JP2000099616A - コードイメージデータ生成装置 - Google Patents

コードイメージデータ生成装置

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JP2000099616A
JP2000099616A JP10273148A JP27314898A JP2000099616A JP 2000099616 A JP2000099616 A JP 2000099616A JP 10273148 A JP10273148 A JP 10273148A JP 27314898 A JP27314898 A JP 27314898A JP 2000099616 A JP2000099616 A JP 2000099616A
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JP10273148A
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Hiroshi Sasaki
佐々木  寛
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高密度に印刷記録されるコードイメージのデー
タ生成に要する時間を極力短縮化して、印刷記録作業を
迅速且つ効率的に行えるようにすること。 【解決手段】データ入力部1で入力されたデータをエン
コード部2でコード化し、コードイメージデータ生成部
17で、このコード化データからコードイメージに対応
するコードイメージデータを生成する。コードイメージ
は複数種のパーツイメージを所定の位置関係に従って配
置することにより構成されるものであり、上記コードイ
メージデータ生成部17は、パーツ格納メモリ37に上
記複数種のパーツイメージをそれぞれイメージデータと
して記憶し、イメージデータ複製部30で、上記記憶さ
れたパーツイメージを、上記エンコード部2からのコー
ド化データと上記位置関係とに従って選択してイメージ
データを複製し、この複製されたイメージデータを用い
てコードイメージデータを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声、映像、又は
テキストデータやコンピュータデータ等の情報を、所定
のフォーマットからなる、光学的に読み取り可能なコー
ドイメージとして印刷記録する際の、当該コードイメー
ジのデータの生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、データを光学的に読み取り可
能な形である1次元或いは2次元のコードイメージとし
て紙等の記録媒体に印刷記録することは知られている。
これらコードイメージの中でも、とりわけ2次元のコー
ドイメージについては、近年の、データ記録量に対する
増大化の要望を受けて、そのフォーマットを中心とし
て、高密度化記録のための改良及び工夫が種々施されて
来ている。
【0003】本出願人もこのような背景から、紙面等の
記録媒体上に、音声、映像、或いはテキストデータ等の
情報を含むデータを光学的に読み取り可能な形で高密度
に印刷記録するためのコードイメージであるドットコー
ドを発明し、これを特開平6−231466号公報、及
び特開平8−171620号公報として、先に提案して
いる。
【0004】図13は、そのドットコードのコードイメ
ージデータ41のフォーマット構成を示した図である。
即ち、複数個のブロック42が2次元的に隣接配列され
てドットコードのコードイメージデータ41を構成し、
その各ブロック42は、音声等の情報に対応するデータ
の各ブロック毎に分割されたデータがその値である
「0」又は「1」に対応した白ドット又は黒ドットのド
ットイメージとして所定の配列形態にて存在するブロッ
クユーザデータエリア46と、そのデータエリア46の
各ドットを検出するための基準点を見つけるために使用
される各ブロックの四隅に配置された一定の黒の連続数
を有するマーカ43及び該マーカ間に配置されたパター
ンコード44と、上記複数の異なるブロックを読み取り
時に識別できるようにマーカ間に配置されたエラー検出
又はエラー訂正符号及び各ブロック固有のブロックアド
レスを含むブロックヘッダ45と、から構成されてい
る。
【0005】而して、上記ドットコードによれば、ドッ
トコード全体の大きさが読取手段の撮像視野より大きく
ても、この読取手段がドットコード上を移動して領域分
割しながら順次撮像することにより、その読み取りが可
能となる。換言すれば、当該ドットコードをワンショッ
トにて撮像することができなくても、上記ブロック42
に付与された各アドレスさえ読み取って認識できれば、
そのアドレスによって各ブロックのデータから元のデー
タを再構築することが可能となるので、従来より知られ
た1次元、或いは2次元のバーコードでは実現し得なか
った多量の情報を紙面等に高密度で保持させることが可
能となり、紙を媒体とした音声等の伝達が簡単にでき
て、今まででは考えられなかった様々な用途に期待が広
がっている。
【0006】ところで、このようなドットコードを含む
その他各種のコードイメージを実際に紙面上に形成する
にあたっては、大きく分けて以下の二つの方法が採用で
きる。
【0007】一つは、イメージセッタ等を利用して刷版
を作成し、この刷版を原版として大量に印刷を行なう方
法であり、もう一つは、熱転写方式やレーザ方式等に代
表されるプリンタを用いて印字を行なう方法である。
【0008】上記特開平6−231466号公報、及び
特開平8−171620号公報においては、これら何れ
の方法を用いても、ドットコードを紙面上に高密度に印
刷記録できることが開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
コードイメージを実際に印刷記録するにあたっては、上
記したコードイメージの形成方法の如何に拘らず、その
コードイメージの記録密度が高くなった分、コードイメ
ージのデータ生成にはそれだけ時間を要する結果とな
り、コードイメージの印刷記録作業を迅速且つ効率的に
進める意味から、改善の余地を残していた。
【0010】本発明は上記した事情に鑑みなされたもの
で、高密度に印刷記録されるコードイメージのデータ生
成に要する時間を極力短縮化して、当該コードイメージ
の印刷記録作業を迅速且つ効率的に行えるようにしたコ
ードイメージデータ生成装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明のコードイメージデータ生成装置は、記録す
べきデータをコード化して光学的に読み取り可能なコー
ドイメージとして記録媒体に印刷記録するときの前記コ
ードイメージのデータを生成するための装置であって、
前記記録すべきデータを入力するデータ入力手段と、前
記データ入力手段で入力されたデータをコード化するエ
ンコード手段と、前記エンコード手段でコード化された
コード化データから、前記コードイメージに対応するコ
ードイメージデータを生成するコードイメージデータ生
成手段とを備え、前記コードイメージは、互いに異なる
大きさ、形状、または色を有する複数種のパーツイメー
ジを所定の位置関係に従って配置することにより構成さ
れるものであり、前記コードイメージデータ生成手段
は、前記複数種のパーツイメージをそれぞれイメージデ
ータとして記憶するパーツイメージ格納メモリと、前記
パーツイメージ格納メモリに記憶されているパーツイメ
ージを、前記エンコード手段でコード化されたコード化
データと前記位置関係に従って選択し、該選択したパー
ツイメージのイメージデータを複製するイメージデータ
複製手段とを含み、前記イメージデータ複製手段によっ
て複製されたイメージデータを用いて前記コードイメー
ジデータを生成することを特徴とする。
【0012】即ち、本発明のコードイメージデータ生成
装置によれば、パーツイメージ格納メモリに記憶された
複数種の大きさ、形状、または色の異なるパーツイメー
ジを、エンコード手段でコード化されたコード化データ
と指定された位置関係に従って、イメージデータ複製手
段により選択複製する事でコードイメージデータを作成
し、印刷装置に出力する。従って、コードイメージデー
タを複数の構成パーツに分解した状態でメモリに記録し
たパーツイメージを記録データに応じて選択し、指定さ
れた位置に複製するので、各パーツイメージの位置関係
を正確に保持したまま、迅速且つ効率的にコードイメー
ジデータを作成できる。
【0013】また、本発明のコードイメージデータ生成
装置は、記録すべきデータをコード化して光学的に読み
取り可能なコードイメージとして記録媒体に印刷記録す
るときの前記コードイメージのデータを生成するための
装置であって、前記記録すべきデータを入力するデータ
入力手段と、前記データ入力手段で入力されたデータを
コード化するエンコード手段と、前記エンコード手段で
コード化されたコード化データから、前記コードイメー
ジに対応するコードイメージデータを生成するコードイ
メージデータ生成手段とを備え、前記コードイメージ
は、前記コード化データの内容に応じてそのイメージが
変化するコードイメージ変化領域と、前記コード化デー
タの内容に関わり無くそのイメージが一定であるコード
イメージ非変化領域と、を含む所定の形状を有するブロ
ックを複数個配列して構成されると共に、前記コードイ
メージ変化領域及びコードイメージ非変化領域の何れも
が同一となるブロックを少なくとも一つ、所定の位置に
含んで構成されており、前記コードイメージデータ生成
手段は、前記コードイメージを構成する複数個のブロッ
クのうち、互いに異なるイメージのブロックの全てをイ
メージデータとして記憶するコードイメージデータ格納
メモリと、前記コードイメージデータ格納メモリに記憶
されているブロックのうち所定のブロックを選択し、該
選択したブロックのイメージデータを複製するイメージ
データ複製手段とを含み、前記コードイメージ格納メモ
リに記憶されている全てのブロックのイメージデータと
前記イメージデータ複製手段によって複製されたブロッ
クのイメージデータとを用いて前記コードイメージデー
タを生成することを特徴とする。
【0014】即ち、本発明のコードイメージデータ生成
装置によれば、コードイメージデータ格納メモリに記憶
された複数個のブロックイメージを、指定された位置に
イメージデータ複製手段により選択複製する事でコード
イメージデータを作成し、印刷装置に出力する。従っ
て、コードイメージデータ格納メモリに記録したブロッ
ク重複の無いコードイメージデータからブロック領域単
位で抽出し、指定された位置に複製するので、ブロック
重複の有るコードイメージデータを、迅速且つ効率的に
作成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 [第1の実施の形態]図1の(A)は、本発明の第1の
実施の形態であるコードイメージデータ生成装置の構成
を示すブロック図である。
【0016】このコードイメージデータ生成装置は、コ
ードイメージデータに記録するデータを入力、及び圧縮
するデータ入力部1と、該データ入力部1から出力され
るデータに対して、前記コードイメージデータが有する
所定論理データフォーマットに変換するエンコード部2
と、該エンコード部2から出力される所定論理データフ
ォーマットを有したデータを、光学的に読み取り可能な
所定の物理フォーマットから成るコードイメージデータ
に変換するコードイメージデータ生成部17と、これら
3つの構成手段を制御する制御部19とから構成され、
該コードイメージデータ生成装置によって生成された前
記コードイメージデータを所定の記録媒体に印刷する印
刷部18に接続されている。
【0017】ここで、上記データ入力部1は、音声をマ
イク等で電気信号に変換し、デジタルデータ(PCMデ
ータ)を生成する音声入力部11と、該音声入力部11
で生成されたデジタル音声データをADPCMやCEL
P等の高能率符号化によりデータ圧縮し、圧縮音声デー
タを生成するデータ圧縮部12とから成る。
【0018】また、上記エンコード部2は、上記データ
圧縮部12によって生成された圧縮音声データに対して
所定のエラー訂正符号を生成するエラー訂正符号生成部
13と、該エラー訂正符号生成部13で生成されたエラ
ー訂正符号を複数集めて、バーストエラー訂正能力を高
める為にデータの並べ換え(インターリーブ)を行うイ
ンターリーブ部14と、上記複数のエラー訂正符号を構
成する為に必要な構成情報及びこの情報に付加するエラ
ー訂正パリティから構成されるヘッダ情報を生成するヘ
ッダ生成部16と、上記インターリーブ部14によって
インターリーブされた上記複数のエラー訂正符号と上記
ヘッダ生成部16で生成されたヘッダを、より小さな単
位であるブロックに分配し、ブロックデータを生成する
ブロックデータ生成部15とから成る。
【0019】なおここで、コードイメージデータ生成装
置が扱うデータは、上記例では音声としたが、それに限
定されるものではない。例えば、楽曲等の音楽情報で
も、写真、映画、ビデオ、絵画等の映像情報でも、また
はコンピュータのワープロソフト等で作成したコンピュ
ータデータであっても良いのは言うまでも無く、その入
力データに応じたデータ圧縮を施して上記コードイメー
ジデータに記録する事が可能である。
【0020】また、上記エンコード部2で変換する所定
論理データフォーマットの1つの具体例を、図2を参照
して簡単に説明する。まず、圧縮データに対してエラー
訂正パリティが付加されたエラー訂正符号を複数集めた
論理的に2次元の構造を有する単位であるスーパーマク
ロブロックデータ201を形成する。このスーパーマク
ロブロックデータ201に対して、エラー訂正符号を横
断するような読み出し方向にデータを並び換えるインタ
ーリーブ処理を行い、インターリーブ後の1次元化した
スーパーマクロブロックデータ202を形成する。この
1次元化したスーパーマクロブロックデータ202に対
して、所定データ単位であるマクロブロックに分割した
マクロブロックデータ群203を形成する。ここで所定
データ単位は、以下で述べるブロックデータの整数倍で
構成されるものとする。その為、最終マクロブロックデ
ータのユーザデータ(MB_UD−5)にはサイズを揃
えるダミーデータが挿入される。
【0021】更にこの時点で、上記スーパーマクロブロ
ック201の構造を示す情報(エラー訂正符号長、パリ
ティ長、インターリーブ長、等)を各マクロブロックに
対して同一のヘッダ(マクロブロックヘッダ)として付
加する。マクロブロックデータ群203は更に小さな所
定データ単位であるブロックデータに分割したブロック
データ群204を形成する。各ブロックデータには、ブ
ロックのIDを示すアドレス情報等のブロックヘッダ
と、上記マクロブロックデータ群203を分配したブロ
ックユーザデータとから構成される論理データである。
この各ブロックデータは、以下で説明するコードイメー
ジデータを構成する物理的なフォーマットの最小単位で
あるブロックに記録されるデータと1対1に対応するも
のである。
【0022】また、ブロックデータ群204に記述した
“有効”及び“無効”は、ブロックユーザデータ中に上
記マクロブロックヘッダ以外で上記ダミーデータのみが
含まれている場合は“無効”、それ以外は“有効”とい
うように識別したものである。1対1に対応する物理的
なフォーマットへの記録は、基本的に、上記“有効”と
判定されたブロックデータに対して行なわれる(コード
配列−2 206)。ここで、基本的と記述したのは、
物理的なフォーマットのブロック配列により“無効”と
判定されたブロックデータも記録する為で、その例はコ
ード配列−1205に示してある。これは、コードイメ
ージを矩形状に保つために行なった例である。
【0023】また、上記エンコード部2で変換される論
理データフォーマットは、上記例で示したものに限定さ
れるものではなく、所定構成データ単位であるブロック
データが最終的に形成されていれば良い。
【0024】以下に、上記コードイメージデータ生成装
置の各構成要素の詳細な動作について上記論理データフ
ォーマットを用いて説明する。まず、制御部19にコー
ド作成パラメータが入力される。このコード作成パラメ
ータは、音声入力開始及び終了タイミングや、データ圧
縮方式或いは圧縮率の選択、エラー訂正能力、インター
リーブ範囲の指定、及びコードイメージデータの分割区
間や、コードイメージデータのブロック配列、印刷解像
度、印刷記録密度、印刷媒体種、インク種、等であり、
操作者が不図示のスイッチ等で選択したり、或いは予め
確定した値として不図示のROM等に記録されていても
良い。
【0025】制御部19に入力された音声入力開始タイ
ミング並びに終了タイミング情報は、音声入力部11に
送られる。音声入力部11は、この信号をトリガとして
操作者が当該音声入力部11内に設けられた不図示のマ
イク或いは入力端子から入力した音声を、電気信号とし
て取り込み、A/D変換を施して、PCM(Pulse Code
Modulation )データを生成する。或いは、デジタル入
力端子を用意することで、A/D変換を省くことがで
き、直接デジタルデータを取り込むことが可能となる。
【0026】こうして音声入力部11で取り込まれ不図
示のメモリに記録されたデジタルデータは、所定単位毎
(例えば、30msec単位)のフレームデータがデー
タ圧縮部12へ入力され、データ圧縮が施される。圧縮
方法としては、波形符号化であるADPCMや、分析合
成符号化であるCELP等が用いられ、数分の1から数
十分の1に圧縮され、不図示のメモリへ蓄えられる。こ
れらの方式や圧縮率は、制御部19からの制御信号によ
り切り換えられる。
【0027】エラー訂正符号生成部13は、制御部19
からの訂正能力に関する情報により、上記データ圧縮部
12で圧縮されたデータを所定単位毎(例えば数フレー
ム分の圧縮データ)に所定量(例えば16バイト等)の
訂正パリティを付加し、訂正符号を生成する。このエラ
ー訂正符号は、例えばリードソロモン符号やBCH符号
等である。生成された訂正符号は、不図示のメモリに蓄
えられる。
【0028】メモリに蓄えられた複数訂正符号であるス
ーパーマクロブロックデータ201がインターリーブ部
14に入力され、制御部19からのインターリーブ範囲
に関する情報により、例えばバイト単位にデータが並び
替えられてインターリーブ後の1次元化されたスーパー
マクロブロックデータ202を形成し、ブロックデータ
生成部15へ出力される。
【0029】一方、ヘッダ生成部16は、制御部19か
らの上記スーパーマクロブロックデータ201の構成情
報に、エラー訂正パリティを付加し、1つのマクロブロ
ックヘッダを生成する。この生成したマクロブロックヘ
ッダは、ブロックデータ生成部15へ出力される。
【0030】而して、ブロックデータ生成部15は、上
記インターリーブ後の1次元化されたスーパーマクロブ
ロックデータ202と、上記マクロブロックヘッダとか
ら、コードイメージデータの構成単位である各ブロック
に記録するブロックデータを生成する。このブロックデ
ータの生成方法は、1次元化したスーパーマクロブロッ
クデータ202を複数ブロックデータから構成されるマ
クロブロックデータに分割すると共に、上記マクロブロ
ックヘッダを、マクロブロックを構成する複数ブロック
に分配して配置し、残ったブロックユーザデータ領域に
上記マクロブロックデータを割り当てる。更に各ブロッ
クデータには、前記説明したようにブロックIDである
アドレス等の情報にエラー訂正パリティが付いたブロッ
クヘッダが付加され、この生成されたブロックデータは
コードイメージデータ生成部17へ出力される。
【0031】コードイメージデータ生成部17は、入力
されたブロックデータを、制御部19から入力されたブ
ロック配列情報、及びコードイメージデータ分割区間、
及び印刷解像度,印刷記録密度,印刷媒体種,インク
種,等の印刷記録パラメータを基に、図13に示すよう
な光学的に読み取り可能なコードイメージデータ41に
変換し、このコードイメージデータを印刷部18へ出力
する。
【0032】コードイメージデータ41は、従来技術の
説明において前述したように、ブロック42が2次元状
に配列して構成されており、更にブロック42は、マー
カ43、パターンコード44、ブロックヘッダ45、ブ
ロックユーザデータエリア46から成っている。特に、
マーカ43とパターンコード44のドット配列は固定で
あり、非変化領域となる。一方、ブロックヘッダ45と
ブロックユーザデータエリア46は、入力されるブロッ
クデータの内容によりドット配列が変化する変化領域と
なる。
【0033】印刷部18では、入力されるコードイメー
ジデータを基に、所定記録媒体(例えば紙やプラスチッ
ク表面上)に印刷し、光学的に読み取り可能なコードイ
メージを完成する。
【0034】続いて、本発明の主要部分であるコードイ
メージデータ生成部17の構成を図1の(B)のブロッ
ク図に基づいて説明する。即ち、コードイメージデータ
生成部17は、印刷記録パラメータを受けて、ブロック
42の構成パーツであるマーカ43,パターンコード4
4,ブロックヘッダ45,ブロックユーザデータエリア
46の各ドット(以下、ブロックユーザデータドットと
称す)のパーツイメージをそれぞれ作成するパーツイメ
ージ作成部32と、該パーツイメージ作成部32によっ
て作成されたパーツイメージを登録するパーツ格納メモ
リ37と、該パーツ格納メモリ37に格納されたパーツ
イメージをコードイメージデータ格納メモリ34に複製
してブロック42を描画するイメージデータ複製部30
と、パーツイメージを複製して描画されたブロック42
が所定位置に複数配列されたコードイメージデータ41
が描画記録されるコードイメージデータ格納メモリ34
と、該コードイメージデータ格納メモリ34に記録され
たコードイメージデータ41を、印刷部18が認識可能
なようにサイズ等のヘッダを付加した所定画像フォーマ
ットに変更して、出力するコード出力部35とから成
る。
【0035】ここで、上記イメージデータ複製部30
は、ブロック42のコードイメージデータ格納メモリ3
4に展開する絶対座標を決定するブロック描画位置決定
部31と、上記登録されたパーツイメージを上記ブロッ
ク描画位置決定部31で決定された絶対座標で示された
ブロック描画位置を基準に、ブロック内相対座標で示さ
れる位置に複製する事で各ブロックの描画を行うブロッ
ク描画部33と、上記ブロック内相対座標を予め記憶す
るブロック描画相対座標テーブル36とから構成されて
いる。
【0036】以下に、上記コードイメージデータ生成部
17の各構成要素の詳細動作を、図3の(A)から図8
の(D)も参照して説明する。図3の(A)は、パーツ
イメージ作成部32の一例を示したブロック図である。
【0037】この例では、パーツイメージ作成部32
は、印刷記録パラメータを受けてパターンコード44,
ブロックヘッダ45,及びブロックユーザデータエリア
46の領域に用いる黒ドットのパーツイメージを生成す
る黒ドット生成部58と、生成された黒ドットのパーツ
イメージからマーカサイズを決定し、マーカ43のパー
ツイメージを生成するマーカ生成部56と、上記黒ドッ
トのパーツイメージから白ドットサイズを決定し、白ド
ットのパーツイメージを生成する白ドット生成部57と
から成る。上記作成された黒,白ドット及びマーカ43
のパーツイメージは、パーツ格納メモリ37に登録され
る。
【0038】ここで、上記黒ドット生成部58は、印刷
記録パラメータを受けてドットのパーツイメージの構成
画素領域(N×M画素)を決定するパーツイメージパラ
メータ生成部51と、構成画素領域に基づいて黒で塗り
つぶした円(一般的に楕円)を描画する楕円描画部52
と、また構成画素領域に基づいて黒で塗りつぶした正方
形(一般的に矩形)を描画する矩形描画部53と、これ
ら楕円描画部52及び矩形描画部53で作成された2つ
のイメージの内、最適な黒領域比率が得られるものを選
択する選択部54とから構成される。
【0039】以下、ドットのパーツイメージは、パター
ンコードドット、及びブロックヘッダ黒ドット、及びブ
ロックユーザデータ黒ドットに対して全て同一として記
述するが、異なった形状としても良ことは勿論である。
【0040】ここで、上記パーツイメージ作成部32の
具体的な動作を説明する。例えば、今、印刷解像度が2
400dpiであり、印刷記録密度であるドット間距離
を63.5μmとすると、最小ドット間距離の画素数は
6画素となる。パーツイメージパラメータ生成部51で
は、この最小ドット間距離に対応する最大ドット構成画
素領域(6×6画素)以下のサイズ(6×6画素、5×
5画素、4×4画素等)を楕円描画部52と矩形描画部
53に出力する。
【0041】上記楕円描画部52及び矩形描画部53で
描画されるドット形状は、図3の(B)に示すように、
楕円ドットパターンの場合、上記サイズが6×6画素は
a)、5×5画素ではb)、4×4画素ではc)のよう
になり、また、矩形ドットパターンの場合、6×6画素
はd)、5×5画素ではe)、4×4画素ではf)のよ
うになる。ここで、上記a)乃至f)における最小の正
方形が、印刷機の最小画素に対応する。このように、複
数のドット形状を候補として作成する理由は、印刷条件
により、最終的に出力されるドット形状、サイズが変化
するが、最終的に印刷されたコードイメージの各ドット
の形状及びサイズは、光学的な読取装置で読み取りが許
容できる所定範囲に収まっている必要がある為である。
上記印刷条件とは、記録媒体である紙の物性とインクの
物性、更に印刷機それ自体の個体差や印刷枚数といった
経験的な因子を持った条件である。
【0042】つまり、様々ある印刷条件(印刷記録パラ
メータ)に対して、より適したドット形状を上記複数候
補から選択する事で、印刷後のコードイメージのドット
形状、サイズをできるだけ一定に保つ事が可能となる。
上記様々ある印刷条件に対して、以下で説明する選択部
54で複数ドット形状を選択する為の判定パラメータ
は、例えば、黒画素と白画素の占有比率である。ここで
占有比率は、最大ドット構成画素領域内(上記例では6
×6画素)で形成される黒画素の比率とする。
【0043】例えば、直径6画素の円では67%、直径
5画素の円では58%、直径4画素の円では33%、一
辺6画素の矩形では100%、5画素の矩形では69
%、一辺4画素の矩形では44%、等である。
【0044】ここで、上記黒画素は、印刷時に所定の色
(本実施の形態では黒であるが、特にそれに限定される
ものではなく、白でも、それ以外の色でも良いのは言う
までもない)として指定される最小印刷単位領域であ
る。上記白画素に対しては、紙等の記録媒体と同色(イ
ンク無し)とするのが一般的であるが、黒画素と同様に
色を指定しても良く、この場合は黒画素とは異なる色が
印刷時に指定される。従って、上記黒及び白ドットは、
黒或いは白画素で構成されているので、印刷時に指定さ
れた色で黒或いは白ドットが印刷される。
【0045】上記楕円描画部52と矩形描画部53で作
成されたこれらのドット形状のイメージと、印刷記録パ
ラメータとが選択部54に入力され、占有比率が最適な
ドットのパーツイメージが選択される。
【0046】ここで、選択部54内には、印刷記録パラ
メータからドット形状判定パラメータに変換する為の不
図示の変換手段(テーブル等)を有しており、また入力
されるドットのパーツイメージから、黒画素と白画素の
占有比率を算出する不図示の算出手段を有している。例
えば、ドット形状判定パラメータとして占有比率が60
%となった場合、上記ドット形状は直径5画素の円が選
択される。選択されたドットのパーツイメージは、パー
ツ格納メモリ37の所定位置に記録されるが、記録され
るドットのパーツイメージは、黒画素が接する最小の矩
形領域のみ(5×5画素)とする(図3の(B)中の
b)−1に対応)。
【0047】こうする事で、以降説明するパーツイメー
ジの複製時に、無駄な白画素の複製を行わずに済み、高
速化が図れる。ドット形状が選択部54で決定された
後、上記メモリに記録した画素領域(上記例では5×5
画素)情報がマーカ生成部56へ入力され、マーカ構成
画素領域が決定される。マーカ形状については、ドット
のX,Y方向の構成画素数に応じた楕円形状として作成
され、このマーカのパーツイメージもドットのパーツイ
メージ同様黒画素が接する最小の矩形領域のみがパーツ
格納メモリ37の所定位置に記録される。ここで、最小
ドット間距離をD(画素)、ドット構成画素領域をL×
L画素とすると、マーカ構成画素領域M×M画素は、次
の通りである。
【0048】M=N×D−(D−L);Nは物理フォー
マットで規定される所定の正の整数 また、上記ドットは黒ドットに対するパーツイメージ生
成であったが、ブロックヘッダ45とブロックユーザデ
ータ46では、白ドットのパーツイメージを作成する必
要がある。これは、コードイメージデータ41のブロッ
ク配列時に上書きする必要が生じ、既に描画されている
黒ドットを消去する必要がある為である。この白ドット
のパーツイメージは、白ドット生成部57で作成され
る。形状は上記黒ドットイメージと同一領域を白画素で
埋められたイメージであり、パーツ格納メモリ37の所
定位置に記録される。
【0049】但し、ブロックユーザデータ46の白ドッ
トイメージは、ブロックユーザデータ領域を上書き(既
に作成されたコードイメージに対してメモリクリアする
事無しに改めて上書き)しない場合は、必要無い。ブロ
ックヘッダ45に関しては、ブロック配列上上書きを行
う場合、白画素が必要になる。
【0050】図4の(A)は、パーツ格納メモリ37に
記録されたパーツイメージの例であり、マーカイメージ
71、パターンコードドットイメージ72、ブロックヘ
ッダ黒ドットイメージ73、ブロックヘッダ白ドットイ
メージ74、ブロックユーザデータ黒ドットイメージ7
5、ブロックユーザデータ白ドットイメージ76であ
る。
【0051】上記説明では、パターンコードドットイメ
ージ72、ブロックヘッダ黒ドットイメージ73、及び
ブロックユーザデータ黒ドットイメージ75は同一であ
るので、パーツ格納メモリ37上には、一つのみ記録さ
れていれば良い。また、ブロックヘッダ白ドットイメー
ジ74とブロックユーザデータ白ドットイメージ76も
同一であるので、パーツ格納メモリ37上に一つ記録さ
れていれば良い。
【0052】更に、パーツ格納メモリ37へは、黒ドッ
ト生成部58、マーカ生成部56、及び白ドット生成部
57で生成されたパーツイメージを一組だけ上書き記録
するのではなく、上記印刷記録パラメータに対するイン
デックスと共に複数記録できるようにしても良い。この
場合には、コードイメージデータ生成部17は、図4の
(B)に示すような構成となる。即ち、この場合のコー
ドイメージデータ生成部17は、パーツイメージ追加制
御部211が付加された構成となっている。
【0053】即ち、パーツイメージ追加制御部211で
は、印刷記録パラメータの入力に対して、パーツ格納メ
モリ37に格納されている印刷記録パラメータとの比較
を行ない、同一の印刷記録パラメータが既に存在するか
どうかをチェックする。そして、パーツ格納メモリ37
上に入力された印刷記録パラメータと同一のものが存在
する場合は、パーツイメージ作成部32にパーツイメー
ジ作成を停止する信号を送る。一方、同一のものが存在
しない場合は、パーツイメージ作成部32にパーツイメ
ージ作成を動作する信号を送ると共に、印刷記録パラメ
ータをパーツ格納メモリ37に記録する。この信号を受
けて、パーツイメージ作成部32は、パーツイメージの
作成及び停止を行なう。
【0054】また、パーツイメージ追加制御部211
は、ブロック描画部33へパーツ格納メモリ37に格納
された印刷記録パラメータに対する各種パーツイメージ
の読み取りオフセットアドレスを出力する。ブロック描
画部33は、上記オフセットアドレスを基にパーツ格納
メモリ37に格納されたパーツイメージを読み取り、ブ
ロックの描画を行なう。
【0055】こうする事で、既に指定された同一印刷記
録パラメータが再度指定された場合、新たにパーツイメ
ージを作成する必要がなく、処理の高速化が図れる。ま
た、上記説明では、パーツイメージ作成部32でドット
及びマーカのパーツイメージを作成するように記述した
が、予め複数種類のドット及びマーカイメージをROM
等に登録しておいて、印刷記録パラメータにより、その
中から最適なものを一つ選択するようにしても良いのは
言うまでもない。
【0056】図5の(A)はブロック描画部33の詳細
を示すブロック図である。このブロック描画部33は、
パーツイメージ複製制御部81、ブロックデータ抽出部
82、及びパーツイメージ複製部83によって構成され
ている。
【0057】即ち、まず、ブロック描画絶対座標とブロ
ック内相対座標とがパーツイメージ複製制御部81に入
力され、マーカイメージ71、パターンコードドットイ
メージ72、ブロックヘッダ黒ドットイメージ73、ブ
ロックヘッダ白ドットイメージ74、ブロックユーザデ
ータ黒ドットイメージ75、及びブロックユーザデータ
白ドットイメージ76の各々の記録座標(各パーツイメ
ージの左上隅の位置)が算出される。描画座標(Xd ,
Yd )は、以下の通りである。
【0058】(Xd ,Yd )=((Xblk _d ,Yblk
_d )+(Xbp_d,Ybp_d))×D ここで、座標(Xblk _d ,Yblk _d )は、コードイ
メージデータ格納メモリ34上に記録するブロックの左
上マーカの左上絶対座標であり、ブロック描画位置決定
部31により決定される。また、座標(Xbp_d,Ybp_
d)は、ブロック描画相対座標テーブル36に登録され
たブロック内相対座標(図5の(B)に示す通りで、マ
ーカ、パターンコード、ブロックヘッダ、及びブロック
ユーザデータエリアの各々に対して、ブロック内で複製
されるパーツ位置の座標が登録されている)である。ま
た、Dは最小ドット間距離(画素数)を示す。この描画
座標は、パーツイメージ複製部83へ出力される。ま
た、どのパーツイメージをコードイメージデータ格納メ
モリ34に複製するかの制御も行う。この制御情報もパ
ーツイメージ複製部83へ出力される。
【0059】ブロックデータ抽出部82は、入力される
ブロックデータから、ブロックヘッダ記録部分とブロッ
クユーザデータ記録部分とに分離し、ブロックヘッダ記
録部分は直接パーツイメージ複製制御部81へ出力さ
れ、ブロックユーザデータ記録部分は記録変調処理(ブ
ロックデータ抽出部82内に不図示の記録変調処理手段
を有する)された後、パーツイメージ複製制御部81へ
出力される。
【0060】パーツイメージ複製制御部81は、描画す
るパーツイメージが非変化領域であるマーカ43及びパ
ターンコード44であるのか、または変化領域であるブ
ロックヘッダ45及びブロックユーザデータエリア46
であるのかを決定制御すると共に、特に、描画するパー
ツイメージがブロックヘッダ45及びブロックユーザデ
ータエリア46である場合は、ブロックデータ抽出部8
2から出力された記録情報ビットの“1”或いは“0”
に応じて黒或いは白ドットの選択を行う。こうして選択
されたパーツ種別をパーツイメージ複製部83に出力す
る。
【0061】パーツイメージ複製部83では、入力され
たパーツ種別に基づいて、パーツイメージをパーツ格納
メモリ37から読み出し、さらにパーツイメージ複製制
御部81から入力された描画座標に基づいてコードイメ
ージデータ格納メモリ34へ複製する。
【0062】図6は、このブロック描画部33の処理フ
ローチャートであり、マイクロコンピュータ等のプロセ
ッサ上で実現した例である。即ち、まず、描画マーカ数
のカウンタをゼロクリアする(ステップS900)。そ
して、描画マーカ数が4つ未満か判定する(ステップS
901)。
【0063】描画マーカ数が4つ未満時は、描画位置を
算出後、マーカイメージを複製する(ステップS90
2)。そして、描画マーカ数のカウンタを1加算した後
(ステップS903)、上記ステップS901へ戻る。
【0064】こうして、描画マーカ数が4つになった時
点で(ステップS901)、描画パターンコードドット
数のカウンタをゼロクリアする(ステップS904)。
そして、描画パターンコードドット数がN未満か判定す
る(ステップS905)。
【0065】描画パターンコードドット数がN未満の時
は、描画位置を算出後、パターンコードドットイメージ
を複製する(ステップS906)。そして、描画パター
ンコードドット数のカウンタを1加算した後(ステップ
S907)、上記ステップS905へ戻る。
【0066】こうして、描画パターンコードドット数が
Nになった時点で、描画ブロックヘッダドット数のカウ
ンタをゼロクリアする(ステップS908)。そして、
描画ブロックヘッダドット数がM未満か判定する(ステ
ップS909)。
【0067】描画ブロックヘッダドット数がM未満時
は、ブロックヘッダの記録ビットが“1”であるか判定
する(ステップS910)。そして、ブロックヘッダの
記録ビットが“0”の場合は、描画位置を算出後、描画
位置ヘブロックヘッダ白ドットイメージを複製する(ス
テップS911)。一方、ブロックヘッダの記録ビット
が“1”の場合は、描画位置を算出後、描画位置ヘブロ
ックヘッダ黒ドットイメージを複製する(ステップS9
12)。こうしてブロックヘッダ白ドットイメージ又は
ブロックヘッダ黒ドットイメージを複製した後、描画ブ
ロックヘッダドット数のカウンタを1加算して(ステッ
プS913)、上記S909へ戻る。
【0068】また、上記ステップS909で、描画ブロ
ックヘッダドット数がMになったと判定した時点で、描
画ブロックユーザデータドット数のカウンタをゼロクリ
アする(ステップS914)。そして、所定単位のブロ
ックユーザデータ数を例えば8−10変調等のバイト単
位での記録変調を施す(ステップS915)。
【0069】その後、描画ブロックユーザデータドット
数がL未満かどうかを判定する(ステップS916)。
ここで、描画ブロックユーザデータドット数がL未満の
時は、ブロックユーザデータの記録ビットが“1”であ
るかを判定する(ステップS917)。そして、変調後
のブロックユーザデータの記録ビットが“0”の場合
は、描画位置を算出後、描画位置ヘブロックユーザデー
タ白ドットイメージを複製する(ステップS918)。
一方、変調後のブロックユーザデータの記録ビットが
“1”の場合は、描画位置を算出後、描画位置ヘブロッ
クユーザデータ黒ドットイメージを複製する(ステップ
S919)。こうして、ブロックユーザデータ白ドット
イメージ又はブロックユーザデータ黒ドットイメージを
複製後、描画ブロックユーザデータドット数のカウンタ
を1加算する(ステップS920)。そして、描画ブロ
ックユーザデータドット数が変調データビット数で割り
切れるか判定し(ステップS921)、割り切れる場合
は上記ステップS915へ戻り、割り切れない場合は上
記ステップS916へ戻る。
【0070】而して、上記ステップS916で、描画ブ
ロックユーザデータドット数がLになったと判定した時
点で、ブロック描画処理を終了する。図7の(A)は、
ブロック描画相対座標テーブル35に記録されている座
標位置を示している。
【0071】ここで、ブロック101は、コードイメー
ジデータ41のX,Y方向に対して時計回りに90度回
転して描かれている。これは、ブロックの描画をコード
イメージデータ41のY方向に行う為である。この利点
は、コードイメージデータ41のY方向に配列されるブ
ロック数が記録データ量に関わりなく予め決められた固
定値を取る事が多く、その場合は、2次元のブロック描
画座標位置をコードイメージデータ格納メモリ34上の
座標(1次元アドレス)へ簡単に変換が行える事にあ
る。
【0072】ブロック101の各パーツイメージの複製
相対座標は、夫々のパーツイメージの左上隅に対応す
る。この座標は、図5の(B)に示すテーブルで登録さ
れており、実際の座標値は、ドット(パターンコードド
ットやブロックヘッダドット、ブロックユーザデータド
ット)のパーツイメージが1画素で構成される場合(1
画素の長さが単位1である)の値であり、原点はブロッ
ク101の領域の左上隅に置く(最小ドット間距離が1
画素である)。
【0073】この相対座標は、最小ドット間距離がX方
向P画素、Y方向Q画素の場合には、X座標をP倍、Y
座標をQ倍に拡大するだけで、簡単に、実際に複製する
パーツイメージの座標へ変換が行える。
【0074】ドットのパーツイメージの構成画素領域
は、一般に、最小ドット間距離で囲まれた領域よりも小
さくなるが(例えば、前記したように最小ドット間距離
が6画素で、黒画素の占有率が60%のとき、ドットの
パーツイメージ構成画素領域が5×5画素となる)、ド
ットイメージを複製する座標位置は、上記座標変換で得
られた値をそのまま使用する。マーカに対しても同様で
ある。
【0075】このような複製方法を行う事で、各ドット
中心位置とマーカ中心位置の位置関係の整合性を保持し
ている。図7の(B)は、最小ドット間距離がDの場合
の上記ドットとマーカの中心位置関係を示した拡大図で
ある。
【0076】ドットのパーツイメージ描画座標位置
(x,y)、(x,y+D)、(x,y+2D)、等
は、あくまでも最小ドット間距離D離れた位置に正確に
位置し、ドットイメージ122の左上端がこれらの座標
位置に一致する。但し、Dは正の整数である。
【0077】ドットイメージ(L×L画素)122が、
最小ドット間距離Dに比べて小さい(D>L)場合、ド
ットイメージ122の右端及び下端側には複製されない
空白領域が形成される。しかし、どのドットイメージ1
22のサイズも同一である為、ドット中心位置が(D−
L)/2だけX,Y方向とも描画座標位置側にシフトす
るだけで、各々のドット中心位置関係(=最小ドット問
距離D)は一定に保たれる。
【0078】マーカに対しては、このドット中心位置の
全体的なシフトを補正する為に、サイズ(M×M画素)
は最小ドット間距離D×整数倍N(Nは、物理フォーマ
ットで規定されるマーカサイズ)に対して(D−L)だ
けX,Y方向共に減じた構成画素領域とする事で、マー
カとドットの中心位置を一致させられる。つまり、マー
カ中心もマーカ描画座標位置(xm0,ym0)側に水
平垂直とも(D−L)/2だけシフトさせる事になる。
これが、前記マーカ生成部56でマーカイメージの構成
画素領域をドットイメージの構成画素領域により決定す
る理由である。
【0079】図8の(A)乃至(D)は、上記説明をよ
り一般化した場合の例を示した。図8の(A)乃至
(C)はそれぞれ、X,Y方向の印刷解像度が1:1の
場合、2:1の場合、1:2の場合のドットイメージを
示している。
【0080】今までは、印刷部18の印刷解像度が、
X,Y方向とも同一であるという前提で説明していたの
で、ドット形状は図8の(A)に示すような円形であっ
たが、プリンタ等でX,Y方向の印刷解像度が異なる印
刷部18の場合も多々ある。このような印刷部18の印
刷解像度の違いは、ヘッドの送り方向と、紙の送り方向
での精度の違いによるものであり、この印刷解像度の違
いに対応したドット形状が、図8の(B)又は(C)に
示すようなものである。
【0081】図8の(B)のドットイメージは、X方向
の印刷解像度がY方向の2倍の場合を示している。例え
ば、X方向が1200dpiで、Y方向が600dpi
の場合がそれである。このような印刷解像度を持った印
刷部18でも、最終的に印刷されたコードイメージのド
ット及びマーカの形状、サイズは、所定の物理フォーマ
ットで規定されている範囲内の形状、サイズを有してい
る必要があるので、印刷部18へ出力されるドット、或
いはマーカイメージは、単位長さ当たりの構成画素数が
Y方向に比べてX方向で2倍必要になる。つまり、X方
向サイズがY方向サイズの2倍の楕円となる。
【0082】図8の(C)に示すドットイメージは、X
とY方向の印刷解像度が、図8の(B)に示すドットイ
メージとは逆の場合を示している。ここで、上記説明で
は、ドット形状は楕円としたが、前記パーツイメージ作
成部32で説明したように矩形形状(長方形)であって
も、またそれ以外の形状であっても良いのは言うまでも
ない。あくまでも最終的に印刷されたコードイメージを
構成するドットが所定形状、サイズを保持すれば良い。
【0083】図8の(D)は、上記X方向解像度がY方
向解像度に比べて2倍のブロックのパーツイメージ構成
と、それらの複製座標位置を示した図である。図7の
(A)と異なる点は、座標軸X’が座標軸Xの2倍に拡
大されているだけである。つまり、すべてのパーツイメ
ージの複製座標位置をX’方向の座標に対してy方向の
2倍とする事で容易に座標位置を確定できる。
【0084】この場合も、前記印刷解像度がX,Y方向
とも同じであった場合と同様、ドットサイズとマーカサ
イズの関係は保持される。ドットの構成画素領域をLx
×Ly 、最小ドット問距離をDx ,Dy 、マーカの構成
画素領域をMx ×My とすると、次の通りである。
【0085】Mx =N×Dx −(Dx −Lx ) My =N×Dy −(Dy −Ly ) ここで、Nは物理フォーマットで規定される所定の正の
整数であり、この関係を保持する事で、マーカとドット
の中心位置関係にズレは発生しないことになる。
【0086】また、上記説明では、非変化領域のパーツ
イメージであるマーカイメージと、パターンコードドッ
トイメージを、それ以下に分解できない最小構成単位と
して夫々単独で扱っていたが、この最小構成単位では無
く、図9の(A)に示すように、パーターンコード全体
を1つのパーツイメージ(パターンコードイメージ20
01)として取扱っても良いし、また、図9の(B)に
示すように、パターンコード全体とそれを挟む2つのマ
ーカを1つのパーツイメージ(マーカ+パターンコード
イメージ2002)として取扱っても良い。
【0087】さらに、上記説明では非変化領域であるマ
ーカ及びパターンコードが隣接ブロックで共有する場合
のこれらのパーツイメージの描画に関して明示的に記述
しなかったが、同一パターンを上書きしても、あるい
は、既に複製されている共有マーカ及びパターンコード
位置には再度上書きを行なわないようにしても良い。前
者は同一パターンを利用するので処理を単純化すること
ができるものであり、後者は無駄な描画処理を行なわな
いため処理の高速化を図ることができる。
【0088】以上説明したように、光学的に読み取り可
能なコードイメージを印刷出力する場合に、印刷機に入
力するコードイメージのデータを構成するパーツイメー
ジを、印刷記録パラメータによって作成登録した後、コ
ードイメージデータ作成メモリ上に所定相対位置関係を
保って複製する事で、各パーツイメージの中心位置関係
にズレが発生せず、且つ高速にコードイメージデータを
生成する事が可能となる。
【0089】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。本第2の実施の形態にかかる
コードイメージデータ生成装置においては、コードイメ
ージデータ生成部17が、図10に示すように構成され
る。
【0090】即ち、本実施の形態におけるコードイメー
ジデータ生成部17は、印刷記録パラメータを受けて、
ブロック42の構成パーツであるマーカ43,パターン
コード44,ブロックヘッダ45,ブロックユーザデー
タエリアのパーツイメージをそれぞれ作成するパーツイ
メージ作成部32と、該パーツイメージ作成部32によ
って作成されたパーツイメージを登録するパーツ格納メ
モリ37と、該パーツ格納メモリ37に格納されたブロ
ック42の構成パーツイメージをコードイメージデータ
格納メモリ34に複製してブロック42を描画し、該描
画されたブロック42を上記コードイメージデータ格納
メモリ34内の異なる位置に複製するイメージデータ複
製部150と、該描画、複製されたブロック42が所定
位置に複製配列された図11の(A)に示したコードイ
メージデータ161を記録するコードイメージデータ格
納メモリ34と、コードイメージデータ格納メモリ34
上に生成されたコードイメージデータ161を、印刷部
18が認識可能なようにサイズ等のヘッダを付加した所
定画像フォーマットに変更して、出力するコード出力部
35とから成る。
【0091】ここで、イメージデータ複製部150は、
コードイメージデータ格納メモリ34内にブロック42
を展開する絶対座標を決定するブロック描画位置決定部
151と、上記パーツ格納メモリ37に登録されたパー
ツイメージを、上記ブロック描画位置決定部151で決
定された絶対座標のブロック描画位置を基準に、ブロッ
ク内相対座標で示される位置に複製する事で各ブロック
の描画を行うブロック描画部33と、上記ブロック内相
対座標を記録するブロック描画相対座標テーブル36
と、上記コードイメージデータ格納メモリ34に記録さ
れたコードイメージデータ41の構成要素であるブロッ
ク42の内、ブロック描画位置決定部151からの複製
情報により決定される位置のブロックを複製するブロッ
ク複製部152とから成る。
【0092】ここで、前記図13で示したコードイメー
ジデータ41と図11の(A)に示したコードイメージ
データ161との違いは、Y方向に同一ブロックを繰り
返し配列した事にある。その理由は、以下に示す通りで
ある。
【0093】即ち、印刷されたコードイメージを光学的
な読取装置でX方向に手動走査を行う場合、手動走査に
伴う蛇行がY方向のブレとして発生する。このようなY
方向の読取装置のブレに対して、コードイメージデータ
41のブロック配列では、構成単位であるブロック42
が読み取られない場合が発生する。このような不具合を
解決するブロック42の配列方法を採用したのがコード
イメージデータ161である。この配列方法に関する詳
細は、特開平8−106517号公報に記載されてい
る。
【0094】ここで、コードイメージデータ161に描
かれている数字は、各ブロックのブロックアドレスを示
したものである。つまり、同一ブロックアドレスのブロ
ックユーザデータエリア46及びブロックヘッダ45
は、全て同じパターンを有する。
【0095】このようなコードイメージデータ161を
作成する場合、同一ブロック42が少なくとも2つ存在
し、上記第1の実施の形態で説明したようなブロック描
画方法では、同一ブロック描画処理を2度行う事にな
る。これは、コードイメージデータ161を作成する上
で、非効率的であり、処理時間が長くなる。
【0096】このような無駄を無くし、ブロックパーツ
間の相対位置関係、及びブロック間の相対位置関係を正
確に保持したまま、効率良く迅速に上記コードイメージ
データ161を作成する手段を示したのがこの第2の実
施の形態であり、その処理例が図11の(B)に示して
ある。
【0097】図11の(B)は、上記同一ブロックに対
してブロック領域単位で複製する事で高速化を図った例
を示している。即ち、ブロックアドレス1のブロック1
171とブロックアドレス2のブロック2 172
は、第1の実施の形態で示したようにブロックを構成す
るパーツイメージを複製する事で作成され、更に該作成
されたブロックが各々複製されて複製ブロック1 17
3と複製ブロック2 174が新たに作成される。
【0098】ここで、ブロック選択領域1 175は、
4つのマーカ43で囲まれた領域であり、複製時は、マ
ーカ43とブロックヘッダ45が隣接ブロック間で共有
するように配置する。
【0099】但し、単純にブロック選択領域1 175
を抽出して、複製ブロック1 173の位置に上書きし
たのでは、ブロック2 172の2つの上端マーカで挟
まれたブロックユーザデータエリア46の領域が消失し
てしまうという問題が発生する。
【0100】従って、ブロック複製部152では、上記
問題点が発生しない処理が行われる。その処理例を以下
に示す。まず、第1の処理としては、ブロック2 17
2の上端ブロックヘッダ45領域を白画素で埋めた後で
上記ブロック選択領域1 175を複製ブロック1 1
73の位置で論理和を取って複製を行う。
【0101】これは、複製ブロック2 174ヘブロッ
ク選択領域2 176を複製する場合も同様で、複製ブ
ロック1 173の上端ブロックヘッダ45領域を白画
素で埋めた後に論理和を取って複製を行う。最上段に複
製されるブロック(この例では、複製ブロック2 17
4)に対しては、2つの上端マーカで挟まれたブロック
ヘッダより上部のブロックユーザデータエリアは不用で
あるので、白画素で埋める処理を行う。
【0102】第2の処理としては、図11の(A)に示
すように、ブロックがブロック列方向に決まったアドレ
ス規則で配列している場合である。この場合は、上記第
1の処理より更に簡単な方法で複製が行える。即ち、こ
のように決まったアドレス規則では、ブロック描画部3
3で、ブロック42の下端ブロックヘッダ45にはブロ
ックアドレスXのブロックヘッダを描画し、上端ブロッ
クヘッダ45にはブロックアドレスYを描画することと
する。
【0103】ここで、アドレスXとアドレスYの関係
は、以下の通りである。 Xが奇数の時、Y=X+1 Xが偶数の時、Y=X−1 こうする事で、図11の(A)に示すコードイメージデ
ータ161のような決まったブロック配列に対して、ブ
ロック複製部152では、ブロック選択領域1175を
そのまま複製ブロック1 173の位置で論理和を取る
だけで良くなる。何故なら、位置的に共有するブロック
ヘッダは同一パターンとなる為である。同様に、ブロッ
ク選択領域2 176もそのまま複製ブロック2 17
4の位置で論理和を取った後、上記第1の処理と同様2
つの上端マーカで挟まれたブロックヘッダより上部のブ
ロックユーザデータエリアを白画素で埋める処理を行
う。
【0104】上記2つの処理例では、ブロック42の下
端に位置するブロックヘッダ45のブロックアドレスが
このブロック42のアドレスを示すという前提で記述し
たが、上端のブロックヘッダ45がブロック42のアド
レスを示すとした場合でも、同様な処理が行えるのは言
うまでも無い。この場合、特に第1の処理では、ブロッ
ク複製位置が上方では無く下方になり、白画素で埋める
ブロックヘッダ45は上端ではなく下端となる。
【0105】また、ブロック配列は、図11の(A)に
記載した形態に留まらず、上記第1の処理例では、任意
のブロック配列においても作成可能であるのは言うまで
もない。
【0106】更に、ブロック複製部152は、ブロック
42領域単位での複製を行うのではなく、複数ブロック
を1つの複製選択領域とした場合にも、なんら問題無く
応用できる。
【0107】図12の(A)及び(B)がその例を示し
たものである。即ち、図12の(A)に示すコードイメ
ージデータ181は、12個のブロックで構成された例
である。この12個のブロック夫々は、ブロック描画部
33で第1の実施の形態で示したようにブロックのパー
ツイメージをコードイメージデータ格納メモリ34上に
複製して作成したものである。
【0108】このブロック配列の例では、コードイメー
ジデータ181の下段のブロック行が全て最上段のブロ
ック行に追加される形態を取る。そこで、ブロック複製
部152では、選択領域182を確定し、抽出する手段
を有し、更に点線で示した複製領域183のブロック行
へ複製する手段を有する。複製に際しては、前記ブロッ
ク複製部152と同様な処理を行う。
【0109】つまり、第1の処理例としては、上段のブ
ロック行(ブロック2,4,6,8,10,12)の上
段のブロックヘッダ45を全て白画素で埋める。その後
に、選択領域182を抽出し複製領域183で論理和を
取る。最後に、複製されたブロック行の上段のブロック
ヘッダ45より上部に位置する余分なブロックユーザデ
ータ領域を白画素で埋める処理を行う。
【0110】第2の処理例としては、既に12個のブロ
ックのイメージを生成時にブロック描画部33でブロッ
クヘッダ45の上端、下端のブロックアドレスに第2の
処理例で示した一定の関係を設け、コードイメージデー
タ161のようなブロック配列を形成する場合には、選
択領域182を抽出し、複製領域183で論理和を取る
だけで良い。但し、複製されたブロック行の上段のブロ
ックヘッダ45より上部に位置する余分なブロックユー
ザデータエリアを白画素で埋める処理は、第1の処理例
と同じである。
【0111】図12の(B)は、図12の(A)の説明
で複製が行われた後のコードイメージデータ191に対
して、1ブロック列の選択領域192をコードイメージ
データ191の右端に複製した例である。この場合、ブ
ロック複製部152の処理は、ブロック描画位置決定部
151により出力された複製情報により選択領域192
を抽出し、複製領域193で論理和を取る処理を行う。
この複製処理では、前記第1の処理例のようなブロック
ヘッダの白画素埋めは必要ない。何故なら、複製領域1
93で隣接するブロックと共有するのは非変化領域であ
るマーカ43とパターンコード44のみだからである。
このような非変化領域に対して論理和を取っても、パタ
ーンイメージに変化は起こらない為である。更に、複製
領域193の右端パターンコードより右側に位置するブ
ロックユーザデータ領域は不要であるので、白画素で埋
める処理を行う。
【0112】以上説明したように、光学的に読み取り可
能なコードイメージデータを作成する場合に、コードイ
メージデータを構成する2つ以上の同一ブロックに対し
ては、そのどちらのブロックに対しても第1の実施の形
態で示したような各ブロックパーツイメージを複製して
作成するのではなく、既に作成された1つ、或いは複数
のブロックを1つの複製パーツとして、指定された位置
へ複製する事で、各ブロックのパーツイメージの中心位
置関係にズレが無く、各ブロック間の位置関係も正確に
保持しつつ、高速に同一ブロックが重複したコードイメ
ージデータを生成する事が可能となる。
【0113】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
【0114】(1) 記録すべきデータをコード化して
光学的に読み取り可能なコードイメージとして記録媒体
に印刷記録するときの前記コードイメージのデータを生
成するための装置であって、前記記録すべきデータを入
力するデータ入力手段と、前記データ入力手段で入力さ
れたデータをコード化するエンコード手段と、前記エン
コード手段でコード化されたコード化データから、前記
コードイメージに対応するコードイメージデータを生成
するコードイメージデータ生成手段と、を具備し、前記
コードイメージは、互いに異なる大きさ、形状、または
色を有する複数種のパーツイメージを所定の位置関係に
従って配置することにより構成されるものであり、前記
コードイメージデータ生成手段は、前記複数種のパーツ
イメージをそれぞれイメージデータとして記憶するパー
ツイメージ格納メモリと、前記パーツイメージ格納メモ
リに記憶されているパーツイメージを、前記エンコード
手段でコード化されたコード化データと前記位置関係と
に従って選択し、該選択したパーツイメージのイメージ
データを複製するイメージデータ複製手段と、を含み、
前記イメージデータ複製手段によって複製されたイメー
ジデータを用いて前記コードイメージデータを生成する
ことを特徴とするコードイメージデータ生成装置。
【0115】即ち、コードイメージデータを複数の構成
パーツに分解した状態でパーツイメージ格納メモリに記
録し、このパーツイメージをコード化データに応じて選
択し、指定された位置に複製するので、各パーツイメー
ジの位置関係を正確に保持したまま、極力短時間にコー
ドイメージデータを生成する事ができる。
【0116】(2) 前記コードイメージは、所定の形
状を有するブロックを複数個配列して構成されるもので
あり、この各ブロックは、前記イメージデータ複製手段
によって選択され複製されたパーツイメージの配置の仕
方が、前記コード化データの内容に応じて変化するコー
ドイメージ変化領域と、前記イメージデータ複製手段に
よって選択され複製されたパーツイメージの配置の仕方
が、前記コード化データの内容に関わり無く一定である
コードイメージ非変化領域と、から構成されるものであ
ることを特徴とする(1)に記載のコードイメージデー
タ生成装置。
【0117】即ち、各ブロックは、コード化データの内
容に応じて変化するコードイメージ変化領域と、コード
化データの内容に関わり無く一定であるコードイメージ
非変化領域とから構成するように区分けすることで、上
記ブロックのコードイメージ非変化領域を共有する形で
連結する場合に、コードイメージ変化領域を共有する場
合に比べ、複製処理を簡略化でき、全体の処理工程を低
減できる。
【0118】(3) 前記コードイメージ変化領域は、
前記ブロックを個々に識別するためのブロックアドレス
データの内容に応じて変化する領域を更に含むことを特
徴とする(2)に記載のコードイメージデータ生成装
置。
【0119】即ち、各ブロックの識別コードであるブロ
ックアドレスデータがイメージ変化領域に含まれる事
で、ブロック単位での描画を可能とすると共に、任意の
ブロック配列のコードイメージデータを極力短時間で生
成する事ができる。
【0120】(4) 前記コードイメージ非変化領域
は、前記コードイメージ変化領域に配置される各パーツ
イメージを読み取るときの読み取り基準点を決定するた
めに必要なパーツイメージを配置する領域を含むことを
特徴とする(2)に記載のコードイメージデータ生成装
置。
【0121】即ち、コードイメージ変化領域の読み取り
基準点を決定するのに必要なパーツイメージを非変化領
域に設ける事で、ブロック単位での読み取りを高精度で
行なえると共に、任意のブロック配列のコードイメージ
データを生成する事が可能となる。
【0122】(5) 前記コードイメージ変化領域に配
置されるパーツイメージと、前記コードイメージ非変化
領域に配置されるパーツイメージとは、互いに異なる大
きさ、形状、または色を有するものであることを特徴と
する(4)に記載のコードイメージデータ生成装置。
【0123】即ち、コードイメージデータの変化領域
は、非変化領域を検出及び読み取った後に、読み取り基
準点が確定するが、上記2領域のパーツイメージの大き
さ、形状、または色を異なるものにする事で、より非変
化領域と変化領域の区別が付き易いコードイメージデー
タを生成する事が可能となる。
【0124】(6) 前記コードイメージデータ生成手
段は、前記パーツイメージ格納メモリに記憶すべきパー
ツイメージを生成するためのパーツイメージ生成手段を
更に具備することを特徴とする(1)に記載のコードイ
メージデータ生成装置。
【0125】即ち、パーツイメージを生成する手段を設
けることで、印刷装置の印刷条件の変化に対応した微細
形状構造を持たせる事が可能となると同時に、コードイ
メージデータ全体の規定物理フォーマットを精度良く保
持したコードイメージデータを生成する事が可能とな
る。
【0126】(7) 前記コードイメージは、所定の形
状を有するブロックを複数個配列して構成されるもので
あり、この各ブロックは、前記イメージデータ複製手段
によって選択され複製されたパーツイメージの配置の仕
方が、前記コード化データの内容に応じて変化するコー
ドイメージ変化領域と、前記イメージデータ複製手段に
よって選択され複製されたパーツイメージの配置の仕方
が、前記コード化データの内容に関わり無く一定である
コードイメージ非変化領域と、から構成されるものであ
り、前記パーツイメージ生成手段は、前記コードイメー
ジ変化領域に対してパーツイメージを複製配置するとき
の元のパーツイメージを生成する第1のパーツイメージ
生成手段と、前記コードイメージ非変化領域に対してパ
ーツイメージを複製配置するときの元のパーツイメージ
を、前記第1のパーツイメージ生成手段によって生成さ
れたパーツイメージの内容に応じて生成する第2のパー
ツイメージ生成手段と、を具備することを特徴とする
(6)に記載のコードイメージデータ生成装置。
【0127】即ち、変化領域でのパーツイメージ形状の
変更に応じて、非変化領域でのパーツイメージ形状を生
成するので、非変化領域のパーツイメージによって決定
される読み取り基準点を、上記変化領域のパーツイメー
ジ中心位置にズレなく合わせる事が可能なコードイメー
ジデータを生成する事が可能となる。
【0128】(8) 前記パーツイメージ生成手段は、
前記コードイメージが印刷記録されるときの印刷記録パ
ラメータに応じて、パーツイメージを生成することを特
徴とする(6)に記載のコードイメージデータ生成装
置。
【0129】即ち、印刷記録パラメータは一般に複数種
類存在するが、印刷出力されたコードイメージの非変化
領域、変化領域のドット形状、及びサイズは所定許容範
囲内で固定である為、パーツイメージの形状を上記印刷
記録パラメータによって変更する事で、色々な印刷装置
に対してもコードイメージデータ全体の規定物理フォー
マットを精度良く保持したコードイメージデータを生成
する事が可能となる。
【0130】(9) 前記パーツイメージ生成手段は、
大きさ、形状、または色が互いに異なる複数種のパーツ
イメージ候補を前記印刷記録パラメータに応じて作成
し、この作成された複数種のパーツイメージ候補の中か
ら所定の条件に基づいて最適なパーツイメージを選択す
るパーツイメージ選択手段を更に具備することを特徴と
する(8)に記載のコードイメージデータ生成装置。
【0131】即ち、特に印刷解像度に比ベドットサイズ
が十分大きくない場合はパーツイメージとしては離散的
にしか選択できない。そこで、形状、及びサイズの異な
るドットイメージを複数作成した後に、その中から多数
存在する印刷記録パラメータに対して最も適した形状、
及びサイズのドットイメージを選択する事で、印刷出力
された後の非変化、変化領域のドット形状、及びサイズ
を所定許容範囲内に収める事が可能となる。
【0132】(10) 前記所定の条件は、当該パーツ
イメージ候補を構成する画素数が最大となるときの最大
構成画素領域に対する、パーツイメージ候補を構成する
所定色の画素数の占有比率であることを特徴とする
(9)に記載のコードイメージデータ生成装置。
【0133】即ち、印刷記録パラメータに対して最も適
した形状、及びサイズの選択条件を、パーツイメージ候
補を構成する最大画素数に対する所定色の画素数の占有
比率とする事で、簡単な判定を行なう事ができるとも
に、印刷出力された後の非変化、変化領域のドット形
状、及びサイズを所定許容範囲内に精度良く収める事が
可能となる。
【0134】(11) 前記印刷記録パラメータは、印
刷記録密度、印刷解像度、記録媒体種、又はインク種に
係るものであることを特徴とする(8)に記載のコード
イメージデータ生成装置。
【0135】即ち、印刷記録パラメータを、印刷記録密
度、印刷解像度、記録媒体種、及びインク種の少なくと
も1つとする事により、色々な印刷装置に対してもより
細かなコードイメージデータの非変化領域、変化領域の
イメージパーツの形状、及びサイズを制御できるので、
印刷出力されたコードイメージの規定物理フォーマット
を精度良く保持できる。
【0136】(12) 前記コードイメージデータ生成
手段は、前記パーツイメージ格納メモリに記憶されるパ
ーツイメージを追加するパーツイメージ追加手段を更に
具備することを特徴とする(1)に記載のコードイメー
ジデータ生成装置。
【0137】即ち、印刷記録パラメータが異なるパーツ
イメージを追加記録する事ができるので、一度使用した
印刷記録パラメータの印刷装置に対しては、新たにパー
ツイメージを生成する必要が無くなり、既に記録されて
いるパーツイメージを用いる事が可能となるので、生成
処理を省く事で更に短時間にコードイメージデータを生
成する事が可能となる。
【0138】(13) 記録すべきデータをコード化し
て光学的に読み取り可能なコードイメージとして記録媒
体に印刷記録するときの前記コードイメージのデータを
生成するための装置であって、前記記録すべきデータを
入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段で入力
されたデータをコード化するエンコード手段と、前記エ
ンコード手段でコード化されたコード化データから、前
記コードイメージに対応するコードイメージデータを生
成するコードイメージデータ生成手段と、を具備し、前
記コードイメージは、前記コード化データの内容に応じ
てそのイメージが変化するコードイメージ変化領域と、
前記コード化データの内容に関わり無くそのイメージが
一定であるコードイメージ非変化領域と、を含む所定の
形状を有するブロックを複数個配列して構成されると共
に、前記コードイメージ変化領域及びコードイメージ非
変化領域の何れもが同一となるブロックを少なくとも一
つ、所定の位置に含んで構成されており、前記コードイ
メージデータ生成手段は、前記コードイメージを構成す
る複数個のブロックのうち、互いに異なるイメージのブ
ロックの全てをイメージデータとして記憶するコードイ
メージデータ格納メモリと、前記コードイメージデータ
格納メモリに記憶されているブロックのうち所定のブロ
ックを選択し、該選択したブロックのイメージデータを
複製するイメージデータ複製手段と、を含み、前記コー
ドイメージデータ格納メモリに記憶されている全てのブ
ロックのイメージデータと前記イメージデータ複製手段
によって複製されたブロックのイメージデータとを用い
て前記コードイメージデータを生成することを特徴とす
るコードイメージデータ生成装置。
【0139】即ち、パーツイメージをブロックとする事
で、ブロック単位という大きな領域で一括して複製で
き、ブロック内のコードイメージ変化領域と非変化領域
のより微細な構造の位置関係をそのまま保持しながら、
且つブロック間の位置関係も正確に保持したコードイメ
ージデータを極力短時間に生成する事が可能となる。
【0140】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高密度に印刷記録されるコードイメージのデータ生成に
要する時間を極力短縮化して、当該コードイメージの印
刷記録作業を迅速且つ効率的に行えるようにしたコード
イメージデータ生成装置を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態にかかるコ
ードイメージデータ生成装置の構成を示すブロック図で
あり、(A)中のコードイメージデータ生成部の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の(A)中のエンコード部で変換する所定
論理データフォーマットの1つの具体例を示す図であ
る。
【図3】(A)は図1の(B)のコードイメージデータ
生成部の一例を示すブロック図であり、(B)は(A)
中の楕円描画部及び矩形描画部で描画されるドット形状
を示す図である。
【図4】(A)は図1の(B)中のパーツ格納メモリに
記録されたパーツイメージの例を示す図であり、(B)
は図1の(B)のコードイメージデータ生成部の変形例
を示す図である。
【図5】(A)は図1の(B)中のブロック描画部の詳
細を示すブロック図であり、(B)は図1の(B)中の
ブロック描画相対座標テーブルの登録内容を示す図であ
る。
【図6】図5の(A)中のブロック描画部の処理フロー
チャートである。
【図7】(A)は図1の(B)中のブロック描画相対座
標テーブルに記録されている座標位置を示す図であり、
(B)は最小ドット間距離がDの場合のドットとマーカ
の中心位置関係を示した拡大図である。
【図8】(A)乃至(C)はそれぞれX,Y方向の印刷
解像度が1:1の場合、2:1の場合、1:2の場合の
ドットイメージを示す図であり、(D)はX方向解像度
がY方向解像度に比べて2倍のブロックのパーツイメー
ジ構成と、それらの複製座標位置を示した図である。
【図9】(A)及び(B)はそれぞれパーツイメージの
別の例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態にかかるコードイ
メージデータ生成装置におけるコードイメージデータ生
成部のブロック構成図である。
【図11】(A)は第2の実施の形態のコードイメージ
データ生成装置で生成されるコードイメージデータのブ
ロック配列を説明するための図であり、(B)は同一ブ
ロックに対してブロック領域単位で複製する事で高速化
を図った例を説明するための図である。
【図12】(A)及び(B)はそれぞれコードイメージ
データのブロック配列の別の例を説明するための図であ
る。
【図13】本発明の第1の実施の形態にかかるコードイ
メージデータ生成装置によって生成されるコードイメー
ジデータの物理フォーマット構成を示した図である。
【符号の説明】
1 データ入力部 2 エンコード部 11 音声入力部 12 データ圧縮部 13 エラー訂正符号生成部 14 インターリーブ部 15 ブロックデータ生成部 16 ヘッダ生成部 17 コードイメージデータ生成部 18 印刷部 19 制御部 30 イメージデータ複製部 31 ブロック描画位置決定部 32 パーツイメージ作成部 33 ブロック描画部 34 コードイメージデータ格納メモリ 35 コード出力部 36 ブロック描画相対座標テーブル 37 パーツ格納メモリ 51 パーツイメージパラメータ生成部 52 楕円描画部 53 矩形描画部 54 選択部 56 マーカ生成部 57 白ドット生成部 58 黒ドット生成部 81 パーツイメージ複製制御部 82 ブロックデータ抽出部 83 パーツイメージ複製部 150 イメージデータ複製部 152 ブロック複製部 211 パーツイメージ追加制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録すべきデータをコード化して光学的
    に読み取り可能なコードイメージとして記録媒体に印刷
    記録するときの前記コードイメージのデータを生成する
    ための装置であって、 前記記録すべきデータを入力するデータ入力手段と、 前記データ入力手段で入力されたデータをコード化する
    エンコード手段と、 前記エンコード手段でコード化されたコード化データか
    ら、前記コードイメージに対応するコードイメージデー
    タを生成するコードイメージデータ生成手段と、 を具備し、 前記コードイメージは、互いに異なる大きさ、形状、ま
    たは色を有する複数種のパーツイメージを所定の位置関
    係に従って配置することにより構成されるものであり、 前記コードイメージデータ生成手段は、 前記複数種のパーツイメージをそれぞれイメージデータ
    として記憶するパーツイメージ格納メモリと、 前記パーツイメージ格納メモリに記憶されているパーツ
    イメージを、前記エンコード手段でコード化されたコー
    ド化データと前記位置関係とに従って選択し、該選択し
    たパーツイメージのイメージデータを複製するイメージ
    データ複製手段と、 を含み、 前記イメージデータ複製手段によって複製されたイメー
    ジデータを用いて前記コードイメージデータを生成する
    ことを特徴とするコードイメージデータ生成装置。
  2. 【請求項2】 前記コードイメージは、所定の形状を有
    するブロックを複数個配列して構成されるものであり、 この各ブロックは、 前記イメージデータ複製手段によって選択され複製され
    たパーツイメージの配置の仕方が、前記コード化データ
    の内容に応じて変化するコードイメージ変化領域と、 前記イメージデータ複製手段によって選択され複製され
    たパーツイメージの配置の仕方が、前記コード化データ
    の内容に関わり無く一定であるコードイメージ非変化領
    域と、 から構成されるものであることを特徴とする請求項1に
    記載のコードイメージデータ生成装置。
  3. 【請求項3】 前記コードイメージ変化領域は、前記ブ
    ロックを個々に識別するためのブロックアドレスデータ
    の内容に応じて変化する領域を更に含むことを特徴とす
    る請求項2に記載のコードイメージデータ生成装置。
  4. 【請求項4】 前記コードイメージ非変化領域は、前記
    コードイメージ変化領域に配置される各パーツイメージ
    を読み取るときの読み取り基準点を決定するために必要
    なパーツイメージを配置する領域を含むことを特徴とす
    る請求項2に記載のコードイメージデータ生成装置。
  5. 【請求項5】 前記コードイメージ変化領域に配置され
    るパーツイメージと、前記コードイメージ非変化領域に
    配置されるパーツイメージとは、互いに異なる大きさ、
    形状、または色を有するものであることを特徴とする請
    求項4に記載のコードイメージデータ生成装置。
  6. 【請求項6】 前記コードイメージデータ生成手段は、 前記パーツイメージ格納メモリに記憶すべきパーツイメ
    ージを生成するためのパーツイメージ生成手段を更に具
    備することを特徴とする請求項1に記載のコードイメー
    ジデータ生成装置。
  7. 【請求項7】 前記コードイメージは、所定の形状を有
    するブロックを複数個配列して構成されるものであり、 この各ブロックは、 前記イメージデータ複製手段によって選択され複製され
    たパーツイメージの配置の仕方が、前記コード化データ
    の内容に応じて変化するコードイメージ変化領域と、 前記イメージデータ複製手段によって選択され複製され
    たパーツイメージの配置の仕方が、前記コード化データ
    の内容に関わり無く一定であるコードイメージ非変化領
    域と、 から構成されるものであり、 前記パーツイメージ生成手段は、 前記コードイメージ変化領域に対してパーツイメージを
    複製配置するときの元のパーツイメージを生成する第1
    のパーツイメージ生成手段と、 前記コードイメージ非変化領域に対してパーツイメージ
    を複製配置するときの元のパーツイメージを、前記第1
    のパーツイメージ生成手段によって生成されたパーツイ
    メージの内容に応じて生成する第2のパーツイメージ生
    成手段と、 を具備することを特徴とする請求項6に記載のコードイ
    メージデータ生成装置。
  8. 【請求項8】 前記パーツイメージ生成手段は、前記コ
    ードイメージが印刷記録されるときの印刷記録パラメー
    タに応じて、パーツイメージを生成することを特徴とす
    る請求項6に記載のコードイメージデータ生成装置。
  9. 【請求項9】 前記パーツイメージ生成手段は、 大きさ、形状、または色が互いに異なる複数種のパーツ
    イメージ候補を前記印刷記録パラメータに応じて作成
    し、この作成された複数種のパーツイメージ候補の中か
    ら所定の条件に基づいて最適なパーツイメージを選択す
    るパーツイメージ選択手段を更に具備することを特徴と
    する請求項8に記載のコードイメージデータ生成装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の条件は、当該パーツイメー
    ジ候補を構成する画素数が最大となるときの最大構成画
    素領域に対する、パーツイメージ候補を構成する所定色
    の画素数の占有比率であることを特徴とする請求項9に
    記載のコードイメージデータ生成装置。
  11. 【請求項11】 前記印刷記録パラメータは、印刷記録
    密度、印刷解像度、記録媒体種、又はインク種に係るも
    のであることを特徴とする請求項8に記載のコードイメ
    ージデータ生成装置。
  12. 【請求項12】 前記コードイメージデータ生成手段
    は、 前記パーツイメージ格納メモリに記憶されるパーツイメ
    ージを追加するパーツイメージ追加手段を更に具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコードイメージデー
    タ生成装置。
  13. 【請求項13】 記録すべきデータをコード化して光学
    的に読み取り可能なコードイメージとして記録媒体に印
    刷記録するときの前記コードイメージのデータを生成す
    るための装置であって、 前記記録すべきデータを入力するデータ入力手段と、 前記データ入力手段で入力されたデータをコード化する
    エンコード手段と、 前記エンコード手段でコード化されたコード化データか
    ら、前記コードイメージに対応するコードイメージデー
    タを生成するコードイメージデータ生成手段と、 を具備し、 前記コードイメージは、 前記コード化データの内容に応じてそのイメージが変化
    するコードイメージ変化領域と、 前記コード化データの内容に関わり無くそのイメージが
    一定であるコードイメージ非変化領域と、 を含む所定の形状を有するブロックを複数個配列して構
    成されると共に、前記コードイメージ変化領域及びコー
    ドイメージ非変化領域の何れもが同一となるブロックを
    少なくとも一つ、所定の位置に含んで構成されており、 前記コードイメージデータ生成手段は、 前記コードイメージを構成する複数個のブロックのう
    ち、互いに異なるイメージのブロックの全てをイメージ
    データとして記憶するコードイメージデータ格納メモリ
    と、 前記コードイメージデータ格納メモリに記憶されている
    ブロックのうち所定のブロックを選択し、該選択したブ
    ロックのイメージデータを複製するイメージデータ複製
    手段と、 を含み、 前記コードイメージデータ格納メモリに記憶されている
    全てのブロックのイメージデータと前記イメージデータ
    複製手段によって複製されたブロックのイメージデータ
    とを用いて前記コードイメージデータを生成することを
    特徴とするコードイメージデータ生成装置。
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