの場合にあっても、時刻t
0に到るまで発信されていた超音波の反射波が時刻t1
から時刻t2の間に受信されているが、受信出力の大き
さは図1(B)及び図1(C)の場合の方が、図1
(A)の場合よりも明らかに大きくなっていることが判
る。このように、超音波センサのケーシングの端面12
dが円筒形のハウジングの端部11bよりも円錐ホーン
13側に突出しないように超音センサを配設することに
よって、出力特性の優れた超音波式物体検知装置が得ら
れる。
【0006】なお、前記円錐ホーン13の頂角の半分
(図2において角度θにて表される円錐ホーンの中心軸
に対する壁面の角度)を30度とし、且つ同円錐ホーン
の軸方向長さ(図2において距離Hで表される)を10
mmとすると、超音波センサの取付けスペースが小さ
く、且つ高出力が必要とされる場合に好適である。
【0007】本発明の他の特徴は、所定間隔にて平行配
置された複数のスリットを有する保護カバーを前記円錐
ホーンの大径側開口面に対向して配置したことにある。
従来より使用されている保護カバーは、小径の穴が多数
設けられているものであったため、水分などが多い使用
環境下においては同穴に水膜ができてしまい、超音波の
通過を妨害することがあった。これに対し、本特徴に係
る保護カバーはスリット状であるために水膜ができ難い
ので、超音波センサの機能を正常に維持することができ
る。
【0008】本発明の他の特徴は、超音波センサ12の
ケーシングの端面12dと保護カバー14との距離(図
2において距離Dで表される)が、発信される超音波の
半波長の整数倍付近となるように前記保護カバー14を
配設したことにある。この特徴によれば、保護カバーに
よって出力を増大することができる。
【0009】即ち、図2に示した距離Dを変化させなが
ら超音波センサの出力変化を調べる実験を行ったとこ
ろ、同距離Dが超音波の半波長の整数倍付近となる位置
において前記出力が増大する(極大値を有する)ことが
判明した。この実験結果を表1に示した。上記特徴によ
り出力が増大するのは、超音波の節部分に保護カバーの
柱状部(図3における14b)が配置され、超音波の定
在波が共鳴により増幅されるからであると推測される。
【0010】
【表1】 本発明の他の特徴は、超音波を発信・受信するセンサ部
をケーシング内に収容した超音波センサを貯氷庫の上方
に配設し、超音波の発信タイミングと反射波の受信タイ
ミングとの関係に基づいて貯氷庫内に所定量の氷が貯え
られたことを検知する貯氷検知装置において、超音波発
信方向が略水平方向となるように超音波センサを配置す
るとともに、超音波センサから発信された超音波が貯氷
庫内の氷片に向うように同超音波の進行方向を変更する
反射体を備えたことにある。
【0011】貯氷庫内の貯氷量を検知する超音波センサ
には、貯氷庫内の水分や氷片の飛沫等により水滴が付着
しやすい。このとき、超音波センサの超音波発信方向が
貯氷庫に貯えられた氷片の方向(鉛直下方)に向けて取
付けられていると、図7に示したように超音波センサ7
0に付着した水滴71が超音波センサの下面中央部(超
音波発信面)に集り、同水滴71が成長した状態にて落
下しないことが多い。係る状況においては、超音波セン
サ70が超音波を正常に発信又は受信することができな
いので、結果として貯氷量を誤検出するおそれがある。
【0012】これに対し、上記他の特徴によれば、超音
波センサの超音波発信方向が略水平方向とされているの
で、仮に水滴が超音波センサ(ケーシング)に付着して
も同超音波センサ(ケーシング)から落下しやすい。こ
のため、超音波センサに付着した水滴が大きくなること
が回避されて水滴が超音波の発信や受信を阻害しないの
で、信頼性の高い貯氷量検知が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態について図
面を参酌しつつ説明すると、図2は本発明に係る超音波
式物体検知装置の超音波センサユニット10の概略断面
を示していて、同超音波センサユニット10は、円筒形
のハウジング11、超音波センサ12、円錐ホーン1
3、及び保護カバー14等を備えている。
【0014】超音波センサ12は、円筒状の基部12a
と断面が台形である円錐状の先端部12bとからなるケ
ーシング12cを有し、このケーシング12c内に40
kHzの超音波を発信する超音波発信機とこの超音波の
物体による反射波を受信するための超音波受信機(何れ
も図示省略)とからなるセンサ部を備えていて、シリコ
ンゴム15を介して開放面11bを有する円筒形のハウ
ジング11内にケーシング12cが保持されることによ
り同ハウジング11内に収容されている。また、超音波
センサ12は物体検知回路(図示省略)を内蔵してい
て、同物体検知回路は超音波の発信から同超音波の物体
による反射波の受信までの時間を計測するとともに、計
測した時間が所定の範囲内にあるときに「同超音波セン
サ12から所定の距離だけ隔てた位置に検知すべき物体
があることを示す信号」を出力するように構成されてい
る。
【0015】円錐ホーン13は、一端面が円筒形のハウ
ジング11の開放面11bと同径の円形開放面(小径側
開放面)13aとなっていて同開放面13aにて円筒形
のハウジング11と連接され、同開放面13aの中心を
通り開放面13aに垂直な軸(中心軸)に対して所定の
角度θを維持しつつ拡径し、且つ他端面も開放された大
径側開放面13bとなっている出力増大のためのホーン
である。
【0016】図3に平面図が示された保護カバー14
は、幅W(スリット幅W)のスリットを距離S(スリッ
ト間距離S=スリットの中心線間の距離)の間隔にて複
数個だけ平行に形成した円形板であって、円錐ホーン1
3の大径側開放面13bを覆うように取付けられてい
る。また、図3に示したスリット終端部間の径φsは、
円錐ホーン13の大径側開放面13bの直径より大きく
なるように形成されている。
【0017】ここで、以下の説明に使用する各値を図2
を参酌しつつ定義すると、距離Lは、超音波センサ12
が超音波を発信する端面12dとハウジング11の開放
面11b(円錐ホーン13の小径側開放面13a)との
距離であり、センサ取付位置Lとも称する。距離Hは、
円錐ホーン13の小径側開放面13aと大径側開放面1
3bとの距離であり、円錐ホーン13の長さHとも称す
る。距離Kは、円錐ホーン13の大径側開放面13bと
保護カバー14との距離である。距離Dは、上記端面1
2dと保護カバー14との距離である。また、角度θ
は、上記した角度であって、円錐ホーン13の頂角の半
分に相当する角度であり、円錐ホーンの角度θとも称す
る。なお、距離Lは図2中左方向を正方向として表し、
他の距離H,K及びDは右方向を正方向として表す。
【0018】次に、上記超音波センサユニット10を用
い、距離L,H及びK(D)、角度θ、保護カバー14
のスリット幅W,スリット間距離S等を変更した場合の
超音波センサ12の受信出力(以下、単に「出力」とい
う。)の変化を調べ、これらの適値を得るための実験を
行ったので、その実験結果について説明する。なお、超
音波センサ12から所定距離だけ隔てた位置に物体を置
いて実験を行った。
【0019】先ず、図1は種々の距離Lに対する出力の
時間的変化の様子を示している。より具体的には、図1
(A)は、上記距離Lを−6mmに設定して図2に示し
た超音波センサ12のケーシング12cの端面12dを
円筒形のハウジング11の開放面11bよりも円錐ホー
ン13側に突出させた場合の出力を示している。図1
(B)は、距離Lを0mmとして端面12dを開放面1
1bと一致させた場合の出力を示している。図1(C)
は、距離Lを6mmとして端面12dを円筒形のハウジ
ング11内に配置した場合の出力を示している。
【0020】図1の何れの場合にあっても、時刻t0に
到るまで発信されていた超音波の反射波が主として時刻
t1から時刻t2の間に受信されているが、出力の大き
さは図1(B)及び図1(C)の場合の方が、図1
(A)の場合よりも明らかに大きくなった。他にも距離
Lを種々の値として実験したが、距離Lを“0”を含む
正の値とすると距離Lを負の値とした場合に比べて超音
波センサ12の出力が大きくなることが判った。即ち、
端面12dをハウジング11の端部(開放面11b)よ
りも円錐ホーン13側に突出させないようにすると、高
出力が得られることが判明した。これは、円筒形のハウ
ジング11の内部において共振現象が発生するためと推
測される。
【0021】次に、上記円錐ホーン13について角度θ
が45°,30°及び15°、長さHが5mmと10m
mの計6種類を準備し、距離Lを0mm又は2mmとし
た場合の出力の増大割合を実験により調べた。この結果
を表2に示す。
【0022】
【表2】 表2から、円錐ホーン13の角度θを30°とし、且つ
同円錐ホーン13の長さHを10mmとすると、距離L
を0mmとしても出力比が100%上昇することが判明
した。また、角度θが15°の場合は殆ど増幅効果が見
られなかった。以上より、超音波センサユニット10に
おいては、円錐ホーン13の角度θを30°から45°
の範囲とすると好適であり、特に角度θを30°として
長さHを10mmとすれば、距離Lが0mmでも出力比
が100%増大するので、超音波センサユニット10の
径方向及び軸方向の取付けスペースが角度θ=45°の
場合よりも小さくて済み、且つ高出力の超音波センサユ
ニット10が得られるという結論を得た。
【0023】次に、円錐ホーン13について角度θが4
5°と30°であり、長さが5mmと10mmの計4種
類を、保護カバー14についてスリット幅Wが共に1.
5mmでありスリット間距離Sが3mmのもの(以下
「スリット1」と言う。)及び5mmのもの(以下「ス
リット2」という。)の計2種類を準備し、距離Lを2
mmとした場合と0mmとした場合について、それぞれ
出力が極大値をとる距離Kを実験により調査した。この
結果を表3に示す。
【0024】
【表3】 表3から、スリットの種類(保護カバー14の種類)と
距離Kは無関係であることがわかる。そこで、上記の結
果について、出力が増大したときの距離Kを保護カバー
14と超音波センサ12の端面12dとの距離Dに書き
直してみたものが表1である。なお、距離DはD=L+
H+Kにより求められる。
【0025】上記表1,表3から、円錐ホーン13の形
状及び保護カバー14の種類に拘らず、出力は距離Dの
一定間隔毎(約4.5mm毎)に大きくなっていること
が判明した。この間隔は、20℃のときの40KHzの
超音波の波長λ(8.6mm)の半分(λ/2=4.3
mm)とほぼ一致している。これから、保護カバー14
を、超音波センサ12の端面12dから超音波の半波長
λ/2の整数倍の距離だけ離れた位置(図4中にA,B
及びCにて示した位置)付近に配置すると大きな出力が
得られるという結論を得た。この理由は、超音波の節部
分に保護カバー14のスリット14aを形成するために
残されている柱状部14bが配置され、超音波の定在波
が増幅されるからであると推測される。なお、増幅作用
が観測されたのは距離Dが波長の2倍(2λ)となるま
でであったので、実質的には距離Dを2λ以内の値とす
ることが必要である。
【0026】以上をまとめると、以下のようになる。 (1)端面12dをハウジング11の端部(開放面11
b)よりも円錐ホーン13側に突出させないようにする
と、出力が増大する。 (2)円錐ホーン13の角度θを30°から45°の範
囲内とし、特に、角度θを30°、長さHを10mmと
すると、コンパクト且つ高出力の超音波センサユニット
10が得られる。 (3)保護カバー14を、超音波センサ12の端面12
dから超音波の半波長λ/2の整数倍の距離だけ離れた
位置に配置すると、出力が増大する。
【0027】次に、本発明の第2実施形態について図5
及び図6を参酌しつつ説明すると、第2実施形態は超音
波センサユニット20を自動製氷装置30に装着し、同
自動製氷装置30が有する貯氷庫31の貯氷量を検知す
る超音波式の貯氷検知装置であって、超音波センサユニ
ット20の取付け方法に工夫を施したものである。
【0028】自動製氷装置30は、超音波センサユニッ
ト20が所定量以上の貯氷量があることを検知したとき
に、その製氷動作を停止するように構成されている。具
体的には、自動製氷装置30は、冷凍装置を含み制御回
路(図示省略)からの制御信号に応じて氷片を製造する
製氷筒32と、同製氷筒32の上部に連結されたダクト
33と、同ダクト33から排出される氷片を貯氷庫31
に導くためにダクト33に水平方向に連結され且つ垂直
下方に折曲して貯氷庫31の上部に連結されたシュート
34とを備えている。
【0029】超音波センサユニット20は、貯氷庫31
の鉛直上方であってシュート34の上部壁面34a上に
固定されている。より詳細には、図6に拡大した概略断
面を示したように、超音波センサユニット20は、上部
壁面34aに固定されたハウジング21内にシリコンゴ
ム22を介して第1実施形態の超音波センサ12と同一
構造を有する超音波センサ23を保持している。ハウジ
ング21は、超音波センサ23が超音波を水平方向(図
5及び図6において左方)に発信するように固定されて
いる。このため、超音波センサ23の端面(超音波発信
側の端面)23aは、鉛直方向(上下方向)に沿うよう
になっている。
【0030】超音波センサ23の端面23aに対向した
部位には、鉛直方向(又は水平方向)に対し略45°だ
け傾斜され、超音波センサ23からの超音波を反射して
超音波の進行方向を鉛直下方に変更するためのステンレ
ス又は樹脂等からなる反射板24が配置されている。
【0031】以上のように構成した超音波センサユニッ
ト20を備えた自動製氷機30の作動について説明する
と、同自動製氷機30は製氷筒32によって氷片を製造
し、ダクト33及びシュート34を介して氷片を貯氷庫
31内に貯える。一方、超音波センサ23は所定の時間
間隔にて超音波を水平方向に発信する。この超音波は反
射板24によって反射されて鉛直下方に向い、貯氷庫3
1内の氷片により反射され、再び反射板24によって反
射されて超音波センサ23に戻る。超音波センサ23
は、この反射波を受信するとともに超音波を発信してか
ら反射波を受信するまでの時間を計測し、計測した時間
が所定時間以内であれば、貯氷庫31内の貯氷量が所定
量以上になったとみなして製氷筒の制御回路にその旨の
信号を送出する。これにより、制御回路は製氷筒32に
製氷動作を停止する命令を送出し、製氷動作が停止され
る。
【0032】超音波センサ23は、その後も貯氷量の検
知を継続し、超音波の発信から受信までの時間が所定時
間よりも長くなると貯氷量が減少したとみなして制御回
路にその旨の信号を送出する。これにより、制御回路は
製氷筒32に製氷動作を開始する命令を送出し、製氷筒
32による製氷動作が再開される。
【0033】以上説明したように、上記第2実施形態の
自動製氷装置30においては、超音波センサ23の超音
波発信端面23aが鉛直上下方向に沿っている。このた
め、水滴が超音波発信端面23aに付着しても端面23
aの下端から容易に落下し、超音波発信端面23aにて
大きな水滴とならない。従って、超音波センサ23の超
音波の発信及び受信が水滴により阻害されることがな
く、同超音波センサ23が確実に作動する。
【0034】また、超音波センサ23の超音波発信端面
23aは貯氷庫31及びシュート34内に露出していな
いので、超音波発信端面23aを含み超音波センサ23
に氷の飛沫等が付着する可能性も低減されている。従っ
て、超音波センサ23が一層確実に機能を発揮し得るも
のとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 超音波センサの端面と円筒形のハウジングの
端部との距離を変化させた場合の超音波センサの出力を
示す図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の概略断面図である。
【図3】 図2に示した保護カバーの平面図である。
【図4】 図2に示した超音波センサが発信する超音波
の様子を示した図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の概略断面図である。
【図6】 図5に示した超音波センサユニットの周辺拡
大図である。
【図7】 従来の超音波センサの取付け状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
10…超音波センサユニット、11…円筒形ハウジン
グ、11b…開放面、12…超音波センサ、12c…ケ
ーシング、12d…端面(超音波発信端面)、13…円
錐ホーン、14…保護カバー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形のハウジングと、前記ハウジング内
    に保持されたケーシング内に超音波を発信するとともに
    同超音波の反射波を受信するセンサ部を収容してなる超
    音波センサと、前記円筒形のハウジングの端部から一定
    の角度をもって拡径する円錐ホーンとを備えた超音波式
    物体検知装置において、前記超音波センサの前記ケーシ
    ングの端面が前記円筒形のハウジングの端部よりも前記
    円錐ホーン側に突出しないように前記超音波センサを配
    設したことを特徴とする超音波式物体検知装置。
  2. 【請求項2】前記円錐ホーンの頂角の半分を30度と
    し、且つ同円錐ホーンの軸方向の長さを10mmとした
    請求項1に記載の超音波式物体検知装置。
  3. 【請求項3】所定間隔にて平行配置された複数のスリッ
    トを有する保護カバーを前記円錐ホーンの大径側開口面
    に対向して配置したことを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の超音波式物体検知装置。
  4. 【請求項4】前記超音波センサの前記ケーシングの端面
    と前記保護カバーとの距離が、前記超音波の半波長の整
    数倍付近となるように前記保護カバーを配設したことを
    特徴とする請求項3に記載の超音波式物体検知装置。
  5. 【請求項5】超音波を発信するとともに同超音波の反射
    波を受信するセンサ部をケーシング内に収容した超音波
    センサを貯氷庫の上方に配設し、前記超音波センサから
    発信される超音波の発信タイミングと前記超音波センサ
    による前記反射波の受信タイミングとの関係に基づいて
    前記貯氷庫内に所定量の氷が貯えられたことを検知する
    貯氷検知装置において、 前記超音波センサの超音波発信方向が略水平方向となる
    ように前記超音波センサを配置するとともに、 前記超音波センサから発信された超音波が前記貯氷庫内
    に貯えられた氷片に向うように同超音波の進行方向を変
    更する反射体を備えたことを特徴とする貯氷検知装置。
JP10275981A 1998-09-29 1998-09-29 超音波式物体検知装置及び超音波式貯氷検知装置 Pending JP2000105115A (ja)

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