JP2000089002A - マイクロレンズの製造方法 - Google Patents

マイクロレンズの製造方法

Info

Publication number
JP2000089002A
JP2000089002A JP25645498A JP25645498A JP2000089002A JP 2000089002 A JP2000089002 A JP 2000089002A JP 25645498 A JP25645498 A JP 25645498A JP 25645498 A JP25645498 A JP 25645498A JP 2000089002 A JP2000089002 A JP 2000089002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microlens
silicon wafer
substrate
chamber
concave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25645498A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiyuki Arakawa
富行 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP25645498A priority Critical patent/JP2000089002A/ja
Publication of JP2000089002A publication Critical patent/JP2000089002A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直径が10μm以下のマイクロレンズが得ら
れる簡易な製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコンウエハ1を用意し、その上に開
口2を有するレジスト3を形成し、このレジストを用い
てエッチングすることにより、シリコンウエハ1の表面
に凹部形状のマーカ4を形成する。その後、電極兼ねる
基板ステージと電気的に接地された電極とがチャンバ内
に平行に配置されたプラズマ化学気相成長装置を用い、
シリコンウエハ1上に石英膜5を堆積させることによ
り、凹部マーカ4に対応してマイクロレンズを形成させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロレンズの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロレンズの製造方法として
イオン交換法による方法が知られており、例えば、文献
「ニューガラスハンドブック、ニューガラスハンドブッ
ク編集委員会、丸善、1991年、第290〜294
頁」では、あらかじめ屈折率を高めるようなイオンを含
有させたロッド状部材や基板を出発材とし、これを屈折
率の寄与度の低いイオンを含む溶融塩の中に浸漬してイ
オン交換を行なわせることにより、マイクロレンズを製
造する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなイオン交換法によれば屈折率分布型のマイクロレン
ズを得ることができるけれども、レンズ口径が10μm
以下のものを製造するのは容易ではなかった。従って、
本発明の目的は、レンズ口径が10μm以下のマイクロ
レンズが得られる製造方法を提供することにあり、曲面
型のマイクロレンズにおいて達成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板の表面に
直径が10μm以下の凹部または凸部を形成する工程
と、シリコンと酸素とを含む原料ガスを用いたプラズマ
化学気相成長により前記基板上に石英系膜を堆積させる
工程とを有するものであり、これにより基板上マイクロ
レンズを形成させるものである。プラズマ化学気相成長
により石英系膜を堆積するときに、下地に小さな凹凸が
存在すると、この凹部あるいは凸部を核として石英系膜
のマイクロレンズが形成されるため、基板の表面に適当
な寸法の凹部あるいは凸部を予め形成しておくことによ
り、所望のマイクロレンズを製造することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。本発明は、プラズマ化学気相
成長装置を用いた堆積により、マクロレンズを製造する
ものであり、まず、この実施の形態で用いるプラズマ化
学気相成長装置(プラズマCVD装置)の概略につき、
図2を参照して説明する。このプラズマCVD装置は、
チャンバ31内に平行に配置された基板ステージ32と
上部電極33とを有する。この上部電極33は、多数の
孔が開けられてガスシャワーヘッドを兼ねるものであ
り、チャンバ31と共に接地されており、また、基板ス
テージ32は、下部電極を兼ねるものであり、コンデン
サ34を介して13.56MHzの高周波発振器35が
接続されている。また、タンク36,37、ガス導入管
38〜40、流量コントーラ41〜44、及びバルブ4
5〜54を備えており、テトラエトキシシラン(TEO
S)、トリエトキシシラン(TRIES)、酸素
(O2)、フッ化炭素(C26)、及び不活性ガスとし
ての窒素(N2)が、所望の一定の流量に制御されて、
チャンバ31内に導入可能となっている。また、ターボ
分子ポンプ61、ロータリポンプ62、及びバルブ63
〜65によって、チャンバ31内を1×10-3Paの圧
力まで排気できるようになっており、さらに、圧力計6
6、圧力コントローラ67、バタフライバルブ68、バ
ルブ69、メカニカルブースタポンプ70、及びロータ
リポンプ71によって、チャンバ31内の圧力を所望の
一定値に制御できるようになっている。また、このプラ
ズマCVD装置では、基板ステージ32に設置したシリ
コンウエハ1等の基板はヒータ(図示せず)によって5
00℃まで加熱できるようになっていて、基板を加熱し
た状態で上部電極33から基板の表面上にシャワー状に
jsガスを供給し、基板ステージ32と上部電極33と
の間に13.56MHzの高周波を印加することによ
り、基板に自己バイアスが印加されて基板側にプラズマ
シースが形成され、成膜できるものである。
【0006】次に、シリコンウエハを基板としたマイク
ロレンズの製造方法の実施の形態を、図1の工程図を参
照して説明する。まず、シリコンウエハ1を洗浄する
(図1(A)参照)。この洗浄工程は、硫酸と過酸化水
素を3:1に混合した温度85℃の溶液により5分間洗
浄し、続いて純水により洗浄し、次に、純水により1%
に希釈したフッ化水素酸溶液により20秒間洗浄し、続
いて純水により洗浄することによって行う。
【0007】次に、マイクロレンズを形成する位置に直
径2μmの開口2を有するパターンのレジスト3を、シ
リコンウエハ1上に形成する(図1(B)参照)。この
レジスト形成工程では、まず、シリコンウエハ1上に、
スピンコートを用い厚さ約1μmのレジスト3を塗布す
る。次に、このレジスト3を塗布したシリコンウエハ1
を温度90℃の恒温槽内に10分間保持した後、i線を
用いた縮小投影露光機にマスクとシリコンウエハ1を設
置する。次に、シリコンウエハ1上のレジスト3にi線
を所定の露光量照射する。次に、現像後温度80℃の恒
温槽内に10分間保持することにより、シリコンウエハ
1上に直径2μmの開口3を有するレジストパターンが
形成すされる。
【0008】次に、反応性イオンエッチング装置(図示
せず)を用いて、直径が2μmで深さが2μmの円筒形
凹部マーカ4をシリコンウエハ1の表面に形成する(図
1(C)参照)。このマーカ形成工程では、まず、反応
性イオンエッチング装置のチャンバ内に、レジストパタ
ーンを形成したシリコンウエハ1を設置し、ロータリー
ポンプによりチャンバ内の圧力が1Paとなるまで排気
した後、ターボ分子ポンプにより圧力1×10-3Paま
で排気する。次に、フッ化硫黄SF6をチャンバ内に1
00sccmの流量で導入し、チャンバ内の圧力を2P
aに保持し、周波数13.56MHzの高周波を1W/
cm2の電力密度で印可することによって、レジスト2
をマスクとしてシリコンウエハ1がエッチングされる。
10分後に、高周波の放電及びSF6の導入を止め、ロ
ータリーポンプ、ターボ分子ポンプを順に用いてチャン
バ内を圧力1×10-3Paまで排気する。排気後、チャ
ンバ内に窒素を導入し大気圧とした後シリコンウエハ1
を取り出す。その後、一般に広く使用されている酸素プ
ラズマアッシャー法及びそれに続く硫酸と過酸化水素を
3:1に混合した温度85℃の溶液による洗浄によりレ
ジストを剥離し、続いて純水により洗浄する。この工程
により、直径が2μm、深さが2μmであるマーカ4が
シリコンウエハ1の表面に形成される。
【0009】次に、図2に示したプラズマCVD装置を
用いて石英膜5を堆積させることによって、マイクロレ
ンズ6を形成する(図1(D)参照)。この堆積工程で
は、図2を参照するに、まず、マーカ4を形成したシリ
コンウエハ1を基板ステージ32上に設置し、400℃
の温度に加熱する。この状態で、チャンバ21内をロー
タリーポンプ62により、圧力1Paまで排気し、続い
てターボ分子ポンプ61により圧力1×10-3Paまで
排気する。次に、TRIESまたはTEOSを12sc
cm、酸素を400sccm、それぞれの流量で上部電
極からチャンバ内に導入する。ここで、TRIESまた
はTEOSは、あらかじめ温度を80℃とし気化させて
いる。
【0010】次に、ロータリポンプ61等を用いてチャ
ンバ31内の圧力を30Paに保持し、高周波発振器3
5を用いて13.56MHzの高周波を上部電極33と
基板ステージ32間に電力密度1.6W/cm2で印加
することにより、チャンバ21内にプラズマが発生し、
70分でシリコンウエハ1上に膜厚約8μmの石英膜5
が堆積する。その後、高周波の放電及びガスの導入を止
め、ロータリーポンプ62、ターボ分子ポンプ61を順
に用いて、チャンバ31内を圧力1×10-3Paまで排
気し、排気後、チャンバ31内に窒素を導入し大気圧と
した後シリコンウエハ1を取り出す。この工程により、
波長1.3μmで屈折率が1.456の石英膜5が堆積
し、石英膜5の表面には、レンズ口径が5μm程度のの
マイクロレンズ6が形成される。
【0011】この実施の形態では、マーカとしての凹部
を用いたが、凸部を用いても同様にマイクロレンズを形
成することができ、また、マーカの寸法を適切に設定し
ておくことにより、所望の寸法のマイクロレンズを得る
ことができる。図3は、堆積膜厚が8μmにおける、マ
ーカの寸法とマイクロレンズの寸法の関係を示した特性
図であり、マーカの深さ/高さに反比例して曲率半径の
大きいマイクロレンズを得ることができ、また、マーカ
の直径に比例してレンズ半径の大きいマイクロレンズが
得られることを示したものである。
【0012】また、この実施の形態では、マーカとして
円筒形状のものを用いたが、他の形状でも同様のマイク
ロレンズを形成することが可能である。例えば、円錐状
の凹部または凸部を用いてマイクロレンズを形成するこ
とができる。また、この実施の形態では、基板としてシ
リコンウエハを用いたが、石英板、ガラス板等の他の材
料を用いても、同様のマイクロアレイ板を製造すること
ができる。
【0013】さらに、光素子が形成されている化合物半
導体基板を用いることにより、レンズ付の光素子を得る
こともできる。例えば、面発光型ダイオードが形成され
たウエハを用い、その光取出し面に凹部を設け、ププラ
ズマCVD装置により石英膜を堆積させることにより、
マイクロレンズ付きの面発光型ダイオードを得ることが
できる。また、端面放射型の発光ダイオードを用い、活
性層部分が凸部として残るように端面をエッチングした
後、ププラズマCVD装置により石英膜を堆積させるこ
とにより、マイクロレンズ付きの端面放射型発光ダイオ
ードを得ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
凹部または凸部の形成とプラズマCVD装置による石英
系膜の堆積という簡易な製造工程によって、口径が10
μm以下のマイクロレンズが形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すマイクロレンズの製
造工程図
【図2】本発明の実施の形態で用いるプラズマCVD装
置の説明図
【図3】本発明の実施の形態における、マーカの寸法と
マイクロレンズの寸法との関係を示す特性図
【符号の説明】
1 シリコンウエハ 2 開口 3 レジスト 4 マーカ 5 石英膜 6 マイクロレンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に直径が10μm以下の凹部
    または凸部を形成し、 シリコンと酸素とを含む原料ガスを用いたプラズマ化学
    気相成長により前記基板上に石英系膜を堆積させ、当該
    基板上に前記凹部または凸部に対応したマイクロレンズ
    を形成させる、ことを特徴としたマイクロレンズの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 基板として、シリコンウエハ、石英板、
    ガラス板、光素子が形成されている化合物半導体基板の
    いずれかを用いたことを特徴とする請求項1記載のマイ
    クロレンズの製造方法。
JP25645498A 1998-09-10 1998-09-10 マイクロレンズの製造方法 Withdrawn JP2000089002A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25645498A JP2000089002A (ja) 1998-09-10 1998-09-10 マイクロレンズの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25645498A JP2000089002A (ja) 1998-09-10 1998-09-10 マイクロレンズの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000089002A true JP2000089002A (ja) 2000-03-31

Family

ID=17292876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25645498A Withdrawn JP2000089002A (ja) 1998-09-10 1998-09-10 マイクロレンズの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000089002A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7879249B2 (en) 2007-08-03 2011-02-01 Aptina Imaging Corporation Methods of forming a lens master plate for wafer level lens replication
US7919230B2 (en) 2008-06-25 2011-04-05 Aptina Imaging Corporation Thermal embossing of resist reflowed lenses to make aspheric lens master wafer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7879249B2 (en) 2007-08-03 2011-02-01 Aptina Imaging Corporation Methods of forming a lens master plate for wafer level lens replication
US7919230B2 (en) 2008-06-25 2011-04-05 Aptina Imaging Corporation Thermal embossing of resist reflowed lenses to make aspheric lens master wafer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7056830B2 (en) Method for plasma etching a dielectric layer
JP4629678B2 (ja) 基板上に材料を堆積させる方法。
US4330569A (en) Method for conditioning nitride surface
TW202024384A (zh) 經硼摻雜之非晶形碳硬遮罩及相關方法
US5567658A (en) Method for minimizing peeling at the surface of spin-on glasses
JP3408409B2 (ja) 半導体装置の製造方法およびドライエッチング装置の反応室環境制御方法
JPH0456130A (ja) 半導体装置の製造方法
WO2015112632A1 (en) Deposition of heteroatom-doped carbon films
JP2000089002A (ja) マイクロレンズの製造方法
US6136729A (en) Method for improving semiconductor dielectrics
JP2002110654A (ja) 半導体装置の製造方法
CN110137804A (zh) 一种改善vcsel侧壁形貌的干法刻蚀方法
US20230015080A1 (en) Metal oxide directional removal
JP2019165095A (ja) テンプレート、テンプレート作製方法、および半導体装置の製造方法
KR20010003465A (ko) 반도체 소자의 미세 패턴 형성 방법
US20240120193A1 (en) Carbon replenishment of silicon-containing material
US6528341B1 (en) Method of forming a sion antireflection film which is noncontaminating with respect to deep-uv photoresists
JP3436608B2 (ja) 光導波路チップの製造方法
JP3771034B2 (ja) 光導波路の製造方法
JPH07135247A (ja) 半導体装置の製造方法
US7192875B1 (en) Processes for treating morphologically-modified silicon electrode surfaces using gas-phase interhalogens
JPS5961124A (ja) 薄膜形成方法
JP3522738B2 (ja) 化学気相成長による金属薄膜形成方法
JP2023065412A (ja) 基板処理装置
US20050271830A1 (en) Chemical vapor deposition method

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110