JP2000084043A - 輸液容器 - Google Patents

輸液容器

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JP2000084043A
JP2000084043A JP10276392A JP27639298A JP2000084043A JP 2000084043 A JP2000084043 A JP 2000084043A JP 10276392 A JP10276392 A JP 10276392A JP 27639298 A JP27639298 A JP 27639298A JP 2000084043 A JP2000084043 A JP 2000084043A
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flexible container
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infusion
flexible
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JP10276392A
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Yutaka Matsuzawa
豊 松澤
Takashi Morimura
孝史 森村
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Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
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Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点滴注射等に用いられる医療用輸液容器に関
するものであって、薬剤容器と、溶解液や希釈液を収納
する可撓性容器との連通操作が、用時において常に容易
に行える状態を安価に、かつ確実に、長期にわたって維
持できる輸液容器を提供すること。 【解決手段】 内部に薬剤を収納した薬剤容器12と、
内部に溶解液または希釈液13を液密に収納した可撓性
容器部11とを備え、連通部を有し、上記可撓性容器1
1と上記薬剤容器12を一体化した輸液容器10におい
て、上記可撓性容器部11の容積を減ずるための強制保
持手段を備え、用時において、この強制保持手段を外部
から解除したのち、上記薬剤容器の内部と上記可撓性容
器の内部とを連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点滴注射等に用い
られる医療用輸液容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、病院等の医療機関では、抗生
物質や抗癌剤等の粉末薬剤あるいは凍結乾燥薬剤を患者
に投与するには、バイアル瓶等の容器に入ったこれらの
薬剤を溶解して点滴注射により行われていた。この場
合、上記薬剤の入った容器とその薬剤の溶解液の入った
容器とを両頭針あるいは連結管等の接続用具を用いて接
続し、溶解液を薬剤の入った容器に移し、薬剤を溶解し
ている。ところが、この操作は繁雑で手間がかかる上
に、外気中で薬剤の入った容器に接続用の穴をあける操
作を行うので、中の薬剤が汚染される可能性がある。
【0003】そこで、上記の問題を解消したものとし
て、特開平7−124226号公報に示されるような輸
液容器が提案されている。この輸液容器は、内部に溶解
液または希釈液が収納され、接続口部を有する可撓性容
器と、口部が刺通可能な栓で密封された薬剤入りのバイ
アル瓶などを内蔵した薬剤容器とを一体化し、上記可撓
性容器の内部と薬剤容器の内部とを選択的に連通する連
通具を内蔵したものである。
【0004】そして、上記輸液容器の可撓性容器の袋体
を構成する樹脂フィルムは、低密度ポリエチレン樹脂、
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、
軟質ポリエステル樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、塩化
ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の可撓性
に富んだ材料で形成されている。なかでも、低密度ポリ
エチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂は、耐薬品性に
優れ、溶解液中への溶出物も少なく、廉価であり経済性
に優れているので好ましい。
【0005】また、上記薬剤容器に入れられる薬剤の一
例としては、セファゾリンナトリウムやセフチゾキシム
ナトリウム等のセフェム系抗生物質、アンピシリンナト
リウムやカルペニシリンナトリウム等のペニシリン系抗
生物質、マイトマイシンCやフルオロウラシル等の抗腫
瘍剤、ファモチジンや塩酸ラニチジン等の抗潰瘍剤、ウ
ロキナーゼ等の血栓溶解剤などがある。また、上記可撓
性容器に入れられる溶解液または希釈液の一例として
は、生理食塩水、5%ブドウ糖液、注射用蒸留水のほ
か、各種電解質を含む溶液等が挙げられる。
【0006】ここで、従来の輸液容器を図9および図1
0を用いて、説明する。図9は従来の輸液容器の部分断
面図、図10は従来の輸液容器の側面図である。図にお
いて、1は、輸液容器であり、2は可撓性容器、3は薬
剤容器、4は溶解液、5は先端を穿刺針とした中空の連
通具、6は供給口部、7はバイアル瓶(図10にては図
示せず)、8は連結口部である。この輸液容器1は、下
方に口元部(図示せず)を有し、この口元部に栓体(図
示せず)および係合部を設け、内部に粉末または固形の
薬剤を収納するバイアル瓶7を収納した薬剤容器3と、
下方に供給口部6を有し、上方に連結口部8を有し、内
部に溶解液(または希釈液)4を液密に収納した可撓性
容器部2とを備え、上記連結口部8は、係合部および内
部に摺動可能な連通部を有し、上記薬剤容器3の口元部
に設けた係合部と上記可撓性容器2部の連結口部8に設
けた係合部とを合体して上記薬剤容器3と上記可撓性容
器2を一体化し、用時において、外部から上記連結口部
8の連通具5を薬剤容器側に移動させて、上記薬剤容器
3の内部と上記可撓性容器2の内部とを連通させること
としたものである。
【0007】次に、この輸液容器の連通操作を、図11
を用いて説明する。図11(A)は、用時における連通
操作時の概略図を示し、図11(B)は、図11(A)
に示す輸液容器の可撓性容器の樹脂フィルムのみ断面と
した概略側面図である。上記輸液容器1において、溶解
液4と薬剤容器3に収納された薬剤を混合し溶解するた
めには、可撓性容器2を可撓性容器の中ほどから90°
程度折り曲げ、連通具5の後端を可撓性容器2の外部か
ら指などによって押し込む操作を行う。つまり、可撓性
容器2の樹脂フィルム越しに連通具5を操作するには、
可撓性容器2の変形が容易に起こり得る必要がある。従
って、このような輸液容器においては、溶解液や希釈
液、ガス(空気)などを可撓性容器の最大容積に対し
て、少な目に充填しているので、可撓性容器は柔軟性を
有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
輸液容器においては、時間が経過するにつれ、可撓性容
器の内外で浸透圧が生じ、空気が可撓性容器の樹脂フィ
ルムを透過して、容積いっぱいに空気を吸入してしまう
現象が発生し、可撓性容器が膨らんでしまうことがあっ
た。従って、可撓性容器が変形しづらくなり、使用に際
して、上記の連通操作が阻害されるという問題があっ
た。本発明は、このような問題に鑑みてなされたもの
で、薬剤容器と、溶解液や希釈液(以下、溶解液とい
う)を収納する可撓性容器との連通操作が、用時におい
て常に容易に行える状態を長期にわたって維持できる輸
液容器を安価な変更で提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、下方に口元部を有し、この口
元部に栓体および係合部を設け、内部に粉末または固形
の薬剤を直接収納し、あるいはバイアル瓶を介して間接
に収納した薬剤容器と、下方に供給口部を有し、上方に
連結口部を有し、内部に溶解液または希釈液を液密に収
納した可撓性容器部とを備え、上記連結口部は、係合部
および内部に摺動可能な連通部を有し、上記薬剤容器の
口元部に設けた係合部と上記可撓性容器部の連結口部に
設けた係合部とを合体して上記薬剤容器と上記可撓性容
器を一体化した輸液容器において、上記可撓性容器部の
容積を減ずるための強制保持手段を備え、用時におい
て、この強制保持手段を外部から解除したのち、外部か
ら上記連結口部の連通具を上方に移動させて、上記薬剤
容器の内部と上記可撓性容器の内部とを連通させること
を特徴とする。また、第2の発明は、第1の発明に加
え、上記可撓性容器部は、上記連結口部側を空状態とし
た空状態部と、上記供給口部側に溶解液または希釈液を
集めて収納した液収納部とを備え、上記強制保持手段
は、上記空状態部を強制的に保持することを特徴とす
る。また、第3の発明は、第1または第2の発明に加
え、上記強制保持手段が、クリップであることを特徴と
する。また、第4の発明は、第1または第2の発明に加
え、上記強制保持手段が、弱シールであることを特徴と
する。
【0010】ところで、本願のような合成樹脂製可撓性
容器を用いた輸液容器においては、上記に説明した如
く、時間の経過にともなって、可撓性容器に空気が吸入
される現象が生じる。この現象は、長らく原因が分から
ず、当業者を悩ませていたが、本願発明者らの研究によ
って、解明することができた。この現象の機構を、要約
すれば、可撓性容器を構成する袋体(樹脂フィルム)の
内外で、湿度平衡作用が働き、樹脂フィルムに対して浸
透圧が生じるためである。この機構を以下に詳細に述べ
る。通常、可撓性容器の樹脂フィルムには、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルあるいはそれらの
複合、積層よりなる樹脂フィルムが用いられているが、
これらを含む合成樹脂製のフィルムは、ガスの透過を完
全には遮蔽することができないことは、一般にもよく知
られている。そして、上記可撓性容器には、溶解液が収
納されているため、内部は高湿度となっているので、可
撓性容器を構成する樹脂フィルムを挟んで、湿度差が生
じている。この樹脂フィルムは、ガス透過性をわずかに
有するため、湿度平衡作用により、内部の湿度を下げる
べく空気が吸入されるのである。一方、可撓性容器内の
水分子は外部へ透過できないので、一方的に空気を外部
から可撓性容器内に吸入することになるので、時間の経
過と共に、可撓性容器がその容積一杯に空気を吸入して
しまうのである。
【0011】そこで、本願においては、可撓性容器の少
なくとも一部を強制的に保持することで、吸入可能な容
積を小さくするため、前記浸透圧によって、空気が吸入
された場合においても、一定量以上吸入されることがな
い。従って、輸液容器の使用時には、上記保持状態を解
除することにより、容積を広げることができ、連通具を
操作するのに十分な柔軟性を回復することができるので
ある。ここで、少なくとも一部を強制的に保持すると
は、上記に説明したように、吸入可能な容積を小さくす
ることができればよいから、例えば、可撓性容器の供給
口部側と可撓性容器の胴部中央部分など複数域に強制保
持手段を用いても同様の結果を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】〔実施例〕つぎに、本発明の実施
例を図に基づいて説明する。図1は、本発明に係る輸液
容器の第1実施例の正面図、図2は本発明に係る輸液容
器の第1実施例の側面図、図3は本発明に係る輸液容器
の第1実施例に用いるクリップである。図において、1
0は第1実施例の輸液容器であり、11は可撓性容器、
12は薬剤容器、13は溶解液、14は先端を穿刺針と
した中空の連通具、15は供給口部、16は連結口部で
あり、17はクリップである。輸液容器10は、下方に
口元部(図示せず)を有し、この口元部に栓体(図示せ
ず)および係合部(図示せず)を設け、粉末薬剤を収納
するバイアル瓶(図示せず)を内蔵する薬剤容器12
と、下方に供給口部15を備え、上方に連結口部16を
備えるよう形成し、内部に溶解液13を液密に収納した
可撓性容器部11とを備え、上記連結口部16は、係合
部および内部に摺動可能な連通部を有し、上記薬剤容器
12の口元部に設けた係合部と上記可撓性容器部11の
連結口部16に設けた係合部とを合体して上記薬剤容器
12と上記可撓性容器11を一体化してなり、上記連結
口部16の可撓性容器部11内側に上記係合部にて仮止
めされた連通具14を備えたものであって、さらに、供
給口部15側に溶解液13を集めて液収納部とし、連結
口部側を空状態にして空状態部とし、上記液収納部と上
記空状態部の間に上記可撓性容器11の同部を強制的に
保持するクリップ17を有するものである。
【0013】この可撓性容器部11は、クリップ17に
て強制的に保持しているため、空気の吸入により、膨張
可能な容積を少なくすることができる。よって、この状
態で長期にわたって保管しても、吸入される空気の量が
少ないので、使用時にこのクリップを解除することによ
って、可撓性容器の容積が増えるので、連通操作を行う
のに十分な柔軟性を確保できるのである。また、本実施
例においては、液収納部と、空状態部とに区画し、上記
液収納部と上記空状態部の間に上記可撓性容器11の同
部を強制的に保持するクリップ17を設けたので、溶解
液13がより狭い容積に密閉されるので、空気の吸入可
能な体積をより削減できる。
【0014】本実施例は、可撓性容器部を全周溶着にて
作成したものとしたが、これに限定するものではなく、
例えば、筒状の樹脂フィルムを用い、その開口部につい
て溶着した輸液容器に適用しても何ら問題はない。
【0015】図4は、本発明に係る輸液容器の第2実施
例の正面図、図5は本発明に係る輸液容器の第2実施例
の側面図、図6は本発明に係る輸液容器の第2実施例に
用いるクリップである。図において、20は第2実施例
の輸液容器であり、21はクリップである。その他の構
成は、第1実施例と同様である。本実施例においては、
供給口部15側に溶解液13を集めて液収納部とし、連
結口部側を空状態にして空状態部とし、連通具14を避
けて、形成したクリップ21を、上記空状態部のほとん
どを挟持する構成としたことにより、空気の吸入によ
り、膨張可能な容積を少なくすることができる。よっ
て、この状態で長期にわたって保管しても、吸入される
空気の量が少ないので、使用時にこのクリップを解除す
ることによって、可撓性容器の容積が増え、連通操作を
行うのに十分な柔軟性を確保できるのである。さらに、
クリップ21は、連通具の後端部をクリップ21に作成
した窓部22によって固定する構造としているので、使
用時以外に誤って連通具を薬剤容器側へ移動させ、連通
してしまう事故を防ぐことができる。
【0016】なお、本実施例においては、空状態部のほ
とんどを挟持する構造としたが、上記の目的をなすこと
ができれば、部分的に挟持するものでも良い。
【0017】図7は、本発明に係る輸液容器の第3実施
例の正面図、図8は本発明に係る輸液容器の第3実施例
の側面図である。図において、23は第3実施例の輸液
容器であり、24は可撓性容器内壁側に設けた弱シール
部である。その他の構成は、第1実施例と同様である。
本実施例においては、可撓性容器に収納される溶解液1
3を供給口部15側に集めた上で、連結口部16側に空
状態部を確保し、この液収納部とこの空状態部を液密に
区画する弱シール部を設けたので、空気の吸入により、
膨張可能な容積を少なくすることができる。液密に区画
することができるので、空状態部に水蒸気が漏れること
がなく、空気の吸入量を少なくすることができる。ま
た、使用時においては、可撓性容器を加圧することによ
って弱シール部を剥がして、容積を増やすことにより、
可撓性容器の柔軟性を確保することができる。
【0018】上記弱シール部24は、例えば、可撓性容
器の樹脂フィルムに表裏で溶融温度の異なる積層フィル
ムを用い、容器内側に溶融温度の低い樹脂フィルム面を
配置して、弱シール部を形成したい部位のみに内側のフ
ィルムのみ溶着する温度をかけることにより、弱シール
部を作成することができる。また、薬剤に影響がなけれ
ば、接着剤を用いても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る輸液容器は、以上に説明し
た如きものなので、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0020】可撓性容器をクリップにて強制的に保持す
ることにより、空気の吸入により、膨張可能な容積を少
なくすることができる。また、液収納部と、空状態部と
に区画し、上記液収納部と上記空状態部の間にクリップ
を設けたので、溶解液がより狭い容積に密閉され、空気
の吸入可能な容積をより削減できる。
【0021】さらに、液収納部と、空状態部とに区画
し、クリップによって、この空状態部のほとんどを挟持
する構成としたことにより、空気の吸入により、膨張可
能な容積を少なくすることができる。さらに、連通具の
後端部をクリップに作成した連通具固定部によって固定
する構造としているので、使用時以外に誤って連通具を
薬剤容器側へ移動させ、連通してしまう事故を防ぐこと
ができる。
【0022】弱シール部により、液収納部と空状態部を
液密に区画する構造としたので、空気の吸入により、膨
張可能な容積をさらに少なくすることができるなどの効
果が有る。よって、以上の効果により、安価で、かつ確
実に、長期にわたって、連通具を操作するのに十分な柔
軟性を確保できる輸液容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る輸液容器の第1実施例の正面図で
ある。
【図2】本発明に係る輸液容器の第1実施例の側面図で
ある。
【図3】本発明に係る輸液容器の第1実施例に用いるク
リップである。
【図4】本発明に係る輸液容器の第2実施例の正面図で
ある。
【図5】本発明に係る輸液容器の第2実施例の側面図で
ある。
【図6】本発明に係る輸液容器の第2実施例に用いるク
リップである。
【図7】本発明に係る輸液容器の第3実施例の正面図で
ある。
【図8】本発明に係る輸液容器の第3実施例の側面図で
ある。
【図9】従来の輸液容器の部分断面図である。
【図10】従来の輸液容器の側面図である。
【図11】輸液容器の操作状況図である。
【符号の説明】
1,10,20,23 輸液容器 2,11 可撓性容器 3,12 薬剤容器 4,13 溶解液 5,14 連通具 6 供給口部 7 バイアル瓶 8,16 連結口部 17,21 クリップ 22 窓部 24 弱シール部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に口元部を有し、この口元部に栓体
    および係合部を設け、内部に粉末または固形の薬剤を直
    接収納し、あるいはバイアル瓶を介して間接に収納した
    薬剤容器と、 下方に供給口部を有し、上方に連結口部を有し、内部に
    溶解液または希釈液を液密に収納した可撓性容器部とを
    備え、 上記連結口部は、係合部および内部に摺動可能な連通部
    を有し、上記薬剤容器の口元部に設けた係合部と上記可
    撓性容器部の連結口部に設けた係合部とを合体して上記
    薬剤容器と上記可撓性容器を一体化した輸液容器におい
    て、 上記可撓性容器部の容積を減ずるための強制保持手段を
    備え、 用時において、この強制保持手段を解除したのち、外部
    から上記連結口部の連通具を薬剤容器側に移動させて、
    上記薬剤容器の内部と上記可撓性容器の内部とを連通さ
    せることを特徴とする輸液容器。
  2. 【請求項2】 上記可撓性容器部は、上記連結口部側を
    空状態とした空状態部と、上記供給口部側に溶解液また
    は希釈液を集めて収納した液収納部とを備え、上記強制
    保持手段は、上記空状態部の少なくとも一部分を強制的
    に保持することを特徴とする請求項1に記載の輸液容
    器。
  3. 【請求項3】 上記強制保持手段は、クリップであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の輸液容器。
  4. 【請求項4】 上記強制保持手段は、弱シールであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の輸液容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101631551B1 (ko) * 2016-03-10 2016-06-21 주식회사 대웅제약 일체형 주사 키트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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