JP2000099937A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JP2000099937A
JP2000099937A JP10266375A JP26637598A JP2000099937A JP 2000099937 A JP2000099937 A JP 2000099937A JP 10266375 A JP10266375 A JP 10266375A JP 26637598 A JP26637598 A JP 26637598A JP 2000099937 A JP2000099937 A JP 2000099937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造防止に優れた情報記録媒体を得る。 【解決手段】 基材中に幅1μm以上500μm未満、
板厚1μm以上20μm未満の高透磁率を有する合金フ
ァイバーを埋設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシュカー
ド、クレジットカード、パスポート、健康保険証、運転
免許証、身分証などの1つ1つに固有の番号があるも
の、また旅行代理店やチケットセンターなどが発行する
新幹線指定券、コンサートチケットなどの特定の用紙に
印刷し、価値を有する券、また銀行券、証券、株券、商
品券などの有価証券に係り、特に偽造防止を必要とする
磁性素子を埋設した情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ある一定の価値を持つ金券、
カードなどの偽造は様々な観点から実施され、これに対
するさまざまな偽造防止策が施されてきた。たとえば、
主な手法として、例えば紙葉類にある種の情報を磁気を
帯びたインクで印刷し、磁気的に検出する方法、特開昭
58−2994号に開示されているように、あらかじめ
板厚20μm、幅0.5〜1.0mmの金属片を紙葉類
に入れて検出する方法、特公昭62−21919号に開
示されているように、紙葉類に水溶性バインダで予備処
理したステンレスなどの金属繊維を混抄し、電磁性、磁
性、電磁波吸収能、熱伝導性などで検出する方法、特開
平7−243198号に開示されているように、紙葉類
にニッケルなどの強磁性金属をコーティングした炭素繊
維を混抄し、導電性のような電気的測定、マイクロ波検
査のような電磁波的測定、磁気的測定などで検出する方
法、及び特開平7−29045号に開示されているよう
に、情報記録媒体の内部に磁性金属粉などを含有させた
高分子材料からなる磁性ポリマー素子を不規則に混在さ
せ、MR素子などで磁気的に読み取る方法、及び特開平
6−278391号公報に開示されているように、非磁
性材料からなる基材の内部に磁性材料からなる繊維を任
意の分散状態で混在してなり、この基材の複数が一体に
積層されてなる情報記録媒体を磁気ヘッドで読み取る方
法等があげられる。
【0003】上述のように、真偽判定のための高速読み
取りには、磁気による出力検知が比較的容易に対応でき
るため、磁気による様々な手法が検討されている。この
うち、磁性インクを用いた場合は、最近の印刷技術の向
上に伴い、比較的容易に書き込んだ情報が再現されてお
り、十分な偽造対策になり得ていない。
【0004】例えばキュリー温度を130℃以下にした
磁性顔料を含んだインクの場合、熱に対する応答性が十
分早くなく問題となる。また、磁性インクの場合、紙な
どの表面に印刷するため、接触式の検出ヘッドを用いる
と、摩擦によってはがれが生じる可能性がある。さら
に、磁性インクは出力自体が比較的小さいため、S/N
比が問題となる。
【0005】一方、幅が0.5〜1mmの金属片を紙葉
類に入れる場合、挿入する材料板厚が厚すぎて使用上問
題がある。すなわち、紙葉類などに上記寸法の金属片や
100〜200μm程度の金属ワイヤーなどを埋設した
場合、埋設した箇所のみ紙葉類のしなやかさが失われた
り、透かしてみた場合その陰影が確認できることが多い
ため偽造されやすい。さらには、磁性粉を分散した磁性
ポリマーを作製し、これを被測定物内に入れてMR素子
などで検出する場合、バルク状の高透磁率材料に比べ、
ポリマーなどの高分子材料に磁性粉を含有させ、極細ワ
イヤー状にしたものは透磁率が大きく低下するため埋設
されたそれらの素子をMRヘッドなどで読み取るにはS
N比が小さすぎる。また、この場合、微弱な信号を扱う
ため磁気シールドが必要な場合が多く、コストアップの
要因が数多くあった。
【0006】さらに、基材部の内部に磁性材料からなる
繊維が任意の状態で混在され、これを複数枚積層して情
報記録媒体とした場合、情報量は多くなるものの、積層
内部と表面に近い試料では出力に差が生じ、コストアッ
プが伴う割りには偽造防止効果は小さかった。
【0007】また、磁気を用いた被検出物は、カード状
または証券などに代表されるように薄い紙葉類のものが
多く、それらの表面に塗布される、あるいは埋設される
磁性素子も薄い基材にあわせた極細のワイヤー状のもの
や薄い磁性塗料層が多い。
【0008】磁気的な読取りを行なう場合、材料面から
見ると高透磁率材料が好ましく、たとえばパーマロイ、
フェライト磁性粉、アモルファスワイヤーなどがある。
しかしながら、パーマロイは圧延で薄板状にするしかな
くコスト面で現実的ではない。また、フェライト磁性粉
は磁性インクにしか適用できず、長尺ワイヤーを作製す
るのは技術的に困難である。また、アモルファスワイヤ
ーはその製造条件の制約から100〜200μm程度の
線径をもつが、紙葉類などへの挿入のため線引きを行な
い、数十μm程度の直径にすると大幅な磁気特性劣化が
あるため、問題であった。
【0009】さらに、金属片またはスレッドなどの磁性
素子は、偽造を目的として埋設された情報記録媒体から
容易に取り出される可能性もあり、偽造防止の観点から
好ましいとはいえない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの課
題に鑑みなされたものであり、磁気ヘッドなどでの信号
読取り出力が大きく、線引き工程やスリット加工を一切
必要とせずに低コストで製造可能であり、また埋設され
た磁性素子が情報記録媒体から取り出し困難であり、偽
造防止に効果的である情報記録媒体を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、非磁性材料か
らなる基材と、該基材中に埋設された幅1μm以上50
0μm未満、板厚1μm以上20μm未満の高透磁率を
有する合金ファイバーとを具備することを特徴とする情
報記録媒体を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録媒体は、非磁性
材料からなる基材中に、幅1μm以上500μm未満、
板厚1μm以上20μm未満の高透磁率を有する合金フ
ァイバーが埋設された構造を有する。
【0013】基材としては、用途に応じて種々選択し
得、代表的な例として、プラスチックカード、証券、銀
行券、及び各種金券などに代表される紙葉類などの基材
シートがあげられる。
【0014】図1は、本発明に用いられる合金ファイバ
ーの製造方法の一例を説明するための図を示す。図2
は、図1のA−A´断面図であり、本発明に用いられる
合金ファイバーの一例の幅方向の断面を表す。図中、1
は合金ファイバーを、aは幅を、bは板厚を各々示す。
板厚は合金ファイバーをある長さに切断して幅と重量と
材料密度を実測して計算から求めても良く、SEMなど
で得られる拡大した断面での実測した板厚、板幅でも構
わない。
【0015】本発明に用いられる合金ファイバーは、そ
の幅が1μm未満であると、検出出力が小さくなりすぎ
ることと、また極めて作製することが困難であり、歩留
まりを大幅に低下させる。一方、合金ファイバーの幅が
500μm以上であると、使用時に媒体に対して与えら
れる折り曲げなどによって、この媒体が切断され、合金
ファイバーの媒体表面への露出が顕著となり、取り扱い
が極めて困難となる。さらに、偽造を目的として埋設さ
れた情報記録媒体から容易に取り出せるため好ましいと
はいえない。
【0016】また、板厚が1μm未満の場合、検出出力
が小さくなりすぎる。また、板厚が20μm以上では出
力は大きいものの、幅の限定と同様に使用時に媒体に対
して与えられる折り曲げなどによって、切断、表面への
露出が顕著となり、取り扱いが極めて困難である。さら
に、偽造を目的として埋設された情報記録媒体から容易
に取り出せるため好ましいとはいえない。
【0017】また、本発明に使用する合金ファイバー
を、上述のごとく幅1μm以上、500μm未満、板厚
が1μm以上、20μm未満でその長さが0.1mm以
上、200mm以下のファイバーとすることにより、断
面積に対する長さの比を大きくとることが出来るため、
反磁界の影響を無くし、本来の読取り感度を活かすこと
ができる。
【0018】合金ファイバーの幅は、好ましくは2μm
以上、400μm以下であり、さらに好ましくは5μm
以上、300μm以下である。また、合金ファイバーの
板厚は好ましくは2μm以上、15μm以下であり、さ
らに好ましくは4μm以上12μm以下である。
【0019】また、本発明に用いられる合金ファイバー
は、好ましくは1000以上の比透磁率、より好ましく
は2000〜100000の比初透磁率を有する。本発
明に用いられる合金ファイバーは、所定の仕様をもつも
のであればどのような製法で得られたものでも制限され
ないが、その量産性を考慮すると、真空中または減圧下
で目的の幅を得られるノズルを使用した単ロール法が好
ましい。この製法により得られた材料は、圧延、線引
き、あるいはスリットなどの2次加工が不要であり、加
工による特性劣化のない高透磁率をもつファイバーを低
コストで作製できる。
【0020】本発明に用いられる合金ファイバーは、図
1に示すように、例えば回転可能な冷却ロール3と、冷
却ロール3上に設けられ、図示しない合金供給部から合
金溶湯が導入される射出用ノズル2とからなる構成を有
する装置により製造し得る。
【0021】この装置では、母合金を溶融後、この合金
溶湯を射出用ノズル2から矢印cの方向に回転する冷却
ロール3上に射出し、超急冷を行なうことにより、矢印
dの方向に搬送され、合金ファイバー1が得られる。こ
の際、冷却ロール3を例えば鉄合金や銅合金で構成し、
射出用ノズル2先端の溶湯射出口の形状を矩形状にする
と共に、冷却ロール3の周方向と平行に位置する短辺を
約0.07〜0.15mmの範囲、また直角に位置する
長辺を約0.1〜2mmの範囲とし、冷却ロールを周速
約20〜50m/秒の範囲で回転させることができる。
作製雰囲気は760Torr以下の減圧下で、射出用ノ
ズル2から合金溶湯を0.001〜0.05kg/cm
2 の射出圧で、冷却ロール3上に射出することが望まし
い。このようにして、幅1μm以上、500μm未満で
板厚が1μm以上、20μm未満の合金ファイバーを作
製することができる。あるいは、ノズル2先端の溶湯射
出口の形状を直径0.1〜2mmの円状にすることがで
きる。また、生産効率の面から溶湯射出口を多数設ける
ことができる。
【0022】また、本発明によれば、例えば幅1μm以
上、100μm未満で板厚が1μm以上、20μm未満
でその長さが0.5mm以上、50mm未満の合金ファ
イバーを、特に証券などの薄い紙葉類に埋設した場合
に、紙の繊維と形状が非常に類似しており透かしてみた
場合でもその箇所を特定することは困難であり、偽造防
止効果が非常に高い。
【0023】上述のように、本発明によれば、このよう
な合金ファイバーを使用することにより、磁気ヘッドな
どでの信号読取り出力が大きく、また埋設された情報記
録媒体から取り出しが困難で偽造防止に効果的な磁性素
子を埋設した情報記録媒体が得られる。また、本発明に
用いる合金ファイバーを用いると、線引き工程やスリッ
ト加工を一切必要せず、低コストで高感度の情報記録媒
体を提供できる。
【0024】本発明に用いられる合金ファイバーは、
0.1mm以上200mm以下の長さを有することが好
ましい。配設性の観点から、より好ましくはその長さが
0.2mm以上、100mm以下、さらに好ましくは
0.5mm以上、80mm以下、さらにまた好ましく
は、0.5mm以上、5mm以下である。
【0025】また、本発明の情報記録媒体では、合金フ
ァイバーとして、異なるキュリー温度を有する少なくと
も2種の合金ファイバーを使用することができる。合金
ファイバーは、キュリー温度が−20℃〜150℃の範
囲にある合金ファイバーを少なくとも1種含むことが好
ましい。
【0026】複数種の合金ファイバーの少なくとも1種
のキュリー温度を−20℃から150℃の範囲に設定す
ることにより、検出温度のコントロールで検出出力を0
としたり、あるいは一定以上の検出出力にすることがで
き、2値化あるいは、出力波形の制御ができる。なお、
キュリー温度が−20℃以下では検出出力が小さくなり
すぎ、また150℃を超えると熱照射の不均一性などに
より、十分に出力が消失しない場合がある。好ましくは
−10℃〜120℃であり、さらに好ましいのは0℃〜
80℃である。
【0027】本発明に好ましく使用される合金ファイバ
ーとしては、コバルトを主成分とするアモルファス合
金、及び鉄を主成分とする合金等があげられる。このよ
うなコバルトを主成分とするアモルファス合金として、
磁性素子としての高感度化の面から、下記の一般式
(1)で表される材料が好ましい。
【0028】 (Co1-a-b Feab100-x (Si1-ccx …(1) M:Ti,V,Cr,Mn,Ni,Cu,Zr,Nb,
Mo,Hf,Ta,Wから選ばれる少くとも1種以上 0.02≦a≦0.10 0≦b≦0.15(ただし、Niの場合は0.50ま
で) 0.2≦c≦1.0 10≦x≦40(原子%) このうちFeはCoとの比率で磁歪定数をほぼゼロにす
ることができ、配設した時に磁気特性の劣化を抑制でき
る。その範囲は0.02から0.10であり、好ましく
は0.03から0.08である。Mは軟磁気特性を改善
する元素であり、これにより出力特性を改善できるが、
キュリー温度制御による2値化を考慮するとその範囲は
0.20以下である。好ましくは0.15以下である。
なお、Niの場合は0.5まで置換することがキュリー
温度の制御の観点から可能である。Si,Bはアモルフ
ァス化に必須の元素であるが、その量は10原子%未満
ではアモルファス化が困難となり、40原子%以上では
キュリー温度が低くなりすぎる。
【0029】また、鉄を主成分とする合金としては、例
えば下記一般式(2) (Fe1-d M1d100-e-f-g Cue M2f TgSihj …(2) M1:Co,Niから選ばれる少なくとも1種以上 M2:Ti,V,Zr,Nb,Mo,Hf,Ta,Wか
ら選ばれる少くとも1種以上 T:Cr,Mn,Sn,Al,Gaから選ばれる少なく
とも1種以上 0≦d≦0.9 0.001≦e≦5 0.1≦f≦10 0≦g≦5 0≦h≦25 2≦j≦30(原子%) で表される組成を有する合金が好ましい。この合金の場
合は、急冷により上記一般式(1)で表されるアモルフ
ァス合金と同様にアモルファス化した後に、その材料の
結晶化温度以上で熱処理し、平均50nm以下の粒径を
有する微細結晶を面積比で50%以上析出させることに
より、高感度化できるものである。
【0030】なお、紙葉類との組み合わせの場合、特に
湿式製糸法で予めファイバーを混合する場合にはコバル
トアモルファス合金ファイバーの方が耐食性の観点から
好ましい。この場合、鉄合金ファイバーを適用するには
クロムの添加が望ましい。さらに、上記したコバルトア
モルファス合金ファイバーと鉄合金ファイバーを混合し
たものでもよく、これによってもキュリー温度の複数設
定が可能となる。
【0031】本発明の磁性素子の検出は、任意位置での
励磁と検出を接触、または非接触で行なうことにより、
出力電圧を測定する方法でよいが、励磁方向と検出方向
は同一方向であることが出力の大きさからいって好まし
い。また、検出は励磁した周波数と同一でもよいが、高
周波で検出した場合にはノイズなどの面で有利である。
また、出力検出に際しセンサーの幅も検出幅から検出す
ることも出来る。
【0032】なお、本発明における検出には、磁気ヘッ
ドあるいは磁気抵抗素子を用いることが好ましい。さら
に、感度を上げて検出する場合には、差動磁気ヘッドを
用いることができる。
【0033】図3に、差動磁気ヘッドを用いた検出の様
子を説明するための図を示す。この差動磁気ヘッド20
は、記録媒体30に対向して配置され、図3に示すよう
に、1次コイル21と2次コイル22とを有し、2次コ
イル22側の電圧出力2つを差動増幅器を用いて増幅
し、14−15間と15−16間に誘起される電圧の差
によって、検出を行なうことができる。
【0034】この差動磁気ヘッド20を用いた検出方法
は一般的には1次コイル側の励磁界を大きくすれば、た
とえば磁気テープや磁気インクのような微弱な電圧信号
でも検出できるが、本発明では励磁界を非常に小さくし
た条件で、アモルファス合金ファイバー、あるいは鉄合
金ファイバーのもつ磁束変化に伴う誘起電圧を検出する
ことが出来る。この場合の励磁周波数は100Hz〜1
00MHzが好ましい。100Hz以下の場合には、検
出部が大きくなりすぎ、また100MHz以上では励磁
回路のノイズが大きくなるなどの問題が生じる。他の材
料との差をより顕著にするためには1kHz〜10MH
zが好ましい。また、励磁界の大きさは1〜800A/
mの範囲が出力の信頼性の観点から望ましい。
【0035】なお、合金ファイバーはアモルファス合金
ファイバー、及び鉄合金ファイバーの中で物性値の異な
る、例えばキュリー温度の異なる2種類以上のアモルフ
ァス合金ファイバー、あるいは2種類以上の鉄合金ファ
イバーを用いることができる。また、このようなアモル
ファス合金ファイバーと鉄合金ファイバーを混合して使
用することができる。これにより、情報の2値化も達成
できる。
【0036】さらに、本発明の情報記録媒体の応用例と
して、非磁性材料からなる基材シートと、該基材シート
に埋設された想定されたマトリックス状の区分領域に選
択的に埋設された幅1μm以上500μm未満、板厚1
μm以上20μm未満の高透磁率を有するコバルトアモ
ルファス合金ファイバーとを具備し、合金ファイバーの
埋設の有無を記録情報とすることを特徴とする情報記録
媒体があげられる。
【0037】例えば基材シートとして、例えば紙、プラ
スチック等のシートが好ましく使用される。コバルトア
モルファス合金ファイバーとしては、好ましくは上記一
般式(1)で表されるアモルファス合金ファイバーを用
いることができる。
【0038】このように、コバルトアモルファス合金フ
ァイバーを選択的に埋設すると、情報記録媒体に、改ざ
ん不可な記録情報を付与でき、高い偽造防止効果が得ら
れる。
【0039】本発明に使用されるコバルトアモルファス
合金ファイバーは、幅1μm以上500μm未満、板厚
1μm以上20μm未満であることから、その形状、及
び剛性等が紙の繊維に類似しており、このようなファイ
バーは容易に作製できず、また、一般的にも入手困難で
ある。この合金ファイバーを情報記録媒体に埋設するだ
けで高い偽造防止効果が得られるが、さらにマトリック
スの単区画に複数本埋設すると、偽造者にそのマトリッ
クスの区切り線を見極めるのは難しく、また記録情報を
デジタル化する際に暗号化を行ない位置情報とすること
で、さらに高い偽造防止効果が得られる。
【0040】情報記録媒体に記録する情報は、このよう
な合金ファイバーの位置の組み合わせによる情報である
ため、フェライト粉などを使った磁気ストライプのよう
に、磁石などを近づけても消去される可能性は皆無であ
り、高い信頼性が得られる。
【0041】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。 実施例1および比較例1,2 (Co0.90Fe0.05Cr0.1075(Si0.50.525
で表される幅10μm、板厚6μm、長さ3mmのアモ
ルファス合金ファイバーを、抄紙した脱水直後の紙層の
上に、30本ほど適当に配置し、さらにその上に抄紙し
た脱水直後の別の紙層を重ねあわせ、全体をホットプレ
スした後、乾燥させ、80μm程度の厚みをもつ1枚の
紙シートを形成した。この紙シートをビール券ほどの大
きさに型抜きし、情報記録媒体とした。
【0042】一方、比較例1として、上述のアモルファ
ス合金ファイバーの代わりに、幅2mm、板厚25μ
m、長さ3mmのコバルトアモルファス合金リボン、及
び比較例2として、上述のアモルファス合金ファイバー
の代わりに、直径120μm、長さ3mmのFe78Si
1012アモルファスワイヤーを使用する以外は、実施例
1と同様にして、ビール券ほどの大きさの情報記録媒体
を製造した。
【0043】このビール券ほどの大きさの情報記録媒体
に光を当て透かしてみると、実施例1の情報記録媒体で
は紙の繊維と混同し、埋設された磁性素子を発見するこ
とは非常に困難であるが、比較例1及び2の情報記録媒
体は紙の繊維とは違うその陰影から埋設物を容易に発見
することが出来た。
【0044】この情報記録媒体の紙としてのしなやか
さ、違和感、偽造を目的として埋設された磁性素子を取
り出せるかどうかをみた場合、実施例1の情報記録媒体
はいずれも問題無く、また埋設された箇所が特定できな
いため偽造を目的として取り出すこともできなかった。
しかしながら、比較例1及び2の場合、磁性素子が埋設
されている箇所が紙とは違うしなやかさであり、またそ
の違和感から埋設されている箇所を特定でき、偽造を目
的としてピンセットなどで容易に取り出すことが出来
た。
【0045】具体的に180度折り曲げ実験をいずれの
試料についても連続10回行ったが、比較例1,2の試
料はいずれも3回折り曲げた時点で切断し、切断面が露
出してしまった。
【0046】実施例2および比較例3,4 実施例1と同様の情報記録媒体を励磁周波数5kHz、
磁界を8A/mとして、図3に示す検出ヘッドで出力を
調べた。一方、比較例3として、実施例1に用いられる
アモルファス合金ファイバーの代わりに、ニッケルメッ
キを施した直径10μm、長さ5mmの炭素繊維を用い
る以外は実施例1と同様にして情報記録媒体を作製し、
同様に検出ヘッドで作製した。また、比較例4として、
実施例1に用いられるアモルファス合金ファイバーの代
わりに、アクリル樹脂とAl10.8Si15.5Fe73.7で表
されるセンダストの磁性金属粉とを7:3の割合で混合
して得られた直径10μm、長さ5mmの磁性ワイヤー
を用いる以外は、実施例1と同様にして情報記録媒体を
作製し、同様に検出ヘッドで検出した。
【0047】その結果、本発明の情報記録媒体の検出出
力は大きく、300〜400mVp-p であるのに対し
て、比較例3,4の試料の場合、ニッケルメッキを施し
た炭素繊維ではほとんど出力は得られず、アクリル樹脂
とセンダストの磁性金属粉を混合した磁性ワイヤーを用
いた場合には30mVp-p となり、検出出力が遥かに小
さかった。
【0048】実施例3および比較例5,6 (Co0.90Fe0.05Cr0.1075(Si0.50.525
で表される幅10μm、板厚6μm、長さ3mmのアモ
ルファス合金ファイバーを、接着層をもつ0.2mm厚
のPETフィルムの上に30本ほど適当に配置して、さ
らにその上に接着層をもつ0.2mm厚のPETフィル
ムを重ねあわせ、全体をホットプレスした後、キャッシ
ュカードサイズに型抜きし、情報記録媒体を形成した。
【0049】一方、比較例5として、実施例3のアモル
ファス合金ファイバーの代わりに、幅2mm、板厚25
μm、長さ3mmのCoアモルファス合金ファイバーを
使用する以外は、実施例3と同様にして、また、比較例
6として、上述のアモルファス合金ファイバーの代わり
に、直径100μm、長さ3mmのFe78Si1012
モルファスワイヤーを使用する以外は、実施例3と同様
にして、各々、キャッシュカードほどの大きさの情報記
録媒体を製造した。
【0050】このキャッシュカードほどの大きさの情報
記録媒体の表面の凹凸を見ると、実施例3の情報記録媒
体は、見た目に不自然な凹凸はなく、埋設されている箇
所を特定することは出来なかった。比較例5の場合、わ
ずかながら見た目に不自然な凹凸があり、何らかが埋設
されていることが予想され、偽造防止効果が低いといえ
る。また、比較例6の場合、あきらかに見た目に不自然
な凹凸があり、何かが埋設されていることが確認され、
偽造防止効果が低いといえる。
【0051】実施例4および比較例7,8 実施例3と同様の情報記録媒体を励磁周波数5kHz、
磁界を8A/mとして、図3に示す検出ヘッドで調べ
た。一方、比較例7として、実施例3のアモルファス合
金ファイバーの代わりに、ニッケルメッキを施した直径
10μm、長さ5mmの炭素繊維を使用する以外は、実
施例3と同様にして、また、比較例8として、実施例3
のアモルファス合金ファイバーの代わりに、アクリル樹
脂とNi78Fe20Mo2 で表されるMoパーマロイの磁
性金属粉とを7:3の割合で混合して得られた直径10
μm、長さ5mmの磁性ポリマーを用い、実施例3と同
様にして、各々評価用試料を作製し、同様に検出ヘッド
で検出した。
【0052】その結果、本発明の情報記録媒体の検出出
力は大きく、300〜400mVp-p であるのに対し
て、比較例7,8の試料の場合、ニッケルメッキを施し
た炭素繊維ではほとんど出力は得られず、アクリル樹脂
とMoパーマロイの磁性金属粉を混合した磁性ワイヤー
の場合には、30mVp-p となり、非常に小さかった。
【0053】実施例5〜30および比較例9,10 下記表1の1及び表1の2に示す組成の幅10μm、板
厚6μm、長さ3mmの各材料について実施例3と同様
に作製し、励磁周波数5kHz、磁界を8A/mとし
て、検出ヘッドで調べた。なお、表中、鉄合金ファイバ
ーに関しては、実施例1と同様の方法でアモルファス化
した後、それぞれの合金ファイバーの結晶化温度の50
℃上で1時間熱処理し、微細結晶を析出させた。結晶粒
径はX線回折法とシェラーの式で求めた。また、表面の
凹凸の有無を目視によって評価し、凹凸が全く認められ
ない場合を二重丸、凹凸が認められた場合を×とした。
【0054】また、比較例9として、Fe23 を塗装
化したものを0.2mm厚のPETフィルムに3μm塗
布して、その上に0.2mm厚のPETフィルムを重ね
あわせ、全体をホットプレスした後、キャッシュカード
サイズに型抜きし、情報記録媒体を形成した。また、比
較例10として、実施例3のアモルファス合金ファイバ
ーの代わりに、幅2mm、板厚25μm、長さ3mmの
Fe78Si913で表される鉄アモルファス合金薄帯を
用いる以外は、実施例3と同様にして情報記録媒体を作
製し、同様に検出ヘッドで検出した。
【0055】その結果、本発明の磁性素子を埋設した情
報記録媒体は、表面の凹凸などがまったくなく、かつ検
出出力も300〜400mmVp-p であるのに対して、
比較例9,10の試料の場合、Fe23 を塗料化した
ものは、表面の凹凸はないが検出出力が20mVp-p
低く、またFe78Si913で表される鉄アモルファス
合金薄帯は検出出力は100mmVp-p と若干あるが、
表面の凹凸が不自然にあり偽造防止効果が低いといえ
る。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】実施例31および比較例11,12 キュリー温度が200℃の(Co0.90Fe0.05
0.0575(Si0.50.5)25アモルファスファイバー
と、130℃の(Co0.87Fe0.05Cr0.0875(Si
0.50.525を実施例1と同様にして作製した。得ら
れた各ファイバーを長さ約5〜10mmに切断し、1:
2の割合で紙に漉き込んだ。一方、比較例としてキュリ
ー温度128℃のCrO2 、及び比較例12として、9
5℃のCrTeを磁性顔料としたインクを作製し、紙に
印刷した。
【0059】これらのサンプルを室温で評価した場合
と、キュリー温度以上に加熱して評価した場合との検出
出力の比較を行った。図4に、実施例31で用いた読取
り装置の構成を表す該略図を示す。図示するように、こ
の読取り装置は、図示しない情報記録媒体を搬送するた
めの手段30と、搬送手段30上に順に設けられた、第
1の読取りセンサー31、加熱装置35、及び第2の読
取りセンサー32を有する。
【0060】ここでは、加熱装置35を130℃となる
ように設置し、情報記録媒体を搬送手段30により搬送
しながら、常温でまず、第1の読取りセンサー31によ
り、出力を検出し、その後加熱装置35で130℃まで
加熱を行ない、続いて第2の読取りセンサー32により
再度出力を検出したこの結果、実施例の試料では100
回この操作を繰り返しても、加熱装置35の稼動時には
出力信号は、キュリー温度130℃のファイバー部は出
ず、キュリー温度200℃のファイバーの部分だけ出力
が得られた。
【0061】一方、比較例5であるCrO2 の場合、加
熱装置稼動時の出力信号は、室温での値に比べ20〜3
0%あり、瞬時の温度関知、及び十分な2値化ができて
いなかった。また、出力自体も小さく、ゲインを本発明
の測定条件に比べ1桁上げる必要があった。このため、
SN比が極めて悪くなった。また、CrTeを用いた磁
性インクの場合も出力が小さいとともに、温度の上げ下
げによる特性劣化がおこった。これは酸化による特性劣
化と思われる。
【0062】従って、本発明は温度に対する応答性が良
く、また耐熱性にも優れていることが確認できた。 実施例32 図5は、本発明の情報記録媒体の好ましい応用例に想定
されたマトリクスを表す図を示す。図6は、本発明の情
報記録媒体の好ましい応用例に想定されたマトリクスの
区分領域と、その区分領域内に選択的に埋設されたアモ
ルファス合金ファイバーの配置と、その読取り方法を説
明するための図である。また、図7は、図6から区分領
域を表す破線を除いた図である。
【0063】抄紙した脱水直後の紙層40の上に図5に
破線で示すようなマトリックスを想定し、実施例1と同
様の(Co0.90Fe0.05Cr0.0975(Si0.5
0.525で表される幅10μm、板厚6μm、長さ3m
mのアモルファス合金ファイバーを、図6に示すよう
に、破線で表される想定されたマトリックスの単区画に
2〜4本ほど配置した。図7に示すように、破線を除い
て見ると、アモルファス合金ファイバーのランダムな配
置から、どのようなマトリクスが想定されているかを判
断することは容易ではない。さらに、その上に抄紙した
脱水直後の紙層を重ねあわせ、全体のホットプレスした
後巻装させ、80μm程度の厚みをもつ1枚の紙を形成
した。この紙を160mm×76mmほどの大きさに型
抜きし、情報記録媒体を得た。
【0064】この情報記録媒体に光を当て透かしてみる
と、実施例32の情報記録媒体は紙の繊維と混同し、埋
設されたアモルファス合金ファイバーを発見することは
非常に困難であった。
【0065】この情報記録媒体の紙としてのしなやか
さ、違和感、偽造を目的として埋設された磁性素子を取
り出せるかどうかをみた場合、本発明の情報記録媒体は
いずれも問題無く、また埋設された箇所が特定できない
ため偽造を目的として取り出すことも出来なかった。
【0066】具体的に、180度折り曲げ実験をいずれ
の試料についても連続10回行ったが、切断することも
なく表面に露出することもなかった。アモルファス合金
ファイバーの情報の読取りは、接触式磁気ヘッドを横1
列に8個並べた読取装置で、情報記録媒体を28mm/
sで移動させながら、チャンネルごとの読取り波形を随
時A/D変換しながら、0.5秒の間隔に信号が規定電
圧を達しているかで、Bitのあるなしを判定した。な
お、図中1bitの先頭は、パリティビットである。
【0067】図8に、読取り波形図の一例を示す。図8
に示すように一見規則性がなく見える波形ではあるが、
0.5秒間隔内に一回以上ONレベルに電圧が達してい
ればBitありというルールを知っていれば、この波形
から、図5に示すようなデジタル情報を読み取ることが
出来る。
【0068】
【発明の効果】本発明の情報記録媒体は、磁気ヘッドな
どでの信号読取り出力が大きく、埋設された磁性素子が
情報記録媒体から取り出し困難で、偽造防止に極めて効
果が高い。また、本発明の情報記録媒体を用いると、読
取装置を含むシステムを低コストに構築できるため、実
用面で、その工業的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いられる合金ファイバーの製造方
法を説明するための図
【図2】 図1のA−A´断面図
【図3】 差動磁気ヘッドを用いた検出の様子を説明す
るための図
【図4】 本発明に適用される読取り装置の構成を表す
該略図
【図5】 本発明の情報記録媒体の好ましい応用例に想
定されたマトリクスを表す図
【図6】 本発明の情報記録媒体の好ましい応用例に埋
設されたアモルファス合金ファイバーの配置と、その読
取り方法を説明するための図
【図7】 図6の媒体から破線を除いた図
【図8】 本発明の情報記録媒体の読取り波形図の一例
【符号の説明】
1…合金ファイバー 2…射出用ノズル 3…冷却ロール 11,12,14,15,16…コイル端子 20…差動磁気ヘッド 21…一次コイル 22…二次コイル 30…搬送手段 31,32…読取りセンサー 35…加熱装置 40…情報記録媒体
フロントページの続き (72)発明者 小浜 政夫 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝ソシ オエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5D006 BB01 BB07 DA01 FA00 5E041 AA11 AA14 BD03 CA01 CA10 HB17 NN06 NN18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性材料からなる基材と、該基材中に
    埋設された幅1μm以上500μm未満、板厚1μm以
    上20μm未満の高透磁率を有する合金ファイバーとを
    具備することを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記合金ファイバーは、0.1mm以上
    200mm以下の長さを有することを特徴とする請求項
    1に記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記合金ファイバーは、コバルトを主成
    分とするアモルファス合金であることを特徴とする請求
    項1または2に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記合金ファイバーとして、異なるキュ
    リー温度を有する少なくとも2種の合金ファイバーを使
    用することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れか1項に記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記合金ファイバーは、キュリー温度が
    −20℃〜150℃の範囲にある合金ファイバーを少な
    くとも1種含むことを特徴とする請求項1ないし4に記
    載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記合金ファイバーは、鉄を主成分とす
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に
    記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記鉄を主成分とする合金ファイバー
    は、平均結晶粒径が30nm以下の微細結晶を含むこと
    を特徴とする請求項6に記載の情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記基材は基材シートからなり、前記合
    金ファイバーは、該基材シートに想定されたマトリック
    ス状の区分領域に選択的に埋設され、該合金ファイバー
    の埋設の有無を記録情報とすることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれか1項に記載の情報記録媒体。
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