JP2000098375A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JP2000098375A JP4549499A JP4549499A JP2000098375A JP 2000098375 A JP2000098375 A JP 2000098375A JP 4549499 A JP4549499 A JP 4549499A JP 4549499 A JP4549499 A JP 4549499A JP 2000098375 A JP2000098375 A JP 2000098375A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程数を増やすことなく、均一で光散乱
性の良好な反射特性を有する反射板を備えた反射型液晶
表示装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 一対の基板と、該一対の基板の間に配設
された液晶層とを有し、表示面に入射した光の反射光を
用いて表示を行う反射型液晶表示装置が、該一対の基板
のうちの一方の基板上に順次配設された半導体層、ゲー
ト絶縁膜、およびゲート電極と;該基板、該半導体層、
該ゲート絶縁膜、および該ゲート電極上に配設され、か
つ凹凸パターン部およびコンタクトホールを有する第1
の絶縁膜と;該第1の絶縁膜上に、該第1の絶縁膜の該
コンタクトホールを通じて該半導体層と連通するように
配設されたソース電極と;該第1の絶縁膜上に該ソース
電極を覆って配設された、該第1の絶縁膜よりも薄い第
2の絶縁膜と;該第2の絶縁膜の上に配設された画素電
極と;を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルのパネ
ル面に入射した光の反射光を用いて表示を行う反射型液
晶表示装置とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサ、ラップトップ
パソコン、ポケットテレビなどへの液晶表示装置の応用
が急速に進展している。液晶表示装置の中でも特に反射
型液晶表示装置は、外部から液晶パネルのパネル面に入
射した光を反射させ、この反射光により表示を行うの
で、バックライトが不要である。よって反射型液晶表示
装置は、消費電力が低く、薄型であり軽量化が可能であ
るため注目されている。
【0003】従来から、反射型液晶表示装置にはTN
(ツイステッドネマティック)方式、並びにSTN(スー
パーツイステッドネマティック)方式が用いられてい
る。これらの方式では、液晶表示装置に偏光板を備える
必要がある。この偏光板によって必然的に自然光の光強
度の1/2が表示に利用されないことになる。従ってこ
れらの方式では表示が暗くなるという問題がある。
【0004】この問題に対して、偏光板を用いずに自然
光を有効に利用しようとする表示モードが提案されてい
る。このような表示モードの例として、相転移型ゲスト
・ホスト方式が挙げられる。この方式では、電界による
コレステリック・ネマティック相転移現象が利用されて
いる。この方式に、さらにマイクロカラーフィルタを組
み合わせた反射型マルチカラーディスプレイも提案され
ている。このような偏光板を必要としない表示モードに
よって偏光板による光強度の低下を生じることなく明る
い表示を得ることができる。
【0005】さらにまた、より明るい表示を得るために
は、広い角度からの入射光に対し、表示画面に垂直な方
向へ散乱する光の強度を増加させる必要がある。そのた
めには最適な反射特性を有する反射板を備えることが有
効である。従来の反射板の作製方法の一例として、基板
上に膜を形成し、これをエッチング法を用いて基板面に
所定の形状の複数の微細な凹凸を形成し、さらにこの凹
凸を有する膜上に銀等の反射膜を形成して反射板とする
方法が提案されている。
【0006】このような反射板を備えたアクティブマト
リクス方式の反射型液晶表示装置についてより詳細に説
明する。この反射型液晶表示装置は、アクティブマトリ
クス基板と、透明電極を有する対向基板(図示せず)と、
これらの基板の間に配設された液晶層(図示せず)とを備
える。
【0007】以下に、この反射型液晶表示装置に用いら
れるアクティブマトリクス基板の構造を図面を参照して
より詳細に説明する。図7はアクティブマトリクス基板
600の部分平面図であり、図8は図7中のY−Y’線
の部分断面図である。ここで、アクティブマトリクス方
式のスイッチング素子として、薄膜トランジスタ(以
下、TFTとする)を用いている。
【0008】図7および図8に示すように、アクティブ
マトリクス基板600において、ガラス等の基板本体6
1上に、クロム、タンタル等からなる複数のゲート配線
66aおよびソース配線70aが、それぞれほぼ平行
に、かつ互いにほぼ直交するように配設されている。ゲ
ート配線66aは走査線として機能し、ソース配線70
aは信号線として機能している。ゲート配線66aから
ゲート電極66bが、ソース配線70aからソース電極
70bが、それぞれ分岐して設けられている。図8に示
すように、ゲート電極66bを覆って基板本体61の上
の全面に窒化シリコン(SiNx)および酸化シリコン(S
iO2)等からなるゲート絶縁膜67が配設されてい
る。ゲート絶縁膜67上で、かつゲート電極66bの上
方に対応する位置に、非晶質シリコンからなる半導体層
68が配設されている。半導体層68の一方の端部上に
は、チタン、モリブデン、アルミニウム等からなるソー
ス電極70bが半導体層68と部分的に接合して配設さ
れている。また、半導体層68の他方の端部には、ソー
ス電極70bと同様にチタン、モリブデン、アルミニウ
ム等からなるドレイン電極71が半導体層68と部分的
に接合して配設されている。ソース電極70bとドレイ
ン電極71とは間隔をあけて配設され、互いに接合して
いない。この基板本体61の上の、ドレイン電極71上
を除く部分には、凹凸部を有する第1膜62が配設され
ている。さらに、アルミニウム、銀等の金属からなる画
素電極65が、第1膜62上に配設されている。画素電
極65は、ドレイン電極71の半導体層68と接合して
いる側と反対側の端部上に、半導体層68と部分的に接
合して配設されている。この画素電極65は反射膜とし
ても機能する。ゲート電極66b、ゲート絶縁膜67、
半導体層68、ソース電極70b、およびドレイン電極
71はTFTを構成し、このTFTは、スイッチング素
子の機能を有している。
【0009】以上のようなアクティブマトリクス基板を
備えた反射型液晶表示装置では、対向基板側から入射し
た外部光をアクティブマトリクス基板の画素電極(反射
膜)65で反射し、液晶層を通過した反射光を対向基板
側から見ることになる。
【0010】このような凹凸部を有し、反射膜として機
能する画素電極65を形成するプロセスについて以下に
詳しく説明する。図9は、図8中のA部分の作製プロセ
スを説明する図である。まず、図9(a)に示すように、
基板本体61上のゲート絶縁膜67の上に第1膜62を
形成する。次に、図9(b)に示すように、その上にフォ
トレジスト63を塗布し、所定の形状にパターニングす
る。図9(c)に示すように、第1膜62をエッチングす
ることによって多数の微細な凹凸部を形成する。その
後、図9(d)に示すように、フォトレジスト63を剥離
し、凹凸部を有する第1膜62上に画素電極(反射膜)6
5を形成する。このようにして凹凸部(凸部65aおよ
び凹部65b)を有する画素電極65が形成される。
【0011】以上のようにTFTを形成した基板61上
に第1膜62を形成すれば、エッチング法を用いて第1
膜62に複数の微細な凹凸部を容易に形成することがで
きる。この第1膜62の凹凸部を有する基板61上に金
属等で画素電極65を形成することによって、凹凸部を
有し、反射膜として機能する画素電極65を容易に得る
ことができる。
【0012】しかしながら上記のような方法で形成され
た反射膜65において、図9(d)に示すように、エッチ
ングの際にフォトレジスト63が堆積されていた部分に
形成された凸部65aと、絶縁膜62がエッチングによ
り除去されてゲート絶縁膜67が露出した部分に形成さ
れた凹部65bとの頂面はいずれも平面的であって鏡面
状態に近い。よって、凸部65aおよび凹部65bによ
って反射された反射光は正反射成分を多く含む。正反射
成分が多いと反射光が互いに干渉し、良好な白色表示が
できないという問題がある。
【0013】この問題を解決するために、エッチングを
工夫して、凸部65aと凹部65bとをつなぐ斜面の部
分の面積を増加させることが可能である。しかしこのよ
うな方法では、凸部65aおよび凹部65bの平面部分
を完全になくすことはできない。あるいは、第1膜のエ
ッチングを途中で止めて下地のゲート絶縁膜67が露出
しないようにすることも可能である。しかしこの場合
も、エッチングを基板面内で均一に制御することができ
ず、エッチング形状が面内で異なり、その結果反射特性
が面内で異なるという問題が発生する。
【0014】この問題を解決するために、さらに反射板
の形状を工夫した反射型液晶表示装置が知られている
(特開平5−232465号公報)。この反射型液晶表示
装置は、TFTおよび反射板が配設された基板と、対向
電極が配設された対向基板と、これら基板間に配設され
たゲスト・ホスト液晶層とを備える。
【0015】このような反射型液晶表示装置に用いられ
る反射板の製造プロセスを図10を参照して以下に説明
する。図10は、図9(図8中のA部分の作製プロセス
を説明する図)と対応する領域の作製プロセスを説明す
る図である。
【0016】図10(a)に示すように、基板本体61上
に第1膜62を形成する。次に図10(b)に示すよう
に、フォトレジスト63を塗布し、所定の形状にパター
ニングする。図10(c)に示すように、第1膜62をエ
ッチングすることによって複数の微細な凹凸部を形成す
る。その後、図10(d)に示すように、フォトレジスト
63を剥離し、凹凸部を有する第1膜62上にアクリル
系樹脂等の液状材料を塗布し、その後これを硬化させて
第2膜64を形成する。さらに、図10(e)に示すよう
に、電極65を第2膜64の上に形成する。この電極6
5は反射板として機能し、このようにして反射板65が
形成される。
【0017】アクリル系樹脂を塗布する際に、基板61
が現れない程度の厚みで塗布すると、第1膜62の凹凸
の平坦部をなくすことができ、反射板による入射光の正
反射を低減することができる。また、基板61あるいは
第1膜62の凹凸部に発生する表面あれ、およびエッチ
ング残渣による反射むらをなくすことができる。第2膜
64の材料は、液状にして塗布することが可能であり、
かつ塗布後に硬化可能な任意の適切な材料が使用され得
る。例えば、上述のアクリル系樹脂の他にエポキシ系樹
脂等が挙げられる。反射膜65の材料には、反射効率の
高いアルミニウム、銀、ニッケル等が用いられる。
【0018】このようにして作製された反射板65は均
一で光散乱性の良好な反射特性を有するという利点があ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図9および図10を参
照して説明した反射型液晶表示装置においては、逆スタ
ガー型のTFTを採用している。図9の反射型液晶表示
装置では、ソースバスライン形成後の反射板65の形成
プロセスにおいて、凹凸部を形成するために第1膜62
を形成する必要がある。これに対して、反射特性を改良
した図10の反射型液晶表示装置では、凹凸部を形成す
るために第1膜62および第2膜64を形成する必要が
あり、図9の反射型液晶表示装置に比べて製造工程数が
多い。
【0020】逆スタガー型TFTに対して、トップゲー
ト型TFTは、活性層(例えば、高いプロセス温度を必
要とする多結晶シリコン層)およびゲート絶縁膜を形成
した後にゲートバスラインの形成を行うことができる。
従って、特性向上のために高温で活性層のアニールを行
った後、高いプロセス温度で使用できないAlなどの金
属をゲートバスライン材料に利用して形成することがで
きる。さらに、トップゲート型TFTにおいては、ゲー
トをマスクとしてソースドレインに不純物のドーピング
を行うことができるのでレジストによるマスクを必要と
せず、自己整合のソースドレインの形成が容易であると
いう利点がある。
【0021】図10に示したような反射板の形成方法を
そのままトップゲー卜型TFTに採用した場合、ソース
バスライン形成後に凹凸部を形成しようとすると絶縁膜
を全部で3層形成する必要がある。従って、製造工程数
がさらに多くなる。このような製造工程数の増加は歩留
低下の原因となる。
【0022】さらにまた、従来の反射型液晶表示装置は
入射した光の反射光を用いることによってのみ表示が可
能である。しかし、入射光が暗く、十分な光強度が得ら
れない場合であっても明るい表示ができる液晶表示装置
が望まれている。
【0023】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の目的は、製造工程数を増やす
ことなく、均一で光散乱性の良好な反射特性を有する反
射板を備えたトップゲート型TFTを用いた反射型液晶
表示装置およびその製造方法を提供することにある。ま
た、トップゲート型TFTを用いた上記反射型液晶表示
装置の利点を備え、かつ透過モードの表示も可能な透過
反射両用型液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面におい
ては、本発明の反射型液晶表示装置は、一対の基板と、
該一対の基板の間に配設された液晶層とを有し、表示面
に入射した光の反射光を用いて表示を行う反射型液晶表
示装置であって:該一対の基板のうちの一方の基板上に
順次配設された半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート
電極と、該基板、該半導体層、該ゲート絶縁膜、および
該ゲート電極上に配設され、かつ凹凸パターン部および
コンタクトホールを有する第1の絶縁膜と、該第1の絶
縁膜上に、該第1の絶縁膜の該コンタクトホールを通じ
て該半導体層と連通するように配設されたソース電極
と、該第1の絶縁膜上に該ソース電極を覆って配設され
た、該第1の絶縁膜よりも薄い第2の絶縁膜と、該第2
の絶縁膜の上に配設された画素電極とを含み、そのこと
により上記課題が解決される。
【0025】上記第1の絶縁膜の厚さは、0.8μm以
上、5μm以下であることが好ましい。
【0026】上記第1の絶縁膜は、有機材料からなるこ
とが好ましい。
【0027】上記第1の絶縁膜は、感光性材料からなる
ことが好ましい。
【0028】上記第2の絶縁膜の厚さは、第1の絶縁膜
よりも小さく、0.3μm以上、1μm以下であること
が好ましい。
【0029】上記第2の絶縁膜は、有機材料からなるこ
とが好ましい。
【0030】上記第2の絶縁膜は、感光性材料からなる
ことが好ましい。
【0031】本発明のある局面においては、本発明の反
射型液晶表示装置の製造方法は、一対の基板と、該一対
の基板の間に配設された液晶層とを有し、表示面に入射
した光の反射光を用いて表示を行う反射型液晶表示装置
の製造方法であって:該一対の基板のうちの一方の基板
上に半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極を順次
形成する工程と、該基板、該半導体層、該ゲート絶縁
膜、および該ゲート電極上に、該第1の絶縁膜に凹凸パ
ターン部および該半導体層に連通するコンタクトホール
を有する第1の絶縁膜を形成する工程と、該第1の絶縁
膜上に該コンタクトホールを通じて該半導体層と連通す
るようにソース電極を形成する工程と、該第1の絶縁膜
上に該ソース電極を覆って、該第1の絶縁膜よりも薄い
第2の絶縁膜を形成する工程と、該第2の絶縁膜上に画
素電極を形成する工程とを包含し、そのことにより上記
課題が解決される。
【0032】上記第1の絶縁膜は、感光性有機材料から
なることが好ましい。
【0033】本発明のある局面においては、本発明の液
晶表示装置は、一対の基板と、該一対の基板の間に配設
された液晶層とを有し:該一対の基板のうちの一方の基
板上に順次配設された半導体層、ゲート絶縁膜、および
ゲート電極と、該基板、該半導体層、該ゲート絶縁膜、
および該ゲート電極上に配設され、コンタクトホールを
有する第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜上に、該第1の
絶縁膜の該コンタクトホールを通じて該半導体層と連通
するように配設されたソース電極と、該第1の絶縁膜上
に該ソース電極を覆って配設された第2の絶縁膜と、該
第2の絶縁膜上に配設された画素電極とを含み、該画素
電極が透明電極と反射電極とを有し、そのことにより上
記課題が解決される。
【0034】上記反射電極は、凹凸形状を有することが
好ましい。
【0035】上記第1の絶縁膜は、凹凸パターン部を有
し、上記反射電極の上記凹凸形状は、該第1の絶縁膜の
該凹凸パターン部の形状に対応することが好ましい。
【0036】本発明の別の局面においては、本発明の反
射型液晶表示装置は、一対の基板と、該一対の基板の間
に配設された液晶層とを有し、表示面に入射した光の反
射光を用いて表示を行う反射型液晶表示装置であって:
該一対の基板の一方に配設された、コプレーナ型の薄膜
トランジスタと、該薄膜トランジスタが形成された基板
の表示部に配設され、該薄膜トランジスタを形成する材
料と同じ材料からなる複数の層が積層された構造を有す
る凹凸パターン部とを含み、そのことにより上記課題が
解決される。
【0037】上記凹凸パターン部の厚さは、0.8μm
以上、5μm以下であることが好ましい。
【0038】上記凹凸パターン部の上記複数の層は、上
記薄膜トランジスタを構成するゲート電極と同じ材料か
らなるパターン層と、該ゲート電極の上に配設された第
1の絶縁膜と同じ材料からなるパターン層とを含むこと
が好ましい。
【0039】上記反射型液晶表示装置は、上記第1の絶
縁膜の上で、かつ上記凹凸パターン部を覆って配設され
た第2の絶縁膜をさらに備え、該第2の絶縁膜の厚さ
は、該凹凸パターン部の厚さよりも小さく、0.3μm
以上、1μm以下であることが好ましい。
【0040】上記第2の絶縁膜は、有機材料からなるこ
とが好ましい。
【0041】本発明の別の局面においては、本発明の反
射型液晶表示装置は、一対の基板と、該一対の基板の間
に配設された液晶層とを有し、表示面に入射した光の反
射光を用いて表示を行う反射型液晶表示装置であって:
該一対の基板の一方に配設された、スタガー型の薄膜ト
ランジスタと、該薄膜トランジスタが形成された基板の
表示部に配設され、該薄膜トランジスタを形成する材料
と同じ材料からなる複数の層が積層された構造を有する
凹凸パターン部とを含み、そのことにより上記課題が解
決される。
【0042】上記凹凸パターン部の厚さは、0.8μm
以上、5μm以下であることが好ましい。
【0043】上記凹凸パターン部の上記複数の層は、上
記薄膜トランジスタを構成するソース電極およびドレイ
ン電極と同じ材料からなるパターン層と、該薄膜トラン
ジスタを構成するゲート電極と同じ材料からなるパター
ン層とを含むことが好ましい。
【0044】上記反射型液晶表示装置は、上記凹凸パタ
ーン部を覆って配設された絶縁膜をさらに備え、該絶縁
膜の厚さは、該凹凸パターン部の厚さよりも小さく、
0.3μm以上、1μm以下であることが好ましい。
【0045】上記絶縁膜は、有機材料からなることが好
ましい。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。なお、各実施形態および比較例を通じて、同様の部
材には同じ参照符号を付すものとする。
【0047】(実施形態1)本実施形態の反射型液晶表示
装置は、アクティブマトリクス基板と、対向電極が配設
された対向基板(図示せず)と、これら基板間に配設さ
れた液晶層(図示せず)とを備える。以下、本発明に特
徴的なアクティブマトリクス基板を中心にして説明す
る。
【0048】図1は、本実施形態におけるアクティブマ
トリクス基板の製造工程順の部分断面図を示す。従来の
技術として図7〜8を参照して説明したアクティブマト
リクス基板が逆スタガー型TFTであるのに対して、本
実施形態ではコプレーナ型(トップゲート型)TFTを
採用している。
【0049】以下、本実施形態におけるアクティブマト
リクス基板100の構造を図1(f)を参照して説明す
る。絶縁基板1上に多結晶シリコン薄膜(半導体層)2、
ゲート絶縁膜3、およびゲート電極6が順次配設されて
いる。多結晶シリコン薄膜2は、ゲート絶縁膜3の下部
にノンドープ領域であるチャンネル部2aと、チャンネ
ル部2aの両側のドープ領域2b、2cとを備える。絶
縁基板1上に凹凸パターン部20とコンタクトホール
8、9を有する第1の層間絶縁膜5が配設されている。
この第1の層間絶縁膜5の凹部は絶縁基板1の基板面に
等しく、コンタクトホール8、9は、多結晶シリコン薄
膜2のドープ領域2b、2cにそれぞれ連通している。
さらに、第1の層間絶縁膜5およびゲート絶縁膜3によ
ってゲート電極6が包囲されている。ソースバスライン
(ソース電極)10とドレイン電極11が第1の層間絶縁
膜5上に互いに間隔をあけて配設され、それぞれコンタ
クトホール8および9を通ってドープ領域2b、2cと
接続されている。ゲート電極6、ゲート絶縁膜3、多結
晶シリコン薄膜2、ソースバスライン10、およびドレ
イン電極11はトップゲート型TFTを構成している。
このような構造の上に、コンタクトホール13を有する
第2の層間絶縁膜14が配設され、コンタクトホール1
3はドレイン電極11と連通している。第2の層間絶縁
膜14の上には画素電極15が配設され、画素電極15
はコンタクトホール13を通ってドレイン電極11と接
続されている。この画素電極15は反射板としても機能
する。このようにして、1つの画素領域が構成されてい
る。アクティブマトリクス基板100は、複数のこのよ
うな画素領域がマトリクス状に配列された構造を有して
いる。
【0050】次に図1(a)〜(f)を参照して、本実施形
態におけるアクティブマトリクス基板100の製造方法
を以下に説明する。
【0051】まず、図1(a)に示すように、絶縁基板1
上に活性層となる多結晶シリコン薄膜2を約40nm〜
約80nmの厚さで形成した。
【0052】次に、スパッタリングまたはCVD法など
を用いて、SiO2またはSiNxなどからなるゲート絶
縁膜3を約80nmの厚さで形成した。ここで、付加容
量電極のパターンは簡略化のために省略している。その
後、ゲート電極6およびゲートバスラインをAlまたは
多結晶シリコンなどを用いて形成した。このゲート電極
6のパターニング時に、図1(b)に示すようにゲート絶
縁膜3もゲート電極6と同様の形状とした。
【0053】次に、この薄膜トランジスタの導電型を決
定するために、多結晶シリコン薄膜2に対して絶縁基板
1の側と反対側(図中上方)から、ゲート電極6をマスク
として、リンイオンを約1×1015(cm-2)で導入し、
ゲート電極6の下部領域にノンドープのチャンネル部2
aを形成した。チャンネル部2aの両側領域は高濃度の
不純物ドープ領域2b、2cとした。ここで、多結晶シ
リコン薄膜2において、チャンネル部2a近傍に低濃度
不純物領域もしくはノンドープ領域を設けてTFTのオ
フ時にリーク電流が少ない構造としてもよい。
【0054】次に、第1の層間絶縁膜5を感光性の有機
材料を用いて以上のような基板の全面に、約0.8μm
〜約5μmの厚さで形成した後、コンタクトホール8、
9を形成した。本実施形態においては、これらのコンタ
クトホールの形成と同時に凹凸パターン部20の形成を
行った(図1(c))。第1の層間絶縁膜5には無機材料を
用いても良いが、本実施形態のように、有機材料を用い
ることが好ましい。
【0055】次に、図1(d)に示すように、ソースバス
ライン10およびドレイン電極11をAlなどの低抵抗
の金属を用いて形成した。次に、図1(e)に示すよう
に、感光性の有機材料からなる第2の層間絶縁膜14を
スピンコート法により形成した。第2の層間絶縁膜14
は、約0.3μm〜約1μmの厚さとし、第1の層間絶
縁膜5(すなわち凹凸パターン部20)の厚さよりも薄
くすることが好ましい。第2の層間絶縁膜14には無機
材料を用いても良いが、本実施形態のように、有機材料
を用いることが好ましい。
【0056】次に、図1(f)に示すように、第2の層間
絶縁膜14に、コンタクトホール13をドレイン電極1
1と連通するように形成し、コンタクトホール13を通
ってドレイン電極11と接続するように画素電極15を
Alなどの高反射材料によって形成した。この画素電極
15は少なくとも液晶パネルの開口部に形成される。画
素電極15の周辺が、スイッチング素子、ゲートバスラ
イン、および/またはソースバスラインと一部重なるよ
うに形成しても良い。以上のようにしてアクティブマト
リクス基板100を作製した。
【0057】最終的には、対向電極が形成された対向基
板(図示せず)およびアクティブマトリクス基板のそれ
ぞれに配向膜を形成した後、アクティブマトリクス基板
と対向基板とを貼り合せ、これらの基板間に液晶を封入
して液晶層を形成し、これにより、反射型液晶表示装置
(図示せず)を作製した。対向基板および液晶層につい
ては、任意の適切な基板および液晶層を用い得る。
【0058】本実施形態によれば、第1の層間絶縁膜5
が凹凸パターン部20を有し、第1の層間絶縁膜5の上
に第2の層間絶縁膜14が設けられるので、製造プロセ
スを増加させることなく、第2の層間絶縁膜上に形成さ
れる画素電極15の平坦部をなくすことができる。ここ
で、光散乱性が向上し、より優れた反射特性を有する画
素電極15を得るためには、第1の層間絶縁膜5の厚さ
が、0.8μm以上、5μm以下であることが好まし
く、さらに、第2の層間絶縁膜14の厚さが、第1の層
間絶縁膜5の厚さよりも小さく、0.3μm以上、1μ
m以下であることが好ましい。
【0059】本実施形態によれば、第2の層間絶縁膜1
4がソースバスライン10の上部に形成されている。こ
のような第2の層間絶縁膜14がない場合には、画素電
極15をドレイン電極13に接合し、かつ他の導電性部
材(ソースバスライン10など)に接触しないように配設
する必要があり、画素電極の面積はこれらに制限され
る。これに対して、本実施形態によれば、第2の層間絶
縁膜14をソースバスライン10の上部に形成するの
で、画素電極15をTFTおよびソースバスライン10
の上部に重ねて形成することができる。従って、表示に
寄与する画素電極15の大きさをより大きくすることが
できる。さらに、この第2の層間絶縁膜14を設けるこ
とにより、この上に形成される画素電極(反射板)15の
平坦部をなくし、よって反射板15の均一で光散乱性の
良好な反射特性を得ることができる。
【0060】本実施形態に使用したトップゲート型TF
Tは、活性層2(例えば、高いプロセス温度を必要とす
る多結晶シリコン層)およびゲート絶縁膜3を形成した
後にゲートバスラインの形成を行うことができる。従っ
て、特性向上のために高温で活性層のアニールを行った
後、高いプロセス温度で使用できないAlなどの金属を
ゲートバスライン材料に利用して形成することができ
る。また、ゲートをマスクとしてソースドレインに不純
物のドーピングを行うことができるので、レジストによ
るマスクを必要とせずに、自己整合のソースドレインを
容易に形成することができる。
【0061】本実施形態によれば、第1の層間絶縁膜5
に有機材料を用いている。この有機材料からなる膜は、
比誘電率が4以下と小さく、ゲートバスラインとソース
バスラインとの容量を低減することができ、それぞれの
バスラインにおける信号の伝搬遅延を防止することがで
きる。さらに、ゲートバスラインの上部が平坦化される
ので、ゲートバスラインの段差に起因するソースバスラ
インの断線を低減することができる。さらにまた、有機
膜は、スピンコート法を用いて容易に厚膜の絶縁膜を形
成することができる。
【0062】さらに、本実施形態によれば、第2の層間
絶縁膜14に有機材料を用いている。この有機膜は、上
記のように比誘電率が4以下と小さいことにより、画素
電極の容量を低減させて、画素電極下部の電極による画
素電極の電位変動を抑制することができる。さらに、ソ
ースバスラインからの電界の影響を低減させて、液晶材
料のリバースチルトを抑制することができる。さらに、
第2の層間絶縁膜14の厚さは、第1の層間絶縁膜5の
厚さよりも薄いので、後述の比較例の2層の有機材料を
形成した反射型液晶表示装置と同様に、反射板(画素電
極)15の光散乱性を向上させることができる。
【0063】さらに、第1の層間絶縁膜5および/また
は第2の層間絶縁膜14に感光性材料を用いる場合、無
機材料を用いた場合のように新たなエッチングを行う必
要が無く、フォトプロセスのみで容易に凹凸パターンの
形成を行うことができる。
【0064】なお、本実施形態においてはコプレーナ型
のTFTについて説明したが、他のトップゲート型のT
FT、例えばスタガー型のTFTについても本発明を適
用することが可能である。
【0065】(比較例)比較例として、図10を参照して
説明した従来技術による反射板を、実施形態1と同じ
く、コプレーナ型(トップゲート型)のTFTに用いた反
射型液晶表示装置について説明する。本比較例の反射型
液晶表示装置は、本発明の実施形態1と同様に、アクテ
ィブマトリクス基板と、対向電極が配設された対向基板
(図示せず)と、これら基板間に配設された液晶層(図
示せず)とを備える。本比較例のアクティブマトリクス
基板について、本発明に特徴的なアクティブマトリクス
基板との差異を中心にして、以下に説明する。部分断面
図を図2に示す。
【0066】図2は、本比較例におけるアクティブマト
リクス基板の部分断面図である。アクティブマトリクス
基板200について、図2を参照して、図1(f)に示す
実施形態1のアクティブマトリクス基板100と比較し
ながら説明する。アクティブマトリクス基板200は、
図1(f)の実施形態1におけるアクティブマトリクス基
板100と、第1の層間絶縁膜5が凹凸パターン部20
を有さず、これにかわって第2の層間絶縁膜14が凹凸
パターン部20を有し、第2の絶縁膜14と画素電極1
5との間に第3の層間絶縁膜17を備える点でのみ異な
る。
【0067】次に図2を参照して、本比較例におけるア
クティブマトリクス基板200の製造方法を以下に説明
する。
【0068】まず、絶縁基板1上に活性層となる多結晶
シリコン薄膜2を約40nm〜約80nmの厚さで形成
した。次に、スパッタリングまたはCVD法により、S
iO 2またはSiNxからなるゲート絶縁膜3を約80n
mの厚さで形成した。
【0069】次に、Alまたは多結晶シリコンからなる
ゲート電極6を形成した。次に、この薄膜トランジスタ
の導電型を決定するために、多結晶シリコン薄膜2に対
して絶縁基板1の側と反対側(図中上方)から、ゲート電
極6をマスクとして、リンイオンを約1×1015(cm
-2)で導入し、ゲート電極6の下部領域にノンドープの
チャンネル部2aを形成し、チャンネル部2aの両側領
域は高濃度の不純物ドープ領域2b、2cとした。
【0070】次に、SiO2等からなる第1の層間絶縁
膜5を全面に形成した後、コンタクトホール8、9を形
成した。
【0071】次に、ソースバスライン10およびドレイ
ン電極11をAlなどの低抵抗の金属を用いて形成し
た。次に、感光性の有機材料からなる第2の層間絶縁膜
14をスピンコート法により形成した。そして第2の層
間絶縁膜14に、コンタクトホール13をドレイン電極
11と連通するように形成し、反射板形成領域に凹凸パ
ターン部20を形成した。
【0072】次に、第2の層間絶縁膜14の上部に第3
の絶縁膜17を感光性材料を用いて少なくとも画素電極
形成領域に形成した。ここで、コンタクトホール13に
第3の絶縁膜17は形成されず、ドレイン電極11が露
出している。
【0073】次に、コンタクトホール13を通ってドレ
イン電極11と接続するように画素電極15をAlなど
の高反射材料によって形成した。
【0074】本比較例においては、ソースバスラインを
形成した後、平坦部のない反射板(画素電極)15を形成
するために第2の層間絶縁膜14および第3の層間絶縁
膜17を形成しており、全部で3層の絶縁膜の形成が必
要となる。このため、本発明の実施形態1に比べて製造
工程数が多くなる。
【0075】(実施形態2)本実施形態においては、透過
モードの表示も可能な透過反射両用型液晶表示装置につ
いて説明する。この透過反射両用型液晶表示装置は、外
光が明るいときには反射型モードを用いて入射光を反射
させ、この反射光により表示を行い、外光が暗いときに
は透過型モードに切り換えてバックライトにより表示を
行うことを可能とするものである。本実施形態の透過反
射両用型液晶表示装置は、実施形態1と同様に、アクテ
ィブマトリクス基板と、対向電極が配設された対向基板
(図示せず)と、これら基板間に配設された液晶層(図
示せず)とを備える。
【0076】以下、本発明に特徴的なアクティブマトリ
クス基板を中心にして説明する。図3は、アクティブマ
トリクス基板300の部分平面図である。図4は、図3
中のA−A’線の部分断面図である。
【0077】図3および図4に示すように、アクティブ
マトリクス基板300は、図1(f)の実施形態1におけ
るアクティブマトリクス基板100と次の点で異なる構
造を有する。アクティブマトリクス基板300は、ドレ
イン電極11を有さず、第2の層間絶縁膜14上の画素
電極15が、コンタクトホール9、13を通って多結晶
シリコン薄膜2と接続した透明電極15aと、この透明
電極15a上に配設された反射電極15bからなる。こ
こで、多結晶シリコン薄膜2は、第1の層間絶縁膜5の
凹凸パターン部20の下方にまで広がって配設され、こ
の多結晶シリコン薄膜2の上にゲート絶縁膜3およびゲ
ート電極6と間隔をあけて付加容量の絶縁膜3aおよび
付加容量上部電極6aが同様に積層配設されている。さ
らに、複数の付加容量間をつなぐ付加容量共通配線も配
設されている。この液晶表示装置においては、図3を参
照して、1つの画素が、TFT形成部や電極付加容量形
成部等の上部に広がって配設された反射電極15bによ
りバックライト光を透過しない非透光領域(図3中斜線
部)と、反射電極15bによって遮光されない透光領域
とを有する。この非透光領域においてのみ、第1の層間
絶縁膜5が凹部(図3中点線円で示す)を備える。その他
の領域は第1の層間絶縁膜5は平坦な形状を有する。透
明電極15aは非透光領域だけでなく、透光領域にも亘
って配設されている。
【0078】次に図3および図4を参照して、本実施形
態におけるアクティブマトリクス基板300の製造方法
を以下に説明する。
【0079】まず、絶縁基板1の上に活性層となる多結
晶シリコン薄膜2を約40nm〜約80nmの厚さで形
成した。この多結晶シリコン薄膜は同時に付加容量下部
電極となる。
【0080】次に、スパッタリングまたはCVD法など
を用いて、SiO2またはSiNxなどからなるゲート絶
縁膜3を約80nmの厚さで形成した。その後、ゲート
電極6、ゲートバスライン、付加容量上部電極6a、付
加容量共通配線をAlまたは多結晶シリコンなどを用い
て形成した。このゲート電極6、ゲートバスライン、付
加容量上部電極6a、付加容量共通配線のパターニング
時に、ゲート絶縁膜3および付加容量の絶縁膜3aも、
ゲート電極6および付加容量上部電極6aとそれぞれ同
様の形状とした。
【0081】次に、この薄膜トランジスタの導電型を決
定するために、多結晶シリコン薄膜2に対して絶縁基板
1の側と反対側(図中上方)から、ゲート電極6をマスク
として、リンイオンを約1×1015(cm-2)で導入し、
ゲート電極6の下部領域にノンドープのチャンネル部2
aを形成した。チャンネル部2aの両側領域は高濃度の
不純物ドープ領域2b、2cとした。ここで、多結晶シ
リコン薄膜2において、チャンネル部2a近傍に低濃度
不純物領域もしくはノンドープ領域を設けてTFTのオ
フ時にリーク電流が少ない構造としてもよい。
【0082】次に、第1の層間絶縁膜5を感光性の有機
材料を用いて以上のような基板の全面に、ゲート電極6
が露出しない程度の厚さで形成した後、コンタクトホー
ル8、9を形成した。本実施形態においては、これらの
コンタクトホールの形成と同時に凹凸パターン部20の
形成を行った。この凹凸パターン部20は図3における
斜線部、すなわち液晶表示装置における非透光領域に形
成した。第1の層間絶縁膜5には無機材料を用いても良
い。
【0083】次に、ソースバスライン10をAlなどの
低抵抗の金属を用いて形成した。次に、感光性の有機材
料からなる第2の層間絶縁膜14をスピンコート法によ
り形成した。第2の層間絶縁膜14には無機材料を用い
ても良い。
【0084】次に、第2の層間絶縁膜14に、コンタク
トホール13をTFTのドレイン領域上部のコンタクト
ホール9と対応する位置に多結晶シリコン薄膜2と連通
するように形成し、コンタクトホール13を通ってドレ
イン電極11と接続するように画素電極となる透明電極
15aを透明導電膜によって形成した。
【0085】次に、図3の斜線部分に画素電極となる反
射電極15bをAl、Ag等の高反射率の金属によって
形成した。画素電極15は透明電極15aと反射電極1
5bとからなる。ここでは、画素電極15は透明導電膜
15aと高反射率の金属15bとの積層構造となってい
るが、例えば1画素に対して複数のTFTを設け、それ
ぞれのTFTに透明導電膜と高反射の金属とを接続した
構造としてもよい。以上のようにしてアクティブマトリ
クス基板300が作製される。
【0086】最終的には、対向電極が形成された対向基
板およびアクティブマトリクス基板のそれぞれに配向膜
を形成した後、アクティブマトリクス基板と対向基板と
を貼り合せ、これらの基板間に液晶を封入して、液晶表
示装置を作製した。この液晶表示装置はバックライトを
備える。
【0087】本実施形態によれば、実施形態1と同様の
構成については、上記と同様の作用効果が得られる。さ
らに加えて、本実施形態によれば、画素電極が透明電極
と高反射率の電極とからなるので、トップゲート型TF
Tを利用して外光が明るいときには入射光を反射させ、
この反射光により表示を行い、外光が暗いときには透過
型モードに切り換えてバックライトにより表示を行うこ
とが可能である。
【0088】本実施形態においては、ゲートバスライン
の近傍に光を通さない付加容量共通配線および付加容量
部の形成を行い、この部分上に光を透過しない反射電極
15bを作製しているので、バックライトを用いる場合
に反射電極15bの遮光による光強度の損失を低減する
ことができる。さらに、付加容量共通配線および付加容
量部の形状にあわせて、長方形状の反射電極15bを作
製しているので、この反射電極15bが分離することは
なく、かつ作製が容易である。さらに、画素電極15の
反射電極15bと透明電極15aとがともに長方形の形
状に形成されており画素電極15を容易に作製できる。
また、反射電極15bはTFT上部に形成されており、
TFTに照射される光を遮断することができるのでTF
Tの特性劣化を防止できる。
【0089】(実施形態3)本実施形態の反射型液晶表
示装置は、実施形態1で説明した反射型液晶表示装置を
改変したものである。本実施形態の反射型液晶表示装置
に用いられるアクティブマトリクス基板においては、実
施形態1と同様に、コプレーナ型(トップゲート型)の
TFTを備える。本実施形態の反射型液晶表示装置にお
いては、このTFT形成に用いる材料および層間絶縁膜
などを利用して凹凸パターン部を形成した点で、実施形
態1の反射型液晶表示装置と異なる。以下に、実施形態
1と異なる点を中心にして、本実施形態の反射型液晶表
示装置に用いられるアクティブマトリクス基板について
説明する。図5は、本実施形態におけるアクティブマト
リクス基板の製造工程順の部分断面図を示す。
【0090】本実施形態におけるアクティブマトリクス
基板400は、図5(e)に示すように、絶縁基板1の上
に積層構造を有する凹凸パターン部20を備える。この
凹凸パターン部20は、多結晶シリコン薄膜(半導体層)
2、ゲート絶縁膜3、ゲート電極6、および第1の層間
絶縁膜5とそれぞれ同じ材料からなるパターン層2p、
3p、6p、および5pが、順次積層され、かつ同じ形
状にパターニングされている。
【0091】次に、図5(a)〜(e)を参照して、本実施
形態におけるアクティブマトリクス基板400の製造方
法を以下に説明する。
【0092】まず、図5(a)に示すように、絶縁基板1
の上に活性層となる多結晶シリコン薄膜2を約40nm
〜約80nmの厚さで形成した。このとき同時に、凹凸
パターン部20を後に構成する、パターン層2pを多結
晶シリコン薄膜2と同じ材料を用いて形成した。
【0093】次に、スパッタリングまたはCVD法など
を用いて、SiO2またはSiNxなどからなるゲート絶
縁膜3を約80nmの厚さで形成した。ここで、付加容
量電極のパターンは簡略化のために省略している。その
後、ゲート電極6をAlまたは多結晶シリコンなどを用
いて約500nmの厚さで形成した。このゲート電極6
のパターニング時に、図5(b)に示すようにゲート絶縁
膜3もゲート電極6と同様の形状とした。ここで、ゲー
ト絶縁膜3およびゲート電極6の形成と同時に、パター
ン層2pの上にゲート絶縁膜3およびゲート電極6とそ
れぞれ同じ材料からなるパターン層3pおよび6pを積
層形成した。
【0094】次に、この薄膜トランジスタの導電型を決
定するために、多結晶シリコン薄膜2に対して絶縁基板
1の側と反対側(図中上方)から、ゲート電極6をマスク
として、リンイオンを約1×1015(cm-2)で導入し、
ゲート電極6の下部領域にノンドープのチャンネル部2
aを形成した。チャンネル部2aの両側領域は高濃度の
不純物ドープ領域2b、2cとした。ここで、多結晶シ
リコン薄膜2において、チャンネル部2a近傍に低濃度
不純物領域もしくはノンドープ領域を設けてTFTのオ
フ時にリーク電流が少ない構造としてもよい。
【0095】次に、第1の層間絶縁膜5をSiO2等を
用いて、約500nmの厚みで上記の基板の全表面に形
成し、第1の層間絶縁膜5にコンタクトホール8および
9を形成した。本実施形態においては、図5(c)に示
すように、コンタクトホール8および9の形成と同時
に、パターン層2p、3p、および6pの凹部に形成さ
れた第1の層間絶縁膜5を除去して、絶縁基板1を部分
的に露出させた。これにより、パターン層6pの凸部の
上に、第1の層間絶縁膜5と同じ材料からなるパターン
層5pを積層して、パターン層2p、3p、6p、およ
び5pの積層構造を有する凹凸パターン部20を形成し
た。この凹凸パターン部20は、約0.8μm〜約5μ
mの厚みとした。
【0096】次に、図5(d)に示すように、ソースバス
ライン10およびドレイン電極11をAlなどの低抵抗
の金属を用いて形成した。次に、感光性の有機材料から
なる第2の層間絶縁膜14をスピンコート法により形成
し、第2の層間絶縁膜14に、コンタクトホール13を
ドレイン電極11と連通するように形成した。第2の層
間絶縁膜14は、約0.3μm〜約1μmの厚さとし、
凹凸パターン部20の厚さよりも薄くすることが好まし
い。第2の層間絶縁膜14には無機材料を用いても良い
が、本実施形態のように、有機材料を用いることが好ま
しい。
【0097】次に、図5(e)に示すように、コンタクト
ホール13を通ってドレイン電極11と接続するように
画素電極15をAlなどの高反射材料によって形成し
た。この画素電極15は少なくとも液晶パネルの開口部
に形成される。画素電極15の周辺が、スイッチング素
子、ゲートバスライン、および/またはソースバスライ
ンと一部重なるように形成しても良い。以上のようにし
てアクティブマトリクス基板400を作製した。
【0098】最終的には、実施形態1の反射型液晶表示
装置と同様に、対向電極が形成された対向基板(図示せ
ず)およびアクティブマトリクス基板のそれぞれに配向
膜を形成した後、アクティブマトリクス基板と対向基板
とを貼り合せ、これらの基板間に液晶を封入して液晶層
を形成し、これにより、反射型液晶表示装置(図示せ
ず)を作製した。
【0099】本実施形態によれば、実施形態1と同様の
構成については、上記と同様の作用効果が得られる。さ
らに加えて、本実施形態によれば、TFTの形成に用い
た材料を利用して、これらをパターン形成して順次積層
している。これにより、第1の実施形態とは異なって、
第1の層間絶縁膜に無機絶縁膜を用いた場合でも、約
0.8μm〜約5μmの厚さを有する凹凸パターン部を
形成することができる。本実施形態のようなコプレーナ
型(トップゲート型)のTFTにおいては、特に、厚膜
のゲート電極と第1の層間絶縁膜を2層積層することに
より、容易に約0.8μm以上の厚さを有する凹凸パタ
ーン部を形成することができる。この凹凸パターン部の
上に第2の層間絶縁膜を形成することによって、プロセ
ス数を増加させることなく、TFT形成プロセス数と同
数のプロセスで、反射特性の良好な反射板を形成するこ
とができる。
【0100】(実施形態4)本実施形態の反射型液晶表示
装置は、実施形態3で説明した反射型液晶表示装置を改
変したものである。本実施形態の反射型液晶表示装置に
用いられるアクティブマトリクス基板においては、実施
形態3とは異なって、スタガー型(トップゲート型)の
TFTを備える。本実施形態の反射型液晶表示装置にお
いては、このTFT形成に用いるソース、ドレイン電極
材料およびゲート電極材料を利用して凹凸パターン部を
形成した点で、実施形態3の反射型液晶表示装置と異な
る。以下に、実施形態3と異なる点を中心にして、本実
施形態の反射型液晶表示装置に用いられるアクティブマ
トリクス基板について説明する。図6は、本実施形態に
おけるアクティブマトリクス基板の製造工程順の部分断
面図を示す。
【0101】本実施形態におけるアクティブマトリクス
基板500は、図6(d)に示すように、絶縁基板1の上
に積層構造を有する凹凸パターン部20を備える。この
凹凸パターン部20は、ソース電極10(およびドレイ
ン電極11)、多結晶シリコン薄膜(半導体層)2、ゲー
ト絶縁膜3、およびゲート電極6とそれぞれ同じ材料か
らなるパターン層10p、2p、3p、および6pが、
順次積層され、かつ同じ形状にパターニングされてい
る。
【0102】次に、図6(a)〜(d)を参照して、本実施
形態におけるアクティブマトリクス基板500の製造方
法を以下に説明する。
【0103】まず、図6(a)に示すように、絶縁基板1
の上に、ソース電極(ソースバスラインを含む)10お
よびドレイン電極11をAlなどの低抵抗の金属を用い
て、約500nmの厚さで形成した。このとき同時に、
凹凸パターン部20を後に構成する、パターン層10p
をソース電極10およびドレイン電極11と同じ材料を
用いて形成した。
【0104】次に、絶縁基板1の上に活性層となる多結
晶シリコン薄膜2を、その両端がそれぞれソース電極1
0とドレイン電極11との上に配設されるように、約4
0nm〜約80nmの厚さで形成した。このとき、活性
層2とソース電極10およびドレイン電極11とのオー
ミック性を良好とするために、活性層2とこれらの電極
10、11との間に、不純物がドープされたシリコン薄
膜(図示せず)を介在させた。
【0105】次に、スパッタリングまたはCVD法など
を用いて、SiO2またはSiNxなどからなるゲート絶
縁膜3を約80nmの厚さで形成し、図6(b)に示す
ように、多結晶シリコン薄膜2およびゲート絶縁膜3を
エッチングして、パ夕ーニングした。ここで、付加容量
電極のパターンは簡略化のために省略している。ここ
で、多結晶シリコン薄膜2およびゲート絶縁膜3の形成
と同時に、パターン層10pの上に多結晶シリコン薄膜
2およびゲート絶縁膜3とそれぞれ同じ材料からなるパ
ターン層2pおよび3pを積層形成した。
【0106】次に、ゲート電極6をAlまたは多結晶シ
リコンなどを用いて約500nmの厚さで形成した。こ
こで、ゲート電極6の形成と同時に、パターン層3pの
上にゲート電極6と同じ材料からなるパターン層6pを
積層して、パターン層10p、2p、3p、および6p
の積層構造を有する凹凸パターン部20を形成した。こ
の凹凸パターン部20は、約0.8μm〜約5μmの厚
みとした。
【0107】次に、図6(c)に示すように、感光性の有
機材料からなる層間絶縁膜14をスピンコート法により
形成した。層間絶縁膜14は、約0.5μm〜約1μm
の厚さとし、凹凸パターン部20の厚さよりも薄くする
ことが好ましい。層間絶縁膜14には無機材料を用いて
も良いが、本実施形態のように、有機材料を用いること
が好ましい。
【0108】次に、図6(d)に示すように、層間絶縁
膜14に、コンタクトホール13をドレイン電極11と
連通するように形成し、コンタクトホール13を通って
ドレイン電極11と接続するように画素電極15をAl
などの高反射材料によって形成した。この画素電極15
は少なくとも液晶パネルの開口部に形成される。画素電
極15の周辺が、スイッチング素子、ゲートバスライ
ン、および/またはソースバスラインと一部重なるよう
に形成しても良い。以上のようにしてアクティブマトリ
クス基板500を作製した。
【0109】最終的には、実施形態3の反射型液晶表示
装置と同様に、対向電極が形成された対向基板(図示せ
ず)およびアクティブマトリクス基板のそれぞれに配向
膜を形成した後、アクティブマトリクス基板と対向基板
とを貼り合せ、これらの基板間に液晶を封入して液晶層
を形成し、これにより、反射型液晶表示装置(図示せ
ず)を作製した。
【0110】本実施形態によれば、実施形態3と同様の
構成については、上記と同様の作用効果が得られる。さ
らに加えて、本実施形態によれば、TFTの形成に用い
た材料を利用して、これらをパターン形成して順次積層
している。これにより、第1の実施形態とは異なって、
第1の層間絶縁膜に無機絶縁膜を用いた場合でも、約
0.8μm〜約5μmの厚さを有する凹凸パターン部を
形成することができる。本実施形態のようなスタガー型
(トップゲート型)のTFTにおいては、特に、ソース
電極およびドレイン電極と、ゲート電極とを厚膜のAl
または多結晶シリコンからなる膜で形成し得るので、そ
れら2層を積層することにより、容易に約0.8μm以
上の厚さを有する凹凸パターン部を形成することができ
る。この凹凸パターン部の上に層間絶縁膜を形成するこ
とによって、プロセス数を増加させることなく、TFT
形成プロセス数と同数のプロセスで、反射特性の良好な
反射板を形成することができる。本実施形態は、スタガ
ー型のTFTの代わりに、逆スタガー型のTFTを用い
た場合にも同様に適用され得る。
【0111】本実施形態のように、スタガー型のTFT
を用いる場合には、コプレーナ型のTFTを用いる実施
形態3のように、第1の層間絶縁膜を凹凸パターン部に
利用する必要が無い。すなわち、実施形態3では、第1
および第2の層間絶縁膜を用いているが、本実施形態に
よれば、1層の層間絶縁膜しか必要としないので、製造
プロセスがより少なくなる。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程数を増やすこ
となく、均一で光散乱性の良好な反射特性を有する反射
板を備えた反射型液晶表示装置およびその製造方法を提
供することができる。また、トップゲート型TFTを用
いた上記反射型液晶表示装置の利点を備え、かつ透過モ
ードの表示も可能な透過反射両用型液晶表示装置を提供
することができる。さらに本発明は、反射板の散乱を利
用した様々な表示モードの反射型液晶表示装置に適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1による反射型液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板の部分断面図である。
【図2】比較例による反射型液晶表示装置のアクティブ
マトリクス基板の部分断面図である。
【図3】実施形態2による透過反射両用型液晶表示装置
のアクティブマトリクス基板の部分平面図である。
【図4】図3のA−A’線による断面図である。
【図5】実施形態3による反射型液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板の部分断面図である。
【図6】実施形態4による反射型液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板の部分断面図である。
【図7】従来の反射型液晶表示装置のアクティブマトリ
クス基板の部分平面図である。
【図8】図7のY−Y’線による断面図である。
【図9】従来の反射型液晶表示装置における反射板の製
造プロセスを説明するための図である。
【図10】従来の別の反射型液晶表示装置における反射
板の製造プロセスを説明するための図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2、2a、2b、2c 多結晶シリコン層(半導体層) 3 ゲート絶縁膜 5 第1の層間絶縁膜 6 ゲート電極 8 コンタクトホール 9 コンタクトホール 10 ソースバスライン(ソース電極) 11 ドレイン電極 13 コンタクトホール 14 第2の層間絶縁膜 15 画素電極 100 アクティブマトリクス基板

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板と、該一対の基板の間に配設
    された液晶層とを有し、表示面に入射した光の反射光を
    用いて表示を行う反射型液晶表示装置であって:該一対
    の基板のうちの一方の基板上に順次配設された半導体
    層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極と、 該基板、該半導体層、該ゲート絶縁膜、および該ゲート
    電極上に配設され、かつ凹凸パターン部およびコンタク
    トホールを有する第1の絶縁膜と、 該第1の絶縁膜上に、該第1の絶縁膜の該コンタクトホ
    ールを通じて該半導体層と連通するように配設されたソ
    ース電極と、 該第1の絶縁膜上に該ソース電極を覆って配設された、
    該第1の絶縁膜よりも薄い第2の絶縁膜と、 該第2の絶縁膜の上に配設された画素電極と、を含む、
    反射型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の絶縁膜の厚さが、0.8μm
    以上、5μm以下である、請求項1に記載の反射型液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の絶縁膜が有機材料からなる、
    請求項1または2に記載の反射型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の絶縁膜が感光性材料からな
    る、請求項3に記載の反射型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の絶縁膜の厚さが、第1の絶縁
    膜よりも小さく、0.3μm以上、1μm以下である、
    請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の絶縁膜が有機材料からなる、
    請求項1から4のいずれかに記載の反射型液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第2の絶縁膜が感光性材料からな
    る、請求項6に記載の反射型液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 一対の基板と、該一対の基板の間に配設
    された液晶層とを有し、表示面に入射した光の反射光を
    用いて表示を行う反射型液晶表示装置の製造方法であっ
    て:該一対の基板のうちの一方の基板上に半導体層、ゲ
    ート絶縁膜、およびゲート電極を順次形成する工程と、 該基板、該半導体層、該ゲート絶縁膜、および該ゲート
    電極上に、該第1の絶縁膜に凹凸パターン部および該半
    導体層に連通するコンタクトホールを有する第1の絶縁
    膜を形成する工程と、 該第1の絶縁膜上に該コンタクトホールを通じて該半導
    体層と連通するようにソース電極を形成する工程と、 該第1の絶縁膜上に該ソース電極を覆って、該第1の絶
    縁膜よりも薄い第2の絶縁膜を形成する工程と、 該第2の絶縁膜上に画素電極を形成する工程と、を包含
    する、反射型液晶表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の絶縁膜が感光性有機材料から
    なる、請求項8に記載の反射型液晶表示装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 一対の基板と、該一対の基板の間に配
    設された液晶層とを有し:該一対の基板のうちの一方の
    基板上に順次配設された半導体層、ゲート絶縁膜、およ
    びゲート電極と、 該基板、該半導体層、該ゲート絶縁膜、および該ゲート
    電極上に配設され、コンタクトホールを有する第1の絶
    縁膜と、 該第1の絶縁膜上に、該第1の絶縁膜の該コンタクトホ
    ールを通じて該半導体層と連通するように配設されたソ
    ース電極と、 該第1の絶縁膜上に該ソース電極を覆って配設された第
    2の絶縁膜と、該第2の絶縁膜上に配設された画素電極
    と、 を含み、該画素電極が透明電極と反射電極とを有する、
    液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記反射電極が凹凸形状を有する、請
    求項10に記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の絶縁膜が凹凸パターン部を
    有し、前記反射電極の前記凹凸形状が該第1の絶縁膜の
    該凹凸パターン部の形状に対応する、請求項11に記載
    の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 一対の基板と、該一対の基板の間に配
    設された液晶層とを有し、表示面に入射した光の反射光
    を用いて表示を行う反射型液晶表示装置であって:該一
    対の基板の一方に配設された、コプレーナ型の薄膜トラ
    ンジスタと、 該薄膜トランジスタが形成された基板の表示部に配設さ
    れ、該薄膜トランジスタを形成する材料と同じ材料から
    なる複数の層が積層された構造を有する凹凸パターン部
    と、を含む、反射型液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 前記凹凸パターン部の厚さが、0.8
    μm以上、5μm以下である、請求項13に記載の反射
    型液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 前記凹凸パターン部の前記複数の層
    が、前記薄膜トランジスタを構成するゲート電極と同じ
    材料からなるパターン層と、該ゲート電極の上に配設さ
    れた第1の絶縁膜と同じ材料からなるパターン層とを含
    む、請求項13または14に記載の反射型液晶表示装
    置。
  16. 【請求項16】 前記第1の絶縁膜の上で、かつ前記凹
    凸パターン部を覆って配設された第2の絶縁膜をさらに
    備え、該第2の絶縁膜の厚さが、該凹凸パターン部の厚
    さよりも小さく、0.3μm以上、1μm以下である、
    請求項13から15のいずれかに記載の反射型液晶表示
    装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の絶縁膜が有機材料からな
    る、請求項16に記載の反射型液晶表示装置。
  18. 【請求項18】 一対の基板と、該一対の基板の間に配
    設された液晶層とを有し、表示面に入射した光の反射光
    を用いて表示を行う反射型液晶表示装置であって:該一
    対の基板の一方に配設された、スタガー型の薄膜トラン
    ジスタと、 該薄膜トランジスタが形成された基板の表示部に配設さ
    れ、該薄膜トランジスタを形成する材料と同じ材料から
    なる複数の層が積層された構造を有する凹凸パターン部
    と、 を含む、反射型液晶表示装置。
  19. 【請求項19】 前記凹凸パターン部の厚さが、0.8
    μm以上、5μm以下である、請求項18に記載の反射
    型液晶表示装置。
  20. 【請求項20】 前記凹凸パターン部の前記複数の層
    が、前記薄膜トランジスタを構成するソース電極および
    ドレイン電極と同じ材料からなるパターン層と、該薄膜
    トランジスタを構成するゲート電極と同じ材料からなる
    パターン層とを含む、請求項18または19に記載の反
    射型液晶表示装置。
  21. 【請求項21】 前記凹凸パターン部を覆って配設され
    た絶縁膜をさらに備え、該絶縁膜の厚さが、該凹凸パタ
    ーン部の厚さよりも小さく、0.3μm以上、1μm以
    下である、請求項19から20のいずれかに記載の反射
    型液晶表示装置。
  22. 【請求項22】 前記絶縁膜が有機材料からなる、請求
    項21に記載の反射型液晶表示装置。
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