JP2000104685A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

Info

Publication number
JP2000104685A
JP2000104685A JP10276759A JP27675998A JP2000104685A JP 2000104685 A JP2000104685 A JP 2000104685A JP 10276759 A JP10276759 A JP 10276759A JP 27675998 A JP27675998 A JP 27675998A JP 2000104685 A JP2000104685 A JP 2000104685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
lubricating oil
gap
scroll
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10276759A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Matsumoto
兼三 松本
Kazuyoshi Sugimoto
和▲禧▼ 杉本
Takehiro Nishikawa
剛弘 西川
Takashi Sato
孝 佐藤
Kazuaki Fujiwara
一昭 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10276759A priority Critical patent/JP2000104685A/ja
Publication of JP2000104685A publication Critical patent/JP2000104685A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機外吐出空間7の冷媒がシャフト挿入口50
とシャフト9との隙間51を介して潤滑材通路19に侵
入し、その中を流動する潤滑油18に含まれないように
する。 【解決手段】 モータ3の回転軸をなすシャフト9の一
端を可動スクロールに係合し、他端をベアリング47に
より支持する。ベアリング47はベアリングプレート4
5とハウジング46により支持し、ハウジング46にベ
アリング47から飛出したシャフト9の先端部分が挿入
されるシャフト挿入口50を設ける。このとき、シャフ
ト挿入口50とシャフト9とのなす隙間51が、この隙
間51に付着した潤滑油18によりシールされるように
所定寸法にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定スクロールと
可動スクロールとの摺動面等に供給する潤滑油に冷媒が
混入するのを抑制したスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、空気調和装置等の冷凍サイクルに
横型スクロール圧縮機が用いられるようになっている。
このような横型スクロール圧縮機の構成例を図3に示
す。
【0003】横型スクロール圧縮機は、固定スクロール
101、可動スクロール102及び固定スクロール10
1に対して可動スクロール102を公転運動させるモー
タ103等を有している。
【0004】なお、以下の説明では固定スクロール10
1側の空間106を冷媒吐出空間106と記載し、可動
スクロール102側の空間を機外吐出空間107と記載
する
【0005】可動スクロール102には、シャフト係合
部144が形成され、これにモータ103の回転軸をな
すシャフト109のクランク部143が係合することに
より、可動スクロール102がモータ103から駆動力
を受けるようになっている。
【0006】このシャフト109は、内部に潤滑油通路
119が形成されると共に、可動スクロール102側
は、フレーム130により支持され、他端部はベアリン
グプレート145とハウジング146とにより支持され
たベアリング147によって回動自在に支持されてい
る。
【0007】なお、ハウジング146にはベアリング1
47から飛出したシャフト109の先端部分が挿入され
るシャフト挿入口150が設けられている。
【0008】また、可動スクロール102と固定スクロ
ール101との摺動面及び可動スクロール102及びフ
レーム130との摺動面等の摩擦を抑えるために、差圧
式潤滑油ポンプ等を用いて密閉ケース104の下部(図
3において下側)に貯留している潤滑油118を摺動面
に供給している。
【0009】即ち、貯留している潤滑油118は機外吐
出空間107の圧力に押されて、潤滑油導入パイプ12
4からシャフト挿入口150及び潤滑油通路119を経
て摺動面に供給されるようになっている。
【0010】そして圧縮された冷媒は吐出口116から
冷媒吐出空間106に吐出され、機外吐出空間107に
流動して、そこから吐出パイプ117を介して機外に吐
出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハウジ
ング146とシャフト109とは別部材であり、シャフ
ト109がハウジング146のシャフト挿入口150に
挿入されて回転する構成であるため、この挿入や回転が
可能なようにシャフト挿入口150はシャフト109の
外径より適宜大きめに形成されている。
【0012】このため、機外吐出空間107の冷媒が、
シャフト挿入口150とシャフト109との隙間を介し
て潤滑油通路119に侵入し、その中を流動する潤滑油
118に含まれてしまい、潤滑油118本来の特性を発
揮させることが困難になり、信頼性や寿命が低下する要
因となる問題がある。
【0013】そこで、本発明は、機外吐出空間の冷媒が
シャフト挿入口とシャフトとの隙間を介して潤滑油通路
に侵入し、その中を流動する潤滑油に含まれないように
して、信頼性や寿命が低下しないようにしたスクロール
圧縮機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、固定スクロール及び可動
スクロールを備えて冷媒を圧縮する圧縮要素と、該圧縮
要素に駆動力を与えるモータを備えた駆動要素と、モー
タの回転軸をなすと共に内部に潤滑油が通る潤滑油通路
が形成され、かつ、その一端が可動スクロールに係合さ
れ、他端がベアリングで支持されてモータの駆動力を可
動スクロールに伝達するシャフトを備えた動力伝達要素
とを有するスクロール圧縮機において、動力伝達要素
が、ベアリングを支持すると共に、該ベアリングから飛
出したシャフトの先端部分が挿入されるシャフト挿入口
を備えたベアリング支持部を有し、かつ、シャフト挿入
口とシャフトとがなす隙間が所定寸法に設定されて、該
隙間に付着した潤滑油により当該隙間がシールされ、該
隙間を介して冷媒が潤滑油通路に流入しないように設定
されて、潤滑油が本来の特性を発揮できるようにしたこ
とを特徴とする。
【0015】請求項2にかかる発明は、シャフト挿入口
とシャフトとのなす隙間を50ミクロン〜100ミクロ
ンの範囲に設定して、簡単な構成で潤滑油が本来の特性
を発揮できるようにしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本発明にかかる横型スクロール圧縮
機の縦断面図である。なお、図1は横型スクロール圧縮
機を例に示しているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく縦型スクロール圧縮機であってもよい。
【0017】横型スクロール圧縮機は、固定スクロール
1、可動スクロール2及びこの可動スクロール2を公転
運動させるモータ3等を有している。
【0018】そして、固定スクロール1、可動スクロー
ル2及びフレーム30等により、密閉ケース4は冷媒吐
出空間6と機外吐出空間7とに区画され、冷媒吐出空間
6と機外吐出空間7とは図示しない連通孔等により連通
すると共に、機外吐出空間7にはモータ3が配設されて
いる。
【0019】固定スクロール1及び可動スクロール2
は、鏡面仕上げされた鏡板10,11と、該鏡板10,
11に立設された渦巻状のラップ12,13とを有し、
各ラップ12,13は対向するスクロール1,2の鏡板
10,11と当接するように配設されて、これらがなす
空間が圧縮室14を形成している。
【0020】また、固定スクロール1は、密閉ケース4
に固定されたフレーム30と等距離を保って設けられ、
可動スクロール2とフレーム30との間には、オルダム
リング36が配設されている。
【0021】この冷媒吐出空間6側のオルダムリング3
6面には、2個のキー37(図1には1個のみを示す)
が対向して設けられ、また機外吐出空間7側のオルダム
リング36面には2個のキー38(図1には1個のみを
示す)が対向して設けられて、2つのキー37を結ぶ直
線と、2つのキー38を結ぶ直線とは直交している。
【0022】そして、キー37は可動スクロール2に設
けられているキー溝40と嵌合し、またキー38はフレ
ーム30に設けられているキー溝41と嵌合している。
【0023】シャフト9は、内部に潤滑油通路19が形
成されると共に、可動スクロール2側にはクランク部4
3が設けられて、このクランク部43は可動スクロール
2に形成されたシャフト係合部44に挿入されている。
【0024】また、シャフト9の可動スクロール2側
は、フレーム30により支持され、他端部はベアリング
プレート45とハウジング46とにより支持されたベア
リング47によって回動自在に支持されている。
【0025】そして、ベアリング47からを飛出したシ
ャフト9の先端部は、ハウジング46に設けられたシャ
フト挿入口50に収納されるようになっている。
【0026】このシャフト挿入口50の内径は、シャフ
ト9の外径に対して所定量大きく設定されて、これらが
なす隙間に付着した潤滑油18によりその隙間が塞がれ
て機外吐出空間7の冷媒が潤滑油通路19に流入しない
ようになっている。
【0027】即ち、図2に示すようにシャフト9とハウ
ジング46との間に形成される隙間51に潤滑油18が
付着する。潤滑油18は、所定の粘性を持つオイルであ
るため、機外吐出空間7の圧力が粘性力の範囲内であれ
ば隙間51は潤滑油18によりシールされて、冷媒が潤
滑油通路19に流入できなくなる。
【0028】しかし、隙間51が大きくなると粘性によ
るシール力も小さくなって、容易に機外吐出空間7から
潤滑油通路19に冷媒が流入するようになってしまう。
【0029】そこで、本発明では、隙間51の大きさを
シャフト9が容易に挿入でき、かつ、回動できるように
設定すると共に、潤滑座18によるシールが十分に発揮
できる大きさに設定している。
【0030】無論、用いる潤滑油18の種類により粘性
が異なるので、この隙間51の寸法を一概に規定するこ
とはできないが、冷媒としてR−410A等のいわゆる
新冷媒が用いられているときに利用される潤滑油(例え
ば、FV68S等)の場合には、50ミクロン〜100
ミクロンが好ましい。
【0031】潤滑油18は、密閉ケース4の下部(図1
において下側)に貯留しており、機外吐出空間7の圧力
により押されて潤滑油導入パイプ24及び潤滑油通路1
9を経て可動スクロール2とフレーム30との摺動面を
潤滑しながら可動スクロール2と固定スクロール1の摺
動面に供給される。
【0032】このような構成でシャフト9が回転する
と、オルダムリング36と可動スクロール2とが相対運
動し、可動スクロール2が固定スクロール1に対して公
転動作するようになる。
【0033】可動スクロール2が固定スクロール1に対
して公転動作することにより、圧縮室14は吸込パイプ
15を介して供給される冷媒を取込ながら縮小して、冷
媒が圧縮される。
【0034】圧縮された冷媒は冷媒吐出空間6に吐出さ
れ、そこから機外吐出空間7に流動し、吐出パイプ17
を介して機外に吐出される。
【0035】そして、機外吐出空間7の圧力により潤滑
油18が押されて、潤滑油導入パイプ24及びシャフト
挿入口50を経て潤滑油通路19に流動し、そこから可
動スクロール2と固定スクロール1との摺動面に供給さ
れる。
【0036】このとき、機外吐出空間7の圧力はシャフ
ト9とシャフト挿入口50との隙間51にもかかるが、
この隙間51には潤滑油18が付着しており、かつ、そ
の粘性によるシール力が十分大きくなるように隙間51
の間隔が設定されているので、この隙間51を介して機
外吐出空間7の冷媒が潤滑油通路19に侵入するのを抑
制することが可能になっている。
【0037】従って、可動スクロール2と固定スクロー
ル1との摺動面等に供給される潤滑油18に含まれる冷
媒量を抑制することができて、潤滑油18本来の特性を
発揮させることが可能になり、信頼性や寿命が低下する
のを防止することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明によれば、シャフト挿入口とシャフトとのなす隙間が
所定寸法に形成して、冷媒がこの隙間を介して潤滑油通
路に流入するのを抑制したので、潤滑油本来の特性を発
揮させることができるようになり、信頼性の向上及び寿
命低下を防止することができる。
【0039】請求項2にかかる発明によれば、シャフト
挿入口とシャフトとのなす隙間を50ミクロン〜100
ミクロンの範囲に設定したので、簡単な構成で冷媒がシ
ャフト挿入口とシャフトとの隙間を介して潤滑油通路に
侵入し、その中を流動する潤滑油に含まれるのを抑制す
ることができ、これにより潤滑油の本来の特性を発揮さ
せることができるようになり、信頼性の向上及び寿命低
下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される横型ス
クロール圧縮機の縦断面図である。
【図2】発明の要部を示す断面図である。
【図3】従来の技術の説明に適用される横型スクロール
圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 2 可動スクロール 3 モータ 9 シャフト 18 潤滑油 19 潤滑油通路 45 ベアリングプレート 46 ハウジング 47 ベアリング 50 シャフト挿入口 51 隙間
フロントページの続き (72)発明者 西川 剛弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤原 一昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3H039 AA02 AA04 AA12 BB07 BB11 CC12 CC27 CC42

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定スクロール及び可動スクロールを備
    えて冷媒を圧縮する圧縮要素と、該圧縮要素に駆動力を
    与えるモータを備えた駆動要素と、前記モータの回転軸
    をなすと共に内部に潤滑油が通る潤滑油通路が形成さ
    れ、かつ、その一端が前記可動スクロールに係合され、
    他端がベアリングで支持されて前記モータの駆動力を前
    記可動スクロールに伝達するシャフトを備えた動力伝達
    要素とを有するスクロール圧縮機において、 前記動力伝達要素が、前記ベアリングを支持すると共
    に、該ベアリングから飛出した前記シャフトの先端部分
    が挿入されるシャフト挿入口を備えたベアリング支持部
    を有し、かつ、前記シャフト挿入口と前記シャフトとが
    なす隙間が所定寸法に設定されて、該隙間に付着した前
    記潤滑油により当該隙間がシールされ、該隙間を介して
    冷媒が前記潤滑油通路に流入しないように設定されてな
    ることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記シャフト挿入口と前記シャフトとの
    なす隙間が、50ミクロン〜100ミクロンの範囲に設
    定されていることを特徴とする請求項1記載のスクロー
    ル圧縮機。
JP10276759A 1998-09-30 1998-09-30 スクロール圧縮機 Pending JP2000104685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10276759A JP2000104685A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10276759A JP2000104685A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000104685A true JP2000104685A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17573963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10276759A Pending JP2000104685A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000104685A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107511497A (zh) * 2017-09-29 2017-12-26 重庆市普创长顺机械有限公司 带自动卡盘的数控机床主轴箱系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107511497A (zh) * 2017-09-29 2017-12-26 重庆市普创长顺机械有限公司 带自动卡盘的数控机床主轴箱系统
CN107511497B (zh) * 2017-09-29 2023-09-08 纳载智能科技(浙江)有限公司 带自动卡盘的数控机床主轴箱系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11241682A (ja) Co2用圧縮機
US6616430B2 (en) Scroll compressors
EP1491768A1 (en) Compressor
JPH04121474A (ja) スクロール型圧縮機
KR20050045990A (ko) 베인 로터리형 공기펌프
JP2000104685A (ja) スクロール圧縮機
KR970000343B1 (ko) 유체펌프 및 이것을 구비한 회전기계
WO1999008001A1 (fr) Compresseur a spirales de type horizontal
JP2002310076A (ja) スクロール圧縮機
JPH11101187A (ja) スクロール型圧縮機
JPH1193869A (ja) スクロール型圧縮機
JPH03160186A (ja) 流体圧縮機
JP2000170677A (ja) ロータリー圧縮機
JP2003254271A (ja) ツイン型スクロール式流体機械
CN113286946B (zh) 涡旋式压缩机
US20240003348A1 (en) Compressor with Oil Pump
JP2002213380A (ja) 圧縮機の給油構造
JP2000110756A (ja) 横型スクロール圧縮機
JP3874018B2 (ja) スクロール型流体機械
JP3036927B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2002039067A (ja) 圧縮機の給油構造
JP2005113766A (ja) 回転式電動圧縮機
JPH09158857A (ja) 密閉型電動スクロール圧縮機
JPH05126073A (ja) スクロール圧縮機
JP2001140773A (ja) ロータリ圧縮機