JP2000100543A - コネクタ圧入工具 - Google Patents

コネクタ圧入工具

Info

Publication number
JP2000100543A
JP2000100543A JP10269748A JP26974898A JP2000100543A JP 2000100543 A JP2000100543 A JP 2000100543A JP 10269748 A JP10269748 A JP 10269748A JP 26974898 A JP26974898 A JP 26974898A JP 2000100543 A JP2000100543 A JP 2000100543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pusher
connector
pressing
shaft
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10269748A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyasu Sakai
克泰 酒井
Yasushi Kuwabara
寧 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DDK Ltd
Original Assignee
DDK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DDK Ltd filed Critical DDK Ltd
Priority to JP10269748A priority Critical patent/JP2000100543A/ja
Publication of JP2000100543A publication Critical patent/JP2000100543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント基板等の配線孔に端子数の少ないコネ
クタを圧入するコネクタ圧入工具に関する。 【解決手段】一端にコネクタの肩部を押圧する二股状に
形成された押圧部55を有するプッシャー44と、プッ
シャーの軸部54にスライド可能に挿入される挿通孔6
0が設けられたガイド部材45と、先端部にコネクタの
肩部の側面を保持し、押圧部55を両側から抱え込むよ
うにガイド部材の両側にそれぞれ設けられたコネクタホ
ルダー46,47と、ガイド部材45がプッシャーの先
端側にスライドしたときコネクタホルダーの先端が押圧
部55の先端より突き出るようにガイド部材のスライド
範囲を規制するようにプッシャーの軸部に設けられたス
トッパー51と、軸部54に挿入されガイド部材をスト
ッパー側に押圧するコイルバネ48と、一端にプッシャ
ーを他端にノブ23が設けられたボディ21とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端子数が1〜4個程
度と少ない端子を有するコネクタを、プリント基板等の
配線孔に1個づつ手作業で圧入するコネクタ圧入工具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の回路端子に接続するプリ
ント基板用コネクタは、従来から種々のコネクタが提案
されている。例えば、コネクタ単体をプリント基板の端
子部分に直接半田付けするタイプや、プリント基板の回
路配線孔にコネクタの端子又は端子単体を直接圧入する
タイプのものがあった。そして、これらの圧入タイプの
コネクタ又は端子は、いずれも圧入の障害になるケーブ
ル等が接続されていない状態で圧入するもので、プリン
ト基板に圧入装着されたこれらコネクタには、ケーブル
が接続された対となる別のコネクタを嵌合接続され、ま
た圧入端子にはケーブルを半田付け接続されるものであ
る。
【0003】しかしながら最近は、端子数の少ないケー
ブル付きの小型のコネクタを、プリント基板の配線孔に
直接圧入せしめる構造のコネクタの需要が生じてきてい
る。そして、この場合プリント基板のある部分に複数の
コネクタを近接して挿入するケースもある。即ち、例え
ば図5に示すようにケーブル1が接続されている2端子
のコネクタ2をプリント基板3の配線孔4に圧入接続す
る場合、接続が確実であると共に配線孔からコネクタが
容易に抜け落ちないように、コネクタ2の端子5はその
根元に近い圧入部分6が突きだし加工により拡幅され、
この部分が配線孔4へ圧入されるようにしている。
【0004】このような小型のコネクタの各端子を、プ
リント基板の配線孔に直接圧入せしめるための工具とし
ては、本願出願人の出願に係る特願平10−04854
0号「コネクタ圧入工具」がある。このコネクタ圧入工
具は、圧入力の均一性を図って圧入精度を高め、かつ作
業効率の向上を目的として成されたもので、図6の外観
側面図、図7のその一部縦断面図にもとづき説明する。
図6及び図7において、11はプッシャーで先端部にコ
ネクタのケーブルを挟み込むスリット12を有するコネ
クタ押圧部13が設けら、連結シャフト14に結合され
ている。このコネクタ押圧部13は連結シャフト14に
螺合により結合されナット15により固定されるもので
ある。なお、コネクタの挿入時にはスリット12にケー
ブルを挟んで、その両側の先端部16でコネクタの肩部
上面を押圧するものである。
【0005】17はプッシャーホルダーで、プッシャー
11の連結シャフト14の一端を摺動可能に収容してい
るもので、連結シャフト14の端部に設けてある抜け止
め用の拡径軸部18により脱落が防止されている。ま
た、プッシャーホルダー17の内部には押圧軸19とこ
の押圧軸19に装着されているコイル状の偏心バネ20
が挿入されている。21は円筒状に形成されたボディ
で、その一端はプッシャーホルダー17に他端はノブ2
3にそれぞれ螺合により結合されており、その内部中間
部には所要の内径を有する内鍔22が設けられている。
そして前述した押圧軸19と偏心バネ20とは、プッシ
ャーホルダー17内に連結シャフト14の拡径軸部18
の端面と、ボディ21の内鍔22との間に偏心バネ20
に殆ど圧力が加わらない状態か、或いは若干圧力が加わ
る状態となるように装着されるものである。
【0006】押圧軸19と偏心バネ20との関係は、押
圧軸19の一端側は軸部24に続いて鍔部25が設けら
れ、この鍔部25から他端側に向かって軸部の太さを2
段階に細くしてある。即ち、鍔部25に繋がる中径部2
6は偏心バネ20の内径とほぼ同径の太さに形成され、
その中径部26からなだらかに小径部27が形成されて
いる。偏心バネ20はその一端が押圧軸19の鍔部25
に当接し、他端は自然長の状態で押圧軸19の小径部2
7の先端部と同じ程度の長さであって、偏心バネ20の
先端内側に押圧軸19の小径部27先端が圧接するよう
に偏心している。従って、押圧軸19は図7から明らか
なように圧入工具が不動作状態では中心軸に対して傾斜
した状態で組み立てられることになる。
【0007】次に、ボディ21の内鍔22とノブ23と
の間の内部には、内鍔22側から中心部に座ぐり穴28
が設けられた円柱状の錘29とコイル状の圧力バネ30
が設けられている。錘29の座ぐり穴28は、押圧軸1
9の小径部27が入り込むもので、小径部27の外径よ
りも大きい内径を有している。ノブ23はプラスチック
或いは木により製作されるもので、ボディ21との結合
部は有底の円筒状の埋め込み金具31が設けられてい
る。ボディ21とノブ23との結合は前述した通り螺合
によるものであるが、その結合の深さはボディ21の段
部32と、ノブ23の結合縁部33との間に装着されて
いる複数のC型リング34によって圧力バネ30の圧縮
状態を調整されるものである。なお、図7の実施例では
図8に示すC型リング34を7個装着されていて、圧力
バネ30はほぼ自然長の状態にある。
【0008】C型リング34の装着個数を多くすると結
合は浅くなり、圧力バネ30は圧縮されない状態にな
り、またC型リング34の個数を少なくすると結合は深
くなって、錘29の端面35とノブ23の底面36とに
より圧力バネ30に圧力が加わり、C型リング34の装
着個数の程度に応じて圧縮状態が変わることになる。な
お、プッシャーホルダー17とボディ21との結合にお
ける外側当接部には、スプリングワッシャー37が挿入
されていて両者間の弛みを防止している。
【0009】次に、前述のコネクタ圧入工具を用いて図
5に示したコネクタ2をプリント基板3に挿入する際の
作用を図7に基づいて説明する。プッシャー11のコネ
クタ押圧部13のスリット12にコネクタ2のケーブル
1を挟み込むように保持して、コネクタ2の端子3の先
端部分をプリント基板3の配線孔4に上方から差し込
み、図9に示すようにプリント基板に対して直角となる
ようにノブ23に上方から圧力を加える。この圧力はプ
ッシャー11を介して押圧軸19に伝達され、押圧軸1
9は偏心バネ20を圧縮させてその先端部はボディ21
の内鍔22の先端を乗り越えて錘29の座ぐり部28周
縁の端部に当接する。更に圧力を加えてノブ23を押し
下げると、押圧軸19の先端により錘29に押圧力が加
わり、圧力バネ30が圧縮されてその反発力が蓄えられ
て行く。
【0010】そして偏心バネ20の圧縮により、押圧軸
19の中径部25の方にバネ部分が片寄ることによっ
て、押圧軸19は徐々に中心軸方向に向きを変え、所定
の押し下げストロークに至った時点で、押圧軸19の先
端(小径部26)が錘29の座ぐり穴28に入り込むこ
とになる。そのとき、圧縮されていた圧力バネ30が解
放され、蓄えられてきた反発力が衝撃力として錘29に
加わり、その座ぐり穴28の底面の入り込んだ押圧軸1
9の先端に伝わり、この押圧軸19からプッシャー11
に衝撃力が伝わる。この瞬間的な衝撃力が、押圧軸19
の先端が錘29の座ぐり穴28に入り込むまでの手動に
よる押圧力にプラスされて、コネクタ2の端子拡幅部6
をプリント基板3の配線孔4に圧入するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
コネクタ圧入工具は、プッシャー11のコネクタ押圧部
13のスリット12にコネクタ2のケーブル1を挟み込
むように保持して、コネクタ2の端子3の先端部分をプ
リント基板3の配線孔4に上方から差し込むものである
ため、プッシャー11の先端部16をコネクタの肩部上
面に圧接させた状態、即ちコネクタ2のケーブル1を引
っ張るように保持する必要がある。従って、ケーブル1
に引っ張り圧力が加わり、ケーブル1に断線が生じる恐
れがある。
【0012】また、前述のコネクタ圧入工具は、プッシ
ャー11の先端部16でコネクタ2のケーブル引出し部
の左右端面を押圧して、端子3をプリント基板3の配線
孔4に圧入しているため、コネクタ2を斜めに押してし
まうことがあり、その端子5を曲げてしまうという問題
があった。更に、プッシャー11の押圧時又は押圧軸1
9の座ぐり穴28への落ち込みによる衝撃力発生時に、
プッシャー11に回転力が加わることがあるため、コネ
クタ2への押圧力が適性に行われず、プッシャー11の
先端部16がコネクタ2の端面から外れたり、端子5を
曲げたりする問題があった。本発明はコネクタ2のケー
ブル1に引っ張り圧力が殆ど加わえられないで挿入し得
るコネクタ圧入工具の提供を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるコネクタ圧
入工具は、一端にコネクタの肩部を押圧する二股状に形
成された押圧部を有する棒状のプッシャーと、該プッシ
ャーの二股状の押圧部を含む軸部にスライド可能に挿入
される挿通孔が設けられたガイド部材と、先端部に前記
コネクタの肩部の側面を保持する溝部を有すると共に、
該溝部によって前記プッシャーの二股状の押圧部を抱え
込むように、前記ガイド部材の両側にそれぞれ設けられ
たコネクタホルダーと、前記プッシャーの押圧軸に挿入
された前記ガイド部材が該プッシャーの先端側にスライ
ドしたとき、該ガイド部材に装着された前記コネクタホ
ルダーの先端が前記プッシャーの押圧部の先端よりも突
き出る状態が形成されるように前記ガイド部材のスライ
ド範囲を規制するように前記プッシャーの軸部に設けら
れたストッパーと、前記プッシャーの軸部に挿入され前
記ガイド部材を前記ストッパー側に押圧する押圧力を加
えるよう設けられたコイルバネと、前記プッシャーを保
持固定すると共に、該プッシャーに押圧力を加えるノブ
が他端に設けられたボディとを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のコネクタ圧入工具を図1
〜図4に基づき説明する。図1は本発明のコネクタ圧入
工具の斜視図、図2はその一部縦断面図、図3は本発明
の要部であるプッシャー組立とプッシャーホルダーの側
面図,図4はプッシャー組立の分解斜視図をそれぞれ示
している。なお、図7に示した従来例の一部縦断面図と
同様な箇所については同一記号で示し、その説明を省略
する。図1〜図4において、41はプッシャーホルダー
で,その先端側面の両側の対向して長孔42が設けられ
ている。43はプッシャー組立で、プッシャー44,ガ
イド部材45,コネクタホルダー46,47,コイルバ
ネ48,4本のねじ49,スプリングピンA50,スプ
リングピンB51から構成されている。
【0015】次にプッシャー組立43の各構成部品の細
部と相互関係を図4の分解斜視図を中心として説明す
る。プッシャー44は、円柱状の軸部52とその後端部
に形成された鍔部53と、軸部52から連なり先端部が
二股状に分岐されたコネクタ押圧部55を有する断面矩
形状の軸部54から形成され、円柱状の軸部52の中間
にはスプリングピンA50が嵌入される嵌入孔56が設
けられ、断面矩形状の軸部54にはスプリングピンB5
1が嵌入される嵌入孔57が設けられている。ガイド部
材45は水平方向の両側に突出する突出部58と垂直方
向の上下に突出する突出部59とが設けられた断面形状
が略十字状に形成され、かつその軸方向中心部にはプッ
シャー44の軸部54が挿入される矩形状の通し孔60
が設けられ、更に水平方向の突出部58の両側面にはね
じ49が固定されるねじ孔61が設けられている。
【0016】コネクタホルダー46,47は、ガイド部
材45の水平方向の突出部58に嵌合する嵌合部62が
設けられた基部63と、この基部63の側面に設けられ
たねじ61の挿通孔64と、プッシャー44の断面矩形
状の軸部54の側縁65及び二股状のコネクタ押圧部5
5を三方向から包囲、又は抱え込むように溝部66を有
するスライド部67とから構成されている。プッシャー
組立43の組立順序の一例としては、プッシャー44の
断面矩形状の軸部54にコイルバネ48を挿入する。次
にガイド部材45の両側の突出部58にコネクタホルダ
ー46,47をねじ49により固定し、プッシャー44
の軸部54にガイド45をその通し孔60により挿入さ
せる。
【0017】次にスプリングピンB51を軸部54の挿
通孔57に嵌入させて、ガイド45のスライド動作範囲
を限定する。即ち、組立状態においては、コイルバネ4
8の作用によりガイド部材45はスプリングピンB51
側に付勢されており、この状態が平常状態となる。この
状態においては、プッシャー44の二股状のコネクタ押
圧部55の先端は、コネクタホルダー46,47の溝部
66の先端より引き込んだ位置になるように軸部54の
挿通孔57の位置が設定される。そしてこのコネクタホ
ルダー46,47の先端の溝部66にコネクタ2の肩部
が保持されるものである。また、プッシャー44の二股
状のコネクタ押圧部55の先端は、コネクタホルダー4
6,47の溝部66の深さと略同じ幅となるように形成
されることが好ましい。また、プッシャー44の二股状
に形成されているコネクタ押圧部55の深さは、コネク
タ2のケーブル1の逃げ溝として役目をするもので、ケ
ーブル1の曲げ硬度の関係で適宜の深さに定めればよ
い。
【0018】次に本発明によるコネクタ圧入工具によ
り、コネクタ2をプリント基板3の配線孔4に圧入接続
する場合について説明する。先ずコネクタ2の肩部をコ
ネクタホルダー46,47の先端溝部66で挟持し、そ
の端子5を配線孔4に上方から差し込み、プリント基板
に対して直角となるようにノブ23に上方から押圧力を
加えて挿入する。このときの圧入接続を行うコネクタ圧
入工具の作用は、従来例とほぼ同じであるが、従来例の
場合は、押圧軸19と偏心バネ20の動作に影響されて
連結シャフト14が回動動作することもあったが、本発
明はプッシャー44の円柱状軸部52に嵌入されている
スプリングピンA50と、このスプリングピンA50を
ガイドするブッシャーホルダー41の長孔42との回り
止め作用により、押圧軸19と偏心バネ20の動作に影
響されることなく、コネクタ2は真っ直ぐに押圧され
る。
【0019】この圧入接続動作を行う際、圧入対象のコ
ネクタ2の近傍に既に圧入接続されているコネクタがあ
る場合、コネクタ2をプリント基板3の配線孔4に圧入
する過程で、コネクタ2の肩部を挟持しているコネクタ
ホルダー46,47の先端部68が他のコネクタの肩部
に突き当るような状態となることがある。しかし、コネ
クタホルダー46,47はプッシャー44の側縁65を
スライドするようになっているため、この突き当りによ
りコネクタホルダー46,47はコイルバネ48のバネ
圧力に抗して上昇するので、プッシャー44の二股状に
分岐されているコネクタ押圧部55が邪魔になることは
ない。
【0020】本発明のコネクタ圧入工具は、コネクタホ
ルダー46,47の先端溝部66でコネクタ2の肩部を
挟持して、その端子5の先端をプリント基板3の配線孔
に挿入した時点では、コネクタホルダー46,47の先
端部68が他のコネクタの肩部に触れない程度に、コネ
クタホルダー46,47の先端部の溝部66の軸方向の
深さを適宜に調整する必要がある。プリント基板3の配
線孔にコネクタ2の端子5が一部挿入された後は、他の
コネクタの肩部への突き当りにより、コネクタ2の肩部
からコネクタホルダー46,47の先端溝部66が外れ
ても、押圧状態にあるプッシャー44のコネクタ押圧部
55の先端により押圧状態が継続されるので、そのコネ
クタ押圧部55の先端がコネクタ2の型部から外れるこ
とはない。なお、コイルバネ48のバネ圧力は、偏心バ
ネ20及び圧力バネ30のバネ圧力よりも小さくする必
要がある。
【0021】このコネクタ2の端子5の先端がプリント
基板3の配線孔4に挿入された後、更にノブ23により
コネクタ2の肩部をプッシャー44のコネクタ押圧部5
5先端で押圧してコネクタ2を接続するが、この実施例
の押圧動作にもとづく押圧接続作用は、従来例で説明し
たと同様であるため、その説明を省略する。なお、前述
した本発明の実施例は、コネクタ2への押圧力を一定に
して、確実に圧入接続されるようにした従来例に本発明
を適用した例として説明したが、小型コネクタ2を高密
度でプリント基板3に圧入接続する場合は、他の形式、
例えば圧入力が高くない圧入接続用のもので、前述の圧
入工具内部に押圧軸19や偏心バネ20などを用いてい
ない形式のコネクタ圧入工具にも本発明を適用すること
ができる。
【0022】また、前述の実施例は、コネクタホルダー
46,47先端の溝部66の形状は、コネクタ2の肩部
の左右の形状に合わせて両方共角型に形成してあるが、
コネクタ2のプリント基板3の配線孔4への挿入時の挿
入方向の誤りを防ぐために、コネクタ2の肩部の形状
を、例えば一方を角型,他方をU字型に形成する場合が
ある。この様な場合には、コネクタホルダー46,47
先端の溝部66の形状を、コネクタ2の肩部の形状に合
わせて形成するようにする。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明による
コネクタ圧入工具は、端子数の少ない小型のコネクタ
を、プリント基板の配線孔に直接圧入せしめる際、コネ
クタのケーブルに引っ張り圧力を掛けないで挿入し得る
と共に、特にコネクタを高い密度でプリント基板に圧入
接続させる場合に好適であり、コネクタケーブルの圧入
接続作業時の断線事故防止を計ると共に、圧入作業を効
率的にかつ安定して行うことができるなどの効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ圧入工具の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】本発明のコネクタ圧入工具の一実施例を示す一
部縦断面図である。
【図3】本発明の要部であるプッシャー組立とプッシャ
ーホルダーの側面図である。
【図4】本発明の要部であるプッシャー組立部の分解斜
視図である。
【図5】本発明のコネクタ圧入工具により圧入対象とす
るコネクタとプリント基板の一例を示す斜視図である。
【図6】従来のコネクタ圧入工具の一例を示す側面図で
ある。
【図7】従来のコネクタ圧入工具の一例を示す一部縦断
面図である。
【図8】従来のコネクタ圧入工具に使用されるC型リン
グの上面図である。
【図9】従来のコネクタ圧入工具によりコネクタをプリ
ント基板に圧入する状況を示した模式図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 コネクタ 3 プリント基板 4 配線孔 5 端子 6 圧入部分 11 プッシャー 12 スリット 13 コネクタ押圧部 14 連結シャフト 15 ナット 16 コネクタ押圧部の先端部 17 プッシャーホルダー 18 拡径軸部 19 押圧軸 20 偏心バネ 21 ボディ 22 ボディの内鍔 23 ノブ 24 押圧軸の軸部 25 押圧軸の鍔部 26 押圧軸の中径部 27 押圧軸の小径部 28 座ぐり穴 29 錘 30 圧力バネ 31 埋め込み金具 32 段部 33 ノブの結合縁部 34 C型リング 35 錘の端面 36 ノブの底面 37 スプリングワッシャー 41 プッシャーホルダー 42 プッシャーホルダーの長孔 43 プッシャー組立 44 プッシャー 45 ガイド部材 46,47 コネクタホルダー 48 コイルバネ 49 ねじ 50 スプリングピンA 51 スプリングピンB 52 プッシャーの円柱状の軸部 53 プッシャーの鍔部 54 プッシャーの断面矩形状の軸部 55 プッシャーの二股状に分岐されたコネクタ押圧部 56 スプリングピンAの嵌入孔 57 スプリングピンBの嵌入孔 58 ガイドの水平方向突出部 59 ガイドの垂直方向突出部 60 ガイドの通し孔 61 ガイドのねじ孔 62 コネクタホルダーの嵌合部 63 コネクタホルダーの基部 64 コネクタホルダーのねじ挿通孔 65 プッシャーの側縁 66 コネクタホルダーの溝部 67 コネクタホルダーのスライド部 68 コネクタホルダーの先端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にコネクタの肩部を押圧する二股状
    に形成された押圧部を有する棒状のプッシャーと、 該プッシャーの二股状の押圧部を含む軸部にスライド可
    能に挿入される挿通孔が設けられたガイド部材と、 先端部に前記コネクタの肩部の側面を保持する溝部を有
    すると共に、該溝部によって前記プッシャーの二股状の
    押圧部を抱え込むように、前記ガイド部材の両側にそれ
    ぞれ設けられたコネクタホルダーと、 前記プッシャーの軸部に挿入された前記ガイド部材が該
    プッシャーの先端側にスライドしたとき、該ガイド部材
    に装着された前記コネクタホルダーの先端が前記プッシ
    ャーの押圧部の先端よりも突き出る状態が形成されるよ
    うに前記ガイド部材のスライド範囲を規制するように前
    記プッシャーの軸部に設けられたストッパーと、 前記プッシャーの軸部に挿入され前記ガイド部材を前記
    ストッパー側に押圧する押圧力を加えるよう設けられた
    コイルバネと、 前記プッシャーを保持固定すると共に、該プッシャーに
    押圧力を加えるノブが他端に設けられたボディとを備え
    たコネクタ圧入工具。
  2. 【請求項2】 一端にコネクタの肩部を押圧する二股状
    に形成された押圧部を有し、他端に抜け止めと押圧力伝
    達用の拡径軸部が形成された棒状のプッシャーと、 該プッシャーの二股状の押圧部を含む軸部にスライド可
    能に挿入される挿通孔が設けられたガイド部材と、 先端部に前記コネクタの肩部の側面を保持する溝部を有
    すると共に、該溝部によって前記プッシャーの二股状の
    押圧部を抱え込むように、前記ガイド部材の両側にそれ
    ぞれ設けられたコネクタホルダーと、 前記プッシャーの軸部に挿入された前記ガイド部材が該
    プッシャーの先端側にスライドしたとき、該ガイド部材
    に装着された前記コネクタホルダーの先端が前記プッシ
    ャーの押圧部の先端よりも突き出る状態が形成されるよ
    うに前記ガイド部材のスライド範囲を規制するように前
    記プッシャーの軸部に設けられたストッパーと、 前記プッシャーの軸部に挿入され前記ガイド部材を前記
    ストッパー側に押圧する押圧力を加えるよう設けられた
    コイルバネと、 一端に前記プッシャーの拡径軸部を押圧する軸部を有
    し、他端側がその先端部に向けて小径となる軸部が形成
    された円柱状の押圧軸と、 該押圧軸の他端側に開放端が位置するように該押圧軸に
    装着されたコイル状の偏心バネと、 前記プッシャーの鍔部と前記偏心バネが装着された押圧
    軸とを包囲して、該プッシャーと押圧軸とがその軸心方
    向へ移動するのを保持するプッシャーホルダーと、 一端に前記プッシャーホルダーが結合され、他端に押圧
    用のノブが結合されると共に、内部中間部に内鍔が形成
    された円筒状のボディと、 該ボディの内鍔から前記ノブ側に装着されるものであっ
    て、該ボディの内鍔から突出してくる前記押圧軸の先端
    部が前記偏心バネの圧縮作用により中心部方向に移動し
    たとき、前記押圧軸が入り込む座ぐり穴が形成された円
    柱状の錘と、 前記円筒状のボディ内部に設けられた前記錘と前記ノブ
    との間に装着されたコイル状の圧力バネとから構成され
    たコネクタ圧入工具。
  3. 【請求項3】 前記プッシャーが前記プッシャーホルダ
    ーをスライドするとき、該プッシャーが回転しないよう
    に前記プッシャー又は前記プッシャーホルダーのいずれ
    か一方にガイドピンを、他方に前記ガイドピンをガイド
    する長孔が設けられた請求項2に記載のコネクタ圧入工
    具。
  4. 【請求項4】 前記ボディ内に装着されたコイル状の前
    記圧力バネの初期圧縮状態を調整するためのC型リング
    を、前記ボディの段部と前記ノブの結合縁部との間に所
    要の枚数を装着するようにした請求項2又は3に記載の
    コネクタ圧入工具。
JP10269748A 1998-09-24 1998-09-24 コネクタ圧入工具 Pending JP2000100543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10269748A JP2000100543A (ja) 1998-09-24 1998-09-24 コネクタ圧入工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10269748A JP2000100543A (ja) 1998-09-24 1998-09-24 コネクタ圧入工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000100543A true JP2000100543A (ja) 2000-04-07

Family

ID=17476614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10269748A Pending JP2000100543A (ja) 1998-09-24 1998-09-24 コネクタ圧入工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000100543A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102255216A (zh) * 2010-05-18 2011-11-23 神讯电脑(昆山)有限公司 连接器安装夹具
KR101164230B1 (ko) * 2012-02-10 2012-07-10 한국지질자원연구원 필라멘트 플레이트 홀딩 및 삽입용 지그 및 이를 이용한 필라멘트 플레이트 홀딩 및 삽입 방법
KR101270146B1 (ko) * 2010-10-28 2013-05-31 주식회사 오킨스전자 인서트 고정용 패스너의 탈거기
JP2015133199A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 矢崎総業株式会社 端子挿入治具
CN105598903A (zh) * 2014-09-05 2016-05-25 蚌埠市江南建筑机械有限公司 一种新型取销装置
CN106239424A (zh) * 2016-09-12 2016-12-21 歌尔科技有限公司 一种压销钉治具及其压销钉方法
WO2017014018A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 株式会社村田製作所 プラグのレセプタクルへの嵌合方法および嵌合用治具
JP2018190718A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 コマツクス・ホールデイング・アー・ゲー シーリングマットが設けられたコネクタハウジングを取付けるための装置および方法
US20190190222A1 (en) * 2017-12-15 2019-06-20 Lockheed Martin Corporation Insertion Tool for Right-Angled RF Connectors
CN111318997A (zh) * 2020-02-10 2020-06-23 中国电子科技集团公司第二十九研究所 一种smp压配连接器装配工具
KR20200081754A (ko) * 2018-12-28 2020-07-08 주식회사 유라코퍼레이션 와이어 서브 툴 및 와이어 서브 방법
CN115122270A (zh) * 2021-03-29 2022-09-30 深圳市万普拉斯科技有限公司 安装治具

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102255216A (zh) * 2010-05-18 2011-11-23 神讯电脑(昆山)有限公司 连接器安装夹具
KR101270146B1 (ko) * 2010-10-28 2013-05-31 주식회사 오킨스전자 인서트 고정용 패스너의 탈거기
KR101164230B1 (ko) * 2012-02-10 2012-07-10 한국지질자원연구원 필라멘트 플레이트 홀딩 및 삽입용 지그 및 이를 이용한 필라멘트 플레이트 홀딩 및 삽입 방법
JP2015133199A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 矢崎総業株式会社 端子挿入治具
CN105598903A (zh) * 2014-09-05 2016-05-25 蚌埠市江南建筑机械有限公司 一种新型取销装置
CN107851948B (zh) * 2015-07-17 2019-11-29 株式会社村田制作所 插头向插座嵌合的嵌合方法以及嵌合用夹具
WO2017014018A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 株式会社村田製作所 プラグのレセプタクルへの嵌合方法および嵌合用治具
JPWO2017014018A1 (ja) * 2015-07-17 2018-03-08 株式会社村田製作所 プラグのレセプタクルへの嵌合方法および嵌合用治具
CN107851948A (zh) * 2015-07-17 2018-03-27 株式会社村田制作所 插头向插座嵌合的嵌合方法以及嵌合用夹具
CN106239424A (zh) * 2016-09-12 2016-12-21 歌尔科技有限公司 一种压销钉治具及其压销钉方法
CN106239424B (zh) * 2016-09-12 2017-11-14 歌尔科技有限公司 一种压销钉治具及其压销钉方法
JP2018190718A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 コマツクス・ホールデイング・アー・ゲー シーリングマットが設けられたコネクタハウジングを取付けるための装置および方法
JP7051562B2 (ja) 2017-04-28 2022-04-11 コマツクス・ホールデイング・アー・ゲー シーリングマットが設けられたコネクタハウジングを取付けるための装置および方法
US20190190222A1 (en) * 2017-12-15 2019-06-20 Lockheed Martin Corporation Insertion Tool for Right-Angled RF Connectors
US10615559B2 (en) 2017-12-15 2020-04-07 Lockheed Martin Corporation Insertion tool for right-angled RF connectors
KR20200081754A (ko) * 2018-12-28 2020-07-08 주식회사 유라코퍼레이션 와이어 서브 툴 및 와이어 서브 방법
KR102187075B1 (ko) * 2018-12-28 2020-12-04 주식회사 유라코퍼레이션 와이어 서브 툴 및 와이어 서브 방법
CN111318997A (zh) * 2020-02-10 2020-06-23 中国电子科技集团公司第二十九研究所 一种smp压配连接器装配工具
CN111318997B (zh) * 2020-02-10 2021-10-15 中国电子科技集团公司第二十九研究所 一种smp压配连接器装配工具
CN115122270A (zh) * 2021-03-29 2022-09-30 深圳市万普拉斯科技有限公司 安装治具
CN115122270B (zh) * 2021-03-29 2023-11-10 深圳市万普拉斯科技有限公司 安装治具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000100543A (ja) コネクタ圧入工具
KR101106350B1 (ko) 동축 커넥터
EP0668521A1 (en) Captivated fiber optic connector
US5305406A (en) Fiberoptic connector assembly and method and device for the manufacture thereof
US20040161981A1 (en) Press fitting type spring connector
KR101845638B1 (ko) 나사 없는 단자대
JP2005183025A (ja) スプリングコネクタ
JP2008034217A (ja) 接続装置
US4974314A (en) Crimping tool having spring loaded contact locator
US6162103A (en) Terminal structure of a connector
US20120192410A1 (en) Crimping tool
EP1306933A3 (de) Führungssystem für Kontaktstecker
WO2005053108A1 (en) Electrical terminal
JP2020098727A (ja) 端子接続方法、端子接続構造、端子及び工具
USRE36231E (en) Fiberoptic connector assembly and method and device for the manufacture thereof
US7344418B2 (en) Electrical terminal
WO2012086691A1 (ja) コネクタ
CN209747739U (zh) 按压回弹式端子台结构
US4416143A (en) Connector straightening tool
WO2012086545A1 (ja) コネクタ
CN220216626U (zh) 活动钢珠铆合工具
US20050003694A1 (en) Electrical connector for connecting a mating contact and a connection object
WO2005018058A1 (en) Electrical terminal
JPH11226879A (ja) コネクタ圧入工具
JP2002093276A (ja) プッシュスイッチ