JP2000099484A - 診断システム - Google Patents

診断システム

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JP2000099484A
JP2000099484A JP10268131A JP26813198A JP2000099484A JP 2000099484 A JP2000099484 A JP 2000099484A JP 10268131 A JP10268131 A JP 10268131A JP 26813198 A JP26813198 A JP 26813198A JP 2000099484 A JP2000099484 A JP 2000099484A
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computer
diagnostic system
report
alarm
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JP10268131A
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Hiroshi Itakura
浩 板倉
Ryohei Kita
良平 北
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Yokogawa Solution Service Corp
Original Assignee
Yokogawa Engineering Service Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算機の稼動中や遠隔地からであっても定常
的な診断を行うことが可能な診断システムを実現する。 【解決手段】 被診断対象の計算機の劣化診断を行う診
断システムにおいて、計算機に関する情報の収集を行う
情報収集ユニットと、通信線で接続され情報収集ユニッ
トで収集した情報に基づき計算機の劣化診断を行う情報
分析装置とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機の劣化診断
を行う診断システムに関し、計算機の稼動中や遠隔地か
らであっても定常的な診断を行うことが可能な診断シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の計算機、特にプロセス制御等に用
いられる計算機の場合には一般にその設置環境が厳し
く、例えば、設置場所としては温度や湿度環境の厳しい
場所、塵埃、腐食性ガス等が多く存在する場所等が挙げ
られる。すなわち、このような厳しい設置環境は計算機
を構成する電子機器の機能を劣化させる要因となる。
【0003】このため、従来では計算機の劣化を診断す
ることが必要となる。図10はこのような従来の診断方
法の一例を示す説明図である。図10において1は被診
断対象である計算機、2は計算機1内に設置されている
基板等の電子機器、3は温度、湿度や塵埃等を検出する
センサ、4はセンサ3からの出力信号に基づき測定値を
計算表示させる測定器本体である。
【0004】従来の計算機の診断方法としては図10に
示すように計算機1から検査対象の電子機器2を実際に
取り出して、電子機器2の汚れの状態、腐食状態を目視
等により検査すると共に電子機器2に搭載され劣化が予
測される部品の特性試験等を行う。
【0005】また、計算機1の設置場所の環境状態を測
定する場合はセンサ3及び測定器4を用いて計算機1周
辺の温度等を測定して測定結果に基づき解析を行う。さ
らに、計算機1内部のエラー情報を蓄積したり、そのエ
ラー情報を外部に通知したりすることにより計算機1内
部に関する診断を行うことが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示す
ような従来の診断方法では計算機1内部から実際に電子
機器2を取り出す必要があり、計算機1が稼動中の場合
や遠隔地からのリモート診断は不可能であると言った問
題点があった。
【0007】また、温度、湿度や塵埃等の個々の測定項
目を測定器により測定する場合はそれぞれ別々の測定器
での測定になり収集したデータの整合性を取ることが困
難であると共にユーザが計算機1の設置場所に赴いて測
定作業をしなければならないと言った問題点があった。
【0008】また、複数台の計算機を用いるプロセス制
御等の場合には計算機内部のエラー情報を蓄積してその
データ解析を行う際にデータの集約を行う計算機にデー
タや通信が集中してしまい過負荷になり易いと言った問
題点があった。さらに、上述の診断方法は個々に実施さ
れるのでデータ相互の時系列的な関連付けが困難であ
り、定常的な診断には適さないと言った課題があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、計算機の稼動
中や遠隔地からであっても定常的な診断を行うことが可
能な診断システムを実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、被診断
対象の計算機の劣化診断を行う診断システムにおいて、
前記計算機に関する情報の収集を行う情報収集ユニット
と、通信線で接続され前記情報収集ユニットで収集した
情報に基づき前記計算機の劣化診断を行う情報分析装置
とを備えたことにより、実際に電子機器を取り出す必要
がなく、計算機が稼動中の場合や遠隔地からであっても
情報の収集が可能になる。
【0010】請求項2記載の発明は、被診断対象の計算
機の劣化診断を行う診断システムにおいて、複数の前記
計算機に関するそれぞれの情報の収集を行う複数の情報
収集ユニットと、通信線で接続され複数の前記情報収集
ユニットで収集した情報に基づき複数の前記計算機のそ
れぞれの劣化診断を行う情報分析装置とを備えたことに
より、実際に電子機器を取り出す必要がなく、計算機が
稼動中の場合や遠隔地からであっても情報の収集が可能
になる。また、複数台の計算機の各種情報が情報分析装
置で集中的に管理されることになるので各計算機はデー
タ集約を行う必要がなく過負荷になることはなくなる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の発明である診断システムにおいて、前記情報
収集ユニットが、前記計算機の設置場所の環境情報を検
出するセンサ回路と、記憶回路と、前記計算機のエラー
情報及び前記環境情報にタイムスタンプを付加して前記
記憶回路に蓄積する制御回路と、前記エラー情報を受信
し前記記憶回路に蓄積した情報を送信する通信回路とか
ら構成されたことにより、各種情報間でのデータの整合
性が取れると共にユーザが計算機の設置場所に赴く必要
がなくなる。また、データ相互の時系列的な関連付けが
容易で、定常的な診断が可能になる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の発明である診断システムにおいて、前記情報
分析装置が、前記情報を受信しレポート及び警報を送信
する通信回路と、受信した前記情報が格納される記憶回
路と、受信した前記情報に基づき計算機の劣化の状態を
診断する監視機能と、前記レポートを作成し印刷若しく
は送信するレポート作成機能と、異常が生じた場合に前
記警報を送信するアラーム機能とを有する制御回路とか
ら構成されたことにより、各種情報間でのデータの整合
性が取れると共にユーザが計算機の設置場所に赴く必要
がなくなる。また、データ相互の時系列的な関連付けが
容易で、定常的な診断が可能になる。さらに、レポート
や警報通知が予め設定した方法により送信されるので情
報分析装置を常時監視している必要はなくなる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明である診断システムにおいて、前記監視機能が、前記
記憶回路に格納されている情報を読み出し、トレンドグ
ラフを作成し、予め予測されている劣化傾向の予測値と
比較し、劣化状況が予測される許容範囲以内であれば正
常、許容範囲を超えた場合には異常と判断することによ
り、劣化診断が可能になる。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明である診断システムにおいて、前記監視機能が、前記
記憶回路に格納されている情報を読み出し、トレンドグ
ラフを作成し、前記トレンドグラフに基づき移動平均を
求め、移動平均値が予め設定された閾値以下であれば正
常、閾値以上であれば異常と判断することにより、劣化
診断が可能になる。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項4記載の発
明である診断システムにおいて、前記レポート作成機能
が、前記監視機能の判断結果に基づきレポートを作成
し、印刷が設定されていれば印刷装置にデータを出力
し、電子メール送信が設定されていれば前記レポートを
電子メールで予め設定されているアドレスに送信し、H
TML形式で作成が設定されていればレポートをHTM
L形式で作成してイントラネット上若しくはインタネッ
ト上に掲載することにより、レポートが予め設定した方
法により送信されるので情報分析装置を常時監視してい
る必要はなくなる。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項4記載の発
明である診断システムにおいて、前記アラーム機能が、
前記監視機能の判断結果が異常である場合に警報通知を
作成し、電子メール送信が設定されていれば前記警報通
知を電子メールで予め設定されているアドレスに送信
し、電話への通知が設定されていれば予め設定されてい
る局番に電話して前記警報通知を送信し、若しくは、前
記警報通知を音声に変換した音声情報を送ることによ
り、警報通知が予め設定した方法により送信されるので
情報分析装置を常時監視している必要はなくなる。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明である診断システムにおいて、前記アラーム機能が、
警告若しくは対応及び対策を通知することにより、ユー
ザはどのような処置を行うことが適切であるかが分かる
ので計算機の保守が容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係る診断システムの一実施例
を示す構成ブロック図である。図1において5は被診断
対象の計算機、6は情報収集ユニット、7は情報分析装
置、100は計算機5内部のエラー情報、101はイー
サネット等の通信線である。
【0019】計算機5からのエラー情報100は情報収
集ユニット6に接続され、情報収集ユニット6の出力は
通信線101にそれぞれ接続される。また、通信線10
1には情報分析装置7が接続される。
【0020】ここで、図1に示す実施例の動作を説明す
る。情報収集ユニット6は計算機5からのエラー情報1
00を収集すると共に計算機5の設置場所の温度、湿
度、腐食、塵埃、接触抵抗及び絶縁抵抗等の環境情報を
併せて収集及び蓄積する。この蓄積された各種情報は通
信線101より情報分析装置7に送信される。情報分析
装置7は受信した各種情報に基づき計算機5の劣化診断
を行う。
【0021】図2は図1における情報収集ユニットの詳
細を示す構成ブロック図である。図2において8はCP
U等の制御回路、9は温度、湿度、腐食、塵埃、接触抵
抗及び絶縁抵抗等の環境情報を検出する各種センサ回
路、10及び12はイーサネットやRS232C等の汎
用データ通信を行う通信回路、11は記憶回路、13は
被診断対象となる計算機、100aは計算機13内部の
エラー情報、101aはイーサネット等の通信線であ
る。また、8〜11は情報収集ユニット50を構成す
る。
【0022】情報収集ユニット50は計算機13の筐体
内部に設置され、計算機13からのエラー情報100a
は通信回路10に接続され、通信回路10の出力は制御
回路8に接続される。また、各種センサ回路9からの検
出信号も制御回路8に接続され、記憶回路11の入出力
が制御回路8に相互に接続される。さらに、制御回路8
からの出力は通信回路12に接続され、通信回路12の
出力は通信線101aに接続される。
【0023】ここで、図2に示す情報収集ユニット50
の動作を説明する。制御回路8は通信回路10を介して
計算機13内部のエラー情報100aを予め設定された
収集間隔で収集すると共にエラー情報100aにタイム
スタンプを付加して記憶回路11に蓄積する。
【0024】例えば、エラー情報100aの収集間隔
を”1秒”と設定すれば制御回路8は1秒毎に通信回路
10を介して計算機13のエラー情報100aを収集
し、その収集時刻に基づき生成したタイムスタンプと共
に記憶回路11に格納する。
【0025】また、センサ回路9で検出された各種の環
境情報も制御回路8が予め設定された収集間隔で収集す
ると共に環境情報にタイムスタンプを付加して記憶回路
11に蓄積する。
【0026】例えば、温度の収集間隔を”1秒”、絶縁
抵抗の収集間隔を”1時間”と設定すれば制御回路8は
1秒毎にセンサ回路9から検出された温度を、1時間毎
に絶縁抵抗値をそれぞれ収集し、その収集時刻に基づき
生成したタイムスタンプと共に記憶回路11に格納す
る。
【0027】さらに、制御回路8は必要に応じて記憶回
路11に収集・蓄積された情報を通信回路12を介して
通信線101a上に送信して情報分析装置(図示せ
ず。)に送る。情報分析装置(図示せず。)は送られて
きた各種情報を分析して計算機13の劣化を診断する。
【0028】図3は図1における情報分析装置の詳細を
示す構成ブロック図である。図3において101aは図
1と同一符号を付してあり、14はイーサネットやRS
232C等の汎用データ通信を行う通信回路、15はC
PU等の制御回路、16は記憶回路、17は公衆回線に
接続するモデムや汎用データ通信を行う通信回路、10
2は公衆回線等の通信線である。
【0029】また、制御回路15には劣化の状態を診断
する監視機能18、レポートを作成し送信するレポート
作成機能19、異常が生じた場合に警報を送信するアラ
ーム機能20がそれぞれ設けられ、14〜17は情報分
析装置51を構成する。
【0030】ここで、図3に示す情報分析装置51の動
作を説明する。制御回路15は通信回路14を介して情
報収集ユニット50から通信線101aに送信された各
種情報を受信して記憶回路16に格納する。そして、制
御回路15は監視機能18により受信した情報を分析し
て計算機13の劣化状況を判断し、レポート作成機能1
9により分析結果のレポート作成すると共に作成したレ
ポートの印刷したり、通信回路17を介して通信線10
2に送信する。
【0031】また、制御回路15は監視機能18におい
て異常が発見された場合にはアラーム機能20によりア
ラームを発生させると共に通信回路17を介して通信線
102に送信する。
【0032】さらに、監視機能18、レポート作成機能
19及びアラーム機能20のより詳細な動作を図4、図
5、図6及び図7を用いて説明する。図4及び図5は監
視機能18の動作を説明するフロー図、図6はレポート
作成機能19の動作を説明するフロー図、図7はアラー
ム機能20の動作を説明するフロー図である。
【0033】図4中”S001”において監視機能18
は記憶回路16に格納されている情報を読み出し、図4
中”S002”においてトレンドグラフを作成する。そ
して図4中”S003”において監視機能18は予め予
測されている劣化傾向の予測値と比較する。
【0034】図4中”S004”において、もし、劣化
状況が予測される許容範囲以内であれば監視機能18は
図4中”S005”において正常と判断し、劣化状況が
予測される許容範囲を超えた場合には図4中”S00
6”において”異常”と判断する。
【0035】また、図5中”S101”において監視機
能18は記憶回路16に格納されている情報を読み出
し、図5中”S102”においてトレンドグラフを作成
する。そして図5中”S103”において監視機能18
は移動平均を求める。
【0036】図5中”S104”において、もし、移動
平均値が予め設定された閾値以下であれば監視機能18
は図5中”S105”において正常と判断し、移動平均
値が予め設定された閾値以上であれば図5中”S10
6”において”異常”と判断する。
【0037】すなわち、監視機能18は収集した情報に
基づきトレンドグラフを作成してトレンドグラフの傾向
から劣化を判断する。
【0038】図6中”S201”においてレポート作成
機能19は監視機能18の判断結果に基づきレポートを
作成する。そして、図6中”S202”においてレポー
ト作成機能19はレポートの印刷か否かを判断し、印刷
が設定されていれば図6中”S203”においてプリン
タ等の印刷装置を用いてレポートを印刷する。
【0039】また、図6中”S204”においてレポー
ト作成機能19はレポートを電子メールで送信するか否
かを判断し、電子メール送信が設定されていれば図6
中”S205”においてレポートを電子メールで予め設
定されているアドレスに送信する。
【0040】さらに、図6中”S206”においてレポ
ート作成機能19はレポートをHTML(Hyper Text M
akeup Language)形式で作成して遠隔地等からネットワ
ークを介してブラウザ等により表示させるか否かを判断
し、HTML形式で作成が設定されていれば図6中”S
207”においてレポートをHTML形式で作成しウェ
ッブ等を用いてイントラネット上若しくはインタネット
上に掲載する。
【0041】すなわち、レポート作成機能19は監視機
能18の判断結果に基づきレポートを作成すると共に印
刷若しくは設定された方法で送信する。
【0042】図7中”S301”においてアラーム機能
20は監視機能18の判断結果が”正常”であるか否か
を判断し、もし、”正常”であれば処理を終了する。そ
して、”異常”であれば図7中”S302”において異
常の内容等を記載した警報通知を作成する。
【0043】図7中”S303”においてアラーム機能
20は警報通知を電子メールで送信するか否かを判断
し、電子メール送信が設定されていれば図7中”S30
4”において警報通知を電子メールで予め設定されてい
るアドレスに送信する。
【0044】図7中”S305”においてアラーム機能
20は警報通知を電話、ポケベル、携帯電話若しくはP
HS等へ通知するかを判断し、電話等への通知が設定さ
れていれば図7中”S306”において警報通知を音声
に変換すると共に予め設定されている局番に電話して変
換した音声情報を送信する。
【0045】すなわち、アラーム機能20は監視機能1
8の判断結果に基づき警報通知を作成すると共に設定さ
れた方法で送信する。
【0046】この結果、被診断対象となる計算機13に
情報収集ユニット50を設置してエラー情報や環境情報
を収集しタイムスタンプと共に蓄積して必要に応じて情
報分析装置に送信することにより、実際に電子機器を取
り出す必要がなく、計算機が稼動中の場合や遠隔地から
であっても情報の収集が可能になる。
【0047】また、各種情報はタイムスタンプと共に蓄
積されるので各種情報間でのデータの整合性が取れると
共にユーザが計算機の設置場所に赴く必要がなくなる。
また、データ相互の時系列的な関連付けが容易で、定常
的な診断が可能になる。
【0048】さらに、レポートや警報通知が予め設定し
た方法により送信されるので情報分析装置51を常時監
視している必要はなくなる。
【0049】なお、図1に示す実施例の説明に際しては
情報収集ユニットと情報分析装置をそれぞれ1台づつ用
いた診断システムについて説明したが、複数台の計算機
を用いるプロセス制御等の場合にはそれぞれの計算機毎
に1台づつ情報収集ユニットを設ければ良い。
【0050】図8は複数台の計算機を用いる診断システ
ムの一実施例を示す構成ブロック図である。図8におい
て13a,13b及び13cは被診断対象である計算
機、50a,50b及び50cはそれぞれの計算機13
a〜13cの筐体内部に設置された情報収集ユニット、
51aは情報分析装置、103a,103b及び103
cは計算機10a〜10c内部のエラー情報、101b
は通信線である。
【0051】計算機13a〜13cからのエラー情報1
03a〜103cは情報収集ユニット50a〜50cに
接続され、情報収集ユニット50a〜50cの出力は通
信線101bにそれぞれ接続される。また、通信線10
1bには情報分析装置51aが接続される。
【0052】ここで、図8に示す実施例の動作を説明す
る。但し、前述と同様の内容に関しては説明を省略す
る。各情報収集ユニット50a〜50cで収集されたそ
れぞれの計算機の各種情報は通信線101bを介して情
報分析装置51aに送信され、情報分析装置51a内部
の記憶回路に蓄積される。そして、情報分析装置51a
は個々の計算機に対してそれぞれの劣化診断を行う。
【0053】すなわち、複数台の計算機の各種情報が情
報分析装置51aで集中的に管理されることになるので
各計算機はデータ集約を行う必要がなく過負荷になるこ
とはなくなる。
【0054】また、アラーム機能20は異常が発生した
場合に警報通知を所定の方法で送信等しているが警報で
はなく警告若しくは対応や対策を送信させても構わな
い。例えば、図9は計算機のハードディスクドライブの
リトライ発生状態及び計算機の筐体内部の温度状態を時
系列で示したグラフである。
【0055】図9中”P001”に示す部分ではハード
ディスクドライブのリトライが前後と比較して多く発生
している。一方、図9中”P002”に示す部分では筐
体内部の温度が上昇しており、両者が関連していること
が推察される。
【0056】このため、アラーム機能20は筐体内部温
度を一定に保つ処理をすると共にハードディスクドライ
ブを早期に交換するような警告若しくは対応や対策を通
知することが可能になる。
【0057】すなわち、異常を示す警報のみならず警告
若しくは対応や対策を通知することにより、ユーザはど
のような処置を行うことが適切であるかが分かるので計
算機の保守が容易になる。
【0058】また、図2の説明では情報収集ユニット5
0を筐体内部に設置することにより、センサ回路も筐体
内部に設置されることになっていたが、勿論、センサ回
路を筐体外部、言い換えれば、設置されている場所の環
境情報を検出する場合には筐体外部に設置することも可
能である。
【0059】また、図2及び図3の説明では情報の流れ
を明確にするため、それぞれ2つの通信回路を設けてい
るがデータ通信方式が同一であれば勿論共用しても構わ
ない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1及び請
求項2の発明によれば、被診断対象の計算機の情報収集
を行う情報収集ユニットと、通信線で接続され情報収集
ユニットで収集した情報に基づき計算機の劣化診断を行
う情報分析装置とを備えたことにより、実際に電子機器
を取り出す必要がなく、計算機が稼動中の場合や遠隔地
からであっても情報の収集が可能になる。
【0061】また、請求項3及び請求項4の発明によれ
ば、情報収集ユニットが計算機のエラー情報及び環境情
報にタイムスタンプを付加して記憶回路に蓄積すること
により、各種情報間でのデータの整合性が取れると共に
ユーザが計算機の設置場所に赴く必要がなくなる。ま
た、データ相互の時系列的な関連付けが容易で、定常的
な診断が可能になる。さらに、レポートや警報通知が予
め設定した方法により送信されるので情報分析装置を常
時監視している必要はなくなる。
【0062】また、請求項5の発明によれば、監視機能
が情報に基づきトレンドグラフを作成して予め予測され
ている劣化傾向の予測値と比較することにより、劣化診
断が可能になる。
【0063】また、請求項6の発明によれば、監視機能
が情報に基づきトレンドグラフを作成してトレンドグラ
フの移動平均を求め、移動平均値と予め設定された閾値
とを比較することにより、劣化診断が可能になる。
【0064】また、請求項7の発明によれば、レポート
作成機能が監視機能の判断結果に基づきレポートを作成
して印刷若しくは送信等することにより、レポートが予
め設定した方法により送信されるので情報分析装置を常
時監視している必要はなくなる。
【0065】また、請求項8の発明によれば、アラーム
機能が監視機能の判断結果が異常である場合に異常の内
容を記載した警報通知を作成して送信することにより、
警報通知が予め設定した方法により送信されるので情報
分析装置を常時監視している必要はなくなる。
【0066】また、請求項9の発明によれば、アラーム
機能が警告若しくは対応及び対策を通知することによ
り、ユーザはどのような処置を行うことが適切であるか
が分かるので計算機の保守が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る診断システムの一実施例を示す構
成ブロック図である。
【図2】図1における情報収集ユニットの詳細を示す構
成ブロック図である。
【図3】図1における情報分析装置の詳細を示す構成ブ
ロック図である。
【図4】監視機能の動作を説明するフロー図である。
【図5】監視機能の動作を説明するフロー図である。
【図6】レポート作成機能の動作を説明するフロー図で
ある。
【図7】アラーム機能の動作を説明するフロー図であ
る。
【図8】複数台の計算機を用いる診断システムの一実施
例を示す構成ブロック図である。
【図9】ハードディスクドライブのリトライ発生状態及
び筐体内部の温度状態を時系列で示したグラフである。
【図10】従来の診断方法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,5,13,13a,13b,13c 計算機 2 電子機器 3 センサ 4 測定器本体 6,50,50a,50b,50c 情報収集ユニット 7,51,51a 情報分析装置 8,15 制御回路 9 センサ回路 10,12,14,17 通信回路 11,16 記憶回路 18 監視機能 19 レポート作成機能 20 アラーム機能 100,100a,103a,103b,103c エ
ラー情報 101,101a,101b,102 通信線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被診断対象の計算機の劣化診断を行う診断
    システムにおいて、 前記計算機に関する情報の収集を行う情報収集ユニット
    と、 通信線で接続され前記情報収集ユニットで収集した情報
    に基づき前記計算機の劣化診断を行う情報分析装置とを
    備えたことを特徴とする診断システム。
  2. 【請求項2】被診断対象の計算機の劣化診断を行う診断
    システムにおいて、 複数の前記計算機に関するそれぞれの情報の収集を行う
    複数の情報収集ユニットと、 通信線で接続され複数の前記情報収集ユニットで収集し
    た情報に基づき複数の前記計算機のそれぞれの劣化診断
    を行う情報分析装置とを備えたことを特徴とする診断シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記情報収集ユニットが、 前記計算機の設置場所の環境情報を検出するセンサ回路
    と、 記憶回路と、 前記計算機のエラー情報及び前記環境情報にタイムスタ
    ンプを付加して前記記憶回路に蓄積する制御回路と、 前記エラー情報を受信し前記記憶回路に蓄積した情報を
    送信する通信回路とから構成されたことを特徴とする請
    求項1及び請求項2記載の診断システム。
  4. 【請求項4】前記情報分析装置が、 前記情報を受信しレポート及び警報を送信する通信回路
    と、 受信した前記情報が格納される記憶回路と、 受信した前記情報に基づき計算機の劣化の状態を診断す
    る監視機能と、前記レポートを作成し印刷若しくは送信
    するレポート作成機能と、異常が生じた場合に前記警報
    を送信するアラーム機能とを有する制御回路とから構成
    されたことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の診
    断システム。
  5. 【請求項5】前記監視機能が、 前記記憶回路に格納されている情報を読み出し、 トレンドグラフを作成し、 予め予測されている劣化傾向の予測値と比較し、 劣化状況が予測される許容範囲以内であれば正常、許容
    範囲を超えた場合には異常と判断することを特徴とする
    請求項4記載の診断システム。
  6. 【請求項6】前記監視機能が、 前記記憶回路に格納されている情報を読み出し、 トレンドグラフを作成し、 前記トレンドグラフに基づき移動平均を求め、 移動平均値が予め設定された閾値以下であれば正常、閾
    値以上であれば異常と判断することを特徴とする請求項
    4記載の診断システム。
  7. 【請求項7】前記レポート作成機能が、 前記監視機能の判断結果に基づきレポートを作成し、 印刷が設定されていれば印刷装置にデータを出力し、 電子メール送信が設定されていれば前記レポートを電子
    メールで予め設定されているアドレスに送信し、 HTML形式で作成が設定されていればレポートをHT
    ML形式で作成してイントラネット上若しくはインタネ
    ット上に掲載することを特徴とする請求項4記載の診断
    システム。
  8. 【請求項8】前記アラーム機能が、 前記監視機能の判断結果が異常である場合に警報通知を
    作成し、 電子メール送信が設定されていれば前記警報通知を電子
    メールで予め設定されているアドレスに送信し、 電話への通知が設定されていれば予め設定されている局
    番に電話して前記警報通知を送信し、若しくは、前記警
    報通知を音声に変換した音声情報を送ることを特徴とす
    る請求項4記載の診断システム。
  9. 【請求項9】前記アラーム機能が、 警告若しくは対応及び対策を通知することを特徴とする
    請求項8記載の診断システム。
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