JP2000098356A - 高分子分散型液晶素子の作製方法 - Google Patents

高分子分散型液晶素子の作製方法

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JP2000098356A
JP2000098356A JP10283507A JP28350798A JP2000098356A JP 2000098356 A JP2000098356 A JP 2000098356A JP 10283507 A JP10283507 A JP 10283507A JP 28350798 A JP28350798 A JP 28350798A JP 2000098356 A JP2000098356 A JP 2000098356A
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Masanobu Ninomiya
正伸 二宮
Shigeru Yamamoto
滋 山本
Taketo Hikiji
丈人 曳地
Shimizu Sagawa
清水 佐川
Naoki Hiji
直樹 氷治
Sadaichi Suzuki
貞一 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射率特性の良好な高分子分散型液晶素子の
作製方法を提供する。 【解決手段】 高分子分散型液晶素子の作製方法は、ま
ず、重合性化合物と低分子液晶、および重合性基の重合
開始剤を混合して重合性組成物を調液し、セル12に注
入する。このセル12に、レーザー干渉光11を照射す
ると、レーザー干渉光11の振幅の大きな領域では重合
性化合物の硬化が起こり、屈折率の低い高分子層9が形
成される。またレーザー干渉光11の振幅の小さな領域
では重合相分離が起こり、屈折率の高い高分子分散液晶
層10が形成される。ここで、レーザー干渉光11の照
射時における重合性組成物の温度は、重合性組成物の液
晶相−等方相相転移温度の直上の値に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電場や磁場等の印
加によって反射率や透過率を制御することが可能な高分
子分散型液晶素子の作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、表示用素子、調光素子、光変
調素子等の光学素子として応用可能な高分子分散型液晶
(PDLC)素子が種々検討されてきている。図1は高
分子分散型液晶の模式図を示すもので、同図(a)は電
圧非印加時の、(b)は電圧印加時の状態をそれぞれ示
している。図のように高分子分散型液晶は、基板2間の
高分子領域4中に液晶を分散させ液晶領域3を形成した
ものである。電圧を印加しないときは、図1(a)に示
すように、高分子領域4中に分散している液晶分子5が
ランダムに配向しており、高分子領域4の屈折率と液晶
領域3の屈折率の差により界面で入射光1が屈折し、膜
全体では多数のドロプレットを通過することになり散乱
光6として出射される。これに対して電圧を印加した場
合は、図1(b)に示すように、液晶分子5が基板2と
垂直に配向し、液晶領域3の屈折率と高分子領域4の屈
折率が一致することにより透明となる。高分子分散型液
晶は偏光板が不要であり、プロジェクタライトバルブに
応用され、明るい表示が期待されている。
【0003】これらの3次元ポリマーの構造は、液晶の
分布する領域が互いに独立に存在するものや、連続的に
分布するものがある。このような液晶高分子複合膜の作
製方法としては、大きく分けて3つ提案されている。そ
の第1は、液晶をランダムに配向させることができる多
孔質ポリマーに液晶を含浸させる方法であり、第2は、
溶媒にポリマーと液晶を混合して乳化させた後、溶媒を
蒸発させることによりポリマーを硬化させる方法であ
り、第3は、モノマーやオリゴマーまたはそれらの混合
物と液晶とを混合してなる重合性組成物を熱または紫外
線照射等の手段を用いて重合させ、重合されたポリマー
と液晶とを相分離させる重合相分離法である。これらの
作製方法のなかで、材料選択の幅が最も大きいことか
ら、重合相分離法が最も好ましく用いられている。
【0004】また、この高分子分散型液晶の応用とし
て、SPIE.1080,83,(1989)には、内
部で周期的に屈折率が変化する高分子分散型液晶素子が
開示されている。図2(a)、(b)は、この高分子分
散型液晶素子の構造を示す図である。図のように高分子
分散型液晶素子は、高分子層9と高分子分散液晶層10
とが交互に積層されており、屈折率が周期的に変化する
ような層構造を有している。そして、同図(a)に示す
ように、電圧が印加されない状態では、高分子層9と高
分子分散液晶層10の間の周期的な屈折率差に起因して
干渉フィルタの原理により反射光8を生じる。一方、同
図(b)に示すように、電圧が印加されたときは、高分
子層9と高分子分散型液晶層10との屈折率が一致し、
入射光1に対して素子は透明となり透過光7が出射され
る。
【0005】このように、高分子分散型液晶素子内部の
周期的な屈折率変化は、高分子層9と高分子分散液晶層
10とを周期的に配置することにより実現されている。
この高分子層9と高分子分散液晶層10との屈折率差に
より反射光8が得られる。この素子の反射特性は、屈折
率差の増大と共に向上することが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】周期的な屈折率変化を
有する高分子分散型液晶素子の作製方法として上述のよ
うな重合相分離法を用いる場合は、他の作製方法と比較
して材料の制限が少ないため、使用できるモノマーやオ
リゴマーと液晶の組み合わせが多く存在し、高分子に色
々な機能を付加することができるという利点を持つ。し
かし、その反面、素子作製時に重合相分離が不完全とな
りやすく、高分子化合物が液晶で膨潤してしまい、高分
子層と高分子分散液晶層との屈折率差が小さくなって、
素子の反射率特性が悪くなるという問題がある。
【0007】従って本発明の目的は、反射率特性の良好
な高分子分散型液晶素子の作製方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、少なくとも
重合性化合物と低分子液晶とを混合して重合性組成物を
生成し、この重合性組成物の液晶相−等方相相転移温度
の直上の温度で重合性組成物を周期的に重合相分離させ
るようにした高分子分散型液晶素子の作製方法により、
達成される。ここで、液晶相−等方相相転移温度の直上
の温度は、液晶相−等方相相転移温度から液晶相−等方
相相転移温度+10℃までの範囲に制御され、好ましく
は液晶相−等方相相転移温度から液晶相−等方相相転移
温度+5℃までの範囲に制御される。
【0009】また、本発明に係る高分子分散型液晶素子
の作製方法は、少なくとも重合性化合物と低分子液晶と
を混合して重合性組成物を生成し、この重合性組成物の
液晶相−等方相相転移温度より少し高い温度で、この重
合性組成物にレーザー干渉光を照射して周期的に重合相
分離を行わせ、これにより内部の屈折率が周期的に変化
する層構造を有する高分子分散型液晶素子を作製するも
のである。ここで、重合性化合物と低分子液晶との混合
比は1:1〜5:1の範囲とするのが好ましい。また、
重合性組成物には重合開始剤が混合される。この重合開
始剤は、レーザー干渉光の定在波の波長に感度を有する
材料から選択することができる。このような作製方法を
用いることにより、反射率特性の良好な高分子分散型液
晶素子を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図3は、本発明に係る高分子分散
型液晶素子の作製方法を示す図である。本発明では、内
部で周期的に屈折率が変化する層を有する高分子分散型
液晶素子を作製するのに、図のようにレーザー干渉光1
1を用いる。その作製方法は、まず、重合性化合物と低
分子液晶、および重合性基の重合開始剤を混合して重合
性組成物を調液し、セル12に注入する。このセル12
に、レーザー干渉光11を照射すると、レーザー干渉光
11の振幅の大きな領域では重合性化合物の硬化が起こ
り、屈折率の低い高分子層9が形成される。またレーザ
ー干渉光11の振幅の小さな領域では重合相分離が起こ
り、屈折率の高い高分子分散液晶層10が形成される。
このように、振幅の大きな領域と小さな領域が空間的に
交互に繰り返すレーザー干渉光11を用いるので、周期
的に屈折率の変化する高分子分散型液晶素子を作製する
ことができる。
【0011】その際、本発明では、レーザー干渉光11
の照射時における重合性組成物の温度(T)が、重合性
組成物の液晶相−等方相相転移温度(TNI)の直上の値
に制御される。ここで、重合性組成物の液晶相−等方相
相転移温度の直上の値とは、TNI≦T≦TNI+10℃の
温度範囲をいい、さらに好ましくはTNI≦T≦TNI+5
℃の温度範囲である。後述の実施例で説明するように、
重合性組成物の温度(T)を液晶相−等方相相転移温度
(TNI)より高く、しかもそれに近い温度とすること
で、反射率の高い高分子分散型液晶素子を得ることがで
きる。
【0012】次に、本発明に用いられる重合性組成物に
ついて説明する。本発明に使用される重合性組成物に
は、種々の重合性化合物を組み合せて使用することがで
きる。例えば、アクリル酸アルキルエステル、アクリル
アミド、アクリル酸ヒドロキシエステル、メタクリル酸
アルキルエステル、メタクリルアミド、メタクリル酸ヒ
ドロキシエステル、ビニルピロリドン、スチレンおよび
その誘導体、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、エチレン、ブタジエン、イソプレン、ビニルピ
リジン等の単官能および多官能モノマーが好ましく用い
られる。
【0013】また、本発明に用いられる重合性組成物に
は、重合性化合物を重合させるための重合開始剤が含ま
れる。重合開始剤は、内部で周期的に屈折率が変化する
高分子分散型液晶素子を作製する際に用いる定在波の波
長に感度を有する材料の中から選択することができる。
【0014】次に、本発明に用いられる低分子液晶につ
いて説明する。本発明における高分子分散型液晶を構成
する低分子液晶化合物は、ネマチック液晶、コレステリ
ック液晶、スメクチック液晶、あるいは強誘電性液晶な
ど、一般的に電界駆動型表示材料として使用されている
種々の低分子液晶材料が使用可能である。具体的には、
ビフェニル系、フェニルベンゾエート系、シクロヘキシ
ルベンゼン系、アゾキシベンゼン系、アゾベンゼン系、
ターフェニル系、ビフェニルベンゾエート系、シクロヘ
キシルビフェニル系、フェニルピリミジン系、シクロヘ
キシルピリミジン系等の各種低分子液晶化合物があげら
れる。これらの低分子液晶化合物は、一般に使用されて
いる低分子液晶材料と同様に、単一の組成である必要は
なく、複数の成分から構成される化合物であってよい。
【0015】本発明に用いられる重合性組成物は、前記
の重合性化合物と前記の低分子液晶から構成される。重
合性化合物と低分子液晶との混合比は、用いられる材料
の種類にもよるが、1:1〜5:1の範囲が好ましい。
この範囲以外の混合比では、液晶成分や重合性化合物成
分の量的なバランスが壊れてしまい、高分子層と高分子
分散液晶層の積層構造の作製が困難となる。
【0016】本発明に用いる重合性組成物は、液晶含有
混合物であるので液晶相−等方相相転移温度(TNI)を
有し、液晶相−等方相相転移温度以下の温度において液
晶性を示す。図4は重合性組成物の模式図であり、
(a)は等方相状態(T>TNI)の、(b)は液晶相状
態(T≦TNI)の重合性組成物の外観をそれぞれ示す図
である。重合性組成物は、液晶相−等方相相転移温度以
上では、図4(a)に示すように、液晶相と重合性化合
物相とが相溶した均一で透明な光学的等方相状態41の
液体となる。一方、液晶相−等方相相転移温度以下で
は、重合性組成物は液晶性を示すが、液晶と重合性化合
物の混合比では単独の液晶状態は示さずに、図4(b)
に示すように、液晶ドロップレット42と重合性化合物
43で構成されるエマルジョン状の白濁した液体状態と
なる。言い換えると、液晶相−等方相相転移温度以下で
は、液晶相と重合性化合物相の相分離状態を示す。
【0017】本発明を用いて作製される高分子分散型液
晶素子の形態としては、通常の液晶表示素子と同様に、
2つの電極板からなるセルに挟まれた構造とするのが好
ましい。電極板としては、例えば表面にITO膜を施し
たガラス基板やプラスチックフィルム、あるいはNES
Aガラス基板等の透明電極付基板が好ましく用いられ
る。このようにして作製された高分子分散型液晶素子
は、電圧のオン/オフによって素子の光透過率や反射率
を制御することが可能であり、ディスプレイ、調光素
子、光変調素子等の光学素子として好適である。
【0018】
【実施例】(重合性組成物の調合例1)重合性化合物と
してジペンタエリスルトールヘキサアクリレート(日本
化薬社製)0.5gとヘキサデシルジアクリレート(日
本化薬社製)0.2g、重合性化合物の重合開始剤とし
てローズベンガル(日本化薬社製)3.5mgとN−フ
ェニルグリシン(和光純薬社製)0.01g、低分子液
晶E7(メルク社製)0.3gとを混合し、重合性組成
物を調液した。熱分析によりこの重合性組成物の液晶相
−等方相相転移温度(TNI)は、4℃であった。
【0019】(重合性組成物の調合例2)重合性化合物
としてDPCA20(日本化薬社製)0.6gとN−ビ
ニルピロリドン(和光純薬社製)0.15g、重合性化
合物の重合開始剤としてローズベンガル(日本化薬社
製)3.5mgとN−フェニルグリシン(和光純薬社
製)0.01g、低分子液晶E8(メルク社製)0.3
5gとを混合し、重合性組成物を調液した。熱分析によ
りこの重合性組成物の液晶相−等方相相転移温度
(TNI)は、8℃であった。
【0020】(実施例1)調合例1の重合性組成物を、
透明電極(ITO膜)付きガラス基板を対向して張り合
わせて構成したセル(10ミクロン)に注入した。この
セルを温度制御を行いながら488nmのArイオン・
レーザー光を2光束に分け、それぞれセルの裏表からセ
ル表面に照射した。これら2光束はセル内で干渉光を形
成した。このレーザー干渉光を10分間照射して、内部
で屈折率が周期的に変化する層構造を有する高分子分散
型液晶素子を作製した。レーザー干渉光照射時の試料の
温度は、この重合性組成物の液晶相−等方相相転移温度
(TNI)の直上である9℃と13℃で実験を行った。
【0021】(実施例2)調合例2の重合性組成物を、
透明電極(ITO膜)付きガラス基板を対向して張り合
わせて構成したセル(10ミクロン)に注入した。この
セルを温度制御を行いながら488nmのArイオン・
レーザー光を2光束に分け、それぞれセルの裏表からセ
ル表面に照射した。これら2光束はセル内で干渉光を形
成した。このレーザー干渉光を10分間照射して、内部
で屈折率が周期的に変化する層構造を有する高分子分散
型液晶素子を作製した。レーザー干渉光照射時の試料の
温度は、この重合性組成物の液晶相−等方相相転移温度
(TNI)の直上である12℃と17℃で実験を行った。
【0022】(比較例1)レーザー干渉光照射時の試料
の温度を、−5℃、0℃、22℃、31℃、41℃、4
8℃のそれぞれの温度に設定した以外は実施例1と同様
にして、試料を作成した。
【0023】(比較例2)レーザー干渉光照射時の試料
の温度を、−5℃、0℃、5℃、21℃、29℃、40
℃、51℃のそれぞれの温度に設定した以外は実施例2
と同様にして、試料を作成した。
【0024】(評価試料の評価)実施例1、2および比
較例1、2で作製した試料の反射率は、以下のようにし
て評価した。 (試料の反射特性評価実験)評価試料15の反射率は、
図5に示すようなゴニオメーターヘッドを用いたΘ−2
Θ光学系と、白色光源14とスペクトロメーター13を
組み合せた評価装置で評価した。
【0025】(反射光強度の評価結果)反射光強度の評
価結果を図6に示す。図6(a)、(b)は、それぞれ
調合例1、2の重合性組成物を用いて作製した光学素子
における反射率(%)のレーザー照射温度依存性を示す
グラフである。図6(a)において、本発明の実施例1
(●印)は、比較例1(△印)よりも反射率が高いこと
が判る。また同様に、図6(b)において、本発明の実
施例2(●印)は、比較例2(△印)よりも反射率が高
いことが判る。
【0026】このように本発明では、内部で屈折率が周
期的に変化する層構造を有する高分子分散型液晶素子に
おいて、低分子液晶と重合性高分子の相分離を十分に起
こすことが可能となり、従来よりも反射率の高い液晶素
子の作製が可能となる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、反射率特性の良好な高
分子分散型液晶素子の作製方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】高分子分散型液晶の模式図を示すもので、
(a)は電圧非印加時の、(b)は電圧印加時の状態を
それぞれ示す図である。
【図2】内部で屈折率が周期的に変化する層構造を有す
る高分子分散型液晶素子の模式図を示すもので、(a)
は電圧非印加時の、(b)は電圧印加時の状態をそれぞ
れ示す図である。
【図3】本発明に係る高分子分散型液晶素子の作製方法
を示す図である。
【図4】重合性組成物の模式図であり、(a)は等方相
状態(T>TNI)の、(b)は液晶相状態(T≦TNI
の重合性組成物の外観をそれぞれ示す図である。
【図5】反射率の評価光学系を示す模式図である。
【図6】(a)、(b)はそれぞれ調合例1、2の重合
性組成物を用いて作製した光学素子における反射率
(%)のレーザー照射温度依存性を示すグラフである。
【符号の説明】 1 入射光 2 基板 3 液晶領域 4 高分子領域 5 液晶分子 6 散乱光 7 透過光 8 反射光 9 高分子層 10 高分子分散液晶層 11 レーザー干渉光 12 セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曳地 丈人 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 佐川 清水 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 氷治 直樹 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 鈴木 貞一 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA04 JA04 KA07 KA08 QA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも重合性化合物と低分子液晶と
    を混合して重合性組成物を生成し、前記重合性組成物の
    液晶相−等方相相転移温度の直上の温度で前記重合性組
    成物を周期的に重合相分離させるようにしたことを特徴
    とする高分子分散型液晶素子の作製方法。
  2. 【請求項2】 前記液晶相−等方相相転移温度の直上の
    温度が、前記液晶相−等方相相転移温度から前記液晶相
    −等方相相転移温度+10℃までの範囲であることを特
    徴とする請求項1記載の高分子分散型液晶素子の作製方
    法。
  3. 【請求項3】 前記液晶相−等方相相転移温度の直上の
    温度が、前記液晶相−等方相相転移温度から前記液晶相
    −等方相相転移温度+5℃までの範囲であることを特徴
    とする請求項1記載の高分子分散型液晶素子の作製方
    法。
  4. 【請求項4】 少なくとも重合性化合物と低分子液晶と
    を混合して重合性組成物を生成し、前記重合性組成物の
    液晶相−等方相相転移温度より少し高い温度で前記重合
    性組成物にレーザー干渉光を照射して周期的に重合相分
    離させることを特徴とする高分子分散型液晶素子の作製
    方法。
  5. 【請求項5】 前記重合性化合物と前記低分子液晶との
    混合比が1:1〜5:1の範囲にあることを特徴とする
    請求項4記載の高分子分散型液晶素子の作製方法。
  6. 【請求項6】 前記重合性組成物が重合開始剤を含むこ
    とを特徴とする請求項4又は5記載の高分子分散型液晶
    素子の作製方法。
  7. 【請求項7】 前記重合開始剤が前記レーザー干渉光の
    定在波の波長に感度を有する材料から選択されることを
    特徴とする請求項6記載の高分子分散型液晶素子の作製
    方法。
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