JP2000094660A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2000094660A JP2000094660A JP10285959A JP28595998A JP2000094660A JP 2000094660 A JP2000094660 A JP 2000094660A JP 10285959 A JP10285959 A JP 10285959A JP 28595998 A JP28595998 A JP 28595998A JP 2000094660 A JP2000094660 A JP 2000094660A
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- peripheral surface
- intermediate transfer
- transfer belt
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中間転写ベルト上に塗布した離型剤が中間転
写ベルトと、この中間転写ベルトを駆動する駆動ローラ
との隙間に浸入するのを防止できる画像形成装置を実現
する。 【解決手段】 中間転写ベルト20の周面21表面の相
対向する両周縁には、その全周にわたって壁部材22が
それぞれ形成されている。各壁部材22は、周面21か
ら上方へ盛り上がった細長い帯状にそれぞれ形成されて
いる。各壁部材22により、中間転写ベルト20の周面
上に塗布されたシリコンオイルが、中間転写ベルト20
の周縁から外側にはみ出るのを阻止できる。
写ベルトと、この中間転写ベルトを駆動する駆動ローラ
との隙間に浸入するのを防止できる画像形成装置を実現
する。 【解決手段】 中間転写ベルト20の周面21表面の相
対向する両周縁には、その全周にわたって壁部材22が
それぞれ形成されている。各壁部材22は、周面21か
ら上方へ盛り上がった細長い帯状にそれぞれ形成されて
いる。各壁部材22により、中間転写ベルト20の周面
上に塗布されたシリコンオイルが、中間転写ベルト20
の周縁から外側にはみ出るのを阻止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成材料によ
って回転体の周面に画像を形成し、その画像を被画像形
成媒体に転写することにより、被画像形成媒体上に画像
を形成する画像形成装置に関し、画像を形成する前に回
転体の周面に離型剤を塗布する手段を有する画像形成装
置として好適なものである。
って回転体の周面に画像を形成し、その画像を被画像形
成媒体に転写することにより、被画像形成媒体上に画像
を形成する画像形成装置に関し、画像を形成する前に回
転体の周面に離型剤を塗布する手段を有する画像形成装
置として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記画像形成装置として、たとえ
ば、中間転写ベルトと、この中間転写ベルト上にインク
を吐出して画像を形成するインクジェットヘッドとを備
え、インクジェットヘッドによって中間転写ベルト上に
画像を形成し、その中間転写ベルトと加圧ローラとの間
に記録用紙を挟みながら送り出すことにより、中間転写
ベルト上の画像を記録用紙上に転写するものが知られて
いる。そして、この種の画像形成装置では、中間転写体
ベルト上に形成された画像の記録用紙への転写を良好に
するために、画像を形成する前に、中間転写ベルト上に
シリコンオイルなどの離型剤を塗布する場合がある。
ば、中間転写ベルトと、この中間転写ベルト上にインク
を吐出して画像を形成するインクジェットヘッドとを備
え、インクジェットヘッドによって中間転写ベルト上に
画像を形成し、その中間転写ベルトと加圧ローラとの間
に記録用紙を挟みながら送り出すことにより、中間転写
ベルト上の画像を記録用紙上に転写するものが知られて
いる。そして、この種の画像形成装置では、中間転写体
ベルト上に形成された画像の記録用紙への転写を良好に
するために、画像を形成する前に、中間転写ベルト上に
シリコンオイルなどの離型剤を塗布する場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の画
像形成装置では、中間転写ベルト上に塗布した離型剤が
中間転写ベルトの端部からはみ出し、中間転写ベルト
と、この中間転写ベルトを駆動する駆動ローラとの隙間
に浸入してしまい、中間転写ベルトおよび駆動ローラ間
でスリップが発生するという問題がある。つまり、その
スリップの発生によって、中間転写ベルト上に形成され
る画像の位置ずれが発生してしまい、記録用紙に転写さ
れる画像の品質が低下するという問題がある。
像形成装置では、中間転写ベルト上に塗布した離型剤が
中間転写ベルトの端部からはみ出し、中間転写ベルト
と、この中間転写ベルトを駆動する駆動ローラとの隙間
に浸入してしまい、中間転写ベルトおよび駆動ローラ間
でスリップが発生するという問題がある。つまり、その
スリップの発生によって、中間転写ベルト上に形成され
る画像の位置ずれが発生してしまい、記録用紙に転写さ
れる画像の品質が低下するという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、中間転写ベルト上に塗
布した離型剤が中間転写ベルトと、この中間転写ベルト
を駆動する駆動ローラとの隙間に浸入するのを防止でき
る画像形成装置を実現することを目的とする。
布した離型剤が中間転写ベルトと、この中間転写ベルト
を駆動する駆動ローラとの隙間に浸入するのを防止でき
る画像形成装置を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、画像形成材料
によって画像が形成される周面を有する回転体と、この
回転体の周面に離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、こ
の離型剤塗布手段によって前記離型剤の塗布された前記
周面に画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手
段によって前記周面に形成された画像を被画像形成媒体
に転写する画像転写手段と、が備えられた画像形成装置
において、前記回転体の周縁の少なくとも一方の周縁の
所定範囲に、前記離型剤塗布手段によって前記周面に塗
布された離型剤の前記周縁から外側へのはみ出しを防止
する防止手段が設けられているという技術的手段を採用
する。
成するため、請求項1に記載の発明では、画像形成材料
によって画像が形成される周面を有する回転体と、この
回転体の周面に離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、こ
の離型剤塗布手段によって前記離型剤の塗布された前記
周面に画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手
段によって前記周面に形成された画像を被画像形成媒体
に転写する画像転写手段と、が備えられた画像形成装置
において、前記回転体の周縁の少なくとも一方の周縁の
所定範囲に、前記離型剤塗布手段によって前記周面に塗
布された離型剤の前記周縁から外側へのはみ出しを防止
する防止手段が設けられているという技術的手段を採用
する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の画像形成装置において、前記防止手段は、前記所定
範囲に周面から盛り上がった壁部材を形成してなるとい
う技術的手段を採用する。
載の画像形成装置において、前記防止手段は、前記所定
範囲に周面から盛り上がった壁部材を形成してなるとい
う技術的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の画像形成装置において、前記壁部材が、前記離型剤
を吸収する材質で形成されてなるという技術的手段を採
用する。
載の画像形成装置において、前記壁部材が、前記離型剤
を吸収する材質で形成されてなるという技術的手段を採
用する。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の画像形成装置において、前記防止手段は、前記所定
範囲を前記離型剤を吸収する材質によって前記周面と面
一に形成してなるものであるという技術的手段を採用す
る。
載の画像形成装置において、前記防止手段は、前記所定
範囲を前記離型剤を吸収する材質によって前記周面と面
一に形成してなるものであるという技術的手段を採用す
る。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の画像形成装置におい
て、前記周面に塗布された離型剤を吸収する吸収体を前
記少なくとも一方の周縁の内側に当接させて前記周面に
塗布された離型剤を前記吸収体に吸収させる吸収手段が
設けられてなるという技術的手段を採用する。
し請求項4のいずれか1つに記載の画像形成装置におい
て、前記周面に塗布された離型剤を吸収する吸収体を前
記少なくとも一方の周縁の内側に当接させて前記周面に
塗布された離型剤を前記吸収体に吸収させる吸収手段が
設けられてなるという技術的手段を採用する。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の画像形成装置におい
て、前記回転体は、無端ベルト形状であるという技術的
手段を採用する。
し請求項5のいずれか1つに記載の画像形成装置におい
て、前記回転体は、無端ベルト形状であるという技術的
手段を採用する。
【0011】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の画像形成装置におい
て、前記回転体は、円柱形状であるという技術的手段を
採用する。
し請求項5のいずれか1つに記載の画像形成装置におい
て、前記回転体は、円柱形状であるという技術的手段を
採用する。
【0012】請求項8に記載の発明では、請求項1ない
し請求項7のいずれか1つに記載の画像形成装置におい
て、前記画像形成材料が、ホットメルトインクであると
いう技術的手段を採用する。
し請求項7のいずれか1つに記載の画像形成装置におい
て、前記画像形成材料が、ホットメルトインクであると
いう技術的手段を採用する。
【0013】
【作用】請求項1ないし請求項8に記載の発明では、回
転体の周縁の少なくとも一方の周縁の所定範囲に、離型
剤塗布手段によって周面に塗布された離型剤の上記周縁
から外側へのはみ出しを防止する防止手段が設けられて
いるため、そのはみ出した離型剤によって回転体がスリ
ップするのを防止することができる。したがって、上記
スリップの発生によって画像形成位置がずれてしまい、
被画像形成媒体に転写される画像の品質が低下するのを
防止できる。
転体の周縁の少なくとも一方の周縁の所定範囲に、離型
剤塗布手段によって周面に塗布された離型剤の上記周縁
から外側へのはみ出しを防止する防止手段が設けられて
いるため、そのはみ出した離型剤によって回転体がスリ
ップするのを防止することができる。したがって、上記
スリップの発生によって画像形成位置がずれてしまい、
被画像形成媒体に転写される画像の品質が低下するのを
防止できる。
【0014】たとえば、上記回転体が、請求項6に記載
のように無端状のベルトである場合には、離型剤が、ベ
ルトと、そのベルトを駆動する駆動ローラとの間に浸入
し、ベルトおよび駆動ローラ間にスリップが発生してし
まうのを防止できる。
のように無端状のベルトである場合には、離型剤が、ベ
ルトと、そのベルトを駆動する駆動ローラとの間に浸入
し、ベルトおよび駆動ローラ間にスリップが発生してし
まうのを防止できる。
【0015】また、上記回転体が、請求項7に記載のよ
うに円柱形状である場合には、離型剤が、回転体を駆動
する駆動機構などに浸入し、その駆動機構にスリップが
発生してしまうのを防止できる。
うに円柱形状である場合には、離型剤が、回転体を駆動
する駆動機構などに浸入し、その駆動機構にスリップが
発生してしまうのを防止できる。
【0016】特に、請求項2に記載の発明では、上記防
止手段は、上記所定範囲に周面から盛り上がった壁部材
を形成してなるため、回転体の周面に塗布された離型剤
が、その壁部材によって回転体の周縁から外側へはみ出
ることを阻止できる。なお、上記所定範囲とは、たとえ
ば、画像が形成される回転体の周面上の画像形成領域を
意味し、その範囲は、回転体の周面の一部または全周で
ある。
止手段は、上記所定範囲に周面から盛り上がった壁部材
を形成してなるため、回転体の周面に塗布された離型剤
が、その壁部材によって回転体の周縁から外側へはみ出
ることを阻止できる。なお、上記所定範囲とは、たとえ
ば、画像が形成される回転体の周面上の画像形成領域を
意味し、その範囲は、回転体の周面の一部または全周で
ある。
【0017】また、請求項3に記載の発明では、上記壁
部材が、離型剤を吸収する材質で形成されてなるため、
回転体の周縁から外側へはみ出ようとする離型剤を上記
壁部材によって阻止できるとともに、周縁上に溜まった
余分な離型剤を吸収することができる。
部材が、離型剤を吸収する材質で形成されてなるため、
回転体の周縁から外側へはみ出ようとする離型剤を上記
壁部材によって阻止できるとともに、周縁上に溜まった
余分な離型剤を吸収することができる。
【0018】さらに、請求項4に記載の発明では、上記
防止手段は、上記所定範囲を離型剤を吸収する材質によ
って上記周面と面一に形成してなるものであるため、周
面から盛り上がった壁部材を形成しなくても、離型剤が
回転体の周縁から外側へはみ出るのを阻止できるととも
に、周縁上に溜まった余分な離型剤を吸収することがで
きる。
防止手段は、上記所定範囲を離型剤を吸収する材質によ
って上記周面と面一に形成してなるものであるため、周
面から盛り上がった壁部材を形成しなくても、離型剤が
回転体の周縁から外側へはみ出るのを阻止できるととも
に、周縁上に溜まった余分な離型剤を吸収することがで
きる。
【0019】特に、請求項5に記載の発明では、上記周
面に塗布された離型剤を吸収する吸収体を少なくとも一
方の周縁の内側に当接させて周面に塗布された離型剤を
吸収体に吸収させる吸収手段が設けられてなるため、周
面上において余剰となった離型剤を吸収することができ
る。したがって、周面上の離型剤の量が多くなり、上述
の防止手段によっても離型剤が周縁から外側へはみ出る
おそれのある場合や、離型剤が周面から下方へしたたり
落ちるおそれのある場合であっても、上記吸収手段を用
いることにより、そのようなおそれをなくすことができ
る。
面に塗布された離型剤を吸収する吸収体を少なくとも一
方の周縁の内側に当接させて周面に塗布された離型剤を
吸収体に吸収させる吸収手段が設けられてなるため、周
面上において余剰となった離型剤を吸収することができ
る。したがって、周面上の離型剤の量が多くなり、上述
の防止手段によっても離型剤が周縁から外側へはみ出る
おそれのある場合や、離型剤が周面から下方へしたたり
落ちるおそれのある場合であっても、上記吸収手段を用
いることにより、そのようなおそれをなくすことができ
る。
【0020】そして、請求項1ないし請求項7のいずれ
か1つに記載の技術的手段は、請求項8に記載の発明の
ように、上記画像形成材料がホットメルトインクである
画像形成装置に好適に採用される。つまり、ホットメル
トインクによって回転体の周面に画像を形成し、その画
像を被画像形成媒体上に転写する画像形成装置では、回
転体の周面に付着したホットメルトインクが、その周面
から容易に離れるように、離型剤を用いることが多いた
め、前述した問題が発生し易いからである。
か1つに記載の技術的手段は、請求項8に記載の発明の
ように、上記画像形成材料がホットメルトインクである
画像形成装置に好適に採用される。つまり、ホットメル
トインクによって回転体の周面に画像を形成し、その画
像を被画像形成媒体上に転写する画像形成装置では、回
転体の周面に付着したホットメルトインクが、その周面
から容易に離れるように、離型剤を用いることが多いた
め、前述した問題が発生し易いからである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置の実
施形態について図を参照して説明する。なお、以下の実
施形態では、本発明の画像形成装置として、中間転写ベ
ルトを用いた画像形成装置を代表に説明する。図1は、
本実施形態の画像形成装置の主要構成を模式的に示す説
明図である。この画像形成装置10は、イエロー、マゼ
ンタ、シアンおよびブラックの4色のホットメルトイン
クによってカラー画像を形成するものである。画像形成
装置10には、図示しないモータによって回転する駆動
ローラ11と、この駆動ローラ11と一定間隔を隔てて
対向するテンションローラ12と、駆動ローラ11およ
びテンションローラ12間のやや下方寄りに設けられた
テンションローラ13とが備えられており、駆動ローラ
11、テンションローラ12およびテンションローラ1
3の周面には、無端状の中間転写ベルト20が掛けられ
ている。テンションローラ12は、テンションバネ14
によって外方へ引っ張られており、これにより、中間転
写ベルト20に一定の張力が与えられている。
施形態について図を参照して説明する。なお、以下の実
施形態では、本発明の画像形成装置として、中間転写ベ
ルトを用いた画像形成装置を代表に説明する。図1は、
本実施形態の画像形成装置の主要構成を模式的に示す説
明図である。この画像形成装置10は、イエロー、マゼ
ンタ、シアンおよびブラックの4色のホットメルトイン
クによってカラー画像を形成するものである。画像形成
装置10には、図示しないモータによって回転する駆動
ローラ11と、この駆動ローラ11と一定間隔を隔てて
対向するテンションローラ12と、駆動ローラ11およ
びテンションローラ12間のやや下方寄りに設けられた
テンションローラ13とが備えられており、駆動ローラ
11、テンションローラ12およびテンションローラ1
3の周面には、無端状の中間転写ベルト20が掛けられ
ている。テンションローラ12は、テンションバネ14
によって外方へ引っ張られており、これにより、中間転
写ベルト20に一定の張力が与えられている。
【0022】中間転写ベルト20の上面に対向する箇所
には、インクジェットヘッド30が設けられている。イ
ンクジェットヘッド30には、イエローインクを吐出す
るイエローヘッド31と、マゼンタインクを吐出するマ
ゼンタヘッド32と、シアンインクを吐出するシアンヘ
ッド33と、ブラックインクを吐出するブラックヘッド
34とが、それぞれ中間転写ベルト20の上面に対向し
て並んで設けられている。また、各ヘッドは、中間転写
ベルト20の幅方向に並んだノズルを有する、いわゆる
ラインヘッドであり、各ヘッドから吐出されるホットメ
ルトインクが中間転写ベルト20上で重ね合わせられ、
中間転写ベルト20上にカラー画像が形成される。
には、インクジェットヘッド30が設けられている。イ
ンクジェットヘッド30には、イエローインクを吐出す
るイエローヘッド31と、マゼンタインクを吐出するマ
ゼンタヘッド32と、シアンインクを吐出するシアンヘ
ッド33と、ブラックインクを吐出するブラックヘッド
34とが、それぞれ中間転写ベルト20の上面に対向し
て並んで設けられている。また、各ヘッドは、中間転写
ベルト20の幅方向に並んだノズルを有する、いわゆる
ラインヘッドであり、各ヘッドから吐出されるホットメ
ルトインクが中間転写ベルト20上で重ね合わせられ、
中間転写ベルト20上にカラー画像が形成される。
【0023】テンションローラ12の対向する箇所に
は、中間転写ベルト20の周面にシリコンオイルを塗布
するためのシリコンオイルローラ40が設けられてい
る。このシリコンオイルローラ40は、周面にシリコン
オイルが付着する材料で形成されており、図示しない移
動機構によって、図中矢印F1および矢印F2で示す方
向へ移動するようになっている。また、シリコンオイル
ローラ40が矢印F2で示す方向へ退避した位置には、
シリコンオイルローラ40の周面にシリコンオイルを付
着させるためのシリコンオイルタンク(図示省略)が設
けられている。つまり、シリコンオイルローラ40は、
中間転写ベルト20の周面にシリコンオイルを塗布する
タイミングになると、矢印F1で示す方向へ進出してシ
リコンオイルを中間転写ベルト20の周面に塗布し、そ
の塗布が終了すると、矢印F2で示す方向へ退避して、
その周面にシリコンオイルを付着させる。
は、中間転写ベルト20の周面にシリコンオイルを塗布
するためのシリコンオイルローラ40が設けられてい
る。このシリコンオイルローラ40は、周面にシリコン
オイルが付着する材料で形成されており、図示しない移
動機構によって、図中矢印F1および矢印F2で示す方
向へ移動するようになっている。また、シリコンオイル
ローラ40が矢印F2で示す方向へ退避した位置には、
シリコンオイルローラ40の周面にシリコンオイルを付
着させるためのシリコンオイルタンク(図示省略)が設
けられている。つまり、シリコンオイルローラ40は、
中間転写ベルト20の周面にシリコンオイルを塗布する
タイミングになると、矢印F1で示す方向へ進出してシ
リコンオイルを中間転写ベルト20の周面に塗布し、そ
の塗布が終了すると、矢印F2で示す方向へ退避して、
その周面にシリコンオイルを付着させる。
【0024】駆動ローラ11の図面右側には、記録用紙
Pを案内する一対の案内ローラ15が設けられており、
駆動ローラ11と対向する箇所には、案内ローラ15に
よって案内された記録用紙Pを駆動ローラ11の周面に
巻かれた中間転写ベルト20との間で加圧しながら挾ん
で送り出すための加圧ローラ16が設けられている。こ
の加圧ローラ16は、支持部材16aによって支持され
ている。加圧ローラ16による記録用紙Pの送り出し方
向には、その送り出された記録用紙Pを案内するための
ガイド部材17が設けられており、その案内方向には、
中間転写ベルト20の周面に貼り付いた記録用紙Pを剥
離するための剥離つめ18が設けられている。また、剥
離つめ18の図面左側斜め下方には、その剥離つめ18
によって剥離された記録用紙Pを図示しないトレイ上へ
排出するための一対の排出ローラ19が設けられてい
る。
Pを案内する一対の案内ローラ15が設けられており、
駆動ローラ11と対向する箇所には、案内ローラ15に
よって案内された記録用紙Pを駆動ローラ11の周面に
巻かれた中間転写ベルト20との間で加圧しながら挾ん
で送り出すための加圧ローラ16が設けられている。こ
の加圧ローラ16は、支持部材16aによって支持され
ている。加圧ローラ16による記録用紙Pの送り出し方
向には、その送り出された記録用紙Pを案内するための
ガイド部材17が設けられており、その案内方向には、
中間転写ベルト20の周面に貼り付いた記録用紙Pを剥
離するための剥離つめ18が設けられている。また、剥
離つめ18の図面左側斜め下方には、その剥離つめ18
によって剥離された記録用紙Pを図示しないトレイ上へ
排出するための一対の排出ローラ19が設けられてい
る。
【0025】次に、中間転写ベルト20の構造について
図2および図3を参照して説明する。図2は、図1に示
す画像形成装置10をインクジェットヘッド30を省い
て上方から見た説明図であり、図3(A)は、中間転写
ベルト20をシリコンオイルローラ40側から見た斜視
説明図であり、図3(B)は、中間転写ベルト20を幅
方向に切断した断面説明図である。図2および図3に示
すように、中間転写ベルト20の周面21表面の相対向
する両周縁には、その全周にわたって壁部材22がそれ
ぞれ形成されている。各壁部材22は、周面21から上
方へ盛り上がった細長い帯状にそれぞれ形成されてい
る。本実施形態では、中間転写ベルト20は、ポリイミ
ドなどの樹脂性材料によって形成されており、各壁部材
22は、ゴム性材料によって形成されている。また、図
3(B)に示すように、各壁部材22は、高さH=3m
m〜5mm、幅W=5mm〜10mmにそれぞれ形成さ
れている。さらに、各壁部材22は、細長い帯状に形成
しておき、それを耐熱性を有する樹脂性接着剤によって
中間転写ベルト20の周面21の両周縁上にそれぞれ貼
り付けることにより形成される。なお、各壁部材22
は、中間転写ベルト20と同じ材料、あるいは、シリコ
ンオイルを吸収するスポンジなどの材料によってそれぞ
れ形成することもできる。また、各壁部材22は、中間
転写ベルト20と一体形成することもできる。
図2および図3を参照して説明する。図2は、図1に示
す画像形成装置10をインクジェットヘッド30を省い
て上方から見た説明図であり、図3(A)は、中間転写
ベルト20をシリコンオイルローラ40側から見た斜視
説明図であり、図3(B)は、中間転写ベルト20を幅
方向に切断した断面説明図である。図2および図3に示
すように、中間転写ベルト20の周面21表面の相対向
する両周縁には、その全周にわたって壁部材22がそれ
ぞれ形成されている。各壁部材22は、周面21から上
方へ盛り上がった細長い帯状にそれぞれ形成されてい
る。本実施形態では、中間転写ベルト20は、ポリイミ
ドなどの樹脂性材料によって形成されており、各壁部材
22は、ゴム性材料によって形成されている。また、図
3(B)に示すように、各壁部材22は、高さH=3m
m〜5mm、幅W=5mm〜10mmにそれぞれ形成さ
れている。さらに、各壁部材22は、細長い帯状に形成
しておき、それを耐熱性を有する樹脂性接着剤によって
中間転写ベルト20の周面21の両周縁上にそれぞれ貼
り付けることにより形成される。なお、各壁部材22
は、中間転写ベルト20と同じ材料、あるいは、シリコ
ンオイルを吸収するスポンジなどの材料によってそれぞ
れ形成することもできる。また、各壁部材22は、中間
転写ベルト20と一体形成することもできる。
【0026】次に、画像形成装置10の一連の動作につ
いて図1を参照して説明する。画像形成装置10を起動
すると、駆動ローラ11の回転によって中間転写ベルト
20が回動する。続いて、シリコンオイルローラ40が
図中矢印F1で示す方向へ進出し、中間転写ベルト20
の周面にシリコンオイルを塗布する。続いて、画像形成
装置10に内蔵されたCPU、あるいは、画像形成装置
10に接続されたコンピュータなどから画像データが、
インクジェットヘッド30に出力される。続いて、イン
クジェットヘッド30が上記画像データに基づいて駆動
し、各ヘッド31ないし34から中間転写ベルト20の
周面上にホットメルトインクを吐出する。これにより、
中間転写ベルト20の周面上に塗布されたシリコンオイ
ルの上にホットメルトインクによる画像が形成されるこ
とになる。
いて図1を参照して説明する。画像形成装置10を起動
すると、駆動ローラ11の回転によって中間転写ベルト
20が回動する。続いて、シリコンオイルローラ40が
図中矢印F1で示す方向へ進出し、中間転写ベルト20
の周面にシリコンオイルを塗布する。続いて、画像形成
装置10に内蔵されたCPU、あるいは、画像形成装置
10に接続されたコンピュータなどから画像データが、
インクジェットヘッド30に出力される。続いて、イン
クジェットヘッド30が上記画像データに基づいて駆動
し、各ヘッド31ないし34から中間転写ベルト20の
周面上にホットメルトインクを吐出する。これにより、
中間転写ベルト20の周面上に塗布されたシリコンオイ
ルの上にホットメルトインクによる画像が形成されるこ
とになる。
【0027】そして、画像形成が終了すると、画像形成
装置10に備えられた記録用紙収容カセット(図示省
略)から記録用紙Pが案内ローラ15へ給紙され、その
案内ローラ15が記録用紙Pを加圧ローラ16へ案内す
る。続いて、記録用紙Pは、駆動ローラ11に巻かれた
中間転写ベルト20の周面と、加圧ローラ16の周面と
の間でニップ(挟持)されながらガイド部材17に向け
て送り出される。このとき、中間転写ベルト20の周面
上に形成されている画像が記録用紙P上に転写される。
続いて、中間転写ベルト20の周面上に貼り付いている
記録用紙Pは、分離つめ18によって剥離され、排出ロ
ーラ19によって図示しないトレイ上へ排出される。
装置10に備えられた記録用紙収容カセット(図示省
略)から記録用紙Pが案内ローラ15へ給紙され、その
案内ローラ15が記録用紙Pを加圧ローラ16へ案内す
る。続いて、記録用紙Pは、駆動ローラ11に巻かれた
中間転写ベルト20の周面と、加圧ローラ16の周面と
の間でニップ(挟持)されながらガイド部材17に向け
て送り出される。このとき、中間転写ベルト20の周面
上に形成されている画像が記録用紙P上に転写される。
続いて、中間転写ベルト20の周面上に貼り付いている
記録用紙Pは、分離つめ18によって剥離され、排出ロ
ーラ19によって図示しないトレイ上へ排出される。
【0028】そして、画像形成装置10は、画像データ
の入力を終了するまで上記動作を繰り返す。そのとき、
シリコンオイルローラ40は、記録用紙Pの1枚ごと、
あるいは、所定枚数ごとにシリコンオイルを中間転写ベ
ルト20の周面上に塗布する。この場合、中間転写ベル
ト20の両周縁上には、前述の壁部材22が全周にわた
って形成されているため、中間転写ベルト20の周面上
に塗布されたシリコンオイルが、中間転写ベルト20の
周縁から外側にはみ出ることを防止できる。つまり、中
間転写ベルト20の周縁から外側にはみ出たシリコンオ
イルが中間転写ベルト20と駆動ローラ11との間に浸
入し、中間転写ベルト20がスリップすることがない。
したがって、中間転写ベルト20のスリップによってイ
ンクジェットヘッド30から吐出されるホットメルトイ
ンクの中間転写ベルト20上における着弾位置、つまり
画像形成位置がずれてしまい、記録用紙Pに転写される
画像の品質が低下するのを防止できる。
の入力を終了するまで上記動作を繰り返す。そのとき、
シリコンオイルローラ40は、記録用紙Pの1枚ごと、
あるいは、所定枚数ごとにシリコンオイルを中間転写ベ
ルト20の周面上に塗布する。この場合、中間転写ベル
ト20の両周縁上には、前述の壁部材22が全周にわた
って形成されているため、中間転写ベルト20の周面上
に塗布されたシリコンオイルが、中間転写ベルト20の
周縁から外側にはみ出ることを防止できる。つまり、中
間転写ベルト20の周縁から外側にはみ出たシリコンオ
イルが中間転写ベルト20と駆動ローラ11との間に浸
入し、中間転写ベルト20がスリップすることがない。
したがって、中間転写ベルト20のスリップによってイ
ンクジェットヘッド30から吐出されるホットメルトイ
ンクの中間転写ベルト20上における着弾位置、つまり
画像形成位置がずれてしまい、記録用紙Pに転写される
画像の品質が低下するのを防止できる。
【0029】次に、本発明第2実施形態の画像形成装置
について図4を参照して説明する。本第2実施形態の画
像形成装置は、中間転写ベルト上の端部に溜まったシリ
コンオイルを除去できることを特徴とする。図4は、中
間転写ベルトをシリコンオイルローラ側から見た斜視説
明図である。なお、シリコンオイルを除去する構成以外
は、上述の第1実施形態と同じであるため、その説明を
省略する。図4に示すように、シリコンオイルローラ5
0の周面上の相対向する周縁には、その全周にわたって
吸収部材51がそれぞれ形成されている。本実施形態で
は、各吸収部材51は、シリコンオイルを吸収するスポ
ンジなどの材料によってそれぞれ形成されており、幅5
mm〜10mm、高さ3mm〜5mmにそれぞれ形成さ
れている。
について図4を参照して説明する。本第2実施形態の画
像形成装置は、中間転写ベルト上の端部に溜まったシリ
コンオイルを除去できることを特徴とする。図4は、中
間転写ベルトをシリコンオイルローラ側から見た斜視説
明図である。なお、シリコンオイルを除去する構成以外
は、上述の第1実施形態と同じであるため、その説明を
省略する。図4に示すように、シリコンオイルローラ5
0の周面上の相対向する周縁には、その全周にわたって
吸収部材51がそれぞれ形成されている。本実施形態で
は、各吸収部材51は、シリコンオイルを吸収するスポ
ンジなどの材料によってそれぞれ形成されており、幅5
mm〜10mm、高さ3mm〜5mmにそれぞれ形成さ
れている。
【0030】そして、シリコンオイルローラ50は、そ
の駆動タイミングになると、中間転写ベルト20の周面
に接触し、中間転写ベルト20の周面にシリコンオイル
を塗布する。このとき、各吸収部材51は、中間転写ベ
ルト20の各壁部材22の内側にそれぞれ接触し、その
接触した部分に溜まっているシリコンオイルをそれぞれ
吸収する。以上のように、本第2実施形態の画像形成装
置を使用すれば、中間転写ベルト20の周面にシリコン
オイルを塗布するごとに、中間転写ベルト20の端部に
溜まった余分なシリコンオイルを除去できる。したがっ
て、中間転写ベルト20の端部に溜まったシリコンオイ
ルが、中間転写ベルト20の周面から下方へしたたり落
ちたり、壁部材22を超えてはみ出たりするのを防止で
きるため、中間転写ベルト20のスリップ発生の防止に
万全を期すことができる。なお、中間転写ベルト20の
端部に溜まったシリコンオイルを吸収する専用のローラ
などの吸収部材をシリコンオイルローラとは別個に設
け、その吸収部材を所定のタイミングで中間転写ベルト
20の周面に対して進退させる構成でもよい。
の駆動タイミングになると、中間転写ベルト20の周面
に接触し、中間転写ベルト20の周面にシリコンオイル
を塗布する。このとき、各吸収部材51は、中間転写ベ
ルト20の各壁部材22の内側にそれぞれ接触し、その
接触した部分に溜まっているシリコンオイルをそれぞれ
吸収する。以上のように、本第2実施形態の画像形成装
置を使用すれば、中間転写ベルト20の周面にシリコン
オイルを塗布するごとに、中間転写ベルト20の端部に
溜まった余分なシリコンオイルを除去できる。したがっ
て、中間転写ベルト20の端部に溜まったシリコンオイ
ルが、中間転写ベルト20の周面から下方へしたたり落
ちたり、壁部材22を超えてはみ出たりするのを防止で
きるため、中間転写ベルト20のスリップ発生の防止に
万全を期すことができる。なお、中間転写ベルト20の
端部に溜まったシリコンオイルを吸収する専用のローラ
などの吸収部材をシリコンオイルローラとは別個に設
け、その吸収部材を所定のタイミングで中間転写ベルト
20の周面に対して進退させる構成でもよい。
【0031】次に、本発明第3実施形態の画像形成装置
について図5を参照して説明する。図5は、中間転写ベ
ルトをシリコンオイルローラ側から見た斜視説明図であ
る。なお、中間転写ベルトの構成以外は、上述の第1実
施形態と同じであるため、その説明を省略する。図5に
示すように、中間転写ベルト20の周面21上の相対向
する周縁には、その全周にわたってシリコンオイルを吸
収する吸収部材23がそれぞれ形成されている。各吸収
部材23は、中間転写ベルト20の周面21と面一な帯
状に形成されている。本実施形態では、各吸収部材23
は、シリコンオイルを吸収するスポンジなどの材料によ
って形成されている。また、各吸収部材23は、中間転
写ベルト20の周面21の相対向する周縁上を、吸収部
材23の幅方向の断面形状に削り、その削った部分に耐
熱性を有する接着剤などによって貼り付けられる。
について図5を参照して説明する。図5は、中間転写ベ
ルトをシリコンオイルローラ側から見た斜視説明図であ
る。なお、中間転写ベルトの構成以外は、上述の第1実
施形態と同じであるため、その説明を省略する。図5に
示すように、中間転写ベルト20の周面21上の相対向
する周縁には、その全周にわたってシリコンオイルを吸
収する吸収部材23がそれぞれ形成されている。各吸収
部材23は、中間転写ベルト20の周面21と面一な帯
状に形成されている。本実施形態では、各吸収部材23
は、シリコンオイルを吸収するスポンジなどの材料によ
って形成されている。また、各吸収部材23は、中間転
写ベルト20の周面21の相対向する周縁上を、吸収部
材23の幅方向の断面形状に削り、その削った部分に耐
熱性を有する接着剤などによって貼り付けられる。
【0032】以上のように、本第3実施形態の画像形成
装置を使用すれば、中間転写ベルト20の周面21上の
相対向する周縁に、その全周にわたって吸収部材23が
それぞれ形成されているため、中間転写ベルト20の周
縁から外側へはみ出ようとするシリコンオイルを吸収部
材23によって吸収することができる。したがって、中
間転写ベルト20のスリップ発生を防止できるため、画
像品質の低下を防止できる。しかも、中間転写ベルト2
0の周面21上の両端部に溜まった余分なシリコンオイ
ルも吸収部材23によって吸収できる。
装置を使用すれば、中間転写ベルト20の周面21上の
相対向する周縁に、その全周にわたって吸収部材23が
それぞれ形成されているため、中間転写ベルト20の周
縁から外側へはみ出ようとするシリコンオイルを吸収部
材23によって吸収することができる。したがって、中
間転写ベルト20のスリップ発生を防止できるため、画
像品質の低下を防止できる。しかも、中間転写ベルト2
0の周面21上の両端部に溜まった余分なシリコンオイ
ルも吸収部材23によって吸収できる。
【0033】なお、上記各実施形態では、本発明の画像
形成装置として中間転写ベルトを用いた画像形成装置を
代表に説明したが、中間転写ドラムを用いた画像形成装
置にも適用することができる。図6は、その画像形成装
置に用いられる中間転写ドラムを示す説明図である。図
6に示すように、中間転写ドラム60は円柱形状に形成
されており、その周面61の相対向する周縁には、その
全周にわたって壁部材62がそれぞれ形成されている。
各壁部材62は、周面61から上方へ盛り上がった細長
い帯状にそれぞれ形成されている。本実施形態では、中
間転写ドラム60は、ステンレスなどの金属性材料によ
って形成されており、各壁部材62は、ゴム性材料によ
って形成されている。また、各壁部材62は、高さH=
3mm〜5mm、幅W=5mm〜10mmにそれぞれ形
成されている。
形成装置として中間転写ベルトを用いた画像形成装置を
代表に説明したが、中間転写ドラムを用いた画像形成装
置にも適用することができる。図6は、その画像形成装
置に用いられる中間転写ドラムを示す説明図である。図
6に示すように、中間転写ドラム60は円柱形状に形成
されており、その周面61の相対向する周縁には、その
全周にわたって壁部材62がそれぞれ形成されている。
各壁部材62は、周面61から上方へ盛り上がった細長
い帯状にそれぞれ形成されている。本実施形態では、中
間転写ドラム60は、ステンレスなどの金属性材料によ
って形成されており、各壁部材62は、ゴム性材料によ
って形成されている。また、各壁部材62は、高さH=
3mm〜5mm、幅W=5mm〜10mmにそれぞれ形
成されている。
【0034】さらに、各壁部材62は、細長い帯状に形
成しておき、それを耐熱性を有する樹脂性接着剤によっ
て中間転写ドラム60の周面61の両周縁上にそれぞれ
貼り付けることにより形成される。なお、各壁部材62
は、中間転写ドラム60と同じ材料、あるいは、シリコ
ンオイルを吸収するスポンジなどの材料によってそれぞ
れ形成することもできる。また、各壁部材62は、中間
転写ドラム60と一体形成することもできる。さらに、
各壁部材62は、スポンジなどの材料によって周面61
と面一に形成することもできる。以上のように、中間転
写ドラム60の周面61の両周縁上には、壁部材62が
それぞれ形成されているため、周面61に塗布されたシ
リコンオイルが、周縁から外側にはみ出して中間転写ド
ラム60を駆動する駆動機構などに浸入し、その駆動機
構にスリップが発生してしまうのを防止できる。したが
って、上記中間転写ドラム60を有する画像形成装置を
使用すれば、中間転写ドラムの駆動機構のスリップによ
る画像品質の低下を防止できる。
成しておき、それを耐熱性を有する樹脂性接着剤によっ
て中間転写ドラム60の周面61の両周縁上にそれぞれ
貼り付けることにより形成される。なお、各壁部材62
は、中間転写ドラム60と同じ材料、あるいは、シリコ
ンオイルを吸収するスポンジなどの材料によってそれぞ
れ形成することもできる。また、各壁部材62は、中間
転写ドラム60と一体形成することもできる。さらに、
各壁部材62は、スポンジなどの材料によって周面61
と面一に形成することもできる。以上のように、中間転
写ドラム60の周面61の両周縁上には、壁部材62が
それぞれ形成されているため、周面61に塗布されたシ
リコンオイルが、周縁から外側にはみ出して中間転写ド
ラム60を駆動する駆動機構などに浸入し、その駆動機
構にスリップが発生してしまうのを防止できる。したが
って、上記中間転写ドラム60を有する画像形成装置を
使用すれば、中間転写ドラムの駆動機構のスリップによ
る画像品質の低下を防止できる。
【0035】ところで、上記各実施形態では、壁部材2
2を中間転写ベルト20の全周にわたって形成したが、
シリコンオイルを塗布する領域、たとえば画像形成領域
に対応する周縁にのみ形成してもよい。また、中間転写
ベルト20が一方に傾斜している場合には、低い方の周
縁にのみ壁部材22を形成してもよい。さらに、吸収部
材23の形成範囲についても上記壁部材22と同様に設
定できる。また、中間転写ドラム60の壁部材62およ
び吸収部材の形成範囲についても壁部材22と同様に設
定できる。なお、ホットメルトインクが本発明の画像形
成材料に対応し、中間転写ベルト20または中間転写ド
ラム60が回転体に対応し、シリコンオイルが離型剤に
対応し、シリコンオイルローラ40またはシリコンオイ
ルローラ50が離型剤塗布手段に対応し、インクジェッ
トヘッド30が画像形成手段に対応し、記録用紙Pが被
画像形成媒体に対応し、加圧ローラ16が画像転写手段
に対応する。また、壁部材22または壁部材62が防止
手段に対応し、吸収部材23が請求項4に記載の防止手
段に対応する。さらに、吸収部材51が本発明の吸収体
に対応し、シリコンオイルローラ50が吸収手段に対応
する。
2を中間転写ベルト20の全周にわたって形成したが、
シリコンオイルを塗布する領域、たとえば画像形成領域
に対応する周縁にのみ形成してもよい。また、中間転写
ベルト20が一方に傾斜している場合には、低い方の周
縁にのみ壁部材22を形成してもよい。さらに、吸収部
材23の形成範囲についても上記壁部材22と同様に設
定できる。また、中間転写ドラム60の壁部材62およ
び吸収部材の形成範囲についても壁部材22と同様に設
定できる。なお、ホットメルトインクが本発明の画像形
成材料に対応し、中間転写ベルト20または中間転写ド
ラム60が回転体に対応し、シリコンオイルが離型剤に
対応し、シリコンオイルローラ40またはシリコンオイ
ルローラ50が離型剤塗布手段に対応し、インクジェッ
トヘッド30が画像形成手段に対応し、記録用紙Pが被
画像形成媒体に対応し、加圧ローラ16が画像転写手段
に対応する。また、壁部材22または壁部材62が防止
手段に対応し、吸収部材23が請求項4に記載の防止手
段に対応する。さらに、吸収部材51が本発明の吸収体
に対応し、シリコンオイルローラ50が吸収手段に対応
する。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項8
に記載の発明によれば、回転体の周縁の少なくとも一方
の周縁の所定範囲に、離型剤塗布手段によって周面に塗
布された離型剤の上記周縁から外側へのはみ出しを防止
する防止手段が設けられているため、そのはみ出した離
型剤によって回転体がスリップするのを防止することが
できる。したがって、上記スリップの発生によって画像
形成位置がずれてしまい、画像転写手段によって被画像
形成媒体に転写される画像の品質が低下するのを防止で
きる。
に記載の発明によれば、回転体の周縁の少なくとも一方
の周縁の所定範囲に、離型剤塗布手段によって周面に塗
布された離型剤の上記周縁から外側へのはみ出しを防止
する防止手段が設けられているため、そのはみ出した離
型剤によって回転体がスリップするのを防止することが
できる。したがって、上記スリップの発生によって画像
形成位置がずれてしまい、画像転写手段によって被画像
形成媒体に転写される画像の品質が低下するのを防止で
きる。
【0037】また、上記回転体が、請求項6に記載の発
明のように無端状のベルトである場合には、離型剤が、
ベルトと、そのベルトを駆動する駆動ローラとの間に浸
入し、ベルトおよび駆動ローラ間にスリップが発生して
しまうのを防止できる。
明のように無端状のベルトである場合には、離型剤が、
ベルトと、そのベルトを駆動する駆動ローラとの間に浸
入し、ベルトおよび駆動ローラ間にスリップが発生して
しまうのを防止できる。
【0038】さらに、上記回転体が、請求項7に記載の
発明のように円柱形状である場合には、離型剤が、回転
体を駆動する駆動機構などに浸入し、その駆動機構にス
リップが発生してしまうのを防止できる。
発明のように円柱形状である場合には、離型剤が、回転
体を駆動する駆動機構などに浸入し、その駆動機構にス
リップが発生してしまうのを防止できる。
【0039】特に、請求項2に記載の発明によれば、上
記防止手段は、上記所定範囲に周面から盛り上がった壁
部材を形成してなるため、回転体の周面に塗布された離
型剤が、その壁部材によって回転体の周縁から外側へは
み出ることを阻止できる。
記防止手段は、上記所定範囲に周面から盛り上がった壁
部材を形成してなるため、回転体の周面に塗布された離
型剤が、その壁部材によって回転体の周縁から外側へは
み出ることを阻止できる。
【0040】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記壁部材が、離型剤を吸収する材質で形成されてなるた
め、回転体の周縁から外側へはみ出ようとする離型剤を
上記壁部材によって阻止できるとともに、周縁上に溜ま
った余分な離型剤を吸収することができる。
記壁部材が、離型剤を吸収する材質で形成されてなるた
め、回転体の周縁から外側へはみ出ようとする離型剤を
上記壁部材によって阻止できるとともに、周縁上に溜ま
った余分な離型剤を吸収することができる。
【0041】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
上記防止手段は、上記所定範囲を離型剤を吸収する材質
によって上記周面と面一に形成してなるものであるた
め、周面から盛り上がった壁部材を形成しなくても、離
型剤が回転体の周縁から外側へはみ出るのを阻止できる
とともに、周縁上に溜まった余分な離型剤を吸収するこ
とができる。
上記防止手段は、上記所定範囲を離型剤を吸収する材質
によって上記周面と面一に形成してなるものであるた
め、周面から盛り上がった壁部材を形成しなくても、離
型剤が回転体の周縁から外側へはみ出るのを阻止できる
とともに、周縁上に溜まった余分な離型剤を吸収するこ
とができる。
【0042】特に、請求項5に記載の発明によれば、上
記周面に塗布された離型剤を吸収する吸収体を少なくと
も一方の周縁の内側に当接させて周面に塗布された離型
剤を吸収体に吸収させる吸収手段が設けられてなるた
め、周面上において余剰となった離型剤を吸収すること
ができる。したがって、周面上の離型剤の量が多くな
り、上述の防止手段によっても離型剤が周縁から外側へ
はみ出るおそれのある場合や、離型剤が周面から下方へ
したたり落ちるおそれのある場合であっても、上記吸収
手段を用いることにより、そのようなおそれをなくすこ
とができる。
記周面に塗布された離型剤を吸収する吸収体を少なくと
も一方の周縁の内側に当接させて周面に塗布された離型
剤を吸収体に吸収させる吸収手段が設けられてなるた
め、周面上において余剰となった離型剤を吸収すること
ができる。したがって、周面上の離型剤の量が多くな
り、上述の防止手段によっても離型剤が周縁から外側へ
はみ出るおそれのある場合や、離型剤が周面から下方へ
したたり落ちるおそれのある場合であっても、上記吸収
手段を用いることにより、そのようなおそれをなくすこ
とができる。
【0043】そして、請求項1ないし請求項7のいずれ
か1つに記載の技術的手段は、請求項8に記載の発明の
ように、上記画像形成材料がホットメルトインクである
画像形成装置に好適に採用される。つまり、ホットメル
トインクによって回転体の周面に画像を形成し、その画
像を被画像形成媒体上に転写する画像形成装置では、回
転体の周面に付着したホットメルトインクが、その周面
から容易に離れるように、離型剤を用いることが多いた
め、前述した問題が発生し易いからである。
か1つに記載の技術的手段は、請求項8に記載の発明の
ように、上記画像形成材料がホットメルトインクである
画像形成装置に好適に採用される。つまり、ホットメル
トインクによって回転体の周面に画像を形成し、その画
像を被画像形成媒体上に転写する画像形成装置では、回
転体の周面に付着したホットメルトインクが、その周面
から容易に離れるように、離型剤を用いることが多いた
め、前述した問題が発生し易いからである。
【図1】本発明実施形態の画像形成装置の主要構成を模
式的に示す説明図である。
式的に示す説明図である。
【図2】図1に示す画像形成装置10をインクジェット
ヘッド30を除いて上方から見た説明図である。
ヘッド30を除いて上方から見た説明図である。
【図3】図3(A)は、中間転写ベルト20をシリコン
オイルローラ40側から見た斜視説明図であり、図3
(B)は、中間転写ベルト20を幅方向に切断した断面
説明図である。
オイルローラ40側から見た斜視説明図であり、図3
(B)は、中間転写ベルト20を幅方向に切断した断面
説明図である。
【図4】本発明第2実施形態の画像形成装置の中間転写
ベルトをシリコンオイルローラ側から見た斜視説明図で
ある
ベルトをシリコンオイルローラ側から見た斜視説明図で
ある
【図5】本発明第3実施形態の画像形成装置の中間転写
ベルトをシリコンオイルローラ側から見た斜視説明図で
ある
ベルトをシリコンオイルローラ側から見た斜視説明図で
ある
【図6】中間転写ドラムの説明図である。
10 画像形成装置 11 駆動ローラ 12 テンションローラ 16 加圧ローラ(画像転写手段) 18 剥離つめ 20 中間転写ベルト(回転体) 21 周面 22 壁部材(防止手段) 23 吸収部材 30 インクジェットヘッド(画像形成手段) 40 シリコンオイルローラ(離型剤塗布手段) 51 吸収部材(吸収体) 60 中間転写ドラム(回転体) P 記録用紙(被画像形成媒体)
Claims (8)
- 【請求項1】 画像形成材料によって画像が形成される
周面を有する回転体と、 この回転体の周面に離型剤を塗布する離型剤塗布手段
と、 この離型剤塗布手段によって前記離型剤の塗布された前
記周面に画像を形成する画像形成手段と、 この画像形成手段によって前記周面に形成された画像を
被画像形成媒体に転写する画像転写手段と、が備えられ
た画像形成装置において、 前記回転体の周縁の少なくとも一方の周縁の所定範囲
に、前記離型剤塗布手段によって前記周面に塗布された
離型剤の前記周縁から外側へのはみ出しを防止する防止
手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記防止手段は、前記所定範囲に周面か
ら盛り上がった壁部材を形成してなることを特徴とする
請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記壁部材が、前記離型剤を吸収する材
質で形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の
画像形成装置。 - 【請求項4】 前記防止手段は、前記所定範囲を前記離
型剤を吸収する材質によって前記周面と面一に形成して
なるものであることを特徴とする請求項1に記載の画像
形成装置。 - 【請求項5】 前記周面に塗布された離型剤を吸収する
吸収体を前記少なくとも一方の周縁の内側に当接させて
前記周面に塗布された離型剤を前記吸収体に吸収させる
吸収手段が設けられてなることを特徴とする請求項1な
いし請求項4のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記回転体は、無端ベルト形状であるこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つ
に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記回転体は、円柱形状であることを特
徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載
の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記画像形成材料が、ホットメルトイン
クであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のい
ずれか1つに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285959A JP2000094660A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285959A JP2000094660A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000094660A true JP2000094660A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17698180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10285959A Pending JP2000094660A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000094660A (ja) |
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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