JP2000099003A - 胡弓様弦楽器演奏用補助具 - Google Patents

胡弓様弦楽器演奏用補助具

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JP2000099003A
JP2000099003A JP10283544A JP28354498A JP2000099003A JP 2000099003 A JP2000099003 A JP 2000099003A JP 10283544 A JP10283544 A JP 10283544A JP 28354498 A JP28354498 A JP 28354498A JP 2000099003 A JP2000099003 A JP 2000099003A
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Sumiko Yazawa
澄子 矢澤
Midori Yazawa
みどり 矢澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胡弓様弦楽器を膝部上で演奏する際に、中子
先部を安定させる。 【解決手段】 中子先部を支持可能に構成された受け部
と、この受け部を膝部上で保持可能な巻回部とにより構
成される。 【効果】 中子先部は、受け部によって膝部上に保持さ
れるので、中子先が安定し、かつ膝部上の着衣等を損傷
させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽器を演奏する
際の補助具に関し、さらに詳しくは、胡弓を膝上で支持
演奏する際に、奏者への負担を軽減させ得る補助具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、胡弓等の擦弦和楽器の演奏に
於いては、膝の上で胡弓等の中子先を支持し、これを支
点として胡弓等を回転させ、必要な弦を選択しながら演
奏することがある。これは例えば、「胡弓を奏するには
正座して胡弓の胴の表面を前に向けて棹を直立せしめ、
中子先を両膝の間に挟むかまたは中子先を床上に立て
る。(膝の上に立てる流もある)。」(日本の楽器、日本
楽器事典、田辺尚雄、創思社出版、胡弓の項)。との記
載及び一般的な胡弓の演奏は、座奏の場合、長く突き出
た中子先をひざにはさみこむように立て、絃の選択は中
子を軸に楽器本体を回すようにするので、弓は常に奏者
の正面にある。(邦楽百科事典、音楽の友社、胡弓の
項)との記載からも明らかである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、胡弓を膝上
で支持して演奏する際には、膝の上で確実に胡弓の中子
先部を保持(支持)する必要がある。これは中子先部が
安易に移動すると、これに伴って弦の位置が微妙にず
れ、必要な音程を奏することができなくなること等によ
る。
【0004】中子先が移動しないようにと、これを意識
すると、膝に無理な力が入り演奏姿勢を崩したり、疲労
を生ずる結果となり、当然良い演奏ができなくなる。ま
た、中子先の先端は先細形状を呈しており、これを回転
させるため、先端部に触れる部分に磨耗等を与え、例え
ば膝部上の高価な和服に損傷を与えることがある。
【0005】これらの問題を解消させるべく、膝部上で
の中子先を安定させ、かつ着衣の保護の観点から、膝部
上と中子先との間に小さな座布団状の当て布を使用する
ことがあった。しかしながら、当て布では必ずしも中子
先が一定の位置に安定せず、かつ当て布自身も固定され
ていないために、膝部上を移動することがあり、必ずし
も効果的ではなかった。
【0006】本発明は、上述の問題を解消させる為に、
膝部上での胡弓様楽器の使用に際し、その中子先部を確
実に膝部上に保持し、かつ着衣等に損傷を与えない胡弓
様弦楽器演奏用補助具を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本発明に係る胡弓様弦楽器演奏用補助具では、少
なくとも中子先部を有し、この中子先部を人体の膝部上
で保持して演奏する胡弓様楽器のための補助具であっ
て、前記膝部上で保持可能な巻回部と、この巻回部上に
設けられ前記中子先部を支持可能に構成された受け部
と、を有することを特徴とした。
【0008】要約すれば、胡弓様弦楽器を膝部上で演奏
する際に、中子先部を安定させるために、中子先部を支
持可能に構成された受け部と、この受け部を膝部上で保
持可能な巻回部とにより構成される。
【0009】尚、請求項に用いた語句は、少なくとも以
下の意味を有する。
【0010】請求項1における、「胡弓様弦楽器」と
は、擦弦楽器であって、形は三味線を少し小さくしたも
ので、特にこれを床上または膝上に立てて奏するために
胴の下部の中子先を長くしたもので、各部の名称など汎
で三味線に同じ。在来のものは全長約68.8cm、胴
の上端から上駒までの棹の長さ約35.2cm、胴の横
幅約12.1cm、中子先は約7.6cmと定められて
いる。(日本の楽器 日本楽器事典、田辺尚雄 創思社
出版参照)にあらわされる胡弓、及び、こきゅう、胡
弓、小弓、鼓弓、我が国唯一の擦弦楽器、改良胡弓、宮
城道雄による大胡弓(邦楽百科事典、音楽の友社参照)
を含み、少なくとも中子先部を有し膝部上で演奏可能な
擦弦楽器を含む。
【0011】「中子先部」とは、こきゅうの胴を貫いて
出ている棹の下端部(中子先)であり、これをを支柱と
して、回転させながら演奏する(平凡社世界大百科事典
参照)部分を含み、膝部上で保持可能な形状の突起部を
含む。
【0012】「膝部上」とは、正座した場合に両足の膝
(ひざ)から太股(ふともも)によって形成される部分
であり、左右各々のふともも(太股)上の他、両太股の
間に形成される空間を含む。また正座した場合の他、椅
子に腰掛けた場合、片膝を付いた場合によって形成され
る部分を含む。
【0013】「巻回部」とは、前記膝部上で支持される
固定状部材であり、少なくとも両股を巻く長さ、または
少なくとも両膝で挟める長さの繊維布、合成樹脂等の柔
軟素材、硬質素材を含む。
【0014】「受け部」とは、前記巻回部上に設けられ
た部分であり、前記中子先部を回動自在または回転自在
に支持し、または保持可能な形状を有する一以上の部分
である。この材質は繊維布、合成樹脂等の柔軟素材、硬
質素材、金属製、木製、陶器等とすることができ、この
形状は巻回部上に穴状、袋状、溝状、皿状、囲い状等と
し、巻回部に対し一体に、または着脱自在に設けること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明に係
る胡弓様弦楽器演奏用補助具の一実施例を説明する。
尚、以下図面は本発明を説明するための参考であり、寸
法比形状等は精密にあらわされたものではない。図1
は、本発明に係る胡弓様弦楽器演奏用補助具の一実施例
を示し、図2は使用状況をあらわしている。尚、図2
は、天理教道友社発行、女なりもののこころえ、第56
頁の図面を参照した。
【0016】本体1は、主に巻回部2と、この巻回部2
上に設けられた受け部3、受け部4とによって構成され
ており、巻回部は1m程度の長さ、10cm程度の幅、
5mm程度の厚さを有している。その材質は、綿、絹等
の繊維布を用い、適度の強度を持たせるために、重ねて
縫うことで形成されている。受け部3は、概ね長方形の
布等で一端に開口部6を有し、他の端部を巻回部2に縫
着している。これにより、胡弓7の中子先部8を、開口
部6から受け部3内へ差し込んで保持することができ
る。受け部3は、受け部4の開口部6よりも小さな開口
部10を持つ受け部であり、奏者の使い勝手または中子
先部の形状に応じて受け部の開口部の大きさを適宜選択
できるようにしたものである。図2において、巻回部2
0は、膝部22と座面24とによって挟まれ、確実に膝
部上28で固定することができる。したがって、巻回部
20上に設けられた受け部30も同様に、膝部上28に
おいて固定され、受け部30に挿入された中子先部8は
膝部上28において回動可能、または回転可能に保持さ
れる。したがって、奏者33は胡弓7を、固定された中
子先部8を支点として容易に回動または回転させること
ができ、弓38を必要な弦40に適切にあてがうことが
できる。
【0017】巻回部の寸法、形状、材質、受け部の位
置、受け部の開口部の大きさ、受け部の数、形状等は、
適宜使用状況に応じて変更を加えることができる。
【0018】以上にあらわした実施例の他、巻回部の両
端部に自在ファスナーを取付け(図示せず)巻回部を接
続する。巻回部上の材質を変え、ここに受け部を一体に
設ける(図示せず)。等、本発明の主旨を脱せぬ範囲に
於て各種変形例を持ち得るものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る胡弓様
弦楽器演奏用補助具によれば、少なくとも以下の効果が
ある。尚、これらの効果は主観にすぎず、限定されるも
のではない。 (1)膝上での胡弓様楽器の使用に際し、その中子先部
が受け部と巻回部とによって、一定位置で回転自在また
は回動自在に支持されるので、演奏に際し中子先部を固
定させるための意識的動作を必要としない。これにより
奏者は演奏に集中することができ、かつ中子先部の思わ
ぬ移動によって誤った弦を選ぶこともないので、初心者
に於いても確実な演奏を行うことができる。 (2)また、中子先部は受け部によって支持され、膝部
上の着衣には直接接触しない。これにより、着衣の損
傷、膝部上への無理な圧力を回避させることができる。
要約すれば、中子先部は、受け部によって膝部上に保持
されるので、中子先が安定し、かつ膝部上の着衣等を損
傷させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る胡弓様弦楽器演奏用補助具の、一
実施例を示す説明図
【図2】本発明に係る胡弓様弦楽器演奏用補助具の、使
用状態の一例を示す説明図
【符号の説明】
1 本体 2 巻回部 3 受け部 4 受け部 8 中子先部 28 膝部上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも中子先部を有し、この中子先
    部を人体の膝部上で保持して演奏する胡弓様弦楽器のた
    めの補助具であって、前記膝部上で保持可能な巻回部
    と、この巻回部上に設けられ前記中子先部を支持可能に
    構成された受け部と、を有する胡弓様弦楽器演奏用補助
    具。
JP10283544A 1998-09-19 1998-09-19 胡弓様弦楽器演奏用補助具 Pending JP2000099003A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5686923B1 (ja) * 2014-07-25 2015-03-18 拓未 木村 擦弦楽器
CN106910387A (zh) * 2017-05-13 2017-06-30 张志炎 胡琴教学速成万用姿势仪

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