JP2000097365A - スプール弁型油圧制御電磁弁 - Google Patents

スプール弁型油圧制御電磁弁

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JP2000097365A
JP2000097365A JP10268825A JP26882598A JP2000097365A JP 2000097365 A JP2000097365 A JP 2000097365A JP 10268825 A JP10268825 A JP 10268825A JP 26882598 A JP26882598 A JP 26882598A JP 2000097365 A JP2000097365 A JP 2000097365A
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JP
Japan
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spool
inlet
opening
outlet
discharge port
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JP10268825A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyagawa
浩 宮川
Naoki Yamada
直樹 山田
Masaru Shimizu
勝 清水
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出口油圧を急激にかつ大幅に上昇させても発
振が生じないスプール弁型油圧制御電磁弁を提供する。 【解決手段】 入口13のシリンダボア12への開口面
積および排出口15のシリンダボア12への開口面積を
それらの増減が反対となるように可変させるスプール1
6には、リニアソレノイド19の出力とスプリング20
の力のみを対抗するように加える。リニアソレノイド出
力が実質的にゼロのとき、入口13のシリンダボア12
への開口を全閉とさせる。排出口15を全閉とにた状態
したで入口13の開口面積を可変するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、出口油圧
をリニアソレノイドに流す電流値に対応した値に制御す
るスプール型油圧制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスプール型油圧制御弁において
は、一般的に、圧油の入口、出口および排出口を有する
バルブボデーの内部に摺動自在に設置したスプールにリ
ニアソレノイド出力とスプリング力および出口油圧とを
互いに対抗するように加えるか、或いはリニアソレノイ
ド出力および出口油圧とスプリング力とを互いに対抗す
るように加えてスプールを駆動することにより出口油圧
をリニアソレノイドに流す電流値に対応した値に制御す
る(例えば、特開平2−142984号公報、特開平1
0−86814号公報、特開平10−122412号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
プール型油圧制御弁は、出口油圧をスプールの駆動にフ
ィードバックさせているため、出口油圧を急激に且つ大
幅に上昇させた場合には発振を起こしてしまい、油圧制
御系に悪影響を与えると言う問題がある。
【0004】この出願の発明は、出口油圧をリニアソレ
ノイドに流す電流値に対応した値に制御するスプール型
油圧制御弁であって、上記問題を解消したスプール型油
圧制御弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、シリンダボアとこのシリンダボアにそれぞれ開口
する圧油の入口、出口および排出口を設けたバルブボデ
ーの前記シリンダ内に、前記入口の前記シリンダボアへ
の開口面積および前記排出口の前記シリンダボアへの開
口面積をそれらの増減が反対となるようにそれぞれ可変
させる入口側ランドおよび排出口側ランドを設けたスプ
ールを摺動自在に設置し、このスプールにはリニアソレ
ノイド出力とスプリング力のみを互いに対抗するように
加えるとともに前記スプリング力による前記スプールの
一方向へのストローク端を限定するストッパを設置し、
前記リニアソレノイド出力がゼロの状態では前記スプー
ルが前記入口の前記開口を全閉するように構成したこと
を特徴とするスプール型油圧制御弁である。
【0006】この出願の請求項2の発明は、請求項1に
記載のスプール弁型油圧制御電磁弁であって、前記スプ
ールの前記排出口側ランドにより前記排出口の前記開口
を全閉とした状態下で前記入口側ランドにより前記入口
の前記開口面積を可変するように構成したことを特徴と
するスプール弁型油圧制御電磁弁である。
【0007】この出願の請求項3の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載のスプール弁型油圧制御電磁弁であ
って、前記スプールの前記入口側ランドにより前記入口
の前記開口を全閉とした状態下で前記排出口側ランドに
より前記排出口の前記開口面積を可変するように構成し
たことを特徴とするスプール弁型油圧制御電磁弁であ
る。
【0008】この出願の請求項1〜請求項3の発明にお
いては、リニアソレノイドのコイルの電流値を所定の最
小値以下にした場合、リニアソレノイド出力がゼロとな
り、スプールがスプリングにより一方向へのストローク
端に位置決めされ、入口の開口が全閉となり、圧油の無
駄な消費が防止される。そして、リニアソレノイドのコ
イルの電流値を上記最小値以上にすると、リニアソレノ
イドがそのコイルの電流値に対応した出力を発生し、ス
プールがリニアソレノイド出力とスプリング力とがバラ
ンスする位置へ摺動し、入口のシリンダボアへの開口面
積と排出口のシリンダボアへの開口面積との比がリニア
ソレノイド出力に対応した値となり、出口の油圧がリニ
アソレノイド出力、つまりリニアソレノイドのコイルの
電流値に対応した値となる。このように、スプールをリ
ニアソレノイド出力とスプリング力のみによって駆動
し、出口油圧をスプールの駆動にフィードバックさせて
はいないので、リニアソレノイドへの供給電流値を急激
にかつ大幅に増大させて出口の油圧を急激にかつ大幅に
上昇させても発振は生じない。
【0009】請求項2の発明においては、スプールの排
出口側ランドにより排出口の開口を全閉とした状態下で
入口側ランドにより入口のシリンダボアへの開口面積を
可変するように構成したので、リニアソレノイドへの電
流制御によって入口から出口へ流れる流量を制御するこ
とができる。
【0010】請求項3の発明においては、スプールの入
口側ランドにより入口の開口を全閉とした状態下で排出
口側ランドにより排出口のシリンダボアへの開口面積を
可変するように構成したので、リニアソレノイドへの電
流制御によって出口から排出口へ流れる流量を制御する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1から図3は、この出願の発明
に係るスプール弁型油圧制御電磁弁の構成を示す略図で
ある。図1〜図3に示すように、スプール弁型油圧制御
電磁弁10は、シリンダボア12とこのシリンダボア1
2にそれぞれ開口する圧油の入口13、出口14および
排出口15を設けたバルブボデー11と、入口側ランド
17および排出口側ランド18を有し、シリンダボア1
2内に摺動自在に嵌挿したスプール16と、このスプー
ル16を図1で左方向へ付勢する出力を発生するリニア
ソレノイド19と、スプール16を図1で右方向へ付勢
する力を発生するコイルスプリング20と、スプリング
16とスプール16との間に介在させたリテーナ21が
当接、離間するようにバルブボデー11に設けられたス
トッパ22とからなる。
【0012】入口13は所定圧力範囲の圧油を蓄積する
アキュームレータ23と接続され、出口14は油圧作動
のアクチュエータ24と接続され、排出口15はリザー
バ25と接続される。
【0013】コイルスプリング20は線形特性を有する
ものである。また、リニアソレノイド19はそのコイル
の電流を所定の最小値以下にした場合には実質的な出力
を発生せず、コイルの電流値を上記最小値以上にするこ
とにより電流値に対応した出力を発生するものである。
リニアソレノイド19への電流を所定値以下にしている
場合、コイルスプリング20がスプール16を、図1に
示すようにリテーナ21がストッパ2に当接した初期位
置に位置決めする。スプール16は、コイルスプリング
20の力とリニアソレノイド19の出力とがバランスす
る位置へ摺動するので、スプール16の初期位置からの
ストローク量はリニアソレノイド19への電流値によっ
て制御できる。
【0014】図1の状態では、入口13の開口がスプー
ル16の入口側ランド17により全閉され、スプール1
6の排出口側ランド18が排出口15の開口を全開す
る。図3は、リニアソレノイド19への電流値を最大値
にした状態を示しており、図3の状態では排出口15の
開口がスプール16の排出口側ランド18により全閉さ
れ、スプール16の入口側ランド17が入口13の開口
を全開する。図2の状態は、リニアソレノイド19への
電流値を最小値と最大値の中間域にした場合を示してお
り、スプール16の入口側ランド17が入口13の開口
を部分的に開くと共に排出口側ランド18が排出口15
の開口を部分的に開く。
【0015】入口13、出口14及び排出口15の開口
を図4に示す。出口14の開口14aは円形であるが、
入口13、排出口15の開口は、それぞれ、2つの矩形
開口により構成される。入口13の開口は、シリンダボ
ア12の周方向に長くかつ出口開口に近い矩形開口13
aと、シリンダボア12の軸方向に長くかつ出口開口か
ら遠い矩形開口13bとからなる。尚、この場合、入口
13はシリンダボア12の軸心に関して対称に設けた2
つの孔で構成し、その一方を開口13aに、またその他
方を開口13bに連通させるものである。同様に、排出
口15もシリンダボア12の軸心に関して対称に設けた
2つの孔で構成し、その一方を開口15aに、またその
他方を開口15bに連通させる排出口15の開口は、シ
リンダボア12の周方向に長くかつ出口開口に近い矩形
開口15aと、シリンダボア12の軸方向に長くかつ出
口開口から遠い矩形開口15bとからなる。スプール1
6の初期位置からのストローク量と入口、排出口のそれ
ぞれのシリンダボアへの開口面積との関係を図5に示
す。図5に示されるように、入口13の開口面積は、ス
プール16のストローク量がS1を超えるまではゼロで
あり、スプール16のストローク量がS1からS2に増
加する過程で傾きAで増加し、スプール16のストロー
ク量がS2からS4に増加する過程で傾きBで増加し、
ストローク量S5にて最大になる。傾きA、Bは開口1
3a、13bのシリンダボアの周方向長さに依存する。
また、排出口15の開口面積は、スプール16のストロ
ーク量がS0にて最大であり、スプール16のストロー
ク量がS0からS3に増加する過程で傾きCで減少し、
スプール16のストローク量がS3からS5に増加する
過程で傾きDで減少し、ストローク量S4にてゼロにな
る。
【0016】図5に示されるように、ストローク量がS
0〜S1の範囲では、入口13の開口面積がゼロであ
り、入口13からシリンダボア12への圧油流入が遮断
される、圧油の無駄な消費が防止される。そして、入口
13の開口が全閉の状態下で排出口口15の開口面積が
増減するので、リニアソレノイド19への電流値を調節
することにより出口14から排出口15への流量を制御
することができる。
【0017】また、図5に示されるように、ストローク
S1〜S4の範囲では、入口13の開口と排出口15の
開口が部分的に開くと共に、入口13の開口面積と排出
口15の開口面積がそれらの増減が反対となるようにそ
れぞれ可変して入口13の開口面積と排出口15の開口
面積の比が変化し、出口14の油圧が入口13の開口面
積と排出口15の開口面積の比に対応した値となるの
で、リニアソレノイド19への電流値を調節することに
より出口14の油圧を制御することができる。
【0018】更に、図5に示されるように、ストローク
量がS4〜S5の範囲では、排出口15の開口が全閉の
状態下で入口15の開口面積が増減するので、リニアソ
レノイド19への電流値を調節することにより入口13
から出口14への流量を制御することができる。
【0019】図6は、スプール16のストローク量と入
口13、排出口15の開口面積との関係を図5に示す特
性とした場合のリニアソレノイド19への電流値と出口
14の油圧との関係を示す。
【0020】リニアソレノイド19への電流値と出口1
4の油圧との関係は、スプール16のストローク量に対
する入口13の開口面積および排出口15の開口面積の
関係を図5の特性から変更することによって変更可能で
あり、これは入口13、排出口15の開口の形状を変更
することで可能である。例えば、開口を多数の小孔で構
成し、その分布を所望の特性となるように選定すればよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、この出願の請求
項1〜請求項3の発明によれば、スプールをリニアソレ
ノイド出力とスプリング力のみによって駆動し、出口油
圧をスプールの駆動にフィードバックさせてはいないの
で、リニアソレノイドへの供給電流値を急激にかつ大幅
に増大させて出口の油圧を急激にかつ大幅に上昇させて
も発振が生じず、油圧制御系への悪影響を解消すること
ができる。。
【0022】また、この出願の請求項2、請求項3の発
明によれば、流量制御も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明に係るスプール弁型油圧制御電
磁弁の構成を示す概略図である。
【図2】図1の状態とは異なる状態を示す図である。
【図3】図1および図2の状態とは異なる状態を示す図
である。
【図4】入口、出口、排出口の開口を示す図である。
【図5】スプールのストローク量と入口、排出口の開口
面積の関係を示す図である。
【図6】リニアソレノイドへの電流値と出口の油圧との
関係を示す図である。
【符号の説明】
10・・・スプール弁型油圧制御電磁弁 11・・・バルブボデー 12・・・シリンダボア 13・・・入口 14・・・出口 15・・・排出口 16・・・スプール 17・・・入口側ランド 18・・・排出口側ランド 19・・・リニアソレノイド 20・・・コイルスプリング 22・・・ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボアとこのシリンダボアにそれ
    ぞれ開口する圧油の入口、出口および排出口を設けたバ
    ルブボデーの前記シリンダ内に、前記入口の前記シリン
    ダボアへの開口面積および前記排出口の前記シリンダボ
    アへの開口面積をそれらの増減が反対となるようにそれ
    ぞれ可変させる入口側ランドおよび排出口側ランドを設
    けたスプールを摺動自在に設置し、このスプールにはリ
    ニアソレノイド出力とスプリング力のみを互いに対抗す
    るように加えるとともに前記スプリング力による前記ス
    プールの一方向へのストローク端を限定するストッパを
    設置し、前記リニアソレノイド出力がゼロの状態では前
    記スプールが前記入口の前記開口を全閉するように構成
    したことを特徴とするスプール弁型油圧制御電磁弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスプール弁型油圧制御
    電磁弁であって、前記スプールの前記排出口側ランドに
    より前記排出口の前記開口を全閉とした状態下で前記入
    口側ランドにより前記入口の前記開口面積を可変するよ
    うに構成したことを特徴とするスプール弁型油圧制御電
    磁弁。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のスプー
    ル弁型油圧制御電磁弁油圧制御弁であって、前記スプー
    ルの前記入口側ランドにより前記入口の前記開口を全閉
    とした状態下で前記排出口側ランドにより前記排出口の
    前記開口面積を可変するように構成したことを特徴とす
    るスプール弁型油圧制御電磁弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103608616A (zh) * 2011-07-15 2014-02-26 川崎重工业株式会社 电磁比例控制阀

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103608616A (zh) * 2011-07-15 2014-02-26 川崎重工业株式会社 电磁比例控制阀
CN103608616B (zh) * 2011-07-15 2015-07-01 川崎重工业株式会社 电磁比例控制阀

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