JP2000092321A - ハーフトーン生成装置およびハーフトーン生成方法 - Google Patents

ハーフトーン生成装置およびハーフトーン生成方法

Info

Publication number
JP2000092321A
JP2000092321A JP10254785A JP25478598A JP2000092321A JP 2000092321 A JP2000092321 A JP 2000092321A JP 10254785 A JP10254785 A JP 10254785A JP 25478598 A JP25478598 A JP 25478598A JP 2000092321 A JP2000092321 A JP 2000092321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
threshold
halftone
register
threshold data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10254785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3890764B2 (ja
Inventor
Koji Adachi
康二 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP25478598A priority Critical patent/JP3890764B2/ja
Priority to US09/389,048 priority patent/US6930800B1/en
Publication of JP2000092321A publication Critical patent/JP2000092321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3890764B2 publication Critical patent/JP3890764B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値画像データからハーフトーンデータを生
成する装値において、高速な処理を可能とする構成を提
供する。 【解決手段】 閾値マトリクスメモリから読み出される
閾値データを処理走査ラインが終了するまで再利用可能
なように処理に適用する全閾値データをレジスタに取り
込み、これを選択的に複数の比較手段に出力し、並列的
な比較処理を実行する。レジスタにセットされた閾値デ
ータは順次シフトされ、繰り返して使用される。また、
比較処理の間に次走査ラインの閾値データがレジスタに
取り込まれ、一走査ラインの処理が終了すると次の走査
ラインの比較処理がパイプライン処理として実行され
る。閾値データのメモリからの読み出しは処理する走査
ライン毎に一回すればよく、また、前ラインのハーフト
ーンデータ生成中の読み出しが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値画像データを
2値画像データに電子的に変換するハーフトーン生成装
置および方法に関するものであり、特に高精細の印刷処
理装置に対して高速にハーフトーンデータを供給するハ
ーフトーン生成装置およびハーフトーン生成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 カラー画像を印刷する印刷処理装置
は、一般にC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロ
ー),K(黒)の4版に分解され、それぞれの色版には
多値画像データが格納される。各色版の多値画像データ
は、閾値マトリクスデータと比較され、2値画像データ
に変換される。各色毎の2値画像データに基づいて、ハ
ーフトーン印刷が行われ、カラー画像が生成される。
【0003】従来オフセット印刷等において、デジタル
的にハーフトーン画像を形成するためには、イメージセ
ッタと呼ばれる高分解能のレーザー記録装置で、感光フ
ィルム上にハーフトーン画像を形成した後、PS版(p
resensitizedplate)等に焼き付ける
のが一般的である。このイメージセッタ方式では、上記
したようにハーフトーンの形成はオフラインで行われ、
ハーフトーン形成に関し高速性は要求されないため、一
般的にハーフトーン形成は、イメージセッタに内蔵され
たCPU(中央演算処理装置)を使って処理される。即
ち、CPUによって多値画像データと閾値マトリクスデ
ータの比較演算が行われ、結果がイメージセッタのメモ
リに記録される。ページ単位あるいはジョブ単位のハー
フトーン形成が終了すると、メモリに記録されたハーフ
トーンデータが順次読み出され、レーザーの感光フィル
ム上への記録が行われる。
【0004】一方、電子写真方式の印刷処理装置におい
ても、近年の情報の電子化、記録装置のカラー化、高解
像度化にともない、ハーフトーン画像をデジタル的に形
成することが一般的になりつつある。この電子写真方式
では、上記した一般的な印刷とは異なり、記録装置の出
力にあわせて、多値画像データから連続的にハーフトー
ン画像を形成する必要がある。このため、電子写真方式
の印刷処理装置のハーフトーン形成に関しては、CPU
処理ではなく、ハードウェア処理が一般的である。
【0005】図2に従来の代表的なハーフトーン形成に
関するハードウェア構成を示す。図2において、入力多
値画像データ1の画素位置に応じて、アドレス発生部8
において比較する閾値マトリクスデータのアドレスが計
算され、アドレスが閾値マトリクスデータを格納した閾
値マトリクスデータメモリ2’に出力される。閾値マト
リクスデータメモリ2’では、入力多値画像データに対
応した閾値データ9がコンパレータ6’に出力され、2
値画像データ7’としてハーフトーンデータが出力され
る。
【0006】また、上記電子写真方式の印刷処理装置の
ための閾値マトリクスデータとしては、有理正接(Ra
tional Tangent)と呼ばれる方式が一般
的で、閾値データは比較的小さなマトリクスで構成さ
れ、カラー印刷の各色版の角度、線数の自由度は比較的
小さいという問題があった。しかしながら、電子写真方
式の印刷処理装置においても、近年の高画質化の要求に
ともない、記録装置が高解像度化し、従来イメージセッ
タで利用されてきたマトリクスサイズが大きく、角度、
線数の自由度が高い、スーパーセル方式、マルチユニッ
トエリア方式によるハーフトーン化が可能になってき
た。
【0007】また、図2の方式のハーフトーン形成で
は、従来印刷処理装置の印刷処理で多値画像データを生
成し、記録装置でレーザー露光する直前でハーフトーン
化するのが一般的であったが、上記高解像度化にともな
い、イメージセッタに比較して低価格の電子写真方式の
印刷処理装置では、多値画像データを格納しておくため
のメモリのコストが問題となっている。さらに、大量の
多値画像データを印刷処理部から記録装置へ高速にデー
タ転送すること、高速の記録装置の記録速度の応じて高
速にハーフトーンデータを生成することも問題となって
いる。
【0008】上記最初の2つの問題に対しては、印刷処
理部においてハーフトーン化することが一つの解決手段
として考案される。即ち、予め多値画像データをハーフ
トーンデータ化し、2値データとしてメモリに格納し、
記録装置へ出力することにより、メモリ容量、データ転
送速度とも8分の1に低減する。しかしながら、最後の
問題である高速のハーフトーンデータ生成は問題として
残る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】高速にハーフトーンデ
ータを生成する技術を開示した文献としては、特開平6
―6606号公報がある。特開平6―6606号は、閾
値マトリクスデータのメモリとは別に閾値マトリクスデ
ータの1ライン分を複数の高速メモリに交互に転送し、
ハーフトーン処理は高速メモリから閾値データを読み出
すことで実行されることが記載されている。しかしなが
ら、特開平6―6606は、少ない高速メモリで高速に
ハーフトーン生成を行うことを狙いとしたもので、基本
的に図2の構成と変わらず、飛躍的な処理の高速化を期
待することはできない。
【0010】高速にハーフトーンデータを生成するため
の他のアイデアとして、図2に示すようなハーフトーン
データ生成ハードウェアを複数設け、複数個のハードウ
ェアを並行動作させることでハーフトーン処理を実行す
ることが考案される。このような並列動作方式において
は、コンパレータ等の論理演算部に関しては、近年のA
SIC技術の進歩により大規模、且つ高速の回路が提供
されるようになり、容易に実現できる。しかしながら、
閾値データの読み出しは、一般的にメモリアクセス時間
はコンパレータのような単純な論理演算に比べて遅いこ
と、および復数の閾値データを同時に読み出すためのデ
ータ線が多数必要となる等の課題があり、閾値データの
読み出しの高速化が解決されず、このことが本方式のボ
トルネックとなる。
【0011】本発明は、上記従来技術における各種の課
題を解決するためになされたものであり、複数のハーフ
トーンデータを生成するハードウェアにおいてボトルネ
ックとなる閾値データの出力を高速に提供できる技術を
提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のハーフトーン生成装置は、画素の多値画像
データと閾値マトリクスデータとの比較に基づいて画素
のハーフトーンデータを生成するハーフトーン生成装置
において、閾値マトリクスデータを記憶する閾値マトリ
クスデータ記憶手段と、閾値マトリクスデータ記憶手段
から一走査ラインのハーフトーンデータ生成処理に適用
する全ての閾値データの読み出しを行う閾値データ読み
出し手段と、読み出された一走査ラインのハーフトーン
データ生成処理に適用する全ての閾値データを保持する
第1レジスタ手段と、第1レジスタ手段に保持された一
走査ラインのハーフトーンデータ生成処理に適用する全
ての閾値データから複数の閾値データを選択し出力する
閾値データ選択手段と、閾値データ選択手段により選択
出力された複数の閾値データと複数画素の多値画像デー
タとの複数の比較処理を並列に行い、複数画素のハーフ
トーンデータの並列生成処理を実行する複数の比較手段
とを備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、本発明のハーフトーン生成装置
は、描画オブジェクトを単位として、画素の多値画像デ
ータと閾値マトリクスデータとの比較に基づいて画素の
ハーフトーンデータを生成するハーフトーン生成装置に
おいて、閾値マトリクスデータを記憶する閾値マトリク
スデータ記憶手段と、閾値マトリクスデータ記憶手段か
ら一走査ラインのハーフトーンデータ生成処理に適用す
る全ての閾値データを描画オブジェクトの開始位置に応
じて読み出す閾値データ読み出し手段と、読み出された
一走査ラインのハーフトーンデータ生成処理に適用する
全ての閾値データを保持する第1レジスタ手段と、第1
レジスタ手段に保持された一走査ラインのハーフトーン
データ生成処理に適用する全ての閾値データから複数の
閾値データを選択し出力する閾値データ選択手段と、閾
値データ選択手段により選択出力された複数の閾値デー
タと複数画素の多値画像データとの複数の比較処理を並
列に行い、複数画素のハーフトーンデータの並列生成処
理を実行する複数の比較手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】さらに、本発明のハーフトーン生成装置に
おいて、データ読み出し手段は、ハーフトーンデータ生
成処理が実行されている走査ラインの次に処理すべき次
走査ラインのハーフトーンデータ生成処理に適用する全
ての閾値データを保持する第2レジスタ手段を有し、閾
値データ読み出し手段は、閾値マトリクスデータ記憶手
段から次走査ラインのハーフトーンデータ生成処理に適
用する全ての閾値データの読み出しを行い、第2レジス
タ手段に出力し、第2レジスタ手段が保持する閾値デー
タを第1のレジスタ手段に出力する構成を有することを
特徴とする。
【0015】さらに、本発明のハーフトーン生成装置
は、複数の比較手段における複数画素のハーフトーンデ
ータの並列生成処理と、閾値データ読み出し手段におけ
る、閾値マトリクスデータ記憶手段から次走査ラインの
ハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値デー
タの読み出し、および第2レジスタ手段への出力処理と
は並列動作する構成であることを特徴とする。
【0016】さらに、本発明のハーフトーン生成装置に
おいて、閾値データ選択手段は、比較手段において並列
に生成されるハーフトーンデータ数に等しい複数のセレ
クタ回路を備え、該セレクタ回路各々の入力は比較手段
において並列生成されるハーフトーンデータ数に等しい
数の間隔毎に第1レジスタ手段の出力と接続され、該セ
レクタ回路各々の出力は並列に生成されるハーフトーン
の画素位置に応じて切換えが行われる構成を有すること
を特徴とする。
【0017】さらに、本発明のハーフトーン生成装置に
おいて、第1レジスタ手段は、保持された閾値データを
循環的にシフトするシフト回路を備え、シフト回路は、
各セレクタ回路を介して前記比較手段に出力されない第
1レジスタ手段中の閾値データ数分のシフトを行う構成
を有することを特徴とする。
【0018】さらに、本発明のハーフトーン生成装置に
おいて、第1レジスタ手段は、前段の第1レジスタおよ
び後段の第1レジスタの2段構成のレジスタで構成さ
れ、セレクタ回路各々の入力は比較手段において並列生
成されるハーフトーンデータ数に等しい数の間隔毎に後
段の第1のレジスタの出力と接続され、前段の第1レジ
スタは、保持された閾値データを循環的にシフトするシ
フト回路を備え、該シフト回路は、各セレクタ回路を介
して前記比較手段に出力されない後段の第1レジスタの
閾値データ数分のシフトを前段の第1レジスタにおいて
実行する構成を有し、前段の第1レジスタ手段において
シフト処理された閾値データが後段の第1レジスタに出
力される構成を有することを特徴とする。
【0019】さらに、本発明のハーフトーン生成装置
は、複数の比較手段における複数画素のハーフトーンデ
ータの並列生成処理と、前段の第1レジスタにおける閾
値データのシフト処理とは並列動作する構成であること
を特徴とする。
【0020】さらに、本発明のハーフトーン生成装置に
おいて、閾値データ読み出し手段は、第2レジスタ手段
に閾値データのシフト量を指示するシフト信号を出力す
る構成を有し、シフト信号は、描画オブジェクトの描画
開始位置と閾値データの格納位置を一致させるシフト量
を示すことを特徴とする。
【0021】さらに、本発明のハーフトーン生成装置に
おいて、第2レジスタ手段は、前段の第2レジスタおよ
び後段の第2レジスタの2段構成のレジスタ手段で構成
され、閾値マトリクスデータ記憶手段から読み出された
閾値データは前段の第2レジスタに保持された後、後段
の第2レジスタに出力され、閾値データ読み出し手段
は、後段の第2レジスタに閾値データのシフト量を指示
するシフト信号を出力する構成を有し、後段の第2レジ
スタはシフト信号に応じて保持された閾値データのシフ
トを実行し、後段の第2レジスタにおいてシフトされた
閾値データを第1レジスタ手段に出力する構成を有する
ことを特徴とする。
【0022】さらに、本発明のハーフトーン生成装置
は、複数の比較手段における複数画素のハーフトーンデ
ータの並列生成処理と、後段の第2レジスタにおける閾
値データのシフト処理とは並列動作する構成であること
を特徴とする。
【0023】さらに、本発明のハーフトーン生成装置に
おいて、閾値データ読み出し手段は、処理対象となる走
査ラインにおける描画オブジェクトの画素数に応じて、
閾値マトリクスデータ記憶手段から読み出される閾値デ
ータ数を制御する構成を有することを特徴とする。
【0024】さらに、本発明のハーフトーン生成装置に
おいて、閾値データ読み出し手段は、閾値マトリクスデ
ータ記憶手段から複数の閾値データを同時に読み出す構
成であることを特徴とする。
【0025】さらに、本発明のハーフトーン生成方法
は、画素の多値画像データと閾値マトリクスデータとの
比較に基づいて画素のハーフトーンデータを生成するハ
ーフトーン生成方法において、閾値マトリクスデータ記
憶手段から一走査ラインのハーフトーンデータ生成処理
に適用する全ての閾値データの読み出しを行う閾値デー
タ読み出しステップと、読み出された一走査ラインのハ
ーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値データ
を第1レジスタ手段に保持するステップと、第1レジス
タ手段に保持された一走査ラインのハーフトーンデータ
生成処理に適用する全ての閾値データから複数の閾値デ
ータを選択し出力する閾値データ選択ステップと、閾値
データ選択ステップにおいて選択出力された複数の閾値
データと複数画素の多値画像データとの複数の比較処理
を並列に行い、複数画素のハーフトーンデータの並列生
成処理を実行する複数の比較手段における比較ステップ
とを有することを特徴とする。
【0026】さらに、本発明のハーフトーン生成方法
は、描画オブジェクトを単位として、画素の多値画像デ
ータと閾値マトリクスデータとの比較に基づいて画素の
ハーフトーンデータを生成するハーフトーン生成方法に
おいて、閾値マトリクスデータ記憶手段から一走査ライ
ンのハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値
データを描画オブジェクトの開始位置に応じて読み出す
閾値データ読み出しステップと、読み出された一走査ラ
インのハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾
値データを第1レジスタ手段に保持するステップと、第
1レジスタ手段に保持された一走査ラインのハーフトー
ンデータ生成処理に適用する全ての閾値データから複数
の閾値データを選択し出力する閾値データ選択ステップ
と、閾値データ選択ステップにおいて選択出力された複
数の閾値データと複数画素の多値画像データとの複数の
比較処理を並列に行い、複数画素のハーフトーンデータ
の並列生成処理を実行する複数の比較手段における比較
ステップとを有することを特徴とする。
【0027】さらに、本発明のハーフトーン生成方法に
おいて、閾値データ読み出し手段は、ハーフトーンデー
タ生成処理が実行されている走査ラインの次に処理すべ
き次走査ラインのハーフトーンデータ生成処理に適用す
る全ての閾値データを閾値マトリクスデータ記憶手段か
ら読み出しを行い、第2レジスタ手段に出力し、第2レ
ジスタ手段が保持する閾値データを第1のレジスタ手段
に出力することを特徴とする。
【0028】さらに、本発明のハーフトーン生成方法に
おいて、複数の比較手段における複数画素のハーフトー
ンデータの並列生成処理と、閾値データ読み出し手段に
おける、閾値マトリクスデータ記憶手段から次走査ライ
ンのハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値
データの読み出し、および第2レジスタ手段への出力処
理とは並列動作により実行することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
るハーフトーン生成装置およびハーフトーン生成方法に
ついて説明する。
【0030】
【実施例】[実施例1]図1は本発明によるハーフトー
ン生成装置の原理構成を示すブロック図である。同図に
おいて、本発明によるハーフトーン生成装置は、閾値マ
トリクスデータ記憶手段2と、閾値データ読み出し手段
3と、レジスタ手段4と、閾値データ選択手段5と、複
数の比較手段6とから構成され、入力多値画像データ1
を2値画像データ7に変換して出力する。
【0031】閾値マトリクスデータ記憶手段2は、入力
される多値画像データ1を2値化する閾値データを格納
するためのメモリである。本発明で対象とする閾値マト
リクスデータは、例えば、高解像度の記録装置に対応す
る大サイズのマトリクスデータで、例えば、スーパーセ
ル方式、マルチユニットエリア方式で生成された、複数
の網点セルで構成されるものである。スーパーセル方式
に関しては、ピーター・フィンク著、株式会社エムディ
エヌコーポレーション発行、書名「ポストスクリプト・
スクリーニング」に記載されている。マルチユニットエ
リア方式に関しては、日本印刷学会誌,Vol31,p
p31〜39(1994)に記載されている。また、閾
値マトリクスデータのメモリへの格納は、同時にアクセ
スされる閾値データ数に応じて、複数閾値データが同時
に出力されるよう、例えば32bit単位、64bit
単位で出力されるよう構成されている。
【0032】閾値データ読み出し手段3は、入力される
多値画像データ1の走査信号に基づき、閾値マトリクス
データ記憶手段2より当該走査ラインに対する全ての閾
値データ、すなわち一走査ラインのハーフトーンデータ
生成処理に適用する全ての閾値データを読み出し、後段
のレジスタ手段4に同時転送できるよう閾値データを順
次保持するよう構成されている。また、閾値データ読み
出し手段3は、閾値データをレジスタ手段4に転送した
後、次走査ラインに対する全ての閾値データ、すなわち
次走査ラインのハーフトーンデータ生成処理に適用する
全ての閾値データを読み出すよう構成されている。
【0033】レジスタ手段4は、閾値データ読み出し手
段3より出力された走査ラインに対する全ての閾値デー
タを、当該走査ラインの2値化処理が終了するまで保持
するものである。さらに、本発明では複数画素を複数の
比較手段6において、同時に2値化処理を行うよう構成
され、レジスタ手段4に保持された閾値データもまた、
同時に複数比較手段に出力されるが、この出力を繰り返
した結果発生する余りの閾値データ数分のシフトをレジ
スタ4において行っている。すなわちレジスタ手段4か
ら、順次比較手段を構成する複数のコンパレータの数と
同じ数の閾値データセットがレジスタ手段4に後続する
閾値データ選択手段5を構成するセレクタ回路を介して
比較手段を構成するコンパレータに出力されるが、これ
ら出力される閾値データセットの総計は比較手段数の倍
数となり、その結果、レジスタ手段4の末尾にセレクタ
回路を介してコンパレータに出力されない閾値データが
残余データとして残る。この残余データ分のシフトをレ
ジスタの先頭に位置するようにレジスタ手段4にセット
された閾値マトリクスデータ全体を循環的にシフトする
よう構成されている。このシフトによって閾値マトリッ
クスデータは繰り返し使用される。これらのシフト処理
については後段で詳細に説明する。
【0034】閾値データ選択手段5は、レジスタ手段4
に保持された走査ラインに対する全ての閾値データから
所定の閾値データを選択して比較手段に出力する。複数
の比較手段6で多値画像データ1を2値化するための閾
値データは、多値画像データ1の走査位置に応じてレジ
スタ手段4にセットされた閾値データから選択的に取り
出される。閾値データ選択手段5は、複数の比較手段6
に対して複数の閾値データブロックを選択して出力する
ためのセレクタである。例えば、8つの比較手段が並列
処理を行う構成では、連続する8つ多値画像データ1に
対応して、連続する8つの閾値データを一ブロックと
し、ブロック毎に順次複数の比較手段6に出力するよう
構成されている。
【0035】複数の比較手段6は、比較手段6の数と同
数の多値画像データ1と対応する複数の閾値データを比
較し、2値化する。例えば、閾値データより多値画像デ
ータ1が大であれば当該画素のビットは1、閾値データ
より多値画像データ1が小であれば当該画素のビットは
0とする。これらの比較処理は並列に実行される。複数
の比較手段6より出力される2値画像データ7は、例え
ばバッファメモリに所定の処理単位、即ち、走査ライン
単位、バンド単位、あるいはページ単位で格納された
後、電子写真方式の記録装置へ出力される。
【0036】次に本実施例の実装の形態について説明す
る。図3は本実施例のハーフトーン生成装置のハードウ
ェア構成例である。図3において、図1で説明した閾値
マトリクスデータ記憶手段2は閾値マトリクスデータメ
モリ21に対応し、図1の閾値データ読み出し手段3
は、図3では閾値データ読み出し制御回路20とラッチ
22とシフトレジスタ1,23に対応し、図1のレジス
タ手段4はシフトレジスタ2,24に対応し、図1の閾
値データ選択手段5は閾値データ選択制御回路24と複
数のデータセレクタ1〜8,26に対応し、図1の複数
の比較手段6は8個のコンパレータ1〜8,27に対応
する。その他、本発明には直接関係しないが、図3には
複数の比較手段を構成する複数のコンパレータ1〜8,
27において2値化された画像データを一時的に格納す
るためのバッファメモリ29とバッファメモリ書き込み
制御回路28が含まれている。以下、それぞれのハード
ウェア構成について説明する。
【0037】先ず、図1における閾値マトリクスデータ
記憶手段を構成する本実施例における図3の閾値マトリ
クスデータメモリ21について説明する。閾値マトリク
スデータメモリ21に格納されている閾値マトリクスデ
ータは、例えばマルチユニットエリア法で作成されたも
のである。本実施例では、記録装置の解像度を例えば2
400dpi、スクリーン線数を例えば約177線のも
のを使用する。以上の条件に対して、マトリクスサイズ
は210×210となり、各閾値データを8bit(1
Byte)とすると、CMYKの1色あたりのデータサ
イズは210×210=44100[KByte]とな
る。また、マルチユニットエリア方式ではモアレの発生
を防ぐため、スクリーン角度15°,75°および45
°のハーフトーンを生成するための閾値マトリクスデー
タが生成される。210×210のマトリクスに含まれ
る網点セル数は15°,75°セルで241個、45°
セルで242個となる。上記条件において、1ライン分
のマトリクス(210個の閾値データ)で生成されるハ
ーフトーンの長さは約2.2[mm]しかなく、本発明
に記載されているよう再利用することが望ましいことは
自明である。
【0038】上記閾値マトリクスデータを格納する閾値
マトリクスデータメモリ21として、本実施例では、例
えばSRAMを使用する。図5にメモリ構成および閾値
マトリクスデータの格納状況を示す。図5に示されるよ
う本実施では、同一アドレスで8bitのメモリが4個
並列に配置され、同一のアドレスで4個の閾値データが
出力されるよう構成されている。また、メモリにはCM
YK各色用の閾値マトリクスデータが格納されており、
記録装置で記録する色に応じてアドレスされる。従っ
て、図5に示すようにアドレス線は全体で16bit、
閾値データのデータ線は全体で32bitとなるよう構
成されている。閾値マトリクスデータは、閾値データ読
み出し制御回路20の閾値データアドレス信号THMA
によってアドレスされる。
【0039】次に、図1における閾値データ読み出し手
段3を構成する本実施例における図3の閾値データ読み
出し制御回路20、ラッチ1,22、シフトレジスタ
1,23について説明する。閾値データ読み出し制御回
路20では、ハーフトーン処理される多値画像データの
位置を表す画像データ走査信号SCANYに基づき、閾
値マトリクスデータメモリをアクセスするための閾値デ
ータアドレス信号THMAを出力し、閾値マトリクスデ
ータメモリから閾値データが出力されるタイミングに応
じて、ラッチ1,22で閾値データを保持するためのラ
ッチタイミング信号LTを出力する。また、ラッチされ
た閾値データをシフトレジスタ1,23で読み出すと同
時に、次段のレジスタ手段に同時に出力できるようデー
タをシフトさせるためのシフト信号ST1を出力するよ
う構成されている。
【0040】ラッチ1,22は閾値マトリクスデータメ
モリ21から出力される32bitデータを一時的に格
納するためのもので、例えば、RSフリップフロップ回
路の前に入力ゲートをおいた回路で構成され、ラッチタ
イミング信号LTがLowの間データをホールドする。
また、シフトレジスタ1,23は、例えば、JKフリッ
プフロップ回路が53個直列接続された回路で構成さ
れ、ラッチ1でホールドされた閾値データをシフト信号
ST1のクロックタイミングで取り込むと同時に、32
bitづつデータをシフトさせるものである。図6にラ
ッチ1,22とシフトレジスタ1,23の接続状況を示
す。閾値マトリクスデータメモリから32bitデータ
がラッチ1に一時的に格納され、その後、格納データは
シフトレジスタ1に取り込まれる。
【0041】次に、図1におけるレジスタ手段4に対応
する本実施例の図3に示すシフトレジスタ2,25につ
いて説明する。図7にシフトレジスタ2,25の構成を
示す。シフトレジスタ2,25は、例えば、本実施例の
閾値マトリクスの1ライン分の全データに相当する21
0×8個のJKフリップフロップ回路251が循環的に
接続された循環レジスタと各JKフリップフロップ回路
の入力を制御する210×8個の2to1データセレク
タ252で構成される。また、シフトレジスタ1,23
の全閾値データをシフトレジスタ2,25に同時に取り
込むため、シフトレジスタ1,23の出力とシフトレジ
スタ2,25の各レジスタに対応する2to1データセ
レクタ252の一方の入力は1対1で接続されている。
さらに、閾値データ選択制御回路24から出力されるシ
フト信号ST2により、シフトレジスタ2,25内に既
に取り込まれているデータのシフトが制御され、閾値デ
ータセレクト信号TDSにより、シフトレジスタ1,2
3からの閾値データの取り込みが制御される。
【0042】図3を参照して説明した本実施例の構成に
おいて、閾値データ読み出し制御回路20の制御によ
り、閾値マトリクスデータメモリ21からラッチ22を
介してシフトレジスタ1,23に必要とする走査ライン
の閾値データが全て読み込まれた後、閾値データ選択制
御回路24から出力される閾値データセレクト信号TD
Sを閾値データの取り込み側であるシフトレジスタ2,
25に設定し、シフト信号ST2のクロックタイミング
でシフトレジスタ1,23の全閾値データをシフトレジ
スタ2,25に同時に取り込む。さらに、8個のデータ
セレクタ1〜8,26を介して8個のコンパレータ1〜
8,27に所定の数だけ閾値データが転送された後、シ
フト信号ST2により閾値データを循環的に所定の数だ
けシフトするよう構成されている。本実施例において、
閾値データ転送の所定の数は、レジスタに取り込まれる
閾値データ数が210であり、複数の比較手段であるコ
ンパレータ1〜8,27において同時に比較処理が行わ
れる数が8であるので、210/8=26となり、転送
数は26である。閾値データシフトの所定の数は210
%8=2であるので、シフトの数は2となる。図8にシ
フト前後の閾値データの配置を示し、このシフト処理に
ついて説明する。
【0043】図8の上段に示す初期状態の図は、シフト
レジスタ2の閾値データセット初期のレジスタ状態であ
り、閾値データ1〜210が先頭から順にセットされ
る。このレジスタセット状態で、閾値データ1がセレク
タ1を介してコンパレータ1へ入力され、走査ラインの
先頭画素との比較処理によるハーフトーン生成が実行さ
れる。閾値データ2は、セレクタ2、コンパレータ2に
よる処理、以降、閾値データ3〜8はセレクタ3〜8、
コンパレータ3〜8において同様の処理がなされる。こ
れらの処理に続いて、閾値データ9〜16、17〜2
4...201〜208に対応するデータと多値画像デ
ータとのコンパレータにおける比較処理が実行される。
【0044】このように比較処理が実行されると、図8
の上段のレジスタ状態図に示すようにレジスタ2の閾値
データ209,210はセレクタ、コンパレータへ出力
されず、余ったデータとなる。これらの2つのデータを
図8中段のレジスタ状態に示すように、レジスタの先頭
にシフトし、その後は、セレクタ、コンパレータへの出
力を図8の中段に示すレジスタ状態の先頭から、8つの
閾値データセット209〜6、7〜15、...199
〜206をセットとし、セレクタを介して8つのコンパ
レータに出力し、並列比較処理を実行する。さらに、こ
の状態での26回の閾値データ転送がなされ、比較処理
が終了すると、図8中段の閾値データ207、208を
レジスタ先頭にシフトし図8の下段に示すレジスタ状態
とし、レジスタ先頭から8つの閾値データセットの出力
を順次実行する。これらの転送、シフトが処理対象走査
ラインのハーフトーン化処理が終了するまで継続的に繰
り返される。
【0045】次に、図1における閾値データ選択手段5
を構成する本実施例の図3における閾値データ選択制御
回路24と8個のデータセレクタ1〜8,26について
説明する。閾値データ選択制御回路24は、ハーフトー
ン処理される多値画像データの位置を表す画像データ走
査信号SCANX,SCANYに基づき、上述したシフ
トレジスタ2,25の閾値データの取り込みとデータシ
フトを制御するシフト信号ST2と閾値データセレクト
信号TDSを出力するとともに、シフトレジスタ2,2
5の閾値データを8個のコンパレータ1〜8,27に選
択的に出力するための5bitの比較データセレクト信
号CDSを出力する。尚、8個のデータセレクタ1〜8
はそれぞれシフトレジスタ2,25の26本の出力と接
続された26to1のデータセレクタである。また、シ
フトレジスタ2,25と8個のデータセレクタ1〜8の
接続は、シフトレジスタ2,25の1番めのJKフリッ
プフロップ回路251の出力はデータセレクタ1へ、2
番めのJKフリップフロップ回路251の出力はデータ
セレクタ2へ…、8番めのJKフリップフロップ回路2
51の出力はデータセレクタ8へ、9番めのJKフリッ
プフロップ回路251の出力はデータセレクタ1へ…と
いうように実施されている。
【0046】上記構成において、5bitの比較データ
セレクト信号CDSは、0x00から0x19まで順次
出力され、上述した閾値データのシフト後、同様に0x
00から0x19までの出力が繰り返される。8個のデ
ータセレクタ1〜8で選択された8個の閾値データは、
それぞれ8個のコンパレータ1〜8,27に出力され
る。
【0047】次に8個のコンパレータ1〜8,27につ
いて説明する。8個のコンパレータ1〜8,27はそれ
ぞれ8bitマグニチュードコンパレータで多値画像デ
ータと閾値データを比較し、閾値データより多値画像デ
ータが大であれば 1 、閾値データより多値画像デー
タが小であれば 0 を出力し、2値化する。これら8
個のコンパレータは並列動作可能な構成である。8個の
コンパレータ1〜8,27で2値化された画像データは
8bitづつ、バッファメモリ29に書き込まれる。バ
ッファメモリ29への書き込みは、バッファメモリ書き
込み制御回路28により制御される。
【0048】以上、本発明のハーフトーン生成装値にお
ける一実施例のハードウェア構成について説明したが、
閾値データマトリクスメモリ21およびバッファメモリ
を除くロジック部に関しては、例えば、ゲートアレイと
呼ばれるセミカスタムLSIにより容易にLSI化可能
である。
【0049】次に図3を参照しながら、上記実施例のハ
ードウェア構成における全体の処理について説明する。
【0050】先ず、入力される多値画像データのハーフ
トーン化に先立って、画像データ走査信号SCANYが
閾値データ読み出し制御回路20に読み込まれる。閾値
データ読み出し制御回路20は、閾値データアドレス信
号THMAを閾値マトリクスデータメモリ21に出力
し、閾値マトリクスデータメモリ21より所望の閾値デ
ータを4つづつ、即ち32bitづつ出力し、ラッチ
1,22を介してシフトレジスタ1,23に入力する。
閾値データ読み出し制御回路20は、当該走査ラインに
対する全ての閾値データの入力が終了するまで、即ち5
3回閾値データアドレス信号THMAの出力を繰り返
す。
【0051】シフトレジスタ1,23に当該走査ライン
に対する全ての閾値データの入力された後、閾値データ
選択制御回路24から出力される閾値データセレクト信
号TDSとシフト信号ST2により、シフトレジスタ
2,25に当該走査ラインに対する全ての閾値データが
セットされる。
【0052】シフトレジスタ2,25に当該走査ライン
に対する全ての閾値データがセットされた後、閾値デー
タ選択制御回路24から出力される比較データセレクト
信号CDSにより選択される閾値データと所定の多値画
像データの大小比較による2値化が開始される。これら
の選択閾値データと所定の画素の多値画像データの大小
比較は、コンパレータ1〜8,27によって並列的に実
行される。
【0053】この実施例では、並列動作可能なコンパレ
ータは8個あり、シフトレジスタ2にセットされた閾値
データ、8データが一度に各コンパレータにセットさ
れ、それぞれ比較処理が実行される。本実施例では、先
に図8において説明したように、シフトレジスタ2,2
5には210の閾値データが一度にセットされており、
一度に8つの閾値データとの比較がコンパレータ1〜
8,27で実行されるので、これらの比較処理を26回
繰り返すと8×26=208の閾値データが使用され、
さらなる比較処理のために図8の中段に示す状態にシフ
トすることが要請される。従って、閾値データ選択制御
回路24は、比較データセレクト信号CDSの出力を2
6回繰り返した後、シフトレジスタ2,25にシフト信
号ST2を2回出力し、閾値データを循環させ、図8の
中段に示すレジスタ状態にする。閾値データ選択制御回
路24は、上記処理を閾値マトリクスより読み出された
閾値データが処理する走査ラインが終了するまで繰り返
して、多値画像データとの比較処理によるハーフトーン
化を実行する。一方、所定の多値画像データのハーフト
ーン化が開始されると、閾値データ読み出し制御回路2
0では次走査ラインの閾値データの読み出しを開始す
る。
【0054】上記プロセスを繰り返すことにより、ハー
フトーン化が実行される。従って、本実施例によれば、
従来処理画素毎に行われていた閾値データの読み出し
が、閾値マトリクスより読み出された閾値データが処理
する走査ラインが終了するまで再利用されるため、処理
する走査ライン毎に一回読み出し処理をすれば良い。さ
らに、次走査ライン以降の閾値データの読み出しとハー
フトーン化のための閾値データ出力をパイプライン構成
とすることが可能となるため、従来の処理画素毎に読み
出されていた方式に比較して、閾値データの読み出し時
間を無視できるレベルまで低減することが可能となる。
【0055】[実施例2]次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。実施例2は、実施例1のハードウェア
構成(図3参照)のレジスタ手段に変更を加えた構成を
持つ。基本的には、図1の基本構成を持ち、図1におけ
るレジスタ手段4の構成が図3で示す実施例1とは異な
るものである。図4に実施例2のハーフトーン生成装置
のレジスタ手段4周辺のハードウェア構成を示す。図4
において、レジスタ手段4はシフトレジスタ2,25と
レジスタ31とから構成されている。シフトレジスタ
2,25は、実施例1のハードウェア構成におけるシフ
トレジスタ2と同様のもので、図7に示すように、例え
ば、本実施例の閾値マトリクスの1ライン分の全データ
に相当する210×8個のJKフリップフロップ回路2
51が循環的に接続された循環レジスタと各JKフリッ
プフロップ回路の入力を制御する210×8個の2to
1データセレクタ252で構成される。一方、レジスタ
31は、ラッチ1,22と同様のもので、例えば、RS
フリップフロップ回路の前に入力ゲートをおいた回路で
構成され、閾値データ選択制御回路24から出力される
ラッチタイミング信号TLTがLowの間データをホー
ルドする。但し、レジスタ31は、ラッチ1,22と異
なり、全ての閾値データを保持するために210個の8
bitデータを保持するよう構成されている。
【0056】上記構成において、実施例1では8個のデ
ータセレクタ1〜8,26を介して8個のコンパレータ
1〜8,27に所定の数(上記実施例1では8×26=
208個)だけ閾値データが転送された後、シフト信号
ST2により閾値データを循環的に所定の数(上記実施
例では210−(8×26)=2)だけシフトするよう
構成されていたのに対し、閾値データの転送と閾値デー
タの循環的シフトをパイプライン構成にすることができ
る。即ち、シフトレジスタ1,23に必要とする走査ラ
インの閾値データが全て読み込まれた後、シフトレジス
タ1,23の全閾値データをシフトレジスタ2,25に
同時に取り込むと同時にレジスタ31に全閾値データを
セットする。従って初期状態では、レジスタ31とレジ
スタ2,25はまったく同じデータが同じようにセット
されている。
【0057】データセレクタ1〜8,26を介するコン
パレータ1〜8,27への閾値データの転送は、レジス
タ31にセットされた閾値データより行われるととも
に、シフト信号ST2による閾値データを循環的シフト
はシフトレジスタ2,25でコンパレータ1〜8,27
への閾値データの転送と並行して行われるよう構成され
ている。従って、レジスタ31からデータセレクタ1〜
8,26を介する8つのコンパレータ(図4では示され
ていない)へ所定の数だけ閾値データが転送された後の
閾値データシフトは、シフトレジスタ2,25において
既に終了しているため、実施例1のようなシフト処理タ
イムのロスを省くことができ、1CLK分の遅延で処理
することが可能となる。
【0058】以上、本実施例よれば、閾値データの転送
と閾値データの循環的シフトをパイプライン構成にする
ことができるため、循環的シフトで発生する遅延を吸収
することができる。尚、実施例1および実施例2におけ
る循環的シフトは2データ分、即ち2CLK分と小さい
が、並行に処理する2値化処理数および閾値マトリクス
データサイズの組み合わせによっては、循環的シフトに
よる遅延は大きなものとなる。例えば、実施例1と同様
マルチユニットエリア方式でスクリーン線数約166線
の閾値マトリクスデータを生成した場合、閾値マトリク
スデータサイズは165×165となる。実施例1およ
び実施例2と同様8個のコンパレータで2値化するとす
ると、循環的シフトしなければならない閾値データは、
165%8=5となり、5CLK分のシフト処理タイム
が必要となる。これは、上記実施例と同様の8個のコン
パレータを使用した場合、8×20=160であるの
で、閾値データ転送繰り返し回数20ごとに5データの
シフト処理を要することになり、閾値データ転送繰り返
し回数20に対して、シフト処理5データであるので、
閾値データ転送処理:シフト処理は20:5の必要タイ
ムとなり、シフト処理は閾値データ転送処理に対して2
5%の処理タイムを要することとなり、その結果大きな
遅延が発生することになる。本実施例によれば、この遅
延は5%になる。
【0059】[実施例3]次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。本発明に係わる一般的な印刷処理で
は、描画命令を文字、図形、写真を表現する描画命令を
逐次解釈し、描画メモリ上に順次上書きして、ラスター
展開するよう構成されている。この印刷処理において描
画メモリを削減するために、描画命令を描画命令とラス
ターデータの間の中間形式(中間データ)に変換した
後、該中間データ1ページを構成する複数の領域に分割
(バンド分割)した後、バンド単位の描画メモリ上に中
間データをラスター展開し、順次上書きする方式が知ら
れている。この中間データは、描画命令を逐次解釈し、
夫々が文字、図形、写真を表現する複数の描画オブジェ
クトを表現する固まりとして生成される。実施例3は、
描画オブジェクト単位でラスター展開された多値画像デ
ータをハーフトーン化し、バッファメモリ上で上書きす
る上記構成に係わるハーフトーン生成装置に関するもの
である。
【0060】従って、実施例3でハーフトーン化する多
値画像データは、描画オブジェクト毎にハーフトーン生
成装置に入力されること、多値画像データの開始位置が
描画オブジェクト毎および走査ライン毎に異なってこと
が、実施例1および実施例2でハーフトーン化する多値
画像データと異なっている点である。このため、実施例
3の閾値データ読み出し手段3は、処理する多値画像デ
ータの先頭画素位置に読み出された閾値データを合わせ
るよう構成されている。
【0061】図9に実施例3における閾値データ読み出
し手段3の周辺のハードウェア構成を示す。図9に示す
実施例3は、先に説明した実施例1の構成を示す図3の
シフトレジスタ1,23が、循環的なシフトレジスタ1
0,32に変更されている点が異なっている。シフトレ
ジスタ10,32は、シフトレジスタ1,23と類似の
構成で、実施例の閾値マトリクスの1ライン分の全デー
タを4Byteづつパラレルに格納する53×32個の
JKフリップフロップ回路251が循環的に接続された
循環レジスタとラッチ1,22から閾値データの入力を
制御する32個の2to1データセレクタ252で構成
される。図11にシフトレジスタ10,32の構成を示
す。
【0062】上記構成において、閾値データ読み出し制
御回路20では、ハーフトーン処理される多値画像デー
タの画像先頭アドレスPIXおよび画像長LX情報に基
づき、閾値マトリクスデータメモリをアクセスするため
の閾値データアドレス信号THMAを出力する。尚、閾
値データアドレス信号THMAの出力は、もし画像長L
Xが閾値マトリクスデータサイズより小さい場合、本実
施例では210以下の場合、画像長LXに対応する閾値
データの読み出しで終了する。以下、実施例1と同様メ
モリから閾値データが出力されるタイミングに応じて、
ラッチ1,22で閾値データを保持するためのラッチタ
イミング信号LTを出力する。また、ラッチされた閾値
データをシフトレジスタ10,32で読み出すと同時
に、データをシフトさせるためのシフト信号ST10、
閾値データセレクト信号TDS10を出力するよう構成
されている。当該描画オブジェクトをハーフトーン化す
るのに必要な閾値データが全てシフトレジスタ10,3
2にセットされた後、閾値データ読み出し制御回路20
では、画像先頭アドレスPIXとバッファメモリ29に
2値化データを書き込む際のメモリバウンダリ(本実施
例では、8画素単位)とから、閾値データをシフトさせ
る量を算出して、シフトレジスタ10,32にシフト信
号ST10を出力する。以上の手順によって、入力する
描画オブジェクトの描画開始位置と閾値データの格納位
置を合わせた後、レジスタ手段4のシフトレジスタ2,
25に転送する。以下、実施例1と同様に8個のコンパ
レータ手段に閾値データが順次出力される。また、シフ
トレジスタ2,25に閾値データを転送した後、閾値デ
ータ読み出し制御回路20では、描画オブジェクトの次
の走査ラインの画像先頭アドレスPIXおよび画像長L
X情報に基づき、閾値マトリクスデータを読み出す。
【0063】従って、本実施例によれば、描画オブジェ
クト単位で処理するような印刷処理装置においても、実
施例1と同様、閾値マトリクスより読み出された閾値デ
ータが処理する走査ラインが終了するまで再利用できる
とともに、次走査ライン以降の閾値データの読み出しと
ハーフトーン化のための閾値データ出力をパイプライン
構成とすることが可能となるため、従来の処理画素毎に
読み出されていた方式に比較して、閾値データの読み出
しを高速にすることが可能となる。
【0064】[実施例4]次に本発明の第4の実施例に
ついて説明する。実施例4は、実施例3のハードウェア
構成(図9参照)の閾値データ読み出し手段に変更を加
えた構成を持つ。基本的には、図1の基本構成を持ち、
図1における閾値データ読み出し手段3の構成が図9で
示す実施例3とは異なるものである。図10に実施例4
のハーフトーン生成装置の閾値データ読み出し手段3の
周辺のハードウェア構成を示す。図10で示す実施例4
においては、図9のシフトレジスタ10,32の代わり
にシフトレジスタ11,33とシフトレジスタ12,3
4とから構成されている点が異なっている。シフトレジ
スタ11,33とシフトレジスタ12,34は、実施例
1のシフトレジスタ1,23とシフトレジスタ2,25
と同一の構成である。
【0065】本実施例4の構成では、入力する描画オブ
ジェクトの描画開始位置と閾値データの格納位置を合わ
せたるシフト処理を閾値マトリクスデータメモリからの
データ読み取り処理と並列処理可能な構成としたもので
ある。
【0066】本実施例において、閾値マトリクスデータ
メモリから読み出された閾値データは、シフトレジスタ
11,33に取り込まれ、さらに、シフトレジスタ1
2,34に取り込まれる。描画オブジェクトをハーフト
ーン化するのに必要な閾値データが全てシフトレジスタ
12,34、セットされた後、閾値データ読み出し制御
回路20では、画像先頭アドレスPIXとバッファメモ
リ29(図3参照)に2値化データを書き込む際のメモ
リバウンダリ(本実施例では、8画素単位)とから、閾
値データをシフトさせる量を算出して、シフトレジスタ
12,34にシフト信号ST12を出力する。以上の手
順によって、入力する描画オブジェクトの描画開始位置
と閾値データの格納位置を合わせた後、シフト済みデー
タがシフトレジスタ2,25に転送される。このシフト
レジスタ12,34において実行されるシフト処理の間
に次走査ラインの閾値データは、シフトレジスタ11,
33に取り込まれる。
【0067】本実施例の構成によれば、実施例3におい
て説明した構成では、閾値データを読み出した後、描画
オブジェクトの開始位置に合わせる閾値データのシフト
を実施していたのに対し、閾値データを読み出しと閾値
データのシフトをパイプラインで実施できるため、閾値
データの読み出しによる遅延をより少なくすることがで
きる。
【0068】以上、本発明のハーフトーン生成装置の実
施例について説明したが、本発明は上述の複数の実施例
で説明した構成を任意に組み合わせた構成も含むもので
ある。例えば、図1中のレジスタ手段4を2段構成とし
た図4を用いて説明した実施例2と、図1中の閾値デー
タ読み出し手段3におけるレジスタを2段構成とした図
10を用いて説明した実施例4を組み合わせた構成、そ
の他、任意の組み合わせ構成を含む。また、コンパレー
タ、セレクタの数、各レジスタにセットされるデータ数
等、上述した実施例において示した数は一例であり、任
意の数の構成において本発明のハーフトーン生成装置、
およびハーフトーン生成方法の適用が可能である。
【0069】
【発明の効果】上述した本発明の構成によれば、従来処
理画素毎に行われていた閾値データの読み出しが、閾値
マトリクスより読み出された閾値データが処理する走査
ラインが終了するまで再利用されるため、処理する走査
ライン毎に一回読み出し処理をすれば良い。さらに、閾
値データの読み出しは、前ラインのハーフトーンデータ
生成中に読み出されれば良く、即ち、走査ライン毎のパ
イプライン構成とすることが可能となるため、従来の処
理画素毎に読み出されていた方式に比較して、閾値デー
タの読み出し速度が処理速度高速化のボトルネックとな
ることを防止できる。
【0070】さらに本発明の構成によれば、描画オブジ
ェクト単位で処理するような印刷処理装置においても、
閾値データの読み出し速度によって処理速度の低下を招
くことがない。即ち、本発明が適用できる印刷処理装置
では、文字、図形、写真をあらわす印刷情報をそれぞれ
の描画オブジェクトに対して独立に処理を施すことがで
きるため、写真の上に図形があるような印刷情報に対し
て、ハーフトーン化を含めて最適な処理を施し、メモリ
上で合成することができる。さらに、オブジェクト毎に
オンラインで高速に印刷情報を処理するような印刷処理
装置に適用することができ、同様の効果を得ることがで
きる。
【0071】以上説明したように本発明のハーフトーン
生成装置およびハーフトーン生成方法により、高精細の
印刷処理装置に適用する複数のコンパレータによる並列
処理で高速にハーフトーン処理を実行するハーフトーン
生成において、閾値マトリクスデータメモリからの閾値
データの読み出しと複数のコンパレータへの出力をパイ
プライン構成とすることが可能となるため、従来ボトル
ネックとなっていた閾値データの供給を高速に行うこと
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハーフトーン生成装置の原理構成を
示すブロック図である。
【図2】 従来の代表的なハーフトーン形成に関するハ
ードウェア構成図である。
【図3】 本発明のハーフトーン生成装置の実施例1に
おけるハーフトーン生成装置のハードウェア構成例であ
る。
【図4】 本発明のハーフトーン生成装置の実施例2に
おけるレジスタ手段の周辺のハードウェア構成図であ
る。
【図5】 本発明のハーフトーン生成装置の実施例1に
おけるメモリ構成および閾値マトリクスデータの格納状
況の説明図である。
【図6】 本発明のハーフトーン生成装置の実施例1に
おけるラッチ1とシフトレジスタ1の接続状況の説明図
である。
【図7】 本発明のハーフトーン生成装置の実施例1に
おけるシフトレジスタ2のハードウェア構成の説明図で
ある。
【図8】 本発明のハーフトーン生成装置の実施例1に
おけるシフトレジスタ2の閾値データのシフト前後の配
置の説明図である。
【図9】 本発明のハーフトーン生成装置の実施例3に
おける閾値データ読み出し手段3の周辺のハードウェア
構成図である。
【図10】 本発明のハーフトーン生成装置の実施例4
における閾値データ読み出し手段3の周辺のハードウェ
ア構成図である。
【図11】 本発明のハーフトーン生成装置の実施例3
におけるシフトレジスタ10のハードウェア構成の説明
図である。
【符号の説明】
1 多値画像データ 2 閾値マトリクスデータ記憶手段 3 閾値データ読み出し手段 4 レジスタ手段 5 閾値データ選択手段 6 複数の比較手段 7 2値画像データ 20 閾値データ読み出し制御回路 21 閾値マトリクスデータメモリ 22 ラッチ 23 シフトレジスタ 24 閾値データ選択制御回路 25 シフトレジスタ 26 データセレクタ 27 コンパレータ 28 バッファ書込み制御回路 29 バッファメモリ 31 レジスタ 32 シフトレジスタ 33 シフトレジスタ 34 シフトレジスタ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素の多値画像データと閾値マトリクス
    データとの比較に基づいて画素のハーフトーンデータを
    生成するハーフトーン生成装置において、 閾値マトリクスデータを記憶する閾値マトリクスデータ
    記憶手段と、 前記閾値マトリクスデータ記憶手段から一走査ラインの
    ハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値デー
    タの読み出しを行う閾値データ読み出し手段と、 読み出された前記一走査ラインのハーフトーンデータ生
    成処理に適用する全ての閾値データを保持する第1レジ
    スタ手段と、 前記第1レジスタ手段に保持された前記一走査ラインの
    ハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値デー
    タから複数の閾値データを選択し出力する閾値データ選
    択手段と、 前記閾値データ選択手段により選択出力された複数の閾
    値データと複数画素の多値画像データとの複数の比較処
    理を並列に行い、複数画素のハーフトーンデータの並列
    生成処理を実行する複数の比較手段と、 を備えたことを特徴とするハーフトーン生成装置。
  2. 【請求項2】 描画オブジェクトを単位として、画素の
    多値画像データと閾値マトリクスデータとの比較に基づ
    いて画素のハーフトーンデータを生成するハーフトーン
    生成装置において、 閾値マトリクスデータを記憶する閾値マトリクスデータ
    記憶手段と、 前記閾値マトリクスデータ記憶手段から一走査ラインの
    ハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値デー
    タを描画オブジェクトの開始位置に応じて読み出す閾値
    データ読み出し手段と、 読み出された前記一走査ラインのハーフトーンデータ生
    成処理に適用する全ての閾値データを保持する第1レジ
    スタ手段と、 前記第1レジスタ手段に保持された前記一走査ラインの
    ハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値デー
    タから複数の閾値データを選択し出力する閾値データ選
    択手段と、 前記閾値データ選択手段により選択出力された複数の閾
    値データと複数画素の多値画像データとの複数の比較処
    理を並列に行い、複数画素のハーフトーンデータの並列
    生成処理を実行する複数の比較手段と、 を備えたことを特徴とするハーフトーン生成装置。
  3. 【請求項3】 前記データ読み出し手段は、 ハーフトーンデータ生成処理が実行されている走査ライ
    ンの次に処理すべき次走査ラインのハーフトーンデータ
    生成処理に適用する全ての閾値データを保持する第2レ
    ジスタ手段を有し、 前記閾値データ読み出し手段は、前記閾値マトリクスデ
    ータ記憶手段から前記次走査ラインのハーフトーンデー
    タ生成処理に適用する全ての閾値データの読み出しを行
    い、前記第2レジスタ手段に出力し、 前記第2レジスタ手段が保持する閾値データを前記第1
    のレジスタ手段に出力する構成を有することを特徴とす
    る請求項1または2に記載のハーフトーン生成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の比較手段における複数画素の
    ハーフトーンデータの並列生成処理と、 前記閾値データ読み出し手段における、前記閾値マトリ
    クスデータ記憶手段から前記次走査ラインのハーフトー
    ンデータ生成処理に適用する全ての閾値データの読み出
    し、および前記第2レジスタ手段への出力処理とは並列
    動作する構成であることを特徴とする請求項3に記載の
    ハーフトーン生成装置。
  5. 【請求項5】 前記閾値データ選択手段は、前記比較手
    段において並列に生成されるハーフトーンデータ数に等
    しい複数のセレクタ回路を備え、 該セレクタ回路各々の入力は前記比較手段において並列
    生成されるハーフトーンデータ数に等しい数の間隔毎に
    前記第1レジスタ手段の出力と接続され、該セレクタ回
    路各々の出力は並列に生成されるハーフトーンの画素位
    置に応じて切換えが行われる構成を有することを特徴と
    する請求項1乃至4いずれかに記載のハーフトーン生成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記第1レジスタ手段は、保持された閾
    値データを循環的にシフトするシフト回路を備え、 前記シフト回路は、前記各セレクタ回路を介して前記比
    較手段に出力されない前記第1レジスタ手段中の閾値デ
    ータ数分のシフトを行う構成を有することを特徴とする
    請求項5に記載のハーフトーン生成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1レジスタ手段は、前段の第1レ
    ジスタおよび後段の第1レジスタの2段構成のレジスタ
    で構成され、 前記セレクタ回路各々の入力は前記比較手段において並
    列生成されるハーフトーンデータ数に等しい数の間隔毎
    に前記後段の第1のレジスタの出力と接続され、 前記前段の第1レジスタは、保持された閾値データを循
    環的にシフトするシフト回路を備え、 該シフト回路は、前記各セレクタ回路を介して前記比較
    手段に出力されない前記後段の第1レジスタの閾値デー
    タ数分のシフトを前記前段の第1レジスタにおいて実行
    する構成を有し、 前記前段の第1レジスタ手段においてシフト処理された
    閾値データが前記後段の第1レジスタに出力される構成
    を有することを特徴とする請求項5に記載のハーフトー
    ン生成装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の比較手段における複数画素の
    ハーフトーンデータの並列生成処理と、 前記前段の第1レジスタにおける閾値データのシフト処
    理とは並列動作する構成であることを特徴とする請求項
    7に記載のハーフトーン生成装置。
  9. 【請求項9】 前記閾値データ読み出し手段は、前記第
    2レジスタ手段に閾値データのシフト量を指示するシフ
    ト信号を出力する構成を有し、 前記シフト信号は、描画オブジェクトの描画開始位置と
    閾値データの格納位置を一致させるシフト量を示すこと
    を特徴とする請求項3乃至8いずれかに記載のハーフト
    ーン生成装置。
  10. 【請求項10】 前記第2レジスタ手段は、前段の第2
    レジスタおよび後段の第2レジスタの2段構成のレジス
    タ手段で構成され、 前記閾値マトリクスデータ記憶手段から読み出された閾
    値データは前記前段の第2レジスタに保持された後、前
    記後段の第2レジスタに出力され、 前記閾値データ読み出し手段は、前記後段の第2レジス
    タに閾値データのシフト量を指示するシフト信号を出力
    する構成を有し、 前記後段の第2レジスタは前記シフト信号に応じて保持
    された閾値データのシフトを実行し、 前記後段の第2レジスタにおいてシフトされた閾値デー
    タを前記第1レジスタ手段に出力する構成を有すること
    を特徴とする請求項9に記載のハーフトーン生成装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の比較手段における複数画素
    のハーフトーンデータの並列生成処理と、 前記後段の第2レジスタにおける閾値データのシフト処
    理とは並列動作する構成であることを特徴とする請求項
    10に記載のハーフトーン生成装置。
  12. 【請求項12】 前記閾値データ読み出し手段は、処理
    対象となる走査ラインにおける描画オブジェクトの画素
    数に応じて、前記閾値マトリクスデータ記憶手段から読
    み出される閾値データ数を制御する構成を有することを
    特徴とする請求項2に記載のハーフトーン生成装置。
  13. 【請求項13】 前記閾値データ読み出し手段は、前記
    閾値マトリクスデータ記憶手段から複数の閾値データを
    同時に読み出す構成であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のハーフトーン生成装置。
  14. 【請求項14】 画素の多値画像データと閾値マトリク
    スデータとの比較に基づいて画素のハーフトーンデータ
    を生成するハーフトーン生成方法において、閾値マトリ
    クスデータ記憶手段から一走査ラインのハーフトーンデ
    ータ生成処理に適用する全ての閾値データの読み出しを
    行う閾値データ読み出しステップと、 読み出された前記一走査ラインのハーフトーンデータ生
    成処理に適用する全ての閾値データを第1レジスタ手段
    に保持するステップと、 前記第1レジスタ手段に保持された前記一走査ラインの
    ハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値デー
    タから複数の閾値データを選択し出力する閾値データ選
    択ステップと、 前記閾値データ選択ステップにおいて選択出力された複
    数の閾値データと複数画素の多値画像データとの複数の
    比較処理を並列に行い、複数画素のハーフトーンデータ
    の並列生成処理を実行する複数の比較手段における比較
    ステップと、 を有することを特徴とするハーフトーン生成方法。
  15. 【請求項15】 描画オブジェクトを単位として、画素
    の多値画像データと閾値マトリクスデータとの比較に基
    づいて画素のハーフトーンデータを生成するハーフトー
    ン生成方法において、 閾値マトリクスデータ記憶手段から一走査ラインのハー
    フトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値データを
    描画オブジェクトの開始位置に応じて読み出す閾値デー
    タ読み出しステップと、 読み出された前記一走査ラインのハーフトーンデータ生
    成処理に適用する全ての閾値データを第1レジスタ手段
    に保持するステップと、 前記第1レジスタ手段に保持された前記一走査ラインの
    ハーフトーンデータ生成処理に適用する全ての閾値デー
    タから複数の閾値データを選択し出力する閾値データ選
    択ステップと、 前記閾値データ選択ステップにおいて選択出力された複
    数の閾値データと複数画素の多値画像データとの複数の
    比較処理を並列に行い、複数画素のハーフトーンデータ
    の並列生成処理を実行する複数の比較手段における比較
    ステップと、 を有することを特徴とするハーフトーン生成方法。
  16. 【請求項16】 前記ハーフトーン生成方法において、 前記閾値データ読み出し手段は、ハーフトーンデータ生
    成処理が実行されている走査ラインの次に処理すべき次
    走査ラインのハーフトーンデータ生成処理に適用する全
    ての閾値データを前記閾値マトリクスデータ記憶手段か
    ら読み出しを行い、第2レジスタ手段に出力し、 前記第2レジスタ手段が保持する閾値データを前記第1
    のレジスタ手段に出力することを特徴とする請求項14
    または15に記載のハーフトーン生成方法。
  17. 【請求項17】 前記複数の比較手段における複数画素
    のハーフトーンデータの並列生成処理と、 前記閾値データ読み出し手段における、前記閾値マトリ
    クスデータ記憶手段から前記次走査ラインのハーフトー
    ンデータ生成処理に適用する全ての閾値データの読み出
    し、および前記第2レジスタ手段への出力処理とは並列
    動作により実行することを特徴とする請求項16に記載
    のハーフトーン生成方法。
JP25478598A 1998-09-09 1998-09-09 ハーフトーン生成装置およびハーフトーン生成方法 Expired - Fee Related JP3890764B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25478598A JP3890764B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 ハーフトーン生成装置およびハーフトーン生成方法
US09/389,048 US6930800B1 (en) 1998-09-09 1999-09-02 Halftone generation system and halftone generation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25478598A JP3890764B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 ハーフトーン生成装置およびハーフトーン生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000092321A true JP2000092321A (ja) 2000-03-31
JP3890764B2 JP3890764B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=17269858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25478598A Expired - Fee Related JP3890764B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 ハーフトーン生成装置およびハーフトーン生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3890764B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3890764B2 (ja) 2007-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6930800B1 (en) Halftone generation system and halftone generation method
JPH08274992A (ja) 画像処理方法及び装置
JP3890764B2 (ja) ハーフトーン生成装置およびハーフトーン生成方法
JPH0683367B2 (ja) 画像処理装置
JP2003046793A (ja) 画像処理方法及び装置
JP3171908B2 (ja) 画像出力装置及び画像出力方法
JP2009213077A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US5347597A (en) Image scaling for thermal printers and the like
JP2000231632A (ja) ハーフトーン生成装置
JP3825134B2 (ja) 画像補正装置及び画像補正方法
JP2875434B2 (ja) 網点信号発生装置
JP3380393B2 (ja) 画像形成装置
JP2653781B2 (ja) 画像編集処理方法
JPH0698154A (ja) 網点記録装置
JP2005094403A (ja) 画像処理装置
JPH09312763A (ja) 画像処理装置
JP4454831B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法
JP2955301B2 (ja) 画像処理方法
JP4934654B2 (ja) フィルタマトリクス生成装置およびこれを用いたフィルタ装置
JPH0379364A (ja) 記録装置
JPH10285359A (ja) 画像形成装置
JPS64866B2 (ja)
JP2003078762A (ja) 擬似中間調処理方法及びその装置
JP2001086358A (ja) 画像デ−タの階調処理方法および装置
JPH0524254A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20021119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees