JP2000097128A - 燃料噴射ノズル - Google Patents

燃料噴射ノズル

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JP2000097128A JP10264578A JP26457898A JP2000097128A JP 2000097128 A JP2000097128 A JP 2000097128A JP 10264578 A JP10264578 A JP 10264578A JP 26457898 A JP26457898 A JP 26457898A JP 2000097128 A JP2000097128 A JP 2000097128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料の噴霧角が可変である燃料噴射ノズルを
提供する。 【解決手段】 第3スプリング収容室70内に収容され
る第3スプリング71はスワーラ60を反噴孔側に付勢
しているので、ノズルボディ11内に供給される燃料圧
力により第3スプリング71の付勢力に抗してスワーラ
60が噴孔12側に移動する。このため、高速高負荷時
に燃料噴射圧力の増加に伴ってスワール室90の高さお
よび容積を小さくすることにより、高速高負荷時に大き
い噴霧角および小さい到達距離とすることができる。し
たがって、エンジンの負荷状態に応じてスワール強さを
変えることにより、所望の噴霧角および噴霧の到達距離
を得ることができる。さらに、スワーラ60の受圧面
積、第3スプリング71のばね定数ならびにセット荷重
を変えることにより、燃料噴射圧力に対して噴霧角、到
達距離を設定可能なため、様々な型のエンジン用の燃料
噴射弁に簡便に対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射ノズルに
関し、特に内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンと
いう)用燃料噴射弁の燃料噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ノズルボディにバルブニード
ルを往復移動可能に収容し、バルブニードルの当接部が
ノズルボディに形成した弁座部に着座ならびに弁座部か
ら離座することにより、噴孔から噴射する燃料を断続す
るエンジン用燃料噴射弁の燃料噴射ノズルが知られてい
る。
【0003】このような燃料噴射ノズルにおいては、燃
料消費量の低減、排気エミッションの向上、エンジンの
安定した運転性等の観点から、噴孔から噴射される「燃
料の微粒化」が重要な要素であり、特に筒内直接噴射式
エンジン用燃料噴射弁の燃料噴射ノズルの場合、「燃料
の微粒化」は最も重要な要素の一つである。筒内直接噴
射式エンジン用燃料噴射弁の燃料噴射ノズルとして、ノ
ズルボディ内部に旋回流(スワール)を形成することに
より、燃料微粒化の促進をし、噴霧特性の制御をするよ
うにしたスワール式燃料噴射ノズルが知られている。
【0004】上記のスワール式燃料噴射弁として、例え
ば実開平5−24956号公報に開示されるように、
燃料をスワールにするための部材をノズルボディ内部に
設けた燃料噴射ノズル、特開平3−175148号公
報に開示されるように、バルブニードルに燃料スワール
機構を設けた燃料噴射ノズルが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開
平5−24956号公報に開示される燃料噴射ノズルに
おいては、燃料をスワールにするための部材としてスワ
ール孔を有するスワーラと、スワールを形成するスワー
ル形成室の容積を可変する圧電素子とをノズルボディの
内部に設けているので、圧電素子に通電するための手段
を配設しなければならず、部品点数および組付工数が増
大し、製造コストが上昇するという問題があった。
【0006】また、特開平3−175148号公報に
開示される燃料噴射ノズルにおいては、弁座部がエンジ
ン筒内にさらされているため、弁座部にカーボン等が付
着し当接部と弁座部との油密を確保するのが困難である
という問題があった。さらに、ニードルバルブの傘部の
角度で燃料の噴霧角が決定されるため、噴霧角の可変機
構を有することができないという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、燃料の噴霧角が可変である燃料
噴射ノズルを提供することを目的とする。本発明の他の
目的は、部品点数を増加することなく簡単な構成で、燃
料微粒化の促進をし、噴霧特性の制御を行うことが可能
な燃料噴射ノズルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
燃料噴射ノズルによると、燃料のスワールを形成するス
ワール形成室の容積を燃料噴射圧力に応じて変化させる
容積可変手段を備えているので、エンジンの負荷状態に
応じてスワール強さを変えることができる。このため、
所望の噴霧角および噴霧の到達距離を得ることができ
る。したがって、部品点数を増加することなく簡単な構
成で、燃料微粒化の促進をし、噴霧特性の制御を行うこ
とができる。そして、燃料消費量を低減し、排気エミッ
ションを向上させ、エンジンの安定した運転性を得るこ
とができる。
【0009】本発明の請求項2記載の燃料噴射ノズルに
よると、容積可変手段は、スワール形成室に繋がる燃料
入口通路を有するスワール形成部材を有しており、ノズ
ルボディ内に供給される燃料圧力に応じてスワール形成
部材が移動することにより、スワール形成室の容積を変
化させる。このため、エンジンの負荷状態に応じてスワ
ール強さを変えることができ、所望の噴霧角および噴霧
の到達距離を得ることができる。したがって、部品点数
を増加することなく簡単な構成で、燃料微粒化の促進を
し、噴霧特性の制御を行うことができる。そして、燃料
消費量を低減し、排気エミッションを向上させ、エンジ
ンの安定した運転性を得ることができる。
【0010】本発明の請求項3記載の燃料噴射ノズルに
よると、容積可変手段は、ノズルボディ内に供給される
燃料圧力によりスワール形成部材を反噴孔側に付勢する
付勢手段を有しており、この付勢手段の付勢力に抗して
スワール形成部材が噴孔側に移動することにより、スワ
ール形成室の容積を変化させる。このため、例えば燃料
噴射圧力が増加するに伴ってスワール形成室の容積を小
さくすることにより、高速高負荷時に比較的大きい噴霧
角および比較的小さい到達距離とすることができる。し
たがって、エンジンの負荷状態に応じてスワール強さを
確実に変えることができ、所望の噴霧角および噴霧の到
達距離を確実に得ることができる。さらに、付勢手段の
付勢力を変えることにより、燃料噴射圧力に対して噴霧
角および噴霧の到達距離を設定可能であるため、様々な
型のエンジン用の燃料噴射弁に簡便に対応することがで
きる。
【0011】本発明の請求項4記載の燃料噴射ノズルに
よると、燃料のスワールを形成するスワール形成室の容
積をバルブニードルのリフト量に応じて変化させる容積
可変手段を備えているので、エンジンの負荷状態に応じ
てスワール強さを変えることができる。このため、所望
の噴霧角および噴霧の到達距離を得ることができる。し
たがって、部品点数を増加することなく簡単な構成で、
燃料微粒化の促進をし、噴霧特性の制御を行うことがで
きる。そして、燃料消費量を低減し、排気エミッション
を向上させ、エンジンの安定した運転性を得ることがで
きる。
【0012】本発明の請求項5記載の燃料噴射ノズルに
よると、容積可変手段は、スワール形成室に繋がる燃料
入口通路を有するスワール形成部を有しており、スワー
ル形成室は、ノズルボディの内壁とスワール形成部の噴
孔側先端部との間に形成され、バルブニードルのリフト
によりスワール形成部の噴孔側先端部が反噴孔側に移動
することにより、スワール形成室の容積を変化させる。
このため、例えばバルブニードルのリフト量に応じてス
ワール形成室の容積を大きくすることにより、高速高負
荷時に比較的小さい噴霧角および比較的大きい到達距離
とすることができる。したがって、エンジンの負荷状態
に応じてスワール強さを確実に変えることができ、所望
の噴霧角および噴霧の到達距離を確実に得ることができ
る。ここで、エンジンの負荷状態に応じて噴霧角および
噴霧の到達距離をどのように設定するかは、エンジンの
燃焼室の形状に依存する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明をディーゼルエンジン用燃料噴射
弁に適用した第1実施例を図1〜図4に示す。
【0014】図2に示す燃料噴射弁1は、図示しないデ
ィーゼルエンジンの燃焼室内へ段階的に燃料を噴射する
燃料噴射弁であって、ノズルホルダ18、リテーニング
ナット17、ディスタンスピース16、燃料噴射ノズル
10からなる外郭形成部材を備えている。燃料噴射弁1
は、ノズルホルダ18、ディスタンスピース16および
燃料噴射ノズル10がリテーニングナット17により固
定されている。
【0015】ノズルホルダ18は、燃料インレット30
を有しており、軸方向に貫通する第1スプリング収容室
40および第2スプリング収容室50が形成されてい
る。燃料インレット30は、図示しない高圧ポンプから
図示しない燃料配管が接続されており、高圧ポンプから
燃料噴射ノズル10内に高圧燃料が供給されている。燃
料インレット30の内部には燃料通路31が形成されて
いる。
【0016】第1スプリング収容室40内には、第1ス
プリング41、スペーサ42およびプレッシャピン28
のフランジ部29が収容されている。第1スプリング4
1は、一方の端部がフランジ部29に当接し、他方の端
部がスペーサ42に当接している。第1スプリング41
は、後述するバルブニードル20を図2に示す下方向に
付勢している。
【0017】第2スプリング収容室50内には、第2ス
プリング51、スペーサ52、スプリングキャップ53
およびスプリング座54が収容されている。第2スプリ
ング51は、一方の端部がスプリング座54に当接し、
他方の端部がスペーサ52に当接している。スペーサ5
2はスプリングキャップ53に当接し、スプリングキャ
ップ53はスプリング収容室50の内壁に形成された段
差部50aに当接しているので、第2スプリング51は
スプリング座54をディスタンスピース16に押付ける
方向に付勢している。
【0018】ディスタンスピース16は、縮径部16a
を有しており、ディスタンスピース16内には第1スペ
ーサ46が設けられている。この第1スペーサ46と縮
径部16aとの距離でバルブニードル20の最大リフト
量が規制される。また、第1スペーサ46とスプリング
座54との距離で初期リフト量が規制される。
【0019】燃料噴射弁1の噴孔側に燃料噴射ノズル1
0が設けられており、燃料噴射ノズル10は、ノズルボ
ディ11と、このノズルボディ11の内部に軸方向に往
復摺動可能に収容されるバルブニードル20と、ノズル
ボディ11の内部に固定される第2スペーサ43と、ス
ワール形成部材としてのスワーラ60と、付勢手段とし
ての第3スプリング71とから構成される。
【0020】ノズルボディ11は、有底の中空円筒形状
であって、内部に第2スペーサ収容孔15、第3スプリ
ング収容室70、スワーラ収容孔14、弁座部13、噴
孔12、燃料溜り33、燃料供給孔32が形成されてい
る。
【0021】第2スペーサ収容孔15は、ノズルボディ
11の内部に軸方向に延びており、一方の端部がノズル
ボディ11の開口端19に接続しており、他方の端部側
が燃料溜り33に接続している。第2スペーサ収容孔1
5内には、第2スペーサ43が収容されている。第2ス
ペーサ43はフランジ部45と円筒部44とから構成さ
れる。フランジ部45はノズルボディ11とディスタン
スピース16とで挟持されているので、第2スペーサ4
3は移動不可能である。円筒部44は、図1に示す弁閉
状態において、噴孔12側の端部が後述するスワーラ6
0のフランジ部61に当接している。
【0022】第3スプリング収容室70は、ノズルボデ
ィ11の内部に軸方向に延びており、一方の端部が燃料
溜り33に接続しており、他方の端部側がスワーラ収容
孔14に接続している。第3スプリング収容室70に
は、ノズルボディ11に形成される図示しない燃料排出
通路が連通しており、第3スプリング収容室70内に侵
入した燃料がノズルボディ11の外部に排出可能な構成
となっている。第3スプリング収容室70内には、第3
スプリング71およびスワーラ60のフランジ部61が
収容されている。第3スプリング71は、一方の端部が
スワーラ60のフランジ部61に当接し、他方の端部が
第3スプリング収容室70の内底面に当接している。第
3スプリング71はスワーラ60を反噴孔側に付勢して
いる。
【0023】スワーラ収容孔14は、ノズルボディ11
の内部に軸方向に延びており、一方の端部が弁座部13
に接続しており、他方の端部側が第3スプリング収容室
70に接続している。スワーラ収容孔14内には、後述
するスワーラ60の円筒部62および円環部63が収容
されている。図1に示すように、スワーラ収容孔14の
弁座部13側の端部に段差部14aが形成されている。
【0024】弁座部13は、円錐台面を有し、大径側の
一端が段差部14aに連続し、小径側の他端側が噴孔1
2に接続している。この弁座部13に後述するバルブニ
ードル20の当接部21が当接可能である。噴孔12
は、ノズルボディ11の先端部にノズルボディ11の内
外を連通する通路として形成されている。噴孔12は弁
座部13に入口部が開口している。
【0025】燃料溜り33は、第2スペーサ収容孔15
と第3スプリング収容室70とを接続する内壁に環状に
形成されている。燃料溜り33には、外部から燃料を供
給する燃料供給孔32が接続されている。燃料供給孔3
2は、ノズルボディ11に軸方向に傾斜して形成されて
いる。
【0026】図2に示すように、バルブニードル20
は、中実円柱形状であって、首部27、大径部26、第
1円錐台部25、小径部24、第2円錐台部23および
円錐部22からなる。バルブニードル20の反噴孔側端
部に首部27が形成されており、首部27の外径は第1
スペーサ46の内径よりも僅かに小さい。
【0027】大径部26は、外径が同一径で、クリアン
スを介して第2スペーサ43に遊嵌合し、軸方向に往復
移動することが可能である。大径部26は、一端が首部
27に接続し、他端が第1円錐台部25に接続してい
る。第1円錐台部25は、大径側の一端が大径部26に
接続し、小径側の他端が小径部24に接続している。
【0028】図1に示すように、小径部24は、外径が
同一径で、クリアランスを介して後述するスワーラ60
の円環部63に遊嵌合し、軸方向に往復移動することが
可能である。小径部24は、一端が第1円錐台部25に
接続し、他端が第2円錐台部23に接続している。第2
円錐台部23は、大径側の一端が小径部24に接続して
おり、小径側の他端が当接部21を介して円錐部22に
接続している。第2円錐台部23と円錐部22との接続
部分は円形状であり、この円形状の部分が弁閉時に弁座
部13と当接する当接部21である。弁閉時、当接部2
1が弁座部13に着座することにより噴孔12からの燃
料噴射が遮断される。
【0029】スワーラ60は中空円筒形状であって、フ
ランジ部61と、円筒部62と、円環部63とから構成
される。フランジ部61は、スワーラ60の反噴孔側端
部に形成されており、第3スプリング71の一方の端部
が当接している。フランジ部61は、図1に示す弁閉状
態において、第2スペーサ43の円筒部44に当接して
いる。フランジ部61は、クリアンスを介して第3スプ
リング収容室70に遊嵌合し、軸方向に往復移動するこ
とが可能である。
【0030】円筒部62は、外径が同一径で、クリアラ
ンスを介してスワーラ収容孔14に遊嵌合し、軸方向に
往復移動することが可能である。円筒部62は、一方の
端部がフランジ部61に接続し、他方の端部が円環部6
3に接続している。円筒部62の内壁とバルブニードル
20の小径部24の外壁とで燃料通路34が形成されて
いる。燃料通路34は、一方の端部が燃料溜り33に接
続しており、他方の端部側が後述するスワール孔65に
接続している。
【0031】円環部63は円筒部62と同一外径であっ
て、スワール孔65が4箇所形成されている。4箇所の
スワール孔65は、円環部63の外底面63aから内底
面63bまでを貫通するように、軸方向斜めにほぼ同一
内径でストレート状に形成されている。4箇所のスワー
ル孔65は、それぞれの中心軸が略90°間隔となって
いる。スワール孔65は、一方の端部が燃料通路34に
接続しており、他方の端部側が後述するスワール室90
に接続している。
【0032】ノズルボディ11のスワーラ収容孔14を
形成する内壁面と、バルブニードル20の小径部24お
よび第2円錐台部23を形成する外壁面と、スワーラ6
0の円環部63の外底面63aとでスワール形成室とし
てのスワール室90が形成される。スワール室90はス
ワール孔65、燃料通路34および燃料溜り33を経由
して燃料供給孔32に連通している。ここで、スワール
孔65はスワール室90に繋がる燃料入口通路を構成し
ている。図1において、スワーラ収容孔14の段差部1
4aを形成する内壁面と、スワーラ60の円環部63の
外底面63aとの距離をhとすると、この距離hはスワ
ール室90の高さを示している。図1に示す弁閉状態に
おいて、スペーサ43およびスワーラ60のノズル軸方
向高さをノズルボディ11の段差部14aまでのノズル
ボディ軸方向深さから引いた差が距離hとなる。ノズル
ボディ11内に供給される燃料圧力により第3スプリン
グ71の付勢力に抗してスワーラ60が噴孔12側に移
動することにより、開弁時のスワール室90の高さが弁
閉時のスワール室90の高さよりも小さくなる構成であ
る。すなわち、開弁時のスワール室90の容積は弁閉時
のスワール室90の容積よりも小さくなる。ここで、第
2スペーサ43と、第3スプリング71と、スワーラ6
0とは、容積可変手段を構成している。
【0033】次に、上記構成の燃料噴射弁1の作動を説
明する。 (1) 高圧ポンプから所定量の燃料が所定の時期に圧送さ
れ、高圧燃料が燃料配管を経由して燃料インレット30
に供給される。この高圧燃料は、燃料通路31、燃料供
給孔32、燃料溜り33を経由して燃料通路34、スワ
ール孔65およびスワール室90内に蓄えられる。燃料
通路34、スワール孔65およびスワール室90内の燃
料圧力が増大し、この圧力が第1スプリング41の付勢
力に打勝つ圧力に達すると、バルブニードル20は図2
の上方にリフトし、弁座部13から当接部21が離間し
て開弁する。そして、スワール室90でスワールが形成
され、このスワールとなった燃料が弁座部13と当接部
21との開口部を通って噴孔12から噴射される。図3
に示すように、低速低負荷時においては、燃料溜り33
の燃料圧力、すなわちノズルボディ11内に供給される
燃料圧力が比較的小さいので、スワーラ60の噴孔12
側への移動量は比較的小さい。したがって図3におい
て、スワーラ収容孔14の段差部14aを形成する内壁
面と、スワーラ60の円環部63の外底面63aとの距
離hLは比較的大きい。このため、スワール室90の高
さおよび容積は比較的大きい。したがって、燃料噴霧Q
Lの噴霧角θLは比較的小さく、燃料噴霧QLの到達距離
は比較的大きい。
【0034】(2) 燃料通路34、スワール孔65および
スワール室90内の燃料圧力がさらに増大すると、バル
ブニードル20のリフト量が増大し、第1スペーサ46
がスプリング座54に当接する。この状態がバルブニー
ドル20の初期リフト状態である。この初期リフト状態
においては、燃料噴射圧力が比較的小さいので、スワー
ル室90の高さおよび容積は比較的大きい。そして、燃
料通路34、スワール孔65およびスワール室90内の
燃料圧力が第1スプリング41の付勢力と第2スプリン
グ51の付勢力との合力に打勝つ圧力に達すると、第1
スペーサ46がディスタンスピース16の縮径部16a
に当接し、バルブニードル20はフルリフト状態に達す
る。このフルリフト状態においては、燃料溜り33の燃
料圧力、すなわちノズルボディ11内に供給される燃料
圧力が比較的大きいので、第3スプリング71の付勢力
に抗してスワーラ60が噴孔12側に移動する。そし
て、その移動量は比較的大きく、図4に示すように、ス
ワーラ収容孔14の段差部14aを形成する内壁面と、
スワーラ60の円環部63の外底面63aとの距離h H
は図3に示す距離hLよりも小さくなる。このため、ス
ワール室90の高さおよび容積は燃料噴射圧力の増加に
伴って小さくなるので、スワール室90内のスワールが
強まる。したがって、高速高負荷時においては、燃料噴
射圧力が比較的大きいにもかかわらず、燃料噴霧QL
噴霧角θLは比較的大きく、燃料噴霧QLの到達距離は比
較的小さい。
【0035】(3) 高圧ポンプの燃料圧送が終わりに近づ
くと、燃料通路34、スワール孔65およびスワール室
90内の燃料圧力が低下し、第1スプリング41および
第2スプリング51の付勢力によりバルブニードル20
が図2の下方に移動し、当接部21が弁座部13に着座
して燃料噴射を終了する。
【0036】第1実施例においては、ノズルボディ11
内の燃料噴射圧力に応じてスワール室90の容積を変え
ることができるので、エンジンの負荷状態に応じてスワ
ール強さを変えることにより、所望の噴霧角および噴霧
の到達距離を得ることができる。したがって、部品点数
を増加することなく簡単な構成で、燃料微粒化の促進を
し、噴霧特性の制御を行うことができる。そして、燃料
消費量を低減し、排気エミッションを向上させ、エンジ
ンの安定した運転性を得ることができる。
【0037】さらに第1実施例においては、ノズルボデ
ィ11内に供給される燃料圧力により第3スプリング7
1の付勢力に抗してスワーラ60が噴孔12側に移動す
る。このため、高速高負荷時に燃料噴射圧力の増加に伴
ってスワール室90の高さおよび容積を小さくすること
により、高速高負荷時に大きい噴霧角および小さい到達
距離とすることができる。したがって、エンジンの負荷
状態に応じてスワール強さを確実に変えることができる
ので、所望の噴霧角および噴霧の到達距離を確実に得る
ことができる。さらに、スワーラ60の受圧面積、第3
スプリング71のばね定数ならびにセット荷重を変える
ことにより、燃料噴射圧力に対して噴霧角および噴霧の
到達距離を設定可能であるため、様々な型のエンジン用
の燃料噴射弁に簡便に対応することができる。第1実施
例では、スワール孔65の数を4個に設定したが、本発
明では、スワール孔の数は1個以上であればよい。
【0038】(第2実施例)本発明の第2実施例につい
て、図5〜図8を用いて説明する。第1実施例と同一構
成部分に同一符号を付す。
【0039】図6に示すように、燃料噴射弁2の噴孔側
に燃料噴射ノズル100が設けられており、燃料噴射ノ
ズル100は、ノズルボディ111と、このノズルボデ
ィ111の内部に軸方向に往復摺動可能に収容されるバ
ルブニードル120と、ノズルボディ111の内部に圧
入により固定されるカラー160とから構成される。
【0040】ノズルボディ111は、有底の中空円筒形
状であって、内部に案内孔114、弁座部113、噴孔
112、燃料通路孔134、燃料溜り133、燃料供給
孔132が形成されている。
【0041】案内孔114は、ノズルボディ111の内
部に軸方向に延びており、一方の端部がノズルボディ1
11の開口端115に接続しており、他方の端部側が燃
料溜り133に接続している。案内孔114の内壁は、
ノズルボディ111の開口端115から燃料溜り133
の近傍まで概略同一内径に形成されている。
【0042】図5に示すように、弁座部113は、ノズ
ルボディ111の噴孔側に設けられた内底面に形成さ
れ、大径側の一端が燃料通路孔134に連続し、小径側
の他端が噴孔112に接続している。この弁座部113
に後述するバルブニードル120の当接部121aが当
接可能である。噴孔112は、ノズルボディ111の先
端部にノズルボディ111の内外を連通する通路として
形成されている。噴孔112は弁座部113に入口部が
開口している。
【0043】図6に示すように、燃料通路孔134は、
ノズルボディ111の内部に軸方向に延びており、一方
の端部が弁座部113に接続しており、他方の端部側が
燃料溜り133に接続している。燃料通路孔134の内
壁134aと弁座部113との間には谷部113aが形
成されている。燃料溜り133は、案内孔114と燃料
通路孔134とを接続する内壁に環状に形成されてい
る。燃料溜り133には、外部から燃料を供給する燃料
供給孔132が接続されている。
【0044】図5に示すように、バルブニードル120
は、中実円柱形状であって、首部27、摺動部126、
第1円錐台部125、小径部124、第2円錐台部12
3、大径部122および先端部121からなる。バルブ
ニードル20の反噴孔側端部に首部27が形成されてお
り、首部27の外径は第1スペーサ46の内径よりも僅
かに小さい。
【0045】摺動部126は、外径が同一径で、クリア
ンスを介して案内孔114に遊嵌合し、軸方向に往復移
動することが可能である。摺動部126は、一端が首部
27に接続し、他端が第1円錐台部125に接続してい
る。第1円錐台部125は、大径側の一端が摺動部12
6に接続し、小径側の他端が小径部124に接続してい
る。
【0046】小径部124は、一端が第1円錐台部12
5に接続し、他端が第2円錐台部123に接続してい
る。第2円錐台部123は、小径側の一端が小径部12
4に接続しており、大径側の他端が大径部122に接続
している。
【0047】大径部122は、外径が同一径で、クリア
ンスを介してカラー160に遊嵌合し、軸方向に往復移
動することが可能である。大径部122は、一端が第2
円錐台部123に接続し、他端が先端部121に接続し
ている。大径部122と先端部121との接続部分は円
形状であり、この円形状の部分が弁閉時に弁座部113
と当接する当接部121aである。弁閉時、当接部12
1aが弁座部113に着座することにより噴孔112か
らの燃料噴射が遮断される。
【0048】大径部122の外壁には、燃料入口通路と
してのスワール溝122aが形成されている。スワール
溝122aは、大径部122の一方の端部から他方の端
部まで、バルブニードル120の軸に対して傾斜するよ
うに4箇所形成されている。ここで、大径部122はス
ワール形成部を構成している。
【0049】カラー160は中空円筒形状であって、ノ
ズルボディ111の谷部113aと、バルブニードル1
20の当接部121aとの干渉がカラー160により避
けることができる。したがって、弁開時の燃料の流れを
円滑にすることができる。弁開時、カラー160の内壁
面と、ノズルボディ111の弁座部113を形成する内
底面と、バルブニードル120の先端部121を形成す
る外壁面とで、図示しないスワール形成室としてのスワ
ール室が形成される。このスワール室90の高さは、図
5に弁閉状態においてゼロであり、ノズルボディ111
内に供給される燃料圧力により第1および/または第2
スプリング41、51の付勢力に抗してバルブニードル
120が反噴孔側に移動することにより、開弁時のスワ
ール室の高さが変化する。すなわち、バルブニードル1
20のリフト量に応じてスワール室の容積が変化する構
成である。ここで、バルブニードル120と、第1スプ
リング41と、第2スプリング51とは、容積可変手段
を構成している。
【0050】次に、上記構成の燃料噴射弁2の作動を説
明する。 (1) 高圧ポンプから所定量の燃料が所定の時期に圧送さ
れ、高圧燃料が燃料配管を経由して燃料インレット30
に供給される。この高圧燃料は、燃料通路31、燃料供
給孔132、燃料溜り133を経由して燃料通路134
およびスワール溝122aに蓄えられる。燃料通路13
4およびスワール溝122aの燃料圧力が増大し、この
圧力が第1スプリング41の付勢力に打勝つ圧力に達す
ると、バルブニードル120は図6の上方にリフトし、
弁座部113から当接部121aが離間して開弁する。
そして図7に示すように、カラー160の内壁面と、ノ
ズルボディ111の弁座部113を形成する内底面と、
バルブニードル120の先端部121を形成する外壁面
とで、スワール室190が形成され、このスワール室1
90でスワールが形成される。このスワールとなった燃
料は弁座部113とバルブニードル120の先端部12
1との開口部を通って噴孔112から噴射される。図7
に示すように、低速低負荷時においては、燃料溜り13
3の燃料圧力、すなわちノズルボディ111内に供給さ
れる燃料圧力が比較的小さいので、バルブニードル12
0のリフト量が比較的小さい。このため、ノズルボディ
111の弁座部113を形成する内底面と、バルブニー
ドル120の先端部121を形成する外壁面との距離を
h1とすると、距離h1は比較的小さい。したがって、
低速低負荷時においては、スワール室190の高さおよ
び容積は比較的小さいので、燃料噴霧Q1の噴霧角θ1
は比較的大きく、燃料噴霧Q1の到達距離は比較的小さ
い。
【0051】(2) 燃料通路134およびスワール溝12
2aの燃料圧力がさらに増大すると、バルブニードル1
20のリフト量が増大し、第1スペーサ46がスプリン
グ座54に当接する。この状態がバルブニードル120
の初期リフト状態である。この初期リフト状態において
は、燃料噴射圧力が比較的小さいので、スワール室19
0の高さおよび容積は比較的小さい。そして、燃料通路
134およびスワール溝122aの燃料圧力が第1スプ
リング41の付勢力と第2スプリング51の付勢力との
合力に打勝つ圧力に達すると、第1スペーサ46がディ
スタンスピース16の縮径部16aに当接し、バルブニ
ードル120はフルリフト状態に達する。このフルリフ
ト状態においては、燃料溜り133の燃料圧力、すなわ
ちノズルボディ111内に供給される燃料圧力が比較的
大きい。このとき、図8に示すように、ノズルボディ1
11の弁座部113を形成する内底面と、バルブニード
ル120の先端部121を形成する外壁面との距離をh
2とすると、距離h2は比較的大きい。したがって、高
速高負荷時においては、スワール室190の高さおよび
容積は比較的大きいので、燃料噴霧Q2の噴霧角θ2は
比較的小さく、燃料噴霧Q2の到達距離は比較的大き
い。
【0052】(3) 高圧ポンプの燃料圧送が終わりに近づ
くと、燃料通路134およびスワール溝122aの燃料
圧力が低下し、第1スプリング41および第2スプリン
グ51の付勢力によりバルブニードル120が図6の下
方に移動し、当接部121aが弁座部113に着座して
燃料噴射を終了する。
【0053】第2実施例においては、ノズルボディ11
1内の燃料噴射圧力に応じてスワール室190の容積を
変えることができるので、エンジンの負荷状態に応じて
スワール強さを変えることにより、所望の噴霧角および
噴霧の到達距離を得ることができる。したがって、部品
点数を増加することなく簡単な構成で、燃料微粒化の促
進をし、噴霧特性の制御を行うことができる。そして、
燃料消費量を低減し、排気エミッションを向上させ、エ
ンジンの安定した運転性を得ることができる。
【0054】さらに第2実施例においては、ノズルボデ
ィ111内に供給される燃料圧力により第1および/ま
たは第2スプリング41、51の付勢力に抗してバルブ
ニードル120が反噴孔側に移動する。このため、高速
高負荷時に燃料噴射圧力の増加に伴ってスワール室19
0の高さおよび容積を大きくすることにより、高速高負
荷時に小さい噴霧角および大きい到達距離とすることが
できる。したがって、エンジンの負荷状態に応じてスワ
ール強さを確実に変えることができるので、所望の噴霧
角および噴霧の到達距離を確実に得ることができる。さ
らに、バルブニードル120の先端部121の受圧面
積、第1および/または第2スプリング41、51のば
ね定数ならびにセット荷重を変えることにより、燃料噴
射圧力に対して噴霧角および噴霧の到達距離を設定可能
であるため、様々な型のエンジン用の燃料噴射弁に簡便
に対応することができる。
【0055】第2実施例では、燃料噴射ノズル100は
ノズルボディ111内にカラー160を備える構成とし
たが、ノズルボディ内にカラーを備えない燃料噴射ノズ
ルに本発明を適用することは可能である。また第2実施
例では、スワール溝122aの数を4個に設定したが、
本発明では、スワール溝の数は1個以上であればよい。
【0056】以上説明した本発明の複数の実施例では、
ディーゼルエンジン用の燃料噴射弁に本発明の燃料噴射
ノズルを適用したが、ガソリンエンジン用の燃料噴射弁
に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による燃料噴射ノズルを示
すものであって、図2の主要部拡大図である。
【図2】本発明の第1実施例による燃料噴射ノズルを適
用した燃料噴射弁を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施例による燃料噴射ノズルの低
速低負荷時における作動を説明するための縦断面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例による燃料噴射ノズルの高
速高負荷時における作動を説明するための縦断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例による燃料噴射ノズルを示
すものであって、図6の主要部拡大図である。
【図6】本発明の第2実施例による燃料噴射ノズルを適
用した燃料噴射弁を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第2実施例による燃料噴射ノズルの低
速低負荷時における作動を説明するための縦断面図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例による燃料噴射ノズルの高
速高負荷時における作動を説明するための縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1、2 燃料噴射弁 10、100 燃料噴射ノズル 11、111 ノズルボディ 12、112 噴孔 13、113 弁座部 20、120 バルブニードル 21、121a 当接部 41 第1スプリング 43 第2スペーサ(容積可変手段) 51 第2スプリング 60 スワーラ(旋回流形成部材、容積可変手段) 65 スワール孔(燃料入口通路) 71 第3スプリング(付勢手段、容積可変手段) 90 スワール形成室(旋回流形成室) 92a、93a 開口部 121 先端部 122 大径部(旋回流形成部) 122a スワール溝(燃料入口通路) 160 カラー 190 スワール形成室(旋回流形成室)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴孔の上流に弁座部を設けたノズルボデ
    ィと、 前記ノズルボディに往復摺動可能に支持され、前記弁座
    部に着座可能な当接部を有し、前記当接部が前記弁座部
    から離座ならびに前記弁座部に着座することにより燃料
    の遮断および流通を行うバルブニードルと、 前記ノズルボディ内に形成され、燃料の旋回流を形成す
    る旋回流形成室と、 燃料噴射圧力に応じて前記旋回流形成室の容積を変化さ
    せる容積可変手段と、 を備えることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  2. 【請求項2】 前記容積可変手段は、前記バルブニード
    ルの外周に設けられ、前記旋回流形成室に繋がる燃料入
    口通路を形成する内壁を有する旋回流形成部材を有し、 前記ノズルボディ内に供給される燃料圧力に応じて前記
    旋回流形成部材が移動することにより、前記旋回流形成
    室の容積を変化させることを特徴とする請求項1記載の
    燃料噴射ノズル。
  3. 【請求項3】 前記容積可変手段は、前記ノズルボディ
    内に設けられ、前記旋回流形成部材を反噴孔側に付勢す
    る付勢手段を有し、 前記ノズルボディ内に供給される燃料圧力により前記付
    勢手段の付勢力に抗して前記旋回流形成部材が前記噴孔
    側に移動することにより、前記旋回流形成室の容積を変
    化させることを特徴とする請求項2記載の燃料噴射ノズ
    ル。
  4. 【請求項4】 噴孔の上流に弁座部を設けたノズルボデ
    ィと、 前記ノズルボディに往復摺動可能に支持され、前記弁座
    部に着座可能な当接部を有し、前記当接部が前記弁座部
    から離座ならびに前記弁座部に着座することにより燃料
    の遮断および流通を行うバルブニードルと、 前記ノズルボディ内に形成され、燃料の旋回流を形成す
    る旋回流形成室と、 前記バルブニードルのリフト量に応じて前記旋回流形成
    室の容積を変化させる容積可変手段と、 を備えることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  5. 【請求項5】 前記容積可変手段は、前記バルブニード
    ルの噴孔側端部に設けられ、前記旋回流形成室に繋がる
    燃料入口通路を形成する内壁を有する旋回流形成部を有
    し、 前記旋回流形成室は、前記ノズルボディの内壁と、前記
    旋回流形成部の先端部との間に形成され、 前記バルブニードルのリフトにより前記先端部が反噴孔
    側に移動することにより、前記旋回流形成室の容積を変
    化させることを特徴とする請求項4記載の燃料噴射ノズ
    ル。
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