JP2000087319A - 道路の緑化隔壁 - Google Patents

道路の緑化隔壁

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JP2000087319A
JP2000087319A JP10269051A JP26905198A JP2000087319A JP 2000087319 A JP2000087319 A JP 2000087319A JP 10269051 A JP10269051 A JP 10269051A JP 26905198 A JP26905198 A JP 26905198A JP 2000087319 A JP2000087319 A JP 2000087319A
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JP
Japan
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sandbags
container
soil
vegetation
plant
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Pending
Application number
JP10269051A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Fukuzumi
豊 福住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUZUMI KK
Original Assignee
FUKUZUMI KK
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Publication date
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 美的な外観を有すると共に、環境浄化、防
音、防護機能も兼ね備えた緑化隔壁を実現する。 【解決手段】 片面又は両面をメッシュ状に開放した籠
状の容器1を隔壁設置箇所に壁状に配し、この容器内に
通気性の素材からなる土嚢2を積み重ねる共に、この土
嚢に植物Tの根部T1を植え込むことにより根付けし、
この植物を容器外に繁茂させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は道路の隔壁に関
し、より詳細には従来の隔壁の単なる代替物に止まらず
美的な外観を有すると共に、環境浄化、防音、防護機能
も兼ね備えた隔壁に関する。
【0002】
【従来の技術】中央分離帯上の隔壁や防音隔壁等、道路
上の隔壁が公知である。
【0003】これらの隔壁は対向車のライトからの照射
光の遮断や騒音の沿線への遮音等の目的に使用される
が、従来は金属やコンクリート等から構成される無機質
なものであり、景観上殺風景でありその改善が望まれて
おり、自然の植物を植栽する試みがなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自然の
植物を植栽するには次のような問題があった。 自然の植物を植えなくてはならないので施工に手間が
かかり、工事のため交通を遮断する時間が長くなる。 植物を植えるためのある程度のスペースを要し、例え
ば中央分離帯等のように幅狭な箇所では施工が困難であ
った。 既存の道路に施工する場合、舗装を剥がして土を露出
させなければならない。 設置箇所の土壌が植栽に不適な場合は先ず土壌の改良
から始めなくてはならない。 植物がある程度成長するまで隔壁として機能しない。 定期的な剪定が必要であり維持コストが嵩む。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、低コスト
で、しかもどのような場所でも実現できる緑化隔壁を提
供することを目的とする。
【0006】即ち、この発明の緑化隔壁は片面又は両面
をメッシュ状に開放した籠状の容器を隔壁設置箇所に壁
状に配し、この容器内に通気性の素材からなる土嚢を積
み重ねる共に、この土嚢に植物の根部を植え込むことに
より根付けし、この植物を容器外に繁茂させたことを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図4はこの発明の緑化隔
壁を道路の中央分離帯上の隔壁に実施した例を示す図で
ある。図中符号1は籠状に構成される容器であり、ここ
では耐蝕性能を考慮しステンレス素材を採用している。
この容器1は土嚢2を内部に積み重ね可能であれば、そ
の具体的な形状に制約はないが、片面又は両面(この実
施例では両面)をメッシュ状に開放して植物の茎や葉を
通過可能にすることが要件となる。
【0008】以上の容器1には袋体3に土壌4を充填し
た土嚢2が収容されるものであり、ここでは土嚢を前後
3列に複数段積み重ねた例を図示している。この土嚢2
の袋体3の素材としては通気性及び可撓性を有すること
が必要であり、且つ植物Tの成育した根T1が突き破る
ことが可能な程度の強度であることも必要である。ここ
では、例えばポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、
ポリプロピレン等からなる不織布のシートを想定してい
る。又、土壌4としては人工軽量土(具体例としては、
黒曜石パーライト系の人工軽量土−例えば商品名「ビー
ナスライト」等−や真珠岩パーライト系の人工軽量土−
例えば商品名「アクアソイル」、「KTソイル」等−)
を採用している。
【0009】上記の土嚢2には容器1の片面又は両面
(ここでは両面)から植物Tの根部T1を植え込むこと
により根付けされるが、この実施例では土嚢2同士の間
に植物の根を挟み込むことにより、土嚢に植物を植え込
む手段としている。そして、ここでは植物Tとして通称
「コンテナ栽培」或いは「ポット栽培」と呼ばれる方法
により栽培されたものを採用している。即ち、ここでは
一定の容器で栽培した植物Tを、容器の内部形状に沿っ
て固まった土(図示せず)を根T1の周囲に付着させた
状態で、この容器より引き抜いたものを使用するもので
あり、これにより確実な土嚢での成育が実現されること
となる。
【0010】尚、土嚢には植物の根部を植え込む手段は
上記の実施例の場合に限らず、図5に示すように土嚢2
に植物Tの根T1を突き刺してもよい。
【0011】以上の容器1はこの発明の隔壁を施工した
い箇所の地面Gに直接立設してもよいが、この実施例で
は中央分離帯上の隆起した台座10上に容器1を固定し
ている(特に図4参照)。
【0012】尚、この発明の緑化隔壁は道路と同視しで
きる鉄路の緑化隔壁としても施工可能であることはいう
までもない。
【0013】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの緑化隔壁は次の
特有の効果を奏する。 生きた植物を使用した緑化隔壁を植栽工事無しで施工
することが可能となり、施工期間が短縮され工事のため
交通の遮断時間を最小限とできる。
【0014】施工場所の地面に植物を直接植えるので
なく、容器内に収容した土嚢に植えるので、従来植栽が
困難であった幅狭な場所にも施工可能となり、特に道路
の中央分離帯に最適である。
【0015】同様の理由より、施工場所の地面の土壌
を使用しないので、土壌の質が悪かったり舗装されてい
たりした場所にも施工可能となる。
【0016】ある程度、成育した植物を植え込むこと
により、施工したその日から隔壁として機能することが
可能となる。
【0017】容器内への土嚢の収容及び植物の植え込
み工程を別の場所で行い、完成した容器を施工場所に運
搬して設置することにより、極めて短時間で緑化隔壁を
施工することが可能となる。
【0018】この発明の効果は単に美観上のものに止
まらず、通気性を有する土嚢に土壌を収容することによ
り、隔壁自体に排気ガスの浄化作用を持たせた点に及
ぶ。排気ガスによる汚染空気を土壌中を通過させること
により、そこに含まれる窒素酸化物(NOx )を地中の
バクテリアの作用で分解して除去することは公知である
(公知文献としては例えば特開平5−329323号、
同6−55032号等)。又、地下駐車場の上部に土壌
層を設け、この土壌層を通過させることにより上記作用
により内部の汚染空気を浄化することも公知である(公
知文献としては例えば特開平5−98829号)。よっ
て、この発明の場合もこのような公知作用により排気ガ
スが土嚢から土壌内に進入し浄化されることとなる。
【0019】この発明の効果は単に美観上のものに止
まらず、土嚢の内部の土壌及び表面の植物により高い吸
音効果を生じ、しかも音波の反射率も低いので、効果的
な遮音が実現でき、自動車の排気音や走行音が吸収され
静かな環境が保たれる。
【0020】金属やコンクリート等の硬質素材よりな
る従来技術の隔壁と異なり、土嚢を収容した籠状の容器
からなる隔壁なので衝撃吸収性に富み、自動車が衝突し
た際の安全性が高く、事故時に搭乗者が保護される効果
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の緑化隔壁の実施例の断面図。
【図2】同上、容器を立設した状態の正面図。
【図3】同上、施工を完了した状態の正面図。
【図4】同上、容器を立設した状態の斜視図。
【図5】この発明の緑化隔壁の植物の植え込み手段の異
なる実施例の断面図。
【符号の説明】
1 容器 2 土嚢 T 植物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面又は両面をメッシュ状に開放した籠
    状の容器を隔壁設置箇所に壁状に配し、この容器内に通
    気性の素材からなる土嚢を積み重ねる共に、この土嚢に
    植物の根部を植え込むことにより根付けし、この植物を
    容器外に繁茂させたことを特徴とする道路の緑化隔壁。
  2. 【請求項2】 樹木の根が突き破ることが可能な素材よ
    りなる土嚢同士の間に植物の根を挟み込むことにより、
    土嚢に植物を植え込む手段とした請求項1記載の道路の
    緑化隔壁。
  3. 【請求項3】 樹木の根が突き破ることが可能な素材よ
    りなる土嚢に植物の根を突き刺すことにより、土嚢に植
    物を植え込む手段とした請求項1記載の道路の緑化隔
    壁。
JP10269051A 1998-09-08 1998-09-08 道路の緑化隔壁 Pending JP2000087319A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100463394B1 (ko) * 2002-04-22 2004-12-23 박기성 식생 방음벽 시공용 철망 블럭
KR100772480B1 (ko) 2007-08-09 2007-11-01 (주)우주엔지니어링 신도시 소음방지용 방음시설
CN100540810C (zh) * 2006-05-12 2009-09-16 深圳万向泰富环保科技有限公司 生态绿化型缓冲接触交通隔离带及建造方法
WO2013004950A1 (fr) 2011-07-06 2013-01-10 Canevaflor Structure de mur végétalisé antibruit

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