JP2000092026A - 拡散符号同期回路及び拡散符号同期方法 - Google Patents

拡散符号同期回路及び拡散符号同期方法

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JP2000092026A JP26151798A JP26151798A JP2000092026A JP 2000092026 A JP2000092026 A JP 2000092026A JP 26151798 A JP26151798 A JP 26151798A JP 26151798 A JP26151798 A JP 26151798A JP 2000092026 A JP2000092026 A JP 2000092026A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 追従中の遅延波の電力が低下したり、遅延波
自体が消失してしまい同期追従が困難になった場合で
も、相関電力の大きい新しい同期位置を割り当てること
ができ、復調動作を中断することなく同期追従動作を継
続する。 【解決手段】 拡散符号同期回路10は、拡散符号の位
相範囲であるウィンドウ内において、順次、位相を変化
させながら拡散符号を生成し、スライディング相関処理
を行い、相関電力値が大きい拡散符号位相を選択し、捕
捉同期位置として出力する同期捕捉部11と、その中か
ら位相差が所定しきい値以上である複数個を選び、割当
同期位置とする割当制御部12と、入力された割当同期
位置を初期同期位置として受信信号に対して同期追従動
作を行い、得られた新しい同期位置を追従同期位置とす
る同期追従部13,14,15を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
通信方式及び符号分割多元接続(CDMA:CodeDivisi
on Multiple Access)通信方式を用いた移動無線通信方
式の受信側に設けられる拡散符号同期回路及び拡散符号
同期方法に係り、詳細には、受信側拡散符号の位相を変
化させながら相関演算を行うことによって、同期位置に
対応した拡散符号位相を選択し同期追従部に割り当てを
行う同期捕捉部と、同期捕捉部より割り当てられた同期
位置を初期同期位置として受信信号の変化に対応して追
従動作を行う同期追従部を持つようなレイク受信装置に
適用可能な拡散符号同期回路及び拡散符号同期方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信における周波数利用効率
を向上させるための技術の1つとして、CDMA方式に
関する研究及び開発が盛んに行われている。
【0003】このCDMAでは、拡散/逆拡散のプロセ
スにおいて多重化されている希望波以外の他の送信局な
どからの干渉信号を熱雑音と同様に扱うことにより、プ
ロセス利得(processing gain)に比例した数の送信局
が同じ周波数帯を同時に使用することが可能となってい
る。CDMΑでは、例えば直接拡散(DS:Direct Seq
uence)は、同一周波数を利用するユーザーなどの送信
局は疑似直交したコードで分離されている。
【0004】CDMA通信方式を用いた拡散符号同期回
路としては、例えば、「ディジタル移動通信技術」寺田
和男著、日本工業技術センター発行p.125に記載さ
れたものがある。
【0005】スペクトラム拡散通信方式では、拡散符号
として送信側と受信側で同一のPN符号(疑似ランダム
符号)を用いてデータの拡散及び逆拡散を行う。PN符
号は+1または−1の値を持つ数が連続する数列であ
り、その数列の時間幅をチップ(chip)という。2
つのPN符号を1チップごとに乗算し、加算することに
よって相関値が得られるが、この相関値はそのPN符号
の位相が一致したときに高い相関値が得られ、位相が異
なるときは0に近くなるという特徴を持つ。
【0006】そのため受信時には、受信信号に含まれて
いる送信側の拡散符号の位相と、受信側で生成した拡散
符号の位相とが一致した場合のみ正確に復調される。よ
って、受信信号中の拡散符号と受信側で生成する拡散符
号の同期が重要となる。また、受信信号は伝搬時に複数
のパス(伝搬路)を経由するため複数の位相の異なった
遅延波が重畳されたものになっており、移動局の移動な
どの原因による通信時のパスの変化に対応して、各遅延
波の電力も刻々変化することとなる。そのため、受信信
号には、複数の遅延波に対する同期位置が存在し、その
同期位置での相関値も刻々変化する。
【0007】同期捕捉部では、受信側で生成した拡散符
号と受信信号の相関演算を行い、相関値が大きい位相を
相関電力が大きい遅延波に対する同期位置と判定する。
そして得られた同期位置は複数の同期追従部に割り当て
られる。同期追従部はDLL(Delay Lock Loop)など
によって構成され、受信中のパスの変化に伴って変動す
る受信信号と受信側拡散符号との同期の維持を行う。
【0008】複数の同期追従部によって各々異なる遅延
波に対する同期追従が行われるので、各遅延波に対して
復調を行うことが可能となり、その結果を合成すること
によって、より精度の高い復調が可能となる。
【0009】一度同期位置の探索に成功すると、それ以
後同期位置を変調や雑音の影響で見失わないように監視
・修正するように同期システムのモードが変わる。これ
が同期追跡(tracking)である。DS方式では、S/N
比が著しく低いためにわずかでも同期位置がふらつくと
受信信号を簡単に見失うことになる。
【0010】DS受信機でよく使用される同期追従部
は、同期追従装置(DLL:Delay Locked Loop)と呼
ばれている。
【0011】従来の同期追従装置(DLL)の動作を説
明する。
【0012】DLLは2組の相関器から構成されてい
る。それぞれの相関器には実際の信号の逆拡散/検波に
使われるPN系列(疑似ランダム符号系列)に比べてそ
れぞれ半チップ位相の進んだPN系列(early code)と
半チップ位相の遅れたPN系列(late code)が注入さ
れている。
【0013】従来のDLLでは、アーリーコードで相関
を取った相関値とレイトコードで相関を取った相関値の
差分値を求める。そして、この差分値が正ならPN系列
の発生位相を遅らせ、差分値が負ならPN系列の発生位
相を進めるように制御することで、受信信号に対するP
N系列の位相を同期させ、保持し続けることができる。
したがって、フェージングなどによるパスの変化にPN
系列を追従させ、復調データのパワーを最大に保つこと
ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の拡散符号同期回路にあっては、DLLなどの
同期追従部の同期追従能力には、限界があるため、フェ
ージングなどの影響によって追従中の遅延波の電力が低
下したり、パスそのものの消失によって遅延波自体が消
失してしまい同期追従が困難になった場合は、復調動作
が不可能となる欠点があった。
【0015】本発明は、フェージングなどの影響によっ
て追従中の遅延波の電力が低下したり、パスそのものの
消失によって遅延波自体が消失してしまい同期追従が困
難になった場合であっても、相関電力の大きい新しい同
期位置を割り当てることができ、復調動作を中断するこ
となく同期追従動作を継続することができる拡散符号同
期回路及び拡散符号同期方法を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る拡散符号同
期回路は、スペクトラム拡散通信方式に基づく移動体通
信の受信側の拡散符号同期回路において、拡散符号の位
相範囲であるウィンドウ内において、順次、位相を変化
させながら拡散符号を生成し、各々の位相の拡散符号と
受信信号との相関演算を行うスライディング相関処理を
行い、得られた相関電力値が大きい1つ又は複数個の拡
散符号位相を選択し、捕捉同期位置として出力する同期
捕捉部と、同期捕捉部の出力である捕捉同期位置の中か
ら、1つ又は互いの位相差が予め定められたしきい値以
上である複数個を選び、割当同期位置として出力する割
当制御部と、割当制御部から割当同期位置が入力される
とオン状態となり、入力された割当同期位置を初期同期
位置として受信信号に対して同期追従動作を行い、その
結果得られた新しい同期位置を追従同期位置として出力
する、1つ又は複数個の同期追従部とを備え、割当制御
部は、同期捕捉部の出力である捕捉同期位置とオン状態
の同期追従部の出力である追従同期位置とを比較し、捕
捉同期位置の中から追従同期位置との差が予め定めたし
きい値以下であるものを除外する追従中同期位置除外処
理手段と、追従中同期位置除外処理手段で除外されずに
残った捕捉同期位置の中から、相関電力値が上位の予め
定めた数の捕捉同期位置を割当同期位置として選択する
割当同期位置選択処理手段と、オフ状態の同期追従部を
割当同期追従部として選択する空き同期追従部チェック
処理手段と、オン状態のすべての同期追従部からの追従
同期位置を比較し、追従同期位置が同一である複数の同
期追従部が存在した場合には、そのうちの1つの同期追
従部を残してそれ以外の同期追従部を割当同期追従部と
して選択する同一同期位置追従チェック処理手段と、追
従同期位置での相関電力が低い同期追従部を割当同期追
従部として選択する低電力同期位置追従チェック処理手
段と、割当同期位置選択処理手段で選択された割当同期
位置のそれぞれを、空き同期追従部チェック処理手段、
同一同期位置追従チェック処理手段及び低電力同期位置
追従チェック処理手段で選択された割当同期追従部の何
れかに対して出力する再割当処理手段と、同期捕捉部に
おける次回のスライディング相関処理のためのウィンド
ウを決定するウィンドウ中央値調整処理手段とを備えて
いる。
【0017】本発明に係る拡散符号同期回路は、同期追
従部が、同期追従中の追従同期位置における相関電力を
求め、追従相関電力として出力する手段を備え、低電力
同期位置追従チェック処理手段が、追従相関電力が予め
定めたしきい値以下である同期追従部を割当同期追従部
として選択するものであってもよい。
【0018】本発明に係る拡散符号同期回路は、低電力
同期位置追従チェック処理手段が、追従中同期位置除外
処理手段で除外された捕捉同期位置に対応する同期追従
部ではなく、かつ、追従同期位置が割当同期位置選択処
理手段で選択された割当同期位置の中に存在しない同期
追従部を割当同期追従部として選択するものであっても
よい。
【0019】本発明に係る拡散符号同期回路は、ウィン
ドウ中央値調整処理手段が、ウィンドウを、オン状態の
すべての同期追従部の追従同期位置の中央値を中心とす
る予め定めた幅の範囲として決定するものであってもよ
い。
【0020】本発明に係る拡散符号同期回路は、同期捕
捉部が、スライディング相関処理により得られた相関電
力値が予め定めたしきい値よりも大きい拡散符号位相
を、捕捉同期位置として選択し出力するものであっても
よい。
【0021】本発明に係る拡散符号同期回路は、同期捕
捉部が、スライディング相関処理により得られた相関電
力値の最大値を保存する手段を備え、同期捕捉部が、ス
ライディング相関処理により得られた相関電力値が、前
回得られた相関電力値の最大値を予め定めた定数で除算
した値よりも大きい拡散符号位相を、捕捉同期位置とし
て選択し出力するものであってもよい。
【0022】本発明に係る拡散符号同期回路は、同期捕
捉部が、スライディング相関処理により得られた相関電
力値の最大値を保存する手段を備え、同期捕捉部が、ス
ライディング相関処理により得られた相関電力値が、前
回得られた相関電力値の最大値から予め定めた定数を減
算した値よりも大きい拡散符号位相を、捕捉同期位置と
して選択し出力するものであってもよい。
【0023】本発明に係る拡散符号同期回路は、再割当
処理手段が、まず最初に、割当同期位置選択処理手段で
選択された割当同期位置のそれぞれを、同一同期位置追
従チェック処理手段で選択された割当同期追従部の何れ
かに対して出力し、次に、割当同期位置選択処理手段で
選択された割当同期位置のうちまだ出力されていないも
のが残っている場合は、まだ出力されていない割当同期
位置のそれぞれを、空き同期追従部チェック処理手段で
選択された割当同期追従部の何れかに対して出力し、最
後に、割当同期位置選択処理手段で選択された割当同期
位置のうちまだ出力されていないものが残っている場合
は、まだ出力されていない割当同期位置のそれぞれを、
低電力同期位置追従チェック処理手段で選択された割当
同期追従部の何れかに対して出力するものであってもよ
い。
【0024】本発明に係る拡散符号同期方法は、スペク
トラム拡散通信方式に基づく移動体通信の受信側の拡散
符号同期方法において、拡散符号の位相範囲であるウィ
ンドウ内において、順次、位相を変化させながら拡散符
号を生成し、各々の位相の拡散符号と受信信号との相関
演算を行うスライディング相関処理を行い、得られた相
関電力値が大きい1つ又は複数個の拡散符号位相を選択
し、捕捉同期位置として出力する同期捕捉部と、同期捕
捉部の出力である捕捉同期位置の中から、1つ又は互い
の位相差が予め定められたしきい値以上である複数個を
選び、割当同期位置として出力する割当制御部と、割当
制御部から割当同期位置が入力されるとオン状態とな
り、入力された割当同期位置を初期同期位置として受信
信号に対して同期追従動作を行い、その結果得られた新
しい同期位置を追従同期位置として出力する、1つ又は
複数個の同期追従部とを備え、割当制御部では、同期捕
捉部の出力である捕捉同期位置とオン状態の同期追従部
の出力である追従同期位置とを比較し、捕捉同期位置の
中から追従同期位置との差が予め定めたしきい値以下で
あるものを除外する追従中同期位置除外処理と、追従中
同期位置除外処理で除外されずに残った捕捉同期位置の
中から、相関電力値が上位の予め定めた数の捕捉同期位
置を割当同期位置として選択する割当同期位置選択処理
と、オフ状態の同期追従部を割当同期追従部として選択
する空き同期追従部チェック処理と、オン状態のすべて
の同期追従部からの追従同期位置を比較し、追従同期位
置が同一である複数の同期追従部が存在した場合には、
そのうちの1つの同期追従部を残してそれ以外の同期追
従部を割当同期追従部として選択する同一同期位置追従
チェック処理と、追従同期位置での相関電力が低い同期
追従部を割当同期追従部として選択する低電力同期位置
追従チェック処理と、割当同期位置選択処理で選択され
た割当同期位置のそれぞれを、空き同期追従部チェック
処理、同一同期位置追従チェック処理及び低電力同期位
置追従チェック処理で選択された割当同期追従部の何れ
かに対して出力する再割当処理と、同期捕捉部における
次回のスライディング相関処理のためのウィンドウを決
定するウィンドウ中央値調整処理とを順次実行すること
を特徴とする。
【0025】本発明に係る拡散符号同期方法は、割当制
御部の再割当処理では、まず最初に、割当同期位置選択
処理で選択された割当同期位置のそれぞれを、同一同期
位置追従チェック処理で選択された割当同期追従部の何
れかに対して出力し、次に、割当同期位置選択処理で選
択された割当同期位置のうちまだ出力されていないもの
が残っている場合は、まだ出力されていない割当同期位
置のそれぞれを、空き同期追従部チェック処理で選択さ
れた割当同期追従部の何れかに対して出力し、最後に、
割当同期位置選択処理で選択された割当同期位置のうち
まだ出力されていないものが残っている場合は、まだ出
力されていない割当同期位置のそれぞれを、低電力同期
位置追従チェック処理で選択された割当同期追従部の何
れかに対して出力するものであってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明に係る拡散符号同期回路
は、CDMA通信方式を用いた移動体通信システム等に
用いられる拡散符号同期回路に適用することができる。
【0027】第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態に係る拡散符号同期回路
の構成を示すブロック図である。
【0028】図1において、拡散符号同期回路10は、
同期捕捉部11、割当制御部12、及び複数個(3個)
の同期追従部13,14,15から構成され、受信信号
S10Aを入力として同期捕捉動作及び、3個の同期位
置に対して同期追従動作を行う。
【0029】同期捕捉部11は、拡散符号の位相範囲で
あるウィンドウ内において、順次、位相を変化させなが
ら拡散符号を生成し、各々の位相の拡散符号と受信信号
との相関演算を行うようなスライディング相関処理を行
い、得られた相関電力値が大きい1つ又は複数個の拡散
符号位相を選択し、捕捉同期位置として出力する。図1
では、同期捕捉部11は、受信信号S10Aとウィンド
ウ中央値信号S12Dを入力として、捕捉同期位置信号
S11Aを出力する。
【0030】割当制御部12は、同期捕捉部11の出力
である捕捉同期位置の中から、1つ又は互いの位相差が
予め定められたしきい値以上である複数個を選び、割当
同期位置として出力する。本実施形態では、割当制御部
12は、後述する各処理を順次行う手段を有する。すな
わち、同一同期位置除外処理(S1.)、追従中同期位
置除外処理(S2.)、割当同期位置選択処理(S
3.)、空き同期追従部チェック処理(S4.)、同一
同期位置追従チェック処理(S5.)、低電力同期位置
追従チェック処理(S6.)、割当同期追従部選択処理
(S7.)、再割当処理(S8.)、ウィンドウ中央値
調整処理(S9.)、を行う。
【0031】割当制御部12は、捕捉同期位置信号S1
1A及び3個の追従同期位置信号S13A、S14A、
S15Aと、3個の追従相関電力信号S13B、S14
B、S15Bを入力として、3個の割当同期位置信号S
12A、S12B、S12C及びウィンドウ中央値信号
S12Dを出力する。
【0032】同期追従部13,14,15は、割当制御
部12から割当同期位置が入力されるとオン状態とな
り、入力された割当同期位置を初期同期位置として受信
信号に対して同期追従動作を行い、その結果得られた新
しい同期位置を追従同期位置として出力する。同期追従
動作は、例えば、この分野で周知の技術であるDLL回
路によって実現される。図1では、同期追従部13は、
受信信号S10A及び割当同期位置信号S12Aを入力
として、追従同期位置信号S13A及び追従相関電力信
号S13Bを出力する。また、同期追従部14は、受信
信号S10A及び割当同期位置信号S12Bを入力とし
て、追従同期位置信号S14A及び追従相関電力信号S
14Bを出力し、同期追従部15は、受信信号S10A
及び割当同期位置信号S12Cを入力として、追従同期
位置信号S15A及び追従相関電力信号S15Bを出力
する。
【0033】このように、本実施形態に係る拡散符号同
期回路10は、拡散符号の位相範囲であるウィンドウ内
において、順次、位相を変化させながら拡散符号を生成
し、各々の位相の拡散符号と受信信号との相関演算を行
うスライディング相関処理を行い、得られた相関電力値
が大きい1つ又は複数個の拡散符号位相を選択し、捕捉
同期位置として出力する同期捕捉部11と、該捕捉同期
位置の中から1つ又は互いの位相差が予め定められたし
きい値以上である複数個を選び、割当同期位置として出
力する割当制御部12と、割当制御部12から割当同期
位置が入力されるとオン状態となり、入力された割当同
期位置を初期同期位置として受信信号に対して同期追従
動作を行い、その結果得られた新しい同期位置を追従同
期位置として出力する3つの同期追従部13,14,1
5とを備えた構成となっている。
【0034】以下、上述のように構成された拡散符号同
期回路10の動作を説明する。
【0035】〔同期捕捉部11の動作〕同期捕捉部11
は、まず相関演算を行う拡散符号位相のウィンドウ初期
値を拡散符号位相全範囲とする。また、相関演算におけ
るしきい値をある固定値とする。
【0036】ウィンドウ内の各拡散符号位相に対して、
拡散符号位相を1チップだけ変化させながら、受信信号
S10Aと相関演算を行って相関電力を算出する。
【0037】相関電力がしきい値以上である場合は、前
記拡散符号位相と相関電力を捕捉同期位置信号S11A
として出力する。
【0038】ウィンドウ内のすべての拡散符号位相につ
いて前記処理が終了すると、次回の同期捕捉動作に用い
るウィンドウ内の各拡散符号位相に対して、受信信号S
10Aとウィンドウ中央値信号S12Dを基に同様の同
期捕捉動作を繰り返し行う。すなわち、ウィンドウ内の
すべての拡散符号位相について前記処理が終了すると、
次回の同期捕捉動作に用いるウィンドウを割当制御部1
2から入力されるウィンドウ中央値信号S12Dに示さ
れたウィンドウ中央値を持ち、ある定められたウィンド
ウ幅を持つものとし、ウィンドウ内の各拡散符号位相に
対して、同期捕捉動作を繰り返し行う。
【0039】〔割当制御部12の動作〕割当制御部12
は、以下S1.〜S9.に示す処理を行って、同期追従
部13,14,15に対して割当同期位置を出力する。
【0040】S1.同一同期位置除外処理 同期捕捉部11から捕捉同期位置信号S11Aによって
入力される捕捉同期位置を割当同期位置候補とし、相関
電力の大きい順にソートする。そして、各々互いの拡散
符号位相を比較し、位相差が1チップ未満のものが存在
する場合は、相関電力の小さいものを割当同期位置候補
から除外する。
【0041】S2.追従中同期位置除外処理 すべての割当同期位置候補と、同期追従部13,14,
15から入力される追従同期位置S14A、S15A、
S16Aとの比較を行い、位相差が1チップ未満のもの
が存在する場合は、その割当同期位置候補を割当同期位
置候補から除外する。
【0042】S3.割当同期位置選択処理 残った割当同期位置候補の中から、相関電力が上位のあ
る定められた数の割当同期位置候補を選択して割当同期
位置とする。
【0043】S4.空き同期追従部チェック処理 オフ状態の同期追従部が存在する場合は、その同期追従
部を割当同期追従部候補とする。
【0044】S5.同一同期位置追従チェック処理 オン状態のすべての同期追従部から入力される追従同期
位置を比較して、位相差が1チップ未満の複数の同期追
従部が存在した場合には、1つを残してそれ以外を割当
同期追従部候補とする。
【0045】S6.低電力同期位置追従チェック処理 追従相関電力信号S13B、S14B、S15Bより、
割当同期追従部候補にされていないすべてのオン状態の
同期追従部の相関電力と予め定められたしきい値とを比
較し、相関電力がしきい値以下である同期追従部が存在
する場合には、その同期追従部を割当同期追従部候補と
する。
【0046】S7.割当同期追従部選択処理 割当同期追従部候補の中から、予め定められた数のもの
を選択し、割当同期追従部とする。
【0047】S8.再割当処理 それぞれの割当同期追従部に対して割当同期位置を割当
同期位置信号S12A、S12B、S12Cとして出力
する。
【0048】S9.ウィンドウ中央値調整処理 オン状態の同期追従部の追従同期位置の中心値をウィン
ドウ中央値信号S12Dとして同期捕捉部11に出力す
る。
【0049】〔同期追従部13,14,15の動作〕同
期追従部13,14,15は、割当制御部12から割当
同期位置が入力されるとオン状態となり、入力された割
当同期位置を初期同期位置として受信信号に対して同期
追従動作を行い、その結果得られた新しい同期位置を追
従同期位置として出力する。同期追従動作は、例えば、
この分野で周知の技術であるDLL回路によって実現さ
れる。
【0050】例えば、第1の同期追従部13は、割当同
期位置信号S12Aが入力されるとオン状態となり、割
当同期位置を初期位相として、受信信号S10Aに対し
て同期追従動作を行う。また、同期追従部13はオン状
態の時には、同期追従動作によって得られた同期位置と
その相関電力を追従同期位置信号S13Aと追従相関電
力信号S13Bとして出力する。
【0051】同様に、第2の同期追従部14は、割当同
期位置信号S12Bが入力されるとオン状態となり、割
当同期位置を初期位相として、受信信号S10Aに対し
て同期追従動作を行うとともに、オン状態の時には、同
期追従動作によって得られた同期位置とその相関電力を
追従同期位置信号S14Aと追従相関電力信号S14B
として出力する。また、第3の同期追従部15は、割当
同期位置信号S12Cが入力されるとオン状態となり、
割当同期位置を初期位相として、受信信号S10Aに対
して同期追従動作を行うとともに、オン状態の時には、
同期追従動作によって得られた同期位置とその相関電力
を追従同期位置信号S15Aと追従相関電力信号S15
Bとして出力する。
【0052】以上説明したように、第1の実施形態に係
る拡散符号同期回路10は、拡散符号の位相範囲である
ウィンドウ内において、順次、位相を変化させながら拡
散符号を生成し、各々の位相の拡散符号と受信信号との
相関演算を行うスライディング相関処理を行い、得られ
た相関電力値が大きい1つ又は複数個の拡散符号位相を
選択し、捕捉同期位置として出力する同期捕捉部11
と、該捕捉同期位置の中から1つ又は互いの位相差が予
め定められたしきい値以上である複数個を選び、割当同
期位置として出力する割当制御部12と、割当制御部1
2から割当同期位置が入力されるとオン状態となり、入
力された割当同期位置を初期同期位置として受信信号に
対して同期追従動作を行い、その結果得られた新しい同
期位置を追従同期位置として出力する3つの同期追従部
13,14,15とを備えて構成する。
【0053】かつ、割当制御部12において、同期捕捉
部11の出力である捕捉同期位置とオン状態の同期追従
部13,14,15の出力である追従同期位置とを比較
し、捕捉同期位置の中から追従同期位置との差が予め定
めたしきい値以下であるものを除外する追従中同期位置
除外処理と、追従中同期位置除外処理で除外されずに残
った捕捉同期位置の中から、相関電力値が上位の予め定
めた数の捕捉同期位置を割当同期位置として選択する割
当同期位置選択処理と、オフ状態の同期追従部を割当同
期追従部として選択する空き同期追従部チェック処理
と、オン状態のすべての同期追従部からの追従同期位置
を比較し、追従同期位置が同一である複数の同期追従部
が存在した場合には、そのうちの1つの同期追従部以外
の同期追従部を割当同期追従部として選択する同一同期
位置追従チェック処理と、追従同期位置での相関電力が
低い同期追従部を割当同期追従部として選択する低電力
同期位置追従チェック処理と、割当同期位置選択処理で
選択された割当同期位置のそれぞれを、空き同期追従部
チェック処理、同一同期位置追従チェック処理及び低電
力同期位置追従チェック処理で選択された割当同期追従
部の何れかに対して出力する再割当処理と、同期捕捉部
11における次回のスライディング相関処理のためのウ
ィンドウを決定するウィンドウ中央値調整処理とを順次
実行するように構成したので、フェージングなどの影響
によって追従中の遅延波の電力が低下したり、パスその
ものの消失によって遅延波自体が消失してしまい同期追
従が困難になった場合においても、複数の同期追従部が
同一遅延波に対する同期位置を追従中の場合や、同期追
従動作を行っていない同期追従部や、低電力の遅延波に
対する同期位置を追従中の同期追従部などに対して、復
調に用いられておらず電力の高い別の遅延波に対する同
期位置を新たに選択し、割り当てることが可能となり、
復調動作を中断することなく継続することが可能とな
る。
【0054】すなわち、同期捕捉部11において同期位
置を継続的に選択し、割当制御部12を経て同期追従部
13,14,15に割当を行うため、フェージングなど
の影響によって同期追従部13,14,15で追従中の
同期位置では復調が困難になった場合でも、相関電力の
大きい新しい同期位置が割り当てられることとなり、同
期追従動作を継続することが可能となる。
【0055】また、割当制御部12において捕捉同期位
置候補とすべてのオン状態の同期追従部よりの追従同期
位置とを比較し、その差がしきい値以下である場合には
前記捕捉同期位置候補を捕捉同期位置候補から除外する
追従中同期位置除外処理を行うことによって、同期追従
部13,14,15において既に追従中の拡散符号位相
を、さらに他の同期追従部に割り当ててしまい、最大比
合成が不可能になることや、同一の同期追従部に割り当
ててしまい、同期追従が一時的に中断されることを防止
することが可能となる。
【0056】また、オフ状態の同期追従部を割当同期追
従部にする空き同期追従部チェック処理を行い割当同期
位置候補とすることによって、オフ状態の同期追従部に
同期位置を割り当てることが可能となり、同期追従部を
有効に使用することが可能となる。
【0057】また、同一の同期位置を追従中の複数の同
期追従部が存在する場合に、そのうちの1つの同期追従
部以外の同期追従部を割当同期追従部とし、他の同期位
置を割り当てる同一同期位置追従チェック処理を行うこ
とによって、同期追従部13,14,15を有効に利用
することが可能となる。
【0058】また、割当同期追従部候補にされていない
すべてのオン状態の同期追従部の相関電力がしきい値以
下である場合には割当同期追従部候補とする低電力同期
位置追従チェック処理を行うことによって、より高い相
関電力を持つ同期位置を同期追従部に割り当てることが
可能となる。
【0059】したがって、フェージングなどの影響によ
って追従中の遅延波の電力が低下したり、パスそのもの
の消失によって遅延波自体が消失してしまい同期追従が
困難になった場合であっても、相関電力の大きい新しい
同期位置を割り当てることができ、復調動作を中断する
ことなく同期追従動作を継続することができる。
【0060】このような特長を有する拡散符号同期回路
10を基地局受信システムや移動局受信システムに適用
することで、システムの受信性能を改善することができ
る。
【0061】第2の実施形態 図2は本発明の第2の実施形態に係る拡散符号同期回路
の構成を示すブロック図であり、前記図1の回路と基本
的に同じ構成である。
【0062】第1の実施形態との違いは、同期捕捉部
が、各相関演算における相関電力の最大値を保存し、こ
の最大相関電力値により次回の同期捕捉動作におけるし
きい値を設定して同期捕捉動作を行うこと、及び、割当
制御部において、同期追従部から割当制御部に追従相関
電力信号S13B、S14B、S15Bが入力されず、
低電力同期位置追従チェック処理が異なることである。
これ以外は上述した第1の実施形態と同様である。
【0063】図2において、拡散符号同期回路20は、
同期捕捉部21、割当制御部22、及び複数個(3個)
の同期追従部23,24,25から構成され、受信信号
S20Aを入力として同期捕捉動作及び、3個の同期位
置に対して同期追従動作を行う。
【0064】同期捕捉部21は、拡散符号の位相範囲で
あるウィンドウ内において、順次、位相を変化させなが
ら拡散符号を生成し、各々の位相の拡散符号と受信信号
との相関演算を行うようなスライディング相関処理を行
い、得られた相関電力値が大きい1つ又は複数個の拡散
符号位相を選択し、捕捉同期位置として出力する。ここ
で、同期捕捉部21は、スライディング相関処理により
得られた相関電力の最大値を記憶する手段を有する。図
2では、同期捕捉部21は、受信信号S20Aとウィン
ドウ中央値信号S22Dを入力として、捕捉同期位置信
号S21Aを出力する。
【0065】割当制御部22は、同期捕捉部21の出力
である捕捉同期位置の中から、1つ又は互いの位相差が
設定されたしきい値以上である複数個を選び、割当同期
位置として出力する。本実施形態では、割当制御部22
は、後述する各処理、すなわち、同一同期位置除外処理
(S1.)、追従中同期位置除外処理(S11.)、割
当同期位置選択処理(S3.)、空き同期追従部チェッ
ク処理(S4.)、同一同期位置追従チェック処理(S
5.)、低電力同期位置追従チェック処理(S1
1.)、割当同期追従部選択処理(S7.)、再割当処
理(S8.)、ウィンドウ中央値調整処理(S9.)、
を行う。このうち、上記追従中同期位置除外処理(S1
1.)と低電力同期位置追従チェック処理(S12.)
は、前記第1の実施形態における追従中同期位置除外処
理(S2.)と低電力同期位置追従チェック処理(S
6.)に対応し、一部処理動作が異なる。
【0066】割当制御部22は、捕捉同期位置信号S2
1A及び3個の追従同期位置信号S23A、S24A、
S25Aを入力として、3個の割当同期位置信号S22
A、S22B、S22C及びウィンドウ中央値信号S2
2Dを出力する。
【0067】同期追従部23,24,25は、割当制御
部22から割当同期位置が入力されるとオン状態とな
り、入力された割当同期位置を初期同期位置として受信
信号に対して同期追従動作を行い、その結果得られた新
しい同期位置を追従同期位置として出力する。同期追従
動作は、例えば、この分野で周知の技術であるDLL回
路によって実現される。図2では、同期追従部23は、
受信信号S20A及び割当同期位置信号S22Aを入力
として、追従同期位置信号S23A及び追従相関電力信
号S23Bを出力する。また、同期追従部24は、受信
信号S20A及び割当同期位置信号S22Bを入力とし
て、追従同期位置信号S24A及び追従相関電力信号S
24Bを出力し、同期追従部25は、受信信号S20A
及び割当同期位置信号S22Cを入力として、追従同期
位置信号S25A及び追従相関電力信号S25Bを出力
する。
【0068】以下、上述のように構成された拡散符号同
期回路20の動作を説明する。
【0069】〔同期捕捉部21の動作〕同期捕捉部21
は、まず相関演算を行う拡散符号位相のウィンドウ初期
値を拡散符号位相全範囲とする。ここで、本実施形態で
は、第1の実施形態のように相関演算におけるしきい値
をある固定値とせず、以下に述べるように相関電力の最
大値を記憶し、この最大相関電力値により次回の同期捕
捉動作におけるしきい値を設定して同期捕捉動作を行う
ものである。
【0070】ウィンドウ内の各拡散符号位相に対して、
拡散符号位相を1チップだけ変化させながら、受信信号
S20Aと相関演算を行って相関電力を算出する。ま
た、各相関演算における相関電力の最大値を記憶する。
【0071】ウィンドウ内のすべての拡散符号位相につ
いて前記処理が終了すると、次回の同期捕捉動作に用い
るウィンドウ内の各拡散符号位相に対して、受信信号S
20Aとウィンドウ中央値信号S22Dを基に同期捕捉
動作を繰り返し行う。
【0072】すなわち、ウィンドウ内のすべての拡散符
号位相について前記処理が終了すると、次回の同期捕捉
動作に用いるウィンドウを割当制御部22から入力され
るウィンドウ中央値信号S22Dに示されたウィンドウ
中央値を持ち、ある定められたウィンドウ幅を持つもの
とする。
【0073】次回の同期捕捉動作におけるしきい値を前
記最大相関電力値をある定数で除算した値とする。そし
て、同期捕捉動作を繰り返し行う。
【0074】〔割当制御部22の動作〕割当制御部22
は、以下に示す処理を行って、同期追従部23,24,
25に対して割当同期位置を出力する。本割当制御部2
2の処理の説明にあたり前記第1の実施形態の割当制御
部12のステップS1.〜S9.と同一処理を行うステ
ップには同一符号を付している。
【0075】S1.同一同期位置除外処理 同期捕捉部21から捕捉同期位置信号S21Aによって
入力される捕捉同期位置を割当同期位置候補とし、相関
電力の大きい順にソートする。そして、各々互いの拡散
符号位相を比較し、位相差が1チップ未満のものが存在
する場合は、相関電力の小さいものを割当同期位置候補
から除外する。
【0076】S11.追従中同期位置除外処理(第1の
実施形態では、S2.に相当する) すべての割当同期位置候補と、同期追従部23,24,
25から入力される追従同期位置S24A、S25A、
S26Aとの比較を行い、位相差が1チップ未満のもの
が存在する場合は、その割当同期位置候補を割当同期位
置候補から除外する。また、該当追従同期位置を持つ同
期追従部に対して有効フラグをつける。
【0077】S3.割当同期位置選択処理 残った割当同期位置候補の中から、相関電力が上位のあ
る定められた数の割当同期位置候補を選択して割当同期
位置とする。
【0078】S4.空き同期追従部チェック処理 オフ状態の同期追従部が存在する場合は、その同期追従
部を割当同期追従部候補とする。
【0079】S5.同一同期位置追従チェック処理 オン状態のすべての同期追従部から入力される追従同期
位置を比較して、位相差が1チップ未満の複数の同期追
従部が存在した場合には、1つを残してそれ以外を割当
同期追従部候補とする。
【0080】S12.低電力同期位置追従チェック処理
(第1の実施形態では、S6.に相当する) すべてのオン状態の同期追従部の追従同期位置と捕捉同
期位置を比較した位相差が1チップ以上であり、追従中
同期位置除外処理で有効フラグのつけられなかった同期
追従部が存在する場合には、割当同期追従部候補とす
る。
【0081】S7.割当同期追従部選択処理 割当同期追従部候補の中から、予め定められた数のもの
を選択し、割当同期追従部とする。
【0082】S8.再割当処理 それぞれの割当同期追従部に対して割当同期位置を割当
同期位置信号S22A、S22B、S22Cとして出力
する。
【0083】S9.ウィンドウ中央値調整処理 オン状態の同期追従部の追従同期位置の中心値をウィン
ドウ中央値信号S22Dとして同期捕捉部21に出力す
る。
【0084】〔同期追従部23,24,25の動作〕同
期追従部23,24,25は、割当制御部22から割当
同期位置が入力されるとオン状態となり、入力された割
当同期位置を初期同期位置として受信信号に対して同期
追従動作を行い、その結果得られた新しい同期位置を追
従同期位置として出力する。同期追従動作は、例えば、
この分野で周知の技術であるDLL回路によって実現さ
れる。
【0085】例えば、第1の同期追従部23は、割当同
期位置信号S22Aが入力されるとオン状態となり、割
当同期位置を初期位相として、受信信号S20Aに対し
て同期追従動作を行う。また、同期追従部23はオン状
態の時には、同期追従動作によって得られた同期位置と
その相関電力を追従同期位置信号S23Aと追従相関電
力信号S23Bとして出力する。
【0086】同様に、第2の同期追従部24は、割当同
期位置信号S22Bが入力されるとオン状態となり、割
当同期位置を初期位相として、受信信号S20Aに対し
て同期追従動作を行うとともに、オン状態の時には、同
期追従動作によって得られた同期位置とその相関電力を
追従同期位置信号S24Aと追従相関電力信号S24B
として出力する。また、第3の同期追従部25は、割当
同期位置信号S22Cが入力されるとオン状態となり、
割当同期位置を初期位相として、受信信号S20Aに対
して同期追従動作を行うとともに、オン状態の時には、
同期追従動作によって得られた同期位置とその相関電力
を追従同期位置信号S25Aと追従相関電力信号S25
Bとして出力する。
【0087】以上説明したように、第2の実施形態に係
る拡散符号同期回路20は、同期捕捉部21が、スライ
ディング相関処理により得られた相関電力値の最大値を
記憶する手段を備え、スライディング相関処理により得
られた相関電力値が、前回得られた相関電力値の最大値
を予め定めた定数で除算した値よりも大きい拡散符号位
相を、捕捉同期位置として選択し出力するように構成し
たので、第1の実施形態と同様の効果を得るとができ
る。
【0088】すなわち、同期捕捉部21において同期位
置を継続的に選択し、割当制御部22を経て同期追従部
23,24,25に割当を行うため、フェージングなど
の影響によって同期追従部で追従中の同期位置では復調
が困難になった場合でも、相関電力の大きい新しい同期
位置が割り当てられることとなり、同期追従動作を継続
することが可能となる。
【0089】また、割当制御部22において捕捉同期位
置候補とすべてのオン状態の同期追従部からの追従同期
位置とを比較し、その差がしきい値以下である場合には
前記捕捉同期位置候補を捕捉同期位置候補から除外する
追従中同期位置除外処理を行うことによって、同期追従
部23,24,25において既に追従中の拡散符号位相
を、さらに他の同期追従部に割り当ててしまい、最大比
合成が不可能になることや、同一の同期追従部に割り当
ててしまい、同期追従が一時的に中断されることを防止
することが可能となる。
【0090】また、オフ状態の同期追従部を割当同期追
従部にする空き同期追従部チェック処理を行い割当同期
位置候補とすることによって、オフ状態の同期追従部に
同期位置を割り当てることが可能となり、同期追従部を
有効に使用することが可能となる。
【0091】また、同一の同期位置を追従中の複数の同
期追従部が存在する場合に、そのうちの1つの同期追従
部以外の同期追従部を割当同期追従部とし、他の同期位
置を割り当てる同一同期位置追従チェック処理を行うこ
とによって、同期追従部を有効に利用することが可能と
なる。
【0092】また、割当同期追従部候補にされていない
すべてのオン状態の同期追従部の相関電力がしきい値以
下である場合には割当同期追従部候補とする低電力同期
位置追従チェック処理を行うことによって、より高い相
関電力を持つ同期位置を同期追従部に割り当てることが
可能となる。
【0093】以上のような第1の実施形態と同様な効果
に加えて、本実施形態では以下のような特有の効果があ
る。
【0094】すなわち、第2の実施形態では、低電力同
期位置追従チェック処理(S12.)において、すべて
のオン状態の同期追従部の追従同期位置と捕捉同期位置
を比較した位相差が1チップ以上であり、追従中同期位
置除外処理(S11.)で有効フラグのつけられなかっ
た同期追従部が存在する場合には、割当同期追従部候補
とすることによって、追従中の同期位置に対する相関電
力を同期追従部から入力することなく、相関電力の低い
同期位置を追従中の同期追従部をチェックすることが可
能となる。
【0095】また、同期捕捉動作におけるしきい値を前
回の同期捕捉動作におけるスライディング相関処理によ
る相関電力の最大値をある定数で除算した値とすること
によって、最大相関電力値の大きい場合はしきい値も大
きく、最大相関電力値の小さい場合はしきい値も小さ
く、というように適応的にしきい値を変化させることが
可能となる。よって、パワーの大きい同期位置が存在す
る場合にはしきい値が大きくなり、パワーの小さなパス
まで捕捉同期位置として選択してしまうことを防止する
ことができる。
【0096】なお、本実施形態では、同期捕捉部21に
おいて、スライディング相関処理により得られた相関電
力値が、前回得られた相関電力値の最大値を予め定めた
定数で除算した値よりも大きい拡散符号位相を捕捉同期
位置として選択し出力するようにしているが、前回得ら
れた相関電力値の最大値から予め定めた定数を減算した
値よりも大きい拡散符号位相を捕捉同期位置として選択
するようにしてもよく、同様の効果を得ることができ
る。
【0097】第3の実施形態 図3は本発明の第3の実施形態に係る拡散符号同期回路
の構成を示すブロック図であり、前記図1の回路と基本
的に同じ構成である。
【0098】本実施形態は、割当同期追従部を選択する
際に、まず最初に同一同期位置追従チェック処理で選択
された割当同期追従部を選択し、次に、空き同期追従部
チェック処理で選択された割当同期追従部を選択し、最
後に、低電力同期位置追捉チェック処理で選択された割
当同期追従部を選択する、というように、優先順位をつ
けることである。これ以外は上述した第1の実施形態と
同様である。
【0099】図3において、拡散符号同期回路30は、
同期捕捉部31、割当制御部32、及び複数個(3個)
の同期追従部33,34,35から構成され、受信信号
S30Aを入力として同期捕捉動作及び、3個の同期位
置に対して同期追従動作を行う。
【0100】同期捕捉部31は、拡散符号の位相範囲で
あるウィンドウ内において、順次、位相を変化させなが
ら拡散符号を生成し、各々の位相の拡散符号と受信信号
との相関演算を行うようなスライディング相関処理を行
い、得られた相関電力値が大きい1つ又は複数個の拡散
符号位相を選択し、捕捉同期位置として出力する。ここ
で、同期捕捉部31は、スライディング相関処理により
得られた相関電力の最大値を記憶する手段を有する。図
3では、同期捕捉部31は、受信信号S30Aとウィン
ドウ中央値信号S32Dを入力として、捕捉同期位置信
号S31Aを出力する。
【0101】割当制御部32は、同期捕捉部31の出力
である捕捉同期位置の中から、1つ又は互いの位相差が
予め定められたしきい値以上である複数個を選び、割当
同期位置として出力する。本実施形態では、割当制御部
32は、後述する各処理、すなわち、同一同期位置除外
処理(S1.)、追従中同期位置除外処理(S2.)、
割当同期位置選択処理(S3.)、同一同期位置追従チ
ェック処理(S5.)、空き同期追従部チェック処理
(S21.)、低電力同期位置追従チェック処理(S2
2.)、再割当処理(S8.)、ウィンドウ中央値調整
処理(S9.)、を行う。
【0102】このうち、上記空き同期追従部チェック処
理(S21.)と低電力同期位置追従チェック処理(S
22.)は、前記第1の実施形態における処理と一部動
作が異なる。また、割当制御部32の再割当処理(S
8.)が、処理後の選択を順次行うため、割当同期追従
部選択処理(S7.)はない。
【0103】割当制御部32は、捕捉同期位置信号S3
1A及び3個の追従同期位置信号S33A、S34A、
S25Aと、3個の追従相関電力信号S33B、S34
B、S35Bを入力として、3個の割当同期位置信号S
32A、S32B、S32C及びウィンドウ中央値信号
S32Dを出力する。
【0104】同期追従部33,34,35は、割当制御
部32から割当同期位置が入力されるとオン状態とな
り、入力された割当同期位置を初期同期位置として受信
信号に対して同期追従動作を行い、その結果得られた新
しい同期位置を追従同期位置として出力する。同期追従
動作は、例えば、この分野で周知の技術であるDLL回
路によって実現される。図3では、同期追従部33は、
受信信号S30A及び割当同期位置信号S32Aを入力
として、追従同期位置信号S33A及び追従相関電力信
号S33Bを出力する。また、同期追従部34は、受信
信号S30A及び割当同期位置信号S32Bを入力とし
て、追従同期位置信号S34A及び追従相関電力信号S
34Bを出力し、同期追従部25は、受信信号S30A
及び割当同期位置信号S32Cを入力として、追従同期
位置信号S25A及び追従相関電力信号S25Bを出力
する。
【0105】以下、上述のように構成された拡散符号同
期回路30の動作を説明する。
【0106】〔同期捕捉部31の動作〕同期捕捉部31
は、まず相関演算を行う拡散符号位相のウィンドウ初期
値を拡散符号位相全範囲とする。ここで、本実施形態で
は、第1の実施形態と同様に、相関演算におけるしきい
値をある固定値とする。
【0107】ウィンドウ内の各拡散符号位相に対して、
拡散符号位相を1チップだけ変化させながら、受信信号
S30Aと相関演算を行って相関電力を算出する。相関
電力がしきい値以上である場合は、前記拡散符号位相と
相関電力を捕捉同期位置信号S31Aとして出力する。
【0108】ウィンドウ内のすべての拡散符号位相につ
いて前記処理が終了すると、次回の同期捕捉動作に用い
るウィンドウ内の各拡散符号位相に対して、受信信号S
30Aとウィンドウ中央値信号S32Dを基に同様の同
期捕捉動作を繰り返し行う。すなわち、ウィンドウ内の
すべての拡散符号位相について前記処理が終了すると、
次回の同期捕捉動作に用いるウィンドウを割当制御部3
2から入力されるウィンドウ中央値信号S32Dに示さ
れたウィンドウ中央値を持ち、ある定められたウィンド
ウ幅を持つものとし、ウィンドウ内の各拡散符号位相に
対して、同期捕捉動作を繰り返し行う。
【0109】〔割当制御部32の動作〕割当制御部32
は、以下に示す処理を行って、同期追従部33,34,
35に対して割当同期位置を出力する。本割当制御部3
2の処理の説明にあたり前記第1の実施形態の割当制御
部12のステップS1.〜S9.と同一処理を行うステ
ップには同一符号を付している。
【0110】S1.同一同期位置除外処理 同期捕捉部31から捕捉同期位置信号S31Aによって
入力される捕捉同期位置を割当同期位置候補とし、相関
電力の大きい順にソートする。そして、各々互いの拡散
符号位相を比較し、位相差が1チップ未満のものが存在
する場合は、相関電力の小さいものを割当同期位置候補
から除外する。
【0111】S2.追従中同期位置除外処理 すべての割当同期位置候補と、同期追従部33,34,
35から入力される追従同期位置S34A、S35A、
S36Aとの比較を行い、位相差が1チップ未満のもの
が存在する場合は、その割当同期位置候補を割当同期位
置候補から除外する。
【0112】S3.割当同期位置選択処理 残った割当同期位置候補の中から、相関電力が上位のあ
る定められた数の割当同期位置候補を選択して割当同期
位置とする。
【0113】S5.同一同期位置追従チェック処理 オン状態のすべての同期追従部から入力される追従同期
位置を比較して、位相差が1チップ未満の複数の同期追
従部が存在した場合には、1つを残してそれ以外を割当
同期追従部候補とする。
【0114】S21.空き同期追従部チェック処理 割当同期追従部の数が予め定められた数に達しておら
ず、オフ状態の同期追従部が存在する場合は、その同期
追従部を割当同期追従部とする。
【0115】S22.低電力同期位置追従チェック処理 割当同期追従部の数が予め定められた数に達しておら
ず、追従相関電力信号S33B、S34B、S35Bよ
り、割当同期追従部候補にされていないすべてのオン状
態の同期追従部の相関電力とある定められたしきい値以
下とを比較し、相関電力がしきい値以下である同期追従
部が存在する場合には、割当同期追従部とする。
【0116】S8.再割当処理 それぞれの割当同期追従部に対して割当同期位置を割当
同期位置信号S32A、S32B、S32Cとして出力
する。
【0117】S9.ウィンドウ中央値調整処理 オン状態の同期追従部の追従同期位置の中心値をウィン
ドウ中央値信号S32Dとして同期捕捉部31に出力す
る。
【0118】〔同期追従部33,34,35の動作〕同
期追従部33,34,35は、割当制御部32から割当
同期位置が入力されるとオン状態となり、入力された割
当同期位置を初期同期位置として受信信号に対して同期
追従動作を行い、その結果得られた新しい同期位置を追
従同期位置として出力する。同期追従動作は、例えば、
この分野で周知の技術であるDLL回路によって実現さ
れる。
【0119】例えば、第1の同期追従部33は、割当同
期位置信号S32Aが入力されるとオン状態となり、割
当同期位置を初期位相として、受信信号S30Aに対し
て同期追従動作を行う。また、同期追従部33はオン状
態の時には、同期追従動作によって得られた同期位置と
その相関電力を追従同期位置信号S33Aと追従相関電
力信号S33Bとして出力する。
【0120】同様に、第2の同期追従部34は、割当同
期位置信号S32Bが入力されるとオン状態となり、割
当同期位置を初期位相として、受信信号S30Aに対し
て同期追従動作を行うとともに、オン状態の時には、同
期追従動作によって得られた同期位置とその相関電力を
追従同期位置信号S34Aと追従相関電力信号S34B
として出力する。また、第3の同期追従部35は、割当
同期位置信号S32Cが入力されるとオン状態となり、
割当同期位置を初期位相として、受信信号S30Aに対
して同期追従動作を行うとともに、オン状態の時には、
同期追従動作によって得られた同期位置とその相関電力
を追従同期位置信号S35Aと追従相関電力信号S35
Bとして出力する。
【0121】以上説明したように、第3の実施形態に係
る拡散符号同期回路30は、割当制御部32の再割当処
理において、まず最初に、割当同期位置選択処理で選択
された割当同期位置のそれぞれを、同一同期位置追従チ
ェック処理で選択された割当同期追従部の何れかに対し
て出力し、次に、割当同期位置選択処理で選択された割
当同期位置のうちまだ出力されていないものが残ってい
る場合は、まだ出力されていない割当同期位置のそれぞ
れを、空き同期追従部チェック処理(S21.)で選択
された割当同期追従部の何れかに対して出力し、最後
に、割当同期位置選択処理で選択された割当同期位置の
うちまだ出力されていないものが残っている場合は、ま
だ出力されていない割当同期位置のそれぞれを、低電力
同期位置追従チェック処理(S22.)で選択された割
当同期追従部の何れかに対して出力するように構成した
ので、第1の実施形態の効果に加えて、割当同期追従部
を選択する優先順位をつけることによって、再割当動作
を行ってもできるだけ最大比合成を維持することが可能
となる効果を得ることができる。
【0122】なお、上記各実施形態に係る拡散符号同期
回路を、上述したようなスペクトラム拡散及び符号分割
多元接続を用いた移動体通信の受信側の拡散符号同期回
路に適用することもできるが、勿論これには限定され
ず、CDMA受信を行う通信システムであれば全ての装
置(例えば、基地局受信システムや移動局受信システ
ム)に適用可能であることは言うまでもない。
【0123】また、上記拡散符号同期回路を構成する回
路、同期追従部等の種類、数及び接続方法などは前述し
た各実施形態に限られないことは言うまでもない。
【0124】
【発明の効果】本発明に係る拡散符号同期回路及び拡散
符号同期方法では、拡散符号の位相範囲であるウィンド
ウ内において、順次、位相を変化させながら拡散符号を
生成し、各々の位相の拡散符号と受信信号との相関演算
を行うスライディング相関処理を行い、得られた相関電
力値が大きい1つ又は複数個の拡散符号位相を選択し、
捕捉同期位置として出力する同期捕捉部と、同期捕捉部
の出力である捕捉同期位置の中から、1つ又は互いの位
相差が予め定められたしきい値以上である複数個を選
び、割当同期位置として出力する割当制御部と、割当制
御部から割当同期位置が入力されるとオン状態となり、
入力された割当同期位置を初期同期位置として受信信号
に対して同期追従動作を行い、その結果得られた新しい
同期位置を追従同期位置として出力する、1つ又は複数
個の同期追従部とを備えて構成したので、フェージング
などの影響によって追従中の遅延波の電力が低下した
り、パスそのものの消失によって遅延波自体が消失して
しまい同期追従が困難になった場合であっても、相関電
力の大きい新しい同期位置を割り当てることができ、復
調動作を中断することなく同期追従動作を継続すること
ができる。
【0125】したがって、このような拡散符号同期回路
を基地局受信システムや移動局受信システムに適用する
ことで、システムの受信性能を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係る拡散符
号同期回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した第2の実施形態に係る拡散符
号同期回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した第3の実施形態に係る拡散符
号同期回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,20,30 拡散符号同期回路、11,21,3
1 同期捕捉部、12,22,32 割当制御部、1
3,14,15,23,24,25,33,34,35
同期追従部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散通信方式に基づく移動
    体通信の受信側の拡散符号同期回路において、 拡散符号の位相範囲であるウィンドウ内において、順
    次、位相を変化させながら拡散符号を生成し、各々の位
    相の拡散符号と受信信号との相関演算を行うスライディ
    ング相関処理を行い、得られた相関電力値が大きい1つ
    又は複数個の拡散符号位相を選択し、捕捉同期位置とし
    て出力する同期捕捉部と、 前記同期捕捉部の出力である捕捉同期位置の中から、1
    つ又は互いの位相差が予め定められたしきい値以上であ
    る複数個を選び、割当同期位置として出力する割当制御
    部と、 前記割当制御部から割当同期位置が入力されるとオン状
    態となり、入力された割当同期位置を初期同期位置とし
    て受信信号に対して同期追従動作を行い、その結果得ら
    れた新しい同期位置を追従同期位置として出力する、1
    つ又は複数個の同期追従部とを備え、 前記割当制御部は、 前記同期捕捉部の出力である捕捉同期位置とオン状態の
    同期追従部の出力である追従同期位置とを比較し、捕捉
    同期位置の中から追従同期位置との差が予め定めたしき
    い値以下であるものを除外する追従中同期位置除外処理
    手段と、 前記追従中同期位置除外処理手段で除外されずに残った
    捕捉同期位置の中から、相関電力値が上位の予め定めた
    数の捕捉同期位置を割当同期位置として選択する割当同
    期位置選択処理手段と、 オフ状態の同期追従部を割当同期追従部として選択する
    空き同期追従部チェック処理手段と、 オン状態のすべての同期追従部からの追従同期位置を比
    較し、追従同期位置が同一である複数の同期追従部が存
    在した場合には、そのうちの1つの同期追従部を残して
    それ以外の同期追従部を割当同期追従部として選択する
    同一同期位置追従チェック処理手段と、 追従同期位置での相関電力が低い同期追従部を割当同期
    追従部として選択する低電力同期位置追従チェック処理
    手段と、 前記割当同期位置選択処理手段で選択された割当同期位
    置のそれぞれを、前記空き同期追従部チェック処理手
    段、前記同一同期位置追従チェック処理手段及び前記低
    電力同期位置追従チェック処理手段で選択された割当同
    期追従部の何れかに対して出力する再割当処理手段と、 前記同期捕捉部における次回のスライディング相関処理
    のためのウィンドウを決定するウィンドウ中央値調整処
    理手段とを備えたことを特徴とする拡散符号同期回路。
  2. 【請求項2】 前記同期追従部は、同期追従中の追従同
    期位置における相関電力を求め、追従相関電力として出
    力する手段を備え、 前記低電力同期位置追従チェック処理手段は、 前記追従相関電力が予め定めたしきい値以下である同期
    追従部を割当同期追従部として選択することを特徴とす
    る請求項1記載の拡散符号同期回路。
  3. 【請求項3】 前記低電力同期位置追従チェック処理手
    段は、 前記追従中同期位置除外処理手段で除外された捕捉同期
    位置に対応する同期追従部ではなく、かつ、追従同期位
    置が前記割当同期位置選択処理手段で選択された割当同
    期位置の中に存在しない同期追従部を割当同期追従部と
    して選択することを特徴とする請求項1記載の拡散符号
    同期回路。
  4. 【請求項4】 前記ウィンドウ中央値調整処理手段は、 ウィンドウを、オン状態のすべての同期追従部の追従同
    期位置の中央値を中心とする予め定めた幅の範囲として
    決定することを特徴とする請求項1記載の拡散符号同期
    回路。
  5. 【請求項5】 前記同期捕捉部は、 前記スライディング相関処理により得られた相関電力値
    が予め定めたしきい値よりも大きい拡散符号位相を、捕
    捉同期位置として選択し出力することを特徴とする請求
    項1記載の拡散符号同期回路。
  6. 【請求項6】 前記同期捕捉部は、 前記スライディング相関処理により得られた相関電力値
    の最大値を保存する手段を備え、 前記同期捕捉部は、前記スライディング相関処理により
    得られた相関電力値が、前回得られた相関電力値の最大
    値を予め定めた定数で除算した値よりも大きい拡散符号
    位相を、捕捉同期位置として選択し出力することを特徴
    とする請求項1記載の拡散符号同期回路。
  7. 【請求項7】 前記同期捕捉部は、 前記スライディング相関処理により得られた相関電力値
    の最大値を保存する手段を備え、 前記同期捕捉部は、前記スライディング相関処理により
    得られた相関電力値が、前回得られた相関電力値の最大
    値から予め定めた定数を減算した値よりも大きい拡散符
    号位相を、捕捉同期位置として選択し出力することを特
    徴とする請求項1記載の拡散符号同期回路。
  8. 【請求項8】 前記再割当処理手段が、まず最初に、前
    記割当同期位置選択処理手段で選択された割当同期位置
    のそれぞれを、前記同一同期位置追従チェック処理手段
    で選択された割当同期追従部の何れかに対して出力し、 次に、前記割当同期位置選択処理手段で選択された割当
    同期位置のうちまだ出力されていないものが残っている
    場合は、まだ出力されていない割当同期位置のそれぞれ
    を、前記空き同期追従部チェック処理手段で選択された
    割当同期追従部の何れかに対して出力し、 最後に、前記割当同期位置選択処理手段で選択された割
    当同期位置のうちまだ出力されていないものが残ってい
    る場合は、まだ出力されていない割当同期位置のそれぞ
    れを、前記低電力同期位置追従チェック処理手段で選択
    された割当同期追従部の何れかに対して出力することを
    特徴とする請求項1記載の拡散符号同期回路。
  9. 【請求項9】 スペクトラム拡散通信方式に基づく移動
    体通信の受信側の拡散符号同期方法において、 拡散符号の位相範囲であるウィンドウ内において、順
    次、位相を変化させながら拡散符号を生成し、各々の位
    相の拡散符号と受信信号との相関演算を行うスライディ
    ング相関処理を行い、得られた相関電力値が大きい1つ
    又は複数個の拡散符号位相を選択し、捕捉同期位置とし
    て出力する同期捕捉部と、 前記同期捕捉部の出力である捕捉同期位置の中から、1
    つ又は互いの位相差が予め定められたしきい値以上であ
    る複数個を選び、割当同期位置として出力する割当制御
    部と、 前記割当制御部から割当同期位置が入力されるとオン状
    態となり、入力された割当同期位置を初期同期位置とし
    て受信信号に対して同期追従動作を行い、その結果得ら
    れた新しい同期位置を追従同期位置として出力する、1
    つ又は複数個の同期追従部とを備え、 前記割当制御部では、 前記同期捕捉部の出力である捕捉同期位置とオン状態の
    同期追従部の出力である追従同期位置とを比較し、捕捉
    同期位置の中から追従同期位置との差が予め定めたしき
    い値以下であるものを除外する追従中同期位置除外処理
    と、 前記追従中同期位置除外処理で除外されずに残った捕捉
    同期位置の中から、相関電力値が上位の予め定めた数の
    捕捉同期位置を割当同期位置として選択する割当同期位
    置選択処理と、 オフ状態の同期追従部を割当同期追従部として選択する
    空き同期追従部チェック処理と、 オン状態のすべての同期追従部からの追従同期位置を比
    較し、追従同期位置が同一である複数の同期追従部が存
    在した場合には、そのうちの1つの同期追従部を残して
    それ以外の同期追従部を割当同期追従部として選択する
    同一同期位置追従チェック処理と、 追従同期位置での相関電力が低い同期追従部を割当同期
    追従部として選択する低電力同期位置追従チェック処理
    と、 前記割当同期位置選択処理で選択された割当同期位置の
    それぞれを、前記空き同期追従部チェック処理、前記同
    一同期位置追従チェック処理及び前記低電力同期位置追
    従チェック処理で選択された割当同期追従部の何れかに
    対して出力する再割当処理と、 前記同期捕捉部における次回のスライディング相関処理
    のためのウィンドウを決定するウィンドウ中央値調整処
    理とを順次実行することを特徴とする拡散符号同期方
    法。
  10. 【請求項10】 前記割当制御部の再割当処理では、 まず最初に、前記割当同期位置選択処理で選択された割
    当同期位置のそれぞれを、前記同一同期位置追従チェッ
    ク処理で選択された割当同期追従部の何れかに対して出
    力し、 次に、前記割当同期位置選択処理で選択された割当同期
    位置のうちまだ出力されていないものが残っている場合
    は、まだ出力されていない割当同期位置のそれぞれを、
    前記空き同期追従部チェック処理で選択された割当同期
    追従部の何れかに対して出力し、 最後に、前記割当同期位置選択処理で選択された割当同
    期位置のうちまだ出力されていないものが残っている場
    合は、まだ出力されていない割当同期位置のそれぞれ
    を、前記低電力同期位置追従チェック処理で選択された
    割当同期追従部の何れかに対して出力することを特徴と
    する請求項9記載の拡散符号同期方法。
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