JP2000100264A - 同軸フラットケ―ブルの製造方法 - Google Patents

同軸フラットケ―ブルの製造方法

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JP2000100264A
JP2000100264A JP11289169A JP28916999A JP2000100264A JP 2000100264 A JP2000100264 A JP 2000100264A JP 11289169 A JP11289169 A JP 11289169A JP 28916999 A JP28916999 A JP 28916999A JP 2000100264 A JP2000100264 A JP 2000100264A
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JP
Japan
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coaxial
around
cable
conductor
flat cable
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JP11289169A
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English (en)
Inventor
Katsuo Shimozawa
勝雄 下沢
Yutaka Asami
豊 浅見
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Junkosha Co Ltd
Original Assignee
Junkosha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】横巻シールド層の整列性を損なうことなく、加
圧押し出しによって絶縁外被を形成することができる同
軸ケーブルを用いた同軸フラットケーブルの製造方法を
提供すること。 【解決手段】内部導体を準備する工程と、誘電体を被覆
する工程と、少なくとも片面に熱溶融性樹脂層を有する
絶縁テープを作成する工程と、前記絶縁テープを前記誘
電体の周囲に巻回する工程と、前記絶縁テープの外周に
導体素線を巻回する工程と、熱処理を加えることより横
巻シールド層を形成する工程と、この横巻シールド層の
周囲に絶縁外被8を形成させて同軸ケーブル9を得る加
圧押し出し工程と、この同軸ケーブル9を複数本並置す
る工程と、これら並置されて隣接する前記同軸ケーブル
間の前記絶縁外被8を、長手方向に沿って一部分または
全部分を融着させてなる同軸フラットケーブル10の製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外部導体として横巻
シールド層を有する同軸ケーブルを複数本並置して同軸
フラットケーブルを作成する同軸フラットケーブルの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテープ状の外部導体を有す
る複数の同軸ケーブルを並列にした後、これらの相互を
長手方向に沿って熱融着した同軸フラットケーブルは知
られている。この同軸フラットケーブルに用いられる各
同軸ケーブルは、それらの隣接間の熱融着を容易にする
ために、それらの絶縁外被がほぼ矩形に形成されてお
り、このような形成は絶縁外被用樹脂に圧力を加え、ダ
イ形状に従って押し出し形成される、いわゆる加圧押し
出しによる形成によって成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な同軸フラッ
トケーブルにおいて、例えば各同軸ケーブルの外部導体
として編組導体または金属箔等を有する同軸ケーブルに
ついては容易に製造可能であるが、導体素線を密に巻回
する外部導体、すなわち外部導体としての導体素線を、
内部導体を被覆している誘電体の外周に螺旋状に巻回し
て構成されている横巻シールド層を有する同軸ケーブル
についてはこれまで良好に製造できなかった。その理由
は、矩形の絶縁外被を形成する際に、加圧押し出しによ
る樹脂圧力が、この横巻シールド層の各導体素線間の密
の整列性をくずれさせ、これにより同軸ケーブルの電気
特性が長手方向に沿って不均一になるからである。本発
明は上記の従来技術に鑑みてなされたもので、その目的
は、外部導体が横巻シールド層であっても、横巻シール
ド層の整列性を損なうことなく、加圧押し出しによって
絶縁外被を形成することができる同軸ケーブルを用いた
同軸フラットケーブルの製造方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するためになされたもので、その要旨は、内部導体を準
備する工程と、この内部導体の周囲に誘電体を被覆する
工程と、少なくとも片面に熱溶融性樹脂層を有する絶縁
テープを作成する工程と、この絶縁テープの熱溶融性樹
脂層を外側に向けて前記絶縁テープを前記誘電体の周囲
に巻回する工程と、前記絶縁テープの外周に密に螺旋状
に導体素線を巻回する工程と、熱処理を加えることより
前記絶縁テープ上に前記導体素線を固定して横巻シール
ド層を形成する工程と、この横巻シールド層の周囲に絶
縁外被用樹脂に圧力を加え、絶縁外被を形成させて同軸
ケーブルを得る加圧押し出し工程と、この同軸ケーブル
を複数本並置する工程と、これら並置されて隣接する前
記同軸ケーブル間の前記絶縁外被を、長手方向に沿って
一部分または全部分を融着させてなる同軸フラットケー
ブルの製造方法である。
【0005】
【作用】本発明の同軸フラットケーブルの製造方法によ
れば、絶縁テープの外周に螺旋状に巻回された横巻シー
ルド層の各導体素線は、熱処理時に絶縁テープの熱溶融
性樹脂層に溶融着し、処理後の放熱時に絶縁テープに固
定されるので、その後は矩形の絶縁外被形成の際の加圧
押し出しによる樹脂圧力をうけても横巻シールド層の各
導体素線間の密の整列性が乱されることなく、充分に保
持され、電気特性、特にシールド効果の低下を防ぐこと
ができる。
【0006】
【実施例】以下、図を参照して本発明による同軸フラッ
トケーブルの製造方法の一実施例を説明するが、本発明
はこの実施例に限定されることなく、本発明の思想内で
様々な変更は勿論可能である。
【0007】図1は本発明による同軸フラットケーブル
の製造方法に用いられる同軸ケーブルの一実施例の断面
図である。図1を参照すると、1は内部導体、2は内部
導体1の周囲に被覆される誘電体、3は内部導体1と誘
電体2からなる同軸コア、4は同軸コア3の周囲に巻回
される絶縁テープ基材、5は絶縁テープ基材4の外周面
もしくは両面に配置される接着層としての熱溶融性樹脂
層、6は絶縁テープ基材4と熱溶融性樹脂層5から成る
絶縁テープ、7は絶縁テープ6の外周に導体素線7Aを
密に巻回し、加熱処理され、かつ絶縁テープ6上に固定
形成される外部導体、7Bは外部導体7の長手方向に沿
って必要に応じて設けられるドレイン線、8は外部導体
7およびドレイン線7Bの周囲にほぼ矩形に加圧押し出
しにより形成される絶縁外被、9は同軸ケーブルであ
る。なお、この同軸ケーブル9に設けるドレイン線7B
は、所定の任意位置、例えば絶縁テープ6と外部導体7
との間に位置させることも、また省略することもでき
る。
【0008】図1に示す構成の同軸ケーブル9の一具体
例を以下に示す。すなわち、直径 0.203 mmの銀めっき
銅合金線からなる内部導体1の周囲に、多孔質四弗化エ
チレン樹脂製の誘電体2を外径0.60mmになるように被覆
した。そして、ポリエステルフィルム製の絶縁テープ基
材4の片面に、塩化ビニル樹脂の熱溶融性樹脂層5を施
した絶縁テープ6を、この熱溶融性樹脂層5を外側に向
けて誘電体2の周囲に外径0.62mmになるように巻回し
た。さらに、この絶縁テープ6の外周に、直径 0.05mm
の錫めっき軟銅線の導体素線7Aを40本並列した状態で
密に巻回して外部導体7を構成したもの、すなわち誘電
体の外周に導体素線を螺旋状に巻回して構成した本発明
の外部導体としての横巻シールド層を備えたものを、温
度 170℃のエアーオーブン(長さ1m)中に毎分2mの
速度で移動させつつ、熱処理を行い熱溶融性樹脂層5を
溶融させ、その後放熱させることによって各導体素線7
Aを絶縁テープ6に固着した。最後に、前述したように
構成された外部導体としての横巻シールド層7の長手方
向にドレイン線7Bを沿わせると共に、これらの周囲に
絶縁外被8として短辺1.05mm、長辺1.27mmのほぼ矩形の
塩化ビニル樹脂製絶縁外被を加圧押し出しによって形成
し、同軸ケーブル9を得た。このように得られた同軸ケ
ーブル9においては、横巻シールド層7の各導体素線7
A間の密の螺旋状の整列性が、絶縁外被8の形成におけ
る樹脂圧力によっても充分に保たれていることを確認し
た。また、絶縁外被8の加圧押し出しによる形成によっ
て、ドレイン線7Bの引抜き強度は試料長さ50mm当た
りに500g以上と充分に強く、これは配線後のドレイン線
7Bの移動防止に好ましいことである。
【0009】図2は図1に示した同軸ケーブル9を用い
た同軸フラットケーブルの一実施例の断面図であり、図
2では縦方向に示してある。なお、図2に示す同軸ケー
ブル9の各参照番号は図1と同一である。図2を参照す
ると、10は同軸フラットケーブル、11は隣接する同
軸ケーブル9間の絶縁外被8の融着部分である。図2に
示す様に、複数の同軸ケーブル9を並列し、隣接する同
軸ケーブル9間の絶縁外被8の側部を融着することによ
り、外部導体が横巻シールド層である同軸フラットケー
ブル10を容易に得ることができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同軸フラ
ットケーブルの製造方法によれば、外部導体が横巻シー
ルド層である同軸ケーブルの場合に、その整列性をくず
れさせずに、加圧押し出しにより絶縁外被を形成するこ
とができる同軸ケーブルを用いた同軸フラットケーブル
を容易に得ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同軸フラットケーブルの製造方法
に用いられる同軸ケーブルの一実施例の断面図
【図2】本発明による同軸フラットケーブルの製造方法
によって得られる同軸フラットケーブルの一実施例の断
面図
【符号の説明】
1 内部導体 2 誘電体 3 同軸コア 4 絶縁テープ基材 5 熱溶融性樹脂層 6 絶縁テープ 7 外部導体(横巻シールド層) 7A 導体素線 7B ドレイン線 8 絶縁外被 9 同軸ケーブル 10 同軸フラットケーブル 11 融着部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部導体を準備する工程と、この内部導体
    の周囲に誘電体を被覆する工程と、少なくとも片面に熱
    溶融性樹脂層を有する絶縁テープを作成する工程と、こ
    の絶縁テープの熱溶融性樹脂層を外側に向けて前記絶縁
    テープを前記誘電体の周囲に巻回する工程と、前記絶縁
    テープの外周に密に螺旋状に導体素線を巻回する工程
    と、熱処理を加えることより前記絶縁テープ上に前記導
    体素線を固定して横巻シールド層を形成する工程と、こ
    の横巻シールド層の周囲に絶縁外被用樹脂に圧力を加
    え、絶縁外被を形成させて同軸ケーブルを得る加圧押し
    出し工程と、この同軸ケーブルを複数本並置する工程
    と、これら並置されて隣接する前記同軸ケーブル間の前
    記絶縁外被を、長手方向に沿って一部分または全部分を
    融着させてなる同軸フラットケーブルの製造方法。
JP11289169A 1999-10-12 1999-10-12 同軸フラットケ―ブルの製造方法 Pending JP2000100264A (ja)

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