JP2000099879A - 道路、磁歪振動子検出装置および交通システム - Google Patents
道路、磁歪振動子検出装置および交通システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁歪振動子を用いて車両の道路に対する位置
を検出するとき車両速度や走行距離等を精度良く検出す
る手段を提供する。 【解決手段】 道路の走行車線の略中央に車両の進行方
向のY方向に沿って共振周波数f1を持った第1の磁歪
振動子1aが略一定の間隔で道路面から所定の深さに埋
め込まれている。また共振周波数f2を持った第2の磁
歪振動子1bは、第1の磁歪振動子1aの整数個に対し
て1個の割合で磁歪振動子1aの近傍に埋め込まれてい
る。磁歪振動子1aは道路に対する車両の幅方向の位置
を検出し易いような間隔で、一方磁歪振動子1bは進行
方向の車両速度や走行距離を検出し易い間隔で設置す
る。
を検出するとき車両速度や走行距離等を精度良く検出す
る手段を提供する。 【解決手段】 道路の走行車線の略中央に車両の進行方
向のY方向に沿って共振周波数f1を持った第1の磁歪
振動子1aが略一定の間隔で道路面から所定の深さに埋
め込まれている。また共振周波数f2を持った第2の磁
歪振動子1bは、第1の磁歪振動子1aの整数個に対し
て1個の割合で磁歪振動子1aの近傍に埋め込まれてい
る。磁歪振動子1aは道路に対する車両の幅方向の位置
を検出し易いような間隔で、一方磁歪振動子1bは進行
方向の車両速度や走行距離を検出し易い間隔で設置す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁歪現象により磁歪
振動子検出装置を用いてその存在を検出できる磁歪振動
子を埋め込んだ道路、この磁歪振動子を検出する磁歪振
動子検出装置およびこれらを用いた交通システムに関す
る。
振動子検出装置を用いてその存在を検出できる磁歪振動
子を埋め込んだ道路、この磁歪振動子を検出する磁歪振
動子検出装置およびこれらを用いた交通システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、磁歪振動子を用いて、それを道路
に埋め込んでおいて道路上の車両の位置を検出したり、
それにより車両を自動的に操舵するなどの応用が拡大し
ている。フェライトや強磁性材料のアモルファスなどに
外部磁界を加えることによって「ジュール効果」と呼ば
れる寸法変化を起こす性質を磁歪現象といい、このよう
な性質を持った磁歪材に静的なバイアス磁界を与えなが
ら、さらに呼びかけ電磁波によって交流磁界を加える
と、交流磁界が磁歪振動子に磁歪変位を与え、交流磁界
の周波数が磁歪材の共振周波数に一致したときに磁歪振
動子に最大の磁歪変位を与えることができ、呼びかけ電
磁波による交流磁界を停止しても磁歪振動子の機械的共
振によって短時間だけ電磁波を発生するので、これを検
出して磁歪振動子の存在を検出することができる。
に埋め込んでおいて道路上の車両の位置を検出したり、
それにより車両を自動的に操舵するなどの応用が拡大し
ている。フェライトや強磁性材料のアモルファスなどに
外部磁界を加えることによって「ジュール効果」と呼ば
れる寸法変化を起こす性質を磁歪現象といい、このよう
な性質を持った磁歪材に静的なバイアス磁界を与えなが
ら、さらに呼びかけ電磁波によって交流磁界を加える
と、交流磁界が磁歪振動子に磁歪変位を与え、交流磁界
の周波数が磁歪材の共振周波数に一致したときに磁歪振
動子に最大の磁歪変位を与えることができ、呼びかけ電
磁波による交流磁界を停止しても磁歪振動子の機械的共
振によって短時間だけ電磁波を発生するので、これを検
出して磁歪振動子の存在を検出することができる。
【0003】その検出方法を簡単に説明する。図8のよ
うにアモルファス等の強磁性体を展伸した薄板で長方形
の磁歪材41を作り、これに接近してたとえば図示のよ
うに着磁した帯状の磁性材42を配置して磁歪材41に
静的なバイアス磁界を与える。この状態で矢印Z方向か
ら呼びかけ電磁波を投射して交流励磁を行う。そしてそ
の周波数を変化させていき、磁歪材41の共振周波数に
一致すると磁歪材41はその長手方向に振動する。図9
はこの磁化変位特性を示すもので、磁性材42がない場
合H0の交流励磁に対して変位幅M0の振動をもたらす
が、磁性材42による磁気バイアスHdを加えておく
と、呼びかけ電磁波によるHAの交流励磁に対してMA
なる変位幅の振動をもたらすことができる。そしてこの
呼びかけ電磁波を止めても、磁歪材41の機械的共振が
短時間継続し、この機械的共振による機械的応力で磁歪
材41が変形に対応して磁化状態が変化するビラリー効
果によって電磁波を発生するので、これを検出して磁歪
材の存在を知ることができる。また共振周波数の異なっ
た複数の磁歪材を組合せて配置すれば、共振周波数の組
合せを検出することによってその位置が示す特定の情報
を知ることもできる。
うにアモルファス等の強磁性体を展伸した薄板で長方形
の磁歪材41を作り、これに接近してたとえば図示のよ
うに着磁した帯状の磁性材42を配置して磁歪材41に
静的なバイアス磁界を与える。この状態で矢印Z方向か
ら呼びかけ電磁波を投射して交流励磁を行う。そしてそ
の周波数を変化させていき、磁歪材41の共振周波数に
一致すると磁歪材41はその長手方向に振動する。図9
はこの磁化変位特性を示すもので、磁性材42がない場
合H0の交流励磁に対して変位幅M0の振動をもたらす
が、磁性材42による磁気バイアスHdを加えておく
と、呼びかけ電磁波によるHAの交流励磁に対してMA
なる変位幅の振動をもたらすことができる。そしてこの
呼びかけ電磁波を止めても、磁歪材41の機械的共振が
短時間継続し、この機械的共振による機械的応力で磁歪
材41が変形に対応して磁化状態が変化するビラリー効
果によって電磁波を発生するので、これを検出して磁歪
材の存在を知ることができる。また共振周波数の異なっ
た複数の磁歪材を組合せて配置すれば、共振周波数の組
合せを検出することによってその位置が示す特定の情報
を知ることもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような磁歪材を用
いた磁歪振動子を道路中に埋め込み、または道路周辺に
設置して車両から呼掛け電磁波を投射して磁歪振動子を
検出して、それに対する車両の位置を検出しようとする
試みがなされている。一方この磁歪振動子を用いて走行
距離や走行速度を求めようとする試みもなされている。
しかしながら前者においては道路幅に対する車両位置の
検出精度の向上が求められ、同時に後者に対しては磁歪
振動子の間隔精度の向上が求められている。
いた磁歪振動子を道路中に埋め込み、または道路周辺に
設置して車両から呼掛け電磁波を投射して磁歪振動子を
検出して、それに対する車両の位置を検出しようとする
試みがなされている。一方この磁歪振動子を用いて走行
距離や走行速度を求めようとする試みもなされている。
しかしながら前者においては道路幅に対する車両位置の
検出精度の向上が求められ、同時に後者に対しては磁歪
振動子の間隔精度の向上が求められている。
【0005】本発明はこのような課題を解決し、道路幅
に対する車両位置の検出精度の向上と磁歪振動子の進行
方向の間隔精度の向上を両立させるための道路、磁歪振
動子検出装置および交通システムを提供しようとするも
のである。
に対する車両位置の検出精度の向上と磁歪振動子の進行
方向の間隔精度の向上を両立させるための道路、磁歪振
動子検出装置および交通システムを提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の道路は、請求項1においては、車両の進行方
向に沿って第1の間隔で埋設された第1の共振周波数を
有する第1の磁歪振動子と、車両の進行方向に沿って第
1の間隔より大なる第2の間隔で埋設された第2の共振
周波数を有する第2の磁歪振動子とを有する構成であ
る。
の本発明の道路は、請求項1においては、車両の進行方
向に沿って第1の間隔で埋設された第1の共振周波数を
有する第1の磁歪振動子と、車両の進行方向に沿って第
1の間隔より大なる第2の間隔で埋設された第2の共振
周波数を有する第2の磁歪振動子とを有する構成であ
る。
【0007】また請求項2においては請求項1の構成に
おいて、第2の間隔が第1の間隔の整数倍であり、また
請求項3においては第2の磁歪振動子が第1の磁歪振動
子の近傍に埋設されているものであり、さらに請求項4
では請求項3の構成であって第1の磁歪振動子と第2の
磁歪振動子とが同一の筺体内に収納されているものとな
っている。
おいて、第2の間隔が第1の間隔の整数倍であり、また
請求項3においては第2の磁歪振動子が第1の磁歪振動
子の近傍に埋設されているものであり、さらに請求項4
では請求項3の構成であって第1の磁歪振動子と第2の
磁歪振動子とが同一の筺体内に収納されているものとな
っている。
【0008】かかる構成により、第1の磁歪振動子と第
2の磁歪振動子とを異なる目的に用いること、例えば、
一方の磁歪振動子は車両の誘導のために用い、他方の磁
歪振動子は、走行距離の算出に用いることができる。
2の磁歪振動子とを異なる目的に用いること、例えば、
一方の磁歪振動子は車両の誘導のために用い、他方の磁
歪振動子は、走行距離の算出に用いることができる。
【0009】つぎに本発明の磁歪振動子検出装置は、請
求項5において、車両の進行方向に沿って第1の間隔で
埋設された第1の共振周波数を有する第1の磁歪振動子
と車両の進行方向に沿って第1の間隔より大なる第2の
間隔で埋設された第2の共振周波数を有する第2の磁歪
振動子とのそれぞれを機械的共振させる周波数の電磁波
を放射する送信手段と、機械的共振をする第1および第
2の磁歪振動子から放射される電磁波を受信する受信手
段と、第2の磁歪振動子の上を通過した回数と第2の磁
歪振動子の設置間隔とから車両の走行距離を算出する距
離算出手段を有する構成となっている。
求項5において、車両の進行方向に沿って第1の間隔で
埋設された第1の共振周波数を有する第1の磁歪振動子
と車両の進行方向に沿って第1の間隔より大なる第2の
間隔で埋設された第2の共振周波数を有する第2の磁歪
振動子とのそれぞれを機械的共振させる周波数の電磁波
を放射する送信手段と、機械的共振をする第1および第
2の磁歪振動子から放射される電磁波を受信する受信手
段と、第2の磁歪振動子の上を通過した回数と第2の磁
歪振動子の設置間隔とから車両の走行距離を算出する距
離算出手段を有する構成となっている。
【0010】そして請求項6においては請求項5の構成
の距離算出手段に代えて第2の磁歪振動子の設置間隔と
通過時間間隔とから車両の走行速度を算出する速度算出
手段を有する構成となっており、請求項5、6の構成に
よって第2の磁歪振動子の配置とあいまって走行速度や
走行距離の算出やその他の付加情報の検出を精度良く行
うことができる。
の距離算出手段に代えて第2の磁歪振動子の設置間隔と
通過時間間隔とから車両の走行速度を算出する速度算出
手段を有する構成となっており、請求項5、6の構成に
よって第2の磁歪振動子の配置とあいまって走行速度や
走行距離の算出やその他の付加情報の検出を精度良く行
うことができる。
【0011】つぎに本発明の道路は請求項7において、
少なくとも第1の車線と第2の車線とからなるととも
に、第1の車線には第1の共振周波数を有する第1の磁
歪振動子が、第2の車線には第2の共振周波数を有する
第2の磁歪振動子がそれぞれ車両の進行方向に沿って所
定の間隔で埋設されている構成であり、請求項8におい
ては請求項7の構成において、第2の車線の進行方向が
第1の車線の進行方向と逆方向であるものであり、また
請求項9では請求項7または8の構成において、第3の
磁歪振動子をさらに設け、その間隔は第1および第2の
磁歪振動子の設けられる間隔に対して大であるかまたは
整数倍であるものである。
少なくとも第1の車線と第2の車線とからなるととも
に、第1の車線には第1の共振周波数を有する第1の磁
歪振動子が、第2の車線には第2の共振周波数を有する
第2の磁歪振動子がそれぞれ車両の進行方向に沿って所
定の間隔で埋設されている構成であり、請求項8におい
ては請求項7の構成において、第2の車線の進行方向が
第1の車線の進行方向と逆方向であるものであり、また
請求項9では請求項7または8の構成において、第3の
磁歪振動子をさらに設け、その間隔は第1および第2の
磁歪振動子の設けられる間隔に対して大であるかまたは
整数倍であるものである。
【0012】このような道路によって走行速度や走行距
離の算出やその他の付加情報の検出のみでなく、どの車
線を走行しているかも明白になり、走行の安全に寄与す
る。
離の算出やその他の付加情報の検出のみでなく、どの車
線を走行しているかも明白になり、走行の安全に寄与す
る。
【0013】さらに請求項10の道路は、上り車線と下
り車線とを備え、上下各車線は少なくとも第1および第
2の車線を有するとともに、上り第1車線と上り第2車
線とは互いに共通する共振周波数を有する第1の磁歪振
動子を備え、上り第1車線と下り第1車線とは互いに共
通する共振周波数を有する第2の磁歪振動子を備え、下
り第1車線と下り第2車線とは互いに共通する共振周波
数を有する第3の磁歪振動子を備え、上り第2車線と下
り第2車線とは互いに共通する共振周波数を有する第4
の磁歪振動子を備えた構成であり、請求項11では請求
項10の道路において第2および第4の磁歪振動子の設
けられる間隔は、第1および第3の磁歪振動子の設けら
れる間隔に対して大であるかまたは整数倍であるもので
あり、請求項12の道路は請求項1から4、7から11
のいずれかの道路において、各磁歪振動子が、車線の幅
の略中央部に埋設されている構成である。
り車線とを備え、上下各車線は少なくとも第1および第
2の車線を有するとともに、上り第1車線と上り第2車
線とは互いに共通する共振周波数を有する第1の磁歪振
動子を備え、上り第1車線と下り第1車線とは互いに共
通する共振周波数を有する第2の磁歪振動子を備え、下
り第1車線と下り第2車線とは互いに共通する共振周波
数を有する第3の磁歪振動子を備え、上り第2車線と下
り第2車線とは互いに共通する共振周波数を有する第4
の磁歪振動子を備えた構成であり、請求項11では請求
項10の道路において第2および第4の磁歪振動子の設
けられる間隔は、第1および第3の磁歪振動子の設けら
れる間隔に対して大であるかまたは整数倍であるもので
あり、請求項12の道路は請求項1から4、7から11
のいずれかの道路において、各磁歪振動子が、車線の幅
の略中央部に埋設されている構成である。
【0014】このような構成の道路によってによって走
行速度や走行距離の算出やその他の付加情報の検出のみ
でなく、多数の車線を持つ道路において、どの車線を走
行しているかも明白になり、走行の安全に寄与する。
行速度や走行距離の算出やその他の付加情報の検出のみ
でなく、多数の車線を持つ道路において、どの車線を走
行しているかも明白になり、走行の安全に寄与する。
【0015】請求項13の道路は、請求項1から4、7
から11のいずれかの構成において、複数の車線の境界
近傍に、各車線に埋設されている磁歪振動子とは異なる
共振周波数を有する磁歪振動子を埋設したものであり、
これによって車両が車線からはみ出して走行することを
防止するように作用し走行の安全が図れる。
から11のいずれかの構成において、複数の車線の境界
近傍に、各車線に埋設されている磁歪振動子とは異なる
共振周波数を有する磁歪振動子を埋設したものであり、
これによって車両が車線からはみ出して走行することを
防止するように作用し走行の安全が図れる。
【0016】また請求項14の交通システムは請求項1
から4、7から13のいずれかに記載の道路と、磁歪振
動子に機械的共振を生じる周波数の電磁波を放射する送
信手段および機械的共振をする磁歪振動子から放射され
る電磁波を受信する受信手段とを備えた磁歪振動子検出
装置を有する車両とからなる構成であり、また請求項1
5の交通システムは請求項14のものにおいて、磁歪振
動子検出装置として、請求項5または6のいずれかに記
載の構成のものを用いるものであり、これらは上述のい
ずれかの請求項の作用を果たすことができる。
から4、7から13のいずれかに記載の道路と、磁歪振
動子に機械的共振を生じる周波数の電磁波を放射する送
信手段および機械的共振をする磁歪振動子から放射され
る電磁波を受信する受信手段とを備えた磁歪振動子検出
装置を有する車両とからなる構成であり、また請求項1
5の交通システムは請求項14のものにおいて、磁歪振
動子検出装置として、請求項5または6のいずれかに記
載の構成のものを用いるものであり、これらは上述のい
ずれかの請求項の作用を果たすことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本実施形態に用い
る磁歪振動子と、それに電磁波を投射し、また磁歪振動
子からの電磁波を受信するためのループアンテナとの相
対関係を示す説明図、図2は磁歪振動子の一実施形態の
分解構成斜視図、図3は複数のバーアンテナによる磁歪
振動子との相対位置を検出する方法を示す説明図、図4
は道路に設けた磁歪振動子の平面図、図5は磁歪振動子
検出装置の一実施形態のブロック図である。
る磁歪振動子と、それに電磁波を投射し、また磁歪振動
子からの電磁波を受信するためのループアンテナとの相
対関係を示す説明図、図2は磁歪振動子の一実施形態の
分解構成斜視図、図3は複数のバーアンテナによる磁歪
振動子との相対位置を検出する方法を示す説明図、図4
は道路に設けた磁歪振動子の平面図、図5は磁歪振動子
検出装置の一実施形態のブロック図である。
【0019】図1において(a)は平面図、(b)は同
(a)のX1−X2断面図、(c)はループアンテナの
位置の変化に対する、呼び掛け電磁波により磁歪振動子
が発生した電磁波をループアンテナで受けた信号出力の
変化を示す。磁歪振動子1の長手方向の軸は道路面2に
対して略垂直に、たとえばその上端が道路面から10c
mまたはそれより深く道路に埋め込まれているものとす
る。これは道路面に近いほど検出用のループアンテナに
近くなるので検出感度が高くなるが、それだけ埋設深さ
の誤差が検出感度に影響を与えることと、道路面の補修
の際に磁歪振動子も設置し直さなければならないこと等
を考慮して深さを決める。そしてこの磁歪振動子1に対
して電磁波を投射するループアンテナ3のループ面は道
路面2に対して略平行に保持するものとする。言い替え
ればループアンテナ3の巻線の軸は道路面2に対して略
垂直に保持する。ループアンテナ3からは後述のような
磁歪振動子検出装置の送信手段によって一定時間、たと
えば5msの間磁歪振動子1に機械的共振を生じる周波
数の電磁波を放射し、つぎの一定時間、たとえば5ms
の間は機械的共振をする磁歪振動子1から放射される電
磁波をループアンテナ3が受信し、磁歪振動子検出装置
の受信手段によって信号出力を検出するものとし、これ
を順次繰り返している。この状態でループアンテナ3か
ら放射される電磁波の磁力線は図の4のような経路によ
り磁歪振動子1を通過してこれを励振し、励振された磁
歪振動子1からは電磁波が発生し、これによる磁力線が
同様に発生する。ここで図1(b)のようにループアン
テナ3を道路面2に対して略平行に左右に移動させる
と、Aの位置では磁歪振動子1の長手方向の軸と、ルー
プアンテナ3の中心軸とが一致し、ループアンテナ3か
ら磁歪振動子1への放射電磁波が最も効率的に磁歪振動
子1を励振し、また磁歪振動子1からの発生電磁波も最
も効率的にループアンテナ3にとらえられるので、図1
(c)のA点の最も高い受信信号出力が得られる。ルー
プアンテナ3のBまたはCの位置ではループアンテナ3
から磁歪振動子1への放射電磁波の磁力線も弱くなり、
また磁歪振動子1から発生する電磁波のループアンテナ
3への影響も弱まるので、信号出力は急激に低下する。
ここではループアンテナ3を左右に動かして説明した
が、図1(b)において紙面の前後または斜め方向に動
かしても、中心軸からの移動距離に応じて図のように出
力が変化するものである。
(a)のX1−X2断面図、(c)はループアンテナの
位置の変化に対する、呼び掛け電磁波により磁歪振動子
が発生した電磁波をループアンテナで受けた信号出力の
変化を示す。磁歪振動子1の長手方向の軸は道路面2に
対して略垂直に、たとえばその上端が道路面から10c
mまたはそれより深く道路に埋め込まれているものとす
る。これは道路面に近いほど検出用のループアンテナに
近くなるので検出感度が高くなるが、それだけ埋設深さ
の誤差が検出感度に影響を与えることと、道路面の補修
の際に磁歪振動子も設置し直さなければならないこと等
を考慮して深さを決める。そしてこの磁歪振動子1に対
して電磁波を投射するループアンテナ3のループ面は道
路面2に対して略平行に保持するものとする。言い替え
ればループアンテナ3の巻線の軸は道路面2に対して略
垂直に保持する。ループアンテナ3からは後述のような
磁歪振動子検出装置の送信手段によって一定時間、たと
えば5msの間磁歪振動子1に機械的共振を生じる周波
数の電磁波を放射し、つぎの一定時間、たとえば5ms
の間は機械的共振をする磁歪振動子1から放射される電
磁波をループアンテナ3が受信し、磁歪振動子検出装置
の受信手段によって信号出力を検出するものとし、これ
を順次繰り返している。この状態でループアンテナ3か
ら放射される電磁波の磁力線は図の4のような経路によ
り磁歪振動子1を通過してこれを励振し、励振された磁
歪振動子1からは電磁波が発生し、これによる磁力線が
同様に発生する。ここで図1(b)のようにループアン
テナ3を道路面2に対して略平行に左右に移動させる
と、Aの位置では磁歪振動子1の長手方向の軸と、ルー
プアンテナ3の中心軸とが一致し、ループアンテナ3か
ら磁歪振動子1への放射電磁波が最も効率的に磁歪振動
子1を励振し、また磁歪振動子1からの発生電磁波も最
も効率的にループアンテナ3にとらえられるので、図1
(c)のA点の最も高い受信信号出力が得られる。ルー
プアンテナ3のBまたはCの位置ではループアンテナ3
から磁歪振動子1への放射電磁波の磁力線も弱くなり、
また磁歪振動子1から発生する電磁波のループアンテナ
3への影響も弱まるので、信号出力は急激に低下する。
ここではループアンテナ3を左右に動かして説明した
が、図1(b)において紙面の前後または斜め方向に動
かしても、中心軸からの移動距離に応じて図のように出
力が変化するものである。
【0020】磁歪振動子1の構成を以下に説明する。図
2において符号5は、一例として強磁性体のアモルファ
スなどを展伸した薄板で作った長方形の磁歪材であり、
符号8の磁性体から静的な磁気バイアスを与えられ、か
つ外部から交流の電界または磁界を受けてその長手方向
に機械的振動を行う。磁歪材5にはフェライトなどの強
磁性材を用いることもできる。符号6は非磁性体でかつ
非導電性の枠体で、厚さは磁歪材5より厚く、その内部
の収納部7が磁歪材5の外形寸法に対して上下左右わず
かな間隙を持つように形成する。符号8は、たとえばプ
ラスチック等の非導電性の基材に強磁性体のコーティン
グを施してこれに図示のようなパターンの着磁を施した
帯状の磁性材である。そして符号9は枠体6の収納部7
の磁性材8と反対側の開口を封口するためのもので、た
とえばプラスチック等の非磁性体でかつ非導電性の材料
で枠体6と同一の外形寸法に切断した封口板である。
2において符号5は、一例として強磁性体のアモルファ
スなどを展伸した薄板で作った長方形の磁歪材であり、
符号8の磁性体から静的な磁気バイアスを与えられ、か
つ外部から交流の電界または磁界を受けてその長手方向
に機械的振動を行う。磁歪材5にはフェライトなどの強
磁性材を用いることもできる。符号6は非磁性体でかつ
非導電性の枠体で、厚さは磁歪材5より厚く、その内部
の収納部7が磁歪材5の外形寸法に対して上下左右わず
かな間隙を持つように形成する。符号8は、たとえばプ
ラスチック等の非導電性の基材に強磁性体のコーティン
グを施してこれに図示のようなパターンの着磁を施した
帯状の磁性材である。そして符号9は枠体6の収納部7
の磁性材8と反対側の開口を封口するためのもので、た
とえばプラスチック等の非磁性体でかつ非導電性の材料
で枠体6と同一の外形寸法に切断した封口板である。
【0021】このような部材を用いて枠体6の収納部7
に磁歪材5を収容して枠体6に磁性材8を接着剤等で固
定する。接着剤に代えて超音波溶着等の接合手段によっ
てもよい。そして枠体6の他の側の面には封口板9を接
着または超音波溶着等の方法で固定する。このようにす
れば、磁歪材5の長辺と短辺とはそれぞれ枠体6の収納
部7の内壁との間に僅かな隙間があるため、その長手方
向への振動による伸縮を妨げられることはない。
に磁歪材5を収容して枠体6に磁性材8を接着剤等で固
定する。接着剤に代えて超音波溶着等の接合手段によっ
てもよい。そして枠体6の他の側の面には封口板9を接
着または超音波溶着等の方法で固定する。このようにす
れば、磁歪材5の長辺と短辺とはそれぞれ枠体6の収納
部7の内壁との間に僅かな隙間があるため、その長手方
向への振動による伸縮を妨げられることはない。
【0022】このように構成され磁歪材5に磁性材8に
よって静的な磁界が加えられた磁歪振動子1に磁歪材5
の長手方向に沿って電磁波が印加され、その周波数が磁
歪材5の共振周波数に一致したときに磁歪材5は最大の
振幅で振動し、印加磁界が中断した後にも短時間継続す
る機械的振動によって磁歪材5から電磁波を発射する。
よって静的な磁界が加えられた磁歪振動子1に磁歪材5
の長手方向に沿って電磁波が印加され、その周波数が磁
歪材5の共振周波数に一致したときに磁歪材5は最大の
振幅で振動し、印加磁界が中断した後にも短時間継続す
る機械的振動によって磁歪材5から電磁波を発射する。
【0023】図3においてはループアンテナに代えてバ
ーアンテナを用いた場合について説明する。バーアンテ
ナ11〜15はフェライト等を焼結したコア材に絶縁し
た巻線を巻回したもので、コアの軸方向に磁力線が発生
し、またコアの軸方向からの磁力線を受け入れる。バー
アンテナ11〜15には送信用の共通の巻線11S〜1
5Sが巻回され、これらの巻線はシリーズに接続されて
後述の磁歪振動子検出装置の送信手段によって一定時
間、たとえば5msの間磁歪振動子1に機械的共振を生
じる周波数の電磁波を放射し、つぎの一定時間、たとえ
ば5msの間は機械的共振をする磁歪振動子1から放射
される電磁波をバーアンテナ11〜15の受信用巻線1
1R〜15Rが受信し、磁歪振動子検出装置の受信手段
によって信号出力を検出するものとし、これを順次繰り
返す。
ーアンテナを用いた場合について説明する。バーアンテ
ナ11〜15はフェライト等を焼結したコア材に絶縁し
た巻線を巻回したもので、コアの軸方向に磁力線が発生
し、またコアの軸方向からの磁力線を受け入れる。バー
アンテナ11〜15には送信用の共通の巻線11S〜1
5Sが巻回され、これらの巻線はシリーズに接続されて
後述の磁歪振動子検出装置の送信手段によって一定時
間、たとえば5msの間磁歪振動子1に機械的共振を生
じる周波数の電磁波を放射し、つぎの一定時間、たとえ
ば5msの間は機械的共振をする磁歪振動子1から放射
される電磁波をバーアンテナ11〜15の受信用巻線1
1R〜15Rが受信し、磁歪振動子検出装置の受信手段
によって信号出力を検出するものとし、これを順次繰り
返す。
【0024】この電磁波を送信する状態でバーアンテナ
11〜15から一斉に放射される電磁波の磁力線は磁歪
振動子1を通過してこれを励振し、励振された磁歪振動
子1からは電磁波が発生し、これによる磁力線が同様に
発生する。そして受信のタイミングではバーアンテナ1
1〜15の受信コイル11R〜15Rにはそれぞれ図3
(b)のように受信信号出力が発生する。図示のように
磁歪振動子1の直上にバーアンテナ13があるものとす
れば、磁歪振動子1に最も近いバーアンテナ13には磁
歪振動子1からの電磁波が最も強く与えられ、受信コイ
ル13Rに最大の受信信号出力が発生し、バーアンテナ
12,14の受信コイル12R,14Rの受信信号出力
はそれに次ぎ、バーアンテナ11,15の受信コイル1
1R,15Rの受信信号出力はそれよりさらに低下す
る。
11〜15から一斉に放射される電磁波の磁力線は磁歪
振動子1を通過してこれを励振し、励振された磁歪振動
子1からは電磁波が発生し、これによる磁力線が同様に
発生する。そして受信のタイミングではバーアンテナ1
1〜15の受信コイル11R〜15Rにはそれぞれ図3
(b)のように受信信号出力が発生する。図示のように
磁歪振動子1の直上にバーアンテナ13があるものとす
れば、磁歪振動子1に最も近いバーアンテナ13には磁
歪振動子1からの電磁波が最も強く与えられ、受信コイ
ル13Rに最大の受信信号出力が発生し、バーアンテナ
12,14の受信コイル12R,14Rの受信信号出力
はそれに次ぎ、バーアンテナ11,15の受信コイル1
1R,15Rの受信信号出力はそれよりさらに低下す
る。
【0025】図4の道路に設けた磁歪振動子の平面図に
おいて道路の走行車線の略中央に車両の進行方向のY方
向に沿って第1の磁歪振動子1aが所定の間隔、たとえ
ば1m間隔で道路面から所定の深さに埋め込まれてい
る。また第2の磁歪振動子1bは、第1の磁歪振動子1
aの間隔より大なる所定の間隔、この例示では第1の磁
歪振動子1aの5個に対して1個の割合すなわち5m間
隔で磁歪振動子1aの近傍に埋め込まれている。第1の
磁歪振動子1aと第2の磁歪振動子1bとはそれぞれ異
なった共振周波数f1とf2を持つことにより区別する
ことができる。
おいて道路の走行車線の略中央に車両の進行方向のY方
向に沿って第1の磁歪振動子1aが所定の間隔、たとえ
ば1m間隔で道路面から所定の深さに埋め込まれてい
る。また第2の磁歪振動子1bは、第1の磁歪振動子1
aの間隔より大なる所定の間隔、この例示では第1の磁
歪振動子1aの5個に対して1個の割合すなわち5m間
隔で磁歪振動子1aの近傍に埋め込まれている。第1の
磁歪振動子1aと第2の磁歪振動子1bとはそれぞれ異
なった共振周波数f1とf2を持つことにより区別する
ことができる。
【0026】図5の磁歪振動子検出装置のブロック図に
おいて、符号11〜15は図3に示した送信および受信
に共用するバーアンテナ、符号21はこの磁歪振動子検
出装置の制御を司るマイクロプロセッサ(以下MPUと
呼ぶ)、符号22は検出すべき磁歪振動子の共振周波数
と、この共振周波数と中間周波数との差の周波数とを発
振するダイレクトデジタルシンセサイザ(以下、DDS
と略記する)、23は送信と受信とを切り替える送受信
切り替え部、24は送信増幅器、25は送信および受信
する共振周波数によって最適のコンデンサが選択される
同調コンデンサ部、26は送信から受信への切り替え時
の送信終了直後に短時間活性化される放電抵抗器、27
a〜27eは受信した信号を増幅する受信増幅部、28
は受信増幅部27a〜27eの出力を選択するセレク
タ、29は受信した周波数を中間周波数に変換する中間
周波数変換部、30は中間周波数以外のノイズを減少さ
せるフィルター部、31は増幅検波部、32は検出した
磁歪振動子の周波数を特定して表示するとともにその検
出レベルを棒グラフ等で表示する表示部、33はスイー
プ発振器である。
おいて、符号11〜15は図3に示した送信および受信
に共用するバーアンテナ、符号21はこの磁歪振動子検
出装置の制御を司るマイクロプロセッサ(以下MPUと
呼ぶ)、符号22は検出すべき磁歪振動子の共振周波数
と、この共振周波数と中間周波数との差の周波数とを発
振するダイレクトデジタルシンセサイザ(以下、DDS
と略記する)、23は送信と受信とを切り替える送受信
切り替え部、24は送信増幅器、25は送信および受信
する共振周波数によって最適のコンデンサが選択される
同調コンデンサ部、26は送信から受信への切り替え時
の送信終了直後に短時間活性化される放電抵抗器、27
a〜27eは受信した信号を増幅する受信増幅部、28
は受信増幅部27a〜27eの出力を選択するセレク
タ、29は受信した周波数を中間周波数に変換する中間
周波数変換部、30は中間周波数以外のノイズを減少さ
せるフィルター部、31は増幅検波部、32は検出した
磁歪振動子の周波数を特定して表示するとともにその検
出レベルを棒グラフ等で表示する表示部、33はスイー
プ発振器である。
【0027】このように構成され、つぎにその動作を説
明する。磁歪振動子の共振周波数はたとえば90kHz
から高い方へ概ね30kHz間隔で設定が可能であり、
商用中波放送の手前445kHzまで選択できる。この
範囲で任意に周波数fを設定する。図4の第1の磁歪振
動子1aの共振周波数f1を210kHz、第2の磁歪
振動子1bの共振周波数f2を240kHzとして説明
する。
明する。磁歪振動子の共振周波数はたとえば90kHz
から高い方へ概ね30kHz間隔で設定が可能であり、
商用中波放送の手前445kHzまで選択できる。この
範囲で任意に周波数fを設定する。図4の第1の磁歪振
動子1aの共振周波数f1を210kHz、第2の磁歪
振動子1bの共振周波数f2を240kHzとして説明
する。
【0028】MPU21はDDS22に磁歪振動子1の
共振周波数であるf1の210kHzを発振させ、送受
信切り替え部23を送信にして送信増幅器24で電力増
幅を行い、送信用巻線11S〜15Sに印加して発生し
た電磁波をバーアンテナ11〜15より投射する。この
ときバーアンテナ11〜15の送信用の共通の巻線11
S〜15Sのシリーズに接続された巻線のリターン端子
には同調コンデンサ部25の中で送信する周波数(この
場合f1の210kHz)に適合したコンデンサが選択
されて直列に接続される。こうして一定時間、たとえば
5msの間第1の磁歪振動子1に周波数f1の電磁波が
発射され、共振範囲にある第1の磁歪振動子1aが共振
状態に入る。ついで受信に入るが、受信への切り替え前
に短時間放電抵抗26を活性化して送信エネルギーを吸
収する。
共振周波数であるf1の210kHzを発振させ、送受
信切り替え部23を送信にして送信増幅器24で電力増
幅を行い、送信用巻線11S〜15Sに印加して発生し
た電磁波をバーアンテナ11〜15より投射する。この
ときバーアンテナ11〜15の送信用の共通の巻線11
S〜15Sのシリーズに接続された巻線のリターン端子
には同調コンデンサ部25の中で送信する周波数(この
場合f1の210kHz)に適合したコンデンサが選択
されて直列に接続される。こうして一定時間、たとえば
5msの間第1の磁歪振動子1に周波数f1の電磁波が
発射され、共振範囲にある第1の磁歪振動子1aが共振
状態に入る。ついで受信に入るが、受信への切り替え前
に短時間放電抵抗26を活性化して送信エネルギーを吸
収する。
【0029】つぎにDDS22から中間周波数fc(た
とえば3.58MHz)と磁歪振動子1の共振周波数f
1との差の周波数を発振させ、中間周波数変換部29の
局部発振信号とする。同時に送受信切り替え部23は受
信に切り替え、一定時間、たとえば5msの間は機械的
共振をする磁歪振動子1aから放射される電磁波をバー
アンテナ11〜15の受信用巻線11R〜15Rが受信
する。磁歪振動子1aの共振による電磁波のエコー信号
はバーアンテナ11〜15の各受信用の巻線11R〜1
5Rより対応する受信増幅部27a〜27eへ入り高周
波増幅される。図示しないがこのとき各受信用巻線にも
共振可能な同調コンデンサが接続されているものとす
る。そして受信増幅部27a〜27eは受信期間中の受
信信号の最大値を保持するように構成され、受信期間終
了後にセレクタ28は各受信増幅部27a〜27eを走
査して受信信号は中間周波数変換部29で中間周波数に
変換される。これにより受信中に車両は刻々と前進して
いるが、その間の最大値を検出できるので検出順に関係
なく正確な磁歪振動子1aのバーアンテナ群との位置関
係を確認できるものである。
とえば3.58MHz)と磁歪振動子1の共振周波数f
1との差の周波数を発振させ、中間周波数変換部29の
局部発振信号とする。同時に送受信切り替え部23は受
信に切り替え、一定時間、たとえば5msの間は機械的
共振をする磁歪振動子1aから放射される電磁波をバー
アンテナ11〜15の受信用巻線11R〜15Rが受信
する。磁歪振動子1aの共振による電磁波のエコー信号
はバーアンテナ11〜15の各受信用の巻線11R〜1
5Rより対応する受信増幅部27a〜27eへ入り高周
波増幅される。図示しないがこのとき各受信用巻線にも
共振可能な同調コンデンサが接続されているものとす
る。そして受信増幅部27a〜27eは受信期間中の受
信信号の最大値を保持するように構成され、受信期間終
了後にセレクタ28は各受信増幅部27a〜27eを走
査して受信信号は中間周波数変換部29で中間周波数に
変換される。これにより受信中に車両は刻々と前進して
いるが、その間の最大値を検出できるので検出順に関係
なく正確な磁歪振動子1aのバーアンテナ群との位置関
係を確認できるものである。
【0030】ついでフィルター部30で中間周波数fc
以外のノイズを減衰させる。さらに増幅検波部31で受
信レベルまで増幅されて検波され、MPU21のA/D
コンバータ入力を介して取り込まれて演算処理がなさ
れ、表示部32で縦軸に結果が表示される。このときス
イープ発振部33はセレクタ28の切り換えに同期して
表示部32の横軸を走査すれば、図3(b)のような各
バーアンテナの受信信号に比例した出力を表示すること
ができる。この表示で画面の中央の表示が最高値を示し
ておれば中央のバーアンテナ13の真下に磁歪振動子1
aが存在することになり、この磁歪振動子検出装置のバ
ーアンテナ群は、道路の走行路の略中心に位置してい
る、すなわちバーアンテナ群を搭載した車両は道路の走
行路の略中心を走行していることとなる。画面の片方に
最高値の点があれば、バーアンテナすなわち車両はそれ
と反対の方向に推移していることとなり、画面の略中央
に最高点が来るように操舵する必要がある。磁歪振動子
の検出結果は表示部32で表示するだけでなく、得られ
た結果をMPU21で演算して磁歪振動子に対する車両
の位置を数値化して操舵装置と連携させれば道路に対す
る車両位置を適正に保つように自動操舵することも可能
となる。送信のたびに磁歪振動子1aに最も近いところ
で検出できるとは限らないので、複数の受信増幅器27
a〜27eの最大の出力のものに対する他の出力の比を
とれば、送信のたびにグラフの高さが変化することを避
けられる。
以外のノイズを減衰させる。さらに増幅検波部31で受
信レベルまで増幅されて検波され、MPU21のA/D
コンバータ入力を介して取り込まれて演算処理がなさ
れ、表示部32で縦軸に結果が表示される。このときス
イープ発振部33はセレクタ28の切り換えに同期して
表示部32の横軸を走査すれば、図3(b)のような各
バーアンテナの受信信号に比例した出力を表示すること
ができる。この表示で画面の中央の表示が最高値を示し
ておれば中央のバーアンテナ13の真下に磁歪振動子1
aが存在することになり、この磁歪振動子検出装置のバ
ーアンテナ群は、道路の走行路の略中心に位置してい
る、すなわちバーアンテナ群を搭載した車両は道路の走
行路の略中心を走行していることとなる。画面の片方に
最高値の点があれば、バーアンテナすなわち車両はそれ
と反対の方向に推移していることとなり、画面の略中央
に最高点が来るように操舵する必要がある。磁歪振動子
の検出結果は表示部32で表示するだけでなく、得られ
た結果をMPU21で演算して磁歪振動子に対する車両
の位置を数値化して操舵装置と連携させれば道路に対す
る車両位置を適正に保つように自動操舵することも可能
となる。送信のたびに磁歪振動子1aに最も近いところ
で検出できるとは限らないので、複数の受信増幅器27
a〜27eの最大の出力のものに対する他の出力の比を
とれば、送信のたびにグラフの高さが変化することを避
けられる。
【0031】つぎの周期では同様に引き続いて第2の磁
歪振動子1bの判別のためにその共振周波数f2で上記
と同様な手順をサイクリックに繰り返して磁歪振動子1
bに対する位置を判別する。このときDDS22と発振
周波数と同調コンデンサ25の選択は上記と同様のルー
ルで行われる。
歪振動子1bの判別のためにその共振周波数f2で上記
と同様な手順をサイクリックに繰り返して磁歪振動子1
bに対する位置を判別する。このときDDS22と発振
周波数と同調コンデンサ25の選択は上記と同様のルー
ルで行われる。
【0032】いま、この磁歪振動子検出装置を搭載した
車両が仮に時速100kmで走行し2種類の周波数の電
磁波を5msごとに送信と受信を繰り返したとし、この
1周期の20ms(休止期間を無視する)の間に車両が
走行する距離は、 1,000m×100(km)×{20(ms)/1,000(ms)}/60(秒)×60
(分)=0.55(m) となる。
車両が仮に時速100kmで走行し2種類の周波数の電
磁波を5msごとに送信と受信を繰り返したとし、この
1周期の20ms(休止期間を無視する)の間に車両が
走行する距離は、 1,000m×100(km)×{20(ms)/1,000(ms)}/60(秒)×60
(分)=0.55(m) となる。
【0033】ここで磁歪振動子が一定間隔で埋設されて
いることを利用して車両の走行速度を検出することに用
いる場合を考える。先の例で第1の磁歪振動子1aが1
m間隔で埋設されている場合、送信周期との関係で送信
し、受信したときに最も近い磁歪振動子に対する進行方
向の位置がまちまちになる。すなわち車両の道路幅方向
の位置の確認のためには磁歪振動子の走行方向の間隔は
短い方が望ましいが、走行速度を測定する場合は送信の
タイミングとの関係で磁歪振動子の直上であることを検
出して個々の磁歪振動子の進行方向の位置を特定するこ
とが困難になる。
いることを利用して車両の走行速度を検出することに用
いる場合を考える。先の例で第1の磁歪振動子1aが1
m間隔で埋設されている場合、送信周期との関係で送信
し、受信したときに最も近い磁歪振動子に対する進行方
向の位置がまちまちになる。すなわち車両の道路幅方向
の位置の確認のためには磁歪振動子の走行方向の間隔は
短い方が望ましいが、走行速度を測定する場合は送信の
タイミングとの関係で磁歪振動子の直上であることを検
出して個々の磁歪振動子の進行方向の位置を特定するこ
とが困難になる。
【0034】走行速度V(km/s)は、検出された磁
歪振動子の間隔をA(m)、磁歪振動子間を通過する周
期をT(ms)とすれば、 V=3600×A/T となる。
歪振動子の間隔をA(m)、磁歪振動子間を通過する周
期をT(ms)とすれば、 V=3600×A/T となる。
【0035】したがって5m置きに設置されている第2
の磁歪振動子1bの上を通過する周期Tは、 T=3,600A/V=3,600×5/100=180ms となり、上記の例では1回20msの送信周期の9周期
ごとに通過することになる。すなわち第2の磁歪振動子
1bのように広い間隔で設置されておれば、上記の場合
2周波数の送信、受信の繰り返しの周期が9回あるの
で、第2の磁歪振動子1bの間隔の特定が容易になる。
の磁歪振動子1bの上を通過する周期Tは、 T=3,600A/V=3,600×5/100=180ms となり、上記の例では1回20msの送信周期の9周期
ごとに通過することになる。すなわち第2の磁歪振動子
1bのように広い間隔で設置されておれば、上記の場合
2周波数の送信、受信の繰り返しの周期が9回あるの
で、第2の磁歪振動子1bの間隔の特定が容易になる。
【0036】また磁歪振動子を通過した数を積算するこ
とによって走行した距離を計測することができる。測定
開始から磁歪振動子の上を通過した数をCとすれば走行
距離Lは、 L=A×C/1,000(km) となり、この場合も第2の磁歪振動子1bの間隔は距離
を測定するためには適当である。
とによって走行した距離を計測することができる。測定
開始から磁歪振動子の上を通過した数をCとすれば走行
距離Lは、 L=A×C/1,000(km) となり、この場合も第2の磁歪振動子1bの間隔は距離
を測定するためには適当である。
【0037】このように本実施の形態では第1の磁歪振
動子1aの間隔は高速で走行する車両の道路幅方向に対
する位置を保つに必要な間隔で設置されており、第2の
磁歪振動子1bは第1の磁歪振動子1aの間隔より大な
る間隔で設置されているため第2の磁歪振動子1bの検
出周期を特定し易く車両の走行速度や走行距離を計算す
るのに好都合である。
動子1aの間隔は高速で走行する車両の道路幅方向に対
する位置を保つに必要な間隔で設置されており、第2の
磁歪振動子1bは第1の磁歪振動子1aの間隔より大な
る間隔で設置されているため第2の磁歪振動子1bの検
出周期を特定し易く車両の走行速度や走行距離を計算す
るのに好都合である。
【0038】また第1の磁歪振動子1aは道路の走行車
線の略中央に設置されており、車両はできるだけこの上
を走行することによって正しい走行ができるので第2の
磁歪振動子1bはこの近傍に設置することによって確実
に検出することができる。そして第1の磁歪振動子1a
の整数個ごとに第2の磁歪振動子1bを設置するように
すれば設置が容易でありまた両方を設置する箇所につい
ては両者はできれば同一筺体に納められていた方が設置
も容易であり、また位置誤差も少なくすることができ
る。
線の略中央に設置されており、車両はできるだけこの上
を走行することによって正しい走行ができるので第2の
磁歪振動子1bはこの近傍に設置することによって確実
に検出することができる。そして第1の磁歪振動子1a
の整数個ごとに第2の磁歪振動子1bを設置するように
すれば設置が容易でありまた両方を設置する箇所につい
ては両者はできれば同一筺体に納められていた方が設置
も容易であり、また位置誤差も少なくすることができ
る。
【0039】なお図3では5個のバーアンテナを用いて
いるが、バーアンテナの数は任意に変更でき、また複数
のバーアンテナの間隔は等間隔として説明したが、中央
に近づくほど間隔が密になるように配置して中央に近づ
くほど検出精度を高めるようにしてもよい。
いるが、バーアンテナの数は任意に変更でき、また複数
のバーアンテナの間隔は等間隔として説明したが、中央
に近づくほど間隔が密になるように配置して中央に近づ
くほど検出精度を高めるようにしてもよい。
【0040】また第2の磁歪振動子1bは走行速度や走
行距離の算定のためとして説明したが、この目的に限定
されず、道路のカーブ等の存在や道路の分岐点を示す等
の目的にその近辺のみに設置してもよく、また第2の磁
歪振動子1bは走行速度や走行距離の算定のために用
い、第3、第4の磁歪振動子を追加してこのような目的
に用いてもよい。またそれぞれ第1の磁歪振動子に対す
る個数の割合を変化させることによって役割が変わるよ
うにしてもよい。
行距離の算定のためとして説明したが、この目的に限定
されず、道路のカーブ等の存在や道路の分岐点を示す等
の目的にその近辺のみに設置してもよく、また第2の磁
歪振動子1bは走行速度や走行距離の算定のために用
い、第3、第4の磁歪振動子を追加してこのような目的
に用いてもよい。またそれぞれ第1の磁歪振動子に対す
る個数の割合を変化させることによって役割が変わるよ
うにしてもよい。
【0041】また図6の説明図に示すようにバーアンテ
ナの代わりに送信用に大型のループアンテナ16を用
い、受信用に送信用ループアンテナ16の巻線の内部に
複数の受信用ループアンテナ17a〜17eを一列に収
めても同様の機能を果たすことができる。または複数の
受信用ループアンテナ17a〜17eは送信用のループ
アンテナ16の近傍にループ面が送信用のループアンテ
ナ16平行になるよう配列してもよい。その場合、この
磁歪振動子の配列に対してはループアンテナのループ面
は道路面2に対して略平行に、言い換えれば巻線の軸が
道路面2に対して略垂直になるようにかつ進行方向に略
垂直な略一直線上に配置することによって上記のバーア
ンテナと同様の特性を得ることができるものである。複
数の受信用ループアンテナ17a〜17eの間隔は基本
的には等間隔であるが、中央ほど密に配置してもよいの
はバーアンテナの場合と同様である。このように構成す
れば大型の送信用ループアンテナでまず進行方向前方に
ある磁歪振動子を励振しておき、受信時には送信時より
前進した複数の小型の受信用ループアンテナで精度高く
磁歪振動子との位置を検出できる。またこの変形として
大きな送信用ループアンテナと複数のバーアンテナとを
組み合わせることもできる。
ナの代わりに送信用に大型のループアンテナ16を用
い、受信用に送信用ループアンテナ16の巻線の内部に
複数の受信用ループアンテナ17a〜17eを一列に収
めても同様の機能を果たすことができる。または複数の
受信用ループアンテナ17a〜17eは送信用のループ
アンテナ16の近傍にループ面が送信用のループアンテ
ナ16平行になるよう配列してもよい。その場合、この
磁歪振動子の配列に対してはループアンテナのループ面
は道路面2に対して略平行に、言い換えれば巻線の軸が
道路面2に対して略垂直になるようにかつ進行方向に略
垂直な略一直線上に配置することによって上記のバーア
ンテナと同様の特性を得ることができるものである。複
数の受信用ループアンテナ17a〜17eの間隔は基本
的には等間隔であるが、中央ほど密に配置してもよいの
はバーアンテナの場合と同様である。このように構成す
れば大型の送信用ループアンテナでまず進行方向前方に
ある磁歪振動子を励振しておき、受信時には送信時より
前進した複数の小型の受信用ループアンテナで精度高く
磁歪振動子との位置を検出できる。またこの変形として
大きな送信用ループアンテナと複数のバーアンテナとを
組み合わせることもできる。
【0042】(実施の形態2)以下本発明の第2の実施
形態について図7の道路に設けた磁歪振動子の平面図を
用いて説明する。上りの第1車線34と第2車線35と
は平行に設けられており、上り第1車線34には、その
走行車線の略中央に車両の進行方向のY方向に沿って第
1の共振周波数f1としてたとえば210kHzを持っ
た第1の磁歪振動子1aを所定の等間隔、たとえば1m
置きに道路面から所定の深さに埋め込まれている。また
第2の共振周波数f2としてたとえば240kHzを持
った第2の磁歪振動子1bは、第1の磁歪振動子1aの
間隔より大なる所定の間隔、この例示では第1の磁歪振
動子1aの5個に対して1個の割合すなわち5m間隔で
磁歪振動子1aの近傍に埋め込まれている。
形態について図7の道路に設けた磁歪振動子の平面図を
用いて説明する。上りの第1車線34と第2車線35と
は平行に設けられており、上り第1車線34には、その
走行車線の略中央に車両の進行方向のY方向に沿って第
1の共振周波数f1としてたとえば210kHzを持っ
た第1の磁歪振動子1aを所定の等間隔、たとえば1m
置きに道路面から所定の深さに埋め込まれている。また
第2の共振周波数f2としてたとえば240kHzを持
った第2の磁歪振動子1bは、第1の磁歪振動子1aの
間隔より大なる所定の間隔、この例示では第1の磁歪振
動子1aの5個に対して1個の割合すなわち5m間隔で
磁歪振動子1aの近傍に埋め込まれている。
【0043】一方上り車線とは車両の走行方向が反対の
−Y方向である下りの車線では第1の車線36と第2の
車線37は平行に設けられており、下りの第1の車線3
6には、その走行車線の略中央に車両の進行方向の−Y
方向に沿って第3の共振周波数f3としてたとえば27
0kHzを持った第3の磁歪振動子1cを所定の等間
隔、たとえば1m置きに道路面から所定の深さに埋め込
まれている。また第2の共振周波数f2を持った第2の
磁歪振動子1bを、第3の磁歪振動子1cの間隔より大
なる所定の間隔、この例示では第3の磁歪振動子1cの
5個に対して1個の割合すなわち5m間隔で磁歪振動子
1cの近傍に埋め込まれている。
−Y方向である下りの車線では第1の車線36と第2の
車線37は平行に設けられており、下りの第1の車線3
6には、その走行車線の略中央に車両の進行方向の−Y
方向に沿って第3の共振周波数f3としてたとえば27
0kHzを持った第3の磁歪振動子1cを所定の等間
隔、たとえば1m置きに道路面から所定の深さに埋め込
まれている。また第2の共振周波数f2を持った第2の
磁歪振動子1bを、第3の磁歪振動子1cの間隔より大
なる所定の間隔、この例示では第3の磁歪振動子1cの
5個に対して1個の割合すなわち5m間隔で磁歪振動子
1cの近傍に埋め込まれている。
【0044】また上りの第2車線35には、その走行車
線の略中央に車両の進行方向のY方向に沿って第1車線
34と同じ間隔で第1の磁歪振動子1aが設置され、ま
た上りの第1の車線の第2の磁歪振動子1bと同じ間隔
で第4の共振周波数f4としてたとえば300kHzを
持った第4の磁歪振動子1dが設置されている。
線の略中央に車両の進行方向のY方向に沿って第1車線
34と同じ間隔で第1の磁歪振動子1aが設置され、ま
た上りの第1の車線の第2の磁歪振動子1bと同じ間隔
で第4の共振周波数f4としてたとえば300kHzを
持った第4の磁歪振動子1dが設置されている。
【0045】そして下りの第2車線37にも、その走行
車線の略中央に車両の進行方向の−Y方向に沿って下り
第1車線36と同じ間隔で第3の磁歪振動子1cが設置
され、また上りの第2車線35と同一間隔で第4の磁歪
振動子1dが設置されている。
車線の略中央に車両の進行方向の−Y方向に沿って下り
第1車線36と同じ間隔で第3の磁歪振動子1cが設置
され、また上りの第2車線35と同一間隔で第4の磁歪
振動子1dが設置されている。
【0046】このように構成され、つぎに第1の実施形
態の図5の磁歪振動子検出装置を用いて説明する。この
場合磁歪振動子検出装置は第1ないし第4の共振周波数
f1〜f4として210,240,270および300
kHzを順次発振しかつ同一周波数で受信することを繰
り返すように作用させる。そうして第1の実施形態と同
様に第1の磁歪振動子1aと第3の磁歪振動子1cに対
応する共振周波数f1およびf3では道路上における車
両の位置を検出し、第2の磁歪振動子1bと第4の磁歪
振動子1dに対応する共振周波数f2およびf4では、
たとえば車両の速度とか走行距離を検出し測定するもの
であり、もし第2の磁歪振動子1bと第4の磁歪振動子
1dを他の検出目的に用いる場合も同様とする。
態の図5の磁歪振動子検出装置を用いて説明する。この
場合磁歪振動子検出装置は第1ないし第4の共振周波数
f1〜f4として210,240,270および300
kHzを順次発振しかつ同一周波数で受信することを繰
り返すように作用させる。そうして第1の実施形態と同
様に第1の磁歪振動子1aと第3の磁歪振動子1cに対
応する共振周波数f1およびf3では道路上における車
両の位置を検出し、第2の磁歪振動子1bと第4の磁歪
振動子1dに対応する共振周波数f2およびf4では、
たとえば車両の速度とか走行距離を検出し測定するもの
であり、もし第2の磁歪振動子1bと第4の磁歪振動子
1dを他の検出目的に用いる場合も同様とする。
【0047】そして車両が上りの車線を走行するときは
車両の幅方向の位置を検出するためには第1の磁歪振動
子を検出し、その他の情報を検出するためには第2また
は第4の磁歪振動子を検出することによって上り車線で
あること、またその中の第1車線か第2車線かを検出で
き、車両が下りの車線を走行するときは車両の幅方向の
位置を検出するためには第3の磁歪振動子を検出し、そ
の他の情報を検出するためには第2または第4の磁歪振
動子を検出することによって下り車線であること、また
その中の第1車線か第2車線かを検出でき、走行の安全
に寄与するるものである。この実施の形態では上下各2
車線の場合を説明したが、さらに車線が多い場合は磁歪
振動子の種類を増やせばよい。
車両の幅方向の位置を検出するためには第1の磁歪振動
子を検出し、その他の情報を検出するためには第2また
は第4の磁歪振動子を検出することによって上り車線で
あること、またその中の第1車線か第2車線かを検出で
き、車両が下りの車線を走行するときは車両の幅方向の
位置を検出するためには第3の磁歪振動子を検出し、そ
の他の情報を検出するためには第2または第4の磁歪振
動子を検出することによって下り車線であること、また
その中の第1車線か第2車線かを検出でき、走行の安全
に寄与するるものである。この実施の形態では上下各2
車線の場合を説明したが、さらに車線が多い場合は磁歪
振動子の種類を増やせばよい。
【0048】このように本実施の形態では上り車線と下
り車線とを備え、上下各車線は少なくとも第1および第
2の車線を有するとともに、上り第1車線と上り第2車
線とは互いに共通する共振周波数を有する第1の磁歪振
動子を所定間隔で備え、また上り第1車線と下り第1車
線とは互いに共通する共振周波数を有する第2の磁歪振
動子を備え、下り第1車線と下り第2車線とは互いに共
通する共振周波数を有する第3の磁歪振動子を備え、ま
た上り第2車線と下り第2車線とは互いに共通する共振
周波数を有する第4の磁歪振動子を備えており、第1と
第3の磁歪振動子はそれぞれ所定の間隔で設置され、第
2と第4の磁歪振動子はそれぞれ第1と第3の磁歪振動
子より大きな所定の間隔で設置されているので、磁歪振
動子の応答する共振周波数の組み合せによって現在どの
車線を走行しているかが間違いなく確認されるとともに
道路上の車両が車線上の正しい位置で走行していること
と、車両の速度、走行距離その他の情報を知ることがで
きる。
り車線とを備え、上下各車線は少なくとも第1および第
2の車線を有するとともに、上り第1車線と上り第2車
線とは互いに共通する共振周波数を有する第1の磁歪振
動子を所定間隔で備え、また上り第1車線と下り第1車
線とは互いに共通する共振周波数を有する第2の磁歪振
動子を備え、下り第1車線と下り第2車線とは互いに共
通する共振周波数を有する第3の磁歪振動子を備え、ま
た上り第2車線と下り第2車線とは互いに共通する共振
周波数を有する第4の磁歪振動子を備えており、第1と
第3の磁歪振動子はそれぞれ所定の間隔で設置され、第
2と第4の磁歪振動子はそれぞれ第1と第3の磁歪振動
子より大きな所定の間隔で設置されているので、磁歪振
動子の応答する共振周波数の組み合せによって現在どの
車線を走行しているかが間違いなく確認されるとともに
道路上の車両が車線上の正しい位置で走行していること
と、車両の速度、走行距離その他の情報を知ることがで
きる。
【0049】また上述の複数の車線の境界近傍に、上記
各車線に埋設されている磁歪振動子とは異なる共振周波
数を有する磁歪振動子を埋設すれば、これを検出してそ
れに接近したことがわかれば車線の境界に近づくことで
あり、正しい走行車線から逸脱することを警告でき走行
の安全が図れる。
各車線に埋設されている磁歪振動子とは異なる共振周波
数を有する磁歪振動子を埋設すれば、これを検出してそ
れに接近したことがわかれば車線の境界に近づくことで
あり、正しい走行車線から逸脱することを警告でき走行
の安全が図れる。
【0050】なお上記各実施形態において、バーアンテ
ナやループアンテナは車両の車体下やバンパーの中に設
置する。バンパーに設置された場合は車両の前方で検出
するので早期に位置を確認することができる。車体の下
にアンテナを設置した場合は広範囲に呼掛け電波を送信
することができ、車両の車体が導電性であることから外
来雑音に対するシールド効果がある。この際の注意点と
してエンジン設置領域はエンジンの点火装置や発電装置
等の電気機器が多く雑音を受けやすいので避けた方がよ
い。どうしてもエンジン設置領域に設けるときはループ
アンテナやバーアンテナの道路面とは反対側に導体や磁
性体からなる遮蔽体を設置する。また平行して走行する
車両や対向車両のアンテナから放射する電磁波の影響を
避けるため、ループアンテナやバーアンテナの目的とす
る磁歪振動子検出方向と異なる方向に導体や磁性体の遮
蔽体を設置することも有効である。
ナやループアンテナは車両の車体下やバンパーの中に設
置する。バンパーに設置された場合は車両の前方で検出
するので早期に位置を確認することができる。車体の下
にアンテナを設置した場合は広範囲に呼掛け電波を送信
することができ、車両の車体が導電性であることから外
来雑音に対するシールド効果がある。この際の注意点と
してエンジン設置領域はエンジンの点火装置や発電装置
等の電気機器が多く雑音を受けやすいので避けた方がよ
い。どうしてもエンジン設置領域に設けるときはループ
アンテナやバーアンテナの道路面とは反対側に導体や磁
性体からなる遮蔽体を設置する。また平行して走行する
車両や対向車両のアンテナから放射する電磁波の影響を
避けるため、ループアンテナやバーアンテナの目的とす
る磁歪振動子検出方向と異なる方向に導体や磁性体の遮
蔽体を設置することも有効である。
【0051】また送信用にループアンテナを用いる場
合、送信アンテナを車両の進行方向の前方側に設置し、
受信アンテナを後方側に設置することも有効である。送
信アンテナから送信した後、切り換えて受信するまでに
車両は進行しているので、このように配置すれば受信時
には受信アンテナに最も近い位置に磁歪振動子が位置す
ることになる。
合、送信アンテナを車両の進行方向の前方側に設置し、
受信アンテナを後方側に設置することも有効である。送
信アンテナから送信した後、切り換えて受信するまでに
車両は進行しているので、このように配置すれば受信時
には受信アンテナに最も近い位置に磁歪振動子が位置す
ることになる。
【0052】またバーアンテナの軸やループアンテナの
巻線の軸は道路面に垂直であるとして説明したが、これ
らは下方が進行方向に向けて前方に傾けることによって
少しでも車両の前方で検出できる利点がある。そのため
には時歪振動子の軸もあらかじめ対応する角度に傾けて
設置しておくことが必要である。
巻線の軸は道路面に垂直であるとして説明したが、これ
らは下方が進行方向に向けて前方に傾けることによって
少しでも車両の前方で検出できる利点がある。そのため
には時歪振動子の軸もあらかじめ対応する角度に傾けて
設置しておくことが必要である。
【0053】また磁歪振動子の方向は、その軸が道路面
に垂直であるとして説明したが、これは他の方向であっ
てもアンテナ側をそれに対応した方向にすればよいのは
いうまでもない。
に垂直であるとして説明したが、これは他の方向であっ
てもアンテナ側をそれに対応した方向にすればよいのは
いうまでもない。
【0054】さらに磁歪体の共振周波数や回路各部の周
波数、寸法、個数、道路への埋め込み深さ等数値に関し
ては、すべて一例であり、これらの数値に限定されるも
のではない。
波数、寸法、個数、道路への埋め込み深さ等数値に関し
ては、すべて一例であり、これらの数値に限定されるも
のではない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、請求項1
から4の道路の構成によって第1の磁歪振動子の間隔は
高速で走行する車両の道路幅方向に対する位置を保つに
必要な間隔で設置されており、第2の磁歪振動子は第1
の磁歪振動子の間隔より大なる間隔で設置されているた
め第2の磁歪振動子の検出周期を特定し易く車両の走行
速度や走行距離を計算するのに好的に作用する。
から4の道路の構成によって第1の磁歪振動子の間隔は
高速で走行する車両の道路幅方向に対する位置を保つに
必要な間隔で設置されており、第2の磁歪振動子は第1
の磁歪振動子の間隔より大なる間隔で設置されているた
め第2の磁歪振動子の検出周期を特定し易く車両の走行
速度や走行距離を計算するのに好的に作用する。
【0056】請求項5、6の磁歪振動子検出装置の構成
によって第2の磁歪振動子の配置とあいまって走行速度
や走行距離の算出やその他の付加情報の検出を精度良く
行うことができる。
によって第2の磁歪振動子の配置とあいまって走行速度
や走行距離の算出やその他の付加情報の検出を精度良く
行うことができる。
【0057】また本発明の請求項7から9の道路の構成
によって走行速度や走行距離の算出やその他の付加情報
の検出のみでなく、どの車線を走行しているかも明白に
なり、走行の安全に寄与する。
によって走行速度や走行距離の算出やその他の付加情報
の検出のみでなく、どの車線を走行しているかも明白に
なり、走行の安全に寄与する。
【0058】さらに本発明の請求項10から12の道路
の構成によって走行速度や走行距離の算出やその他の付
加情報の検出のみでなく、多数の車線を持つ道路におい
て、どの車線を走行しているかも明白になり、走行の安
全に寄与する。
の構成によって走行速度や走行距離の算出やその他の付
加情報の検出のみでなく、多数の車線を持つ道路におい
て、どの車線を走行しているかも明白になり、走行の安
全に寄与する。
【0059】請求項13の道路の構成では、車両が車線
からはみ出して走行することを防止するように作用し走
行の安全が図れる。
からはみ出して走行することを防止するように作用し走
行の安全が図れる。
【0060】また本発明の請求項14,15の交通シス
テムの構成によれば上述のいずれかの請求項の作用を果
たすことができる。
テムの構成によれば上述のいずれかの請求項の作用を果
たすことができる。
【図1】本発明の第1の実施形態にに用いる磁歪振動子
と、それに電磁波を投射し、また磁歪振動子からの電磁
波を受信するためのループアンテナとの相対関係を示す
説明図
と、それに電磁波を投射し、また磁歪振動子からの電磁
波を受信するためのループアンテナとの相対関係を示す
説明図
【図2】同じく磁歪振動子の一実施形態の分解構成斜視
図
図
【図3】同じく複数のバーアンテナによる磁歪振動子と
の相対位置を検出する方法を示す説明図
の相対位置を検出する方法を示す説明図
【図4】同じく道路に設けた磁歪振動子の平面図
【図5】同じく磁歪振動子検出装置の一実施形態のブロ
ック図
ック図
【図6】同じくバーアンテナに代えてループアンテナを
用いた実施形態の説明図
用いた実施形態の説明図
【図7】本発明の第2の実施形態の道路に設けた磁歪振
動子の平面図
動子の平面図
【図8】磁歪振動子の検出方法を示す説明図
【図9】磁歪体の磁化変位特性図
1 磁歪材 1a 第1の磁歪材 1b 第2の磁歪材 1c 第3の磁歪材 1d 第4の磁歪材 2 道路面 3 ループアンテナ 4 磁力線 5 磁歪材 6 枠体 7 収納部 8 磁性体 9 封口板 11〜15 バーアンテナ 11S〜15S 送信用の共通の巻線 11R〜15R 受信用の巻線 16 送信用ループアンテナ 17a〜17e 受信用ループアンテナ 21 マイクロプロセッサ(MPU) 22 ダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS) 23 送受信切り替え部 24 送信増幅器 25 同調コンデンサ部 26 放電抵抗 27a〜27e 受信増幅部 28 セレクタ 29 中間周波数変換部 30 フィルター部 31 増幅検波部 32 表示部 33 スイープ発振部 34,35,36,37 車線
Claims (15)
- 【請求項1】 車両の進行方向に沿って第1の間隔で埋
設された第1の共振周波数を有する第1の磁歪振動子
と、 前記車両の進行方向に沿って前記第1の間隔より大なる
第2の間隔で埋設された第2の共振周波数を有する第2
の磁歪振動子とを有する道路。 - 【請求項2】 第2の間隔が、第1の間隔の整数倍であ
る請求項1記載の道路。 - 【請求項3】 第2の磁歪振動子が第1の磁歪振動子の
近傍に埋設されている請求項2記載の道路。 - 【請求項4】 第1の磁歪振動子と第2の磁歪振動子と
が同一の筺体内に収納されている請求項3記載の道路。 - 【請求項5】 車両の進行方向に沿って第1の間隔で埋
設された第1の共振周波数を有する第1の磁歪振動子
と、前記車両の進行方向に沿って前記第1の間隔より大
なる第2の間隔で埋設された第2の共振周波数を有する
第2の磁歪振動子とのそれぞれを機械的共振させる周波
数の電磁波を放射する送信手段と、 機械的共振をする前記第1および第2の磁歪振動子から
放射される電磁波を受信する受信手段と、 前記第2の磁歪振動子の上を通過した回数と前記第2の
磁歪振動子の設置間隔とから車両の走行距離を算出する
距離算出手段とを有する磁歪振動子検出装置。 - 【請求項6】 距離算出手段に代えて第2の磁歪振動子
の設置間隔と通過時間間隔とから車両の走行速度を算出
する速度算出手段を有する請求項5記載の磁歪振動子検
出装置。 - 【請求項7】 少なくとも第1の車線と第2の車線とか
らなるとともに前記第1の車線には第1の共振周波数を
有する第1の磁歪振動子が、前記第2の車線には第2の
共振周波数を有する第2の磁歪振動子がそれぞれ車両の
進行方向に沿って所定の間隔で埋設されている道路。 - 【請求項8】 第2の車線の進行方向が第1の車線の進
行方向と逆方向である請求項7記載の道路。 - 【請求項9】 第3の磁歪振動子をさらに設け、その間
隔は第1および第2の磁歪振動子の設けられる間隔に対
して大であるかまたは整数倍である請求項7または8記
載の道路。 - 【請求項10】 上り車線と下り車線とを備え、 前記上下各車線は少なくとも第1および第2の車線を有
するとともに、前記上り第1車線と前記上り第2車線と
は互いに共通する共振周波数を有する第1の磁歪振動子
を備え、 前記上り第1車線と前記下り第1車線とは互いに共通す
る共振周波数を有する第2の磁歪振動子を備え、 前記下り第1車線と前記下り第2車線とは互いに共通す
る共振周波数を有する第3の磁歪振動子を備え、 前記上り第2車線と前記下り第2車線とは互いに共通す
る共振周波数を有する第4の磁歪振動子を備えた道路。 - 【請求項11】 第2および第4の磁歪振動子の設けら
れる間隔は、第1および第3の磁歪振動子の設けられる
間隔に対して大であるかまたは整数倍である請求項10
記載の道路。 - 【請求項12】 各磁歪振動子が、車線の幅の略中央部
に埋設されている請求項1から4、7から11のいずれ
かに記載の道路。 - 【請求項13】 複数の車線の境界近傍に、前記各車線
に埋設されている磁歪振動子とは異なる共振周波数を有
する磁歪振動子を埋設した請求項1から4、7から11
のいずれかに記載の道路。 - 【請求項14】 請求項1から4、7から13のいずれ
かに記載の道路と、 磁歪振動子に機械的共振を生じる周波数の電磁波を放射
する送信手段および機械的共振をする前記磁歪振動子か
ら放射される電磁波を受信する受信手段とを備えた磁歪
振動子検出装置を有する車両とからなる交通システム。 - 【請求項15】 磁歪振動子検出装置として、請求項5
または6のいずれかに記載の磁歪振動子検出装置を用い
た請求項14記載の交通システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26622698A JP2000099879A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 道路、磁歪振動子検出装置および交通システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26622698A JP2000099879A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 道路、磁歪振動子検出装置および交通システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000099879A true JP2000099879A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17428029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26622698A Pending JP2000099879A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 道路、磁歪振動子検出装置および交通システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000099879A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104808015A (zh) * | 2015-05-18 | 2015-07-29 | 中国科学院电子学研究所 | 一种基于磁异常信号的车辆运动方向检测方法 |
-
1998
- 1998-09-21 JP JP26622698A patent/JP2000099879A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104808015A (zh) * | 2015-05-18 | 2015-07-29 | 中国科学院电子学研究所 | 一种基于磁异常信号的车辆运动方向检测方法 |
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