JPH08203486A - 電源端子装置 - Google Patents

電源端子装置

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JPH08203486A
JPH08203486A JP7014794A JP1479495A JPH08203486A JP H08203486 A JPH08203486 A JP H08203486A JP 7014794 A JP7014794 A JP 7014794A JP 1479495 A JP1479495 A JP 1479495A JP H08203486 A JPH08203486 A JP H08203486A
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Withdrawn
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JP7014794A
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Ryuichi Yone
立一 米
Satoru Sato
哲 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で廉価でありかつ信頼性が高く、携帯型
機器等に採用して好適な電源端子装置を提供する。 【構成】 電源回路導体が配線形成されるとともに端子
取付け穴42が形成された回路基板40と、絶縁材料に
よって一体形成され、一端部には取付け用の嵌合部44
Gが設けられるとともに他端部側には軸状の端子取付け
部48が設けられた端子ホルダ部材44と、弾性を有す
る線条によって形成され、コイル部42Bと、両端をそ
れぞれ延長して形成された端子部42A及び接続部42
Cとからなる端子部材42とを備える。端子部材42
は、端子部42Aを端子取付け穴42に嵌合することに
よって回路基板40上に取り付けられた端子ホルダ部材
44の端子取付け部48にコイル部42Bを装着するこ
とによって組み付けられ、端子部42Aが電源装填部2
0に臨ませられるとともに接続部42Cが回路基板40
の電源回路導体と接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾電池、充電電池等の
内部電源を備えた携帯型電話機、携帯型音響機器等に備
えられ、内部電源からの電源の供給を受けるための電源
端子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電源の供給を必要とする各種機器は、商
用電源とともに筐体に構成した電源装填部に着脱自在に
収納される乾電池、充電電池等の内部電源を備えられて
いる。かかる機器においては、筐体に構成した電源装填
部に内部電源が着脱自在に収納され、この内部電源から
電源端子装置を介して各部に電源が供給される。電源装
填部には、収納された内部電源のプラス端子とマイナス
端子に対応位置するようにして電源端子装置を構成する
接続端子部材の接続部が突出露呈されている。
【0003】これら接続端子部材は、一般に、板バネに
よって形成されており、ヘ字状に折曲された一端部が電
源装填部に突出露呈されて収納された内部電源の端子部
に圧接する接続部を構成して電源装填部の周壁に取り付
けられている。また、接続端子部材は、収納された内部
電源を電源装填部の一方周壁側に押圧して、この内部電
源を保持している。
【0004】接続端子部材は、他端部側が電源回路やモ
ータ等の被接続部と接続されるが、接続のためのリード
線を不要とするため、例えば、この接続端子部材の一端
部を電源回路導体を印刷形成した回路基板に直接実装し
た電源端子装置も提供されている。この基板実装型の接
続端子部材は、回路基板が筐体に組み付けられた状態に
おいて、立上り部の先端をヘ字状に折曲して構成された
接続部が電源装填部内に突出露呈する。電源端子装置
は、接続端子部材の接続部が電源装填部に収納された内
部電源の端子部と圧接することにより、電源回路導体を
介して各部に電源を供給する。
【0005】ところで、携帯型電話機や携帯型音響機器
等においては、振動等によって接続端子部材の接続部と
内部電源の端子部との接続状態が解除されてしまうとい
った不都合が発生することがある。このため、かかる携
帯型機器においては、電源装填部に収納される内部電源
の接続構造として、一般にコネクタ構造が採用されてい
る。このコネクタ構造は、内部電源の端子部を電源装填
部に臨んで設けられたコネクタ端子に嵌合して接続を行
うことにより、接続端子部間での接触不良の発生を確実
に防止するように構成されている。
【0006】電源端子装置には、振動等による接続端子
部間の接触不良の発生を防止して信頼性の向上を図るた
めに、いわゆるダブル端子構造も採用される。このダブ
ル端子構造は、内部電源の端子部に対応して接続端子部
材の接続部が一対の接続部によって構成されている。し
たがって、ダブル端子構造を備えた電源端子装置によれ
ば、機器に衝撃や振動等が加えられた場合にも、一対に
よって構成した接続部のいずれか一方の接続部が内部電
源の端子部と接触状態を保持されるため、各部に対して
電源を安定して供給する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した板バネによっ
て形成された接続端子部材を備えた電源端子装置は、コ
ネクタ端子構造を採用した電源端子装置と比較して、組
立てが簡単である、構造が簡易である、電源装填部への
内部電池の着脱操作が容易である或いは廉価であるとい
った種々の特徴を有している。しかしながら、この電源
端子装置においては、接続部が内部電源の端子部に対し
て所定の弾性力を以って圧接されるとともに内部電源が
電源装填部に容易に収納されるために、接続端子部材が
比較的幅広とされるとともに大きな弾性変位部分を必要
とするため大型となるといった問題点があった。
【0008】また、板バネによって形成された接続端子
部材を備えた電源端子装置は、衝撃等に対する接続端子
部間の接続状態の信頼性の向上を図るため、ダブル端子
構造を採用することによって構造が複雑となり、部品コ
ストも高くなってしまうといった問題点があった。この
ため、かかる電源端子装置は、コネクタ端子構造を採用
した電源端子装置と比較して上述したように種々の特徴
を有しているが、小型、軽量化の要請が大きくかつ振動
等に対する接続端子部間の接続状態の高信頼性が必要な
携帯型電話機等の携帯型機器にはほとんど採用されてい
ない。
【0009】したがって、本発明は、上述した板バネに
よって形成された接続端子部材を備えた電源端子装置の
特徴を備えるとともに、より小型で廉価でありかつ信頼
性の高い携帯型機器等に採用して好適な電源端子装置を
提供することを目的に提案されたものである。
【0010】
【課題を達成するための手段】この目的を達成した本発
明に係る電源端子装置は、電源回路導体が配線形成され
るとともに端子取付け穴が形成された回路基板と、絶縁
材料によって一体形成され、一端部には取付け用の嵌合
部が設けられるとともに他端部側には軸状の端子取付け
部が設けられた端子ホルダ部材と、弾性を有する線条に
よって形成され、コイル部と、コイル部の一端部を延長
して構成された端子部と、コイル部の他端部を延長して
構成された接続部とからなる端子部材とを備えて構成さ
れる。
【0011】また、本発明に係る電源端子装置は、端子
ホルダ部材が、底面に嵌合部が一体に突設され回路基板
の主面上に接合されるベース部と、このベース部から一
体に立設された支持部と、この支持部の両側面に一体に
突設された端子取付け部とから構成される。
【0012】さらに、本発明に係る電源端子装置は、端
子ホルダ部材の嵌合部が、先端部から基部に向かって次
第に厚み寸法が大とされることによってベース部との間
隔を回路基板の厚み寸法とほぼ等しい位置とされた係止
段部を有する楔状に形成されて構成される。
【0013】さらにまた、本発明に係る電源端子装置
は、端子ホルダ部材に、コイル部を端子取付け部に装着
された端子部材の接続部が経由されて回路基板の電源回
路導体へと導かれる、ベース部の側縁に形成された係止
段部と支持部の側面に一体に突設された係止片とを有し
て構成される。
【0014】さらにまた、本発明に係る電源端子装置
は、端子部材の端子部が先端を略ヘ字状に折曲され、端
子ホルダ部材に組み付けられた状態において、支持部の
側方に突出されて電源装填部に臨ませられて構成され
る。
【0015】さらにまた、本発明に係る電源端子装置
は、端子部材の端子部が先端を電源装填部を構成する隔
壁に形成した高さ方向のスリットを貫通して電源装填部
に臨ませられて構成される。
【0016】
【作用】以上のように構成した本発明に係る電源端子装
置によれば、コイル部と両端に延長された接続部及び端
子部とからなる端子部材は、嵌合部を端子取付け穴に嵌
合することによって回路基板上に取り付けられた端子ホ
ルダ部材の端子取付け部に、コイル部を装着することに
よって組み付けられ、端子部が電源装填部に臨ませられ
るとともに接続部が回路基板の電源回路導体に接続され
る。したがって、弾性を有する線条によって形成された
端子部材は、板バネによって形成した端子部材と比較し
て廉価でありかつスペース効率も高いことから、電源端
子装置のコストダウンと小型化に作用する。
【0017】また、本発明に係る電源端子装置によれ
ば、端子部材に組み付けられる端子ホルダ部材には、支
持部の両側面部に形成した端子取付け部に一対の端子部
材のコイル部がそれぞれ装着されることにより、極めて
簡易な構造でかつスペース効率の高いダブル接点構造が
構成される。したがって、一対の端子部材は、衝撃や振
動等に対してもいずれか一方の端子部材の端子部が内部
電源の端子部と接触状態を保持されることにより、接続
端子部間の接続状態をより確実に保持し、信頼性の向上
に作用する。
【0018】さらに、本発明に係る電源端子装置によれ
ば、端子ホルダ部材は、ベース部に形成した嵌合部を端
子取付け穴に差し込む操作によって、この嵌合部の係止
段部とベース部との間で回路基板が挟持されて取り付け
が行われる。したがって、電源端子装置は、組立て工程
の合理化が図られる。
【0019】さらにまた、本発明に係る電源端子装置に
よれば、端子部材の接続部が経由して回路基板に接続さ
れる端子ホルダ部材の支持部に形成した係止部とベース
部に形成した係止段部とが、端子部材の取付け手段とし
て作用し、ネジ等の部品が不要とされるとともに、端子
部の充分な弾性変位を可能とする。
【0020】さらにまた、本発明に係る電源端子装置に
よれば、先端部が略ヘ字状に折曲形成された端子部は、
電源装填部に装填された内部電源の端子部に対して確実
に圧接するとともに、内部電源の電源装填部への着脱動
作が容易に行われるように作用する。
【0021】さらにまた、本発明に係る電源端子装置に
よれば、弾性を有する線条によって形成された端子部材
の端子部が隔壁に形成したスリットから内部に臨むた
め、電源装填部の強度が保持されるとともに、従来のよ
うに電源装填部に端子部材を組み付けた後にこの端子部
材と回路等との電気的接続を行うといった機構部と回路
部との組立てが併存していた作業の合理化が図られる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について図面
を参照して説明する。実施例は、無線電話子機2と、こ
の無線電話子機2が載置支持されるとともに内蔵した充
電器によって無線電話子機2に収納された充電型電池3
5の充電を行う無線電話親機5とから構成された無線電
話機1を示す。無線電話機1は、無線電話親機5を机等
の上に載置して使用する卓上型仕様と、この無線電話親
機5を壁面等に懸架して使用する壁掛型仕様とに兼用さ
れる。無線電話機1は、卓上型仕様と壁掛型仕様とによ
って、それぞれ反転操作して無線電話親機5に組み付け
られるハンガ構体7を備えている。
【0023】無線電話子機2は、合成樹脂製の第1のケ
ース3と第2のケース4とを突き合わせて全体略々ヘ字
状の外観を呈して構成されいる。無線電話子機2は、第
1のケース3と第2のケース4とが組み合わされて手に
持つことが可能な外形寸法とされたやや偏平な筒状体と
された把持部13と、この把持部13を構成する第2の
ケース4側の一端側に略円錐台形状の膨出部として形成
された受話部11と、把持部13の内側面部の他端側に
円弧状の表面を有する台形の膨出部として形成された送
話部12とから構成されている。無線電話子機2は、送
話部12に対応する第1のケース3の外側面部に、詳細
を後述する電池装填部20を開閉する電池蓋30が面一
の状態で組み付けられており、内部に内部電源を構成す
る充電電池35が交換自在に収納されている。
【0024】受話部11には、内部に図示しないがスピ
ーカが配設されており、このスピーカの放音面に対応し
て表面に放音孔としてのスリット11Aが設けられてい
る。また、送話部12には、内部に図示しないがマイク
ロホンが配設されており、このマイクロホンの集音面に
対応して表面に集音孔としてのスリット12Aが設けら
れている。
【0025】無線電話子機2は、受話部11と送話部1
2との間の内側面部の中央に、0〜9及びアスタリスク
記号、シャープ記号が付された12個の操作キーをマト
リックス状に配列してなるダイヤル部15を備えてい
る。受話部11には、周面の内側面部側に位置して幅方
向に離間する一対の充電用端子片16(16、16)が
設けられている。これら充電用端子片16は、一方をプ
ラス端子片、他方をマイナス端子片とし、受話部11の
周面11Bに面一の状態で配設された矩形の接点板によ
ってそれぞれ構成されており、無線電話子機2の内部に
組み込まれた回路基板40の電源回路導体を介して充電
電池35と電気的に接続されている。
【0026】無線電話子機2には、ダイヤル部15と充
電用端子片16との間に位置して複数の操作キーからな
る第1の機能スイッチ操作部17が配設されている。第
1の機能スイッチ操作部17は、例えば通話スイッチ、
オフスイッチ、保留スイッチ、ドアホンスイッチ或いは
優先選択スイッチ等の操作部を構成している。また、ダ
イヤル部15と集音スリット12Aとの間の領域には、
第2の機能スイッチ操作部18が配設されている。この
第2の機能スイッチ操作部18は、例えば短縮/登録複
合スイッチ、キャッチホンスイッチ或いは再ダイヤル/
ポーズ複合スイッチ等の操作部を構成している。
【0027】無線電話子機2には、受話部11の周面1
1Bにハンガ係合溝19が開口されている。このハンガ
係合溝19は、矩形の開口によって構成され、無線電話
子機2が壁掛型仕様として使用される場合に、無線電話
親機5側のハンガ構体7のハンガ部9が相対係合する。
無線電話子機2は、上述した構成の他に図示しないが従
来の無線電話子機と同様の部材等を備えて構成されるこ
とは勿論である。無線電話子機2は、図示しないが例え
ば受話部11の外周部に伸縮自在のアンテナが配設さ
れ、内部に組み込まれた回路基板にはダイヤル発振回
路、通話回路或いは無線回路等が搭載されている。
【0028】無線電話親機5は、全体が無線電話子機2
の外形形状よりもやや大きめとされた略矩形の箱体であ
って、主面が長手方向の一方側から他方側に向かって次
第に傾斜する傾斜面として構成された外観を呈して形成
されている。この無線電話親機5には、無線電話子機2
の受話部11と送話部12に対応して主面の両側に受話
凹部6と送話凹部とが凹設されている。
【0029】受話凹部6は、開口寸法が無線電話子機2
の受話部11の基部側の周回り外径寸法に対してわずか
に大きめとされるとともに底面部の外径寸法が受話部1
1の表面側の周回りの外径寸法に対してわずかに大きめ
とされた略すり鉢状の凹部として構成されている。ま
た、送話凹部は、幅寸法が無線電話子機2の送話部12
の幅寸法に対してわずかに大きめとされた凹部として構
成されている。無線電話親機5には、内蔵した充電器に
商用電源を投入するため、底面部から図示しない電源コ
ードが引き出されている。
【0030】受話凹部6には、送話凹部側に位置して内
周壁6Aにハンガ組付け溝8が設けられている。このハ
ンガ組付け溝8は、受話凹部6の内周壁6Aに開口する
第1の開口部と、この第1の開口部に連続して無線電話
親機5の主面に開口する第2の開口部とから構成されて
いる。第1の開口部は、ハンガ構体7を無線電話親機5
に組み付ける際の組付け口として作用する。また、第2
の開口部は、ハンガ組付け溝8の天井部分に形成された
やや幅狭のスリット状の溝として構成され、ハンガ構体
7を無線電話親機5に着脱する際の操作ガイド溝として
作用する。
【0031】ハンガ組付け溝8には、図示しないが底面
部を構成するようにして受話凹部6の内周壁6Aから主
面と平行な係止片が一体に突設されている。この係止片
は、全体が薄厚に形成されることによって厚み方向に対
して弾性変位可能とされるとともに先端部には図示しな
い係止凸部が一体に形成されている。したがって、係止
片は、第1の開口部からハンガ組付け溝8に差し込まれ
たハンガ構体7を、先端のハンガ部9が受話凹部6に突
出露呈する状態で抜け止めして保持する。ハンガ構体7
は、無線電話機1が壁掛型仕様に設定されて無線電話親
機5が壁面等に取り付けられた状態において、受話凹部
6に嵌合された受話部11のハンガ係合溝19に相対係
合することによって、無線電話親機5に対して無線電話
子機2を懸架支持する。
【0032】無線電話機1は、卓上型仕様として用いら
れる場合には、無線電話親機5に対して無線電話子機2
を懸架支持するハンガ構体7が不要とされる。ハンガ構
体7は、図示を省略するが、楔状に形成されたハンガ部
9の反対側の側面部が受話凹部6の内周壁6Aとほぼ同
一の曲率を有する曲面に形成されている。ハンガ構体7
は、第2の開口部に沿って第1の開口部側へと強く引き
出されることによって係止片を弾性変位させてハンガ組
付け溝8から抜き取られる。しかる後、ハンガ構体7
は、ハンガ部9側からハンガ組付け溝8に差し込まれる
ことによって、側面部が内周壁の一部を面一の状態で構
成することにより、全体として内周壁6Aに出張りの無
いすり鉢状の受話凹部6を構成する。
【0033】受話凹部6には、ハンガ組付け溝8を挟ん
だ両側に位置して内周壁6Aにそれぞれ高さ方向の2条
のスリットを1組とする一対の端子ガイドスリットが設
けられている。これら端子ガイドスリットを構成する各
スリットには、図1に示すように、充電用端子部材10
(10、10)の接続端子部が受話凹部6中に臨んでそ
れぞれ突出露呈される。これら充電用端子部材10は、
ハンガ組付け溝8を挟んだ一方側がプラス端子であり、
他方側がマイナス端子であって、弾性を有する線条によ
って形成されており、接続端子部が略三角形状に折曲さ
れて構成されている。
【0034】充電用端子部材10は、略三角形状に折曲
された各組の接続端子部がそれぞれ対応する無線電話子
機2側の充電用端子片16の幅寸法よりもやや小さい間
隔に設定されている。このように、無線電話機1は、無
線電話子機2側の充電用端子片16に接合する無線電話
親機5側の充電用端子部材10を、プラス端子及びマイ
ナス端子毎にそれぞれ2個の接続端子部からなるいわゆ
るダブル端子で構成している。したがって、無線電話機
1は、受話凹部6と受話部11との間に多少のクリアラ
ンスがあっても、充電用端子部材10のいずれか一方の
接続端子部が充電用端子片16との接合状態を保持され
る。
【0035】充電用端子部材10は、他端部がケース内
面に沿って延長され、無線電話親機5の内部に組み込ま
れた回路基板を介して充電器と接続されている。充電用
端子部材10は、未使用時に無線電話子機2が受話部1
1を受話凹部6に嵌合して無線電話親機5に載置された
状態において、接続端子部が充電用端子片16と相対接
合することにより、この無線電話子機2に収納された充
電電池35に電源を投入して充電を行う。
【0036】充電電池35は、商用電源を投入すること
によって充電が可能な電池であり、図2に示すように、
無線電話子機2の筐体を構成する第1のケース3側の背
面部に構成した電池装填部20に装填される。充電電池
35は、全体が矩形ブロック状を呈しており、一方側面
部に幅方向に離間して一対の端子片36(36A、36
B)が設けられている。これら端子片36は、それぞれ
プラス端子とマイナス端子を構成する横長矩形の接点片
からなる。充電電池35は、内部電源として後述する接
続端子41を介して無線電話機1の各部に電流を供給す
る。
【0037】電池装填部20は、第1のケース3の背面
部に開口する充電電池35の外形寸法とほぼ等しい矩形
凹部として構成されている。電池装填部20には、送話
部12側の周壁部分に、充電電池35の端子片36の間
隔とほぼ等しい間隔を以って幅方向に離間して端子配設
部21(21A、21B)が膨出形成されている。これ
ら端子配設部21には、電池装填部20に開口する端子
ガイドスリット22、23がそれぞれ形成されている。
なお、電池装填部20の底面部には、第1のケース3と
第2のケース4とを結合するためのねじ穴が設けられて
いる。
【0038】第1のケース3には、電池装填部20を構
成する各周壁の開口縁部分に電池蓋30を組み付けるた
めの係合部がそれぞれ形成されている。すなわち、第1
のケース3には、端子配設部21と対向する開口縁に、
アンダーカットとして構成された第1の係合凹部24
(24、24)が形成されている。また、第1のケース
3には、幅方向の両側面の開口縁に、略中央部に位置し
て枠状の第2の係合部25(25、25)がそれぞれ突
設されている。さらに、第1のケース3には、端子配設
部21側の周壁開口縁には、第3の係合部26を構成す
る係合溝が形成されている。
【0039】端子配設部21は、図4及び図6に示すよ
うに、内部に高さ方向の矩形空間部を構成する膨出部と
して構成され、電池装填部20との隔壁部分にそれぞれ
端子ガイドスリット22、23が形成されている。これ
ら端子ガイドスリット22、23は、それぞれ互いに平
行な一対の高さ方向のスリット22a、22b及びスリ
ット23a、23bとからなる。端子ガイドスリット2
2、23は、線条によって形成された後述する接続端子
41を構成する各端子部材42、43及び45、46の
線径よりもやや大とされた溝幅を有して電池装填部20
の底面部から端子配設部21の上部に亘って形成されて
いる。また、端子ガイドスリット22を構成するスリッ
ト22aとスリット22b及び端子ガイドスリット23
を構成するスリット23aとスリット23bとは、それ
ぞれ等間隔で端子配設部21に設けられるとともに、充
電電池35の端子片36の幅寸法よりもやや小間隔とさ
れている。
【0040】蓋体30は、第1のケース3と同一材質の
合成樹脂によって電池装填部20を閉塞するに足る外形
形状に形成され、内面には電池装填部20に収納された
充電電池35を底面部に押し付ける弾性片31(31、
31)が幅方向に離間して互いに平行に貼着されてい
る。蓋体30には、電池装填部20を構成する各周壁の
開口縁部分に形成した各係合部に対応してそれぞれ係合
部が一体に形成されている。すなわち、蓋体30には、
一方側縁部に第1の係合凹部24に差し込み係合される
一対の係合片32(32、32)が幅方向に離間して一
体に突設されている。また、蓋体30には、幅方向の両
側部の内面に第2の係合部25に対応してリブ状の係合
部33(33、33)が一体に形成されている。さら
に、蓋体30には、係合片32と対向する他方側縁部の
内面に、第3の係合部26に対応位置して、先端がフッ
ク状に形成された係合片34(34、34)が一体に形
成されている。
【0041】以上のように構成された蓋体30は、係合
片32を第1の係合凹部24に差し込んだ状態で、第1
のケース3側に強く押し込まれることにより、係合部3
3が第2の係合部25に相対係合するとともに係合片3
4のフック状の先端が第3の係合部26に相対係合する
ことによって、電池装填部20を閉塞して第1のケース
3に組み付けられる。蓋体30は、第1のケース3に組
み付けられた状態において、上述したように面一となっ
てこの第1のケース3の外周面の一部を構成する。ま
た、蓋体30は、充電電池35を電池装填部20に装填
し、或いは収納された充電電池35の交換を行う場合、
第3の係合部26との間からこじ上げられることによっ
て、第1のケース3から取り外される。
【0042】第2のケース4には、長さ方向のほぼ全域
に亘って内面に沿って回路基板40がねじ止め等によっ
て組み付けられる。この回路基板40には、第2のケー
ス4に組み付けられた状態において、ダイヤル部15或
いは第1の機能スイッチ操作部17、第2の機能スイッ
チ操作部18の各操作キーに対応する位置にそれぞれ接
点部が設けられている。また、回路基板40には、受話
部11に対応した位置にスピーカが、また送話部12に
対応した位置にマイクロホンがそれぞれ実装されてい
る。さらに、回路基板40には、充電用端子片16の基
端部が電気的に接合されて実装されている。
【0043】回路基板40には、一端部近傍の送話部1
2に対応した背面部に位置して接続端子41(41A、
41B)が実装されている。接続端子41は、幅方向に
離間して左右一対が設けられており、一方側がプラス端
子部を、他方側がマイナス端子部を構成している。これ
ら接続端子41A、41Bは、第1のケース3と第2の
ケース4とを組み合わせた状態において、後述するよう
に第1のケース3側に形成した端子配設部21A、21
Bにそれぞれ対応位置される。
【0044】また、回路基板40には、接続端子41を
実装するための取付け穴40A及び位置決め穴40Bと
がそれぞれ設けられている。さらに、回路基板40に
は、図示しないが、無線電話機1の各部に電源を供給す
るための電源回路導体が印刷形成されている。この電源
回路導体は、プラス端子回路導体とマイナス端子回路導
体とからなり、一端部がそれぞれ回路基板40に実装さ
れる接続端子41の近傍に位置されている。また、プラ
ス端子回路導体とマイナス端子回路導体とは、接続端子
41に対応する部分がそれぞれ一対の部位から構成され
るとともに端子部材の接続用スルーホールが設けられて
いる。
【0045】接続端子41は、それぞれ一対の端子部材
42、43と端子ホルダ部材44及び端子部材45、4
6と、端子ホルダ部材47とによって構成されている。
端子部材42、43及び端子部材45、46は、図5に
示すように、弾性を有する線条によってそれぞれ左右対
象の形状に形成されており、以下、端子部材42によっ
てその構成を代表して説明する。端子部材42は、コイ
ル部42Bと、このコイル部42Bの一端部を延長して
構成された端子部42Aと、コイル部42Bの他端部を
延長して構成した接続部42Cとから構成されている。
【0046】端子部42Aは、後述するように充電電池
35の端子片36と接合される部位であって、コイル部
42Bの側方部へと突出延長されるとともにコイル部4
2B側に向かって略ヘ字状に折曲されて構成されてい
る。接続部42Cは、後述するように回路基板40と接
続される部位であって、コイル部42Bから下方へと向
かって延長されている。したがって、端子部材42は、
図6に示すように、コイル部42Bを中心として端子部
42Aと接続部42Cとが相対して突出延長された略々
U字状を呈して形成されている。
【0047】端子ホルダ部材44、47は、一対の端子
部材42、43及び端子部材45、46がそれぞれ両側
面部に組み付けられるとともに、回路基板40に直接実
装される部材であり、同一形状の部材であることから以
下端子ホルダ部材44によってその構成を代表して説明
する。端子ホルダ部材44は、絶縁性の合成樹脂材料に
よって一体成形され、図5に示すように、高さ方向の立
壁である支持部44Aと、この支持部44Aの下端部の
両側面に一体に突設された左右のベース部44E、44
Fとを基体としている。
【0048】支持部44Aには、上端部44Bの両側面
にベース部44E、44Fと平行に軸状のコイル取付け
部44I、44Jとが一体に突設されている。また、支
持部44Aには、コイル取付け部44I、44Jとベー
ス部44E、44Fとの略中間に位置する両側面に、係
止片44C、44Dが一体に突設されている。コイル取
付け部44I、44Jは、軸径が端子部材42のコイル
部42Bの内径とほぼ等しく形成されている。係止片4
4C、44Dは、支持部44Aの前方縁側からそれぞれ
ベース部44E、44Fと平行な腕部として突設され、
先端部44c、44dが後方側に折曲されたL字状を呈
して形成されている。
【0049】ベース部44E、44Fには、底面部に、
前方側に位置して係合片44Gが一体に突設されるとも
に、後方側に位置して位置決めピン44Hが一体に突設
されている。係合片44Gは、先端部から基部に向かっ
て次第に幅寸法を大ならしめることによって、側縁部に
係合段部44gが構成された楔状を呈して形成されてい
る。係合段部44gは、ベース部44E、44Fの底面
に対して、回路基板40の厚み寸法とほぼ等しい間隔に
設定されている。
【0050】以上のように構成した端子ホルダ部材44
には、支持部44Aの一方の側面部に第1の端子部材4
2が組み付けられ、他方の側面部に第2の端子部材43
が組み付けられる。また、他方の端子ホルダ部材47に
は、支持部47Aの一方の側面部に第1の端子部材45
が組み付けられ、他方の側面部に第2の端子部材46が
組み付けられる。そして、これら端子ホルダ部材44及
び端子ホルダ部材47は、回路基板40上に直接実装さ
れる。
【0051】第1の端子部材42は、コイル部42Bが
端子ホルダ部材44の支持部44Aの一方側面部に突設
したコイル取付け部44Iに装着される。同様に、第2
の端子部材43は、コイル部43Bが端子ホルダ部材4
4の支持部44Aの他方側面部に突設したコイル取付け
部44Jに装着される。勿論、端子ホルダ部材47に
は、支持部47Aの一方側面部に突設したコイル取付け
部47Iに第1の端子部材45がコイル部45Bを装着
して組み付けられ、他方側面部に突設したコイル取付け
部47Jに第2の端子部材46がコイル部46Bを装着
して組み付けられる。
【0052】接続端子41A側の第1の端子部材42
は、接続部42Cが係止片44Cの先端部44cとベー
ス部44Eの係止段部44eとの間を経由して端子ホル
ダ部材44の支持部44Aの一方側面部に沿って下方へ
と導かれる。同様に、第2の端子部材43は、接続部4
3Cが係止片44Dの先端部44dとベース部44Fの
係止段部44f(図示せず)との間を経由して端子ホル
ダ部材44の支持部44Aの他方側面部に沿って下方へ
と導かれる。
【0053】各端子部材42、43は、上述したように
コイル部42B、43Bがそれぞれコイル取付け部44
I、44Jに装着されるとともに接続部42C、43C
が係止片44Cと係止段部44eとの間に掛け止めされ
ることにより、脱落を防止する部材を不要として端子ホ
ルダ部材44に組み付けられる。端子部材42、43の
接続部42C、43Cは、端子ホルダ部材44に組み付
けられた状態において、ベース部44E、44Fよりも
下方へと突出している。
【0054】端子ホルダ部材44は、図6に示すよう
に、係合片44Gが取付け穴40Aに嵌合されるととも
に位置決めピン44Hが位置決め穴40Bに嵌合される
ことによって、回路基板40上に実装される。端子ホル
ダ部材44は、取付け穴40Aに嵌合された係合片44
Gの係合段部44gとベース部44E、44Fとの間で
回路基板20を挟持することにより、回路基板40上に
しっかりと支持される。また、端子部材42、43は、
端子ホルダ部材44が回路基板40上に実装された状態
において、接続部42C、43Cが先端部をそれぞれ電
源回路導体のスルーホールに嵌合され、半田付け等によ
って電気的に接続される。
【0055】接続端子41は、上述したように端子ホル
ダ部材44が係合片44Gと位置決めピン44Hとを取
付け穴40A、位置決め穴40Bにそれぞれ嵌合して係
合段部44gとベース部44E、44Fとの間で回路基
板20を挟持するとともに端子部材42、43が接続部
42C、43Cを電源回路導体のスルーホールに嵌合し
て半田付けされることにより、回路基板40上にしっか
りと実装される。回路基板40には、図3に示すよう
に、一端部の近傍に位置して、幅方向に離間してプラス
端子とマイナス端子とを構成する接続端子41A、41
Bがそれぞれ実装される。なお、上述した構成は、接続
端子41Bを構成する端子部材44、46及び端子ホル
ダ部材47についても同様であり、説明を省略する。
【0056】以上のように構成された接続端子41A、
41Bは、一対の端子部材42、43及び端子部材4
5、46を端子ホルダ部材44、47の支持部44A、
47Aの両側面部にそれぞれ組み付けることによって、
ダブル端子構造を構成する。端子部材42、43は、端
子部42A、43Aの間隔が充電電池35の端子片36
Aの幅寸法よりもやや小さい間隔に設定されている。同
様に、端子部材45、46は、端子部45A、46Aの
間隔が充電電池35の端子片36Bの幅寸法よりもやや
小さい間隔に設定されている。また、端子部42Aと端
子部43Aとの間隔は、端子ガイドスリット22を構成
するスリット22aとスリット22bとの間隔と等し
い。同様に、端子部45Aと端子部46Aとの間隔は、
端子ガイドスリット23を構成するスリット23aとス
リット23bとの間隔と等しい。
【0057】接続端子41A、41Bは、回路基板40
が第2のケース4に組み付けられるとともにこの第2の
ケース4と第1のケース3とを組み合わせた状態におい
て、図4に示すように、それぞれ端子配設部21A、2
1Bに対応位置される。接続端子41Aは、端子配設部
21Aに対応位置された状態において、略三角形状に折
曲された端子部材42、43の端子部42A、43Aが
端子ガイドスリット22を構成するスリット22a、2
2bを貫通して電池装填部20内に突出露呈する。同様
に、接続端子41Bは、端子配設部21Bに対応位置さ
れた状態において、略三角形状に折曲された端子部材4
5、46の端子部45A、46Aが端子ガイドスリット
23を構成するスリット23a、23bを貫通して電池
装填部20内に突出露呈する。
【0058】以上のように構成された実施例無線電話機
1には、第1のケース3から電池蓋30が取り外されて
開放された電池装填部20内に充電電池35が装填され
る。充電電池30は、図6に示すように、端子片36A
が、同図鎖線で示すように端子ガイドスリット22を構
成するスリット22a、22bを貫通して電池装填部2
0内に突出露呈された端子部材42、43の端子部42
A、43Aを、同図実線で示すように端子配設部21A
内へと弾性変位させながら相対接合される。また、充電
電池30には、端子片36Bが、端子ガイドスリット2
3を構成するスリット23a、23bを貫通して電池装
填部20内に突出露呈された端子部材45、46の端子
部45A、46Aと相対接合される。
【0059】したがって、無線電話機1は、接続端子4
1A、41Bを介して充電電池30から各部に対して電
源が供給される。また、無線電話機1は、未使用時に無
線電話子機2が受話部11を受話凹部6に嵌合して無線
電話親機5に載置された状態において、無線電話親機5
側の充電用端子部材10と無線電話子機2側の充電用端
子片16とが相対接合して、回路基板40の電源回路導
体に商用電源が供給される。さらに、商用電源は、回路
基板40の電源回路導体に接続された接続端子41A、
41Bを介して充電電池35に投入されることにより、
この充電電池35の充電が行われる。
【0060】接続端子41A、41Bは、上述したよう
にいわゆるダブル端子構造が採用されることによって、
充電電池35の端子片36A、36Bとの接合状態が確
実に保持され、無線電話子機2を携帯して使用して衝
撃、振動等が加えられた場合においても、充電電池35
から各部に電源が確実に供給される。無線電話機1は、
比較的廉価な弾性を有する線条によって端子部材を構成
するとともに接続端子が取付け部材等を不要として簡易
な方法によって組み付けられることにより、従来の板バ
ネによって構成した端子部材を備える電源端子装置と比
較して廉価に構成することができ、コストの大幅な逓減
が図られる。また、無線電話機1は、小さなスペースで
ダブル端子構造が採用されることにより、無線電話子機
2が大型化することなく高信頼性に構成される。さら
に、無線電話機1は、従来のコネクタ構造を備える電源
端子装置と比較してコストの大幅な逓減が図られるとと
もに、充電電池の交換操作も簡単に行われる。
【0061】なお、本発明に係る電源端子装置は、上述
した実施例無線電話機に限定されるものではなく、内部
電源を備えた各種機器に採用されることは勿論であり、
特に携帯型音響機器等のように小型、軽量であって、衝
撃や振動等が加えられ携帯型機器に採用して極めて効果
的である。
【0062】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
電源端子装置によれば、比較的廉価である弾性を有する
線条によって形成された端子部材と、この端子部材が簡
易な方法で組み合わされる端子ホルダ部材とによって構
成された接続端子を簡単な方法で回路基板に実装して構
成したことにより、大幅なコストダウンが図られる。ま
た、電源端子装置は、大型化すること無くダブル端子構
造が実現されることにより、振動等が加えられた場合に
も充電電池の端子部と接続端子との接合状態が確実に保
持され、信頼性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源端子装置を備えた無線電話機
において、無線電話親機と無線電話子機とを展開した状
態で示した斜視図である。
【図2】同無線電話機を構成する無線電話子機の要部を
示す分解斜視図である。
【図3】同無線電話子機に備えられる回路基板の要部斜
視図である。
【図4】同無線電話子機の電源装填部の構成を説明する
要部斜視図である。
【図5】同無線電話子機に備えられた接続端子の構成を
説明する斜視図である。
【図6】同無線電話子機の電源装填部に充電電池を収納
した状態を説明する要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 無線電話機 2 無線電話子機 5 無線電話親機 20 電池装填部 21 端子配設部 22、23 端子ガイドスリット 30 電池蓋 35 充電電池 36 充電電池の端子片 40 回路基板 41 接続端子 42、43、45、46 端子部材 44、47 端子ホルダ部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源回路導体が配線形成されるとともに
    端子取付け穴が形成された回路基板と、 絶縁材料によって一体形成され、一端部には取付け用の
    嵌合部が設けられるとともに他端部側には軸状の端子取
    付け部が設けられた端子ホルダ部材と、 弾性を有する線条によって形成され、コイル部と、コイ
    ル部の一端部を延長して構成された端子部と、コイル部
    の他端部を延長して構成された接続部とからなる端子部
    材とを備え、 端子部材は、嵌合部を端子取付け穴に嵌合することによ
    って回路基板上に取り付けられた端子ホルダ部材の端子
    取付け部にコイル部を装着することによって組み付けら
    れ、端子部が電源装填部に臨ませられるとともに接続部
    が回路基板の電源回路導体に接続されることを特徴とす
    る電源端子装置。
  2. 【請求項2】 端子ホルダ部材は、底面に嵌合部が一体
    に突設され回路基板の主面上に接合されるベース部と、
    このベース部から一体に立設された支持部と、この支持
    部の両側面に一体に突設された端子取付け部とから構成
    され、 この端子ホルダ部材には、支持部によって互いに電気的
    に絶縁保持されて一対の端子部材が端子取付け部にそれ
    ぞれ組み付けられることを特徴とする請求項1に記載の
    電源端子装置。
  3. 【請求項3】 端子ホルダ部材の嵌合部は、先端部から
    基部に向かって次第に厚み寸法が大とされることによっ
    てベース部との間隔が回路基板の厚み寸法とほぼ等しい
    位置に係止段部を構成した楔状に形成され、 端子ホルダ部材は、端子取付け穴に嵌合された嵌合部
    が、係止段部とベース部の底面との間で回路基板を挟持
    することによって回路基板上に取り付けられることを特
    徴とする請求項2に記載の電源端子装置。
  4. 【請求項4】 端子ホルダ部材には、ベース部の側縁に
    係止段部が形成されるとともに、支持部の側面に係止片
    が一体に突設され、 コイル部を端子取付け部に装着された端子部材は、接続
    部がこれら係止片と係止段部とを経由して回路基板の電
    源回路導体に接続されることを特徴とする請求項2又は
    請求項3のいずれか1項に記載の電源端子装置。
  5. 【請求項5】 端子部材は、端子部の先端が略ヘ字状に
    折曲され、 この折曲部が端子ホルダ部材に組み付けられた状態にお
    いて支持部の側方に突出されて電源装填部に臨ませられ
    ることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1
    項に記載の電源端子装置。
  6. 【請求項6】 端子部材は、端子部の先端が、電源装填
    部を構成する隔壁に形成した高さ方向のスリットを貫通
    して電源装填部に臨ませられることを特徴とする請求項
    2乃至請求項5のいずれか1項に記載の電源端子装置。
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