JP2000092169A - 通信端末機 - Google Patents

通信端末機

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JP2000092169A
JP2000092169A JP10252870A JP25287098A JP2000092169A JP 2000092169 A JP2000092169 A JP 2000092169A JP 10252870 A JP10252870 A JP 10252870A JP 25287098 A JP25287098 A JP 25287098A JP 2000092169 A JP2000092169 A JP 2000092169A
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circuit board
frame
communication terminal
liquid crystal
crystal display
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JP10252870A
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Yasuyuki Uto
保之 宇都
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシング表面にキー操作部とデータ表示部
とを設けた通信端末機において、回路基板上に液晶表示
器等の表示器とELランプ等のバックライトとを組み付
ける工程の作業性を改善する。 【解決手段】 ケーシングの内部に設置された回路基板
6上には、液晶表示器2とELランプとが配備され、液
晶表示器2の裏面にELランプを貼着固定すると共に、
該液晶表示器2を樹脂製の枠体3により周囲から拘持し
て、一体の表示器アセンブリ20が構成されている。枠体
3には、液晶表示器2の背面を受け止めるための複数の
リブが内向きに突設されると共に、液晶表示器2の表面
を押さえ込むための複数の突片が内向きに形成されてい
る。該表示器アセンブリ20は、枠体3を回路基板6に係
合させて回路基板6上に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機などの
小型の通信端末機に関し、特に、回路基板上にデータ表
示部となる平板状の表示器を組み付けるための構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は、出願人の提案に係る携
帯電話機(特願平9-234590[H04M1/02])を表わしてお
り、図8に示す如く、上半ケース(11)及び下半ケース(1
2)からなる扁平なケーシング(1)の表面に、電話番号な
どを表示するための表示部(14)と、複数の操作キー(15)
を配列してなるキー入力部と、スピーカを内蔵した受話
部(16)と、マイクロホンを内蔵した送話部(17)とが配置
されている。又、上半ケース(11)の表面には、操作キー
(15)を覆う前面蓋(13)が開閉可能に取り付けられると共
に、下半ケース(12)の背面には、電池収容部を塞ぐ背面
蓋(10)が取り付けられている。
【0003】ケーシング(1)の内部には、図9に示す様
に回路基板(6)が設置され、該回路基板(6)上には、前
記表示部(14)を構成すべき液晶表示盤(2)と、前記キー
入力部を構成すべきキーシート(5)とが配置され、回路
基板(6)と液晶表示盤(2)の間には、液晶表示盤(2)の
バックライトとなるシート状のELランプ(22)が挟み込
まれている。又、液晶表示盤(2)は、回路基板(6)に係
合させて取り付けられた枠体(3)と回路基板(6)との間
に挟持されている。
【0004】回路基板(6)の端部には、前記送話部(17)
を構成すべきマイクロホン(7)が取り付けられ、枠体
(3)の端部には、前記受話部(16)を構成すべきスピーカ
(21)が取り付けられている。又、着信を振動で知らせる
べく、下半ケース(12)上には、モータ(81)及び偏心錘(8
2)からなるバイブレータ(8)が設置されている。該モー
タ(81)から伸びる2本の通電用のリード線(83)(83)は、
下半ケース(12)の両側部に配置したターミナル片(9)
(9)に接続されている。上半ケース(11)と下半ケース(1
2)は互いに組み合わされた状態で2本のビス(19)(19)を
用いて固定されており、これらのビス(19)(19)は、下半
ケース(12)の背面側から前記ターミナル片(9)(9)を貫
通して、上半ケース(11)の内面に突設した2つのボス(1
8)(18)に螺合している。
【0005】枠体(3)は樹脂製であって、その4つの角
部の近傍に夫々、フック(31)(31)(32)(32)が下向きに突
設されており、マイクロホン(7)側の一対のフック(31)
(31)は、回路基板(6)の両側部に形成された左右一対の
切欠き(63)(63)に係合すると共に、スピーカ(21)側の一
対のフック(32)(32)は、回路基板(6)の中央部に開設さ
れたスリット状の開口(64)に係合している。枠体(3)に
は、マイクロホン(7)側の一対のフック(31)(31)に挟ま
れた領域の裏面に、発砲シリコンシートからなるクッシ
ョン部材(30)が貼り付けられている。又、枠体(3)には
金属製の補強部材(4)が係合し、枠体(3)を補強してい
る。
【0006】キーシート(5)のELランプ(22)側の端部
には、複数の電極片(51)が突設されている。又、回路基
板(6)の表面には、キーシート(5)の電極片(51)と上下
に重なる位置に、これらの電極片(51)と電気的に接続さ
れるべき電極パターン(62)が形成されている。複数の電
極片(51)と電極パターン(62)の間には、異方性導電シー
ト(60)が介在している。異方性導電シート(60)は、電極
片(51)と電極パターン(62)の重ね合わせ方向にのみ導電
性を発揮して、対応する電極どうしの電気的接続を確保
する。
【0007】回路基板(6)の電極パターン(62)上に異方
性導電シート(60)を介してキーシート(5)の電極片(51)
を重ね合わせ、この状態で、補強部材(4)が取り付けら
れた枠体(3)を、回路基板(6)及びキーシート(5)に係
合させることによって、枠体(3)の下圧部(34)とフック
(31)の間に、キーシート(5)の端部と回路基板(6)が挟
み込まれ、これによって、異方性導電シート(60)、電極
パターン(62)及び電極片(51)が上下から挟圧されること
になる。この際、クッション部材(30)は厚さ方向に弾性
収縮し、その反発力が異方性導電シート(60)、電極パタ
ーン(62)及び電極片(51)に挟圧力として加わる。又、異
方性導電シート(60)も厚さ方向に弾性収縮し、その反発
力によって電極パターン(62)及び電極片(51)に圧着する
ことになる。
【0008】ELランプ(22)の端部には、ランプ点灯の
ための電圧を印加すべき一対の電極片(23)(24)が形成さ
れている。一方、回路基板(6)上には、前記一対の電極
片(23)(24)に接触すべき給電用の一対の電極パターン(6
5)(66)が形成されている。組立工程においては、回路基
板(6)上にELランプ(22)が電極どうしを接触させて設
置され、更に該ELランプ(22)上に枠体(3)が設置され
る。この状態で、回路基板(6)と枠体(3)に金属製の挟
圧駒(69)が装着され、該挟圧駒(69)の弾性反発力によっ
て、回路基板(6)と枠体(3)が上下から挟圧される。こ
の結果、ELランプ(22)の各電極片(23)(24)と回路基板
(6)の各電極パターン(65)(66)とが互いに圧接され、電
気的接続が行なわれる。
【0009】バイブレータ(8)のモータ(81)へ駆動電流
を供給するために、モータ(81)から伸びる2本のリード
線(83)(83)が、下半ケース(12)に内面に配備された一対
のターミナル片(9)(9)に接続される一方、回路基板
(6)の裏面には、ビス(19)(19)が貫通すべき左右一対の
切欠き(61)(61)を包囲して、一対のターミナル片(9)
(9)と夫々接触可能な給電用の一対の電極(67)(68)が形
成されている。
【0010】下半ケース(12)に上半ケース(11)を被せて
ケーシングを組み合せ、下半ケース(12)の背面側からビ
ス(19)(19)をねじ込むことにより、上半ケース(11)と下
半ケース(12)が一体化されると共に、下半ケース(12)の
両ターミナル片(9)(9)と回路基板(6)の両電極(67)(6
8)とが接触して、電気的接続が行なわれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記携
帯電話においては、液晶表示器(2)及びELランプ(22)
を回路基板(6)上に配備する構造として、回路基板(6)
と枠体(3)の間に液晶表示器(2)及びELランプ(22)を
挟持する構造が採用されているために、回路基板(6)に
対して、ELランプ(22)、液晶表示器(2)及び枠体(3)
を順次組み付けていく作業が困難となり、作業性が悪い
問題があった。そこで本発明の目的は、回路基板上に液
晶表示器等の表示器とELランプ等のバックライトとを
組み付ける構造において、組立の作業性を改善すること
である。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る通信端末機に
おいては、ケーシング(1)の内部に設置された回路基板
(6)上に、データ表示部を構成すべき平板状の表示器が
配備され、該表示器を樹脂製の枠体(3)により周囲から
拘持して表示器アセンブリ(20)が構成され、該表示器ア
センブリ(20)は、枠体(3)を回路基板(6)に係合させて
回路基板(6)上に取り付けられている。
【0013】上記本発明の通信端末機によれば、表示器
アセンブリ(20)の組立は、表示器を枠体(3)に組み込む
ことによって容易に行なうことが出来、これによって得
られた表示器アセンブリ(20)を半製品として、必要数を
予め作製しておくことが出来る。そして、通信端末機の
組立工程にて、表示器アセンブリ(20)を回路基板(6)に
取り付ければ良いので、組立の作業性が良好である。
【0014】枠体(3)に液晶表示器(2)を拘持するため
の具体的構成において、枠体(3)には、液晶表示器(2)
の背面を受け止めるための複数のリブ(34)(35)(36)(36)
が内向きに突設されると共に、液晶表示器(2)の表面を
押さえ込むための複数の突片(33)が内向きに形成され、
枠体(3)の少なくとも1辺を為す枠部に突設された複数
のリブ(35)(36)(36)は、枠部中央に位置するリブ(35)の
突出量よりも両側に位置するリブ(36)(36)の突出量が小
さく設定されている。
【0015】該具体的構成においては、前記1辺を為す
枠部を外向きに弾性変形させて液晶表示器(2)を枠体
(3)に嵌め込む際、前記枠部は、中央部が最も大きく変
形し、両側部の変形量は小さくなるが、両側のリブ(36)
(36)は中央のリブ(35)よりも突出量が小さく形成されて
いるので、両側のリブ(36)(36)が液晶表示器(2)の挿入
を妨げることはない。液晶表示器(2)の挿入後は、枠体
(3)を弾性復帰させることにより、複数のリブ(34)(35)
(36)(36)と複数の突片(33)(33)(33)(33)によって液晶表
示器(2)が脱落不能に拘持される。
【0016】又、具体的構成において、表示器の背面に
はシート状のバックライトが貼着固定され、該バックラ
イトには電極片(23)(24)が突設され、該電極片(23)(24)
と回路基板(6)上の電極パターン(62a)とが互いに重ね
合わされ、該重ね合わせ部が枠体(3)の一部と回路基板
(6)とによって挟圧され、対応する電極どうしが電気的
に接続されている。該具体的構成においては、バックラ
イトの電極片(23)(24)と回路基板(6)の電極パターン(6
2a)とが、枠体(3)と回路基板(6)により挟圧されて、
電気的及び機械的接続状態が保持されている。従って、
コネクター等を用いた接続構造の採用は不要であり、こ
れによって回路基板の小型化が可能となる。
【0017】又、他の具体的構成において、回路基板
(6)上には、表示器と並べて、前記キー操作部を構成す
べきシート状のキー入力装置が設置され、該キー入力装
置には複数の電極片(51)が突設され、該電極片(51)と回
路基板(6)上の電極パターン(62)とが互いに重ね合わさ
れ、該重ね合わせ部が枠体(3)の一部と回路基板(6)と
によって挟圧され、対応する電極どうしが電気的に接続
されている。該具体的構成においては、キー入力装置の
電極片(51)と回路基板(6)の電極パターン(62)とが、枠
体(3)と回路基板(6)により挟圧されて、電気的及び機
械的接続状態が保持されている。従って、コネクター等
を用いた接続構造の採用は不要であり、これによって回
路基板の小型化が可能となる。
【0018】更に具体的な構成において、枠体(3)に
は、前記重ね合わせ部との対向面に、クッション部材(3
0)が取り付けられている。該具体的構成によれば、バッ
クライトの電極片(23)(24)と回路基板(6)の電極パター
ン(62a)の重ね合わせ部に対する挟圧力や、キー入力装
置の電極片(51)と回路基板(6)の電極パターン(62)の重
ね合わせ部に対する挟圧力を、クッション部材によって
分散させることが出来、これによって電極どうしの電気
的接続をより確実なものとすることが出来る。
【0019】他の具体的構成において、枠体(3)には、
前記重ね合わせ部との対向部を補強するための補強部材
(4)が取り付けられている。枠体を樹脂によって作製し
た場合、該枠体は、前記重ね合わせ部に対する挟圧力の
反力を受けて変形する虞れがあるが、該具体的構成によ
れば、補強部材が枠体の変形を阻止するため、バックラ
イトの電極片(23)(24)と回路基板(6)の電極パターン(6
2a)の重ね合わせ部や、キー入力装置の電極片(51)と回
路基板(6)の電極パターン(62)の重ね合わせ部は、枠体
(3)と回路基板(6)の間に確実に挟持される。
【0020】更に他の具体的構成において、枠体(3)の
外側面にはベース(37)が外向きに突設され、該ベース(3
7)の表面に受話用のスピーカ(21)が設置され、ベース(3
7)は、スピーカ(21)の設置面をベース突出側に低く傾斜
させて形成され、回路基板(6)には、ベース(37)との干
渉を避けるための切欠き(6a)が開設されており、ベース
(37)の両側部には、切欠き(6a)を跨いで回路基板(6)の
表面に接地する一対の脚片(38)(38)が突設されている。
例えばケーシング(1)の曲面形状に合わせてスピーカ(2
1)を配置するために、上記の如くベース(37)を傾斜させ
て形成した場合において、回路基板(6)には切欠き(6a)
が開設されているので、ベース(37)が回路基板(6)と干
渉することはない。又、ベース(37)には一対の脚片(38)
(38)が突設されて、該脚片(38)(38)が回路基板(6)の表
面に接地しているので、スピーカ(21)の音量が大きいと
きにも、ベース(37)は十分な強度でスピーカ(21)の音圧
を受け止めることが出来る。
【0021】更に具体的には、各脚片(38)の先端部に、
回路基板(6)へ向けて接地部(39)が突設されている。該
具体的構成によれば、枠体(3)の設計時に接地部(39)の
突出量を調整することによって、ベース(37)の脚片(38)
(38)を回路基板(6)の表面に適度な圧力で接触させるこ
とが出来る。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る通信端末機によれば、表示
器アセンブリ(20)を組み立てた後、該表示器アセンブリ
(20)を回路基板(6)上に取り付ければよいので、組立の
作業性は良好である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図8に示す如き携
帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に
説明する。本発明に係るの携帯電話機においては、図1
に示す如く、上半ケース(11)及び下半ケース(12)からな
る扁平なケーシング(1)の内部に、回路基板(6)が設置
され、該回路基板(6)上には、液晶表示器(2)を具えた
表示器アセンブリ(20)と、複数の電極片(51)が突設され
たキーシート(5)とが併設されている。
【0024】回路基板(6)の端部には、送話部(17)を構
成すべきマイクロホン(7)が取り付けられ、枠体(3)の
端部には、受話部(16)を構成すべきスピーカ(21)が取り
付けられている。回路基板(6)の表面には、後述の如く
表示器アセンブリ(20)及びキーシート(5)との電気的接
続に用いる電極パターン(62)(62a)が形成されている。
又、着信を振動で知らせるべく、下半ケース(12)上に
は、モータ(81)及び偏心錘(82)からなるバイブレータ
(8)が設置されている。該モータ(81)から伸びる2本の
通電用のリード線(83)(83)は、下半ケース(12)の両側部
に配置したターミナル片(9)(9)に接続されている。
【0025】上半ケース(11)と下半ケース(12)は互いに
組み合わされた状態で2本のビス(19)(19)を用いて固定
されており、これらのビス(19)(19)は、下半ケース(12)
の背面側から前記ターミナル片(9)(9)を貫通して、上
半ケース(11)の内面に突設した2つのボス(18)(18)に螺
合している。
【0026】表示器アセンブリ(20)は、図4に示す如
く、樹脂製の枠体(3)に、液晶表示器(2)、ELランプ
(22)及び補強部材(4)を組み付けたものである。液晶表
示器(2)にはフレキシブル配線基板(26)が接続されてお
り、該フレキシブル配線基板(26)の先端部が前記回路基
板(6)に取り付けられたコネクター(図示省略)に連結さ
れる。液晶表示器(2)のバックライトとなるELランプ
(22)は、一対の電極片(23)(24)が形成された突片(25)を
有し、液晶表示器(2)の背面に、突片(25)を外側へ突出
させて貼着固定される。枠体(3)には、その4つの角部
に夫々、フック(31)(31)(32)(32)が下向きに突設されて
おり、図1に示す様に、マイクロホン(7)側の一対のフ
ック(31)(31)は、回路基板(6)の両側部に形成された左
右一対の切欠き(63)(63)に係合すると共に、スピーカ(2
1)側の一対のフック(32)(32)は、回路基板(6)の両側部
に形成された左右一対の切欠き(63a)(63a)に係合する。
【0027】図4に示す如く枠体(3)の上面には、フッ
ク(31)(31)(32)(32)の内側に、4つの突片(33)(33)(33)
(33)がそれぞれ内向きに突設されると共に、枠体(3)の
内側面には、4つのリブ(34)(35)(36)(36)がそれぞれ内
向きに突設されており、突片(33)(33)(33)(33)とリブ(3
4)(35)(36)(36)の間に液晶表示器(2)が拘持される。図
6に示す如く、枠体(3)の左側の枠部に突設されたリブ
(34)は全長に亘って同一の突出量(0.5mm)に形成さ
れているのに対し、右側の枠部に突設されたリブ(35)(3
6)(36)は、中央部のリブ(35)が大きな突出量(0.4m
m)に形成され、その両側のリブ(36)(36)が小さな突出
量(0.3mm)に形成されている。又、枠体(3)の下面
には、前記マイクロホン(7)側の一対のフック(31)(31)
に挟まれた領域に、発砲シリコンシートからなるクッシ
ョン部材(30)が貼り付けられている。
【0028】枠体(3)には、前記マイクロホン(7)側の
枠部に、金属製の補強部材(4)が係合している。補強部
材(4)は、枠体(3)の上面に密着すべき上板部(41)と、
一対のフック(31)(31)の先端部に密着すべき一対の下板
部(42)(42)とを具え、図2及び図3に示す如く枠体(3)
に係合した状態で、枠体(3)を補強するものである。
【0029】又、枠体(3)には、前記スピーカ(21)側の
枠部に、ベース(37)が突設され、該ベース(37)の表面に
スピーカ(21)が固定されている。ベース(37)は、図7に
示す如くケーシング(1)の曲面形状に合わせて、その突
出側に低く所定角度θ(約4°)で傾斜している。回路基
板(6)には、ベース(37)との対向部に切欠き(6a)が開設
され、ベース(37)との干渉を回避している。図4に示す
如く、ベース(37)の両側部には、前記切欠き(6a)を跨い
で一対の脚片(38)(38)が突設され、各脚片(38)の先端部
に下向きに突設した接地部(39)が回路基板(6)の表面に
接地している(図6参照)。
【0030】又、スピーカ(21)の表面と上半ケース(11)
の内面の間には、図1に示す如くリング状のクッション
部材(29)が介在しており、ケーシング(1)の組立状態で
は、クッション部材(29)はスピーカ(21)と上半ケース(1
1)の間で挟圧されて、僅かに押し潰されることなる。こ
れによって、スピーカ(21)からの音声は漏れなく、上半
ケース(11)に開設された放音孔から放出させることが出
来る。又、クッション部材(29)の反発力によってスピー
カ(21)に適度な押圧力を与えることにより、スピーカ(2
1)から放出される音声の音圧特性を良好に維持してい
る。
【0031】上記表示器アセンブリ(20)の組立工程にお
いては、先ず枠体(3)に補強部材(4)を取り付ける。
又、液晶表示器(2)の背面にELランプ(22)を貼着固定
する。次に、液晶表示器(2)を枠体(3)に組み付ける。
この際、図5に示す如く、枠体(3)の右側の枠部を矢印
方向に弾性変形させて、液晶表示器(2)を挿入する際の
通路を確保する。ここで、枠体(3)の右側の枠部は、中
央部が最も大きく変形し、両側部の変形量は小さくなる
が、前述の如く両側のリブ(36)(36)は中央のリブ(35)よ
りも突出量が小さく形成されているので、図示の如く両
側のリブ(36)(36)が液晶表示器(2)の挿入を妨げること
はない。液晶表示器(2)の挿入後は、枠体(3)が弾性復
帰して、4つのリブ(34)(35)(36)(36)と4つの突片(33)
(33)(33)(33)によって液晶表示器(2)が脱落不能に拘持
されることになる(図6参照)。又、枠体(3)のベース(3
7)には、スピーカ(21)を貼着固定する。この結果、図2
に示す如く一体の表示器アセンブリ(20)が得られる。
【0032】図1に示す様に、回路基板(6)の表面に
は、キーシート(5)の複数の電極片(51)と上下に重なる
位置に、これらの電極片(51)と電気的に接続されるべき
電極パターン(62)が形成されている。又、該電極パター
ン(62)の側部には、前記ELランプ(22)の一対の電極片
(23)(24)と上下に重なる位置に、これらの電極片(23)(2
4)と電気的に接続されるべき電極パターン(62a)が形成
されている。
【0033】又、キーシート(5)の複数の電極片(51)と
電極パターン(62)との間、及びELランプ(22)の一対の
電極片(23)(24)と電極パターン(62a)との間には、図3
に示す異方性導電シート(60)が介在している。異方性導
電シート(60)は、厚さ約0.2mmの絶縁製シリコーン
ゴムシート中に、シートの厚さ方向に伸びるカーボン系
導電繊維を高密度に散在せしめたもの(特許第1067119号
参照)であって、電極片(51)(23)(24)と電極パターン(6
2)(62a)の重ね合わせ方向にのみ導電性を発揮して、対
応する電極どうしの電気的接続を確保する。
【0034】回路基板(6)の電極パターン(62)上に異方
性導電シート(60)を介してキーシート(5)の電極片(51)
を重ね合わせ、この状態で、表示器アセンブリ(20)を回
路基板(6)に取り付ける。ここで、枠体(3)のフック(3
1)(31)(32)(32)を回路基板(6)の切欠き(63)(63)(63a)
(63a)に係合させることによって、表示器アセンブリ(2
0)は回路基板(6)の表面に圧接保持されることになる。
この結果、枠体(3)と回路基板(6)の間に、キーシート
(5)の電極片(51)、ELランプ(22)の電極片(23)(24)、
及び異方性導電テープ(60)が上下から挟み込まれ、挟圧
されることになる(図3参照)。この際、クッション部材
(30)は厚さ方向に弾性収縮し、その反発力が異方性導電
シート(60)、電極パターン(62)(62a)及び電極片(51)(2
3)(24)に挟圧力として加わる。ここで、仮に電極パター
ン(62)(62a)及び電極片(51)(23)(24)に対する作用力に
偏りがあったとしても、クッション部材(30)が作用力の
偏りを分散させて、均一に分布する挟圧力を発生させ
る。
【0035】この結果、キーシート(5)の電極片(51)及
びELランプ(22)の電極片(23)(24)と、回路基板(6)の
電極パターン(62)(62a)との電気的及び機械的な接続が
確実なものとなる。尚、前記挟圧力は、反力となって枠
体(3)の枠部に作用することとなるが、前述の如く該枠
部は補強部材(4)によって補強されているため、前記反
力は補強部材(4)によって確実に受け止められ、枠体
(3)の変形が阻止される。
【0036】上記キーシート(5)及びELランプ(22)の
接続構造においては、キーシート(5)の電極片(51)及び
ELランプ(22)の電極片(23)(24)と、回路基板(6)の電
極パターン(62)(62a)とを重ね合わて挟圧しただけの単
純な接続構造を採用しているから、コネクターを用いた
接続構造は省略することが出来、この結果、回路基板の
小型化が可能となる。
【0037】最後に、下半ケース(12)に上半ケース(11)
を被せてケーシングを組み立て、下半ケース(12)の背面
側からビス(19)(19)をねじ込むことにより、上半ケース
(11)と下半ケース(12)が一体化されると共に、下半ケー
ス(12)の両ターミナル片(9)(9)と回路基板(6)の両電
極(67)(68)とが接触して、電気的接続が行なわれる。
【0038】上記本発明の携帯電話機によれば、表示器
アセンブリ(20)の組立は、液晶表示器(2)の背面にEL
ランプ(22)を貼着固定した後、該液晶表示器(2)を枠体
(3)に組み込むことによって容易に行なうことが出来、
これによって得られた表示器アセンブリ(20)を半製品と
して、必要数を予め作製しておくことが出来る。そし
て、携帯電話機の組立工程にて、表示器アセンブリ(20)
を回路基板(6)に取り付ければ良いので、組立の作業性
が良好である。
【0039】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。又本発明は、携帯電話機に限らず、
種々の通信端末機に実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話機の分解斜視図である。
【図2】表示器アセンブリの斜視図である。
【図3】表示器アセンブリを回路基板上に取り付けた状
態を表わす要部の断面図である。
【図4】表示器アセンブリの分解斜視図である。
【図5】枠体に液晶表示器を組み付ける工程を表わす平
面図である。
【図6】回路基板上に枠体を取り付けた状態を表わす平
面図である。
【図7】ケーシング内の枠体を表わす一部破断側面図で
ある。
【図8】携帯電話機の外観を表わす斜視図である。
【図9】出願人の提案に係る携帯電話機の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
(1) ケーシング (11) 上半ケース (12) 下半ケース (20) 表示器アセンブリ (2) 液晶表示器 (21) スピーカ (22) ELランプ (23) 電極片 (24) 電極片 (3) 枠体 (33) 突片 (34) リブ (35) リブ (36) リブ (37) ベース (38) 脚片 (4) 補強部材 (5) キーシート (51) 電極片 (60) 異方性導電テープ (6) 回路基板 (62) 電極パターン (62a) 電極パターン (6a) 切欠き (7) マイクロホン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング表面にキー操作部とデータ表
    示部とを設けた通信端末機において、ケーシング(1)の
    内部に設置された回路基板(6)上には、データ表示部を
    構成すべき平板状の表示器が配備され、該表示器を樹脂
    製の枠体(3)により周囲から拘持して表示器アセンブリ
    (20)が構成され、該表示器アセンブリ(20)は、枠体(3)
    を回路基板(6)に係合させて回路基板(6)上に取り付け
    られていることを特徴とする通信端末機。
  2. 【請求項2】 回路基板(6)を拘持するべく、枠体(3)
    には、液晶表示器(2)の背面を受け止めるための複数の
    リブ(34)(35)(36)(36)が内向きに突設されると共に、液
    晶表示器(2)の表面を押さえ込むための複数の突片(33)
    が内向きに形成され、枠体(3)の少なくとも1辺を為す
    枠部に突設された複数のリブ(35)(36)(36)は、枠部中央
    に位置するリブ(35)の突出量よりもその両側に位置する
    リブ(36)(36)の突出量が小さく設定されている請求項1
    に記載の通信端末機。
  3. 【請求項3】 表示器の背面にシート状のバックライト
    が貼着固定され、該バックライトには電極片(23)(24)が
    突設され、該電極片(23)(24)と回路基板(6)上の電極パ
    ターン(62a)とが互いに重ね合わされ、該重ね合わせ部
    が枠体(3)の一部と回路基板(6)とによって挟圧され、
    対応する電極どうしが電気的に接続されている請求項1
    又は請求項2に記載の通信端末機。
  4. 【請求項4】 回路基板(6)上には、表示器と並べて、
    前記キー操作部を構成すべきシート状のキー入力装置が
    設置され、該キー入力装置には複数の電極片(51)が突設
    され、該電極片(51)と回路基板(6)上の電極パターン(6
    2)とが互いに重ね合わされ、該重ね合わせ部が枠体(3)
    の一部と回路基板(6)とによって挟圧され、対応する電
    極どうしが電気的に接続されている請求項1又は請求項
    2に記載の通信端末機。
  5. 【請求項5】 枠体(3)には、前記重ね合わせ部との対
    向面に、クッション部材(30)が取り付けられている請求
    項2乃至請求項4の何れかに記載の通信端末機。
  6. 【請求項6】 枠体(3)には、前記重ね合わせ部との対
    向部を補強するための補強部材(4)が取り付けられてい
    る請求項2乃至請求項5の何れかに記載の通信端末機。
  7. 【請求項7】 枠体(3)の外側面にはベース(37)が外向
    きに突設され、該ベース(37)の表面に受話用のスピーカ
    (21)が設置され、ベース(37)は、スピーカ(21)の設置面
    をベース突出側に低く傾斜させて形成され、回路基板
    (6)には、ベース(37)との干渉を避けるための切欠き(6
    a)が開設されており、ベース(37)の両側部には、切欠き
    (6a)を跨いで回路基板(6)の表面に接地する一対の脚片
    (38)(38)が突設されている請求項2乃至請求項6の何れ
    かに記載の通信端末機。
  8. 【請求項8】 各脚片(38)の先端部には、回路基板(6)
    へ向けて接地部(39)が突設されている請求項7に記載の
    通信端末機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101266248B1 (ko) * 2006-08-07 2013-05-22 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치, 그 제조 방법 및 이를 갖는 이동통신 단말기

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KR101266248B1 (ko) * 2006-08-07 2013-05-22 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치, 그 제조 방법 및 이를 갖는 이동통신 단말기

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