JP2000087083A - 衣料用洗剤組成物 - Google Patents
衣料用洗剤組成物Info
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- JP2000087083A JP2000087083A JP10261165A JP26116598A JP2000087083A JP 2000087083 A JP2000087083 A JP 2000087083A JP 10261165 A JP10261165 A JP 10261165A JP 26116598 A JP26116598 A JP 26116598A JP 2000087083 A JP2000087083 A JP 2000087083A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】体液や食物の汁などの頑固な汚れを、衣料品を
傷めることなく容易に落とせるようにする。 【解決手段】容積比で、０．３％ないし１．５％の乳酸
と、０．５％ないし２．５％のクエン酸と、０．４％な
いし２％の氷酢酸と、０．８％ないし４％のグリセリン
と、残部水とからなる衣料用洗剤組成物を頑固な汚れが
付着している領域に含ませて所定時間陰干しすることに
より、汚れを柔らかくし、衣料品から剥離しやすくす
る。
傷めることなく容易に落とせるようにする。 【解決手段】容積比で、０．３％ないし１．５％の乳酸
と、０．５％ないし２．５％のクエン酸と、０．４％な
いし２％の氷酢酸と、０．８％ないし４％のグリセリン
と、残部水とからなる衣料用洗剤組成物を頑固な汚れが
付着している領域に含ませて所定時間陰干しすることに
より、汚れを柔らかくし、衣料品から剥離しやすくす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に汗や体液、食
物の汁等による頑固な汚れを除去するために用いられる
衣料用洗剤組成物に関する。
物の汁等による頑固な汚れを除去するために用いられる
衣料用洗剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】衣料品に付着し、長時間放置された汗や
体液、食物の汁などの汚れは、通常の洗濯やドライクリ
ーニングでは落ちにくい。このため、このような汚れの
洗浄には、漂白剤や酵素入りの洗剤が用いられている
が、このような洗剤でも汚れが付着してから長時間が経
過し、完全に乾燥して不溶性になってしまった汚れを落
とすことは困難であるという問題があった。強力な洗剤
を用い、時間をかけて洗浄すれば、このような頑固な汚
れを落とすこともできるが、衣料品の生地が傷んだり、
柄物の場合、色落ちする恐れがあるため、実用的ではな
いという問題があった。
体液、食物の汁などの汚れは、通常の洗濯やドライクリ
ーニングでは落ちにくい。このため、このような汚れの
洗浄には、漂白剤や酵素入りの洗剤が用いられている
が、このような洗剤でも汚れが付着してから長時間が経
過し、完全に乾燥して不溶性になってしまった汚れを落
とすことは困難であるという問題があった。強力な洗剤
を用い、時間をかけて洗浄すれば、このような頑固な汚
れを落とすこともできるが、衣料品の生地が傷んだり、
柄物の場合、色落ちする恐れがあるため、実用的ではな
いという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するためになされたものであって、その目的とする
ところは、体液や食物の汁などの頑固な汚れを、衣料品
を傷めることなく容易に落とせるようにすることにあ
る。
解決するためになされたものであって、その目的とする
ところは、体液や食物の汁などの頑固な汚れを、衣料品
を傷めることなく容易に落とせるようにすることにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、容積比
で、０．３％ないし１．５％の乳酸と、０．５％ないし
２．５％のクエン酸と、０．４％ないし２％の氷酢酸
と、０．８％ないし４％のグリセリンと、残部水とから
なる衣料用洗剤組成物を頑固な汚れが付着している領域
に含ませて所定時間陰干しすることにより、汚れを柔ら
かくし、衣料品から剥離しやすくすることによって達成
される。
で、０．３％ないし１．５％の乳酸と、０．５％ないし
２．５％のクエン酸と、０．４％ないし２％の氷酢酸
と、０．８％ないし４％のグリセリンと、残部水とから
なる衣料用洗剤組成物を頑固な汚れが付着している領域
に含ませて所定時間陰干しすることにより、汚れを柔ら
かくし、衣料品から剥離しやすくすることによって達成
される。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明に係る衣料用洗剤組成物
は、容積比で、０．３％ないし１．５％の乳酸と、０．
５％ないし２．５％のクエン酸と、０．４％ないし２％
の氷酢酸と、０．８％ないし４％のグリセリンと、残部
水とからなる。これより薄いと洗浄力が落ち、濃厚であ
ると粘性が高くなりすぎ、不都合を生じる。この衣料用
洗剤組成物を使用する際には、これを霧吹きなどに封入
し、衣料品の頑固な汚れが付いている領域、例えば、襟
首、袖口、脇等に吹き付け、これを陰干しする。
は、容積比で、０．３％ないし１．５％の乳酸と、０．
５％ないし２．５％のクエン酸と、０．４％ないし２％
の氷酢酸と、０．８％ないし４％のグリセリンと、残部
水とからなる。これより薄いと洗浄力が落ち、濃厚であ
ると粘性が高くなりすぎ、不都合を生じる。この衣料用
洗剤組成物を使用する際には、これを霧吹きなどに封入
し、衣料品の頑固な汚れが付いている領域、例えば、襟
首、袖口、脇等に吹き付け、これを陰干しする。
【０００６】衣料用洗剤組成物が完全に乾く前、例え
ば、７ないし８分通り乾くと、付着していた汚れに乳酸
やクエン酸などが作用してその汚れがふやけて柔らかく
なり、衣料品から剥離しやすくなるので、この状態のと
きに、衣料品の種類に応じて、水を用いた通常の洗濯、
又は、ドライクリーニングによって柔らかくなった汚れ
を他の部分に付着している水溶性や油溶性などの落ちや
すい汚れと共に落とすものである。
ば、７ないし８分通り乾くと、付着していた汚れに乳酸
やクエン酸などが作用してその汚れがふやけて柔らかく
なり、衣料品から剥離しやすくなるので、この状態のと
きに、衣料品の種類に応じて、水を用いた通常の洗濯、
又は、ドライクリーニングによって柔らかくなった汚れ
を他の部分に付着している水溶性や油溶性などの落ちや
すい汚れと共に落とすものである。
【０００７】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。 実施例１ ６ｃｃの乳酸、９ｃｃのクエン酸、７ｃｃの氷酢酸及び
１４ｃｃのグリセリンを１６００ｃｃの蒸留水に溶かし
て衣料用洗剤組成物を作製し、これを汚れてから、数日
が経過した、比較的汚れの薄いワイシャツの袖口にスプ
レーし、１０分間陰干しした後、ドライクリーニングを
行った。この結果、この袖口の汚れをきれいに洗浄する
ことができた。
する。 実施例１ ６ｃｃの乳酸、９ｃｃのクエン酸、７ｃｃの氷酢酸及び
１４ｃｃのグリセリンを１６００ｃｃの蒸留水に溶かし
て衣料用洗剤組成物を作製し、これを汚れてから、数日
が経過した、比較的汚れの薄いワイシャツの袖口にスプ
レーし、１０分間陰干しした後、ドライクリーニングを
行った。この結果、この袖口の汚れをきれいに洗浄する
ことができた。
【０００８】実施例２ １４ｃｃの乳酸、２１ｃｃのクエン酸、１８ｃｃの氷酢
酸及び２６ｃｃのグリセリンを８５０ｃｃの蒸留水に溶
かした衣料用洗剤組成物を作製し、これを汚れてから数
日が経過した、汚れのひどいワイシャツの襟首にスプレ
ーし、１０分間陰干しした後、ドライクリーニングを行
った。この結果、この袖口の汚れをきれいに洗浄するこ
とができた。
酸及び２６ｃｃのグリセリンを８５０ｃｃの蒸留水に溶
かした衣料用洗剤組成物を作製し、これを汚れてから数
日が経過した、汚れのひどいワイシャツの襟首にスプレ
ーし、１０分間陰干しした後、ドライクリーニングを行
った。この結果、この袖口の汚れをきれいに洗浄するこ
とができた。
【０００９】実施例３ ６ｃｃの乳酸、１２ｃｃのクエン酸、８ｃｃの氷酢酸、
１４ｃｃのグリセリンを５６０ｃｃの蒸留水に溶かした
衣料用洗剤組成物を作製し、これを汚れてから数日が経
過した、Ｔシャツについた果物の汁のしみにスプレー
し、１０分間陰干しした後、通常の洗濯を行った。この
結果、このしみはきれいに落ちた。
１４ｃｃのグリセリンを５６０ｃｃの蒸留水に溶かした
衣料用洗剤組成物を作製し、これを汚れてから数日が経
過した、Ｔシャツについた果物の汁のしみにスプレー
し、１０分間陰干しした後、通常の洗濯を行った。この
結果、このしみはきれいに落ちた。
【００１０】また、上記の２種類の衣料用洗剤組成物の
他に、これらの中間の濃度のものを用意し、通常は中間
の濃度のものを用い、汚れが特にひどい部分や、反対に
軽微な部分には、その汚れ具合に合わせて、上記の濃度
のものを使い分けるようにしてもよい。本発明において
は、実施例に示したように、数種類の濃度の衣料用洗剤
組成物を用意しておき、汚れの状況に応じて、適当な濃
度のものを使い分けるようにしてもよい。
他に、これらの中間の濃度のものを用意し、通常は中間
の濃度のものを用い、汚れが特にひどい部分や、反対に
軽微な部分には、その汚れ具合に合わせて、上記の濃度
のものを使い分けるようにしてもよい。本発明において
は、実施例に示したように、数種類の濃度の衣料用洗剤
組成物を用意しておき、汚れの状況に応じて、適当な濃
度のものを使い分けるようにしてもよい。
【００１１】また、血液や汗などの体液が主体となるの
汚れの場合には乳酸の配合比を高くし、果物の汁が主体
となる汚れの場合には、クエン酸の配合比を高くするな
ど、汚れの種類に応じて各成分の配合比を本発明の範囲
内で変えたものを使い分けるようにしてもよい。また、
この衣料用洗剤組成物を用いて洗濯しても衣料品に汗な
どの黄変色素が残留している場合には、０．１％フッ化
水素溶液を用いてサビ取り処理を行うことが推奨され
る。
汚れの場合には乳酸の配合比を高くし、果物の汁が主体
となる汚れの場合には、クエン酸の配合比を高くするな
ど、汚れの種類に応じて各成分の配合比を本発明の範囲
内で変えたものを使い分けるようにしてもよい。また、
この衣料用洗剤組成物を用いて洗濯しても衣料品に汗な
どの黄変色素が残留している場合には、０．１％フッ化
水素溶液を用いてサビ取り処理を行うことが推奨され
る。
【００１２】
【発明の効果】本発明に係る衣料用洗剤組成物は上記の
ように構成されるので、本発明によるときは、体液や食
物の汁などの頑固な汚れを、衣料品を傷めることなく容
易に落とせるようになる。
ように構成されるので、本発明によるときは、体液や食
物の汁などの頑固な汚れを、衣料品を傷めることなく容
易に落とせるようになる。
Claims (1)
- 【請求項１】容積比で、０．３％ないし１．５％の乳酸
と、０．５％ないし２．５％のクエン酸と、０．４％な
いし２％の氷酢酸と、０．８％ないし４％のグリセリン
と、残部水とからなる衣料用洗剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26116598A JP3436346B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 衣料用洗剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26116598A JP3436346B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 衣料用洗剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000087083A true JP2000087083A (ja) | 2000-03-28 |
| JP3436346B2 JP3436346B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=17358030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26116598A Expired - Fee Related JP3436346B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 衣料用洗剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3436346B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1501916A1 (en) * | 2002-04-25 | 2005-02-02 | Arch Specialty Chemicals, Inc. | Non-corrosive cleaning compositions for removing etch residues |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP26116598A patent/JP3436346B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1501916A1 (en) * | 2002-04-25 | 2005-02-02 | Arch Specialty Chemicals, Inc. | Non-corrosive cleaning compositions for removing etch residues |
| EP1501916A4 (en) * | 2002-04-25 | 2005-09-14 | Arch Spec Chem Inc | NON-CORROSIVE CLEANING COMPOSITIONS FOR REMOVING ENGRAVING RESIDUES |
| US7935665B2 (en) | 2002-04-25 | 2011-05-03 | Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. | Non-corrosive cleaning compositions for removing etch residues |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3436346B2 (ja) | 2003-08-11 |
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