JP2000096155A - 還元鉄ペレットの製造方法および製造設備 - Google Patents

還元鉄ペレットの製造方法および製造設備

Info

Publication number
JP2000096155A
JP2000096155A JP10272203A JP27220398A JP2000096155A JP 2000096155 A JP2000096155 A JP 2000096155A JP 10272203 A JP10272203 A JP 10272203A JP 27220398 A JP27220398 A JP 27220398A JP 2000096155 A JP2000096155 A JP 2000096155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reduced iron
pellet
temperature
pellets
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10272203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3396434B2 (ja
Inventor
Susumu Kamikawa
進 神川
Hisao Teramoto
尚夫 寺本
Shigeo Itano
重夫 板野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP27220398A priority Critical patent/JP3396434B2/ja
Priority to TW088114480A priority patent/TW461920B/zh
Priority to US09/386,291 priority patent/US6312501B1/en
Priority to EP99306974A priority patent/EP0989194A1/en
Priority to EP03018218A priority patent/EP1365036A1/en
Priority to ZA9905726A priority patent/ZA995726B/xx
Priority to ARP990104650A priority patent/AR021809A1/es
Priority to AU48784/99A priority patent/AU722831B2/en
Priority to KR1019990041200A priority patent/KR100331211B1/ko
Priority to BR9904331A priority patent/BR9904331A/pt
Priority to IDP990898A priority patent/ID24548A/id
Publication of JP2000096155A publication Critical patent/JP2000096155A/ja
Priority to US09/848,280 priority patent/US6840981B2/en
Priority to US09/912,498 priority patent/US20020000687A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3396434B2 publication Critical patent/JP3396434B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密度が高くて高炉内で破砕されにくく、高炉
用装入鉄原料として適した還元鉄ペレットの製造を可能
とする、還元鉄ペレットの製造方法および製造設備の提
供を課題する。 【解決手段】 高温加熱処理された高温還元鉄ペレット
P2を冷却する前に、該高温還元鉄ペレットP2を80
0℃以上1200℃以下の温度域で転動させる製造方法
を採用した。これを行うために、還元鉄ペレット製造設
備には、高温還元鉄ペレットP2を受け入れてこれを保
温しながら転動させる保温転動部22aを回転床式還元
炉21と回転円筒式クーラ22との間に設ける構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鉱石等の酸化鉄
微粒子と、石炭等の炭素質微粒子とを混合した混合ペレ
ットを原料とし、これを加工処理して製品となる還元鉄
ペレットを得る還元鉄ペレットの製造方法および製造設
備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】還元鉄ペレットは、鉄鉱石等の酸化鉄微
粒子と、石炭等の炭素質微粒子とを混合した混合ペレッ
トを原料とし、これを加工処理して得られるものであ
る。従来のこの種の還元鉄ペレットの製造方法および製
造設備について、図面を参照しながら以下に説明する。
まず、従来の還元鉄ペレット製造設備について説明す
る。図2に示すように、この還元鉄ペレット製造設備に
は、酸化鉄微粒子と炭素質微粒子とを混合した混合ペレ
ットP1を取り入れて高温加熱処理して高温還元鉄ペレ
ットP2を得る回転床式還元炉1と、該回転床式還元炉
1からの高温還元鉄ペレットP2を受渡部2aにて受け
入れてこれを転動させながら冷却する回転円筒式クーラ
2とが備えられている。
【0003】図2に示す符号3は、鉄鉱石等の酸化鉄微
粒子と石炭等の炭素質微粒子との混合物を造粒して原料
となる混合ペレットP1を製造する造粒機である。図
2、3に示す符号4は、ベルトコンベア等の搬送装置で
あり、符号5は、回転床6上に均一に混合ペレットP1
を装入載荷するペレット装入機であり、符号7は、回転
床6上に載荷されたペレット充填層である。図3の符号
1aは、炉内加熱用に複数設けられたバーナーである。
図2に示す符号8は、高温還元鉄ペレットP2を回転床
式還元炉1から回転円筒式クーラ2へと送り出す高温還
元鉄ペレット排出装置であり、符号9は、燃焼ガスを排
出する排出ダクトである。
【0004】図2に示す符号10は、回転床式還元炉1
から排出される約1100℃の高温還元鉄ペレットP2
を回転円筒式クーラ2内に装入するシュートであり、符
号11は、ガスシール用フードである。符号12は、回
転円筒式クーラ2の外表面に冷却水を散布するスプレー
ノズルであり、符号13は、回転円筒式クーラ2内の出
口部近傍において高温還元鉄ペレットP2に冷却水を直
接散布するスプレーノズルである。符号14および15
は、回転円筒式クーラ2を回転させるタイヤロールであ
り、符号16は、回転駆動用のギアである。符号17
は、フード兼ホッパであり、符号18は、ふるいであ
り、符号19は、蒸発水の排気ダクトである。
【0005】以下、この従来の還元鉄ペレット製造設備
を用いた還元鉄ペレットの製造方法について説明する。
まず、造粒機3により製造された混合ペレットP1は、
搬送装置4によりペレット装入機5に運ばれ、該ペレッ
ト装入機5により回転床6上に均一に載荷され、ペレッ
ト充填層7を形成する。このペレット充填層7の粒子層
としては、混合ペレットP1が受ける熱は、主に高温ガ
ス及び炉壁からの輻射熱が主体であるので、通常、2粒
子層程度である。混合ペレットP1は、回転床6上で約
1200℃の高温に加熱されることにより、還元を受け
て、高温還元鉄ペレットP2へと転換される。そして、
高温還元鉄ペレットP2は、回転床式還元炉1から排出
されて回転円筒式クーラ2の受渡部2aへと受け渡され
る。通常、混合ペレットP1が回転床式還元炉1に装入
されてから、高温還元鉄ペレットP2となって回転床式
還元炉1から排出されるまでの処理時間は、僅か15分
程度である。
【0006】次に、回転円筒式クーラ2において、回転
床式還元炉1から受け渡された高温還元鉄ペレットP2
は、冷却されて常温還元鉄ペレットP3となる。すなわ
ち、高温還元鉄ペレットP2は、スプレーノズル12か
ら散布される冷却水を外表面に受けながら回転する回転
円筒式クーラ2内で、転動しながら移動し、同時に、該
回転円筒式クーラ2の壁面へ熱を逃がすことで約600
℃以下に冷却される。さらに、回転円筒式クーラ2の出
口部近傍にてスプレーノズル13から散布される冷却水
を直接受けることで約100℃まで冷却され、常温還元
鉄ペレットP3となる。この常温還元鉄ペレットP3
は、フード兼ホッパ17を介してふるい18にかけら
れ、製品となる還元鉄ペレットP4として回収される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
還元鉄ペレットの製造方法および製造設備は、下記のよ
うな問題を有している。すなわち、以上のようにして得
られた還元鉄ペレットP4は、密度が非常に小さく、機
械的強度である圧壊強度も、例えば直径10mmの大き
さのもので1個あたり約30kgfと小さいので、高炉
用装入鉄原料として使う場合、高炉内で破砕されやすい
という問題である。この還元鉄ペレットP4の密度が小
さくなる原因としては、混合ペレットP1が高温加熱さ
れて還元反応する際に、混合ペレットP1内の酸素と炭
素及び揮発分(炭素質材として、石炭等の化石燃料を使
用する場合)がガスとなって混合ペレットP1から抜け
出てしまうという原因と、さらには、反応時間が例えば
約10分間程度と短いことから、還元後における高温状
態での焼結による高密度化が進まないことも原因となっ
ている。
【0008】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、以下の目的を達成しようとするものである。
すなわち、密度が高くて高炉内で破砕されにくく、高炉
用装入鉄原料として適した還元鉄ペレットの製造を可能
とする還元鉄ペレットの製造方法および製造設備の提供
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の還元鉄ペレット
の製造方法および製造設備は、上記課題を解決するため
に以下の手段を採用した。すなわち、請求項1記載の還
元鉄ペレット製造方法は、酸化鉄微粒子と炭素質微粒子
とを混合した混合ペレットを高温加熱処理して高温還元
鉄ペレットとした後、該高温還元鉄ペレットを冷却する
ことで還元鉄ペレットを得る還元鉄ペレットの製造方法
において、前記冷却の前に、前記高温還元鉄ペレットを
800℃以上1200℃以下の温度域で転動させること
を特徴とする。上記請求項1記載の還元鉄ペレットの製
造方法によれば、高温還元鉄ペレットは、その冷却前
に、800℃以上1200℃以下の温度域で転動される
が、この温度域での金属鉄の変形抵抗は極めて小さいの
で、高温還元鉄ペレットに焼結作用が働き、高密度化が
なされる。
【0010】請求項2記載の還元鉄ペレットの製造方法
は、前記高温還元鉄ペレットの転動を、3分以上20分
以内行う還元鉄ペレットの製造方法。上記請求項2記載
の還元鉄ペレットの製造方法によれば、高温還元鉄ペレ
ットを、3分以上20分以内転動させることで、高温還
元鉄ペレットは、その焼結が十分に行われて十分な高密
度化がなされる。
【0011】請求項3記載の還元鉄ペレット製造設備
は、酸化鉄微粒子と炭素質微粒子とを混合した混合ペレ
ットを取り入れて高温加熱処理して高温還元鉄ペレット
を得る還元炉と、該還元炉からの前記高温還元鉄ペレッ
トを受け入れてこれを保温しながら転動させる保温転動
部と、該保温転動部からの高温還元鉄ペレットを受け入
れてこれを冷却するクーラとを備えてなる。上記請求項
3記載の還元鉄ペレット製造設備によれば、混合ペレッ
トは還元炉で高温加熱処理されて高温還元鉄ペレットと
なり、該高温還元鉄ペレットは保温転動部において保温
状態で転動されて高密度化した高温還元鉄ペレットとな
り、さらにクーラで冷却されて還元鉄ペレットとして回
収される。このとき、保温転動部内での高温還元鉄ペレ
ットには、保温状態で転動されることにより焼結作用が
働き、高密度化がなされる。
【0012】請求項4記載の還元鉄ペレット製造設備
は、請求項3記載の還元鉄ペレット製造設備において、
前記クーラが回転円筒式クーラであり、この回転円筒式
クーラに前記保温転動部が形成されている。上記請求項
4記載の還元鉄ペレット製造設備によれば、高温還元鉄
ペレットを受け入れる保温転動部は、回転円筒式クーラ
と一体になって回転する。
【0013】請求項5記載の還元鉄ペレット製造設備
は、前記保温転動部が、前記回転円筒式クーラ内に断熱
材をライニングすることにより形成されている。上記請
求項5記載の還元鉄ペレット製造設備によれば、高温還
元鉄ペレットの熱は、断熱材により回転円筒式クーラの
壁面に逃げることが抑制される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる還元鉄ペレ
ットの製造方法および製造設備の一実施形態を、図1を
参照しながら説明する。まず、還元鉄ペレット製造設備
について説明する。この還元鉄ペレット製造設備には、
酸化鉄微粒子と炭素質微粒子とを混合した混合ペレット
P1を取り入れて高温加熱処理して高温還元鉄ペレット
P2を得る回転床式還元炉21と、該回転床式還元炉2
1からの高温還元鉄ペレットP2を受け入れてこれを保
温しながら転動させる保温転動部22aと、該保温転動
部22aで高密度化された高温還元鉄ペレットP2’を
受け入れてこれを冷却するクーラである回転円筒式クー
ラ22とが備えられている。この回転円筒式クーラ22
には、保温転動部22aが形成されている。この保温転
動部22aは、回転円筒式クーラ内22にライニングさ
れた断熱材iにより形成されており、回転円筒式クーラ
22の全長の約1/3の長さを有している。
【0015】符号23は、鉄鉱石等の酸化鉄微粒子と石
炭等の炭素質微粒子との混合物を造粒して原料となる混
合ペレットP1を製造する造粒機であり、符号24は、
ベルトコンベア等の搬送装置である。符号25は、回転
床26上に均一に混合ペレットP1を装入載荷するペレ
ット装入機であり、符号27は、回転床26上に載荷さ
れたペレット充填層であり、符号28は、高温還元鉄ペ
レットP2を回転床式還元炉21から保温転動部22a
へと送り出す高温還元鉄ペレット排出装置である。符号
29は、燃焼ガスを排出する排出ダクトである。
【0016】符号30は、回転床式還元炉21から排出
される約1100℃の高温還元鉄ペレットP2を保温転
動部22aへと送るシュートであり、符号31は、ガス
シール用フードである。符号32は、回転円筒式クーラ
22の外表面に冷却水を散布するスプレーノズルであ
り、符号33は、回転円筒式クーラ22内の出口部近傍
において高密度化された高温還元鉄ペレットP2’に冷
却水を直接散布するスプレーノズルである。符号34お
よび35は、回転円筒式クーラ22を回転させるタイヤ
ロールであり、符号36は、回転駆動用のギアである。
符号37は、フード兼ホッパであり、符号38は、ふる
いであり、符号39は、蒸発水の排気ダクトである。
【0017】以下、このような還元鉄ペレット製造設備
を用いた還元鉄ペレットの製造方法について説明する。
まず、酸化鉄微粒子と炭素質微粒子は、造粒機23にて
造粒されて混合ペレットP1となり、該混合ペレットP
1は、搬送装置24によりペレット装入機25に運ば
れ、該ペレット装入機25により回転床26上に均一に
載荷され、ペレット充填層27を形成する。このペレッ
ト充填層27の粒子層としては、混合ペレットP1が受
ける熱は、主に高温ガス及び炉壁からの輻射熱が主体で
あるので、通常、2粒子層程度である。混合ペレットP
1は、回転床26上で約1200℃に高温加熱処理され
ることで、還元を受けて、高温還元鉄ペレットP2へと
転換される。回転床式還元炉21から排出された高温還
元鉄ペレットP2は、保温転動部22aへと受け渡され
る。保温転動部22aに受け渡される直前の高温還元鉄
ペレットP2は、混合ペレットP1の特性に伴って密度
が例えば2g/cm3程度と小さく、かつその温度は約
1100℃と高温になっている。
【0018】保温転動部22aにおいて、回転床式還元
炉21で高温加熱処理された高温還元鉄ペレットP2
は、800℃以上1200℃以下の温度域で転動され
る。この転動は、3分以上20分以内行われる。このと
き、この温度条件下での金属鉄の変形抵抗は極めて小さ
いので、高温還元鉄ペレットP2に焼結作用が働き、高
密度化された高温還元鉄ペレットP2’となる。そし
て、高密度化された高温還元鉄ペレットP2’は、保温
転動部22aを経た後、各スプレーノズル32から散布
される冷却水をその外表面に受けながら回転する円筒式
クーラ22内で、転動しながら移動し、このとき、該円
筒式クーラ22の壁面へ熱を逃がすことで約600℃以
下に冷却される。さらに、回転円筒式クーラ22の出口
部近傍にてスプレーノズル33から散布される冷却水を
直接受けることで、約100℃まで冷却され、高密度な
常温還元鉄ペレットP3’となる。この高密度な常温還
元鉄ペレットP3’は、フード兼ホッパ37を介してふ
るい38にかけられ、製品となる高密度な還元鉄ペレッ
トP4’として回収される。
【0019】このようにして得られた還元鉄ペレットP
4’の圧壊強度は、例えば直径約10mmのもので単位
ペレットあたり約100kgfにも上昇する。従来設備
のように、冷却前に保温しない場合の圧壊強度は、前述
したように、例えば直径約10mmのもので単位ペレッ
トあたり約30kgfであることから、本発明の還元鉄
ペレットの製造方法および製造設備によれば、製品とな
る還元鉄ペレットP4’の圧壊強度を約3倍以上に高め
ることが可能となる。
【0020】以上に説明したように、還元鉄ペレットの
製造方法および製造設備によれば、高温加熱処理された
高温還元鉄ペレットP2は、その冷却前に800℃以上
1200℃以下の温度域で3分以上20分以内転動され
ることで、焼結して高密度化がなされるので、高炉内で
破砕されにくく、高炉用装入鉄原料として適した還元鉄
ペレットP4’を得ることが可能となる。
【0021】なお、上記実施形態で、保温転動部22a
は、回転円筒式クーラ22内の一部として形成されたも
のとしたが、これに限らず、回転円筒式クーラ22から
独立した構成としても良い。また、同じく上記実施形態
で、保温転動部22aの全長は、回転円筒式クーラ22
の全長の約1/3としたが、これに限らず、設計条件に
合わせて適宜変更しても良い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、還元鉄ペレットの製造
方法において、高温加熱処理した高温還元鉄ペレットを
冷却する前に800℃以上1200℃以下の温度域で転
動させることで、焼結して高密度化がなされるので、高
炉内で破砕されにくく、高炉用装入鉄原料として適した
還元鉄ペレットを得ることが可能となる。また、この保
温状態での転動を3分以上20分以内行うことで、高温
還元鉄ペレットの焼結が十分に行われて十分な高密度化
がなされるので、十分な強度を持ち、高炉内で破砕され
にくく、高炉用装入鉄原料として適した還元鉄ペレット
を得ることが可能となる。また、本発明の還元鉄ペレッ
ト製造設備によれば、高温加熱処理した高温還元鉄ペレ
ットを冷却する前に、保温転動部で保温状態で転動させ
ることで、焼結して高密度化がなされるので、高炉内で
破砕されにくく、高炉用装入鉄原料として適した還元鉄
ペレットを得ることが可能となる。また、この設備にお
いて、保温転動部を回転円筒式クーラ内に形成した構成
とすることで、高温還元鉄ペレットを転動させるための
独立した回転機構を保温転動部に持たせる必要がなく、
設備構造が簡略化し、設備建造コストを安くすることが
可能となる。また、この設備において、保温転動部を、
回転円筒式クーラ内にライニングされた断熱材で構成す
ることで、高温還元鉄ペレットの熱が回転円筒式クーラ
の壁面に逃げるのが抑制されるので、高温還元鉄ペレッ
トを保温状態で転動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す図であって、還元
鉄ペレット製造設備の概略構成図である。
【図2】 従来の還元鉄ペレット製造設備を示す図であ
って、概略構成図である。
【図3】 同還元鉄ペレット製造設備を示す図であっ
て、回転床式還元炉の斜視図である。
【符号の説明】
21・・・回転床式還元炉(還元炉) 22・・・回転円筒式クーラ(クーラ、回転円筒式クー
ラ) 22a・・・保温転動部 i・・・断熱材 P1・・・混合ペレット P2、P2’・・・高温還元鉄ペレット P4’・・・還元鉄ペレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板野 重夫 広島県広島市西区観音新町一丁目20番24号 菱明技研株式会社内 Fターム(参考) 4K001 AA10 BA02 CA23 CA24 GA07 HA01 4K012 DD02 DD06 DD10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化鉄微粒子と炭素質微粒子とを混合し
    た混合ペレットを高温加熱処理して高温還元鉄ペレット
    とした後、該高温還元鉄ペレットを冷却することで還元
    鉄ペレットを得る還元鉄ペレットの製造方法において、 前記冷却の前に、前記高温還元鉄ペレットを800℃以
    上1200℃以下の温度域で転動させることを特徴とす
    る還元鉄ペレットの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記高温還元鉄ペレットの転動は、3分
    以上20分以内行う請求項1記載の還元鉄ペレットの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 酸化鉄微粒子と炭素質微粒子とを混合し
    た混合ペレットを取り入れて高温加熱処理して高温還元
    鉄ペレットを得る還元炉と、該還元炉からの前記高温還
    元鉄ペレットを受け入れてこれを保温しながら転動させ
    る保温転動部と、該保温転動部からの高温還元鉄ペレッ
    トを受け入れてこれを冷却するクーラとを備えてなる還
    元鉄ペレット製造設備。
  4. 【請求項4】 前記クーラは回転円筒式クーラであり、
    この回転円筒式クーラに前記保温転動部が形成されてい
    る請求項3記載の還元鉄ペレット製造設備。
  5. 【請求項5】 前記保温転動部は、前記回転円筒式クー
    ラ内に断熱材をライニングすることにより形成した請求
    項4記載の還元鉄ペレット製造設備。
JP27220398A 1998-02-19 1998-09-25 還元鉄ペレット製造設備 Expired - Fee Related JP3396434B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27220398A JP3396434B2 (ja) 1998-09-25 1998-09-25 還元鉄ペレット製造設備
TW088114480A TW461920B (en) 1998-09-25 1999-08-24 Method of producing reduced iron and production facilities therefor
US09/386,291 US6312501B1 (en) 1998-09-25 1999-08-31 Method of producing reduced iron and production facilities therefor
EP99306974A EP0989194A1 (en) 1998-09-25 1999-09-02 Method of producing reduced iron and production facilities therefor
EP03018218A EP1365036A1 (en) 1998-09-25 1999-09-02 Method of preparing carbonaceous iron oxide pellets with hydrocarbon-type binder
ZA9905726A ZA995726B (en) 1998-09-25 1999-09-06 Method of producing reduced iron and production facilities therefor.
ARP990104650A AR021809A1 (es) 1998-09-25 1999-09-16 Metodo para producir hierro reducido e instalaciones para su produccion
AU48784/99A AU722831B2 (en) 1998-02-19 1999-09-17 Method of producing reduced iron and production facilities therefor
KR1019990041200A KR100331211B1 (ko) 1998-09-25 1999-09-22 환원철의 제조 방법 및 그 제조 설비와, 환원철 펠릿 제조 방법 및 그 제조 설비와, 습윤 원료 펠릿 환원 방법과, 회전 베드형 환원로와, 원료 펠릿 형성 방법과, 펠릿 공급 장치
BR9904331A BR9904331A (pt) 1998-09-25 1999-09-23 Processo de produção de ferro reduzido e instalações de produção do mesmo
IDP990898A ID24548A (id) 1998-09-25 1999-09-27 Metode pembuatan besi leburan dan fasilitas produksi untuk itu
US09/848,280 US6840981B2 (en) 1998-09-25 2001-05-04 Method of producing reduced iron and production facilities therefor
US09/912,498 US20020000687A1 (en) 1998-09-25 2001-07-26 Method of producing reduced iron and production facilities therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27220398A JP3396434B2 (ja) 1998-09-25 1998-09-25 還元鉄ペレット製造設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000096155A true JP2000096155A (ja) 2000-04-04
JP3396434B2 JP3396434B2 (ja) 2003-04-14

Family

ID=17510549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27220398A Expired - Fee Related JP3396434B2 (ja) 1998-02-19 1998-09-25 還元鉄ペレット製造設備

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3396434B2 (ja)
ZA (1) ZA995726B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320481A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Dowa Mining Co Ltd 有機ハロゲン系化合物の分解剤およびその製法
US7799100B2 (en) 2003-04-09 2010-09-21 Kobe Steel, Ltd. Method for producing improved coal for use in metallurgy, and method for producing reduced metal and slag containing oxidized nonferrous metal
US8518146B2 (en) 2009-06-29 2013-08-27 Gb Group Holdings Limited Metal reduction processes, metallurgical processes and products and apparatus
JP2016069730A (ja) * 2014-09-24 2016-05-09 ポスコ 焼成炉及びこれを用いた部分還元鉄の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101611737B1 (ko) 2014-10-15 2016-04-14 주식회사 포스코 경사형 반응기 및 이를 사용한 처리시스템

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7799100B2 (en) 2003-04-09 2010-09-21 Kobe Steel, Ltd. Method for producing improved coal for use in metallurgy, and method for producing reduced metal and slag containing oxidized nonferrous metal
US8790420B2 (en) 2003-04-09 2014-07-29 Kobe Steel, Ltd. Method for producing reduced metal and slag containing oxidized nonferrous metal using an upgraded coal
JP2005320481A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Dowa Mining Co Ltd 有機ハロゲン系化合物の分解剤およびその製法
US8518146B2 (en) 2009-06-29 2013-08-27 Gb Group Holdings Limited Metal reduction processes, metallurgical processes and products and apparatus
JP2016069730A (ja) * 2014-09-24 2016-05-09 ポスコ 焼成炉及びこれを用いた部分還元鉄の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
ZA995726B (en) 2000-03-29
JP3396434B2 (ja) 2003-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4231960B2 (ja) 炉床回転炉を用いた炭素含有鉄の製造方法および製造装置
US3443931A (en) Process for making metallized pellets from iron oxide containing material
US7964014B2 (en) Metal oxide-bearing green pellets for reducing furnace, method of production of same, method of reduction of same, and reduction facility
EP0952230A1 (en) Method of producing reduced iron agglomerates
JPH11511511A (ja) 金属酸化物微粉末の処理方法
JPS645233B2 (ja)
US2925336A (en) Process for the production of hard burned agglomerates
JP2000096155A (ja) 還元鉄ペレットの製造方法および製造設備
JP3635253B2 (ja) 還元炉向けペレットの製造方法、および、酸化金属の還元方法
US3188195A (en) Pellet of iron ore and flux, and method for making same
JP3403091B2 (ja) 回転床式還元炉による湿潤ペレットの還元方法および回転床式還元炉
CN101307372A (zh) 一种甲壳球团的制造与还原装置及生产工艺
US3169852A (en) Pellet of iron ore and flux, and method for making same
CN111699272A (zh) 造粒烧结原料的制造方法
JPH10317033A (ja) 還元鉄の製造方法
JP4264188B2 (ja) 酸化金属の還元方法
JPH1112619A (ja) 還元鉄の製造方法
CN207749155U (zh) 制备矿物球团的系统
US3196000A (en) Process for the direct reduction of iron ores in rotating cylindrical furnaces
JP3781153B2 (ja) 製鉄ダスト等からの安価な還元鉄の製造方法
JP2002501982A (ja) 酸化鉄を還元する方法及びその装置
JPH1129806A (ja) 溶銑製造方法
JP3379360B2 (ja) 溶銑製造方法
CN1191377C (zh) 一种用含碳铁矿球团生产直接还原铁的方法
JP3355967B2 (ja) 還元鉄の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030114

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees