JP2000092012A - 時分割多重伝送装置および時分割多重信号の復調方法 - Google Patents

時分割多重伝送装置および時分割多重信号の復調方法

Info

Publication number
JP2000092012A
JP2000092012A JP10254911A JP25491198A JP2000092012A JP 2000092012 A JP2000092012 A JP 2000092012A JP 10254911 A JP10254911 A JP 10254911A JP 25491198 A JP25491198 A JP 25491198A JP 2000092012 A JP2000092012 A JP 2000092012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
time division
division multiplex
pulse
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10254911A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Tajima
羊一 田嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10254911A priority Critical patent/JP2000092012A/ja
Publication of JP2000092012A publication Critical patent/JP2000092012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で性能が良く、かつ低電圧でも動
作可能な時分割多重伝送装置および時分割多重信号の復
調方法を提供すること。 【解決手段】 同期信号に続いて複数のPPMパルスが
順次伝送される時分割多重伝送信号を受信する時分割多
重伝送装置において、入力信号から同期信号を分離する
回路10と、所望のチャネルのPPMパルスと同期した
リセットパルスを発生する回路16〜31と、同期信号
に基づきセットされ、リセットパルスに基づきリセット
されるPWM変換FF14と、PWM信号からアナログ
信号を抽出するローパスフィルタ15を備える。本発明
によれば、直線検波、復調が可能であり、復調歪みが減
少する。また、低電圧動作可能な汎用の素子で回路を構
成可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時分割多重伝送装置
および時分割多重信号の復調方法に関し、特に、会議の
同時通訳や映画、演劇等の観客サービス等に適用して好
適な時分割多重伝送装置および時分割多重信号の復調方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、国際会議等において複数の言語を
同時に伝送する会議システムとして、例えば特開平7−
15399号公報に記載されているようなPPM(パル
ス位相あるいはパルス位置変調)時分割多重伝送システ
ムが提案されている。このシステムは、分離した同期信
号を基準としたPLL回路のVCO出力を分周して得た
ウィンドパルスを使用して所望のPPMパルスを選択
し、また前記ウィンドパルスのフロントエッジから鋸歯
状波を発生させ、PPMパルス発生時の鋸歯状波の電圧
をホールドすることで信号を復調していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したような、従来
の時分割多重伝送システムにおいては、回路規模が大き
く専用のLSIが必要であり、PLL回路のVCOや分
周回路の不要輻射による干渉が受信機の受信性能を制限
するという問題点があった。また、鋸歯状波の直線性が
復調歪みに影響し、更に、低電圧電源で動作がさせ難く
受信機構成における隘路となっていた。本発明の目的
は、前記のような従来技術の問題点を解決し、簡単な構
成で性能が良く、かつ低電圧でも動作可能な時分割多重
伝送装置および時分割多重信号の復調方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、同期信号に続
いて複数のPPMパルスが順次伝送される時分割多重伝
送信号を受信する時分割多重伝送装置において、入力信
号に基づき所望のチャネルのPPMパルスと同期したパ
ルスを発生するチャネル選択手段と、同期信号に基づき
セットされ、チャネル選択手段から出力されるパルスに
基づきリセットされるPWM変換手段とを備え、受信信
号から所望のチャネルのPWM信号を生成することを特
徴とする。また、入力信号から同期信号を分離して出力
する第1の工程と、同期信号に基づきPWM変換用フリ
ップフロップをセットする第2の工程と、所望のチャネ
ルのPPMパルスと同期したパルスを発生する第3の工
程と、第3の工程において出力されるパルスに基づき、
PWM変換用フリップフロップをリセットする第4の工
程とを含み、受信信号から所望のチャネルのPWM信号
を生成する時分割多重信号の復調方法にも特徴がある。
本発明によれば、直線検波、復調が可能であり、復調歪
みが減少する。また、低電圧動作可能な汎用の素子で回
路を構成可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明を適用したPPM時分割多重伝送シ
ステムを例えば国際会議等における複数の言語を同時に
伝送する会議システムとして使用する場合、送信機は所
定周期の同期信号の後に、各チャネルに対応するPPM
パルスを順次並べた送信パルス信号を生成し、例えば赤
外線発光素子を駆動して、強度変調された赤外線信号と
して場内に放射する。各PPMパルスは、同期信号に対
して対応するチャネルの音声信号レベル(電位)に比例
して変移するように位相(位置)変調されている。携帯
受信機においては、受光素子によって赤外線信号を受信
し、デジタル信号に変換してから、図1に示す復調回路
に入力する。
【0006】図1は、本発明を適用した時分割多重信号
受信機の復調回路の構成を示す回路図である。同期信号
分離手段である同期分離回路10はANDゲート11お
よび抵抗12、コンデンサ13からなる遅延回路によっ
て所定幅以上である同期パルスが入力された場合にのみ
パルスを出力する。同期分離回路10の出力は、PWM
(パルス幅変調)変換手段であるJKフリップフロップ
(以下FFと記す)14のクロック端子CKに接続されて
おり、その出力Qはアナログ復調信号を生成するローパ
スフィルタ15および1段目のD型FF16の入力端子
Dに接続されている。J、K端子は共にHレベル(Vd
d)に接続されているので、FF14はクロック信号の
立ち下がり毎に出力Qが反転する。FF14としては、
例えば低電圧動作可能なCMOSの標準ロジックICで
あるHC107(商品名)を使用してもよい。
【0007】チャネル選択手段の一部である複数(実施
例においては13個)のD型FF16〜19は、それぞ
れのFFの出力Qが次段のFFの入力端子Dに縦続接続
されており、入力信号がインバータ25を介して共通接
続された負論理のクロック入力端子CKに接続されてい
る。また、バッファ24の出力が共通接続された負論理
のリセット入力端子Rに接続されている。これらのD型
FF16〜19はCK端子へ入力されるクロック信号の立
ち下がり(即ち入力信号パルスの立ち上がり)時に入力
端子Dの値をラッチし、出力端子Qへ出力する。従っ
て、これらのFF16〜19はシフトレジスタを構成し
ている。なお、FF16〜19としては、例えば低電圧
動作可能なCMOSの標準ロジックICであるHC17
4あるいはHC273(商品名)を使用してもよい。
【0008】各FF16〜19の出力信号Q1〜Q13
は、選択手段であるチャネル選択スイッチ30に接続さ
れる。そして、使用者の操作によって、図示しないつま
みと連動するスライド接点31が所望のチャネル位置に
スライドし、スライド接点31および抵抗を介して所望
のチャネルnに対応するFFの出力信号Qnがトランジ
スタ26のベースと接続される。
【0009】リセット手段を構成するトランジスタ26
のコレクタは、FF14の負論理のリセット端子Rおよ
びバッファ24の入力端子に接続されている。また、電
源投入時に各FF14、16〜19が確実にリセットさ
れるように、トランジスタ26のコレクタは抵抗を介し
て、抵抗27およびコンデンサ28からなる積分回路に
接続されている。
【0010】図2は、図1の復調回路の主要部の信号波
形を示す波形図である。受信され、デジタル化された復
調回路の入力信号の周期は例えば50マイクロ秒であ
り、同期信号SYNCの幅は例えば800ナノ秒である。同
期信号の後には各チャネルに対応する13個のPPMパ
ルスが存在する。各PPMパルスの幅は一定(例えば3
00ナノ秒)であり、同期信号より短くなっている。変
調されていない場合のPPMパルス間隔は例えば3マイ
クロ秒程度とする。更にPPMパルスの変調時の最大変
位はパルス間隔の1/2未満とする。
【0011】ANDゲート11の出力である分離後の同
期パルスは同期信号SYNCの後半に立ち上がり、同期信号
SYNCの立ち下がりと同時に立ち下がる。PWM変換手段
であるJKFF14のPWM出力信号は、この分離後の
同期パルスの立ち下がり時に立ち上がる。
【0012】この信号(”1”)は第1段目のD型FF
16に入力され、入力信号の第1チャネルCH1に相当
するパルスが到来すると、そのパルスの立ち上がりと同
期してD型FF16の出力Q1が”1”となる。以下同
様に入力信号の第nチャネルCHnに相当するパルスが
到来すると、そのパルスの立ち上がりと同期してD型F
Fの出力Qnが”1”となる。
【0013】ここで、例えば図1の選択スイッチ30に
よって第3チャネルが選択されていたとする。すると、
第3チャネルに相当するパルスCH3が立ち上がった時
点で、リセット回路を構成するトランジスタ26がオン
となり、コレクタ電位が”0”の状態となる。この負論
理のリセット信号によって、JKFF14およびD型F
F16〜19は全てリセットされ、このリセットによっ
てトランジスタ26はオフ状態に復帰する。
【0014】結局、JKFF14は同期信号の立ち下が
りでセットされ、選択されているチャネルのPPMパル
スの立ち上がりでリセットされることになる。この結
果、JKFF14の出力信号は所望のチャネルに対応す
るPWM信号となり、この信号をローパスフィルタ15
に通して例えば音声帯域の信号のみを取り出すことによ
り、所望のチャネルの復調信号が得られる。
【0015】以上、本発明の実施例を開示したが、本発
明には下記のような変形例も考えられる。実施例におい
ては、チャネル選択回路を複数のD型FFによって構成
したが、機能的にはPPMパルスを計数して、所望のチ
ャネルのPPMパルスに同期したリセット信号を発生す
ればよい。従って、例えばシフトレジスタを使用しても
よいし、カウンタおよびデコーダによって構成すること
もできる。また、チャネル選択スイッチ30も、直接所
望のFFの出力信号を選択接続する例を開示したが、チ
ャネル番号に相当するデジタル信号を発生するスイッチ
とセレクタあるいは一致検出回路等によって回路を構成
することもできる。
【0016】実施例においてはPPMパルスの立ち上が
りに同期して復調する例を開示したが、PPMパルスの
立ち下がりに同期して復調するようにしてもよい。な
お、回路を正論理で設計するか負理論で設計するかは任
意であり、セット、リセットの状態と信号レベル(1、
0)とは対応しない。実施例においては、会議システム
に本発明を適用する例を開示したが、本発明は任意のア
ナログ信号あるいはデジタル信号により変調されたPP
M信号を多重化して、有線あるいは無線、光、超音波な
ど任意の伝送媒体を介して伝送する任意の伝送システム
に適用可能である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
同期信号に基づきセットされ、所望のチャネルのPPM
パルスに同期してリセットされるPWM変換手段を備え
たので、、直線検波、復調が可能であり、復調歪みが減
少するという効果がある。また、回路構成が簡単である
ので、低電圧動作可能な汎用のロジックICで回路を構
成可能であり、安価に製造可能であると共に、低電圧で
も動作可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時分割多重信号受信機の復調回路の構
成を示す回路図である。
【図2】図1の復調回路の主要部の信号波形を示す波形
図である。
【符号の説明】
10…同期信号分離回路、11…ANDゲート、12、
27…抵抗、13、28…コンデンサ、14…JKフリ
ップフロップ、15…ローパスフィルタ、16〜19…
D型フリップフロップ、24…バッファ、25…インバ
ータ、26…トランジスタ、30…チャネル選択スイッ
チ、31…可動接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期信号に続いて複数のPPMパルスが
    順次伝送される時分割多重伝送信号を受信する時分割多
    重伝送装置において、 入力信号から同期信号を分離して出力する同期信号分離
    手段と、 入力信号に基づき所望のチャネルのPPMパルスと同期
    したパルスを発生するチャネル選択手段と、 前記同期信号に基づきセットされ、前記チャネル選択手
    段から出力されるパルスに基づきリセットされるPWM
    変換手段と、を備え、入力信号から所望のチャネルのP
    WM信号を生成することを特徴とする時分割多重伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 更に、 前記PWM変換手段の出力信号をアナログ信号に変換す
    るローパスフィルタ手段を備え、 前記チャネル選択手段は、 初段の入力端子には前記PWM変換手段の出力信号が接
    続され、入力信号パルスによって1段づつシフトしてい
    く、縦続接続された複数のD型フリップフロップと、 前記複数のD型フリップフロップの出力信号の中から所
    望のチャネルに相当する出力信号を選択する選択手段
    と、 前記選択手段の出力信号によって、前記PWM変換手段
    および前記複数のD型フリップフロップをリセットする
    リセット手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載
    の時分割多重伝送装置。
  3. 【請求項3】 同期信号に続いて複数のPPMパルスが
    順次伝送される時分割多重伝送信号を復調する方法にお
    いて、 入力信号から同期信号を分離して出力する第1の工程
    と、 前記同期信号に基づきPWM変換用フリップフロップを
    セットする第2の工程と、 入力信号に基づき所望のチャネルのPPMパルスと同期
    したパルスを発生する第3の工程と、 前記第3の工程において出力されるパルスに基づき、前
    記PWM変換用フリップフロップをリセットする第4の
    工程とを含み、受信信号から所望のチャネルのPWM信
    号を生成することを特徴とする時分割多重信号の復調方
    法。
JP10254911A 1998-09-09 1998-09-09 時分割多重伝送装置および時分割多重信号の復調方法 Pending JP2000092012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254911A JP2000092012A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 時分割多重伝送装置および時分割多重信号の復調方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254911A JP2000092012A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 時分割多重伝送装置および時分割多重信号の復調方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000092012A true JP2000092012A (ja) 2000-03-31

Family

ID=17271571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10254911A Pending JP2000092012A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 時分割多重伝送装置および時分割多重信号の復調方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000092012A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006123697A1 (ja) * 2005-05-20 2006-11-23 Nakagawa Laboratories, Inc. データ送信装置及びデータ受信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006123697A1 (ja) * 2005-05-20 2006-11-23 Nakagawa Laboratories, Inc. データ送信装置及びデータ受信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0658990A1 (en) Circuit and method for alignment of digital information packets
JPH02143688A (ja) 異種ビデオ・フォーマット識別装置
KR960019983A (ko) 가변 지연회로
JPH0552703B2 (ja)
JP2000092012A (ja) 時分割多重伝送装置および時分割多重信号の復調方法
US4887261A (en) Method and arrangement for transmitting a digital signal with a low bit rate in a time section, provided for higher bit rates, of a time division multiplexed signal
KR950030716A (ko) 시간축 변환 방식
KR950020649A (ko) 디지탈오디오신호의 복조장치
JPS6218140A (ja) デジタル通信装置の受信装置
RU2005108980A (ru) Способ и устройство для уменьшения фазовых скачков при переключении источников синхронизации
JPS613545A (ja) 標本化回路
JPS6252996B2 (ja)
CN1319273C (zh) 振荡器的相位控制
JPH06284100A (ja) 多重通信方法並びに多重化装置及び多重分離装置
JPH0659091B2 (ja) 同期信号発生回路
KR100198785B1 (ko) 시간정보 관리를 위한 주파수 정보 전송 장치 및 전송 방법
SU896789A1 (ru) Квазикогерентный демодул тор сигналов фазовой телеграфии
JPH06291753A (ja) データ伝送装置
JP2577359B2 (ja) 垂直同期信号の周波数判別回路
SU1119184A1 (ru) Система передачи и приема дискретной информации
JPS62231574A (ja) チヤンネル切換判定回路
JPH06125356A (ja) 同期回路
JPH04249496A (ja) 映像信号検出装置
JPH04301941A (ja) データ受信機のためのデータサンプリングクロック位相同期回路
JPS6018079A (ja) サンプリングパルス発生回路