JP2000105079A - 外熱式ロータリーキルン - Google Patents
外熱式ロータリーキルンInfo
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- JP2000105079A JP2000105079A JP10272938A JP27293898A JP2000105079A JP 2000105079 A JP2000105079 A JP 2000105079A JP 10272938 A JP10272938 A JP 10272938A JP 27293898 A JP27293898 A JP 27293898A JP 2000105079 A JP2000105079 A JP 2000105079A
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- rotary kiln
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Abstract
トの内面にチェーンを垂らしてレトルトの回転に伴うチ
ェーンのランダムな運動によりレトルトの内面に付着し
た被加熱物に衝突してこれを剥がし、また、塊状物に衝
突してこれを細かく粉砕するようにしたものがあった
が、このような外熱式ロータリーキルンにおいては、短
時間でチェーンを構成する互いに連結されたリンク同士
の間に被加熱物が固着してチェーンの運動が阻害され、
その機能を果たせなくなるという課題があった。 【解決手段】 レトルト内に耐熱性の棒状物を遊動自由
に収容した。
Description
トの内面に付着しやすいもの、または、塊状になりやす
いものを加熱処理するのに適した外熱式ロータリーキル
ンに関する。
外熱式ロータリーキルンには、レトルトの内面にチェー
ンを垂らしてレトルトの回転に伴うチェーンのランダム
な運動によりレトルトの内面に付着した被加熱物に衝突
してこれを剥がし、また、塊状物に衝突してこれを細か
く粉砕するようにしたものがあった。
うな外熱式ロータリーキルンにおいては、短時間でチェ
ーンを構成する互いに連結されたリンク同士の間に被加
熱物が固着してチェーンの運動が阻害され、その機能を
果たせなくなるという課題があった。
な課題を解決するための手段として、請求項1の発明
は、レトルト内に耐熱性の棒状物を遊動自由に収容した
ものであって、レトルトの回転に伴って棒状物がレトル
トの内面に衝突してレトルトに衝撃を与えることによ
り、被加熱物がレトルトの内面に付着してもすぐに剥離
し、また、棒状物が被加熱物を撹はんすることにより塊
状になるのを防止することができる。
て、棒状物がレトルトの長さ方向において分割された複
数の区画の少なくとも1つに1本または複数本収容され
ていて、その棒状物が隣の区画に移動するのが規制され
るようになっているから、被加熱物がレトルトの長さ方
向の一部分に限られる場合には、その部分にのみ棒状物
を配置すればよく、製造コスト及び運転コストを低減で
き、また、レトルトの全長にわたって棒状物を必要とす
る場合でもこれを分割することにより熱による変形を防
止することができる。
明において、棒状物の前記レトルトの中心方向への一定
量以上の移動が規制されるようになっているから、レト
ルトの半径方向の運動が規制されて、棒状物同士または
レトルトとの激しい衝突が回避され、棒状物及びレトル
トの破損を防止することができる。
て、レトルトの回転に伴って被加熱物を持ち上げる複数
の撹はん板がそのレトルトの内面に円周方向に間隔をあ
けて固定されていて、その撹はん板の先端に固定された
大径リングによりレトルト内が長さ方向において分割さ
れて棒状物の長さ方向の移動が規制され、かつ、その撹
はん板に取付部材を介して固定された小径リングにより
棒状物のレトルトの中心方向への一定量以上の移動が規
制されるようになっているから、棒状物の過剰な運動を
確実に防止し、かつ、被加熱物のレトルトの軸方向及び
円周方向の流動の妨げとならない効果がある。
は4の発明において、棒状物が5角形または6角形断面
であるから、円形断面または7角形以上の多角形断面の
場合に比べて角の角度が小さくて衝突時の衝撃力が大き
く、また、4角形、3角形の場合に比べて、レトルトの
回転に伴う自転を生じやすく、被加熱物のレトルト内面
からの剥離および塊の粉砕能力に優れる。
て、棒状物が普通鋼製、ステンレス鋼製であるから破損
しにくい効果がある。
て、棒状物が炭化珪素、ムライトなどのセラミック製で
あるから、鋼製に比べて耐磨耗性に優れ、かつ、被加熱
物中に金属粉が混入するのを防止することができる効果
がある。
付図面に基づいて説明する。図1、2において、1は耐
火物製の炉体であってその内部は多数の燃焼ガス吸引孔
3が形成された炉床2により多数のバーナー5を列設し
た上部の加熱室4と煙突7に連通する下部の煙道6に仕
切られていて、加熱室4内には内面に耐熱金属製の円筒
状のレトルト8が炉体1との間にわずかな隙間をあけて
貫通していて、その両側の突出端に固定されたリング9
を図示しない1対のローラーで支承することにより一方
向に回転駆動されるようになっており、その内面には斜
め角度をなして長さ方向において多数個に分割された撹
はん板11が円周方向に等角度間隔で3個固定されてリ
ブ12により補強され、そのレトルト8の一端の回転中
心にわずかな隙間をあけて挿入されたスクリュウコンベ
ア10により投入された被加熱物がそのレトルト8の回
転にともなって撹はん板11により撹はんされつつ加熱
処理されて搬送され、他端の外周に形成された排出孔1
3から排出されるようになっている。
リーキルンと同一であるが、本実施の形態においては、
図3、4に拡大して示すように、レトルト8の長さ方向
の中央部と排出端近くに、3個の撹はん板11の先端に
大径リング14が溶接により固定され、レトルト8の被
加熱物投入端と中央の大径リング14の間及びその大径
リング14と排出端近くの大径リング14との間に3個
ずつ等間隔で、撹はん板11の先端に取付部材16を介
して小径リング15が固定されており、長さ方向には中
央部の大径リング14により、半径方向には小径リング
15により、円周方向には撹はん板11により画成され
た円弧形の6つの空間がレトルト8の内周に構成されて
いて、各空間内にそれぞれ1本ずつ6角形断面の耐熱性
材料からなる棒状物17がその空間内での遊動自由に収
容されている。
8が図2の矢印方向に回転すると棒状物17が撹はん板
11および取付部材16により持ち上げられた後重力に
より落下し、各空間内において円周方向及び半径方向に
ランダムに運動するとともに自転して被加熱物を撹はん
して塊になるのを防止するとともにレトルト8の内面に
衝突して付着している被加熱物を剥離することにより、
被加熱物を円滑に流動させて熱処理を均一、かつ、効率
よく行わせることができる。
1種の例えば鉛化合金等の低融点と数%の炭素を含む粉
末原料を加熱処理して原料中に含まれる炭素量を100
ppm以下にしようとする場合に、棒状物を用いない従
来の外熱式ロータリーキルンでは、低融点の金属が溶け
て小さな塊になり、その塊の中心部に炭素が未燃のまま
残り、また、レトルトの内面に原料が付着して低融点の
金属が溶けることにより厚く堆積してしまって、運転を
停止しなければならなかったが、本実施の形態の棒状物
を用いた外熱式ロータリーキルンでは原料は撹はんされ
ながら加熱され、レトルトの内面へ付着したり、塊にな
ったりすることがなく、炭素量を70ppmにすること
ができた。
くなると分解してしまい、温度が低いと重合が起こらな
い性質を有する有機化合物を重合させる場合に、従来の
ロータリーキルンではレトルトに付着した原料が高温度
になって分解してしまい、また、多量の塊が発生してそ
の中心部で重合が起こらなかったが、本実施の形態のロ
ータリーキルンではレトルトへの付着がなく塊の発生も
なかったため、良好な結果が得られた。
Claims (7)
- 【請求項1】 回転するレトルトを加熱室をほぼ水平に
貫通するように配置し、該レトルトの一端から投入した
被加熱物を他端から排出するようにした外熱式ロータリ
ーキルンにおいて、前記レトルト内に耐熱性の棒状物を
遊動自由に収容したことを特徴とする外熱式ロータリー
キルン。 - 【請求項2】 前記棒状物が前記レトルトの長さ方向に
おいて分割された複数の区画の少なくとも1つに1本ま
たは複数本収容されていて、該棒状物が隣の前記区画に
移動するのが規制されるようになっていることを特徴と
する請求項1記載の外熱式ロータリーキルン。 - 【請求項3】 前記棒状物の前記レトルトの中心方向へ
の一定量以上の移動が規制されるようになっていること
を特徴とする請求項1または2記載の外熱式ロータリー
キルン。 - 【請求項4】 前記レトルトの回転に伴って被加熱物を
持ち上げる複数の撹はん板が該レトルトの内面に円周方
向に間隔をあけて固定されていて、該撹はん板の先端に
固定された大径リングにより前記レトルト内が長さ方向
において分割されて前記棒状物の長さ方向の移動が規制
され、かつ、該撹はん板に取付部材を介して固定された
小径リングにより前記棒状物の前記レトルトの中心方向
への一定量以上の移動が規制されるようになっているこ
とを特徴とする請求項3記載の外熱式ロータリーキル
ン。 - 【請求項5】 前記棒状物が5角形または6角形断面で
あることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
外熱式ロータリーキルン。 - 【請求項6】 前記棒状物が普通鋼製またはステンレス
鋼製であることを特徴とする請求項5記載の外熱式ロー
タリーキルン。 - 【請求項7】 前記棒状物がまたは炭化珪素、ムライト
などのセラミック製であることを特徴とする請求項5記
載の外熱式ロータリーキルン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27293898A JP4111602B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 外熱式ロータリーキルン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27293898A JP4111602B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 外熱式ロータリーキルン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000105079A true JP2000105079A (ja) | 2000-04-11 |
JP4111602B2 JP4111602B2 (ja) | 2008-07-02 |
Family
ID=17520868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27293898A Expired - Fee Related JP4111602B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 外熱式ロータリーキルン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4111602B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004125349A (ja) * | 2002-10-07 | 2004-04-22 | Takasago Ind Co Ltd | 外熱式ロータリキルン |
JP2008106173A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Toshiba Corp | 熱分解炉装置 |
KR101927044B1 (ko) * | 2017-06-12 | 2019-03-12 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 로터리 킬른 및 이를 이용한 폐 리튬 이온전지의 유가금속 환원방법 |
-
1998
- 1998-09-28 JP JP27293898A patent/JP4111602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004125349A (ja) * | 2002-10-07 | 2004-04-22 | Takasago Ind Co Ltd | 外熱式ロータリキルン |
JP2008106173A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Toshiba Corp | 熱分解炉装置 |
KR101927044B1 (ko) * | 2017-06-12 | 2019-03-12 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 로터리 킬른 및 이를 이용한 폐 리튬 이온전지의 유가금속 환원방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4111602B2 (ja) | 2008-07-02 |
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