JP2000098762A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000098762A
JP2000098762A JP10264155A JP26415598A JP2000098762A JP 2000098762 A JP2000098762 A JP 2000098762A JP 10264155 A JP10264155 A JP 10264155A JP 26415598 A JP26415598 A JP 26415598A JP 2000098762 A JP2000098762 A JP 2000098762A
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belt
edge
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image
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JP10264155A
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English (en)
Inventor
Norio Hokari
則雄 保苅
Keiji Yamamoto
啓司 山本
Naoto Nishi
直人 西
Yukio Hayashi
幸男 林
Takashi Kawabata
隆 川端
Hideji Izeki
秀二 井関
Naoto Yoshino
直人 吉野
Tatsuya Soga
達也 曽我
Nobuyoshi Komatsu
伸嘉 小松
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッジラーンサイクルを実行すると、画像形
成の生産性が低下するという難点があった。 【解決手段】 エッジラーンサイクル中において、中間
転写ベルトの幅方向の位置変動レートVを算出し、この
算出した位置変動レートVが許容値VR以下であるか否
かを判断する処理(S9)と、位置変動レートVが許容
値VR以下であると判断されたときに画像形成を開始す
る処理(S10)を行う画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端ベルトを走行
させて画像形成を行うとともに、そのベルト走行中にお
いて無端ベルトの幅方向(画像形成プロセスでの軸方
向:主走査方向)の位置変動(蛇行運動)を修正する機
能を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等の画像形成装
置のなかには、無端状の中間転写ベルト、感光体ベルト
又は用紙搬送ベルト等の像担持体ベルトを用いて多色
(カラー)画像を形成するカラー画像形成装置がある。
また、この種のカラー画像形成装置には、中間転写ベル
ト等の像担持体ベルト上に、一つの画像形成ユニットに
よってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を
重ね転写するシングルタイプのカラー画像形成装置、或
いは各色に対応した画像形成ユニットを個別に備えたタ
ンデム型のカラー画像形成装置がある。
【0003】一般に、像担持体ベルトを所定数のロール
で支持し、いずれかのロールを駆動ロールとして像担持
体ベルトを走行させる場合には、走行中の像担持体ベル
トが幅方向(ベルト走行方向と直交する方向)に移動す
る、いわゆるベルトの蛇行運動(ベルトウォーク)が発
生する。このベルトの蛇行運動は、上記カラー画像形成
装置において、例えば無端状の中間転写ベルト上に各色
の画像を重ね転写する際に、主走査方向において各色の
画像の相対的な位置ずれ、ひいては色ずれや色むら等の
原因となる。そのため、高品位な出力画像(カラー画
像)を得るには、ベルトの蛇行を適切に修正する必要が
ある。
【0004】そこで、ベルトの蛇行修正方式としては、
これまで幾つかの技術が提案されているが、その代表的
な技術の一つに、像担持体ベルトを支持するロールを傾
き動作させてベルトの蛇行を制御する方式(以下、「ス
テアリング方式」という)が知られている。このステア
リング方式は、ベルトの蛇行をリブやガイド等によって
強制的に抑える方式に比べて、ベルトに加わる力が小さ
く、高い信頼性が得られるという利点を有している。
【0005】上記ステアリング方式を採用した従来技術
として、例えば特開平3−288167号公報には、像
担持体ベルト上に設けたマークをCCDセンサで読み取
ってベルトの蛇行を検出し、その検出結果に基づいてロ
ールの傾きを制御する技術(以下、「第1の従来技術」
という)が開示されている。また、特公昭63−647
92号公報及び特開平9−12173号公報には、像担
持体ベルトの寄り方向をセンサにより検出し、その検出
結果に基づいてロールの傾きを制御する技術(以下、
「第2の従来技術」という)がそれぞれ開示されてい
る。さらに、特開平8−106237号公報には、像担
持体ベルトのエッジ位置を変位センサでアナログ的に検
出し、その検出結果に基づいてロールの傾きを制御する
技術(以下、「第3の従来技術」という)が開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記第1
〜第3の従来技術には、以下のような問題があった。先
ず、第1の従来技術においては、像担持体ベルト上に1
個のマークを設け、このマークをベルト1回転ごとにC
CDセンサで読み取ってステアリング制御する方式であ
るため、像担持体ベルトが1回転する間の位置変動につ
いては細かく検出・制御できず、ベルトの蛇行に対して
制御応答性が悪いという問題があった。また、制御応答
性を上げるべく、像担持体ベルトに複数のマークを設け
ることも考えられる。しかしながら、一般に、像担持体
ベルト上に複数のマークを精度良く設けることは非常に
困難であり、そうした場合はマークそのものの位置精度
がステアリング制御の良否を大きく左右してしまう。
【0007】一方、第2の従来技術においては、像担持
体ベルトの幅方向に、そのベルトエッジからそれぞれ所
定の距離(間隙)を隔てて一対のセンサを配置する構成
となるため、これら一対のセンサで像担持体ベルトの寄
り方向を検出してステアリング制御した場合、像担持体
ベルトは一対のセンサ間で往復運動を繰り返すことにな
る。そのため、像担持体ベルトの蛇行を細かく制御する
ことができなかった。また、原理的には、ベルトエッジ
からセンサまでの距離を短く設定することで、ステアリ
ング制御の精度を上げることも可能である。しかしなが
ら、部品の加工や組立等の寸法公差を考慮すると、ベル
トエッジからセンサまでの距離を短くするにも限界があ
るため、像担持体ベルトの蛇行を精度良く修正すること
ができなかった。
【0008】さらに、第3の従来技術においては、像担
持体ベルトのエッジ位置を変位センサでアナログ的に検
出した場合、その検出結果に像担持体ベルトのエッジ形
状による誤差成分が含まれるため、これに基づいてステ
アリング制御を行っても、上記誤差成分の影響で像担持
体ベルトの蛇行が適切に修正されないという問題があっ
た。
【0009】そこで本出願人は、像担持体ベルトのエッ
ジ形状データを予め記憶しておき、このエッジ形状デー
タを用いて、画像形成時に検出したベルトエッジ位置の
検出データの中から上記誤差成分を排除することによ
り、高精度なステアリング制御を実現した技術を既に出
願している(特願平10−103241号明細書参
照)。
【0010】ところが、上記先願技術においては、像担
持体ベルトのエッジ形状を測定し、その測定結果に基づ
くエッジ形状データを記憶するまでの一連の処理(以
下、エッジラーンサイクル)を、通常の画像形成モード
とは別モードで行うようにしており、それが終了するま
での間は、像担持体ベルトの蛇行によって色ずれが発生
する虞れがあるため、画像形成を開始することができな
かった。さらに、ポリマーで形成された像担持体ベルト
では、特に温湿度等の環境変化によって形状変化が生じ
やすく、その変形量はカラー画像を形成する際に色ずれ
量となって現れる。そのため、環境変化による色ずれの
発生を回避するには、ベルトエッジ形状を再度測定し、
これを記憶し直す必要があることから、実質的な生産性
の低下は避けられない状況にあった。本発明は、上記課
題を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、画像形成の生産性を極力低下させることなく、
像担持体ベルトの蛇行を高精度に修正することができる
画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、無端状の像担持体ベルト
を走行させて該像担持体ベルトのエッジ形状を測定し、
その測定結果に基づくエッジ形状データを記憶するエッ
ジラーンサイクルを有し、このエッジラーンサイクルに
よって記憶したエッジ形状データを用いて像担持体ベル
トの幅方向の位置変動を修正する画像形成装置であっ
て、エッジラーンサイクル中に、像担持体ベルトの幅方
向の位置変動レートを算出する算出手段と、この算出手
段によって算出した位置変動レートが許容値以下である
か否かを判断する判断手段と、この判断手段において位
置変動レートが許容値以下であると判断されたときに画
像形成を開始する制御手段とを備えた構成を採用してい
る。
【0012】上記構成からなる画像形成装置において
は、エッジラーンサイクルを実行している間に、像担持
体ベルトの幅方向の位置変動レートが算出手段で算出さ
れ、その算出された位置変動レートが判断手段で許容値
以下であると判断されると、その時点で制御手段により
画像形成が開始される。これにより、位置変動レートの
許容値を適切な値に設定することで、エッジラーンサイ
クル中であっても、出力画像の質を低下させずに、画像
形成を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明が適
用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。図
1においては、無端ベルトからなる中間転写ベルト1
が、駆動ロール2、ステアリングロール3、二次転写ロ
ール4及び従動ロール5,6,7により、所定の張力を
もって支持されている。また、中間転写ベルト1上に
は、そのベルト走行方向xに従って、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色
に対応した画像形成ユニット8,9,10,11が順に
配設されている。
【0014】各々の画像形成ユニット8,9,10,1
1は、それぞれ図示せぬ装置本体フレームに回転可能に
支持された感光体ドラム8a,9a,10a,11a
と、各々の感光体ドラム8a,9a,10a,11aの
表面をレーザビーム等で露光走査する画像書込み部8
b,9b,10b,11bを有している。また、各々の
感光体ドラム8a,9a,10a,11aの周囲には、
そのドラム回転方向(図の時計廻り方向)に従って、帯
電器8c,9c,10c,11c、現像器8d,9d,
10d,11d、一次転写ロール8e,9e,10e,
11e及びクリーナー8f,9f,10f,11fが順
に配設されている。
【0015】さらに中間転写ベルト1の走行経路上に
は、ベルトホームセンサ12とエッジセンサ13とが配
置されている。このうち、ベルトホームセンサ12は、
中間転写ベルト1の周長方向1箇所に設けられたマーク
等を検知するもので、ベルト走行方向xにおいてイエロ
ー(Y)の画像形成ユニット8の上流側に配置されてい
る。エッジセンサ13は、中間転写ベルト1のエッジ位
置を検出するもので、ベルト走行方向xにおいてブラッ
ク(K)の画像形成ユニット11の下流側(ステアリン
グロール3の手前)に配置されている。
【0016】また、画像形成対象となる用紙14は図示
せぬ給紙カセットに収容され、その給紙カセットの用紙
繰出側に設けられたピックアップロール15により一枚
ずつ繰り出される。繰り出された用紙14は、所定数の
ロール対16により図中破線で示す経路を辿って搬送さ
れ、二次転写ロール4の圧接位置へと送られる。
【0017】図2は上記エッジセンサ13の具体的な構
成を示す概略図である。図2において、中間転写ベルト
1の一端部には、スプリング13aの引っ張り力をもっ
て接触子13bの一端側が圧接状態に保持されている。
この場合、スプリング13aによる接触子13bの圧接
力は、中間転写ベルト1を変形させない程度の適度な大
きさに設定されている。また、接触子13bは、その中
間部位を支軸13cにて回動自在に支持され、その支軸
13cを境にした接触子13bの他端側に変位センサ1
3dが対向状態に配設されている。
【0018】このエッジセンサ13においては、ベルト
蛇行時における中間転写ベルト1の幅方向yへの動き
が、そのベルトエッジに圧接する接触子13bの動き
(揺動動作)に置き換えられる。このとき、接触子13
bの動き(変位)に対応して変位センサ13dの出力レ
ベルが変動するため、そのセンサ出力に基づいてベルト
エッジの位置変動を検出することができる。
【0019】続いて、上記構成からなる画像形成装置を
用いてカラー画像を形成する場合の動作手順について説
明する。先ず、駆動ロール2の回転によって中間転写ベ
ルト1をx方向に走行させると、そのベルト走行中にお
いて、ベルトホームセンサ12から出力されたマーク検
知信号(ベルトホーム信号)を基準に各々の画像形成ユ
ニット8,9,10,11で画像の書き込みが順に開始
される。次いで、中間転写ベルト1上には、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色画像が順次重ね転写
(一次転写)され、これによって一つのカラー画像が形
成される。その後、カラー画像は中間転写ベルト1の走
行とともに二次転写ロール4へと送り込まれ、そこで中
間転写ベルト1上のカラー画像が用紙14に一括転写
(二次転写)される。カラー画像が転写された用紙14
は、用紙搬送系17によって定着器18に送られ、そこ
で画像の定着処理(加熱、加圧等)がなされたのち、図
示せぬトレイに排出される。
【0020】こうした一連の画像形成動作において、中
間転写ベルト1の位置がその幅方向(ラテラル方向)に
蛇行してずれると、各々の画像形成ユニット8,9,1
0,11によって中間転写ベルト1上に転写される画像
の位置に相対的なずれが生じ、これが出力画像(カラー
画像)の色ずれや色むらとなって現れる。そこで、中間
転写ベルト1の蛇行を修正すべく、ステアリングロール
3を傾き動作させる構成が組み込まれている。
【0021】図3は蛇行修正のための基本的な構成を示
す概略図である。図3において、ステアリング制御装置
19は、蛇行修正のための駆動源となるステアリングモ
ータ20の駆動状態を制御するもので、そのためのモー
タ制御信号(モータドライブ信号)をステアリングモー
タ20に出力する。ステアリングモータ20としては、
その回転角度や回転速度を高精度に制御可能なステッピ
ングモータ等が用いられる。また、ステアリング制御装
置19には、前述したベルトホームセンサ12とエッジ
センサ13とが接続されており、ベルトホームセンサ1
2からはベルトホーム信号が、エッジセンサ13からは
ベルトエッジ信号がそれぞれ入力されようになってい
る。
【0022】一方、ステアリングロール3を傾き動作さ
せるメカ的な構成としては、揺動アーム21と偏心カム
22を備えている。揺動アーム21は、その中間部位を
支軸23にて回動自在に支持されている。また、揺動ア
ーム21の一端にはステアリングロール3の一端部が回
動自在に接続され、その反対側のアーム他端に偏心カム
22が圧接状態に保持されている。この偏心カム22
は、ステアリングモータ20の駆動により回転動作する
ものである。
【0023】なお、エッジセンサ13については、接触
式、非接触式に関わらず、中間転写ベルト1の位置変動
(蛇行)に応じた出力を発生するものであれば、特にい
ずれの構成を採用してもかまわない。例えば、図4に示
すように、中間転写ベルト1のエッジ部分を介してLE
D(Light Emitting Diode)13eと光量センサ13fを
対向状態に配置し、LED13eから出射された光が光
量センサ13fに入射される光量に応じてセンサ出力レ
ベルが変化するものであってもよい。
【0024】続いて、ステアリングロール3の傾き動作
による中間転写ベルト1の蛇行修正の原理につき、図5
を用いて簡単に説明する。先ず、図5(a)に示すよう
に、偏心カム22が所定の角度で停止し、その停止角度
に対応してステアリングロール3がほぼ水平(傾きがほ
ぼゼロ)に保持された状態では、走行中の中間転写ベル
ト1が幅方向yに移動(蛇行)しないものと仮定する。
【0025】この状態から、図5(b)に示すように、
ステアリングモータ20の駆動により偏心カム22を図
の反時計廻りに回転させると、偏心カム22の偏心量に
応じて揺動アーム21がθ1方向に揺動する。これによ
り、ステアリングロール3の一端が揺動アーム21によ
って持ち上げるため、その持ち上げ量に応じてステアリ
ングロール3に傾きが生じる。このとき、ステアリング
ロール3に巻き付けられた中間転写ベルト1は、揺動ア
ーム21にて持ち上げられたロール端側に移動する。
【0026】これに対して、図5(c)に示すように、
ステアリングモータ20の駆動により偏心カム22を図
の時計廻りに回転させると、偏心カム22の偏心量に応
じて揺動アーム21がθ2方向に揺動する。これによ
り、ステアリングロール3の一端が揺動アーム21によ
って押し下げられるため、その押し下げ量に応じてステ
アリングロール3に傾きが生じる。このとき、ステアリ
ングロール3に巻き付けられた中間転写ベルト1は、揺
動アーム21にて押し下げられたロール端と反対側に移
動する。
【0027】このことから、中間転写ベルト1の幅方向
yへの位置変動を先述のエッジセンサ13で検出し、そ
の検出結果を基にステアリングモータ20を駆動してス
テアリングロール3の傾きを適宜制御することにより、
中間転写ベルト1の蛇行を修正することが可能となる。
ただし、中間転写ベルト1の蛇行を適切に修正するため
には、ベルトの位置変動(蛇行)を正確に検出し、その
検出結果に基づいてステアリングロール3の傾きを最適
条件で細かく設定(制御)する必要がある。
【0028】そこで本実施の形態においては、ステアリ
ングロール3の傾きを制御するステアリング制御システ
ムとして、図6に示すような構成を採用している。図に
おいて、コントローラ19aは、上述したステアリング
制御装置19の中の一機能部を構成するもので、特に、
実際の画像形成動作(画像形成モード)においてステア
リングロール3の傾きを制御するものである。コントロ
ーラ19aは、主に、補償器24、モータドライバ2
5、A/D(アナログ/デジタル)変換器26、演算部
27及び記憶部28を備えている。なお、ステアリング
モジュール29は、先述したステアリングロール3、揺
動アーム21及び偏心カム22を含むメカ機構で、ベル
トモジュール30は、先述した中間転写ベルト1とこれ
を走行させるロール類(2,5,6,7)を含むメカ機
構である。
【0029】補償器24は、その入力情報となるベルト
の位置変動量w(r,n)の情報に基づいてゲインと周
波数特性を決定し、上記位置変動量w(r,n)の情報
に対応したステアリング量s(r,n)の制御情報をモ
ータドライバ25に出力するものである。ここで、
“r”はベルトの周回数、“n”はベルトの走行方向
(周長方向)に対応した番地である。これに対して、モ
ータドライバ25は、補償器24から送られた制御情報
にしたがってステアリングモータ20を駆動するもの
で、このモータ駆動によってステアリングモジュール2
9におけるロール傾き角度θ(t)が制御される。な
お、本実施の形態では、ステアリングモータ20にステ
ッピングモータを採用していることから、補償器24か
ら送られる制御情報s(r,n)はモータステップ数に
対応したものとなる。
【0030】一方、A/D変換器26は、エッジセンサ
13から出力されるアナログの検出信号E(t)をデジ
タル信号に変換し、そのデジタル化した検出信号を演算
部27に与えるものである。これに対して、演算部27
は、A/D変換器26から与えられるデジタル信号、す
なわちベルトエッジの検出データを平均化してエッジデ
ータe(r.n)を生成するものである。
【0031】また、記憶部28は、ステアリング制御に
使用される中間転写ベルト1のエッジ形状データp
(n)を記憶するものである。
【0032】続いて、通常の画像形成モードにおいて、
コントローラ19aにより実行されるステアリング制御
の処理手順について説明する。先ず、中間転写ベルト1
の走行中においては、そのベルトエッジ位置がエッジセ
ンサ13によって連続的に検出され、これによってベル
トエッジの位置変動に対応した連続情報がエッジセンサ
13から出力される。ただし、エッジセンサ13から出
力されるベルトエッジの位置情報E(t)は、ベルトの
蛇行による位置変動W(t)とベルトエッジ形状(凹
凸)による位置変動P(t)の両方を含んだものとな
る。
【0033】これに対してコントローラ19aにおいて
は、前述したベルトホームセンサ12からのベルトホー
ム信号を基準に、所定のサンプルタイミングでエッジセ
ンサ13の検出データを取り込み、これをA/D変換器
26でデジタル信号に変換する。
【0034】その際、ベルトホーム信号を基準にしたサ
ンプルタイミングは、中間転写ベルト1が1回転する間
にN個の検出データが得られるように設定される。さら
に、その検出データの個数;Nは、上記ベルトの走行方
向に対応した番地の数;nと1対1の関係を満たすよう
に設定される。ちなみに、上述したベルトの周回数;r
は、ベルトホームセンサ12からベルトホーム信号が出
力されるたびに1ずつ加算されるのに対し、ベルト走行
方向の番地;nは、ベルトホーム信号が出力されるたび
にリセットされる。
【0035】このとき、各々のサンプルタイミングにお
いて、それぞれ1つの検出データを取り込むようにして
もよいが、そうした場合は、個々の検出データに含まれ
るノイズ成分が検出誤差となって現れることも懸念され
る。そこで本実施の形態においては、各々のサンプルタ
イミングにおいて、1つの検出データにつき、例えば数
十msecの微小ピッチで複数のデータを取り込むよう
にしている。そして、各々のサンプルタイミングで取り
込まれたN個の検出データを順に演算部27に与え、そ
こで平均化処理するようにしている。
【0036】具体的には、最初(1番目)のサンプルタ
イミングで例えば5つのデータを検出データとして取り
込んだ場合、これら5つのデータの加算値をそのデータ
数(5)で割って平均化し、これを番地;1に対応する
検出データとする。そして、これと同様の処理を2番目
以降のサンプルタイミングで取り込んだ検出データにつ
いても繰り返すことにより、番地;nに対応するN個の
検出データe(r,n)を取得する。
【0037】このように各々のサンプルタイミングで取
り込んだ複数のデータをそれぞれ平均化することによ
り、個々のデータに含まれるノイズ成分が削除(相殺)
されるため、検出誤差の少ない正確な検出データe
(r,n)を得ることができる。
【0038】続いて、コントローラ19aにおいては、
演算部27から生成されたエッジ位置の検出データe
(r,n)と、記憶部28に記憶されたエッジ形状デー
タp(n)とが比較される。このとき、演算部27から
は、上述したサンプルタイミングに対応して時系列的に
検出データe(r,n)が生成されることから、例えば
1番目に生成された検出データe(r,1)に対して
は、その番地情報“1”に対応して記憶部28に記憶さ
れているエッジ形状データp(1)が比較対象となる。
【0039】なお、検出データe(r,n)に含まれる
rの値は、中間転写ベルト1の周回数に応じて変化する
が、比較対象となるエッジ形状データP(n)は、rの
値に関係なく選択される。つまり、rの値が異なる検出
データであっても、nの値が同じであれば、同一のエッ
ジ形状データが比較対象として選択される。
【0040】ここで、コントローラ19aにおける検出
データe(r,n)とエッジ形状データp(n)との比
較では、それらの差分が演算によって求められる。この
場合の差分データは、上述のごとくエッジセンサ13に
よって検出されるベルトエッジの位置情報E(t)の中
から、ベルトエッジ形状(凹凸)による位置変動成分P
(t)を差し引いた値となるため、ベルトの蛇行による
位置変動成分W(t)に対応したデータとなる。
【0041】そこで、コントローラ19aにおいては、
上記差分による位置データと予め設定された基準の位置
データ(REF)とを比較して、基準位置に対するベル
トの位置変動量w(r,n)を算出する。この位置変動
量w(r,n)は、基準位置からのベルトのずれ方向に
応じて正(+)/負(−)が反転したものとなる。した
がって、この位置変動量w(r,n)を基にステアリン
グ量s(r,n)を設定し、これに基づいてステアリン
グモータ20を駆動制御することにより、中間転写ベル
ト1のエッジ形状による誤差成分を排除したかたちで、
ベルトの蛇行を適切に修正することが可能となる。
【0042】これにより、画像形成時においては、中間
転写ベルト1の幅方向への位置変動をステアリングロー
ル3の傾き動作によって最小限に抑えることができるた
め、カラー画像を形成するにあたっては、色ずれや色む
らのない高品質の出力画像を得ることが可能となる。
【0043】続いて、ステアリング制御装置19によっ
て実行されるエッジラーンサイクルの処理手順につき、
図7〜図11を用いて説明する。ここで、エッジラーン
サイクルとは、先述のステアリング制御で使用されるエ
ッジ形状データを得るための一連の処理を言い、その処
理の中には、中間転写ベルト1を走行させて中間転写ベ
ルト1のエッジ形状を測定し、その測定結果に基づくエ
ッジ形状データを記憶する処理が含まれる。
【0044】先ず、駆動ロール2を回転させて中間転写
ベルト1の走行駆動を開始したのち、エッジセンサ13
によって中間転写ベルト1のエッジ位置を一箇所または
複数箇所にわたって測定する(ステップS1,S2)。
このとき、エッジセンサ13の測定値は電圧値(0〜5
v)で認識され、またその電圧値は、中間転写ベルト1
の幅方向のエッジ位置に対応して変化するものとする。
【0045】次に、エッジセンサ13の測定値が4V以
下であるか否かを判断し(ステップS3)、測定値が4
Vを超えていたとき、すなわち中間転写ベルト1のエッ
ジ位置がエッジセンサ13の測定範囲の一方端に存在す
るか、あるいは測定範囲を外れていたときは、処理Aを
実行する(ステップS4)。
【0046】処理Aでは、図8に示すように、まず画像
形成の中止及びエッジ形状測定の中止を指示したのち
(ステップS41)、偏心カム22を反時計廻り(CC
W)方向に最大の角度をもって回転させる(ステップS
42)。このときの偏心カム22の回転方向は、中間転
写ベルト1のエッジ位置を、エッジセンサ13の測定範
囲の中央側に移動させる方向であり、その方向は、中間
転写ベルト1の幅方向における揺動アーム21とエッジ
センサ13との配置関係や、偏心カム22の回転方向と
揺動アーム21の揺動動作との関係などによって決ま
る。
【0047】次に、ベルトホームセンサ12から出力さ
れるベルトホーム信号をカウントしつつ、中間転写ベル
ト1が予め設定された所定数だけ回転したか否かを繰り
返し判定する(ステップS43)。そして、ベルト回転
数が所定数に達したら処理Aを終了し、図7の処理フロ
ーに戻る。
【0048】続いて、ステップS5においては、エッジ
センサ13の測定値が0.5V以上であるか否かを判断
し、測定値が0.5Vを下回っていたとき、すなわち中
間転写ベルト1のエッジ位置がエッジセンサ13の測定
範囲の他方端に存在するか、あるいは測定範囲を外れて
いたときは、処理Bを実行する(ステップS6)。
【0049】処理Bでは、図9に示すように、まず画像
形成の中止及びエッジ形状測定の中止を指示したのち
(ステップS61)、偏心カム22を時計廻り(CW)
方向(処理Aでの回転方向と反対方向)に最大の角度を
もって回転させる(ステップS62)。
【0050】次に、ベルトホームセンサ12から出力さ
れるベルトホーム信号をカウントしつつ、中間転写ベル
ト1が予め設定された所定数だけ回転したか否かを繰り
返し判定する(ステップS63)。そして、ベルト回転
数が所定数に達したら処理Bを終了し、図7の処理フロ
ーに戻る。
【0051】次いで、ステップS7においては、中間転
写ベルト1のエッジ形状を測定する準備が完了したか否
かを判断し、完了していない場合は処理Cを実行する
(ステップS8)。ちなみに、測定準備の完了は、エッ
ジセンサ13の測定値がその測定範囲のほぼ中間値付近
で安定しているかどうかによって判断する。
【0052】処理Cでは、図10に示すように、まずエ
ッジセンサ13の測定値に基づいて、中間転写ベルト1
のエッジ位置が中央(基準となる位置)からOUT側に
あるかどうかを判断する(ステップS81)。ここで本
実施形態の場合には、中間転写ベルト1のエッジ位置が
中央にあるときにエッジセンサ13の測定値が2.5V
となり、ベルトエッジ位置がOUT側に移動したときに
エッジセンサ13の測定値(電圧)が増加するように構
成されている。そこでステップS81では、エッジセン
サ13の測定値が2.5V以上になっているかどうかに
よってベルトエッジ位置が中央からOUT側にあるかど
うかを判断する。
【0053】そして、ベルトエッジ位置がOUT側にあ
る場合は、中間転写ベルト1の移動方向をIN側に設定
し(ステップS82)、反対にベルトエッジ位置がIN
側にある場合は、中間転写ベルト1の移動方向をOUT
側に設定する(ステップS83)。
【0054】続いて、中間転写ベルト1の幅方向の位置
変動レートVが所定値V1以下であるかどうかを判断す
る(ステップS84)。中間転写ベルト1の位置変動レ
ートVについては、中間転写ベルト1を少なくとも1回
転させ、その間に、ベルト周長方向の同一箇所がベルト
幅方向に変位する変位量から算出する。具体的には、ベ
ルトホームセンサ12からのベルトホーム信号の出力タ
イミングを基準にしてベルト周長方向の所定箇所(1か
所でも複数箇所でもよい)のエッジ位置をエッジセンサ
13で検出したのち、再び上記ベルトホーム信号の出力
タイミングを基準にベルト周長方向の上記所定箇所のエ
ッジ位置を検出し、それらの差分をベルト1回転あたり
の変位量として求める。そして、これにより求めた変位
量(μm)と、既知情報である中間転写ベルト1の周長
(m)との関係から位置変動レートVを求める。
【0055】また、ステップS84で比較基準となる所
定値V1は、中間転写ベルト1のエッジ形状測定を行う
にあたって、中間転写ベルト1の位置変動レートVをV
1以下に規定することにより、エッジ形状データを測定
する際にエッジ形状の歪みによって測定精度が悪化する
ことを防止するためのものである。
【0056】ここで、位置変動レートVが所定値V1以
下であった場合は、そのまま処理Cを終了して図7の処
理フローに戻る。一方、位置変動レートVが所定値V1
を超えていた場合は、その差分に応じて偏心カム22を
回転させる(ステップS85)。このときの偏心カム2
2の回転方向については、先のステップS82又はS8
3で設定したベルト移動方向(IN側又はOUT側)に
したがって制御される。また、偏心カム22の回転角度
については、(V−V1)/Gainによって求める。こ
こで、「Gain」は、ステアリングモータ20の分解
能を単位として偏心カム22を回転させたときに、中間
転写ベルト1の位置変動レートがどれだけ変化するかを
表す数値であり、これは予め実験等によって得られる。
【0057】続いて、処理Cを終了したら、中間転写ベ
ルト1の幅方向の位置変動レートVが許容値VR以下で
あるかどうかを判断する(ステップS9)。ここで判断
基準となる「許容値VR」とは、実際に画像形成を行う
場合に色ずれ等の画質面で許容される中間転写ベルト1
の位置変動レートに相当するもので、これは上記所定値
V1よりも厳しい条件で設定される。ちなみに、出力画
像の画質を考えると、位置変動レートの許容値VRとし
ては、中間転写ベルト1の走行距離1mにつき、該中間
転写ベルト1の幅方向の位置変動量(蛇行量)50μ
m、さらに好ましくは20μmに設定することが望まし
い。
【0058】上記ステップS9において、位置変動レー
トVが許容値VR以下であった場合は、その時点で画像
形成を開始する(ステップS10)。一方、位置変動レ
ートVが許容値VRを超えていた場合は、その差分に応
じて偏心カム22を回転させる(ステップS11)。こ
のときの偏心カム22の回転角度は、(V−VR)/G
ainによって求める。これにより、中間転写ベルト1
の位置変動レートが小さくなるように制御される。
【0059】続いて、中間転写ベルト1のエッジ形状を
測定する処理Dに進む(ステップS12)。この処理D
では、図11に示すように、まずステアリングロール3
の傾き角度を固定した状態で中間転写ベルト1のエッジ
形状の測定開始を指示したのち(ステップS121)、
ベルトホームセンサ12からベルトホーム信号が出力さ
れるのを待つ(ステップS122)。このとき、ステア
リングロール3の傾き角度を固定することにより、中間
転写ベルト1はその幅方向に一定の割合(レート)で移
動することになる。ただし、この時点では、中間転写ベ
ルト1の移動レートは、その前の処理によって所定値V
1以下となるように制御されている。
【0060】次に、ベルトホームセンサ12からベルト
ホーム信号が出力されたら、それをトリガとして、一定
時間毎に中間転写ベルト1のエッジ位置をエッジセンサ
13で測定(サンプリング)する(ステップS12
3)。次いで、エッジセンサ13による測定回数(サン
プリング回数)が規定数に達したかどうかを判断する
(ステップS124)。このとき、例えば中間転写ベル
ト1の周長方向にN個の測定箇所が設定されている場合
は、中間転写ベルト1が1回転する間に、そのエッジ位
置がエッジセンサ13によってN回測定されることにな
る。
【0061】その後、規定回数の測定が行われたら、こ
れによって得られた測定データから、ベルト1回転分の
エッジ形状データを算出し、これをメモリ等に記憶する
(ステップS125)。このとき、規定回数の測定によ
って得られる測定データは、中間転写ベルト1の幅方向
への位置変動レートに対応した一定の傾き成分を持つた
め、その傾き成分を差し引いて補正することにより、ベ
ルトエッジ形状に対応したエッジ形状データを算出する
ことができる。以上で処理Dを終了し、図7の処理フロ
ーに戻る。
【0062】その後、ベルトエッジ測定に係るベルト回
転数が規定回転数(例えば、5回)に達したかどうかを
判断し(ステップS13)、規定回転数に達していない
場合は先のステップS2に戻って上記同様の処理を繰り
返す。その際、初回の処理サイクルでは、ステップS9
にてV≦VRの条件を満たさずに画像形成が開始されな
かったとしても、その後のステップS11にて中間転写
ベルト1の位置変動が小さくなるように制御されるた
め、次回の処理サイクルではV≦VRの条件を満たす可
能性、つまり画像形成が開始される可能性が非常に高く
なる。
【0063】その後、ベルト回転数が規定回転数に達し
たら、それまでに蓄積したエッジ形状データをメモリ等
から読み出し、これを上記規定回転数で割って平均化処
理する(ステップS14)。これにより、エッジセンサ
13による測定誤差が解消されて精度の高いエッジ形状
データが得られるため、これをステアリング制御に用い
るエッジ形状データとして記憶部28に記憶する。ただ
し、ステップS14での平均化処理によって得られたエ
ッジ形状データの平均値が、予め設定された基準値から
外れた、いわゆるDCオフセット成分をもっている場合
は、そのオフセット成分を取り除いたうえで、エッジ形
状データを記憶部28に記憶する。
【0064】そして、その後は、上記メモリに記憶した
エッジ形状データを用いた通常のステアリング制御へと
進む(ステップS15)。これにより、中間転写ベルト
1のエッジ位置はその基準となる中心位置(REF)に
向かうように制御され、その時点で一連のエッジラーン
サイクルが終了となる。
【0065】このように本実施形態においては、エッジ
ラーンサイクル中に、中間転写ベルト1の幅方向の位置
変動レートVを算出し、その算出した位置変動レートV
が許容値VR以下であるときに画像形成を開始するよう
にしたので、エッジラーンライクルの実行に伴う画像形
成の空白時間(無駄時間)を削減することができる。こ
れにより、画像形成の生産性を極力低下させることな
く、中間転写ベルト1の蛇行を高精度に修正することが
可能となる。
【0066】なお、上記実施形態においては、4連タン
デム型の画像形成装置を適用対象として例示したが、本
発明はこれに限らず、シングルエンジンタイプの画像形
成装置や、2連タンデム型の画像形成装置等において、
無端状の像担持体ベルト(中間転写ベルト、感光体ベル
ト、用紙搬送ベルト等)を走行させて画像形成を行うも
のに広く適用することが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、エッジラーンサイクル中に像担持体ベルト
の幅方向の位置変動レートを算出し、この算出した位置
変動レートが許容値以下と判断されたときに画像形成を
開始するため、エッジラーンサイクルの実行に伴う画像
形成の空白時間(無駄時間)を削減することができる。
これにより、画像形成に係る生産性の向上と画質の向上
を同時に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像形成装置の構成例を
示す概略図である。
【図2】 エッジセンサの構成例を示す概略図である。
【図3】 蛇行修正のための基本的な構成を示す概略図
である。
【図4】 エッジセンサの他の構成例を示す概略図であ
る。
【図5】 蛇行修正の原理を説明する図である。
【図6】 実施形態におけるステアリング制御システム
の構成図である。
【図7】 エッジラーンサイクルの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 エッジラーンサイクルにおける処理Aのフロ
ーチャートである。
【図9】 エッジラーンサイクルにおける処理Bのフロ
ーチャートである。
【図10】 エッジラーンサイクルにおける処理Cのフ
ローチャートである。
【図11】 エッジラーンサイクルにおける処理Dのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…中間転写ベルト、3…ステアリングロール、13…
エッジセンサ、19…ステアリング制御装置、19a…
コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 林 幸男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 川端 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 井関 秀二 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 吉野 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 曽我 達也 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 小松 伸嘉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2H027 DA01 DA21 DA35 DE02 DE07 DE10 EC11 EC19 EK17 HA02 HA16 ZA07 2H032 AA05 AA15 BA09 BA19 BA23 BA25 CA02 CA11 2H035 CA07 CB01 CG01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の像担持体ベルトを走行させて該
    像担持体ベルトのエッジ形状を測定し、その測定結果に
    基づくエッジ形状データを記憶するエッジラーンサイク
    ルを有し、このエッジラーンサイクルによって記憶した
    エッジ形状データを用いて前記像担持体ベルトの幅方向
    の位置変動を修正する画像形成装置であって、 前記エッジラーンサイクル中に、 前記像担持体ベルトの幅方向の位置変動レートを算出す
    る算出手段と、 前記算出手段によって算出した位置変動レートが許容値
    以下であるか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段において前記位置変動レートが前記許容値
    以下であると判断されたときに画像形成を開始する制御
    手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記位置変動レートの算出にあたって
    は、前記像担持体ベルトを少なくとも1回転させ、 前記算出手段は、前記像担持体ベルトが1回転する間に
    ベルト周長方向の同一箇所がベルト幅方向に変位する変
    位量から前記位置変動レートを算出することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段において前記位置変動レー
    トが前記許容値を超えていると判断されたときに、前記
    像担持体ベルトの幅方向の位置変動が小さくなるように
    制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記位置変動レートの許容値を、前記像
    担持体ベルトの走行距離1mにつき、該像担持体ベルト
    の幅方向の位置変動量50μmに設定してなることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP10264155A 1998-09-18 1998-09-18 画像形成装置 Pending JP2000098762A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007114240A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008242353A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Ricoh Co Ltd ベルト装置及び画像形成装置
US8391759B2 (en) 2007-03-29 2013-03-05 Ricoh Company, Limited Belt device, belt deviation detecting device, and image forming apparatus
JP2016109976A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 キヤノン株式会社 画像形成装置

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