JP2000100849A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体チップの完成後であっても、チップ内
の半導体素子に加わる衝撃等の影響を軽減しつつ、半導
体素子のごく近傍にバンプを形成することを可能とす
る。 【解決手段】 MESFETのソース電極18の下側に
のみ、厚い衝撃吸収層21aを形成する。半導体チップ
の完成後にバンプ20を形成する際にパッドとしてのソ
ース電極18に加わる圧力や衝撃を衝撃吸収層21aに
よって吸収し、緩和する。 【効果】 半導体基板10およびMESFETが損傷を
受けるのを防止できる。また、ソース電極18の下側以
外の領域には衝撃吸収層が形成されていないので、寄生
インダクタンス成分を抑制でき、MESFETの高速動
作が阻害されることがない。
の半導体素子に加わる衝撃等の影響を軽減しつつ、半導
体素子のごく近傍にバンプを形成することを可能とす
る。 【解決手段】 MESFETのソース電極18の下側に
のみ、厚い衝撃吸収層21aを形成する。半導体チップ
の完成後にバンプ20を形成する際にパッドとしてのソ
ース電極18に加わる圧力や衝撃を衝撃吸収層21aに
よって吸収し、緩和する。 【効果】 半導体基板10およびMESFETが損傷を
受けるのを防止できる。また、ソース電極18の下側以
外の領域には衝撃吸収層が形成されていないので、寄生
インダクタンス成分を抑制でき、MESFETの高速動
作が阻害されることがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部回路接続用の
接続部を備えた半導体装置およびその製造方法に関す
る。
接続部を備えた半導体装置およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、マイクロ波帯またはミリ波帯用の
高周波半導体デバイスや高速のディジタルLSI(大規
模集積回路)等の実装方法として、フリップチップ実装
法が多く取り入れられている。このフリップチップ実装
法は、図7に示したように、半導体チップ100の上面
における素子形成領域101以外の周辺領域102に外
部回路接続用のパッド103を形成すると共に、このパ
ッド103上に突起状接続電極(以下、バンプとい
う。)104を形成し、このバンプ形成面を、配線基板
の配線面に直接合わせるようにして実装することによ
り、上記のバンプによって半導体チップと配線基板との
間の電気的接続を行うものである。
高周波半導体デバイスや高速のディジタルLSI(大規
模集積回路)等の実装方法として、フリップチップ実装
法が多く取り入れられている。このフリップチップ実装
法は、図7に示したように、半導体チップ100の上面
における素子形成領域101以外の周辺領域102に外
部回路接続用のパッド103を形成すると共に、このパ
ッド103上に突起状接続電極(以下、バンプとい
う。)104を形成し、このバンプ形成面を、配線基板
の配線面に直接合わせるようにして実装することによ
り、上記のバンプによって半導体チップと配線基板との
間の電気的接続を行うものである。
【0003】このフリップチップ実装法によれば、従来
のワイヤボンディングを用いた実装法に比べて、実装形
態の薄型化および小型化が実現できる。また、半導体チ
ップと配線基板との間の配線距離を短縮できるので、寄
生インダクタンス成分が低減されて、高周波特性が向上
する。このフリップチップ実装法では、上記したよう
に、パッドごとにバンプを形成するが、最近では、特に
パワーデバイスにおいて、このバンプをヒートシンクと
して用いて効率よく放熱を行わせるようにした技術も提
案されている。
のワイヤボンディングを用いた実装法に比べて、実装形
態の薄型化および小型化が実現できる。また、半導体チ
ップと配線基板との間の配線距離を短縮できるので、寄
生インダクタンス成分が低減されて、高周波特性が向上
する。このフリップチップ実装法では、上記したよう
に、パッドごとにバンプを形成するが、最近では、特に
パワーデバイスにおいて、このバンプをヒートシンクと
して用いて効率よく放熱を行わせるようにした技術も提
案されている。
【0004】ところで、図7に示した半導体チップ10
0では、周辺領域102にパッド103が配置されてい
るが、このほか、フリップチップ実装法のメリットを最
大限に活かす方法として、図8に示したように、半導体
チップ200の素子形成領域201の内部にパッド20
3を配置することが行われている。このようにすると、
素子形成領域201内に形成されている半導体素子のご
く近傍にバンプ204が形成されるので、半導体チップ
200の内部配線長も短縮化されて高周波特性がさらに
向上すると共に、半導体チップ200自体のサイズを小
さくすることができる。
0では、周辺領域102にパッド103が配置されてい
るが、このほか、フリップチップ実装法のメリットを最
大限に活かす方法として、図8に示したように、半導体
チップ200の素子形成領域201の内部にパッド20
3を配置することが行われている。このようにすると、
素子形成領域201内に形成されている半導体素子のご
く近傍にバンプ204が形成されるので、半導体チップ
200の内部配線長も短縮化されて高周波特性がさらに
向上すると共に、半導体チップ200自体のサイズを小
さくすることができる。
【0005】ところで、バンプの形成方法には、ワイヤ
ボンディングの手法を応用したワイヤバンピング法や、
電解めっきの手法を利用しためっき法等がある。これら
のうち、ワイヤバンピング法は、ワイヤボンディング装
置を用いて、例えば金線等からなるワイヤの先端部をパ
ッドに押し付けて融着させると共に、その融着したワイ
ヤ先端部をパッド上に残してワイヤを切断し、そのパッ
ド上に融着したワイヤ先端部をバンプとして利用するも
のである。一方、めっき法は、電解めっき工程により、
パッド上に金等からなるめっき層を厚く形成し、このめ
っき層をバンプとして利用するものである。
ボンディングの手法を応用したワイヤバンピング法や、
電解めっきの手法を利用しためっき法等がある。これら
のうち、ワイヤバンピング法は、ワイヤボンディング装
置を用いて、例えば金線等からなるワイヤの先端部をパ
ッドに押し付けて融着させると共に、その融着したワイ
ヤ先端部をパッド上に残してワイヤを切断し、そのパッ
ド上に融着したワイヤ先端部をバンプとして利用するも
のである。一方、めっき法は、電解めっき工程により、
パッド上に金等からなるめっき層を厚く形成し、このめ
っき層をバンプとして利用するものである。
【0006】ここで、図9を参照して、パッドにバンプ
が形成された半導体装置の構造について簡単に説明す
る。なお、図9は、電界効果型トランジスタ(FET)
を含む半導体装置の断面構造を簡略化して表すものであ
る。ここでは、FETとして、GaAs基板を用いて構
成されるMESFET(Metal-Semiconductor FET) を例
示して説明する。このFETは、GaAsからなる半導
体基板300の上に選択的に形成されたゲート金属層3
01と、ゲート金属層301の両側における半導体基板
300の表面近傍領域に、ゲート金属層301と離間し
て選択的に形成されたソース領域302およびドレイン
領域303と、ソース領域302およびドレイン領域3
03の上にそれぞれ形成されたソース金属層304およ
びドレイン金属層305とを備えている。ゲート金属層
301はショットキー電極であり、ソース金属層304
およびドレイン金属層305はオーミック電極である。
このFETが、例えばnチャネルショットキーゲートF
ETであるとすると、半導体基板300はp型ないしは
半絶縁性基板、ソース領域302およびドレイン領域3
03はn+ 型、ソース領域302およびドレイン領域3
03で挟まれたチャネル領域はn型である。ゲート金属
層301は、電極層307a,307bからなるゲート
電極307に接続され、ソース金属層304は、電極層
308a,308bからなるソース電極308に接続さ
れ、ドレイン金属層305は、電極層309a,309
bからなるドレイン電極309に接続されている。ゲー
ト電極307、ソース電極308およびドレイン電極3
09以外の領域は、絶縁膜306によって覆われてい
る。
が形成された半導体装置の構造について簡単に説明す
る。なお、図9は、電界効果型トランジスタ(FET)
を含む半導体装置の断面構造を簡略化して表すものであ
る。ここでは、FETとして、GaAs基板を用いて構
成されるMESFET(Metal-Semiconductor FET) を例
示して説明する。このFETは、GaAsからなる半導
体基板300の上に選択的に形成されたゲート金属層3
01と、ゲート金属層301の両側における半導体基板
300の表面近傍領域に、ゲート金属層301と離間し
て選択的に形成されたソース領域302およびドレイン
領域303と、ソース領域302およびドレイン領域3
03の上にそれぞれ形成されたソース金属層304およ
びドレイン金属層305とを備えている。ゲート金属層
301はショットキー電極であり、ソース金属層304
およびドレイン金属層305はオーミック電極である。
このFETが、例えばnチャネルショットキーゲートF
ETであるとすると、半導体基板300はp型ないしは
半絶縁性基板、ソース領域302およびドレイン領域3
03はn+ 型、ソース領域302およびドレイン領域3
03で挟まれたチャネル領域はn型である。ゲート金属
層301は、電極層307a,307bからなるゲート
電極307に接続され、ソース金属層304は、電極層
308a,308bからなるソース電極308に接続さ
れ、ドレイン金属層305は、電極層309a,309
bからなるドレイン電極309に接続されている。ゲー
ト電極307、ソース電極308およびドレイン電極3
09以外の領域は、絶縁膜306によって覆われてい
る。
【0007】ソース電極308の上面領域は外部回路接
続用のパッドとなっており、この上にバンプ310が形
成されている。バンプ310は、例えば直径Dが100
μm(ミクロン)程度で高さHが50μm程度のサイズ
を有している。また、半導体基板300の厚みT1は、
例えば100μm程度であり、絶縁膜306の厚みT2
は例えば1μm程度である。
続用のパッドとなっており、この上にバンプ310が形
成されている。バンプ310は、例えば直径Dが100
μm(ミクロン)程度で高さHが50μm程度のサイズ
を有している。また、半導体基板300の厚みT1は、
例えば100μm程度であり、絶縁膜306の厚みT2
は例えば1μm程度である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したワイヤバンピ
ング法は、形成工程が簡単であるため、半導体製造技術
の分野で広く利用されている。しかしながら、この方法
は、上記のようにワイヤボンディングの手法を用いるも
のであるため、ボンディングヘッドからパッドに対して
物理的な力が加わる。このため、特に、図8に示したよ
うに素子形成領域201内にパッド203を配置した半
導体チップにおいては、バンプ204の形成の際に、そ
の近傍の半導体素子(例えば図9におけるMESFE
T)に相当な圧力や衝撃が加わり、半導体素子あるいは
チップ基板(図9における半導体基板300)自体がダ
メージを受ける結果、半導体素子の電気的特性が低下し
たり、製品の歩留りが低下するおそれがある。例えば、
図9に示した例では、バンプ310のサイズが100μ
m×50μm程度であるのに対し、ソース電極308を
支える部分の絶縁膜306は1μm以下と薄いので、バ
ンプ310の形成時に、かなり大きな衝撃や圧力が半導
体基板300およびMESFETに加わることになる。
とりわけ、GaAs(ガリウム・砒素)等を用いた化合
物半導体のように、半導体材料の機械的強度が低くて脆
い場合には、半導体基板自体が損傷を受ける可能性があ
り、せっかく完成した半導体チップが最終段階で不良品
となる等の問題があった。
ング法は、形成工程が簡単であるため、半導体製造技術
の分野で広く利用されている。しかしながら、この方法
は、上記のようにワイヤボンディングの手法を用いるも
のであるため、ボンディングヘッドからパッドに対して
物理的な力が加わる。このため、特に、図8に示したよ
うに素子形成領域201内にパッド203を配置した半
導体チップにおいては、バンプ204の形成の際に、そ
の近傍の半導体素子(例えば図9におけるMESFE
T)に相当な圧力や衝撃が加わり、半導体素子あるいは
チップ基板(図9における半導体基板300)自体がダ
メージを受ける結果、半導体素子の電気的特性が低下し
たり、製品の歩留りが低下するおそれがある。例えば、
図9に示した例では、バンプ310のサイズが100μ
m×50μm程度であるのに対し、ソース電極308を
支える部分の絶縁膜306は1μm以下と薄いので、バ
ンプ310の形成時に、かなり大きな衝撃や圧力が半導
体基板300およびMESFETに加わることになる。
とりわけ、GaAs(ガリウム・砒素)等を用いた化合
物半導体のように、半導体材料の機械的強度が低くて脆
い場合には、半導体基板自体が損傷を受ける可能性があ
り、せっかく完成した半導体チップが最終段階で不良品
となる等の問題があった。
【0009】一方、めっき法では、上記のような半導体
素子に対する衝撃の心配は少ないが、湿式法であるた
め、ワイヤバンピング法よりも形成工程が複雑化すると
いう難点がある。また、完成した半導体チップにあとか
らバンプを形成するのは著しく困難であって現実的でな
いため、ウェハプロセス段階でバンプを形成する必要が
ある。このため、半導体チップの供給を受けたユーザ側
では、使用態様に応じてバンプの材料や形状等を変える
ことができず、ユーザ側の開発の自由度が失われるとい
う問題があった。
素子に対する衝撃の心配は少ないが、湿式法であるた
め、ワイヤバンピング法よりも形成工程が複雑化すると
いう難点がある。また、完成した半導体チップにあとか
らバンプを形成するのは著しく困難であって現実的でな
いため、ウェハプロセス段階でバンプを形成する必要が
ある。このため、半導体チップの供給を受けたユーザ側
では、使用態様に応じてバンプの材料や形状等を変える
ことができず、ユーザ側の開発の自由度が失われるとい
う問題があった。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、半導体チップの完成後であっても、
チップ内の半導体素子に加わる衝撃等の影響を軽減しつ
つ、半導体素子のごく近傍にバンプを形成することを可
能とする半導体装置およびその製造方法を提供すること
にある。
ので、その目的は、半導体チップの完成後であっても、
チップ内の半導体素子に加わる衝撃等の影響を軽減しつ
つ、半導体素子のごく近傍にバンプを形成することを可
能とする半導体装置およびその製造方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体素子を外部の回路に接続するための接続部と、外
部から接続部に加えられる衝撃を吸収するために接続部
の下に選択的に設けられた衝撃吸収層とを備えている。
ここで、接続部は、半導体素子が形成された素子形成領
域またはその近傍領域の上方に設けることが可能であ
る。衝撃吸収層は、接続部に突起状接続用電極を形成す
る際に加えられる衝撃を吸収するように構成可能であ
る。この突起状接続用電極は、例えば、ワイヤボンディ
ング工程を利用して形成されるものであってもよい。衝
撃吸収層は、例えば絶縁体を用いて構成可能である。
半導体素子を外部の回路に接続するための接続部と、外
部から接続部に加えられる衝撃を吸収するために接続部
の下に選択的に設けられた衝撃吸収層とを備えている。
ここで、接続部は、半導体素子が形成された素子形成領
域またはその近傍領域の上方に設けることが可能であ
る。衝撃吸収層は、接続部に突起状接続用電極を形成す
る際に加えられる衝撃を吸収するように構成可能であ
る。この突起状接続用電極は、例えば、ワイヤボンディ
ング工程を利用して形成されるものであってもよい。衝
撃吸収層は、例えば絶縁体を用いて構成可能である。
【0012】本発明に係る半導体装置の製造方法は、半
導体素子を形成する工程と、外部からの衝撃を吸収する
ための衝撃吸収層を選択的に形成する工程と、衝撃吸収
層の上に、半導体素子を外部の回路に接続するための接
続部を形成する工程とを含んでいる。
導体素子を形成する工程と、外部からの衝撃を吸収する
ための衝撃吸収層を選択的に形成する工程と、衝撃吸収
層の上に、半導体素子を外部の回路に接続するための接
続部を形成する工程とを含んでいる。
【0013】本発明の半導体装置では、外部から接続部
に加えられる衝撃は、この接続部の下に選択的に設けら
れた衝撃吸収層によって吸収され、半導体素子が保護さ
れる。
に加えられる衝撃は、この接続部の下に選択的に設けら
れた衝撃吸収層によって吸収され、半導体素子が保護さ
れる。
【0014】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
外部からの衝撃を吸収するための衝撃吸収層が選択的に
形成され、この衝撃吸収層の上に、半導体素子を外部の
回路に接続するための接続部が形成される。
外部からの衝撃を吸収するための衝撃吸収層が選択的に
形成され、この衝撃吸収層の上に、半導体素子を外部の
回路に接続するための接続部が形成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1ないし図6は、
本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造方法にお
ける各工程を表すものである。なお、本実施の形態に係
る半導体装置は、本発明の一実施の形態に係る半導体装
置の製造方法によって具現化されるので、以下、併せて
説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。図1ないし図6は、
本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造方法にお
ける各工程を表すものである。なお、本実施の形態に係
る半導体装置は、本発明の一実施の形態に係る半導体装
置の製造方法によって具現化されるので、以下、併せて
説明する。
【0016】本実施の形態では、MESFETを含む半
導体装置のソース電極側のパッドにバンプを形成するま
での工程を説明する。まず、半導体基板10に通常の工
程によってMESFETの主要部分を形成する。具体的
には、図1に示したように、例えばGaAs等からなる
半導体基板10の上に選択的にゲート金属層11を形成
したのち、このゲート金属層11の両側における半導体
基板10の表面近傍領域に、ゲート金属層11と離間さ
せて、選択的に、ソース領域12およびドレイン領域1
3を形成する。そして、ソース領域12およびドレイン
領域13の上に、それぞれ、ソース金属層14およびド
レイン金属層15を形成する。ゲート金属層11はショ
ットキー電極であり、ソース金属層14およびドレイン
金属層15はオーミック電極である。なお、製造するM
ESFETが、例えばnチャネルショットキーゲートM
ESFETの場合には、予め、半導体基板10を低濃度
のp型、ソース領域12およびドレイン領域13を高濃
度のn+ 型、ソース領域12およびドレイン領域13で
挟まれたチャネル領域を低濃度のn型としておく。次
に、全面に絶縁膜16を形成したのち、ゲート金属層1
1、ソース金属層14およびドレイン金属層15が形成
された部分の絶縁膜16にそれぞれコンタクトホールを
形成する。絶縁膜16としては、例えばシリコン酸化膜
を用い、その膜厚は例えば10μm程度とする。次に、
これらのコンタクトホールを埋め込むようにして、それ
ぞれ、電極層17a、電極層18aおよび電極層19a
を選択的に形成し、各々をゲート金属層11、ソース金
属層14およびドレイン金属層15と接続する。
導体装置のソース電極側のパッドにバンプを形成するま
での工程を説明する。まず、半導体基板10に通常の工
程によってMESFETの主要部分を形成する。具体的
には、図1に示したように、例えばGaAs等からなる
半導体基板10の上に選択的にゲート金属層11を形成
したのち、このゲート金属層11の両側における半導体
基板10の表面近傍領域に、ゲート金属層11と離間さ
せて、選択的に、ソース領域12およびドレイン領域1
3を形成する。そして、ソース領域12およびドレイン
領域13の上に、それぞれ、ソース金属層14およびド
レイン金属層15を形成する。ゲート金属層11はショ
ットキー電極であり、ソース金属層14およびドレイン
金属層15はオーミック電極である。なお、製造するM
ESFETが、例えばnチャネルショットキーゲートM
ESFETの場合には、予め、半導体基板10を低濃度
のp型、ソース領域12およびドレイン領域13を高濃
度のn+ 型、ソース領域12およびドレイン領域13で
挟まれたチャネル領域を低濃度のn型としておく。次
に、全面に絶縁膜16を形成したのち、ゲート金属層1
1、ソース金属層14およびドレイン金属層15が形成
された部分の絶縁膜16にそれぞれコンタクトホールを
形成する。絶縁膜16としては、例えばシリコン酸化膜
を用い、その膜厚は例えば10μm程度とする。次に、
これらのコンタクトホールを埋め込むようにして、それ
ぞれ、電極層17a、電極層18aおよび電極層19a
を選択的に形成し、各々をゲート金属層11、ソース金
属層14およびドレイン金属層15と接続する。
【0017】次に、図2に示したように、最終的に衝撃
吸収層となる絶縁膜21を全面に形成する。絶縁膜21
は、例えばCVD(chemical vapor deposition) 法によ
り、例えば10μm程度の膜厚に形成する。この絶縁膜
21としては、上記した絶縁膜16と同じ材質のシリコ
ン酸化膜を用いてもよいが、他の材質、例えばシリコン
窒化膜等を用いてもよい。
吸収層となる絶縁膜21を全面に形成する。絶縁膜21
は、例えばCVD(chemical vapor deposition) 法によ
り、例えば10μm程度の膜厚に形成する。この絶縁膜
21としては、上記した絶縁膜16と同じ材質のシリコ
ン酸化膜を用いてもよいが、他の材質、例えばシリコン
窒化膜等を用いてもよい。
【0018】次に、図3に示したように、絶縁膜21上
にフォトレジスト層を形成した後、これをパターニング
して、後述する衝撃吸収層を形成しようとする位置(本
実施の形態では、ソース金属層14の近傍)にフォトレ
ジスト層22を形成する。さらに、熱処理を行うことに
より、フォトレジスト層22の肩部に丸みを与えるラウ
ンド処理を行う。このラウンド処理は、衝撃吸収層21
aの上に形成される電極層18bが後述の衝撃吸収層2
1aの肩部でいわゆる段切れ(パターン切れ)を起こさ
ないようにするために、衝撃吸収層21aの肩部に丸み
を与えるためのものである。こうして、次工程において
エッチングマスクとなるべきフォトレジスト層22が得
られる。フォトレジスト層22の膜厚は、例えば10μ
m程度とする。
にフォトレジスト層を形成した後、これをパターニング
して、後述する衝撃吸収層を形成しようとする位置(本
実施の形態では、ソース金属層14の近傍)にフォトレ
ジスト層22を形成する。さらに、熱処理を行うことに
より、フォトレジスト層22の肩部に丸みを与えるラウ
ンド処理を行う。このラウンド処理は、衝撃吸収層21
aの上に形成される電極層18bが後述の衝撃吸収層2
1aの肩部でいわゆる段切れ(パターン切れ)を起こさ
ないようにするために、衝撃吸収層21aの肩部に丸み
を与えるためのものである。こうして、次工程において
エッチングマスクとなるべきフォトレジスト層22が得
られる。フォトレジスト層22の膜厚は、例えば10μ
m程度とする。
【0019】次に、図4に示したように、フォトレジス
ト層22をマスクとして、RIE(反応性イオンエッチ
ング)等の異方性エッチング法によって全面をエッチン
グする。これにより、フォトレジスト層22の形状を反
映して、肩部が丸みを帯びた形状を有する衝撃吸収層2
1aが形成される。このとき、フォトレジスト層22お
よび絶縁膜21のエッチングレート差と、エッチング時
間とに応じて、衝撃吸収層21aの高さが決まる。な
お、エッチングのエンドポイントは、エッチング時間に
よって制御すればよい。但し、絶縁膜21が絶縁膜16
に対して選択的にエッチングされるものである場合に
は、絶縁膜16に達したところでエッチングが自動的に
止まるので、エンドポイントの制御は不要である。ここ
で、衝撃吸収層21aが本発明における「衝撃吸収層」
に対応する。
ト層22をマスクとして、RIE(反応性イオンエッチ
ング)等の異方性エッチング法によって全面をエッチン
グする。これにより、フォトレジスト層22の形状を反
映して、肩部が丸みを帯びた形状を有する衝撃吸収層2
1aが形成される。このとき、フォトレジスト層22お
よび絶縁膜21のエッチングレート差と、エッチング時
間とに応じて、衝撃吸収層21aの高さが決まる。な
お、エッチングのエンドポイントは、エッチング時間に
よって制御すればよい。但し、絶縁膜21が絶縁膜16
に対して選択的にエッチングされるものである場合に
は、絶縁膜16に達したところでエッチングが自動的に
止まるので、エンドポイントの制御は不要である。ここ
で、衝撃吸収層21aが本発明における「衝撃吸収層」
に対応する。
【0020】次に、図5に示したように、アルミニウ
ム,金,チタン等からなる金属層を、例えば蒸着法によ
って全面に形成した後、この金属層を、例えばイオンミ
リング法によって選択的にエッチングし、電極層17
a、電極層18aおよび電極層19aにそれぞれ接続す
る電極層17b、電極層18bおよび電極層19bを形
成する。このとき、電極層18bは、衝撃吸収層21a
の全体を覆うと共にその一端側が電極層18aに接続さ
れるようにパターニングする。この場合、上記したよう
に、衝撃吸収層21aの肩部は丸みを帯びているので、
それを覆うように形成される電極層18bが段切れを起
こすのを防止できる。こうして、電極層17a,17b
からなるゲート電極17と、電極層18a,18bから
なるソース電極18と、電極層19a,19bからなる
ドレイン電極19の形成が完了する。
ム,金,チタン等からなる金属層を、例えば蒸着法によ
って全面に形成した後、この金属層を、例えばイオンミ
リング法によって選択的にエッチングし、電極層17
a、電極層18aおよび電極層19aにそれぞれ接続す
る電極層17b、電極層18bおよび電極層19bを形
成する。このとき、電極層18bは、衝撃吸収層21a
の全体を覆うと共にその一端側が電極層18aに接続さ
れるようにパターニングする。この場合、上記したよう
に、衝撃吸収層21aの肩部は丸みを帯びているので、
それを覆うように形成される電極層18bが段切れを起
こすのを防止できる。こうして、電極層17a,17b
からなるゲート電極17と、電極層18a,18bから
なるソース電極18と、電極層19a,19bからなる
ドレイン電極19の形成が完了する。
【0021】次に、図示しないパッシベーション膜を形
成したのち、衝撃吸収層21aの上のソース電極18が
露出するように開口してこれをパッド24となし、図6
に示したように、このパッド24にワイヤバンピング法
によってバンプ20を形成する。ここで、パッド24が
本発明における「接続部」に対応し、バンプ20が本発
明における「突起状接続用電極」に対応する。なお、バ
ンプ20の材料としては、例えば金、アルミニウム、銅
等が用いられる。
成したのち、衝撃吸収層21aの上のソース電極18が
露出するように開口してこれをパッド24となし、図6
に示したように、このパッド24にワイヤバンピング法
によってバンプ20を形成する。ここで、パッド24が
本発明における「接続部」に対応し、バンプ20が本発
明における「突起状接続用電極」に対応する。なお、バ
ンプ20の材料としては、例えば金、アルミニウム、銅
等が用いられる。
【0022】この場合、ソース電極18の下側には、厚
い衝撃吸収層21aが形成されているので、ワイヤバン
ピングの際にパッドに圧力や衝撃が加わっても、これが
衝撃吸収層21aによって吸収されて緩和される。この
ため、半導体基板10およびそこに形成された半導体素
子としてのMESFETが損傷を受けるのを効果的に防
止することができる。
い衝撃吸収層21aが形成されているので、ワイヤバン
ピングの際にパッドに圧力や衝撃が加わっても、これが
衝撃吸収層21aによって吸収されて緩和される。この
ため、半導体基板10およびそこに形成された半導体素
子としてのMESFETが損傷を受けるのを効果的に防
止することができる。
【0023】このように、本実施の形態の半導体装置に
よれば、パッドとしての電極層18bの下部に厚い衝撃
吸収層21aを形成するようにしたので、パッドに圧力
や衝撃が加わっても、これが衝撃吸収層21aによって
吸収され、基板や素子への悪影響を低減できる。このた
め、半導体チップの完成後においても、ワイヤバンピン
グ法によってバンプを安全に形成することができる。し
たがって、折角完成した半導体チップが、その後のワイ
ヤバンピング工程で破損されるという不都合をなくすこ
とができる。特に、本実施の形態で取り上げたGaAs
化合物半導体のように、脆い材質の半導体素子を含む半
導体装置に適用した場合には、衝撃吸収層21aによっ
て、ワイヤバンピングによる衝撃から半導体素子を効果
的に保護できるので、とりわけ有効である。また、衝撃
吸収層21aを設けたことにより、半導体素子のごく近
傍にバンプを安全に形成することができるので、めっき
法でバンプを形成する場合と同様に、半導体素子内での
配線長の短縮が可能となる。また、ユーザにとっては、
半導体メーカから供給された半導体チップに対して、製
品仕様に応じた材料や形状のバンプを自在に形成するこ
とができるので、製品開発上の自由度が高まる。
よれば、パッドとしての電極層18bの下部に厚い衝撃
吸収層21aを形成するようにしたので、パッドに圧力
や衝撃が加わっても、これが衝撃吸収層21aによって
吸収され、基板や素子への悪影響を低減できる。このた
め、半導体チップの完成後においても、ワイヤバンピン
グ法によってバンプを安全に形成することができる。し
たがって、折角完成した半導体チップが、その後のワイ
ヤバンピング工程で破損されるという不都合をなくすこ
とができる。特に、本実施の形態で取り上げたGaAs
化合物半導体のように、脆い材質の半導体素子を含む半
導体装置に適用した場合には、衝撃吸収層21aによっ
て、ワイヤバンピングによる衝撃から半導体素子を効果
的に保護できるので、とりわけ有効である。また、衝撃
吸収層21aを設けたことにより、半導体素子のごく近
傍にバンプを安全に形成することができるので、めっき
法でバンプを形成する場合と同様に、半導体素子内での
配線長の短縮が可能となる。また、ユーザにとっては、
半導体メーカから供給された半導体チップに対して、製
品仕様に応じた材料や形状のバンプを自在に形成するこ
とができるので、製品開発上の自由度が高まる。
【0024】また、ソース電極18の下側以外の領域に
は衝撃吸収層が形成されておらず、衝撃吸収層21aの
形成領域が限定的であるため、寄生インダクタンス成分
の増加を抑制でき、半導体素子の高速動作が阻害される
ことがない。特に、化合物半導体を用いた高周波数用の
半導体素子に適用した場合には、良好な高周波特性を担
保することができるので、とりわけ有効である。
は衝撃吸収層が形成されておらず、衝撃吸収層21aの
形成領域が限定的であるため、寄生インダクタンス成分
の増加を抑制でき、半導体素子の高速動作が阻害される
ことがない。特に、化合物半導体を用いた高周波数用の
半導体素子に適用した場合には、良好な高周波特性を担
保することができるので、とりわけ有効である。
【0025】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されず、種々変更
可能である。例えば、上記実施の形態では、MESFE
Tのソース金属層14のごく近傍にソース電極18用の
パッドを配置する場合の例について説明したが、ゲート
金属層11またはドレイン金属層15のごく近傍にゲー
ト電極17またはドレイン電極19用のパッドを配置す
る場合においても本発明を同様に適用可能である。
たが、本発明はこの実施の形態に限定されず、種々変更
可能である。例えば、上記実施の形態では、MESFE
Tのソース金属層14のごく近傍にソース電極18用の
パッドを配置する場合の例について説明したが、ゲート
金属層11またはドレイン金属層15のごく近傍にゲー
ト電極17またはドレイン電極19用のパッドを配置す
る場合においても本発明を同様に適用可能である。
【0026】また、本実施の形態では、化合物半導体で
あるGaAs半導体を用いたMESFETを含む半導体
装置について説明したが、他のFET素子、例えばHE
MT(High Electron Mobility Transistor) やIGFE
T(Insulated Gate FET)、あるいはJFET(Junction
FET)等の化合物半導体を用いたFET、あるいはMOS
(Metal-Oxide-Semiconductor) トランジスタ等のシリコ
ン半導体を含む半導体装置にも適用可能である。さらに
は、HBT(Heterojunction Bipolar Transistor) 等の
バイポーラ型化合物半導体を含む半導体装置にも適用可
能である。
あるGaAs半導体を用いたMESFETを含む半導体
装置について説明したが、他のFET素子、例えばHE
MT(High Electron Mobility Transistor) やIGFE
T(Insulated Gate FET)、あるいはJFET(Junction
FET)等の化合物半導体を用いたFET、あるいはMOS
(Metal-Oxide-Semiconductor) トランジスタ等のシリコ
ン半導体を含む半導体装置にも適用可能である。さらに
は、HBT(Heterojunction Bipolar Transistor) 等の
バイポーラ型化合物半導体を含む半導体装置にも適用可
能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載の半導体装置または請求項6記
載の半導体装置の製造方法によれば、半導体素子を外部
の回路に接続するための接続部の下に、外部から接続部
に加えられる衝撃を吸収するための衝撃吸収層を選択的
に設けるようにしたので、外部からの衝撃によって内部
の半導体素子等が受ける影響を軽減することができると
いう効果を奏する。
求項5のいずれかに記載の半導体装置または請求項6記
載の半導体装置の製造方法によれば、半導体素子を外部
の回路に接続するための接続部の下に、外部から接続部
に加えられる衝撃を吸収するための衝撃吸収層を選択的
に設けるようにしたので、外部からの衝撃によって内部
の半導体素子等が受ける影響を軽減することができると
いう効果を奏する。
【0028】特に、請求項2記載の半導体装置によれ
ば、接続部を素子形成領域またはその近傍領域の上方に
設けるようにしたので、さらに、半導体素子と接続部と
の間の配線長を短縮できると共に、半導体装置のサイズ
を縮小することができるという効果を奏する。
ば、接続部を素子形成領域またはその近傍領域の上方に
設けるようにしたので、さらに、半導体素子と接続部と
の間の配線長を短縮できると共に、半導体装置のサイズ
を縮小することができるという効果を奏する。
【0029】また、請求項3記載の半導体装置によれ
ば、接続部に突起状接続用電極を形成する際に加えられ
る衝撃を衝撃吸収層によって吸収可能にしたので、さら
に、突起状接続用電極の形成工程において半導体素子が
受けるおそれのある影響を軽減することができるという
効果を奏する。
ば、接続部に突起状接続用電極を形成する際に加えられ
る衝撃を衝撃吸収層によって吸収可能にしたので、さら
に、突起状接続用電極の形成工程において半導体素子が
受けるおそれのある影響を軽減することができるという
効果を奏する。
【0030】また、請求項4記載の半導体装置によれ
ば、突起状接続用電極がワイヤボンディング工程を利用
して形成されるものであってもよいこととしたので、ウ
ェハプロセスの終了後、すなわち、チップとしての半導
体装置の形成が完了したのちであっても、ワイヤバンピ
ング法を用いて安全に突起状接続用電極(バンプ)を形
成することができるという効果を奏する。
ば、突起状接続用電極がワイヤボンディング工程を利用
して形成されるものであってもよいこととしたので、ウ
ェハプロセスの終了後、すなわち、チップとしての半導
体装置の形成が完了したのちであっても、ワイヤバンピ
ング法を用いて安全に突起状接続用電極(バンプ)を形
成することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造
方法における一工程を表す素子断面図である。
方法における一工程を表す素子断面図である。
【図2】図1に続く工程を表す断面図である。
【図3】図2に続く工程を表す断面図である。
【図4】図3に続く工程を表す断面図である。
【図5】図4に続く工程を表す断面図である。
【図6】図5に続く工程を表す断面図である。
【図7】一般的な半導体チップの平面構成の一例を表す
平面図である。
平面図である。
【図8】一般的な半導体チップの平面構成の他の例を表
す平面図である。
す平面図である。
【図9】従来の半導体装置の断面構造を表す断面図であ
る。
る。
10…半導体基板、11…ゲート金属層、12…ソース
領域、13…ドレイン領域、14…ソース金属層、15
…ドレイン金属層、16,21…絶縁膜、17…ゲート
電極、18…ソース電極、19…ドレイン電極、20…
バンプ、21a…衝撃吸収層、22…フォトレジスト
層。
領域、13…ドレイン領域、14…ソース金属層、15
…ドレイン金属層、16,21…絶縁膜、17…ゲート
電極、18…ソース電極、19…ドレイン電極、20…
バンプ、21a…衝撃吸収層、22…フォトレジスト
層。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体素子を外部の回路に接続するた
めの接続部と、 外部から前記接続部に加えられる衝撃を吸収するために
前記接続部の下に選択的に設けられた衝撃吸収層とを備
えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記接続部は、前記半導体素子が形成
された素子形成領域またはその近傍領域の上方に設けら
れていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記衝撃吸収層は、前記接続部に突起
状接続用電極を形成する際に加えられる衝撃を吸収可能
であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記突起状接続用電極は、ワイヤボン
ディング工程を利用して形成されるものであることを特
徴とする請求項3記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記衝撃吸収層は、絶縁体を用いて構
成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項6】 半導体素子を形成する工程と、 外部からの衝撃を吸収するための衝撃吸収層を選択的に
形成する工程と、 前記衝撃吸収層の上に、前記半導体素子を外部の回路に
接続するための接続部を形成する工程とを含むことを特
徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10269637A JP2000100849A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10269637A JP2000100849A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000100849A true JP2000100849A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17475131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10269637A Pending JP2000100849A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000100849A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017183580A1 (ja) * | 2016-04-19 | 2019-02-21 | ローム株式会社 | 半導体装置、パワーモジュール及びその製造方法 |
DE112018002384T5 (de) | 2017-05-10 | 2020-01-16 | Rohm Co., Ltd. | Leistungshalbleitereinrichtung und Fertigungsverfahren für selbige |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP10269637A patent/JP2000100849A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017183580A1 (ja) * | 2016-04-19 | 2019-02-21 | ローム株式会社 | 半導体装置、パワーモジュール及びその製造方法 |
US10790247B2 (en) | 2016-04-19 | 2020-09-29 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method of the semiconductor device |
US11189586B2 (en) | 2016-04-19 | 2021-11-30 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method of the semiconductor device |
US11658140B2 (en) | 2016-04-19 | 2023-05-23 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method of the semiconductor device |
US12074129B2 (en) | 2016-04-19 | 2024-08-27 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor device and fabrication method of the semiconductor device |
DE112018002384T5 (de) | 2017-05-10 | 2020-01-16 | Rohm Co., Ltd. | Leistungshalbleitereinrichtung und Fertigungsverfahren für selbige |
US11302665B2 (en) | 2017-05-10 | 2022-04-12 | Rohm Co., Ltd. | Power semiconductor apparatus and fabrication method for the same |
US11848295B2 (en) | 2017-05-10 | 2023-12-19 | Rohm Co., Ltd. | Power semiconductor apparatus and fabrication method for the same |
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