JP2000089190A - 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents
液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法Info
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- JP2000089190A JP2000089190A JP10252668A JP25266898A JP2000089190A JP 2000089190 A JP2000089190 A JP 2000089190A JP 10252668 A JP10252668 A JP 10252668A JP 25266898 A JP25266898 A JP 25266898A JP 2000089190 A JP2000089190 A JP 2000089190A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は液晶表示装置に係わり、特にパッシブ
型液晶表示装置の表示パターンに依存した表示むらを補
正する補正回路を備えた液晶表示装置およびその駆動方
法を提供することにある。 【解決手段】走査電極に供給する選択電圧の実効値を制
御するための補正クロック(CC1、CC2)を生成す
る補正クロック生成回路148を具備した液晶表示装置
であって、補正クロック生成回路は異なる2つの要因に
よる実効値の増減を制御するための補正クロックパルス
を走査電極駆動回路102に供給し、走査電極駆動回路
102は上記補正クロックパルスのパルス幅に応じて、
走査電極に供給する選択電圧の電圧を補正する。
型液晶表示装置の表示パターンに依存した表示むらを補
正する補正回路を備えた液晶表示装置およびその駆動方
法を提供することにある。 【解決手段】走査電極に供給する選択電圧の実効値を制
御するための補正クロック(CC1、CC2)を生成す
る補正クロック生成回路148を具備した液晶表示装置
であって、補正クロック生成回路は異なる2つの要因に
よる実効値の増減を制御するための補正クロックパルス
を走査電極駆動回路102に供給し、走査電極駆動回路
102は上記補正クロックパルスのパルス幅に応じて、
走査電極に供給する選択電圧の電圧を補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い周波数で駆動
される液晶表示装置およびその駆動方法に係り、特に2
本以上の走査線を同時に選択する複数走査ライン選択駆
動方式によるパッシブ型(単純マトリクス型ともいう)
液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法であって、
表示むらが少ない高画質表示を可能とした液晶表示装置
および液晶表示装置の駆動方法に関する。
される液晶表示装置およびその駆動方法に係り、特に2
本以上の走査線を同時に選択する複数走査ライン選択駆
動方式によるパッシブ型(単純マトリクス型ともいう)
液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法であって、
表示むらが少ない高画質表示を可能とした液晶表示装置
および液晶表示装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パッシブ型の液晶パネルを用いた液晶表
示装置の駆動方式として電圧平均化方式が広く採用され
ている。この方式では、液晶パネルの行に対応する走査
電極(ライン電極、コモン電極)には1本ずつ順次に選
択電圧を一時分割期間ずつ印加し、1フレーム期間で全
ての走査電極を走査し、再び同じ動作を繰り返して画像
を表示する。
示装置の駆動方式として電圧平均化方式が広く採用され
ている。この方式では、液晶パネルの行に対応する走査
電極(ライン電極、コモン電極)には1本ずつ順次に選
択電圧を一時分割期間ずつ印加し、1フレーム期間で全
ての走査電極を走査し、再び同じ動作を繰り返して画像
を表示する。
【0003】液晶パネルの列に対応する表示電極(デー
タ電極、画素電極、セグメント電極)には、表示データ
の値に対応した表示電圧を非選択走査電圧レベルを中心
に印加する。さらに、液晶印加電圧の極性を一定の期間
毎に反転する交流化動作を行う。
タ電極、画素電極、セグメント電極)には、表示データ
の値に対応した表示電圧を非選択走査電圧レベルを中心
に印加する。さらに、液晶印加電圧の極性を一定の期間
毎に反転する交流化動作を行う。
【0004】一方、電圧平均化方式での応答速度の高速
化の限界を越える液晶表示装置の駆動方式として、時開
平6−67628号公報等に記載の複数走査ライン選択
駆動方式が提案されている。この方式は、液晶パネルの
行に対応する走査電極には、複数行ずつ直交関数(例え
ば、ウオルシュ関数など)に対応した選択走査電圧を順
次印加し、1フレーム期間で全ての走査電極を走査する
と、再び同じ動作を繰り返す走査方式である。液晶パネ
ルの列に対応するデータ電極には、選択走査されたライ
ンにおける直交関数の値および表示データの値との一致
数に応じたデータ電圧を印加するものである。
化の限界を越える液晶表示装置の駆動方式として、時開
平6−67628号公報等に記載の複数走査ライン選択
駆動方式が提案されている。この方式は、液晶パネルの
行に対応する走査電極には、複数行ずつ直交関数(例え
ば、ウオルシュ関数など)に対応した選択走査電圧を順
次印加し、1フレーム期間で全ての走査電極を走査する
と、再び同じ動作を繰り返す走査方式である。液晶パネ
ルの列に対応するデータ電極には、選択走査されたライ
ンにおける直交関数の値および表示データの値との一致
数に応じたデータ電圧を印加するものである。
【0005】近年、マルチメディア情報を表示する表示
装置として「動画表示」が可能なことが要求される。し
かし、上記従来の電圧平均化方式では応答速度を高速化
するとフレームレスポンス(フレ一ム応答性)が低下
し、コントラストが低下したり、画面ちらつき(フリッ
カ)が発生する。また、特定のパターンに応じたクロス
トークを起因とするシャドーイングが生じる。
装置として「動画表示」が可能なことが要求される。し
かし、上記従来の電圧平均化方式では応答速度を高速化
するとフレームレスポンス(フレ一ム応答性)が低下
し、コントラストが低下したり、画面ちらつき(フリッ
カ)が発生する。また、特定のパターンに応じたクロス
トークを起因とするシャドーイングが生じる。
【0006】前者のフレームレスポンスに起因するコン
トラストの低下やフリッカ等を低減するため、複数走査
ライン選択駆動方式が推奨される。
トラストの低下やフリッカ等を低減するため、複数走査
ライン選択駆動方式が推奨される。
【0007】また、後者のクロストークを起因とするシ
ャドーイングを低減する手法としては、(1)表示内容
の規則性を定量的に抽出し、その抽出量に対応した補正
を走査電圧波形あるいは信号電圧波形に施すようにした
ものが特開平2−89号公報に開示されており、(2)
データ電極に流れる電流を検知して、それに応じた電圧
を走査電極にフィードバックするようにしたものが特開
平5−100639号公報に開示されている。また、
(3)信号電圧自体からコンデンサまたは電気抵抗を介
して電圧を取り出し、この電圧を演算増幅して走査電圧
に加算するようにしたものが、持開平6−12030号
公報に開示されている。
ャドーイングを低減する手法としては、(1)表示内容
の規則性を定量的に抽出し、その抽出量に対応した補正
を走査電圧波形あるいは信号電圧波形に施すようにした
ものが特開平2−89号公報に開示されており、(2)
データ電極に流れる電流を検知して、それに応じた電圧
を走査電極にフィードバックするようにしたものが特開
平5−100639号公報に開示されている。また、
(3)信号電圧自体からコンデンサまたは電気抵抗を介
して電圧を取り出し、この電圧を演算増幅して走査電圧
に加算するようにしたものが、持開平6−12030号
公報に開示されている。
【0008】なお、複数走査ライン選択駆動方式では、
フレームレスポンスに起因するコントラストの低下等は
原理的にはある程度低減できるものの、特定の表示パタ
ーンを表示したときにシャドーイングと呼ばれる表示む
らが電圧平均化方式に比較して顕著に発生する。この表
示むらは、縦方向と横方向に共に発生する。
フレームレスポンスに起因するコントラストの低下等は
原理的にはある程度低減できるものの、特定の表示パタ
ーンを表示したときにシャドーイングと呼ばれる表示む
らが電圧平均化方式に比較して顕著に発生する。この表
示むらは、縦方向と横方向に共に発生する。
【0009】このような表示むらのうち、べた塗りの背
景に縦方向の罫線を表示したとき、その罫線表示の上下
部に発生する縦方向のものが顕著であり、これが特に問
題となっている。この縦方向のシャドーイングは、液晶
印加電圧の実効値が列毎に異なることが原因である。こ
の実効値力例毎に異なる現象の要因としては、データ電
圧変化により走査電圧にスパイク状の歪み(クロストー
ク)が発生し、このクロストークによる影響が列毎に異
なることが挙げられる。
景に縦方向の罫線を表示したとき、その罫線表示の上下
部に発生する縦方向のものが顕著であり、これが特に問
題となっている。この縦方向のシャドーイングは、液晶
印加電圧の実効値が列毎に異なることが原因である。こ
の実効値力例毎に異なる現象の要因としては、データ電
圧変化により走査電圧にスパイク状の歪み(クロストー
ク)が発生し、このクロストークによる影響が列毎に異
なることが挙げられる。
【0010】図10は縦方向の上下部に生じるシャドー
イングの発生原理の説明図である。例えば、図10
(a)に示したような黒の縦罫線(オフ領域部分)を表
示する場合、図10(c)のようにデータ電極と走査電
極との間に介在する液晶は、各電極の抵抗(R)と液晶
の容量(C)との等価回路と見なすことができ、図中の
矢印方向への電流が流れることによる電圧降下が生じ
る。そのため、図10(b)に示したように、背景部
(オン領域)のデータ電圧が一斉に同一方向に変化した
場合に罫線部では実効電圧が増加し、逆に背景部では実
効値が減少するような歪が非選択走査電圧に生じる。
イングの発生原理の説明図である。例えば、図10
(a)に示したような黒の縦罫線(オフ領域部分)を表
示する場合、図10(c)のようにデータ電極と走査電
極との間に介在する液晶は、各電極の抵抗(R)と液晶
の容量(C)との等価回路と見なすことができ、図中の
矢印方向への電流が流れることによる電圧降下が生じ
る。そのため、図10(b)に示したように、背景部
(オン領域)のデータ電圧が一斉に同一方向に変化した
場合に罫線部では実効電圧が増加し、逆に背景部では実
効値が減少するような歪が非選択走査電圧に生じる。
【0011】したがって、図10(a)の背景部のB点
に比較し、罫線部の列のA点は同じオン表示にもかかわ
らず、明るく抜けて見える。上記の現象が縦方向の表示
むら(シャドーイングあるいはクロストーク)を生じさ
せる主たる原因であり、液晶印加電圧の実効値が列毎に
異なることによる走査電極の非選択電圧に生じる波形歪
が主たる原因である。
に比較し、罫線部の列のA点は同じオン表示にもかかわ
らず、明るく抜けて見える。上記の現象が縦方向の表示
むら(シャドーイングあるいはクロストーク)を生じさ
せる主たる原因であり、液晶印加電圧の実効値が列毎に
異なることによる走査電極の非選択電圧に生じる波形歪
が主たる原因である。
【0012】また、図11は横方向の罫線の左右部に生
じるシャドーイングの発生原理の説明図である。図11
(a)のように横罫線(オフ領域部分)を表示する場
合、図11(b)に示したように液晶層の容量Cは液晶
の誘電率に依存することになり、一般に液晶の誘電率は
オン領域は大きく、オフ領域は小さく、実質的な時定数
が異なるため、図11(c)に示すように、背景部のオ
ン領域が多い走査線では選択走査電圧に波形歪を生じ
る。したがって、オン領域が多い行の実効値はオフ領域
が多い行に比較して減少するため、図11(a)の背景
部B点は罫線部の行のA点に比較して同じオン表示にも
かかわらず、実効値の減少分だけ暗く見える。
じるシャドーイングの発生原理の説明図である。図11
(a)のように横罫線(オフ領域部分)を表示する場
合、図11(b)に示したように液晶層の容量Cは液晶
の誘電率に依存することになり、一般に液晶の誘電率は
オン領域は大きく、オフ領域は小さく、実質的な時定数
が異なるため、図11(c)に示すように、背景部のオ
ン領域が多い走査線では選択走査電圧に波形歪を生じ
る。したがって、オン領域が多い行の実効値はオフ領域
が多い行に比較して減少するため、図11(a)の背景
部B点は罫線部の行のA点に比較して同じオン表示にも
かかわらず、実効値の減少分だけ暗く見える。
【0013】上記の現象が横方向の表示むら(シャドー
イング)が生じる主たる要因であり、液晶印加電圧の実
効値が行毎に異なることによる走査電極の選択電圧の波
形なまり(あるいは波形歪ともいう)が原因である。
イング)が生じる主たる要因であり、液晶印加電圧の実
効値が行毎に異なることによる走査電極の選択電圧の波
形なまり(あるいは波形歪ともいう)が原因である。
【0014】このような複数走査ライン選択駆動方式を
採用するために顕著に生じるシャド−イングの補正方法
として、(1)走査電極および信号電極間における電圧
波形の歪を、信号電極上の電圧の変化または電流の変化
を監視することによって波形歪を推定し、この歪を相殺
する補正電圧を駆動電圧波形に加えるようにした特開平
6−27899号公報に記載のもの、(2)走査電極に
印加された電圧を取り出して信号電極駆動回路(データ
ドライバ)に先回りして加えることにより補正するフィ
ードフォワード制御を行うようにした特開平7−129
128号公報に記載のもの、(3)周期性の高い行信号
のシーケンサを発生するための選択行列の列ベクトルの
シーケンスを決定し、さらには、クロストーク低減に最
適な直交行列系を用いる特開平8−160390号公報
に記載のもの、(4)1フレーム期間を複数の仮想的な
ブロック期間に分割し、各ブロック期間ごとに選択期間
を所定の間隔でn回の分割選択期間に分け、各分割期間
毎に選択電圧を印加するようにした特開平9−1555
6号公報等に記載のものを挙げることができる。
採用するために顕著に生じるシャド−イングの補正方法
として、(1)走査電極および信号電極間における電圧
波形の歪を、信号電極上の電圧の変化または電流の変化
を監視することによって波形歪を推定し、この歪を相殺
する補正電圧を駆動電圧波形に加えるようにした特開平
6−27899号公報に記載のもの、(2)走査電極に
印加された電圧を取り出して信号電極駆動回路(データ
ドライバ)に先回りして加えることにより補正するフィ
ードフォワード制御を行うようにした特開平7−129
128号公報に記載のもの、(3)周期性の高い行信号
のシーケンサを発生するための選択行列の列ベクトルの
シーケンスを決定し、さらには、クロストーク低減に最
適な直交行列系を用いる特開平8−160390号公報
に記載のもの、(4)1フレーム期間を複数の仮想的な
ブロック期間に分割し、各ブロック期間ごとに選択期間
を所定の間隔でn回の分割選択期間に分け、各分割期間
毎に選択電圧を印加するようにした特開平9−1555
6号公報等に記載のものを挙げることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、これら
の従来技術における課題を解決するため、欧州特許公開
第0858065号にて、異なる要因によるシャードー
イングを異なる方法で電圧の補正をおこない、特に、図
10で説明したような走査線の非選択電圧が印加されて
いる走査電極に生じるスパイク状のクロストークによる
表示むらを低減するために、非選択電圧供給する走査電
極の上の電流から補正電圧を生成し、その補正電圧を一
時分割毎にリセットする技術を開示した。
の従来技術における課題を解決するため、欧州特許公開
第0858065号にて、異なる要因によるシャードー
イングを異なる方法で電圧の補正をおこない、特に、図
10で説明したような走査線の非選択電圧が印加されて
いる走査電極に生じるスパイク状のクロストークによる
表示むらを低減するために、非選択電圧供給する走査電
極の上の電流から補正電圧を生成し、その補正電圧を一
時分割毎にリセットする技術を開示した。
【0016】上記欧州特許公開第0858065号に開
示の技術では、非選択電圧の走査電極に流れる電流を検
知し、これに対応した補正電圧を非選択電圧に印加し、
その補正電圧を一時分割毎にリセットする。しかし、非
選択電圧が印加される走査線に生じるスパイク状の波形
歪と同様の原因による選択電圧の波形歪については対策
されておらず、これが画面の「ちらつき」の原因となっ
ていた。この「ちらつき」は画面の大型化、高速応答化
に伴って顕著になるという問題がある。
示の技術では、非選択電圧の走査電極に流れる電流を検
知し、これに対応した補正電圧を非選択電圧に印加し、
その補正電圧を一時分割毎にリセットする。しかし、非
選択電圧が印加される走査線に生じるスパイク状の波形
歪と同様の原因による選択電圧の波形歪については対策
されておらず、これが画面の「ちらつき」の原因となっ
ていた。この「ちらつき」は画面の大型化、高速応答化
に伴って顕著になるという問題がある。
【0017】特に、液晶層に印加される印加電圧実効値
は、選択電圧印加時の波高値の2乗に比例するため、デ
ータ信号電圧の切替わりに生じる歪の影響は、各時分割
期間の開始タイミングにおいて走査電極の選択電圧の実
効値に大きな影響を与える可能性がある。
は、選択電圧印加時の波高値の2乗に比例するため、デ
ータ信号電圧の切替わりに生じる歪の影響は、各時分割
期間の開始タイミングにおいて走査電極の選択電圧の実
効値に大きな影響を与える可能性がある。
【0018】本発明の第1の目的は、走査線の選択電圧
の立ち上がりタイミングにて生じた歪を起因とする電圧
実効値の過不足を調整する機能を備えた液晶表示装置、
及び、液晶表示装置の駆動方法を提供することにある。
の立ち上がりタイミングにて生じた歪を起因とする電圧
実効値の過不足を調整する機能を備えた液晶表示装置、
及び、液晶表示装置の駆動方法を提供することにある。
【0019】また、本発明の第2の目的は、走査線の選
択電圧の立ち上がりタイミングにて、非選択電圧印加の
走査線に生じた歪から影響を受けないよう、走査電圧の
印加開始タイミングを遅延させた液晶表示装置、及び、
液晶表示装置の駆動方法を提供することにある。
択電圧の立ち上がりタイミングにて、非選択電圧印加の
走査線に生じた歪から影響を受けないよう、走査電圧の
印加開始タイミングを遅延させた液晶表示装置、及び、
液晶表示装置の駆動方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は下記に記載の構成とした点に特徴を
有する。
るために、本発明は下記に記載の構成とした点に特徴を
有する。
【0021】(1)相互に交差する走査電極およびデー
タ電極と、液晶層を介して対向配置された一対の基板
と、上記走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の
時分割期間において印加する走査電極駆動回路と、上記
データ電極に表示データに応じた電圧を印加するデータ
電極駆動回路と、上記走査電極駆動回路に非選択電圧お
よび選択電圧を供給する電源回路と、上記走査電極に供
給する選択電圧の実効値を制御するための補正クロック
を生成する補正クロック生成回路とから構成された液晶
表示装置あるいはその駆動方法であって、上記補正クロ
ック生成回路は上記走査電極が非選択電圧を印加する期
間に上記非選択電圧が供給された上記走査電極に流れる
電流に応じた補正クロックパルスを上記走査電極駆動回
路に供給し、上記走査電極駆動回路は上記補正クロック
パルスのパルス幅に応じて、走査電極に供給する選択電
圧の電圧を補正することを特徴とする。
タ電極と、液晶層を介して対向配置された一対の基板
と、上記走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の
時分割期間において印加する走査電極駆動回路と、上記
データ電極に表示データに応じた電圧を印加するデータ
電極駆動回路と、上記走査電極駆動回路に非選択電圧お
よび選択電圧を供給する電源回路と、上記走査電極に供
給する選択電圧の実効値を制御するための補正クロック
を生成する補正クロック生成回路とから構成された液晶
表示装置あるいはその駆動方法であって、上記補正クロ
ック生成回路は上記走査電極が非選択電圧を印加する期
間に上記非選択電圧が供給された上記走査電極に流れる
電流に応じた補正クロックパルスを上記走査電極駆動回
路に供給し、上記走査電極駆動回路は上記補正クロック
パルスのパルス幅に応じて、走査電極に供給する選択電
圧の電圧を補正することを特徴とする。
【0022】(2)また、異なる側面から本発明をとら
えると、相互に交差する走査電極およびデータ電極と、
液晶層を介して対向配置された一対の基板と、上記走査
電極に非選択電圧または選択電圧を所定の時分割期間に
おいて印加する走査電極駆動回路と、上記データ電極に
表示データに応じた電圧を印加するデータ電極駆動回路
と、上記走査電極駆動回路に非選択電圧および選択電圧
を供給する電源回路と、上記走査電極に供給する選択電
圧の実効値を制御するための補正クロックを生成する補
正クロック生成回路とから構成され、上記電源回路は上
記非選択電圧が供給された上記走査電極に流れる電流に
応じた補正電圧を上記走査電極の非選択電圧に重畳し、
上記補正クロック生成回路は上記走査電極が非選択電圧
を印加する期間に上記非選択電圧が供給された上記走査
電極に流れる電流に応じた補正クロックパルスを上記走
査電極駆動回路に供給し、上記走査電極駆動回路は上記
補正クロックパルスのパルス幅に応じて、走査電極に供
給する選択電圧の電圧を補正する。
えると、相互に交差する走査電極およびデータ電極と、
液晶層を介して対向配置された一対の基板と、上記走査
電極に非選択電圧または選択電圧を所定の時分割期間に
おいて印加する走査電極駆動回路と、上記データ電極に
表示データに応じた電圧を印加するデータ電極駆動回路
と、上記走査電極駆動回路に非選択電圧および選択電圧
を供給する電源回路と、上記走査電極に供給する選択電
圧の実効値を制御するための補正クロックを生成する補
正クロック生成回路とから構成され、上記電源回路は上
記非選択電圧が供給された上記走査電極に流れる電流に
応じた補正電圧を上記走査電極の非選択電圧に重畳し、
上記補正クロック生成回路は上記走査電極が非選択電圧
を印加する期間に上記非選択電圧が供給された上記走査
電極に流れる電流に応じた補正クロックパルスを上記走
査電極駆動回路に供給し、上記走査電極駆動回路は上記
補正クロックパルスのパルス幅に応じて、走査電極に供
給する選択電圧の電圧を補正する。
【0023】(3)また、前記補正クロック生成回路は
前記走査電極が非選択電圧を印加する期間に前記非選択
電圧が供給された上記走査電極に流れる電流、及び、表
示内容に応じて、上記補正クロックパルスを生成する。
前記走査電極が非選択電圧を印加する期間に前記非選択
電圧が供給された上記走査電極に流れる電流、及び、表
示内容に応じて、上記補正クロックパルスを生成する。
【0024】更に、上記第2の目的を達成するために、
本発明は次に記載の構成とした点に特徴を有する。
本発明は次に記載の構成とした点に特徴を有する。
【0025】(4)相互に交差する走査電極およびデー
タ電極と、液晶層を介して対向配置された一対の基板
と、上記走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の
時分割期間において印加する走査電極駆動回路と、上記
データ電極に表示データに応じた信号電圧を時分割期間
ごとに印加するデータ電極駆動回路と、上記走査電極駆
動回路に非選択電圧および選択電圧を供給し、上記デ一
タ電極駆動回路に信号電圧を供給する電源回路とを備え
た液晶表示装置あるいは液晶表示装置の駆動方法であっ
て、上記走査電極駆動回路は、上記走査電極に印加する
選択電圧のパルス波形のパルス幅を一時分割期間より小
さくし、かつ、選択電圧の印加開始タイミングを、上記
信号電圧の変化によるクロストークが収束する期間まで
遅らせることを特徴とする。
タ電極と、液晶層を介して対向配置された一対の基板
と、上記走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の
時分割期間において印加する走査電極駆動回路と、上記
データ電極に表示データに応じた信号電圧を時分割期間
ごとに印加するデータ電極駆動回路と、上記走査電極駆
動回路に非選択電圧および選択電圧を供給し、上記デ一
タ電極駆動回路に信号電圧を供給する電源回路とを備え
た液晶表示装置あるいは液晶表示装置の駆動方法であっ
て、上記走査電極駆動回路は、上記走査電極に印加する
選択電圧のパルス波形のパルス幅を一時分割期間より小
さくし、かつ、選択電圧の印加開始タイミングを、上記
信号電圧の変化によるクロストークが収束する期間まで
遅らせることを特徴とする。
【0026】(5)また、信号電圧の変化によるクロス
トークが収束する期間は、一時分割期間の約5%から3
5%、好ましくは約10%から25%の期間とする。
トークが収束する期間は、一時分割期間の約5%から3
5%、好ましくは約10%から25%の期間とする。
【0027】(6)また、別の発明の捕らえ方において
は、走査電極に与える選択電圧の印加開始タイミング
は、一時分割期間の開始タイミングから、約2〜5(μ
sec)の期間後とする。または、走査電極に与える選
択電圧の印加開始タイミングを、一時分割期間の約5%
から35%、好ましくは約10%から25%の期間遅ら
せる。
は、走査電極に与える選択電圧の印加開始タイミング
は、一時分割期間の開始タイミングから、約2〜5(μ
sec)の期間後とする。または、走査電極に与える選
択電圧の印加開始タイミングを、一時分割期間の約5%
から35%、好ましくは約10%から25%の期間遅ら
せる。
【0028】上記本発明のさらに他の目的および構成
は、添付の図面を参照した以下の詳細な説明により明ら
かとなるであろう。
は、添付の図面を参照した以下の詳細な説明により明ら
かとなるであろう。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明による液晶表示装置
の実施の形態につき、実施例の図面を参照して詳細に説
明する。
の実施の形態につき、実施例の図面を参照して詳細に説
明する。
【0030】図1は本発明を適用する液晶表示装置の構
成を示すブロック図であって、101は液晶パネル、1
02は2ラインを同時に選択する走査電極駆動回路、1
03は走査電極駆動回路102が選択走査する2ライン
上の表示状態を決定するデータ電極駆動回路である。1
04は8ビットパラレルの表示データ(D7〜D0)、
105は表示データ104に同期したデータラッチクロ
ック(データクロック信号CL2)、106は1周期で
1ラインのデータが送られるラインクロック信号(ライ
ンクロックCL1)、107は1フレーム期間の最初を
示す先頭ラインクロック(フレーム同期信号あるいはフ
レームパルス)FLM、108は“0”のとき表示が停
止される表示オフ制御信号(DISPOFF)である。
なお、これらの表示データおよび同期信号104〜10
8は液晶コントローラ109から与えられる。
成を示すブロック図であって、101は液晶パネル、1
02は2ラインを同時に選択する走査電極駆動回路、1
03は走査電極駆動回路102が選択走査する2ライン
上の表示状態を決定するデータ電極駆動回路である。1
04は8ビットパラレルの表示データ(D7〜D0)、
105は表示データ104に同期したデータラッチクロ
ック(データクロック信号CL2)、106は1周期で
1ラインのデータが送られるラインクロック信号(ライ
ンクロックCL1)、107は1フレーム期間の最初を
示す先頭ラインクロック(フレーム同期信号あるいはフ
レームパルス)FLM、108は“0”のとき表示が停
止される表示オフ制御信号(DISPOFF)である。
なお、これらの表示データおよび同期信号104〜10
8は液晶コントローラ109から与えられる。
【0031】また、115,116はそれぞれデータ電
極駆動回路およびデータ電極駆動回路に必要な電源電圧
群であり、114は電源電圧群115,116を生成す
る電源回路である。111,112は電源電圧群11
5,116の基となる外部電源電圧VCC、GNDであ
る。113は液晶駆動電圧群の電圧レベルを調節する電
圧VCONであり、ここでは表示システム本体110か
ら供給されるものとする。そして、117と118は直
交関数発生回路119で発生した直交関数W1信号とW
2信号である。直交関数W1信号とW2信号は、走査電
極駆動回路102、データ電極駆動回路103、補正ク
ロック生成回路148に供給される。
極駆動回路およびデータ電極駆動回路に必要な電源電圧
群であり、114は電源電圧群115,116を生成す
る電源回路である。111,112は電源電圧群11
5,116の基となる外部電源電圧VCC、GNDであ
る。113は液晶駆動電圧群の電圧レベルを調節する電
圧VCONであり、ここでは表示システム本体110か
ら供給されるものとする。そして、117と118は直
交関数発生回路119で発生した直交関数W1信号とW
2信号である。直交関数W1信号とW2信号は、走査電
極駆動回路102、データ電極駆動回路103、補正ク
ロック生成回路148に供給される。
【0032】補正クロック生成回路148は、以下に詳
述されるように走査線の選択電圧の実効値を調整するた
めの補正クロックCC1及びCC2を生成する。本質的
な機能としては、いわゆるシフト数に該当する複数行分
の表示データの内容に基づく補正量と、走査線の非選択
電圧に生じるパルス状の歪から算出される補正量との合
計補正量に相当する補正クロックを生成する機能とも表
現できる。つまり、上述した縦方向のシャドーイングと
横方向のシャドーイングとを低減するために、縦方向の
シャドーイングに対しては非選択電圧に生じるパルス状
の歪から算出されるパルス幅と、横方向のシャドーイン
グに対してはいわゆるシフト数に該当する複数行分の表
示データの内容から算出されるパルス幅とを合算したパ
ルス幅の期間を、選択電圧印加中に実効値の調整期間と
して走査電極駆動回路102に与える点が特徴である。
述されるように走査線の選択電圧の実効値を調整するた
めの補正クロックCC1及びCC2を生成する。本質的
な機能としては、いわゆるシフト数に該当する複数行分
の表示データの内容に基づく補正量と、走査線の非選択
電圧に生じるパルス状の歪から算出される補正量との合
計補正量に相当する補正クロックを生成する機能とも表
現できる。つまり、上述した縦方向のシャドーイングと
横方向のシャドーイングとを低減するために、縦方向の
シャドーイングに対しては非選択電圧に生じるパルス状
の歪から算出されるパルス幅と、横方向のシャドーイン
グに対してはいわゆるシフト数に該当する複数行分の表
示データの内容から算出されるパルス幅とを合算したパ
ルス幅の期間を、選択電圧印加中に実効値の調整期間と
して走査電極駆動回路102に与える点が特徴である。
【0033】図2は本発明における電源回路114の構
成図である。電源回路114は、VCC電圧111で駆
動するDC−DCコンバータ130、分圧抵抗R1〜R
4、オペアンプ131〜134、電圧補正回路135で
構成される。電圧補正回路はさらに、電流検知用抵抗器
R5、演算増幅回路136、積分回路137、および補
正電圧生成回路138により構成される。139、14
0、141(図3における電源電圧群116の一部)は
走査電極駆動用電圧VYH(正側選択電圧)、VY0
(非選択電圧)、VYL(負側選択電圧)であり,走査
電極駆動回路102へ供給される。142、143、1
44(図3における電源電圧群115の一部)は液晶駆
動用データ電圧VX0〜VX2であり、データ電極駆動
回路103へ供給される。また,145はVY0電圧1
40とVX1電圧140を生成するための基準電圧であ
る。
成図である。電源回路114は、VCC電圧111で駆
動するDC−DCコンバータ130、分圧抵抗R1〜R
4、オペアンプ131〜134、電圧補正回路135で
構成される。電圧補正回路はさらに、電流検知用抵抗器
R5、演算増幅回路136、積分回路137、および補
正電圧生成回路138により構成される。139、14
0、141(図3における電源電圧群116の一部)は
走査電極駆動用電圧VYH(正側選択電圧)、VY0
(非選択電圧)、VYL(負側選択電圧)であり,走査
電極駆動回路102へ供給される。142、143、1
44(図3における電源電圧群115の一部)は液晶駆
動用データ電圧VX0〜VX2であり、データ電極駆動
回路103へ供給される。また,145はVY0電圧1
40とVX1電圧140を生成するための基準電圧であ
る。
【0034】VYH電圧139、VYL電圧141はそ
れぞれDC−DCコンバータ130により直接生成さ
れ、調整電圧VCON電圧113により可変できるもの
とする。また,VX2電圧142、VX0電圧143、
およびは、基準電圧145は走査ドライバ電源電圧VY
H電圧139とVYL電圧141との間でR1〜R4で
分圧し、オペアンプ131〜133を用いたボルテージ
フォロア回路を介してインピーダンス変換を行い出力さ
れる。VX1電圧143は基準電圧145からさらにボ
ルテージフォロア回路を介して出力される。
れぞれDC−DCコンバータ130により直接生成さ
れ、調整電圧VCON電圧113により可変できるもの
とする。また,VX2電圧142、VX0電圧143、
およびは、基準電圧145は走査ドライバ電源電圧VY
H電圧139とVYL電圧141との間でR1〜R4で
分圧し、オペアンプ131〜133を用いたボルテージ
フォロア回路を介してインピーダンス変換を行い出力さ
れる。VX1電圧143は基準電圧145からさらにボ
ルテージフォロア回路を介して出力される。
【0035】なお、この抵抗R1〜R4間には、 R1=R4 R2=R3 という関係がある。また,上記各電圧間には、 VYH>VY0>VYL VYH−VY0≒VY0−VYL VX2>VX1>VX0 VX2−VX1=VX1−VX0 の関係がある。
【0036】VY0電圧140は基準電圧145を基に
CL1信号106を利用して、電圧補正回路135によ
って生成される。
CL1信号106を利用して、電圧補正回路135によ
って生成される。
【0037】また、本発明にとって重要な構成として、
本来の選択電圧(VYH、VYL)より基準電圧(VY
0)に近い所定電圧(VYHA、VYLA)を生成す
る。非選択電圧が印加された走査線に生じる波形歪に応
じた第1のパルス幅で選択電圧の実効値を制御する。
本来の選択電圧(VYH、VYL)より基準電圧(VY
0)に近い所定電圧(VYHA、VYLA)を生成す
る。非選択電圧が印加された走査線に生じる波形歪に応
じた第1のパルス幅で選択電圧の実効値を制御する。
【0038】また、選択電圧の実効値を制御するため
に、表示内容に応じた第2のパルス幅を上記第1のパル
ス幅に加算することで、縦シャドーイングの低減に加え
横シャドーイングの低減も可能となり、より木目細やか
に選択電圧の実効値の制御が可能となる。パルス幅を規
定するのは補正パルスCC1、CC2であり、この信号
が入力された走査電極駆動回路は選択パルスの入力期間
に本来の選択電圧(VYHあるいはVYL)に替えて、
基準電圧(VY0)に近い所定電圧(VYHAあるいは
VYLA)を選択的に走査電極に供給する。
に、表示内容に応じた第2のパルス幅を上記第1のパル
ス幅に加算することで、縦シャドーイングの低減に加え
横シャドーイングの低減も可能となり、より木目細やか
に選択電圧の実効値の制御が可能となる。パルス幅を規
定するのは補正パルスCC1、CC2であり、この信号
が入力された走査電極駆動回路は選択パルスの入力期間
に本来の選択電圧(VYHあるいはVYL)に替えて、
基準電圧(VY0)に近い所定電圧(VYHAあるいは
VYLA)を選択的に走査電極に供給する。
【0039】尚、補正パルスCC1、CC2のパルス幅
は、上述の2種類の異なる要因による実効値の増加ある
いは低減をするために、そのパルス幅が制御されるもの
であり、後述する図6に示すように、このパルス幅の期
間に本来の選択電圧(VYHあるいはVYL)に替えて
選択的に供給される所定電圧(VYHAあるいはVYL
A)によって実効値の補正制御をするものである。した
がって、システムクロックの一部である一時分割期間や
ラインクロックCL1のように一定のパルス幅をもつク
ロックとは性質を異にする。
は、上述の2種類の異なる要因による実効値の増加ある
いは低減をするために、そのパルス幅が制御されるもの
であり、後述する図6に示すように、このパルス幅の期
間に本来の選択電圧(VYHあるいはVYL)に替えて
選択的に供給される所定電圧(VYHAあるいはVYL
A)によって実効値の補正制御をするものである。した
がって、システムクロックの一部である一時分割期間や
ラインクロックCL1のように一定のパルス幅をもつク
ロックとは性質を異にする。
【0040】また、図2においては図示が省略されてい
るが、後述する図7にて詳細に説明するように、選択電
圧の実効値を上昇させる場合は、本来の選択電圧(VY
HあるいはVYL)よりも非選択電圧(VY0)から離
れた電圧(VYHB及びVYLB)を用意しておく必要
がある。
るが、後述する図7にて詳細に説明するように、選択電
圧の実効値を上昇させる場合は、本来の選択電圧(VY
HあるいはVYL)よりも非選択電圧(VY0)から離
れた電圧(VYHB及びVYLB)を用意しておく必要
がある。
【0041】また,その場合、上記各電圧間には、 VYHB>VYH>VYHL >VY0>VYLA>V
YL>VYLB VYHB−VYH≒VYL−VYLB VYH−VYHA≒VYLA−VYL VYHB−VYH≒VYH−VYHA、VYLA−VY
L≒VYL−VYLB VX2>VX1>VX0 VX2−VX1≒VX1−VX0 の関係がある。
YL>VYLB VYHB−VYH≒VYL−VYLB VYH−VYHA≒VYLA−VYL VYHB−VYH≒VYH−VYHA、VYLA−VY
L≒VYL−VYLB VX2>VX1>VX0 VX2−VX1≒VX1−VX0 の関係がある。
【0042】また、データ駆動用電源(VX2、VX
0)を、抵抗R20、R21、R22で分圧することに
より、図3で後述する電圧補正回路135内の歪パルス
発生回路155の基準電圧として用いられる。
0)を、抵抗R20、R21、R22で分圧することに
より、図3で後述する電圧補正回路135内の歪パルス
発生回路155の基準電圧として用いられる。
【0043】各電圧間には、 VX2>V(+)>VX1>V(−)>VX0 の関係がある。
【0044】図3は電圧補正回路135の一実施例であ
る。R5が電流検出用の抵抗器であり、走査電極駆動用
非選択電圧ラインに直列に設けられている。走査電極駆
動波形の非選択部の歪みはデータ電圧の切り替わりのク
ロストークにより走査電極に電流が流れ、回路抵抗の電
圧降下によって生じるものである。走査電極に流れる電
流は電源回路に流れる電流より予測できる。従って走査
電極駆動波形の非選択部の歪みは、電源回路の走査電極
駆動用非選択ラインに流れる電流値により予測できる。
即ちR5の両端に発生する電圧を検知することにより、
走査電極駆動波形の非選択部の歪みが検出できる。
る。R5が電流検出用の抵抗器であり、走査電極駆動用
非選択電圧ラインに直列に設けられている。走査電極駆
動波形の非選択部の歪みはデータ電圧の切り替わりのク
ロストークにより走査電極に電流が流れ、回路抵抗の電
圧降下によって生じるものである。走査電極に流れる電
流は電源回路に流れる電流より予測できる。従って走査
電極駆動波形の非選択部の歪みは、電源回路の走査電極
駆動用非選択ラインに流れる電流値により予測できる。
即ちR5の両端に発生する電圧を検知することにより、
走査電極駆動波形の非選択部の歪みが検出できる。
【0045】抵抗R11〜R14とオペアンプ151に
より演算増幅回路が構成されており、抵抗器R5の走査
電極駆動回路側の端子が、演算増幅器回路の非反転増幅
側のR13に接続され、抵抗器R5の電源回路側の端子
が演算増幅器回路の反転増幅側のR11に接続されてい
る。このとき反転増幅率をAとすると、 A=R12/R11 非反転増幅率をBとすると、 B=R14(R11+R12)/(R11(R13+R
14)) となる。また、抵抗器R16及びR17、コンデンサC
1、オペアンプ152、CL1信号に従ってオンーオフ
動作を行うスイッチ153により積分回路(但し、反転
積分回路)が構成されている。なお本回路においては、
積分回路が補正電圧生成回路を兼ねている。
より演算増幅回路が構成されており、抵抗器R5の走査
電極駆動回路側の端子が、演算増幅器回路の非反転増幅
側のR13に接続され、抵抗器R5の電源回路側の端子
が演算増幅器回路の反転増幅側のR11に接続されてい
る。このとき反転増幅率をAとすると、 A=R12/R11 非反転増幅率をBとすると、 B=R14(R11+R12)/(R11(R13+R
14)) となる。また、抵抗器R16及びR17、コンデンサC
1、オペアンプ152、CL1信号に従ってオンーオフ
動作を行うスイッチ153により積分回路(但し、反転
積分回路)が構成されている。なお本回路においては、
積分回路が補正電圧生成回路を兼ねている。
【0046】以下、図3の回路の動作について説明す
る。出力に電流iが流れない(波形歪みがない)場合
は、出力電圧VY0は基準電圧145と同じになる。電
流iが流れた場合、演算増幅回路の出力電圧v2は、積
分回路の出力電圧をv1として(但し基準電圧145を
0Vとした場合) v2=−A・v1+B・(v1−i・R5) =−B・R5・i+(B−A)・v1 となる。さらに積分回路を通したv1出力は v1=B・D・R5・∫idt−(B−A)・∫v1d
t となる。但しD=C1/R15である。
る。出力に電流iが流れない(波形歪みがない)場合
は、出力電圧VY0は基準電圧145と同じになる。電
流iが流れた場合、演算増幅回路の出力電圧v2は、積
分回路の出力電圧をv1として(但し基準電圧145を
0Vとした場合) v2=−A・v1+B・(v1−i・R5) =−B・R5・i+(B−A)・v1 となる。さらに積分回路を通したv1出力は v1=B・D・R5・∫idt−(B−A)・∫v1d
t となる。但しD=C1/R15である。
【0047】ここでA=Bとして第2項の積分をせずに
補正をかける方式が考えられる。即ち、v1=K・iと
した補正である。この方式では電流値に従って補正がか
かるが、液晶パネルの負荷を考えた場合、v1の変化に
よって電流iが増加する方向に作用するため、完全に補
正をかけようとした場合、原理的には無限大の電流が必
要となる。実際は補正が十分かからないか、回路が安定
しないという欠点があった。対策としては、特開平6−
27899号公報にも記載のあるデータ電圧に補正をか
ける方式や、時間遅延素子を用いる方式が考えられる。
しかしデータ電圧に補正をかける方式は表示のちらつき
が発生する副作用があり、また時間遅延素子を用いる方
式は回路が複雑になる欠点があった。
補正をかける方式が考えられる。即ち、v1=K・iと
した補正である。この方式では電流値に従って補正がか
かるが、液晶パネルの負荷を考えた場合、v1の変化に
よって電流iが増加する方向に作用するため、完全に補
正をかけようとした場合、原理的には無限大の電流が必
要となる。実際は補正が十分かからないか、回路が安定
しないという欠点があった。対策としては、特開平6−
27899号公報にも記載のあるデータ電圧に補正をか
ける方式や、時間遅延素子を用いる方式が考えられる。
しかしデータ電圧に補正をかける方式は表示のちらつき
が発生する副作用があり、また時間遅延素子を用いる方
式は回路が複雑になる欠点があった。
【0048】そこで、図3の実施例では、まず電流値の
積分を補正に使用することで、時間遅延の効果をいれか
つ補正の振幅を下げるた。ここで電流は一時分割毎に変
化するので、積分値は一時分割毎にリセットする必要が
ある。更にA<B(A≠B)とすることでv1の変化を
抑制する項を入れることによって、回路の安定化を行っ
ている。以上により十分な補正が安定した状態で得られ
る。
積分を補正に使用することで、時間遅延の効果をいれか
つ補正の振幅を下げるた。ここで電流は一時分割毎に変
化するので、積分値は一時分割毎にリセットする必要が
ある。更にA<B(A≠B)とすることでv1の変化を
抑制する項を入れることによって、回路の安定化を行っ
ている。以上により十分な補正が安定した状態で得られ
る。
【0049】尚、回路中のノイズの影響の除去または補
正特性の最適化のため、補正回路に信号変調手段を付加
している。演算増幅回路136と積分回路137の間に
信号変調回路146が設けられている。信号変調回路1
46は双方向のダイオードで構成されており、これによ
りダイオードの順方向電圧以上の電圧が入力されないと
積分回路が動作しない。従って回路のノイズを検知する
ことなく補正が可能となる。また、縦方向の罫線の上下
に生じるシャドーイングを補正する場合であっても、白
背景に黒罫線の場合と黒背景に白罫線の場合とでは液晶
の誘電率の違いにより厳密には適正な補正量が異なる。
正特性の最適化のため、補正回路に信号変調手段を付加
している。演算増幅回路136と積分回路137の間に
信号変調回路146が設けられている。信号変調回路1
46は双方向のダイオードで構成されており、これによ
りダイオードの順方向電圧以上の電圧が入力されないと
積分回路が動作しない。従って回路のノイズを検知する
ことなく補正が可能となる。また、縦方向の罫線の上下
に生じるシャドーイングを補正する場合であっても、白
背景に黒罫線の場合と黒背景に白罫線の場合とでは液晶
の誘電率の違いにより厳密には適正な補正量が異なる。
【0050】しかしながら、上記のように基本的に走査
電極上の電流を検知することによって補正電圧を生成す
る場合には、白背景と黒背景との違いに応じて補正量を
変えることは困難であるので、信号変調回路146で積
分補正にしきい値をもたせることにより、白背景と黒背
景との補正量を疑似的に最適化することが可能となるの
である。
電極上の電流を検知することによって補正電圧を生成す
る場合には、白背景と黒背景との違いに応じて補正量を
変えることは困難であるので、信号変調回路146で積
分補正にしきい値をもたせることにより、白背景と黒背
景との補正量を疑似的に最適化することが可能となるの
である。
【0051】上述の実施例では、VY0電圧とVX1電
圧を分離していたが、VX1電圧出力を直接VY0電圧
出力から取ることも可能である。また積分回路の出力部
に電流を増幅する回路を負荷することも可能である。
圧を分離していたが、VX1電圧出力を直接VY0電圧
出力から取ることも可能である。また積分回路の出力部
に電流を増幅する回路を負荷することも可能である。
【0052】また、直交関数W1信号及びW2信号を直
交関数発生回路119で発生させたがこれに限らず、走
査ドライバ内部で生成させ、その直交関数をデータドラ
イバや補正クロック発生回路に供給する構成にしても何
ら問題は無い。さらに、上記電源回路と組み合せて1つ
の駆動ICとして1チップ化しても何ら問題は無い。
交関数発生回路119で発生させたがこれに限らず、走
査ドライバ内部で生成させ、その直交関数をデータドラ
イバや補正クロック発生回路に供給する構成にしても何
ら問題は無い。さらに、上記電源回路と組み合せて1つ
の駆動ICとして1チップ化しても何ら問題は無い。
【0053】さらに、同時選択するライン数を2として
説明したが、これに限ることなく、2以外でも同様の効
果が得られる。
説明したが、これに限ることなく、2以外でも同様の効
果が得られる。
【0054】次に、上述までの構成では過渡的な波形歪
を検知するため、補正電圧のアナログ演算結果が適正値
よりも大きくなりすぎ、表示パターンによってはシャド
ーイング低減効果が半減する場合も生じる。
を検知するため、補正電圧のアナログ演算結果が適正値
よりも大きくなりすぎ、表示パターンによってはシャド
ーイング低減効果が半減する場合も生じる。
【0055】そこで、本実施例では図3に示すように、
非選択電圧のための分圧出力145(基準電圧)と、信
号変調回路146(あるいは、演算増幅回路136の演
算増幅子151)の出力との間に、一対の双方向ショッ
トキーダイオード147を設ける。2つの抵抗R16と
R17との中間点に接続することにより、積分回路13
7に流れる電流がショットキーダイオード147のしき
い値電圧VFと抵抗R17の比VF/R17に制限でき
るため、過渡電流によるオーバー補正を抑制することが
可能となる。
非選択電圧のための分圧出力145(基準電圧)と、信
号変調回路146(あるいは、演算増幅回路136の演
算増幅子151)の出力との間に、一対の双方向ショッ
トキーダイオード147を設ける。2つの抵抗R16と
R17との中間点に接続することにより、積分回路13
7に流れる電流がショットキーダイオード147のしき
い値電圧VFと抵抗R17の比VF/R17に制限でき
るため、過渡電流によるオーバー補正を抑制することが
可能となる。
【0056】これらの図3に開示の構成のうち、歪パル
ス発生回路155が付加されている部分が特願平9−2
27728号に開示の電圧補正回路と異なる部分であ
る。歪パルス発生回路155にて生成された正方向の歪
パルス信号CW+(以下、正歪パルス信号)と負方向の
歪パルス信号CW−(以下、負歪パルス信号)は、補正
クロック生成回路148に供給される。
ス発生回路155が付加されている部分が特願平9−2
27728号に開示の電圧補正回路と異なる部分であ
る。歪パルス発生回路155にて生成された正方向の歪
パルス信号CW+(以下、正歪パルス信号)と負方向の
歪パルス信号CW−(以下、負歪パルス信号)は、補正
クロック生成回路148に供給される。
【0057】図4は補正クロック生成回路148の機能
ブロック構成図である。上述の歪パルス(CW+、CW
−)を受けた第1論理回路149は、走査電極駆動回路
102にも供給されている直交関数と縦シャドーイング
の起因となる非選択上のスパイク状の歪みの大きさとか
ら、同時選択される選択電圧をそれぞれ補正する第1補
正パルス(CCA1、CCA2)を決定する。原則的に
は決定されたパルス幅で実効値を制御する開始タイミン
グ(あるいは終了タイミング)を各時分割期間内の所定
のタイミングでおこなうため、ラインクロックCL1も
第1の論理回路149に供給されるが、加算回路の内容
によっては必ずしも必須のクロックではない。
ブロック構成図である。上述の歪パルス(CW+、CW
−)を受けた第1論理回路149は、走査電極駆動回路
102にも供給されている直交関数と縦シャドーイング
の起因となる非選択上のスパイク状の歪みの大きさとか
ら、同時選択される選択電圧をそれぞれ補正する第1補
正パルス(CCA1、CCA2)を決定する。原則的に
は決定されたパルス幅で実効値を制御する開始タイミン
グ(あるいは終了タイミング)を各時分割期間内の所定
のタイミングでおこなうため、ラインクロックCL1も
第1の論理回路149に供給されるが、加算回路の内容
によっては必ずしも必須のクロックではない。
【0058】また、第2の論理回路150は、横シャド
ーイングの起因となる表示内容に依存した実効値の増加
を低減するため、図示のように入力されるデータ信号
(D7〜D0)や他の信号から表示内容により計算され
た第2補正パルス(CCD1、CCD2)を生成する。
第2補正パルス幅は走査線の同時選択数分生成される。
ーイングの起因となる表示内容に依存した実効値の増加
を低減するため、図示のように入力されるデータ信号
(D7〜D0)や他の信号から表示内容により計算され
た第2補正パルス(CCD1、CCD2)を生成する。
第2補正パルス幅は走査線の同時選択数分生成される。
【0059】具体的な第2補正パルスの幅(WCCD )
は、データ線の数を800本(SVGAに相当する)と
し、一時分割期間(クロックパルスCL1の立下りから
次の立下りまでの期間)を約20μ秒とすると、白表示
(オン)の背景に黒(オフ)の横罫線が表示され、その
白(オン)の数をnとした時、(1)0<n<400の
場合は、 WCCD=An+B(但し、-4.1×10-3<A<-3.4×10-
3、1.60<B<1.90) で一般化され、0.24〜1.8μ秒の範囲のパルス幅
の補正となり、(2)400<n<800の場合は、 WCCD=An+B(但し、A≒-6.0×10-4、B≒0.48) で一般化され、0.24μ秒以下の範囲のパルス幅の補
正となる。
は、データ線の数を800本(SVGAに相当する)と
し、一時分割期間(クロックパルスCL1の立下りから
次の立下りまでの期間)を約20μ秒とすると、白表示
(オン)の背景に黒(オフ)の横罫線が表示され、その
白(オン)の数をnとした時、(1)0<n<400の
場合は、 WCCD=An+B(但し、-4.1×10-3<A<-3.4×10-
3、1.60<B<1.90) で一般化され、0.24〜1.8μ秒の範囲のパルス幅
の補正となり、(2)400<n<800の場合は、 WCCD=An+B(但し、A≒-6.0×10-4、B≒0.48) で一般化され、0.24μ秒以下の範囲のパルス幅の補
正となる。
【0060】次に、これらの第1及び第2の論理回路で
生成された補正パルスは、加算回路に入力され、実際に
選択電圧の制御に用いる補正クロックCC1及びCC2
が生成される。補正クロックCC1は同時選択される奇
数行の走査電極の選択電圧のための補正クロックであ
り、補正クロックCC2は同時選択される偶数行の走査
電極の選択電圧のための補正クロックである。
生成された補正パルスは、加算回路に入力され、実際に
選択電圧の制御に用いる補正クロックCC1及びCC2
が生成される。補正クロックCC1は同時選択される奇
数行の走査電極の選択電圧のための補正クロックであ
り、補正クロックCC2は同時選択される偶数行の走査
電極の選択電圧のための補正クロックである。
【0061】具体的には、図6の走査線Y2に与えられ
る補正パルスCC2に基づくパルス幅変調補正部の拡大
部分である図7(a)に示されるように、通常の選択電
圧印加期間の中で第1補正パルス(CCA)による補正
が0になる時点と第2補正パルス(CCD)による補正
が0になる時点とを一致させておく。つまり、第1補正
パルス(CCA)の補正による補正量が0より大きい場
合は上記の補正量が0になる時点から時間軸で進行方向
に実効値を低減させる補正をおこない、第2補正パルス
(CCD)による補正量が0より大きい場合は、その補
正量が0になる時点から時間軸で逆行する方向に実効値
を低減させる補正をおこなう。
る補正パルスCC2に基づくパルス幅変調補正部の拡大
部分である図7(a)に示されるように、通常の選択電
圧印加期間の中で第1補正パルス(CCA)による補正
が0になる時点と第2補正パルス(CCD)による補正
が0になる時点とを一致させておく。つまり、第1補正
パルス(CCA)の補正による補正量が0より大きい場
合は上記の補正量が0になる時点から時間軸で進行方向
に実効値を低減させる補正をおこない、第2補正パルス
(CCD)による補正量が0より大きい場合は、その補
正量が0になる時点から時間軸で逆行する方向に実効値
を低減させる補正をおこなう。
【0062】また、後述する図5から明らかなようにス
パイク状の歪みは、その方向により同時選択される走査
線の一方の選択電圧の実効値を増加させると同時に、他
方の選択電圧を減少させる場合もあるので、そのような
場合には、第1補正パルスにマイナスの補正量をもた
せ、図7(b)のように、そのマイナスの補正量の分だ
け第2補正パルスによる補正を相殺するようにすること
が可能である。
パイク状の歪みは、その方向により同時選択される走査
線の一方の選択電圧の実効値を増加させると同時に、他
方の選択電圧を減少させる場合もあるので、そのような
場合には、第1補正パルスにマイナスの補正量をもた
せ、図7(b)のように、そのマイナスの補正量の分だ
け第2補正パルスによる補正を相殺するようにすること
が可能である。
【0063】また、先述したが、第2補正パルスによる
補正量よりも第1補正パルスによるマイナスの補正量が
大きくなる場合も有りうることから、図7(c)に示す
ように電源電圧に新たな電圧(VYHB、VYLB)を
設け、スパイク状の歪みを起因とする実効値を増加する
ような補正も可能である。
補正量よりも第1補正パルスによるマイナスの補正量が
大きくなる場合も有りうることから、図7(c)に示す
ように電源電圧に新たな電圧(VYHB、VYLB)を
設け、スパイク状の歪みを起因とする実効値を増加する
ような補正も可能である。
【0064】尚、図4に示した補正クロック生成回路1
48は一つの論理回路で構成し、2つの異なる要因によ
る補正量を論理的に演算して、最終的に補正クロックC
C1、CC2を生成してもよい。
48は一つの論理回路で構成し、2つの異なる要因によ
る補正量を論理的に演算して、最終的に補正クロックC
C1、CC2を生成してもよい。
【0065】次に纏めとして、図5を参照しつつ、本発
明による電圧補正の波形図につき、動作の説明を加え
る。
明による電圧補正の波形図につき、動作の説明を加え
る。
【0066】図5は液晶パネル印加電圧を示すタイミン
グ図である。図5に示すように電源回路出力の内、走査
電極駆動回路に供給するVYHまたはVYL、及びVY
0は、非走査電圧VY0に流れる縦シャドーイングの起
因となる歪み電流に応じて、その電圧が変動する。
グ図である。図5に示すように電源回路出力の内、走査
電極駆動回路に供給するVYHまたはVYL、及びVY
0は、非走査電圧VY0に流れる縦シャドーイングの起
因となる歪み電流に応じて、その電圧が変動する。
【0067】これにより走査電極駆動回路の出力はY1
〜Y6に例示されるような波形となる。走査電圧の選択
期間では上記補正クロック生成回路148からの補正ク
ロックにより選択電圧の実効値を減少させた補正波形が
あり、非選択期間には、背景のデータ電圧波形の切り替
わりによるパルス状の波形歪みによる実効値の補正がみ
られる。非選択期間の補正では、その波形歪みにすぐに
続いてその歪みを相殺するように補正電圧が印加され、
時分割期間の終わりでリセットされる。
〜Y6に例示されるような波形となる。走査電圧の選択
期間では上記補正クロック生成回路148からの補正ク
ロックにより選択電圧の実効値を減少させた補正波形が
あり、非選択期間には、背景のデータ電圧波形の切り替
わりによるパルス状の波形歪みによる実効値の補正がみ
られる。非選択期間の補正では、その波形歪みにすぐに
続いてその歪みを相殺するように補正電圧が印加され、
時分割期間の終わりでリセットされる。
【0068】尚、一時分割期間のタイミング制御のため
のラインクロックCL1は図6のY3の走査線の部分に
示すように一定のパルス幅を有するクロック信号であ
る。図6に示すように、各時分割期間の開始タイミング
はラインクロックCL1の立ち下がりのタイミングであ
り、上述の補正電圧のリセットはラインクロックCL1
の立ち上がりのタイミングで開始される。もっとも、図
6はラインクロックCL1のパルス幅を一時分割期間に
対し誇張して示しているが、少なくともそのパルス幅の
間に補正電圧のほぼ完全なリセットが可能となる程度の
パルス幅をもたせることが望ましい。
のラインクロックCL1は図6のY3の走査線の部分に
示すように一定のパルス幅を有するクロック信号であ
る。図6に示すように、各時分割期間の開始タイミング
はラインクロックCL1の立ち下がりのタイミングであ
り、上述の補正電圧のリセットはラインクロックCL1
の立ち上がりのタイミングで開始される。もっとも、図
6はラインクロックCL1のパルス幅を一時分割期間に
対し誇張して示しているが、少なくともそのパルス幅の
間に補正電圧のほぼ完全なリセットが可能となる程度の
パルス幅をもたせることが望ましい。
【0069】また、図6の選択期間の補正に関しては、
上述したように図7に開示される種々の方法で実効値の
補正が可能である。もっとも、図5においては実効値を
増加する方向の補正(図7(c))はされておらず、図
7(a)あるいは(b)実効値の減少量を制御する補正
のみがされている。
上述したように図7に開示される種々の方法で実効値の
補正が可能である。もっとも、図5においては実効値を
増加する方向の補正(図7(c))はされておらず、図
7(a)あるいは(b)実効値の減少量を制御する補正
のみがされている。
【0070】さらに、別の変形例によれば、パルス幅に
よる補正量が全くない場合の選択電圧の波形(デフォル
ト波形)を、図7(a)に示す程度のパルス状の凹部を
形成しておき、上述の2つの異なる要因によるパルス幅
補正量の総計が実効値を増加するような場合には、その
パルス状の凹部の領域をVYHあるいはVYLのレベル
にして増加する方法がある。その場合は、図7(c)に
示すようなVYHBやVYLBを用いることなく、実効
値を増加するパルス幅補正が可能となる。
よる補正量が全くない場合の選択電圧の波形(デフォル
ト波形)を、図7(a)に示す程度のパルス状の凹部を
形成しておき、上述の2つの異なる要因によるパルス幅
補正量の総計が実効値を増加するような場合には、その
パルス状の凹部の領域をVYHあるいはVYLのレベル
にして増加する方法がある。その場合は、図7(c)に
示すようなVYHBやVYLBを用いることなく、実効
値を増加するパルス幅補正が可能となる。
【0071】次に、補正クロックによらずに、上記縦シ
ャドーイングの起因となる歪み波形が選択電圧に影響を
与えないような走査電圧印加タイミングを用いた実施例
につき説明する。
ャドーイングの起因となる歪み波形が選択電圧に影響を
与えないような走査電圧印加タイミングを用いた実施例
につき説明する。
【0072】図8は走査電極(例えば、Y1)に印加す
る選択電圧の印加タイミングを説明するための図であ
る。本実施例では選択電圧の印加開始タイミングを、信
号電圧の変化によるクロストークが収束する期間まで遅
らせることにより、データ電圧の切り替えにより非選択
期間に生じる縦シャドーイングの起因となる波形歪みの
影響が、選択期間の実効値に影響をあたえないようにし
ている。
る選択電圧の印加タイミングを説明するための図であ
る。本実施例では選択電圧の印加開始タイミングを、信
号電圧の変化によるクロストークが収束する期間まで遅
らせることにより、データ電圧の切り替えにより非選択
期間に生じる縦シャドーイングの起因となる波形歪みの
影響が、選択期間の実効値に影響をあたえないようにし
ている。
【0073】一般に、SVGAクラスの液晶パネル(走
査電極数600で、信号電極数800)では、一時分割
期間は、約20μ秒(μsec)である。従来の液晶パ
ネルの駆動においても、液晶駆動回路内のIC内部遅延
やクロックのマージンや配線の抵抗による伝播遅延等の
理由から50〜100n秒(ナノ秒)程度、選択電圧の
開始タイミングを遅延させるものはある。しかしなが
ら、上述のデータ電圧の切り替えにより生じる波形歪み
の影響は、従来の遅延時間より一桁以上長い約2〜5μ
sec(マイクロ秒)まで波及する。そこで、信号電圧
の変化によるクロストークが収束する期間としては、一
時分割期間の約5%から35%、好ましくは約10%か
ら25%の期間とする。
査電極数600で、信号電極数800)では、一時分割
期間は、約20μ秒(μsec)である。従来の液晶パ
ネルの駆動においても、液晶駆動回路内のIC内部遅延
やクロックのマージンや配線の抵抗による伝播遅延等の
理由から50〜100n秒(ナノ秒)程度、選択電圧の
開始タイミングを遅延させるものはある。しかしなが
ら、上述のデータ電圧の切り替えにより生じる波形歪み
の影響は、従来の遅延時間より一桁以上長い約2〜5μ
sec(マイクロ秒)まで波及する。そこで、信号電圧
の変化によるクロストークが収束する期間としては、一
時分割期間の約5%から35%、好ましくは約10%か
ら25%の期間とする。
【0074】また、別の表現とすると、走査電極に与え
る選択電圧の印加開始タイミングを、一時分割期間の開
始タイミングから約2〜5μsecの期間後とすること
で、そのような影響を受けない選択期間にすることが可
能となる。また、遅延時間の上限は液晶のON/OFF
実効値の比と走査電極駆動回路の耐圧等から定められ、
一時分割時間の35%あるいは7μ秒程度が限界であ
る。
る選択電圧の印加開始タイミングを、一時分割期間の開
始タイミングから約2〜5μsecの期間後とすること
で、そのような影響を受けない選択期間にすることが可
能となる。また、遅延時間の上限は液晶のON/OFF
実効値の比と走査電極駆動回路の耐圧等から定められ、
一時分割時間の35%あるいは7μ秒程度が限界であ
る。
【0075】もちろん、データ電圧の印加タイミングは
変わらないので、上述した非選択電圧の歪み補正や、表
示内容に応じたパルス幅変調補正による実効値の制御も
併用可能である。
変わらないので、上述した非選択電圧の歪み補正や、表
示内容に応じたパルス幅変調補正による実効値の制御も
併用可能である。
【0076】図9のY1(Idea1 )は選択電圧の開始が
一時分割期間の開始から始まる場合の理想的な波形であ
るが、Y1(Real1 )は信号電圧の変化によるクロスト
ークにより実効値が減少してしまう具体例を示してい
る。図の斜線部が理想的な実効値より減少してしまう量
である。図8に示した実施例は、そのような実効値の低
減は無く、信号電圧の変化によるクロストークは走査線
の非選択電圧の補正により若干の修正を受け、クロスト
ークの有無に関わらず、一定の開始タイミングで選択電
圧が印加されることになる。
一時分割期間の開始から始まる場合の理想的な波形であ
るが、Y1(Real1 )は信号電圧の変化によるクロスト
ークにより実効値が減少してしまう具体例を示してい
る。図の斜線部が理想的な実効値より減少してしまう量
である。図8に示した実施例は、そのような実効値の低
減は無く、信号電圧の変化によるクロストークは走査線
の非選択電圧の補正により若干の修正を受け、クロスト
ークの有無に関わらず、一定の開始タイミングで選択電
圧が印加されることになる。
【0077】なお、本発明では、上記した各実施例を組
み合わせることにより、さらに高画質の表示を実現でき
る。
み合わせることにより、さらに高画質の表示を実現でき
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信号電圧の変化によるクロストークを起因とする走査電
極の選択電圧の実効値の実質的な増減を適正な実効値に
補正することが可能となる。
信号電圧の変化によるクロストークを起因とする走査電
極の選択電圧の実効値の実質的な増減を適正な実効値に
補正することが可能となる。
【0079】あるいは、本発明によれば、信号電圧の変
化によるクロストークを起因とする走査電極の選択電圧
の実効値の実質的な増減の影響を受けない駆動方法が実
現できる。
化によるクロストークを起因とする走査電極の選択電圧
の実効値の実質的な増減の影響を受けない駆動方法が実
現できる。
【0080】また、詳細な作用としては、回路的に安定
し、かつシャドーイングの補正が十分かかり、データ電
極に印加される電圧変化によって走査電極に印加される
選択電圧の実効値の変化が押さえられるため、画面のち
らつきが抑制され、またフレ一ム周波数が150Hz程
度以上の高い周波数で駆動される液晶表示装置における
表示むらが抑制され、高画質な液晶表示装置を得ること
ができる。
し、かつシャドーイングの補正が十分かかり、データ電
極に印加される電圧変化によって走査電極に印加される
選択電圧の実効値の変化が押さえられるため、画面のち
らつきが抑制され、またフレ一ム周波数が150Hz程
度以上の高い周波数で駆動される液晶表示装置における
表示むらが抑制され、高画質な液晶表示装置を得ること
ができる。
【図1】本発明を適用した液晶表示装置の機能ブロック
構成図である。
構成図である。
【図2】図1における電源回路114の内部ブロック構
成図である。
成図である。
【図3】図2における電圧補正回路135の回路構成図
である。
である。
【図4】図1における補正クロック生成回路148の機
能ブロック図である。
能ブロック図である。
【図5】本発明を適用した液晶駆動方法による駆動波形
図である。
図である。
【図6】液晶駆動波形の一部拡大図である。
【図7】異なる要因によるパルス幅による実効値の制御
のタイミング説明図である。
のタイミング説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例による選択電圧の印加タ
イミング(マスク)の説明図である。
イミング(マスク)の説明図である。
【図9】理想的な印加タイミングと従来の実際の印加タ
イミングによる実効値の減少を説明する図である。
イミングによる実効値の減少を説明する図である。
【図10】いわゆる縦シャドーイングの発生メカニズム
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図11】いわゆる横シャドーイングの発生メカニズム
を説明するための図である。
を説明するための図である。
101 液晶パネル 102 走査電極駆動回路 103 データ電極駆動回路 104 表示データ 105 データラッチクロック 106 ラインクロック 107 先頭ラインクロック 108 表示オフ制御信号 109 液晶コントローラ 110 表示システム本体 114 電源回路 115、116 電源電圧群 117、118 直交関数 130 DCーDCコンバータ 131〜134 オペアンプ 135 電圧補正回路 136 演算増幅回路 137 積分回路 138 補正電圧生成回路 139、140、141 走査電極駆動用電圧 142、143、144 データ電圧 145 基準電圧 146 信号変調回路 147 リミッタ回路 148 補正クロック生成回路 151、152 オペアンプ 153 スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA07 NA20 NA46 NA80 NB05 NB16 NC03 NC09 NC59 ND02 ND05 ND10 ND15 ND20 ND34 ND35 ND37 ND42 ND49 ND52 ND58 NE10 NF13
Claims (12)
- 【請求項1】相互に交差する走査電極およびデータ電極
と、液晶層を介して対向配置された一対の基板と、上記
走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の時分割期
間において印加する走査電極駆動回路と、上記データ電
極に表示データに応じた電圧を印加するデータ電極駆動
回路と、上記走査電極駆動回路に非選択電圧および選択
電圧を供給する電源回路と、上記走査電極に供給する選
択電圧の実効値を制御するための補正クロックを生成す
る補正クロック生成回路とから構成された液晶表示装置
であって、上記補正クロック生成回路は上記走査電極が
非選択電圧を印加する期間に上記非選択電圧が供給され
た上記走査電極に流れる電流に応じた補正クロックパル
スを上記走査電極駆動回路に供給し、上記走査電極駆動
回路は上記補正クロックパルスのパルス幅に応じて、走
査電極に供給する選択電圧の電圧を補正することを特徴
とする液晶表示装置。 - 【請求項2】相互に交差する走査電極およびデータ電極
と、液晶層を介して対向配置された一対の基板と、上記
走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の時分割期
間において印加する走査電極駆動回路と、上記データ電
極に表示データに応じた電圧を印加するデータ電極駆動
回路と、上記走査電極駆動回路に非選択電圧および選択
電圧を供給する電源回路と、上記走査電極に供給する選
択電圧の実効値を制御するための補正クロックを生成す
る補正クロック生成回路とから構成され、上記電源回路
は上記非選択電圧が供給された上記走査電極に流れる電
流に応じた補正電圧を上記走査電極の非選択電圧に重畳
し、上記補正クロック生成回路は上記走査電極が非選択
電圧を印加する期間に上記非選択が供給された上記走査
電極に流れる電流に応じた補正クロックパルスを上記走
査電極駆動回路に供給し、上記走査電極駆動回路は上記
補正クロックパルスのパルス幅に応じて、走査電極に供
給する選択電圧の電圧を補正することを特徴とする液晶
表示装置。 - 【請求項3】前記補正クロック生成回路は前記走査電極
が非選択電圧を印加する期間に上記非選択電圧が供給さ
れた上記走査電極に流れる電流、及び、表示内容に応じ
て、前記補正クロックパルスを生成することを特徴とす
る請求項1または2記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】相互に交差する走査電極およびデータ電極
と、液晶層を介して対向配置された一対の基板と、上記
走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の時分割期
間において印加する走査電極駆動回路と、上記データ電
極に表示データに応じた電圧を印加するデータ電極駆動
回路と、上記走査電極駆動回路に非選択電圧および選択
電圧を供給する電源回路と、上記走査電極に供給する選
択電圧の実効値を制御するための補正クロックを生成す
る補正クロック生成回路とから構成された液晶表示装置
の駆動方法であって、上記補正クロック生成回路は上記
走査電極が非選択電圧を印加する期間に上記非選択電圧
が供給された上記走査電極に流れる電流に応じた補正ク
ロックパルスを上記走査電極駆動回路に供給し、上記走
査電極駆動回路は上記補正クロックパルスのパルス幅に
応じて、走査電極に供給する選択電圧の電圧を補正する
ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。 - 【請求項5】相互に交差する走査電極およびデータ電極
と、液晶層を介して対向配置された一対の基板と、上記
走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の時分割期
間において印加する走査電極駆動回路と、上記データ電
極に表示データに応じた電圧を印加するデータ電極駆動
回路と、上記走査電極駆動回路に非選択電圧および選択
電圧を供給する電源回路と、上記走査電極に供給する選
択電圧の実効値を制御するための補正クロックを生成す
る補正クロック生成回路とから構成された液晶表示装置
の駆動方法であって、上記電源回路は上記非選択電圧が
供給された上記走査電極に流れる電流に応じた補正電圧
を上記走査電極の非選択電圧に重畳し、上記補正クロッ
ク生成回路は上記走査電極が非選択電圧を印加する期間
に上記非選択が供給された上記走査電極に流れる電流に
応じた補正クロックパルスを上記走査電極駆動回路に供
給し、上記走査電極駆動回路は上記補正クロックパルス
のパルス幅に応じて、走査電極に供給する選択電圧の電
圧を補正することを特徴とする液晶表示装置の駆動方
法。 - 【請求項6】前記補正クロック生成回路は前記走査電極
が非選択電圧を印加する期間に前記非選択電圧が供給さ
れた上記走査電極に流れる電流、及び、表示内容に応じ
て、前記補正クロックパルスを生成することを特徴とす
る請求項1または2記載の液晶表示装置の駆動方法。 - 【請求項7】相互に交差する走査電極およびデータ電極
と、液晶層を介して対向配置された一対の基板と、上記
走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の時分割期
間において印加する走査電極駆動回路と、上記データ電
極に表示データに応じた信号電圧を時分割期間ごとに印
加するデータ電極駆動回路と、上記走査電極駆動回路に
非選択電圧および選択電圧を供給し、上記デ一タ電極駆
動回路に信号電圧を供給する電源回路とを備えた液晶表
示装置であって、上記走査電極駆動回路は、上記走査電
極に印加する選択電圧のパルス波形のパルス幅を一時分
割期間より小さくし、かつ、選択電圧の印加開始タイミ
ングを、上記信号電圧の変化によるクロストークが収束
する期間まで遅らせることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項8】前記信号電圧の変化によるクロストークが
収束する期間は、一時分割期間の約10%から25%の
期間であることを特徴とする請求項7記載の液晶表示装
置。 - 【請求項9】前記走査電極に与える選択電圧の印加開始
タイミングを、一時分割期間の開始タイミングから約2
〜5(μsec)の期間遅らせることを特徴とする請求
項7記載の液晶表示装置。 - 【請求項10】相互に交差する走査電極およびデータ電
極と、液晶層を介して対向配置された一対の基板と、上
記走査電極に非選択電圧または選択電圧を所定の時分割
期間において印加する走査電極駆動回路と、上記データ
電極に表示データに応じた信号電圧を時分割期間ごとに
印加するデータ電極駆動回路と、上記走査電極駆動回路
に非選択電圧および選択電圧を供給し、上記デ一タ電極
駆動回路に信号電圧を供給する電源回路とを備えた液晶
表示装置の駆動方法であって、上記走査電極駆動回路
は、上記走査電極に印加する選択電圧のパルス波形のパ
ルス幅を一時分割期間より小さくし、かつ、選択電圧の
印加開始タイミングを、上記信号電圧の変化によるクロ
ストークが収束する期間まで遅らせることを特徴とする
液晶表示装置の駆動方法。 - 【請求項11】前記信号電圧の変化によるクロストーク
が収束する期間は、一時分割期間の約10%から25%
の期間であることを特徴とする請求項10記載の液晶表
示装置の駆動方法。 - 【請求項12】前記走査電極に与える選択電圧の印加開
始タイミングを、一時分割期間の開始タイミングから約
2〜5(μsec)の期間遅らせることを特徴とする請
求項10記載の液晶表示装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10252668A JP2000089190A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10252668A JP2000089190A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000089190A true JP2000089190A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17240581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10252668A Pending JP2000089190A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000089190A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001290470A (ja) * | 2000-04-07 | 2001-10-19 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置 |
-
1998
- 1998-09-07 JP JP10252668A patent/JP2000089190A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001290470A (ja) * | 2000-04-07 | 2001-10-19 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置 |
JP4582858B2 (ja) * | 2000-04-07 | 2010-11-17 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 液晶表示装置 |
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