JP2000095183A - 定形貨物船 - Google Patents

定形貨物船

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JP2000095183A
JP2000095183A JP10267623A JP26762398A JP2000095183A JP 2000095183 A JP2000095183 A JP 2000095183A JP 10267623 A JP10267623 A JP 10267623A JP 26762398 A JP26762398 A JP 26762398A JP 2000095183 A JP2000095183 A JP 2000095183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel house
protruding portion
container ship
ship
window
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10267623A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Yamato
邦昭 大和
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールハウスの天井部を局部的に高くし
て、良好な復原性を維持しつつ見透しを良くすることが
できる定形貨物船を提供する。 【解決手段】 コンテナ船1の船尾側に建てられたホイ
ールハウス2の天井には、前部中央に位置して局部的に
突き出し部4が凸状に一体形成されると共に、該突き出
し部4の前壁には前方を見透せる窓5が形成される。そ
して、前記突き出し部4には、乗員を乗せた台座7がリ
フター等の昇降装置8によりホイールハウス2内の床面
上から出入り可能になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ等を運搬
する定形貨物船に関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナ船等にあっては、積荷の高さに
よってホイールハウス(Wheel House-船橋つまり船を操
縦する部屋)の窓からの見透し(視界)が左右されるた
め、船舶の積荷に対する最大許容高さの増大(一般に船
幅を拡げれば増やすことができる)に合わせてホイール
ハウスも高く形成して(つまり、窓の位置を高くし
て)、可及的に良好な視界を得るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
ホイールハウスを高く形成する際には、ホイールハウス
全体の天井高さが高くなるように形成していたため、船
の重心が大きく変わり復元性が低下することから、ホイ
ールハウスを高く形成して見透しを良くするには自ずと
限界があった。また、不必要にホイールハウスを大きく
することにもなり、大がかりな構造変更によりコストア
ップを招来するという問題点もあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、ホイールハウス
の天井部を局部的に高くして、良好な復原性を維持しつ
つ見透しを良くすることができる定形貨物船を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る定形貨物船は、ホイールハウスの天井に
窓付きの突き出し部を設けたことを特徴とする。
【0006】前記突き出し部はホイールハウスに固定的
に設けられ、該突き出し部に対し乗員が昇降手段により
昇降可能になっていることを特徴とする。
【0007】前記突き出し部自体がホイールハウスに対
し乗員を乗せた状態で昇降可能に設けられていることを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る定形貨物船を
実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0009】[第1実施例]図1は本発明の第1実施例
を示す、コンテナ船の側面図、図2は同じくコンテナ船
の正面図、図3は同じく突き出し部の拡大断面図であ
る。
【0010】図1及び図2に示すように、コンテナ船1
の船尾側にホイールハウス2が建てられ、該ホイールハ
ウス2前方のデッキ上にはコンテナ3が多段(4段〜5
段)に亙って積載可能になっている。
【0011】前記ホイールハウス2の天井には、前部中
央に位置して局部的に突き出し部4が凸状に一体形成さ
れると共に、該突き出し部4の前壁には前方を見透せる
窓5が形成される。図2中6はホイールハウス2の前壁
に複数形成した窓である。
【0012】前記突き出し部4には、図3に示すよう
に、乗員を乗せた台座7が油圧や電気式リフター等の昇
降装置8によりホイールハウス2内の床面上から出入り
可能になっている。
【0013】このように構成されるため、コンテナ3が
高く積まれてホイールハウス2の前壁に形成した窓6か
らの見透し(図1中矢印B参照)では不十分である場合
は、昇降装置8により台座7を上昇させて、突き出し部
4の前壁に形成した窓5から見透す(図1中矢印A参
照)ことにより、窓5と窓6との高低差分だけ視界が拡
がり、見透しが良好となる。
【0014】そして、本実施例では、前記突き出し部4
がホイールハウス2に局部的に形成されているため、船
の重心を変えずに復原性を保持しつつ、また、大がかり
な構造変更を回避して建造費を不必要に増大させること
なく、可及的に突き出し部4を高く形成することができ
る。
【0015】尚、上記実施例において、台座7を突き出
し部4に固定し、乗員が梯子等で台座7に対し昇り降り
するようにしても良い。
【0016】[第2実施例]図4は本発明の第2実施例
を示す、突き出し部の拡大断面図ある。
【0017】これは、突き出し部4自体が、エレベータ
のケージの如くボックス状に形成されて、ホイールハウ
ス2に対し乗員を乗せた状態で昇降装置8により昇降可
能に形成され、必要な時にのみ突き出し部4がホイール
ハウス2の天井部から突き出るようにした例である。
【0018】これによれば、積荷の低い時や見透しより
復原性を重視する場合の航行時等には、突き出し部4を
引っ込めて(船の重心を下げて)航行することができる
利点がある。
【0019】尚、本発明は上記各実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である
ことはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ホイールハウ
スの天井に窓付きの突き出し部を設けたことを特徴とす
るので、良好な復原性を維持しつつ見透しを良くするこ
とができる。また、若干の構造変更ですみコスト的にも
有利である。
【0021】また、請求項2の発明によれば、前記突き
出し部はホイールハウスに固定的に設けられ、該突き出
し部に対し乗員が昇降手段により昇降可能になっている
ことを特徴とするので、請求項1の発明と同様の効果が
得られる。
【0022】また、請求項3の発明によれば、前記突き
出し部自体がホイールハウスに対し乗員を乗せた状態で
昇降可能に設けられていることを特徴とするので、請求
項1の発明と同様の効果に加えて前記突き出し部に使い
勝手があるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、コンテナ船の側面
図である。
【図2】同じくコンテナ船の正面図である。
【図3】同じく突き出し部の拡大断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す、突き出し部の拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 コンテナ船 2 ホイールハウス 3 コンテナ 4 突き出し部 5 窓 6 窓 7 台座 8 昇降装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールハウスの天井に窓付きの突き出
    し部を設けたことを特徴とする定形貨物船。
  2. 【請求項2】 前記突き出し部はホイールハウスに固定
    的に設けられ、該突き出し部に対し乗員が昇降手段によ
    り昇降可能になっていることを特徴とする請求項1に記
    載の定形貨物船。
  3. 【請求項3】 前記突き出し部自体がホイールハウスに
    対し乗員を乗せた状態で昇降可能に設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の定形貨物船。
JP10267623A 1998-09-22 1998-09-22 定形貨物船 Withdrawn JP2000095183A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008090580A3 (en) * 2007-01-22 2008-09-12 Gabriele Canali Variable piloting system for craft
JP2015044449A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 株式会社新来島どっく 自動車運搬船の操舵室構造
KR20160037453A (ko) * 2014-09-29 2016-04-06 현대중공업 주식회사 양방향 운항 선박
KR20160037452A (ko) * 2014-09-29 2016-04-06 현대중공업 주식회사 양방향 운항 선박

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KR101940573B1 (ko) * 2014-09-29 2019-01-21 현대중공업 주식회사 양방향 운항 선박
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Effective date: 20060110