JP2000092427A - 情報記録再生装置の番組予約システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な操作で番組予約を行うことがで
きる情報記録再生装置の番組予約システムを提供する。 【解決手段】 外部メモリ４０からの番組情報をダウン
ロードして番組情報メモリ９０に記憶するとともに、番
組情報に含まれる音声辞書データを音声辞書メモリ５０
に記憶する。そして、予約要求があった場合には、メモ
リ９０に格納した番組情報から番組一覧を抽出し、これ
をＴＶモニタ７０に表示する。利用者は、表示された番
組一覧の中から予約したい番組を選び、タッチパネル８
０による指タッチ、またはマイク６０による番組名の音
声入力によって指定する。これにより、予約する番組が
指定されると、マイクロプロセッサ１０はメモリ９０に
記憶した番組情報より、選択された番組の記録に必要
な、日付け、時間、放送局のチャネルを含む情報を予約
情報として登録し、予約待機状態に入る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、所定の放送を受信
して記録する各種の情報記録再生装置における番組予約
システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、例えばＶＴＲによるＴＶ放送
の録画予約をする場合、専用のリモコン装置やＶＴＲ本
体の操作パネルを用いて、ＴＶ受像機の予約画面と新聞
や雑誌等による番組一覧を見ながら煩雑なキー操作を行
う必要があった。また、いわゆるＧコードを用いて、よ
り簡単に入力することも可能であるが、この場合でも、
コード入力を行うための操作が伴うものである。また、
音声認識により予約を行う方法も提供されているが、多
数の項目を順次音声により入力していくものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の番
組予約方法においては、例えば番組名等の単一項目を選
択するだけで予約を行えるような簡単な操作のものは提
供されていない。なお、これはＶＴＲに限らず、各種情
報記録再生装置において同様である。

【０００４】そこで本発明の目的は、極めて簡単な操作
で番組予約を行うことができる情報記録再生装置の番組
予約システムを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、所定の放送を受信して記録する情報記録再生
装置の番組予約システムにおいて、一定期間にわたる放
送の番組情報を記憶した番組情報記憶媒体から前記番組
情報をダウンロードする番組情報伝送手段と、前記ダウ
ンロードした番組情報を記憶する番組情報記憶手段と、
利用者に予約要求を選択させるための予約要求手段と、
前記予約要求に応じて前記番組情報記憶手段した番組情
報に含まれる番組の一覧表を表示する表示手段と、前記
表示手段に表示した番組の中から所望の番組を利用者に
選択させるための選択手段と、前記選択手段による選択
結果に基づいて、前記番組情報記憶手段に記憶した番組
情報より、選択された番組の記録に必要な、日付け、時
間、放送局のチャネルを含む情報を予約情報として登録
し、予約待機状態に入る予約制御手段とを有することを
特徴とする。

【０００６】本発明の情報記録再生装置の番組予約シス
テムでは、まず、情報記録再生装置において、番組情報
記憶媒体から一定期間にわたる放送の番組情報をダウン
ロードして、これを番組情報記憶手段に記憶しておく。
この番組情報には、番組選択のための一覧表示情報と、
各番組の予約用情報とが含まれる。そして、情報記録再
生装置に対して利用者からの予約要求があると、この予
約要求に応じて番組の一覧表を表示手段に表示する。そ
して、この一覧表に含まれる番組を利用者が選択するこ
とにより、この選択された番組に対応する予約用情報を
記憶手段より検索し、この予約用情報に含まれる、日付
け、時間、放送局のチャネル等を予約情報として登録
し、予約待機状態に入る。

【０００７】したがって、本発明の番組予約システムで
は、表示手段に表示された番組の一覧表から所望の番組
を指定するだけで、番組予約を行うことができるため、
この指定方法に、例えば音声入力やタッチパネル入力等
のような簡易な入力手段を用いることにより、コード入
力等を伴わない極めて簡単な操作で番組予約を行うこと
が可能となる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明による情報記録再生
装置の番組予約システムの実施の形態について説明す
る。なお、本実施の形態では、情報記録再生装置として
ＶＴＲとＴＶモニタとを接続したシステムを例に説明す
る。図１は、本例におけるシステム構成を示すブロック
図である。なお、図１に示す構成は、本発明の機能を実
現するための構成を示すものであり、通常のＶＴＲ等と
して機能するための構成は省略している。

【０００９】図１において、外部メモリ４０は、例えば
メモリラベルやメモリスティック等のような記憶媒体に
番組情報を記憶したものである。この番組情報は、１週
間分あるいは１カ月分等の一定期間の番組に関する番組
表と、各番組を予約するために必要な、日付け、時間、
放送局のチャネルを含む予約情報と、各番組のタイトル
等の音声認識に必要な音声辞書のデータとを含むもので
ある。

【００１０】この外部メモリ４０は、例えばＶＴＲ本体
に設けられた専用の読取り装置、あるいはＶＴＲ本体と
ケーブル接続された専用の読取り装置にセットされるこ
とにより、または、ＶＴＲ本体と外部メモリ４０との間
に設けた無線伝送手段により、この外部メモリ４０に記
憶した番組情報がＶＴＲ本体側にダウンロードされ、マ
イクロプロセッサ２０に取り込まれるようになってい
る。マイクロプロセッサ２０は、外部メモリ４０からダ
ウンロードされた情報に基づいて、音声辞書の管理や音
声認識のための制御を行うものである。外部メモリ４０
からダウンロードされた番組情報は、番組情報メモリ９
０に書き込まれる。また、番組情報に含まれる音声辞書
のデータは、音声辞書メモリ５０に書き込まれる。

【００１１】マイクロプロセッサ２０は、定期的な動
作、あるいは一定条件（例えば外部メモリ４０側からの
要求や、マイクロプロセッサ２０側でダウンロードが可
能な状態となった等）に基づいて、外部メモリ４０から
番組情報をダウンロードし、新たにダウンロードした番
組情報に基づいて、既に記憶している番組情報を適宜更
新するものである。外部メモリ４０は、新しい番組情報
を記憶したものと適宜交換されるものとする。なお、番
組情報記憶媒体としては、本例のような単体の外部メモ
リ４０を想定するのではなく、例えば各種のネットワー
クによる無線または有線通信媒体を用いて番組情報を受
信するような方法を採用することも可能である。

【００１２】また、音声認識ＩＣ３０は、マイク６０か
ら入力された利用者の音声を、音声辞書メモリ５０を参
照して認識し、認識結果をマイクロプロセッサ２０に入
力するものである。マイクロプロセッサ２０は、音声認
識ＩＣ３０からの認識信号に基づいて、マイク６０から
の音声入力による予約要求や番組名を特定する処理を行
う。

【００１３】一方、マイクロプロセッサ１０は、本例に
おけるＶＴＲとＴＶモニタのセット全体を制御するメイ
ンのマイクロプロセッサであり、特に本例では、ＴＶモ
ニタ７０への番組一覧表の表示と、このＴＶモニタ７０
に設置されたタッチパネル８０等の入力装置による予約
番組の指定作業、さらには予約された番組のタイマコン
トロール等を制御するものである。

【００１４】図２は、本例の番組予約システムの動作を
示すフローチャートである。まず、システムのスタンバ
イ状態（ステップ＃１０）において、マイクロプロセッ
サ２０は、外部メモリ４０からの番組情報（番組表デー
タ）が送られてくるか否かを監視している（ステップ＃
１１）。そして、番組情報が送られてきた場合には、既
に記憶されている番組情報と比較し、更新部分の番組情
報のみを保存する（ステップ＃１２）。また、同時に音
声辞書データについても更新作業を行い、音声認識に対
応できるようにする（ステップ＃１３）。なお、上述し
た番組情報のダウンロードは、マイクロプロセッサ２０
側からの要求に応じて行うようにしてもよい。

【００１５】また、以上のような動作と同時に、予約要
求（予約コマンド）があったかどうか監視する（ステッ
プ＃１４）。この予約要求は、所定のキー操作や特定の
音声入力によって行うものとする。そして、予約要求が
あった場合には、メモリ９０に格納した番組情報から番
組一覧を抽出し、これをＴＶモニタ７０に表示する（ス
テップ＃１５）。なお、この表示は、例えばＬＣＤ表示
部を有するシステムにおいては、ＬＣＤ表示部に表示し
てもよい。

【００１６】また、表示する番組一覧としては、一定期
間の全番組を表示するのではなく、例えば特定のジャン
ル毎に表示したり、特定のチャネル毎に表示したり、特
定の日付け毎に表示したりしてもよい。この場合、利用
者は、予約要求とともに、ジャンル、チャネル、日付け
等を指定するものとする。

【００１７】次に、利用者は、表示された番組一覧の中
から予約したい番組を選び、タッチパネル８０またはマ
イク６０によって指定する（ステップ＃１６、＃１
７）。すなわち、タッチパネル８０は、番組一覧の表示
画面に対応して配置されており、各番組名を手指等で指
示することで、予約したい番組を指定できる。また、番
組一覧で表示された番組名をマイク６０より入力するこ
とで、予約したい番組を指定できる。なお、番組一覧に
よる番組名の表示は、利用者が明瞭に発音できるよう
に、簡略化したものを表示するようにしてもよい。ま
た、１つの番組一覧の中で同一の番組が２回以上放送さ
れるような場合には、例えば番組名の後に番号を付して
区別するようにしてもよい。

【００１８】上述のようにして、予約する番組が指定さ
れると、マイクロプロセッサ１０はメモリ９０に記憶し
た番組情報より、選択された番組の記録に必要な、日付
け、時間、放送局のチャネルを含む情報を予約情報とし
て登録し、予約待機状態に入る（ステップ＃１８）。以
上のようにして、極めて簡単な操作により、番組予約を
行うことができる。なお、以上の例は、ＶＴＲによる番
組予約を行う場合について説明したが、本発明はこれに
限らず、例えば、日付け予約のできる衛星放送チュー
ナ、ＴＶ受像機、ラジカセ、セットステレオ、ディスク
記録装置等の番組予約システムとしても同様に適用し得
るものである。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したように本発明の番組予約シ
ステムでは、番組情報記憶媒体から一定期間にわたる放
送の番組情報をダウンロードして記憶しておき、利用者
からの予約要求に応じて番組の一覧表を表示し、この一
覧表に含まれる番組を利用者が選択することにより、こ
の選択された番組に対応する予約用情報を番組情報から
検索し、その番組の日付け、時間、放送局のチャネル等
を予約情報として登録し、予約待機状態に入るようにし
た。

【００２０】このため、表示された番組の一覧表から所
望の番組を指定するだけで、番組予約を行うことができ
るため、コード入力等を伴わない極めて簡単な操作で番
組予約を行うことが可能となる。また、番組を指定する
だけで予約できるので、従来のように、日付けの間違い
や午前、午後の時間の間違い等をなくすことができ、予
約の確実性を増すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の番組予約システムの構成例を示すブロ
ック図である。

【図２】図１に示す番組予約システムの動作例を示すフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１０、２０……マイクロプロセッサ、３０……音声認識
ＩＣ、４０……外部メモリ、５０……音声辞書メモリ、
６０……マイク、７０……ＴＶモニタ、８０……タッチ
パネル、９０……番組情報メモリ。

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の放送を受信して記録する情報記録
   再生装置の番組予約システムにおいて、 一定期間にわたる放送の番組情報を記憶した番組情報記
   憶媒体から前記番組情報をダウンロードする番組情報伝
   送手段と、 前記ダウンロードした番組情報を記憶する番組情報記憶
   手段と、 利用者に予約要求を選択させるための予約要求手段と、 前記予約要求に応じて前記番組情報記憶手段に記憶した
   番組情報に含まれる番組の一覧表を表示する表示手段
   と、 前記表示手段に表示した番組の中から所望の番組を利用
   者に選択させるための選択手段と、 前記選択手段による選択結果に基づいて、前記番組情報
   記憶手段に記憶した番組情報より、選択された番組の記
   録に必要な、日付け、時間、放送局のチャネルを含む情
   報を予約情報として登録し、予約待機状態に入る予約制
   御手段と、 を有することを特徴とする情報記録再生装置の番組予約
   システム。
2. 【請求項２】 前記表示手段は、放送再生用の表示手段
   であることを特徴とする請求項１記載の情報記録再生装
   置の番組予約システム。
3. 【請求項３】 前記番組情報伝送手段による番組情報の
   ダウンロードは、接触式の情報伝送によって行われるこ
   とを特徴とする請求項１記載の情報記録再生装置の番組
   予約システム。
4. 【請求項４】 前記番組情報伝送手段による番組情報の
   ダウンロードは、非接触式の情報伝送によって行われる
   ことを特徴とする請求項１記載の情報記録再生装置の番
   組予約システム。
5. 【請求項５】 前記番組情報伝送手段による番組情報の
   ダウンロードは、一定期間毎または前記情報記録再生装
   置における一定の条件に基づいて自動的に実行されるこ
   とを特徴とする請求項１記載の情報記録再生装置の番組
   予約システム。
6. 【請求項６】 前記予約要求手段には、前記表示手段に
   表示させる番組のジャンルを指定する手段を含み、前記
   表示手段には、ジャンル毎に番組の一覧を表示させるこ
   とを特徴とする請求項１記載の情報記録再生装置の番組
   予約システム。
7. 【請求項７】 前記予約要求手段には、前記表示手段に
   表示させる番組の放送局のチャネルを指定する手段を含
   み、前記表示手段には、チャネル毎に番組の一覧を表示
   させることを特徴とする請求項１記載の情報記録再生装
   置の番組予約システム。
8. 【請求項８】 前記予約要求手段には、前記表示手段に
   表示させる番組の日付けを指定する手段を含み、前記表
   示手段には、日付け毎に番組の一覧を表示させることを
   特徴とする請求項１記載の情報記録再生装置の番組予約
   システム。
9. 【請求項９】 前記番組情報記憶手段に記憶した番組情
   報を更新する更新手段を有することを特徴とする請求項
   １記載の情報記録再生装置の番組予約システム。
10. 【請求項１０】 前記選択手段には、利用者の音声を入
    力して認識する手段を含み、利用者は前記表示手段に表
    示した番組の中から所望の番組を音声入力することによ
    り番組の選択を行うことを特徴とする請求項１記載の情
    報記録再生装置の番組予約システム。
11. 【請求項１１】 前記選択手段には、前記表示手段に配
    置されるタッチパネルを含み、利用者は前記表示手段に
    表示した番組の中から所望の番組をタッチパネルで指示
    することにより番組の選択を行うことを特徴とする請求
    項１記載の情報記録再生装置の番組予約システム。
12. 【請求項１２】 前記予約要求手段には、利用者の音声
    を入力して認識する手段を含み、利用者は所定の音声入
    力により予約要求を行うことを特徴とする請求項１１記
    載の情報記録再生装置の番組予約システム。