JP2000092534A - 表示付き無線選択呼出受信機 - Google Patents

表示付き無線選択呼出受信機

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JP2000092534A
JP2000092534A JP10254774A JP25477498A JP2000092534A JP 2000092534 A JP2000092534 A JP 2000092534A JP 10254774 A JP10254774 A JP 10254774A JP 25477498 A JP25477498 A JP 25477498A JP 2000092534 A JP2000092534 A JP 2000092534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信情報あるいは情報メモリ部に格納済みの
長文の情報を簡素化、短縮化して表示が可能となる表示
付き無線選択呼出受信機を提供すること。 【解決手段】 受信無線信号は無線部2で復調され、制
御部4に入力され、利用者の個別呼出情報または事業者
からサービスされる共通情報を漢字仮名混じりの文型で
情報メモリ部10に格納し、かつ漢字仮名混じり文で表
示部9に表示して確認可能とする。情報メモリ部10に
格納された情報の確認時にスイッチ部13の操作により
CPU部41を介して情報メモリ部10から複数の情報
を読み出す際に、情報選択制御部42の制御によりRO
M部11の文字変換部12の指示により漢字仮名混じり
文から絵文字仮名混じり文に変換し、複数の情報をそれ
ぞれ1行で表示可能な文字数で表示し、カーソルを使用
して確認したい情報を1つ選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、利用者の個別呼
出メッセージ(以降、個別呼出情報と称する)と事業者
からサービスされる情報受信サービス(以降、共通情報
と称する)を受信する機能を持ち、個別呼出情報と複数
の種類をもつ共通情報(以降、情報と称する)のメモリ
機能を有し、利用者が必要な情報を得ることができ、か
つ情報を複数個格納できる無線選択呼出受信機(以下、
適宜単に受信機と称する)において、受信した情報ある
いは既にメモリへ格納済みの情報から必要な詳細情報を
得る際に、絵文字を使用することにより長文の受信情報
の簡素化・短縮化ができるとともに、情報内の1つの言
葉など(以下項目という)についての詳細情報も得るこ
とが可能とした表示付き無線選択呼出受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線選択呼出受信機において、多
種多様なサービスが要求され、メッセージの内容も絵文
字、漢字などにより構成されたメッセージや、英文字、
仮名文字、数字、記号などで構成されるメッセージが要
求され、メッセージも長文化する傾向にある。これ反し
て、無線選択呼出受信機の方は、小型、軽量化が要求さ
れ、メッセージを表示する表示部の表示面積に、自ずと
限界が生じる。したがって、長文のメッセージの受信時
などでは、表示部における十分な桁数の表示機能がない
場合には、必然的にメッセージの一部分があふれて表示
不能になってしまう。
【0003】そこで、たとえば、特開平10−6612
4号公報には、上記のようなメッセージの受信時に、L
CDドライバの制御能力を変えることなく、表示エリア
を拡大することにより解決することが開示されている。
この公報の場合には、無線選択呼出受信機の表示部を第
1エリアと第2エリアとに区分して受信信号に含まれる
メッセージの内容により第1表示エリアを第2エリアま
で拡張して、メッセージを表示するようにしている。
【0004】また、表示部の表示画面を大きくしたり、
メッセージの表示領域を少なくすることなく、絵情報を
見やすくするために、カラーLCDにおいて、青色で表
示された文字キャラクタの文字列の背景に表示画面いっ
ぱいに赤色で絵情報を表示する表示機能付き無線選択呼
出受信機も開示されている(特開平08−317348
号公報)。さらに、携帯ワイヤレス端末などの汎用デー
タ端末が双方向肯定応答ページャとして機能することを
可能にすることが特表平08−501432号公報に開
示されている。このように、この種の従来の表示機能付
き無線選択呼出受信機に関しては、種々開発されている
が、個別呼出情報の他に事業者からサービスされる共通
情報(スポーツ、天気、ニュースなど)も受信して、そ
の共通情報の表示を行うことが要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線選択呼出受信機において、最近では情報の数・種類
だけでなく1つの情報に含まれる情報量も多く、表示画
面に一度で表示しきれない程で、利用者が必要な受信情
報の選択および確認が容易ではないという課題がある。
【0006】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたもので、複数の情報を表示して必要
な情報を選択する際に、絵文字を用いて情報の簡略化・
短縮化を行い、1つの情報が表示できる範囲を広げるこ
とを可能とし、加えて1つの受信情報の中にある複数の
項目のそれぞれに対応する詳細情報を付加し、かつ項目
の選択、詳細情報の拡大表示設定を可能とすることによ
り、長文の情報の概略が理解できるとともに、1つの情
報内の知りたい詳細情報までもがわかるようになる表示
付き無線選択呼出受信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の表示付き無線選択呼出受信機は、受信さ
れた無線信号を変調して復調信号を出力する無線部と、
あらかじめ呼出番号が書き込まれている書込み可能なI
D−ROM部と、個別呼出情報または共通情報を表示す
る表示部と、前記個別呼出情報または共通情報を文字型
で格納する情報メモリ部と、プログラムが格納され、か
つ所定の複数の文字テーブルの表示を指定できる文字変
換部を含むROM部と、前記プログラムにしたがって作
動し、前記復調信号に前記個別呼出情報または、共通情
報が含まれていると前記情報メモリ部にその格納と前記
表示部に絵文字で表示させ、かつ前記個別呼出情報や情
報受信がない場合には前記情報メモリ部に格納されてい
る情報を読み出して前記文字変換部の指示により1行で
表示可能の絵文字に変換して前記表示部に表示する制御
部とを備えることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、ID−ROM部にあら
かじめ呼出番号を書き込んでおき、無線部で無線信号を
受信すると、この無線信号を復調し、復調信号が制御部
に入力される。制御部はROM部で書き込まれているプ
ログラムにしたがって動作し、制御部に入力された復調
信号のアドレスとID−ROM部に書き込まれている呼
出番号と一致している場合に、復調信号に利用者の個別
呼出メッセージである個別呼出情報または共通情報が含
まれていると、制御部は個別呼出情報または共通情報を
情報メモリ部に格納するとともに、表示部に絵文字でこ
の個別呼出情報または共通情報を表示する。これとは逆
に、復調信号に個別呼出情報または共通情報が含まれて
いない場合には、情報メモリ部に格納されている情報を
制御部で読み出して、文字変換部の指示により、1行で
表示可能の絵文字に変換して、表示部に表示する。
【0009】したがって、この発明では、絵文字を用い
て情報の簡略・短縮を行い1つの情報が表示できる範囲
を広げることが可能となるとともに、1つの受信情報の
中にある複数の項目のそれぞれに対応する詳細情報を付
加し、かつ項目の選択、詳細情報の拡大表示設定を可能
とすることにより、長文の情報の概略が理解でき、1つ
の情報内の知りたい詳細情報までもがわかるようにな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明による表示付き無
線選択呼出受信機の実施の形態について図面に基づき説
明する。図1はこの発明による第1実施の形態の構成を
示すブロック図である。この図1において、アンテナ部
1によって受信された無線信号は無線部2で増幅され、
復調される。復調された信号は波形整形回路部3により
制御部4で制御可能な信号に変換される。制御部4はC
PU部41を主要要素とし、ROM部11に格納されて
いるプログラムにしたがって、受信機の動作を制御す
る。
【0011】制御部4では、書き込みが可能なID−R
OM部5に予め書き込まれている呼出番号と波形整形回
路部3から制御部4に送出される復調信号の波形整形さ
れた信号中のアドレス信号とを比較する。この波形整形
された信号のアドレスとID−ROM部5に書き込まれ
ている呼出番号とが一致したときには、制御部4により
増幅回路部6を介して報知部7を駆動することにより、
利用者に呼出を報知する。また、これと同時に制御部4
は表示制御部8を経て表示部9に個別呼出情報または共
通情報を表示させる。
【0012】この発明の特徴として、上記構成に加え
て、受信した個別呼出情報あるいは共通情報を漢字仮名
混じり文などの特定の文型で格納したり、あるいは絵・
地図や住所・電話番号などの個人情報などをそのままの
形で格納する情報メモリ部(RAM部)10が制御部4
との間でデータの授受を行うようにしている。また、制
御部4により格納されている情報を読み出すROM部1
1には、情報の文型や後述する文字テーブルA、文字テ
ーブルBまたは文字テーブルCでの表示を指定できる文
字変換部12が設けられている。さらに、制御部4に
は、文字テーブルの変換を指示する情報選択制御部42
を有している。なお、この制御部4には、前記CPU部
41を介して制御するスイッチ部13、この発明の受信
機を動作させる電源14、時間を測るクロック発生器
{クロック(CLK)}15も有している。
【0013】次に、以上のように構成されたこの第1実
施の形態の動作について図2のフローチャートに沿って
説明する。複数個の情報を格納可能な受信機において、
受信待ち受け状態(ステップA1)から個別呼出情報あ
るいは共通情報の受信があったときに(ステップA
2)、受信した情報を漢字仮名混じり文などの文型で情
報メモリ部10に格納し(ステップA3)、かつその情
報を図3(図3に関しては後述する)の文字テーブルA
で示すように、漢字仮名混じり文で表示し(ステップA
4)、確認することができる(ステップA5)。
【0014】また、個別呼出や情報受信がなく(ステッ
プA2)、既に格納済みの情報を確認する場合(ステッ
プA6)には、スイッチ部13の操作によりCPU部4
1を介して情報メモリ部10から複数個の情報を読み出
す際に、その情報を情報選択制御部42の制御でROM
部11に設けた文字変換部12を駆動し、この文字変換
部12の指示により、漢字仮名混じり文から絵文字仮名
混じり文に変換し(ステップA7)、かつ複数個の情報
をそれぞれ図3における文字テーブルBに示すように、
1行で表示可能な文字数だけCPU部41の制御により
表示制御部8の駆動制御を行って、表示部9に表示する
(ステップA8)。次いで、この表示部9の画面に表示
される複数個の情報の中から確認したい情報を図示しな
いカーソルを使って1つ選ぶ(ステップA9)。
【0015】逆に、確認したい情報が表示部9の画面に
ない場合には、スイッチ部13を操作し、CPU部41
を介して表示部9の画面の情報をスクロールして必要な
情報をこの表示部9に表示させて選択する(ステップA
10)。選ばれた情報は再度文字変換部12により図3
における文字テーブルAに示すように、漢字仮名混じり
文に変換されて(ステップA11)、選択した情報のみ
を表示する(ステップA12)。
【0016】次に、受信あるいは選択した情報の中でさ
らに詳細情報を知りたい場合(ステップA13)は、ス
イッチ部13を操作して表示部9の画面上のカーソルを
動かし、表示部9の画面に表示されている情報の中から
詳細情報の知りたい項目を選択する(ステップA1
4)。選択された項目は情報選択制御部42の制御によ
る文字変換部12の指示で選択された項目に対応する文
字テーブルCに示すような詳細情報を情報メモリ部10
から読み出し(ステップA15)、その情報だけを表示
して(ステップA16)、欲しい情報を確認できる(ス
テップA17)。
【0017】次に、具体的な例を図3で示す。この図3
は図1における表示部9の表示画面を示しており、前記
テーブルA,テーブルB,テーブルCの内容を示してい
る。情報メモリ部10に格納済みの受信情報の中から必
要となる情報を得る場合、表示部9に表示された文字テ
ーブルBの複数個の絵文字仮名混じり文の情報の中から
スイッチ部100(図1におけるスイッチ部13)を使
用してカーソルを動かし、図3における文字テーブルB
に示されている情報の中から、1つの情報、たとえば斜
線を施して示す情報101(「シキュウ何々まで電話シ
テクダサイ」)を選択することになる。この情報101
において「電話」は「絵」で示されている。
【0018】この選択された情報101はそれのみが表
示され、絵文字は全てテーブルAで示すように、「至急
電話して下さい。」と表示され、普通の漢字・仮名文字
に変わる。選択された情報101の中でさらに詳細情報
を知りたい項目がある場合は、同様にスイッチ部100
を使用してカーソルを動かし、その項目102を選択す
る。選択された項目102はそれに対応する詳細情報1
03に変換され、文字テーブルCに示すように、その詳
細情報103(「山川商事(株)電話(絵で示す)12
3−4567,〒100−0001」)のみが記載され
る。
【0019】このように、第1実施の形態では、複数の
情報を表示部で表示して必要な情報を選択する際に、絵
文字を用いて情報の簡略化・短縮を行うようにしている
ので、1つの情報が表示できる範囲を広げることできる
とともに、1つの受信情報の中にある複数の項目のそれ
ぞれに対応する詳細な情報を付加して、項目の選択、詳
細情報の拡大表示設定を可能にしているから、長文の情
報の概略を理解することができ、しかも1つの情報内の
知りたい詳細情報までもわかる。これに伴い、確認する
情報の選択の容易化と、受信情報の整理化、使い勝手の
良さが向上することになる。
【0020】次に、この発明の第2実施の形態について
図4〜図7を参照して説明する。図4はこの第2実施の
形態に適用される文字テーブルA〜文字テーブルCに関
する説明図であり、メモリ部10に格納済みの情報の中
から必要となる情報を得る場合に、文字テーブルBに示
すように、複数個の漢字仮名混じり文の情報の中からス
イッチ部100を使用してカーソルを動かして1つの情
報を選択し、選択された情報201(「鈴木様の誕生日
にドレミ(食堂)へ食事に」)のみを、文字テーブルA
に示すように、「鈴木様の誕生日『祝』にドレミ食堂へ
食事に行う!。プレゼントを忘れずに。」の絵文字も含
めた漢字仮名混じり文で表示する受信機の一表示例の説
明図である。
【0021】選択された情報201の中で、詳細情報が
ある項目には項目の前後に絵文字202が付けられて表
示部に表示される(文字テーブルA)。この情報の中で
さらに必要な詳細情報を得る場合は、スイッチ部100
を使用してカーソルを動かし必要とする項目の絵文字ま
たは(絵文字+項目)を選択して、その詳細情報を得る
ことができる。また、得られる詳細情報には、個人で登
録した詳細データ、たとえば、文字テーブルC1aに示
すように、「鈴木 雅士 〒102−0001 東京都
港区六本木4−2−6 TEL 03−111−111
1」のデータだけでなく、文字テーブルC1bに示すよ
うに、「誕生日 1069年(昭和44年) 11月1
日 さそり座 血液型 O」などの友人などが登録した
情報や、文字テーブルC1cに示すように、「ドレミ
(食堂) TEL 03−111−2222 および絵
地図を含む」のごとき、第三者の提供した情報までもが
得られ、情報内容は数字や文章だけでなく絵や地図まで
もが得ることが可能である(ただし、個人で登録した情
報以外の情報は、受信した共通情報で格納済みのものに
限定される)。
【0022】図5はこの第2実施の形態の構成を示し、
詳細情報への文字テーブル変換時に、機密保持のための
暗証番号を用いた受信機のブロック図であり、また、図
6はその動産の流れを示すフローチャートである。この
図5に示す第2実施の形態では、前記図1で示した第1
実施の形態の構成に加えて新たに、制御部4内に暗証番
号設定部43が設けられている。その他の構成は図1と
同じであり、図1と同一部分には、同一符号を付して構
成の説明を省略する。この暗証番号設定部43はスイッ
チ部13の操作により、CPU部41を介して暗証番号
の設定、比較をするためのものである。
【0023】次に、図6のフローチャートに沿って図5
に示す第2実施の形態の動作について説明する。この図
6において、前記図2のフローチャートと同一処理ステ
ップでは、図2と同一スッテプ番号を付して説明する。
図6において、受信待ち受け状態(ステップA1)にス
イッチ部13を用いてCPU部41を介し暗証番号設定
部43で暗証番号を設定し、これをID−ROM部5に
格納する(ステップB1)。その後、図2で述べたステ
ップA2〜ステップA5およびステップA13の処理を
経て、選択した情報の中でさらに詳細情報を得る場合、
情報の中から必要な項目を選択した後に(ステップA1
4)、登録した暗証番号との照合をするためにスイッチ
部13を使って暗証番号を再度入力する(ステップB
2)。
【0024】これを暗証番号設定部43においてID−
ROM部5に格納した暗証番号と照合して(ステップB
3)、暗証番号が一致した場合は情報選択制御部42の
制御による文字変換部12からの指示で、情報メモリ部
10から選択した項目に対応する詳細情報を読み出して
表示する(文字テーブルC)(ステップA15)。一致
しない場合は、前画面の選択した情報のみの表示(文字
テーブルA)に戻る(ステップB2)。以下、図2で示
したフローチャートの処理手順のステップA15〜ステ
ップA17の処理を行う。また、図6において、ステッ
プA2の処理手順において、情報が受信されない場合に
は、以下、図2で示したフローチャートの処理手順のス
テップA6〜ステップA12の処理を経て、ステップA
5〜ステップA17の処理を順次行う。なお、これらの
図2のフローチャートの処理手順で述べたのと同一処理
手順についての、再度の説明を避ける。
【0025】図7はこの発明の第2実施の形態に適用さ
れ、詳細情報への文字テーブル変換時に、機密保持のた
めの暗証番号を用いた受信機の一表示例の説明図であ
る。スイッチ部100を操作して、カーソルを動かして
表示部9に表示されている文字テーブルBから選択した
情報301(全体を斜線を施して示している「シキュウ
何々まで『電話』シテクダサイ」の絵文字列)の中から
さらに詳細情報(『電話』のところは「絵」になってい
る)を知りたい項目302(「至急『会社』まで電話し
て下さい」)による文字列(『会社』の文字には斜線を
施している)を選んだときに、暗証番号を入力する画面
(ただし、文字テーブルA)304に切り替わり、これ
に各個人だけが知っている番号を入力する。
【0026】この図7の例では、「1826」のうちの
最下位の桁の数「6」には斜線を施して暗証番号が
「6」であることを示している。このように、各個人だ
けが知っている入力した暗証番号が初期に設定した番号
と一致した場合のみ、表示部9による表示画面に表示さ
れている文字テーブルCによる詳細情報305を確認す
ることが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、復調
信号に個別呼出情報または、共通情報が含まれていると
情報メモリ部にその格納と表示部に絵文字で表示させ、
かつ個別呼出情報や情報受信がない場合には情報メモリ
部に格納されている情報を読み出して文字変換部の指示
により表示可能の絵文字に変換して表示部に表示するよ
うにしたので、利用者が個別呼出情報を含む多種類・大
量の共通情報の中から必要な情報を得る際に、長文の受
信情報に絵文字を使用して画面に表示する情報の簡素化
・短縮化をし、1つの受信情報の中にある複数の項目の
それぞれに対応する詳細情報を付加し、項目の選択、詳
細情報の拡大表示を可能しているから、確認する情報の
選択が簡単で、受信情報の整理化、使い勝手が良くなる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による表示付き無線選択呼出受信機の
第1実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明による表示付き無線選択呼出受信機の
第1実施の形態の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【図3】この発明による表示付き無線選択呼出受信機の
第1実施の形態に適用される情報としての文字テーブル
の選択状況を示す説明図である。
【図4】この発明による表示付き無線選択呼出受信機の
第2実施の形態に適用される情報としての文字テーブル
の選択状況を示す説明図である。
【図5】この発明による表示付き無線選択呼出受信機の
第2実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明による表示付き無線選択呼出受信機の
第2実施の形態の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【図7】この発明による表示付き無線選択呼出受信機の
第2実施の形態に適用される詳細情報への文字テーブル
変換時に機密保持のための暗証番号を用いて表示する情
報の一表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1……アンテナ部、1a〜1c……文字テーブルC、2
……無線部、3……波形整形回路部、4……制御部、5
……ID−ROM部、6……増幅回路部、7……報知
部、8……表示制御部、9……表示部、10……情報メ
モリ部、11……ROM部、12……文字変換部、1
3,100……スイッチ部、14……電源、15……ク
ロック発生器(CLK)、41……CPU部、42……
情報選択制御部、43……暗証番号設定部、101,2
01,301……情報、102,302……項目、10
3……詳細情報、202……絵文字、304……画面。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月2日(1999.8.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の表示付き無線選択呼出受信機は、受信さ
れた無線信号を変調して復調信号を出力する無線部と、
あらかじめ呼出番号が書き込まれている書込み可能なI
D−ROM部と、個別呼出情報または共通情報を表示す
る表示部と、前記個別呼出情報または共通情報を文字型
で格納する情報メモリ部と、プログラムが格納され、か
つ所定の複数の文字テーブルの表示を指定できる文字変
換部を含むROM部と、前記プログラムにしたがって作
動し、前記復調信号に前記個別呼出情報または、共通情
報が含まれていると前記情報メモリ部にその格納と前記
表示部に絵文字で表示させ、かつ前記個別呼出情報の受
信や共通情報受信がない場合には前記情報メモリ部に格
納されている情報を読み出して前記文字変換部の指示に
より1行で表示可能の絵文字に変換して前記表示部に表
示する制御部とを備えることを特徴とする。
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月11日(1999.11.
11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記文字テーブルは、前記制御部に含ま
れる情報選択制御部により駆動される前記文字変換部の
指示により漢字仮名混じり文から絵文字仮名混じり文に
変換し、かつ複数個の情報を1行で表示可能な文字数だ
けを前記表示部に表示されることを特徴とする請求項1
記載の表示付き無線選択呼出受信機。
【請求項】 前記表示部は、複数の表示されている情
報から1つを確認する場合にはカーソルにより選択して
表示することを特徴とする請求項1乃至8に何れか1項
記載の表示付き無線選択呼出受信機。
【請求項】 前記表示部は、画面に選択表示されてい
る情報から詳細情報の表示時にスイッチ部の操作により
カーソルを移動させて詳細情報の項目の選択表示を行う
ことを特徴とする請求項1記載の表示付き無線選択呼出
受信機。
【請求項】 前記項目は、前記情報選択制御部の制御
による前記文字変換部の指示により対応する詳細情報を
前記情報メモリ部から読み出された情報だけが表示され
ることを特徴とする請求項記載の表示付き無線選択呼
出受信機。
【請求項】 前記表示部は、前記情報メモリ部に格納
されている情報の中から必要となる情報を得る場合に複
数の漢字仮名混じり文による文字テーブルの中からスイ
ッチ部を使用してカーソルを移動させることにより1つ
の情報を選択してその選択した絵文字を含めた漢字仮名
混じり文で表示することを特徴とする請求項1記載の表
示付き無線選択呼出受信機。
【請求項】 前記表示部は、選択された情報の中で詳
細情報がある項目には項目の前後に絵文字を付けて表示
することを特徴とする請求項8記載の表示付き無線選択
呼出受信機。
【請求項10】 前記表示部は、前記絵文字を付けて表
示する情報の中でさらに詳細情報を得る場合にスイッチ
部を使用してカーソルを移動させることにより必要とす
る項目の絵文字または絵文字と項目を含めた情報を選択
して表示することを特徴とする請求項1記載の表示付き
無線選択呼出受信機。
【請求項11】 前記項目の絵文字または絵文字と項目
を含めた情報は、前記情報メモリ部に格納されている文
字テーブルによる個人で登録した詳細データ、文字テー
ブルによる友人の登録した情報、文字テーブルによる第
3者の提供した情報のいずれか1つであることを特徴と
する請求項1記載の表示付き無線選択呼出受信機。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】近年、無線選択呼出受信機において、多
種多様なサービスが要求され、メッセージの内容も絵文
字、漢字などにより構成されたメッセージや、英文字、
仮名文字、数字、記号などで構成されるメッセージが要
求され、メッセージも長文化する傾向にある。これに反
して、無線選択呼出受信機の方は、小型、軽量化が要求
され、メッセージを表示する表示部の表示面積に、自ず
と限界が生じる。したがって、長文のメッセージの受信
時などでは、表示部における十分な桁数の表示機能がな
い場合には、必然的にメッセージの一部分があふれて表
示不能になってしまう。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたもので、複数の情報を表示して必要
な情報を選択する際に、絵文字を用いて情報の簡略化・
短縮化を行い、1つの情報が表示できる範囲を広げるこ
とを可能とし、加えて1つの受信情報の中にある複数の
項目のそれぞれに対応する詳細情報を付加し、かつ項目
の選択、詳細情報の拡大表示設定を可能とすることによ
り、長文の情報の概略が理解できるとともに、1つの情
報内の知りたい詳細情報までもがわかるようになり、し
かも各個人だけが知っている入力した暗証番号から初期
に設定した暗証番号と一致した場合のみ表示画面に表示
されている文字テーブルによる詳細情報を確認すること
ができる表示付き無線選択呼出受信機を提供することを
目的とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の表示付き無線選択呼出受信機は、受信さ
れた無線信号を変調して復調信号を出力する無線部と、
あらかじめ呼出番号が書き込まれ、かつ詳細情報への文
字テーブル変換時に機密保持のための暗証番号が格納さ
れる書込み可能なID−ROM部と、個別呼出情報、共
通情報、文字テーブルによる詳細情報を表示する表示部
と、前記個別呼出情報、共通情報、漢字仮名混じり文、
絵・地図や住所・電話番号などの個人情報の少なくとも
いずれかを文字型で格納する情報メモリ部と、プログラ
ムが格納され、かつ情報の文型あるい所定の複数の文字
テーブルの表示を指定できる文字変換部を含むROM部
と、前記プログラムにしたがって作動し、前記復調信号
に前記個別呼出情報または、共通情報が含まれていると
前記情報メモリ部にその格納と前記表示部に絵文字で表
示させ、かつ前記個別呼出情報の受信や共通情報受信が
ない場合にはスイッチ部の操作によりCPU部を介して
情報選択制御部により前記文字変換部を駆動して前記情
報メモリ部に格納されている複数の情報を読み出して前
記文字変換部の指示により1つの情報を漢字仮名混じり
情報から1行で表示可能の絵文字仮名混じり文字に変換
して前記CPU部の制御により前記表示部に表示すると
ともに、暗証番号設定部により前記詳細情報への文字テ
ーブル変換時に機密保持のための暗証番号を設定して前
記ID−ROM部に格納し、前記詳細情報から必要項目
の選択時に前記スイッチ部の操作により前記暗証番号と
前記ID−ROM部に格納した暗証番号とを前記情報選
択制御部により照合して一致した場合に前記情報選択制
御部の制御に基づく前記文字変換部からの指示により前
記情報メモリ部から選択した項目に対応する詳細情報を
読み出して前記表示部に表示させる制御部とを備えるこ
とを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】この発明によれば、ID−ROM部にあら
かじめ呼出番号を書き込んでおき、無線部で無線信号を
受信すると、この無線信号を復調し、復調信号が制御部
に入力される。制御部はROM部で書き込まれているプ
ログラムにしたがって動作し、制御部に入力された復調
信号のアドレスとID−ROM部に書き込まれている呼
出番号と一致している場合に、復調信号に利用者の個別
呼出メッセージである個別呼出情報または共通情報が含
まれていると、制御部は個別呼出情報または共通情報を
情報メモリ部に格納するとともに、表示部に絵文字でこ
の個別呼出情報または共通情報を表示する。これとは逆
に、復調信号に個別呼出情報の受信または共通情報が含
まれていない場合には、情報メモリ部に格納されている
複数の情報を制御部で読み出して、文字変換部の指示に
より、1行で表示可能の絵文字に変換して、表示部に表
示する。さらに、詳細情報への文字テーブル変換時に機
密保持のために暗証番号を暗証番号設定部により設定し
てID―ROMに格納し、詳細情報から必要項目の選択
時にスイッチ部を操作して情報選択制御部により暗証番
号とID―ROMに格納した暗証番号とを照合する。こ
の照合の結果、両者が一致した場合に情報選択制御部の
制御に基づいて文字変換部からの指示により情報メモリ
部から選択した項目に対応する詳細情報を読み出して表
示部に表示させる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】したがって、この発明では、絵文字を用い
て情報の簡略・短縮を行い1つの情報が表示できる範囲
を広げることが可能となるとともに、1つの受信情報の
中にある複数の項目のそれぞれに対応する詳細情報を付
加し、かつ項目の選択、詳細情報の拡大表示設定を可能
とすることにより、長文の情報の概略が理解でき、1つ
の情報内の知りたい詳細情報までもがわかるようになる
とともに、各個人だけが知っている入力した暗証番号か
ら初期に設定した暗証番号と一致した場合のみ表示画面
に表示されている文字テーブルによる詳細情報を確認す
ることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】次に、受信あるいは選択した情報の中でさ
らに詳細情報を知りたい場合(ステップA13)は、ス
イッチ部13を操作して表示部9の画面上のカーソルを
動かし、表示部9の画面に表示されている情報の中から
詳細情報の知りたい項目を選択する(ステップA1
4)。選択された項目は情報選択制御部42の制御によ
る文字変換部12の指示で選択された項目に対応する文
字テーブルCに示すような詳細情報を情報メモリ部10
から読み出し(ステップA15)、その情報だけを表示
して(ステップA16)、欲しい情報を確認できる(図
2中では、「情報の確認」で示している)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】次に、具体的な例を図3で示す。この図3
は図1における表示部9の表示画面を示しており、前記
テーブルA,テーブルB,テーブルCの内容を示してい
る。情報メモリ部10に格納済みの受信情報の中から必
要となる情報を得る場合、表示部9に表示された文字テ
ーブルBの複数個の絵文字仮名混じり文の情報の中から
スイッチ部100(図1におけるスイッチ部13)を使
用してカーソルを動かし、図3における文字テーブルB
に示されている情報の中から、1つの情報、たとえば情
報101(「シキュウ何々まで電話シテクダサイ」)を
選択することになる。この情報101において「電話」
は「絵」で示されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】このように、第1実施の形態では、複数の
情報を表示部で表示して必要な情報を選択する際に、絵
文字を用いて情報の簡略化・短縮を行うようにしている
ので、1つの情報が表示できる範囲を広げることができ
るとともに、1つの受信情報の中にある複数の項目のそ
れぞれに対応する詳細な情報を付加して、項目の選択、
詳細情報の拡大表示設定を可能にしているから、長文の
情報の概略を理解することができ、しかも1つの情報内
の知りたい詳細情報までもわかる。これに伴い、確認す
る情報の選択の容易化と、受信情報の整理化、使い勝手
の良さが向上することになる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】次に、この発明の第2実施の形態について
図4〜図7を参照して説明する。図4はこの第2実施の
形態に適用される文字テーブルA〜文字テーブルCに関
する説明図であり、情報メモリ部10に格納済みの情報
の中から必要となる情報を得る場合に、文字テーブルB
に示すように、複数個の漢字仮名混じり文の情報の中か
らスイッチ部100を使用してカーソルを動かして1つ
の情報を選択し、選択された情報201(「鈴木様の誕
生日にドレミ(食堂)へ食事に」)のみを、文字テーブ
ルAに示すように、「鈴木様の誕生日『祝』にドレミ食
堂へ食事に行う!。プレゼントを忘れずに。」の絵文字
も含めた漢字仮名混じり文で表示する受信機の一表示例
の説明図である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図5はこの第2実施の形態の構成を示し、
詳細情報への文字テーブル変換時に、機密保持のための
暗証番号を用いた受信機のブロック図であり、また、図
6はその動作の流れを示すフローチャートである。この
図5に示す第2実施の形態では、前記図1で示した第1
実施の形態の構成に加えて新たに、制御部4内に暗証番
号設定部43が設けられている。その他の構成は図1と
同じであり、図1と同一部分には、同一符号を付して構
成の説明を省略する。この暗証番号設定部43はスイッ
チ部13の操作により、CPU部41を介して暗証番号
の設定、比較をするためのものである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】これを暗証番号設定部43においてID−
ROM部5に格納した暗証番号と照合して(ステップB
3)、暗証番号が一致した場合は情報選択制御部42の
制御による文字変換部12からの指示で、情報メモリ部
10から選択した項目に対応する詳細情報を読み出して
表示する(文字テーブルC)(ステップA15)。一致
しない場合は、前画面の選択した情報のみの表示(文字
テーブルA)に戻る(ステップB2)。以下、図2で示
したフローチャートの処理手順のステップA15〜ステ
ップA16と「縦横方7の処理」を行う。また、図6に
おいて、ステップA2の処理手順において、情報が受信
されない場合には、以下、図2で示したフローチャート
の処理手順のステップA6〜ステップA12の処理を経
て、ステップA5〜ステップA17の処理を順次行う。
なお、これらの図2のフローチャートの処理手順で述べ
たのと同一処理手順についての、再度の説明を避ける。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】図7はこの発明の第2実施の形態に適用さ
れ、詳細情報への文字テーブル変換時に、機密保持のた
めの暗証番号を用いた受信機の一表示例の説明図であ
る。スイッチ部100を操作して、カーソルを動かして
表示部9に表示されている文字テーブルBから選択した
情報301(全体を斜線を施して示している「シキュウ
何々まで『電話』シテクダサイ」の絵文字列)の中から
さらに詳細情報(『電話』のところは「絵」になってい
る)を知りたい項目302(「至急『会社』まで電話し
て下さい」)による文字列(『会社』の文字には長方形
の枠で包囲して示している)を選んだときに、暗証番号
を入力する画面(ただし、文字テーブルA)304に切
り替わり、これに各個人だけが知っている番号を入力す
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】この図7の例では、「1826」のうちの
最下位の桁の数「6」には斜線を施して暗証番号が
「6」であることを示している。このように、各個人だ
けが知っている入力した暗証番号が初期に設定した番号
と一致した場合のみ、表示部9による表示画面に表示さ
れている文字テーブルCによる詳細情報303を確認す
ることが可能である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、復調
信号に個別呼出情報または、共通情報が含まれていると
情報メモリ部にその格納と表示部に絵文字で表示させ、
かつ個別呼出情報や情報受信がない場合には情報メモリ
部に格納されている情報を読み出して文字変換部の指示
により表示可能の絵文字に変換して1行で表示部に表示
するとともに、スイッチ部を操作して入力した暗証番号
とID−ROM部に格納した暗証番号との照合を情報選
択制御部により行って両者の一致時に文字変換部の指示
で情報メモリ部から選択した項目に対応する詳細情報を
読み出して表示部に表示させるようにしたので、利用者
が個別呼出情報を含む多種類・大量の共通情報の中から
必要な情報を得る際に、長文の受信情報に絵文字を使用
して画面に表示する情報の簡素化・短縮化が可能とな
り、1つの受信情報の中にある複数の項目のそれぞれに
対応する詳細情報を付加し、項目の選択、詳細情報の拡
大表示を可能しているから、確認する情報の選択が簡単
で、受信情報の整理化、使い勝手が良くなるという効果
を奏する。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信された無線信号を変調して復調信号
    を出力する無線部と、 あらかじめ呼出番号が書き込まれている書込み可能なI
    D−ROM部と、 個別呼出情報または共通情報を表示する表示部と、 前記個別呼出情報または共通情報を文字型で格納する情
    報メモリ部と、 プログラムが格納され、かつ所定の複数の文字テーブル
    の表示を指定できる文字変換部を含むROM部と、 前記プログラムにしたがって作動し、前記復調信号に前
    記個別呼出情報または、共通情報が含まれていると前記
    情報メモリ部にその格納と前記表示部に絵文字で表示さ
    せ、かつ前記個別呼出情報や情報受信がない場合には前
    記情報メモリ部に格納されている情報を読み出して前記
    文字変換部の指示により1行で表示可能の絵文字に変換
    して前記表示部に表示する制御部と、 を備えることを特徴とする表示付き無線選択呼出受信
    機。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記復調信号の入力時に
    前記ID−ROM部にあらかじめ書き込まれている呼出
    番号と変調信号のアドレス信号との一致時に報知部を駆
    動して利用者に呼出を報知することを特徴とする請求項
    1記載の表示付き無線選択呼出受信機。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、制御可能なように波形整
    形回路により波形整形された復調信号を入力することを
    特徴とする請求項1または2記載の表示付き無線選択呼
    出受信機。
  4. 【請求項4】 前記情報メモリ部は、特定の漢字仮名混
    じり文型で前記個別呼出情報を格納することを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の表示付き無線選択呼出受
    信機。
  5. 【請求項5】 前記情報メモリ部は、特定の絵、地図、
    住所、電話番号などを含む個人情報を格納することを特
    徴とする請求項1乃至4に何れか1項記載の表示付き無
    線選択呼出受信機。
  6. 【請求項6】 前記文字変換部は、情報の文型を指定す
    ることを特徴とする請求項1乃至5に何れか1項記載の
    表示付き無線選択呼出受信機。
  7. 【請求項7】 前記文字変換部は、複数の文字テーブル
    による表示を指定することを特徴とする請求項1乃至6
    に何れか1項記載の表示付き無線選択呼出受信機。
  8. 【請求項8】 前記文字テーブルは、前記制御部に含ま
    れる情報選択制御部により駆動される前記文字変換部の
    指示により漢字仮名混じり文から絵文字仮名混じり文に
    変換し、かつ複数個の情報を1行で表示可能な文字数だ
    けを前記表示部に表示されることを特徴とする請求項1
    乃至7に何れか1項記載の表示付き無線選択呼出受信
    機。
  9. 【請求項9】 前記表示部は、複数の表示されている情
    報から1つを確認する場合にはカーソルにより選択して
    表示することを特徴とする請求項1乃至8に何れか1項
    記載の表示付き無線選択呼出受信機。
  10. 【請求項10】 前記表示部は、確認したい情報が画面
    に表示されていない場合にはスイッチ部の操作により前
    記制御部に含まれるCPUを介して画面の情報をスクロ
    ールすることにより選択し、かつ画面に再度漢字仮名混
    じり文に変換して表示させることを特徴とする請求項1
    乃至9に何れか1項記載の表示付き無線選択呼出受信
    機。
  11. 【請求項11】 前記表示部は、画面に選択表示されて
    いる情報から詳細情報の表示時にスイッチ部の操作によ
    りカーソルを移動させて詳細情報の項目の選択表示を行
    うことを特徴とする請求項1乃至10に何れか1項記載
    の表示付き無線選択呼出受信機。
  12. 【請求項12】 前記項目は、前記情報選択制御部の制
    御による前記文字変換部の指示により対応する詳細情報
    を前記情報メモリ部から読み出された情報だけが表示さ
    れることを特徴とする請求項11記載の表示付き無線選
    択呼出受信機。
  13. 【請求項13】 前記表示部は、前記情報メモリ部に格
    納されている情報の中から必要となる情報を得る場合に
    複数の漢字仮名混じり文による文字テーブルの中からス
    イッチ部を使用してカーソルを移動させることにより1
    つの情報を選択してその選択した絵文字を含めた漢字仮
    名混じり文で表示することを特徴とする請求項1乃至1
    2に何れか1項記載の表示付き無線選択呼出受信機。
  14. 【請求項14】 前記表示部は、選択された情報の中で
    詳細情報がある項目には項目の前後に絵文字を付けて表
    示することを特徴とする請求項13記載の表示付き無線
    選択呼出受信機。
  15. 【請求項15】 前記表示部は、前記絵文字を付けて表
    示する情報の中でさらに詳細情報を得る場合にスイッチ
    部を使用してカーソルを移動させることにより必要とす
    る項目の絵文字または絵文字と項目を含めた情報を選択
    して表示することを特徴とする請求項14記載の表示付
    き無線選択呼出受信機。
  16. 【請求項16】 前記項目の絵文字または絵文字と項目
    を含めた情報は、前記情報メモリ部に格納されている文
    字テーブルによる個人で登録した詳細データ、文字テー
    ブルによる友人の登録した情報、文字テーブルによる第
    3者の提供した情報のいずれか1つであることを特徴と
    する請求項15記載の表示付き無線選択呼出受信機。
  17. 【請求項17】 前記制御部は、詳細情報への文字テー
    ブル変換時に機密保持のための暗証番号を設定して前記
    ID−ROM部に格納する暗証番号設定部を備えること
    を特徴とする請求項1乃至16に何れか1項記載の表示
    付き無線選択呼出受信機。
  18. 【請求項18】 前記制御部は、前記選択した情報の中
    から得た詳細情報から必要な項目の選択後に前記スイッ
    チ部を操作して入力した暗証番号と前記ID−ROM部
    に格納した暗証番号との照合を前記情報選択制御部によ
    り行い、両暗証番号が一致した場合に前記情報選択制御
    部の制御による前記文字変換部からの指示により前記情
    報メモリ部から選択した項目に対応する詳細情報を読み
    出して前記表示部に表示させることを特徴とする請求項
    17項記載の表示付き無線選択呼出受信機。
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