JP2000085706A - 充填ノズル及び内容物の充填方法 - Google Patents

充填ノズル及び内容物の充填方法

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JP2000085706A
JP2000085706A JP10251658A JP25165898A JP2000085706A JP 2000085706 A JP2000085706 A JP 2000085706A JP 10251658 A JP10251658 A JP 10251658A JP 25165898 A JP25165898 A JP 25165898A JP 2000085706 A JP2000085706 A JP 2000085706A
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filling
liquid
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solid
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Tsugio Kaneoka
継雄 兼岡
Takafumi Someya
崇文 染谷
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Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋体に液体と固形物とを含む内容物を充填す
る際において、袋体のシール部を汚染することなく、固
形物との衝突による袋体の損傷を防止する。 【解決手段】 本発明は、上方に向け開口部4aを有す
る袋体4に、液体と固形物とを含む内容物Cを開口部4
aを介して充填するための充填ノズル1であって、特
に、固形物充填用の内部ノズル2と、内部ノズル2の外
側を囲む、液体充填用の外部ノズル3とを備えることを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上端に開口部を有
する袋体に、液体と固形物とを含む内容物を充填する際
に使用される充填ノズルと、このノズルを用いた内容物
の充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパウチ式充填機や縦ピロー式充填
機のような製袋式充填機の場合、製袋された袋体を、そ
の一端に形成された開口部が上方を向くよう設置し、開
口部の上方に設置されたノズルから内容物を供給するこ
とにより、上記開口部を介して袋体に内容物を充填して
いる。また、内容物が液体と固形物とを含む場合、通常
は液体と固形物との混合物を充填しているが、固形物の
種類によっては、固形物を個々の袋体に一定量ずつ充填
する必要がある。このような場合には、液体と固形物と
を別々に充填する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、上記
固形物は多様化、大型化、冷凍化する傾向があり、その
結果、液体と固形物とを別々に充填する際、固形物を先
に供給すると、供給された固形物が袋体内に落下する際
に、固形物が袋体の壁面に衝突し、袋体が損傷する可能
性があった。一方、液体を先に供給すると、固形物の供
給時に液が跳ねて袋体のシール部を汚染する可能性があ
った。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、袋体
に液体と固形物とを含む内容物を充填する際において、
上記シール部を汚染することなく、固形物との衝突によ
る袋体の損傷を防止することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上方に向け開
口部を有する袋体に、液体と固形物とを含む内容物を上
記開口部を介して充填するための充填ノズルであって、
特に、固形物充填用の内部ノズルと、内部ノズルの外側
を囲む、液体充填用の外部ノズルとを備えることを特徴
としている。
【0005】この場合、上記外部ノズルからの上記液体
の流路を、下方に向かうに従い漸次内方に偏向させる偏
向手段を備えることが望ましい。上記偏向手段は、上記
外部ノズルの下端部に形成され、上記外部ノズルの内径
を下方に向け漸次縮径させてなる縮径部とする。
【0006】また、更に望ましくは、記外部ノズルの先
端に、液ダレ防止手段を設ける。
【0007】一方、本発明は、上記の充填ノズルを用
い、上方に向け開口部を有する袋体に、液体と固形物と
を含む内容物を上記開口部を介して充填する内容物の充
填方法であって、特に、上記内容物の充填に際し、上記
袋体への上記液体の流路が、上記袋体への上記固形物の
流路を外側から囲むよう形成されるとともに、上記液体
の充填が、上記固形物の充填開始以前に開始され、かつ
上記固形物の充填終了以降に終了されることを特徴とし
ている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施形態について説明する。本発明に係る充填ノズルの形
状の例を図1及び図2に示す。充填ノズル1は、上下に
延設された内部ノズル2と、内部ノズル2を外側から同
軸をなすよう囲む外部ノズル3とから構成され、全体と
して二重円筒状をなしている。
【0009】また、外部ノズル3の下端部には、その径
を下方に向け漸次縮径させてなる縮径部(偏向手段)3
aが形成され、その結果、外部ノズル3の内周面は、縮
径部3aにて、下方に向け所定の角度θで内方に傾斜し
ている。
【0010】液体と固形物とを含む内容物の充填に際し
ては、図3に示すように、袋体4を、その一端に形成さ
れた開口部4aを上方に向けて充填ノズル1の下方に設
置した後、外部ノズル3に液体を供給する。ここで、外
部ノズル3内には内部ノズル2が設置されているため、
外部ノズル3に供給された液体は、内部ノズル2と外部
ノズル3間に形成された空隙の形状に応じた円筒状の流
路F1を形成しつつ、開口部4aを介して袋体4に供給
される。
【0011】外部ノズル3への液体の供給後、内部ノズ
ル2に固形物を供給する。内部ノズル2内に供給された
固形物は、流路F1に囲まれた流路F2を形成しつつ、
開口部4aを介して袋体4に供給され、その結果、袋体
4に、液体と固形物とを含む内容物Cが充填される。内
容物の充填を停止する場合には、内部ノズル2への固形
物の供給を停止後、外部ノズル3への液体の供給を停止
する。
【0012】上記した内容物Cの充填方法では、袋体4
に液体が供給された後、固形物が供給される。従って、
供給された固形物が袋体4内に落下する際に、先に供給
された液体が緩衝材として作用し、その結果、落下した
固形物により袋体4の壁面が受ける衝撃が緩和され、袋
体4の損傷が防止される。
【0013】また、袋体4に液体を供給してから固形物
を供給すると、袋体4内の液体への固形物の落下に伴い
液体が跳ね、この飛沫が開口部4aの近傍(シール部)
に付着して、次工程(開口部4aのシール)におけるシ
ール不良等の原因となる恐れがあるが、上記した内容物
Cの充填方法では、固形物が、液体の流路F1に囲まれ
た流路F2にて供給されるため、液体を供給してから固
形物を供給しても、飛沫の発生が、流路F1の存在によ
り阻止される。
【0014】更に、上記した内容物Cの充填方法では、
袋体4への固形物の供給停止後、袋体4への液体の供給
を停止しているため、流路F1の存在による飛沫の発生
が、袋体4への固形物の供給開始から終了まで阻止され
る。しかも、袋体4内に供給された固形物が、袋体4へ
の固形物の供給が停止してから液体の供給が停止するま
での時間中に、液体内に沈下するため、上記した次工程
において、袋体4内に供給された固形物が液体内に沈ま
ないうちに開口部4aがシールされることによるシール
不良の発生も少ない。
【0015】加えて、外部ノズル3の内周面が、縮径部
3aにて、下方に向け内方に傾斜しているため、液体の
流路F1は、図3に示すように、縮径部3aの傾斜に応
じて、下方に向かうに従い漸次内方に偏向される。その
結果、流路F2中の固形物が流路F1に押されて流路F
2の軸心側に整流されるとともに、流路全体の幅(図3
中符号Hで示す部分)も狭くなり、飛沫の発生が更に確
実に阻止される。
【0016】なお、流路F2中の固形物を更に流路F2
の軸心側に整流し、かつ上記流路全体の幅Hを更に狭く
する目的で、図4に示すように、縮径部3aに加え、内
部ノズル2の下端部に、その径を下方に向け漸次縮径さ
せてなる縮径部2aを形成することも可能である。
【0017】また、図5及び図6に符号Mで示すよう
に、外部ノズル3の先端に、液ダレ防止手段を設けるこ
とも可能である。図の場合、外部ノズル3の先端面にメ
ッシュ状の液ダレ防止手段Mを張設することにより、液
体の供給終了時における液切れが良くなり、液ダレによ
る開口部4aの汚染が防止される。また、液ダレ防止手
段Mの存在により液体の流速が低下し、その結果、液体
の供給に伴い液体に巻き込まれる空気量が減少すること
による泡立ち防止の効果もある。
【0018】更に、図5及び図6に符号Lで示すよう
に、縮径部3aの先端を下方に延設することも可能であ
る。この場合には、延長された縮径部3aによって、液
体の流路F1が更に内方に偏向され、その結果、流路F
1による流路F2の整流効果が更に高められる。
【0019】また、袋体4への液体の供給開始から固形
物の供給開始までの時間、及び袋体4への固形物の充填
終了から液体の供給終了までの時間は、液体及び固形物
の充填量及び物性、更には固形物のサイズ等により、任
意に設定可能である。要は、袋体4への液体の充填が、
固形物の充填開始以前に開始され、かつ固形物の充填終
了以降に終了されていればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、袋
体に液体が供給された後、固形物が供給される。従っ
て、供給された固形物が袋体内に落下する際に、先に供
給された液体が緩衝材として作用し、その結果、落下し
た固形物により袋体の壁面が受ける衝撃が緩和され、袋
体の損傷が防止される。しかも、袋体への液体の流路が
袋体への固形物の流路を外側から囲むよう形成されてい
るため、液体を供給してから固形物を供給した場合で
も、固体の供給時における飛沫の発生と、それに伴う袋
体のシール部の汚染が防止される。
【0021】また、袋体への液体の流路を下方に向かう
に従い漸次内方に偏向させた場合には、固形物が上記液
体の流路に押されて流路の軸心側に整流されるととも
に、流路全体の幅も狭くなるため、飛沫の発生が一層確
実に阻止される。
【0022】更に、外部ノズルの先端に液ダレ防止手段
を設けることにより、液体の供給終了時における液切れ
が良くなり、液ダレによる上記シール部の汚染が防止さ
れる。
【0023】加えて、袋体への固形物の供給を停止後、
袋体への液体の供給を停止しているため、上記飛沫の発
生が、袋体への固形物の供給開始から終了まで阻止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る充填ノズルの形状の例を示す図
2中I−I線に沿った断面図である。
【図2】 本発明に係る充填ノズルの形状の例を示す図
1中矢印IIに沿った端面図である。
【図3】 本発明に係る充填ノズルを用いた袋体への内
容物の充填状況の例を示す断面図である。
【図4】 本発明に係る充填ノズルの形状の例を示す断
面図である。
【図5】 本発明に係る充填ノズルの形状の例を示す断
面図である。
【図6】 本発明に係る充填ノズルの形状の例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 充填ノズル 2 内部ノズル 3 外部ノズル 3a 縮径部(偏向手段) 4 袋体 4a 開口部 C 内容物 M 液ダレ防止手段 F1 外部ノズルからの液体の流路 F2 内部ノズルからの固体の流路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に向け開口部を有する袋体に、液体
    と固形物とを含む内容物を上記開口部を介して充填する
    ための充填ノズルであって、 固形物充填用の内部ノズルと、内部ノズルの外側を囲
    む、液体充填用の外部ノズルとを備えることを特徴とす
    る充填ノズル。
  2. 【請求項2】 上記外部ノズルからの上記液体の流路
    を、下方に向かうに従い漸次内方に偏向させる偏向手段
    を備え、この偏向手段が、上記外部ノズルの下端部に形
    成され、上記外部ノズルの内径を下方に向け漸次縮径さ
    せてなる縮径部であることを特徴とする請求項1に記載
    の充填ノズル。
  3. 【請求項3】 上記外部ノズルの先端に、液ダレ防止手
    段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の
    充填ノズル。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載の充填ノズ
    ルを用い、上方に向け開口部を有する袋体に、液体と固
    形物とを含む内容物を上記開口部を介して充填する内容
    物の充填方法であって、 上記内容物の充填に際し、上記袋体への上記液体の流路
    が、上記袋体への上記固形物の流路を外側から囲むよう
    形成されるとともに、上記液体の充填が、上記固形物の
    充填開始以前に開始され、かつ上記固形物の充填終了以
    降に終了されることを特徴とする内容物の充填方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112482A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc 複数液の保存兼混合容器及び混合物調製方法
CN114829018A (zh) * 2019-12-16 2022-07-29 宝洁公司 包括一体式分配喷嘴的液体分配系统

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