JP2000090784A - 遮断器の流体圧駆動装置 - Google Patents

遮断器の流体圧駆動装置

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JP2000090784A JP10262706A JP26270698A JP2000090784A JP 2000090784 A JP2000090784 A JP 2000090784A JP 10262706 A JP10262706 A JP 10262706A JP 26270698 A JP26270698 A JP 26270698A JP 2000090784 A JP2000090784 A JP 2000090784A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接触子の開閉を繰返すポンピング動作を防止す
ることができ、アンチポンピング機構が小型で安価且つ
制御性の優れた遮断器の流体圧駆動装置を得ること。 【解決手段】接触子1、2を開閉する接触子開閉用ピス
トン5と、これを動作させる制御弁機構とを備え、制御
弁機構は切換弁13と切換制御弁とを有し、切換弁13
は接触子開閉用ピストン5のシリンダ操作室7への圧力
を切換えるように接続され、切換制御弁は閉路用切換制
御弁39と開路用切換制御弁37とを有する遮断器の流
体圧駆動装置であり、逆止弁41を閉じる動作を行うア
ンチポンピングピストン42を設け、閉路用切換制御弁
39の2次側と逆止弁41の1次側との間から流体戻り
側に接続する管路の途中をアンチポンピングピストン操
作室44に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遮断器の流体圧駆動
装置に係わり、特に電力用遮断器の流体圧駆動装置に好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】落雷等の非常時に電力供給系統を保護す
るために設けられる電力用遮断器は極めて高速の開閉動
作が要求されるが、遮断動作を必要とする事態の発生は
ごくまれであり、長期間静止した状態を維持し、必要時
には、確実に高速動作する必要がある。このため、長期
間静止している間になんらかの要因で弁体の固着等が発
生し、正常に動作しなくなる可能性があり、特に、これ
は操作力の小さいパイロット回路で発生しやすい。正常
でない動作のうち、特に、遮断動作後そのまま投入状態
に戻ってしまう、あるいは遮断と投入を繰り返すポンピ
ング動作は、機構的も電気的にも大きな負荷がかかり、
最も好ましくない。
【0003】従来の遮断器の流体圧駆動装置としては、
例えば特開平9―92096号公報に記載されているよ
うに、接触子を開閉する接触子開閉用ピストンと、接触
子開閉用ピストンを動作させる制御弁機構とを備え、制
御弁機構は切換弁と切換制御弁とを有し、切換弁は接触
子開閉用ピストンのシリンダ操作室への圧力を切換える
ように接続され、切換制御弁は閉路用切換制御弁と開路
用切換制御弁とを有し、閉路用切換制御弁は、1次側が
流体供給側に接続され、2次側が切換弁の切換弁パイロ
ット室に逆止弁を介して接続され、逆止弁は前記切換弁
パイロット室から閉路用切換制御弁への流れを閉止する
ように設けられ、開路用切換制御弁は、1次側が切換弁
パイロット室に接続され、2次側が流体戻り側に接続さ
れ、閉路用切換制御弁の2次側と逆止弁の1次側との間
から流体戻り側に接続する管路を設け、開路用切換制御
弁と閉路用制御切換弁で制御するアンチポンピング機構
を設けたものがある。なお、閉路用切換制御弁及び開路
用切換制御弁は弁本体機構とパイロット弁とから構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来遮断器の流体
圧駆動装置は、開路用切換制御弁と閉路用切換制御弁で
制御するアンチポンピング機構であるため、アンチポン
ピング機構が複雑な構成になり、大型で高価なものであ
り、制御性が劣るものであった。
【0005】また、閉路用切換制御弁及び開路用切換制
御弁は弁本体機構とパイロット弁から構成されているの
で、この点からも切換制御弁の構成が複雑であり、大型
で高価なものであった。
【0006】また、接触子開閉用ピストンを一側上部
に、切換弁をその下部に、切換制御弁をこれらの他側に
それぞれ配置しているので、全体寸法が大きく、特に左
右に大きなものとなっていた。
【0007】また、接触子開閉用ピストンと切換弁との
間に主弁を設けて高出力化を図ること、流体供給側の流
体供給量を検出し、通常より多い供給量を検出した時に
異常状態を出力すること、切換弁を流体圧がないときも
確実に保持すること等については配慮されていなかっ
た。
【0008】本発明の第1の目的は、接触子の開閉を繰
返すポンピング動作を防止することができ、しかもアン
チポンピング機構が小型で安価且つ制御性の優れた遮断
器の流体圧駆動装置を得ることにある。
【0009】本発明の第2の目的は、アンチポンピング
ピストンの設定が容易である遮断器の流体圧駆動装置を
得ることにある。
【0010】本発明の第3の目的は、切換制御弁が小型
で安価な信頼性の高い遮断器の流体圧駆動装置を得るこ
とにある。
【0011】本発明の第4の目的は、全体寸法がコンパ
クトな遮断器の流体圧駆動装置を得ることにある。
【0012】本発明の第5の目的は、高出力化が容易な
遮断器の流体圧駆動装置を得ることにある。
【0013】本発明の第6の目的は、異常状態を確実に
検出でき、安全性の高い遮断器の流体圧駆動装置を得る
ことにある。
【0014】本発明の第7の目的は、流体圧がないとき
も確実に切換弁を保持することができる遮断器の流体圧
駆動装置を得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、接触子を開閉する接触子開閉用ピストン
と、前記接触子開閉用ピストンを動作させる制御弁機構
とを備え、前記制御弁機構は切換弁と切換制御弁とを有
し、前記切換弁は前記接触子開閉用ピストンのシリンダ
操作室への圧力を切換えるように接続され、前記切換制
御弁は閉路用切換制御弁と開路用切換制御弁とを有し、
前記閉路用切換制御弁は、1次側が流体供給側に接続さ
れ、2次側が前記切換弁の切換弁パイロット室に逆止弁
を介して接続され、前記逆止弁は前記切換弁パイロット
室から前記閉路用切換制御弁への流れを閉止するように
設けられ、前記開路用切換制御弁は、1次側が前記切換
弁パイロット室に接続され、2次側が流体戻り側に接続
され、前記閉路用切換制御弁の2次側と前記逆止弁の1
次側との間から流体戻り側に接続する管路を設けた遮断
器の流体圧駆動装置において、前記逆止弁を閉じる動作
を行うアンチポンピングピストンを設け、前記閉路用切
換制御弁の2次側と前記逆止弁の1次側との間から流体
戻り側に接続する管路の途中をアンチポンピングピスト
ンのアンチポンピングピストン操作室に接続したもので
ある。
【0016】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記閉路用切換制御弁の2次側と前記逆止弁の1次
側との間から流体戻り側に接続する管路に二つの絞りを
設け、この二つの絞りの途中を前記アンチポンピングピ
ストンのアンチポンピングピストン操作室に接続したも
のである。
【0017】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記アンチポンピングピストン操作室からの戻り側
へ接続する管路を前記アンチポンピングピストンの外径
とそれを内包するスリーブの内径との間の環状隙間を利
用し、この環状隙間を絞りとしたものであり、さらには
前記閉路用切換制御弁の2次側と前記逆止弁の1次側と
の間からアンチポンピングピストン操作室へ接続する管
路を前記アンチポンピングピストンの外径とそれを内包
するケーシングの内径との間の環状隙間を利用し、この
環状隙間を絞りとしたものである。
【0018】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記閉路用切換制御弁は弁体とばねとからなる閉路
用パイロット弁で構成され、前記開路用切換制御弁は弁
体とばねとからなる開路用パイロット弁で構成されたも
のである。
【0019】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記接触子開閉用ピストンを一側に、前記切換制御
弁を他側に、前記切換弁をその中央部に、それぞれが積
重なるように配置し、前記閉路用切換制御弁と開路用切
換制御弁とを左右に配置し、前記逆止弁及びアンチポン
ピングピストンを前記閉路用切換制御弁と開路用切換制
御弁との間に配置したものである。
【0020】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記接触子開閉用ピストンと前記切換弁との間に主
弁を介在すると共に、該主弁を開路用主弁と閉路用主弁
とに分割して並置したものである。
【0021】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記流体供給側の流体供給量を検出し、通常より多
い供給量を検出した時に異常状態を出力する異常検出手
段を設けたものである。
【0022】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記切換弁は、2位置3方弁で構成され、一端側に
切換弁パイロット室が形成され、他端側が流体戻り側に
連通され且つ保持機構で保持されたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遮断器の流体圧駆
動装置の第1実施例を図1ないし図7を用いて説明す
る。
【0024】図1は本発明の第1実施例の遮断器の閉路
状態(通電中の状態)を、図2は同開路動作中の状態を、
図3は同開路状態(遮断した状態)を、図4は同閉路動作
中の初期の状態を、図5は同閉路動作中の後期の状態を
それぞれ示す。
【0025】固定接触子1と可動接触子2を有する接触
子の接点を開閉する遮断器の流体圧駆動装置3は、可動
接触子2を駆動するピストン5を有した流体圧シリンダ
4を備えている。流体圧シリンダ4の一側に形成される
小受圧面積室6は、流体圧源8から吐き出されアキュム
レータ9に蓄圧された作動流体の供給圧が常時作用して
いる。流体圧シリンダ機構4の他側に形成されるシリン
ダ操作室(大受圧面積室)7は、開路用主弁11または
閉路用主弁12によって高圧の供給圧側またはリザーバ
10につながる低圧の戻り側に選択的に接続される。
【0026】開路用主弁11は、シリンダ操作室7を低
圧の戻り側に接続して開路動作させる機構を有する2方
弁である。開路用主弁パイロット室17は切換弁13の
制御ポート14が接続されている。開路用主弁11の弁
体15は、ばね16の力が閉じられる方向に加えられて
おり、開路用主弁パイロット室17を高圧にしたとき弁
座19が閉じられ、開路用主弁パイロット室17を低圧
にしたときにシリンダ操作室7から押し出される流体の
圧力によって弁座19が開かれる。弁体15の背面には
常に戻り側に通じて低圧になっている低圧室18が設け
られている。この低圧室18を設けたことにより開路用主
弁パイロット室17の内径は弁座19よりも小径にする
ことができる。但し、遮断器の閉路状態において、弁座
19から外側に作用する供給圧によって弁体15を開こ
うとする力よりも、開路用主弁パイロット室17にかか
る供給圧によって弁15を閉じようとする力の方が大き
くなるように構成してある。
【0027】閉路用主弁12は、シリンダ操作室7を高
圧の供給側に接続して閉路動作させるための2方弁であ
り、弁体20とピストン21を有している。弁体20に
は弁座27を閉じる方向にばね22の力が加えられてい
る。ピストン21には弁座27から弁体20が開く方向
にばね23の力が加えられている。弁体20側のばね2
2はピストン21側のばね23よりも大きな力を発生し
ている。ピストン21のばね23側に形成される閉路用
主弁パイロット室24には開路用主弁パイロット室17
と同様に切換弁13の制御ポート14が接続されてい
る。弁体20の背面には補助室26が設けられている。
この補助室26は弁体20を貫通する導通孔25を介し
てシリンダ操作室7に連通した弁室に接続されている。
閉路用主弁12の弁座27の直径は、閉路用主弁パイロ
ット室24の内径即ちピストン21の外径よりも小さ
く、かつ、補助室26の内径よりも大きくしてある。こ
れによって、弁体20は、閉路用主弁パイロット室24
を低圧にすれば、ばね22とばね23の力の差と、弁座
27と補助室26の径差の部分に作用する供給圧による
力、および、補助室26に作用する圧力による力によっ
て閉じられる。また、閉路用主弁パイロット室24を高
圧にすれば、ここで発生する力によって弁体20は開か
れる。
【0028】切換弁13は2位置3方弁で構成されてい
る。この切換弁13の切換弁パイロット室28は開路用
パイロット弁37または閉路用パイロット弁39を介し
て高圧または低圧に選択的に切り換え接続される。この
切換えによって、開路用主弁パイロット室17および閉
路用主弁パイロット室24に通じる制御ポート14は、
高圧の供給側につながる供給側弁室29または低圧の戻
り側につながる戻り側弁室30のいずれかに選択的に接
続される。切換弁13の弁体31の円筒部32は供給側
弁座33よりも小径にして円筒部32の背面を戻り側に
開くように構成してある。また、切換弁パイロット室2
8の受圧面積は、戻り側弁座34と円筒部32の径差の
部分の受圧面積よりも大きくなるように構成してある。
さらに、切換弁パイロット室28は絞り35を介して制
御ポート14を有する弁室に接続されている。
【0029】尚、切換弁13の弁体31の円筒部32の
背面には保持機構36が設けられている。この保持機構
36は、流体圧がないときに弁体31を機械的に保持す
るためのものであり、流体圧による通常の動作には影響
を及ぼさない程度の保持力にしてある。
【0030】開路用パイロット弁37および閉路用パイ
ロット弁39は、ともに開路用ソレノイド38または閉
路用ソレノイド40を励磁すると開き、励磁を解くとば
ね力で閉じる構成の2方弁である。両者37、39は、
逆止弁41を挟んで、切換弁13の高圧の供給側とリザ
ーバ10の低圧の戻り側との間に直列に接続されてい
る。閉路用パイロット弁39の1次側は高圧の供給側に
接続されている。閉路用パイロット弁39の2次側は逆
止弁41を介して開路用パイロット弁37の1次側およ
び切換弁パイロット室28に接続されている。開路用パ
イロット弁37の2次側は低圧の戻り側に接続されてい
る。
【0031】さらに、逆止弁41の背面にはアンチポン
ピングピストン42とばね43が設けられている。ばね
43は常に低圧の戻り側に通じる部屋に設けられてい
る。また、閉路用パイロット弁39の2次側は絞り45
と絞り46を経て戻り側に至る管路が設けられている。
この管路の絞り45と絞り46の間がアンチポンピング
ピストン操作室44に接続されている。これにより、ア
ンチポンピングピストン42は、操作室44に作用する
圧力が高くなれば逆止弁41が閉じられ、低くなればば
ね43の力によって逆止弁41が開放される。
【0032】次に、上述した第1実施例の動作を説明す
る。
【0033】図1の閉路状態では、切換弁13の供給側
弁座33が開いた状態であり、シリンダ操作室7、開路
用主弁パイロット室17、閉路用主弁パイロット室2
4、切換弁パイロット室28、開路用パイロット弁37
の1次側、閉路用パイロット弁39の1次側及び逆止弁
41の2次側は全て高圧であり、供給側弁座33以外の
全ての弁は閉じている。
【0034】この状態において開路指令が発せられる
と、図2に矢印で示すように、開路用ソレノイド38が
励磁されて開路用パイロット弁37が押し開かれ、切換
弁パイロット室28が低圧の戻り側に接続されるので、
切換弁13が供給側弁室29と制御ポート14を有する
弁室に作用する高圧によって図2矢印のように開路操作
状態に切り換わる。即ち、供給側弁座33が閉じ、戻り
側弁座34が開いた状態に切換わる。これによって、制
御ポート14およびこれに接続する開路用主弁パイロッ
ト室17が絞り35及び開路用パイロット弁37を介し
て戻り側に接続して低圧になるため、開路用主弁11は
流体圧シリンダ4のシリンダ操作室7から作用する高圧
によって図2矢印のように開いてシリンダ操作室7を戻
り側へ接続する。これによって、ピストン5はシリンダ
操作室7側へ動作して可動接触子2の開路動作が開始さ
れる。その後は、シリンダ機構4の小受圧面積室6にか
かる高圧によってシリンダ操作室7の流体が押し出され
る際に開路用主弁11の弁座19の前後に発生する圧力
差によって開路用主弁11は開いた状態を保ち、図3に
示す接触子1、2の完全な開路状態に至る。この開路動
作が終了すると、シリンダ操作室7から開路用主弁1の
弁座19部分を介しての戻り側への流れが止まるので、
開路用主弁11の弁座19前後の圧力差がなくなるか
ら、開路用主弁11はばね16の力によって弁座19が
閉じられる。一方、開路用ソレノイド38の励磁が解か
れるので、開路用パイロット弁37もばね力によって閉
じ、戻り側弁座34以外の全ての弁が閉じた状態とな
る。この際、切換弁パイロット室28は、既に低圧にな
った制御ポート14に絞り35を介して接続しているの
で、開路用パイロット弁37が閉じても低圧に保たれ、
切換弁13を開路操作状態に保持する。
【0035】尚、開路用主弁パイロット室17とともに
閉路用主弁パイロット室24も既に低圧になっているの
で、閉路用主弁12のピストン21が一旦上方へ動き、
開路動作が終了するとばね23によって下方へ戻るが、
閉路用主弁12は始めから閉じており、ピストン21だ
けが動いても閉じたままなので上記の開路動作には影響
しない。
【0036】次に、図3の開路状態において閉路指令が
発せられると、図4矢印に示すように、閉路用ソレノイ
ド40が励磁され、閉路用パイロット弁39が押し開か
れる。これによって、高圧の供給側に接続している閉路
用パイロット弁39の1次側から2次側へ流体が流入
し、逆止弁41を押し開いて、切換弁パイロット室28
を高圧にして切換弁13を閉路操作状態に切り換える。
即ち、切換弁13は、戻り側弁座34を閉じ、供給側弁
座33を開いた状態に切り換える。これによって、制御
ポート14およびこれに接続する閉路用主弁パイロット
室24が高圧になるため、閉路用主弁12のピストン2
1と弁体20が下方に動いて弁体20を弁座27からを
開き、シリンダ操作室7を弁座27部分を介して高圧側
に接続し、ストン5と可動接触子2が閉路動作を開始す
る。シリンダ操作室7の圧力上昇とともに導通孔25を
経て補助室26の圧力も高まるが、ピストン5が動いて
いる間は供給圧までは上昇しない。即ち、小受圧面積室
6に作用する供給圧、可動接触子等の質量、ピストン5
周囲のパッキンの摩擦力等の負荷に打ち勝ってピストン
5を駆動するに足るだけの圧力がシリンダ操作室7に生
じ、この圧力は概ね小受圧面積室6とシリンダ操作室7
の受圧面積の比で決まるが、シリンダ操作室7の方が受
圧面積が大きいのでこの圧力は供給圧よりも低い値とな
る。従って、この圧力ではピストン21は閉路用主弁パ
イロット室24に作用する供給圧とばね23の力によっ
て下方に押されており、この力は補助室26やばね22
から上方に作用する力よりも大きくなるように構成して
ある。これによって、ピストン5の閉路動作中、閉路用
主弁12は開いた状態に保たれ、閉路動作を継続する。
【0037】この際、切換弁13が閉路操作状態に切り
換わると、開路用主弁パイロット室17も高圧になる
が、開路用主弁11は動作開始前から閉じており、弁を
閉じる力が増すだけである。
【0038】一方、閉路用パイロット弁39が開いて2
次側が高圧になると、アンチポンピングピストン操作室
44の圧力が絞り45、46によって決まる圧力まで高
まり、図5に示すようにこの圧力によってアンチポンピ
ングピストン42は逆止弁41の2次側の高圧による力
に打ち勝って左方へ動き、逆止弁41を押して閉じる。
しかし、既に切換弁13は閉路操作状態に切換わり、制
御ポート14を有する弁室は高圧になっているので、絞
り35を介してここに接続された切換弁パイロット室2
8は逆止弁41が閉じても、高圧に保たれ閉路操作状態
を保持する。同様に、閉路用ソレノイド40の励磁が解
かれて閉路用パイロット弁39が閉じても切換弁13は
閉路操作状態を保持する。
【0039】そして、閉路動作が終了してピストン5が
停止し流れが止まると、シリンダ操作室7、導通孔2
5、補助室26が供給圧まで高まるので、ばね22の力
によって弁体20とピストン21を押し上げて閉路用主
弁12を閉じる。また、閉路用パイロット弁39と逆止
弁41が閉じると、これらの間にあった圧力は絞り45
と46を介して戻り側へ抜け、次第に低圧になるので、
アンチポンピングピストン操作室44も低圧になり、ア
ンチポンピングピストン42はばね43によって右方へ
戻される。これら一連の動作の結果、図1に示した閉路
状態に至る。
【0040】かかる第1実施例によれば、次の効果が得
られる。
【0041】まず、遮断器では極めて高速の開路動作が
要求されるため、シリンダ操作室7の流体を早く排出す
るように開路用主弁11は極めて大流量を流す必要があ
り、弁座19の直径や弁体15の開口量が大きくなるた
め、これを操作するためのパイロット流量も大きくしな
ければならない。しかし、この第1実施例によれば、開
路用主弁11の弁体15の背面に低圧室18を設けたの
で、開路用主弁パイロット室17の内径を弁座19より
も小径にしても、閉路状態において開路用主弁パイロッ
ト室17にかかる供給圧による弁を閉じる力が弁座19
から外側に作用する供給圧による弁を開く力に打ち勝
ち、弁座19からの漏れを防ぐことができる。従って、
開路用主弁パイロット室17に供給、排出するパイロッ
ト流量が小さくでき、切換弁13が小形の弁で済む。さ
らに、切換弁13も、弁体31の円筒部32の背面を戻
り側に開いた構成としているため、切換弁パイロット室
28は戻り側弁座34と円筒部32の径差の部分の面積
よりも大きい受圧面積にすれば良いので、切換弁13を
操作するためのパイロット流量も小さくて済み、開路用
パイロット弁37と閉路用パイロット弁39も小形化で
きる。これにより、流体圧駆動装置全体を小形化でき
る。
【0042】しかも、開路用主弁11の低圧室18は、
開路時に開路用主弁11から流出する大流量の流れの影
響を受けにくい場所で戻り側に接続されているので、圧
力変動等の影響を受けて弁体15の開口量が変動し特性
がばらつくようなことはない。
【0043】また、切換弁13の円筒部32の背面を戻
り側に開いており、この部分に保持機構36を設けてい
るので、流体圧源8が停止しアキュムレータ9にも蓄圧
されていない状態でも弁体31の位置が機械的に保持さ
れ、運搬、据付、点検等の作業を行った後で運転を再開
する際にも遮断器が作業前と同じ状態に保持されるので
作業の安全性が高まる。
【0044】また、一般に2位置3方弁は、構成が簡単
であるが、開路用と閉路用の弁の同軸度の管理が必要で
あるため、大流量を流す主弁をこの構成にすると、大形
であるために高い精度が得にくくなり製作が困難になっ
てしまう。これに対し、この第1実施例では、小形の切
換弁13は2位置3方弁を用い、大形の開路用主弁11
と閉路用主弁12を分けて構成している。さらに、この
第1実施例では、閉路用主弁12は弁体20とピストン
21も分けて構成しているので、部品加工時の同軸度等
の精度管理が容易になり製作が容易になる。
【0045】次に、開路用主弁11は、開路動作を終え
て閉じる際には周囲がすべて低圧になり、ばね16の力
によって弁体15が弁座19に着座する。閉路用主弁1
2も、閉路動作を終えて閉じる際には周囲が全て供給圧
になり、ばね22の力によって弁体20が弁座27に着
座する。従って、流体圧によって閉じる構成に比べて着
座時の力が小さいため弁座の損傷を防止でき、長い寿命
が得られ、長期間高い信頼性が保たれる。その上、これ
らの弁はその弁の目的とする機能と反対の動作をする
際、即ち、開路用主弁11は閉路動作の際に、閉路用主
弁12は開路動作の際に、流体圧による力がそれぞれの
弁を閉じる向きに作用するので、ばね力で既に閉じてい
る弁がより堅固に閉保持されるようになり、仮に、ばね
力だけでは完全に閉じられなかったとしても流体圧によ
って確実に閉じられるので、弁座部からの漏れをより確
実に防止することができる。一方、開路用パイロット弁
37、閉路用パイロット弁39、逆止弁41も開いて所
定の操作を行った後は周囲が同じ圧力になってばね力で
閉じる構成であり、開路用パイロット弁37は閉路動作
の際に、閉路用パイロット弁39と逆止弁41は閉路動
作終了後に、それぞれ流体圧によってより堅固に閉保持
されるので、開路用主弁11、閉路用主弁12と同様に
弁座の損傷を防止できる上、漏れを生じにくく高い信頼
性が得られる。
【0046】また、開路用主弁11の低圧室18と閉路
用主弁12の補助室26は次の効果も有する。即ち、開
路用主弁11では、低圧室18を設けることにより、閉
路動作時に弁を閉じておくための力が必要最小限になる
よう開路用主弁パイロット室17を小径化したので、弁
座19に過大な応力が作用しないから弁座の損傷を防止
できる。一方、閉路用主弁12では、開路動作中から開
路状態にかけては導通孔25を介してシリンダ操作室7
に接続する補助室26の圧力が下がり、弁を閉じておく
ための力が必要最小限になるので、弁座27に過大な応
力が作用しないから弁座の損傷を防止できる。
【0047】さらに、万一、何らかの異常が生じて閉路
用パイロット弁39が閉路動作終了後も開いたままにな
っていた場合は、その2次側が高圧のままになるので、
絞り45、46を介して低圧側へ漏れ続け、アンチポン
ピングピストン操作室44はこれらの絞り44、46に
よって決まる圧力まで上昇しており、図5に示した閉路
動作中と同様にアンチポンピングピストン42が左方へ
動い状態で逆止弁41を閉じたままの閉路状態を保持す
る。この状態で開路指令が発せられた場合は、図6に示
すように、開路用ソレノイド38が励磁され、開路用パ
イロット弁37が開いて、逆止弁41の1次側が高圧で
2次側が低圧の状態になるが、アンチポンピングピスト
ン42はこの状態でもアンチポンピングピストン操作室
44側から作用する力の方が逆止弁41の1次側から作
用する力よりも大きくなるように構成してあるので、逆
止弁41の閉路状態を保持し続ける。従って、開路動作
は遂行されて図7に示す開路状態に至るが、この状態で
も逆止弁41は閉じたままに保持される。よって、この
状態で閉路指令が発せられても、閉路用パイロット弁3
9は開いた状態であるため、各部の圧力は何ら変化せ
ず、逆止弁41は閉じたままである。従って、切換弁1
3は閉路操作状態に切り換えられず、閉路動作は行われ
ない。即ち、閉路用パイロット弁39に異常が生じた場
合は、切換弁13の閉路状態はアンチポンピングピスト
ン42によりそのまま保持され、開路指令が発せられれ
ば開路動作は遂行されるが、一旦開路した後は閉路でき
なくなる。従って、開路動作後に勝手に閉路する誤動作
事故を防止するアンチポンピング機構として機能する。
【0048】しかも、閉路用パイロット弁39が開いた
ままになると、絞り45、46を介して低圧側へ漏れ続
けるので、アキュムレータ9内に蓄圧した高圧の作動流
体の流出量が増し、流体圧源8の運転回数が増加するの
で、これを検出し、異常状態を出力する異常検出手段を
設けることにより、安全性を向上することができる。
【0049】さらにまた、閉路状態において、シリンダ
操作室7の圧力が降下してピストン5が開路動作し始め
るときの圧力よりも高い圧力で閉路用主弁12のピスト
ン21が下方に動いて閉路用主弁12を押し開くように
寸法を設定しておくことにより、ピストン5が開路動作
し始める前に閉路用主弁12から高圧が供給されるの
で、たとえ、開路用主弁11から漏れが生じたとしても
勝手に開路動作してしまう誤動作を防止できる。
【0050】また、開路状態において、シリンダ操作室
7の圧力が上昇してピストン5が閉路動作し始めるとき
の圧力よりも低い圧力で開路用主弁11が開くように寸
法を設定しておくことにより、ピストン5が閉路動作し
始める前に開路用主弁11が開いて圧力の上昇を防ぐの
で、たとえ、閉路用主弁12から漏れが生じたとしても
勝手に閉路動作してしまう誤動作を防止できる。
【0051】さらに、切換弁13は、切換弁パイロット
室28が絞り35を介して制御ポート14に接続されて
いるので、開路用パイロット弁37、閉路用パイロット
弁39、逆止弁41等から若干の漏れがあったとして
も、既に切り換わっている制御ポート14と同じ圧力に
保持されるから、勝手に切り換わってしまう誤動作は生
じない。
【0052】以上のように、第1実施例によれば、流体
圧駆動装置を小形化でき製作も容易になる上、誤動作も
防止でき長期間高い信頼性を保てるようになり、遮断器
の信頼性が向上する。
【0053】次に、本発明の遮断器の流体圧駆動装置の
第2実施例を図8を用いて説明する。
【0054】図8は同駆動装置の開路動作中の状態を示
す構成図である。閉路用主弁12は、弁体20とピスト
ン21を一体にした弁体20aとし、ばね23を除いた
構成としてある。このように構成しても、前述の第1実
施例の図2に示した開路動作中にピストン21が弁体2
0から離れる動作がなくなって図8に示すようになるだ
けで、弁は同様に閉じたままであり、開路動作の進行は
変わらない。
【0055】次に、本発明の遮断器の流体圧駆動装置の
第3実施例を図9ないし図13を用いて説明する。
【0056】この第3実施例は、第1実施例の開路用主
弁11と閉路用主弁12を取り除いて切換弁13の制御
ポート14を流体圧シリンダ4のシリンダ操作室7に接
続し、切換弁13で直接流体圧シリンダ4を駆動するよ
うに構成したものである。図9は閉路状態(通電中の状
態)を、図10は開路動作中の状態を、図11は開路状
態(遮断した状態)を、図12は閉路動作中の初期の状態
を、図13は閉路動作中の後期の状態をそれぞれ示す。
また、図14と図15に閉路用パイロット弁39が開い
たままの状態で開路動作を行うときの動作を示す。開路
用主弁11と閉路用主弁12がない点以外は、図1ない
し図7に示した実施例と全て同じ構成であり、通常の状
態での開路動作と閉路動作、および、閉路用パイロット
弁39に異常が生じて開いたままになった場合の開路動
作とも前述の実施例と同じである。
【0057】この第3実施例は小容量から中容量の遮断
器を駆動する流体圧駆動装置に適している。この種の遮
断器では開路動作時の負荷が比較的小さいので流体圧シ
リンダ4が小形のもので良いから、これを駆動する弁も
流量の小さなもので済む。このため、主弁を用いずに切
換弁13で直接流体圧シリンダを駆動する構成が可能で
ある。この第3実施例によれば、上述した第1実施例と同
じ効果が得られ長期間高い信頼性を実現できる上、主弁
が不要なのでさらに小形化でき製作も容易になる。
【0058】次に、本発明の遮断器の流体圧駆動装置の
第4実施例を図16を用いて説明する。
【0059】図16は同遮断器のアンチポンピングピス
トン機構部の構成図である。この第4実施例のものは、
逆止弁41及びアンチポンピングピストン42を収納す
るスリーブ47を別体に設けたものである。そして、ア
ンチポンピングピストン42の外径とこのピストン42
を摺動可能に内包するスリーブ47の内径との径差で規
定される環状隙間46を絞り機構としたものである。即
ち、アンチポンピングピストン操作室44から流体戻り
側へ接続する管路の絞り機構をこの環状隙間46を利用
し構成したものである。これにより、別体の絞り機構を
管路中に設ける必要が無くなり、簡単な構成になるとと
もに、装置の小型化を図ることができる。また、スリー
ブ47の外径とこのスリーブ47を内包するケーシング
の内径の径差で規定される環状隙間45を絞り機構とし
たものである。即ち、閉路用切換制御弁39の2次側と
逆止弁41の1次側との間からアンチポンピングピスト
ン操作室44へ接続する管路の絞り機構をこの環状隙間
45を利用して構成したものである。これによっても、
別体の絞り機構を管路中に設ける必要が無くなり、簡単
な構成になるとともに、装置の小型化を図ることができ
る。
【0060】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、逆止弁41を閉じる動作を行うアンチポンピング
ピストン42を設け、閉路用切換制御弁39の2次側と
逆止弁41の1次側との間から流体戻り側に接続する管
路の途中をアンチポンピングピストン42のアンチポン
ピングピストン操作室44に接続したので、閉路用切換
制御弁39に異常が生じて閉路動作終了後も開いたまま
になっていても、アンチポンピングピストン操作室44
が閉路用切換制御弁39の2次側の高圧に接続されたま
まになっているので、アンチポンピングピストン42に
より逆止弁41の閉路状態が保持されている。その後、
開路指令が発せられれば、切換弁13の開路動作が遂行
されるが、この開路動作後は閉路指令が発せられても閉
路用切換制御弁39が既に開いている状態であるため、
切換弁13の閉路動作が遂行されることはない。従っ
て、接触子1、2の開閉を繰返すポンピング動作を防止
することができる。また、逆止弁41を閉じる動作を行
うアンチポンピングピストン42を設け、閉路用切換制
御弁39の2次側から流体戻り側に接続する管路の途中
をアンチポンピングピストン42のアンチポンピングピ
ストン操作室44に接続したという構成でポンピング動
作を防止できるので、アンチポンピング機構の構成が簡
単となり、小型で安価なものとすることができると共
に、閉路用切換制御弁39の2次側のみでアンチポンピ
ング機構を動作でき、制御性の優れたものとすることが
できる。
【0061】更に、閉路用切換制御弁39の2次側と逆
止弁41の1次側との間から流体戻り側に接続する管路
に設けた二つの絞り45、46の途中をアンチポンピン
グピストン操作室44に接続したので、この二つの絞り
45、46を調整することによりアンチポンピングピス
トン操作室44の圧力を容易に設定することができ、ア
ンチポンピングピストン42の設定が容易である。
【0062】しかも、閉路用切換制御弁39及び開路用
切換制御弁37は弁体とばねとからなるパイロット弁で
構成したので、この点からも切換制御弁37、39が簡
単となり、小型で安価な信頼性の高いものとすることが
できる。
【0063】また、接触子開閉用ピストン5一側に、切
換制御弁37、39を他側に、前記切換弁13をその中
央部に、それぞれが積重なるように配置し、閉路用切換
制御弁39と開路用切換制御弁37とを左右に配置し、
逆止弁41及びアンチポンピングピストン42を閉路用
切換制御弁39と開路用切換制御弁37との間に配置し
たので、全体寸法をコンパクトに纏めることができ、狭
い場所に駆動装置を配置することができる。
【0064】また、接触子開閉用ピストンと切換弁との
間に主弁を設けたので、切換弁の作動力を主弁にて増幅
して接触子開閉用ピストンを動作することができ、遮断
器の高出力化を図ることができと共に、接触子開閉用ピ
ストンと切換弁との間に開路用主弁及び閉路用主弁を左
右に並べて設けたので、全体構成がコンパクトで遮断器
の高出力化を図ることができる。
【0065】また、流体供給側の流体供給量を検出し、
通常より多い供給量を検出した時に異常状態を出力する
異常検出手段を設けたので、安全性を向上することがで
きる。
【0066】また、切換弁13は2位置3方弁で構成さ
れているので、簡単な構成で安価であり、切換弁の一端
側に切換弁パイロット室28が形成され、他端側が流体
戻り側に連通され且つ保持機構36で保持されているの
で、流体圧がないときも確実に保持することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、逆止弁を閉じる動作を
行うアンチポンピングピストンを設け、閉路用切換制御
弁の2次側と逆止弁の1次側との間から流体戻り側に接
続する管路の途中をアンチポンピングピストンのアンチ
ポンピングピストン操作室に接続したので、接触子の開
閉を繰返すポンピング動作を防止することができ、しか
もアンチポンピング機構が小型で安価且つ制御性の優れ
た遮断器の流体圧駆動装置を得ることができる。
【0068】また、本発明によれば、閉路用切換制御弁
の2次側と逆止弁の1次側との間から流体戻り側に接続
する管路に二つ絞りを設け、この二つの絞りの途中を前
記アンチポンピングピストンのアンチポンピングピスト
ン操作室に接続したので、アンチポンピングピストンの
設定が容易である遮断器の流体圧駆動装置を得ることが
できる。
【0069】また、本発明によれば、閉路用切換制御弁
は弁体とばねとからなる閉路用パイロット弁で構成し、
開路用切換制御弁は弁体とばねとからなる開路用パイロ
ット弁で構成したので、切換制御弁が小型で安価な信頼
性の高い遮断器の流体圧駆動装置を得ることができる。
【0070】また、本発明によれば、接触子開閉用ピス
トンを一側に、切換制御弁を他側に、切換弁をその中央
部に、それぞれが積重なるように配置し、閉路用切換制
御弁と開路用切換制御弁とを左右に配置し、逆止弁及び
アンチポンピングピストンを閉路用切換制御弁と開路用
切換制御弁との間に配置したので、全体寸法がコンパク
トな遮断器の流体圧駆動装置を得ることができる。
【0071】また、本発明によれば、接触子開閉用ピス
トンと切換弁との間に主弁を介在すると共に、該主弁を
開路用主弁と閉路用主弁とに分割して並置したので、高
出力化が容易な遮断器の流体圧駆動装置を得ることがで
きる。
【0072】また、本発明によればは、前記流体供給側
の流体供給量を検出し、通常より多い供給量を検出した
時に異常状態を出力する異常検出手段を設けたので、異
常状態を確実に検出でき、安全性の高い遮断器の流体圧
駆動装置を得ることができる。
【0073】また、本発明によれば、前記切換弁は、2
位置3方弁で構成され、一端側に切換弁パイロット室が
形成され、他端側が流体戻り側に連通され且つ保持機構
で保持したので、流体圧がないときも確実に切換弁が保
持される遮断器の流体圧駆動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の遮断器の閉路状態を示す
構成図である。
【図2】同遮断器の開路動作中の状態を示す構成図であ
る。
【図3】同遮断器の開路動作終了時の開路状態を示す構
成図である。
【図4】同遮断器の閉路動作中の初期の状態を示す構成
図である。
【図5】同遮断器の閉路動作中の後期の状態を示す構成
図である。
【図6】同遮断器の開路用パイロット弁が開いたままの
状態から開路動作する途中の状態を示す構成図である。
【図7】同遮断器の開路用パイロット弁が開いたままの
状態から開路動作した後の開路状態を示す構成図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例の遮断器の閉路状態を示す
構成図である。
【図9】本発明の第3実施例の遮断器の閉路状態を示す
構成図である。
【図10】同遮断器の開路動作中の状態を示す構成図で
ある。
【図11】同遮断器の開路動作終了時の開路状態を示す
構成図である。
【図12】同遮断器の閉路動作中の初期の状態を示す構
成図である。
【図13】同遮断器の閉路動作中の後期の状態を示す構
成図である。
【図14】同遮断器の開路用パイロット弁が開いたまま
の状態から開路動作する途中の状態を示す構成図であ
る。
【図15】同遮断器の開路用パイロット弁が開いたまま
の状態から開路動作した後の開路状態を示す構成図であ
る。
【図16】本発明の第4実施例の遮断器のアンチポンピ
ングピストン機構部の構成図である。
【符号の説明】
11・・・開路用主弁、12・・・閉路用主弁、13・・・切換
弁、17・・・開路用主弁パイロット室、18・・・低圧室、
24・・・閉路用主弁パイロット室、25・・・導通孔、26
・・・補助室、37・・・閉路用パイロット弁、39、・・・開
路用パイロット弁、41・・・逆止弁、42・・・アンチポン
ピングピストン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 信治 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大門 五郎 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 武田 康秀 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 河本 英雄 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 Fターム(参考) 3H082 AA01 AA18 BB17 CC02 DA11 DA20 DA22 DA46 DA48 EE20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接触子を開閉する接触子開閉用ピストン
    と、前記接触子開閉用ピストンを動作させる制御弁機構
    とを備え、前記制御弁機構は切換弁と切換制御弁とを有
    し、前記切換弁は前記接触子開閉用ピストンのシリンダ
    操作室への圧力を切換えるように接続され、前記切換制
    御弁は閉路用切換制御弁と開路用切換制御弁とを有し、
    前記閉路用切換制御弁は、1次側が流体供給側に接続さ
    れ、2次側が前記切換弁の切換弁パイロット室に逆止弁
    を介して接続され、前記逆止弁は前記切換弁パイロット
    室から前記閉路用切換制御弁への流れを閉止するように
    設けられ、前記開路用切換制御弁は、1次側が前記切換
    弁パイロット室に接続され、2次側が流体戻り側に接続
    され、前記閉路用切換制御弁の2次側と前記逆止弁の1
    次側との間から流体戻り側に接続する管路を設けた遮断
    器の流体圧駆動装置において、前記逆止弁を閉じる動作
    を行うアンチポンピングピストンを設け、前記閉路用切
    換制御弁の2次側と前記逆止弁の1次側との間から流体
    戻り側に接続する管路の途中をアンチポンピングピスト
    ンのアンチポンピングピストン操作室に接続したことを
    特徴とする遮断器の流体圧駆動装置。
  2. 【請求項2】前記閉路用切換制御弁の2次側と前記逆止
    弁の1次側との間から流体戻り側に接続する管路に二つ
    の絞りを設け、この二つの絞りの途中を前記アンチポン
    ピングピストンのアンチポンピングピストン操作室に接
    続したことを特徴とする請求項1記載の遮断器の流体圧
    駆動装置。
  3. 【請求項3】前記アンチポンピングピストン操作室から
    の戻り側へ接続する管路を前記アンチポンピングピスト
    ンの外径とそれを内包するスリーブの内径との間の環状
    隙間を利用し、この環状隙間を絞りとしたことを特徴と
    する請求項2記載の遮断器の流体圧駆動装置。
  4. 【請求項4】前記閉路用切換制御弁の2次側と前記逆止
    弁の1次側との間からアンチポンピングピストン操作室
    へ接続する管路を前記アンチポンピングピストンの外径
    とそれを内包するケーシングの内径との間の環状隙間を
    利用し、この環状隙間を絞りとしたことを特徴とする請
    求項3に記載の遮断器の流体圧駆動装置。
  5. 【請求項5】前記閉路用切換制御弁は弁体とばねとから
    なる閉路用パイロット弁で構成され、前記開路用切換制
    御弁は弁体とばねとからなる開路用パイロット弁で構成
    されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の
    遮断器の流体圧駆動装置。
  6. 【請求項6】前記接触子開閉用ピストンを一側に、前記
    切換制御弁を他側に、前記切換弁をその中央部に、それ
    ぞれが積重なるように配置し、前記閉路用切換制御弁と
    開路用切換制御弁とを左右に配置し、前記逆止弁及びア
    ンチポンピングピストンを前記閉路用切換制御弁と開路
    用切換制御弁との間に配置したことを特徴とする請求項
    1〜5の何れかに記載の遮断器の流体圧駆動装置。
  7. 【請求項7】前記接触子開閉用ピストンと前記切換弁と
    の間に主弁を介在すると共に、該主弁を開路用主弁と閉
    路用主弁とに分割して並置したことを特徴とする請求項
    6に記載の遮断器の流体圧駆動装置。
  8. 【請求項8】前記流体供給側の流体供給量を検出し、通
    常より多い供給量を検出した時に異常状態を出力する異
    常検出手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7の何
    れかに記載の遮断器の流体圧駆動装置。
  9. 【請求項9】前記切換弁は、2位置3方弁で構成され、
    一端側に切換弁パイロット室が形成され、他端側が流体
    戻り側に連通され且つ保持機構で保持されたことを特徴
    とする請求項1〜8の何れかに記載の遮断器の流体圧駆
    動装置。
  10. 【請求項10】固定接触子と可動接触子とからなる接触
    子を開閉する接触子開閉用ピストンと、前記接触子開閉
    用ピストンを動作させる制御弁機構と、前記接触子開閉
    用ピストン及び制御弁機構に流体を供給する流体圧源及
    びアキュームレータとを備え、前記制御弁機構は切換弁
    と切換制御弁とを有し、前記切換弁は、2位置3方弁で
    構成され、その中央が制御ポートに接続され、両側が流
    体供給源および流体戻り側に接続されて、前記接触子開
    閉用ピストンのシリンダ操作室への圧力を切換えるよう
    に設けられ、前記切換制御弁は、弁体とばねからなる閉
    路用パイロット弁及び開路用パイロット弁とで構成さ
    れ、前記閉路用パイロット弁は、1次側が流体供給側に
    接続され、2次側が前記切換弁の切換弁パイロット室に
    逆止弁を介して接続され、前記逆止弁は前記切換弁パイ
    ロット室から前記閉路用パイロット弁への流れを閉止す
    るように設けられ、前記開路用パイロット弁は、1次側
    が前記切換弁パイロット室に接続され、2次側が流体戻
    り側に接続され、前記閉路用パイロット弁の2次側と前
    記逆止弁の1次側との間から流体戻り側に接続する管路
    を設けた遮断器の流体圧駆動装置において、前記接触子
    開閉用ピストンを一側に、前記切換制御弁を他側に、前
    記切換弁をその中央部に、それぞれが積重なるように配
    置し、前記閉路用切換制御弁と開路用切換制御弁とを左
    右に配置し、前記逆止弁及びアンチポンピングピストン
    を前記閉路用切換制御弁と開路用切換制御弁との間に配
    置し、前記閉路用切換制御弁は弁体とばねとからなる閉
    路用パイロット弁で構成され、前記開路用切換制御弁は
    弁体とばねとからなる開路用パイロット弁で構成された
    前記逆止弁を閉じる動作を行うアンチポンピングピスト
    ンを設け、前記閉路用切換制御弁の2次側と前記逆止弁
    の1次側との間から流体戻り側に接続する管路の途中二
    つの絞りを設け、この絞りの途中をアンチポンピングピ
    ストンのアンチポンピングピストン操作室に接続したこ
    とを特徴とする遮断器の流体圧駆動装置。
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